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 ツバサ教。  若い頃にインドで活動をしていた教祖が立ち上げた新興宗教である。  二十年という短い歴史しか存在しないが、全国に拠点を構え、少ないながらも熱烈な信徒が存在する、国からも警戒されている組織であった。  その実情は、天才的な詐術の持ち主である教祖が立ち上げた搾取組織である。  素質を見抜く目に秀でた教祖はカルト宗教にのめり込む素質のある人間を見分ける事ができ、その素質のある人物だけを選別して『修行』を施すのである。 『修行』とは称されているもの、実際に行われていることは洗脳活動としか称せないことである。  この洗脳活動によって教祖は自身の都合のいい教えを刷り込んでいる。 『修行』は苛烈なものであり、過剰な運動によって体を疲弊させ、その中で自身を否定するような言葉を自分自身で口にさせる。  睡眠中にも修行は続いており、天井が1メートルしかないカプセル上の部屋で、硬い床の上に一枚のタオルを羽織った状態でのみ眠ることが許される。  また、その際に昼の修行中に録音された自身を否定する自身の声を聞き続けなければいけない。  その過酷な修業の中でも、教祖がもっとも重油な修行と語るものは食事の際の作法である。  わずか10センチほどの長さしかない紐をつけられた首輪を身に着け、その紐を床に結び付けられて、強制的に四つん這いにされた食事を取らされる。  これは尊厳に固められた人間である前に一匹の獣である自覚を持つために必要なことだと教祖は語る。  修行中の信徒たちは満足に顔を上げられない状態で四つん這いとなり、犬のように皿に盛り付けられた質素な食事を摂るのであった。  これは見た目が劣っている教祖の歪んだ性癖とでも呼ぶべきものであり、自身よりも見目に優れた存在が蹲っている姿に、教祖は例えようのない興奮を覚えるのだった。  『プロデューサー』と呼ばれている男性は教祖にとっては理想的な存在だった。  彼は無自覚に『カルト宗教にのめり込みやすい人材』を見抜く、オカルトじみた才能を持っており、同時に自分もまた『カルト宗教にのめり込みやすい人材』だったからだ。  おまけに顔立ちも整っており身長も高い上に誠実であるという、モテる男の代表のような存在だった。  彼は教祖に美少女信徒を提供しながら、同時にその美少女たちとのセックスを見せつけることで優越感を産んでくれる代えがたい存在だ。  桑山千雪とは恋人同士と知ったとき、教祖は口八丁手八丁という巧みさで、千雪に自身の子供を産ませる了承をとった。  本来ならば殴り殺されるべき提案だと言うのに、すっかりツバサ教の教えに染まって洗脳されたプロデューサーと千雪は泣いて感謝をするのだった。  系列企業として様々な会社も経営しており、その中にタレントプロダクションの『283プロ』も経営している。  そこで信徒をアイドルとしてデビューさせて、その活躍を見ながらそのアイドル信徒を抱くのが今の教祖の趣味であった。   また有栖川の会社とも提携事業を行っており、ツバサ教はどんどんと巨大となっていく。  ツバサ教には『喜び組』というものがあり、これは女性が教祖の放つ『聖液』を受け止めるためのものである。  教祖は性欲というものを完璧にコントロールできるとされており、本来ならば射精は必要としないのだが、教祖の高まった霊格から放たれる精液ならぬ『聖液』は非常に神聖なものであり、それを保管する必要がある。  これを保管したコンドーム置き場もあるほどであり、それを下賜することを許された女性信徒は涙を流しながら伏して感謝し、コンドームに溜まった『聖液』を飲み込むのだった。  また、二世信徒である八宮めぐるや有栖川夏葉の実母は元・『喜び組』であり、父とのセックスよりも教祖とのセックスのほうが多いという。  二人と教祖との間に血縁はないが、二人の早熟で淫猥な体つきは幼い頃から『喜び組候補生』として教祖の性的な行為を受けた結果だろう。  現在の『喜び組』のメンバーは櫻木真乃、風野灯織、八宮めぐる、月岡恋鐘、田中摩美々、白瀬咲耶、三峰結華、幽谷霧子、小宮果穂、園田智代子、西城樹里、杜野凛世、有栖川夏葉、桑山千雪、大崎甘奈、大崎甜花の16人である。  これにプロデューサーが選別した黛冬優子、芹沢あさひ、和泉愛依の3人も近いうちに加わるとされている。

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