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 ここは『ハーレム学園』。設立者は『学園都市』の『エリアマスター』であるBBであり、男女共学の高校である。校風は『偉大なおちんぽ様に相応しい人間へ』である。それを目的に文武両道に秀でた人材を育成するためのカリキュラムが組まれている────というと、少し堅苦しいが、実際のところは自由でのびのびとした学校である。  この学園都市には俗に言う『ヤンキー』と呼ばれるような生徒が多く通っている風紀の悪い工業高校や、一見すると普通の高校だが特殊な異能を持った生徒が通っているBBとは別の設立者が存在する私立高校、そして、上流階級のやんごとなき美少女たちが通うお嬢様高校なども存在するが、ハーレム学園はその中のまさに『一般的』とでも呼ぶべき高校だ。 「だからここはチュートリアルにはとてもピッタリなんですよ♥」  BBはあなたの腕にしなだれかかって廊下を歩きながら、学園の説明を行ってくる。その説明を聞いただけで、あなた、この学園に通う『キモオ』はチンポがビキビキに勃起していく。チュートリアルで一般的、そして、通う生徒は──── 「BBちゃんには本当感謝しないと♥ キモっちがうちの学校に通うように手配してくれたんだもんね♥」 「ええ、本当に♥ 僥倖というものはまさしくこのことだわ♥ ふふ、浮かれた表現になるけれど……これからの学園生活はまさしく薔薇色ね♥」  この雪ノ下雪乃や由比ヶ浜結衣のように、女子生徒ならば全てが美少女で自分に対して無限の好意を抱いているのだ。雪乃が『薔薇色の学園生活』と口にしたが、それはあなたの台詞だ。BBの言葉や今までのことを考えるならば、恐らく、それこそ『何をしてもうまくいく』という状況だろう。 「ええっと、今は放課後ですので、学園の施設のご案内をしますね」  教師である山田真耶もあなたにメロメロの状態なのだ。噴飯ものの都合のいいハーレム、ハーレム学園とはよく言ったものである。 「まずは、今歩いているここが一般教育B棟になります。ハーレム学園は全学年をあわせて七百人を越えまして、一般教育棟はA棟とB棟があります。A棟は二年生と三年生のクラスが、B棟にあるのは一年生のクラスと図書室と保健室、そして、職員室になります。  まずは、図書室に向かいますね」  真耶が先導し、その右腕にBBを侍らせ、雪乃と結衣の美少女コンビと楽しく会話をしながら歩いていく。当然、目立つ。すれ違った生徒たちのざわつきが聞こえてくる。だが、それはあなたが複数の美少女・美女と昼間から学び舎ではしたなくいちゃついていることに対する嫌悪などではなかった。  むしろ、その逆だ。 「ね、ねえ……あの男子、誰……♥」 「見たことないよ、あんなかっこい男子……♥ えっ、転校生なのかな……♥」 「うぉ……ゆ、雪ノ下がめっちゃ笑ってる……! くっそ、敗北感やべえ……!」 「いや、しょうがねえよ……雪ノ下と由比ヶ浜が夢中になるのもわかるっていうか、なんか、オーラがあるぜ……」  女子生徒はあなたとすれ違っただけでポッと頬を染めて、男子生徒は憧れの美少女である雪ノ下雪乃と由比ヶ浜結衣があなたに媚びを売っていても敗北感を覚えつつも『あなたみたいな凄そうな男が相手ならば仕方ない』と納得して引き下がってしまう。  ここはそういう学園なのだ。そして、そんなざわつきを耳にする度に、あなたは優越感で満たされていく。 「それではここが図書館になります。蔵書量はそこそこだという自認がありますよ。それから、もちろん静かに、ですよ」  真耶が図書館の前にたどり着き、そのスライド式のドアを開いていくと、図書館の内部が見える。そこには複数人の生徒がノートと参考書を開いて勉強をしていたり、あるいは図書室内の本を読んでいたり、ただぼうっと呆けていたり、各々が自由な時間を過ごしていた。 「あっ、山田先生に……BB、さん?」  その中で、一人の女子生徒が立ち上がり、ペコリ、と真耶へと丁寧なお辞儀をする。図書委員として司書のような仕事をしている女子生徒である。 「どうされましたか?」 「こんにちは、羽川さん。ごめんなさい、今日は明日から転入してくる転校生に校内を案内して回っているの」 「そうなんですか……っ♥」  図書委員の美少女は『羽川翼』、『化物語』のヒロインの一人である。羽川は突如現れた真耶と、なによりもめったに顔を見せないBBに怪訝な表情をしていたが、真耶の説明を受けて納得したように頷いた。そして、奥に居たあなたへと視線を合わせる。すると、眼鏡の奥にある瞳が途端に蕩けだし、三編みでまとめているためによく見える耳まで真っ赤になるほど顔を紅潮させだした。その顔を見る度に、あなたは思うのだ。  何度見てもたまらない、美少女があなたに一目惚れしてしまった瞬間は。 「え、えっと、はじめまして。図書委員の羽川翼、三年です」 「羽川先輩は何でも知っているわ。私も図書室に訪れる時は度々お世話になっているの」 「大げさね、雪ノ下さん。『なんでも』は知らない、知ってることだけよ」  雪乃とは顔見知りのようで、雪乃も珍しく柔らかい表情で羽川と語り合う。羽川も親しげに雪乃と会話をするが、その度にチラチラとこちらの様子を伺ってくる。文学少女と言わんばかりの様相に、さらに結衣に勝るとも劣らない巨乳。たまらない雌だ。 「今回は転校生のキモオくんへの案内だけだから、ここで失礼しますね」 「あっ……そ、そう、ですか……」  真耶が挨拶もそこそこに立ち去ることを告げると、羽川は見るからに残念そうに肩を落とした。なんと愛らしいのだろうか。ちらちらと名残惜しそうにあなたに視線をやるそんな羽川の様子に、あなたはついに我慢ができなくなった。 「それじゃ、その、キモオくん? 転入してきた後も、なにか用があったら遠慮、なく────!?」  羽川が笑顔を取り繕って挨拶をしようとする瞬間、あなたはぐっと前に出て、羽川の細い首を掴み、目の前に引き寄せて、その真っ赤な唇を奪った。羽川の眼鏡の奥の瞳が動揺に揺れる、なにが起こったのかわかっていない様子だ。 「んんっ、ちゅぅ、ちゅるるっ、ちゅぅ……♥」  だが、雌である羽川はあなたがねじ込んだ舌を優しく受け入れ、舌と舌を絡め合う。このオチンポアイランドに住む美少女キャラクターが持つ本能のような動きだった。 「ちゅぅぅ、れろぉ、ちゅ、ちゅ、ちゅぅぅっ……♥ ちゅっ、れろれろぉ……♥」  顔を真赤にさせてあなたと激しいキスを交わす羽川。それを見て雪乃も結衣も真耶も興奮したように腰を揺らす。いや、その三人だけではない。本来ならば止めるべき図書館を利用していた生徒たちも目を見開いて、興奮を顕にしてその光景を眺めるだけだった。 「んんちゅうぅぅぅ……ちゅぅぅ……ちゅるっ♥」  羽川の柔らかな舌をあなたは味わい尽くす。羽川翼と言えば美貌と知性と、そして優しさを兼ね備えた、美少女としての理想像の一つだ。そんな羽川が突然として唇を奪われたというのに、抗うこともせずに従順に受け入れ、さらに舌を率先して絡ませてきているのだ。その優越感と来たら、例えようのないものだった。 「んんっ♥ ふぅ………んじゅっ♥ ちゅぅ、れろぉ、ちゅぅぅぅぅ……♥」  胸とお尻にたっぷりと媚肉を蓄えた、しかし、腰回りはきゅっとくびれた体。あなたは男ならば誰もが夢見るその胸と尻に手を伸ばす。当然、羽川は抗うことはしない。それどころか、理知的な瞳がとろりと蕩けだし、なにかを訴えるようにあなたへと熱を帯びた視線を向ける。羽川翼はあなたの女なのだと、これ以上ないほどに訴えかけてきている。 「んっ、んんぅ……ふぅ、ぷはぁ♥」  そして、長いキスが終わる。  あなたは尋ねる。  ファーストキスか、と。 「……は、はい♥ キスなんて、したことなくて……♥」  どうだった、と畳み掛ける。 「す、すごく、ドキドキして……♥ あの、ひょっとして、キモオくんは……『本物の男性』、なの、かな……?」  羽川はその問いかけに素直に答え、そして、BBが同行している上に優れた魅力を持つキモオの正体に勘付き、一つの問いを投げかけた。あなたはニヤリとだけ笑い、すっと背中を見せた。あからさまなまでの『かっこつけしい』、わざとらしい挙動である。だが、そんなチンケなあなたの行動に、羽川の心臓は胸を破らんばかりに高鳴った。 (か、か、か……かっこいい~~~~~♥♥♥♥♥♥♥♥)  立ち去っていくキモオの背中を眺めて、恋心をギュンギュンと高鳴らせていく。もはや、羽川翼という美少女はキモオの恋の奴隷であった。そして、それは羽川翼だけではない。この図書館にいた『神のみぞ知るセカイ』の『汐宮栞』や『ひだまりスケッチ』の『紗英』、『いちご100%』の『東城綾』や『さくら荘のペットな彼女』の『長谷栞奈』などの少女たちは、強引な俺様キスを見てキュンキュンと胸とマンコを高鳴らせてしまっている。この一連のやり取りだけで、キモオのハーレムはさらに拡大してしまったのだ  ■ 「次は、柔・剣道場です。右の少し小さいほうが柔道場で、左の大きいほうが剣道場。うちの剣道部はものすごく強いので、その分、施設もすごく広いんですよ」 「今は柔道部と剣道部が練習をしているわ」 「えっ、入るの、キモっち? その、結構クサイと思うよ?」  次に案内をされたのは柔・剣道場である。真耶の説明の通りに二つの建物が併設されており、うち一方の剣道場は柔道場の1.5倍はありそうな大きなものであった。そこであなたは、『剣道場へ入りたい』と提案をした。これに対して結衣が少し顔をしかめる。柔道部や剣道部になにか思うところがあるというわけではなく、単純に臭いがきついからだ。  だが、あなたの好きなキャラ属性の一つに『剣士系ポニーテール美少女』がある。剣道部といえばその属性の所属するところ。あなたは少し不満げな結衣の肩を抱いて興奮をしながら剣道場へと足を踏み入れる。 「打ち込み始め!」 『ハイッ!』  扉を開くと、ものすごい活気が溢れ出した。中にいる部員は、男女を合わせておおよそ三十人。強豪部としては少なめである人数だが、それはその練習がとにかくハードであり、また入部の時点である程度の篩をかけているからだ。剣道部の顧問でありコーチである『IS』の『織斑千冬』の自他共に認める厳しい指導方針の現れであった。 「織斑先生、失礼します」 「むっ、山田先生か……どうした、手を止めるな!」  織斑千冬は普段ならばピリピリとした空気が原因で部外者は近づかない剣道場への突然の来訪者である山田真耶を先頭とした集団に驚きを見せるが、部員には厳しく叱責する。それは前時代的と言ってしまえばそれまでだが、しかし、千冬の厳しい指導は『名門剣道部』という結果に現れているのも事実であった。 「BBも、一体なんなんだ?」 「鈍いですね~、織斑先生~♥」  滅多に姿を見せない、しかし、姿を現せば面倒事しか持ってこない『エリアマスター』を見て、千冬は露骨に顔を顰めた。、BBはそんな千冬を嘲笑をする。その嘲笑はBBにとっては常の物ではあるが、だからといって千冬としては面白いわけがない。千冬はBBへと言い返そうとするが、その時、最後方に居た男子生徒、つまりあなたの存在に気づいた。 「なっ……そ、そこの男子は……!?」  指導下にある部員や後輩教員である山田には堂々と、悪く言えば偉そうに振る舞っていた千冬だが、あなたを見て表情を一変させた。頬を紅潮させ、瞳をうるませ、ニヤつきそうになる口元を抑えている。  一言で言えば、恋する乙女の表情だ。そして、その変化は千冬だけではない。 「見たことない顔だけど、転校生か……♥」 「にゅ、入部希望なのかな……♥」 「えぇ~、男子剣道部に入ってくれるのかな……♥」  いつしか部員たちの動きは止まり、ざわつきが道場を支配する。本来ならば、先程のように叱責をするべき千冬もまたあなたに目を奪われて部員たちに声をかけることもない。心身を鍛えるという名目で武道を修めている少女たちが、ただ自分の存在だけで心を乱されている。気分がいいとはまさしくこのことであった。 「ふふ、織斑先生ほどのお人ならわかるんじゃないですか♥ これほどの圧倒的な『雄』のオーラを出してる先輩が……いったい、何者なのかっ♥」 「……ごくりっ♥」  ただあなたは立っているだけなのに、織斑千冬は思わず生唾を飲んでしまう。明らかになにかに呑まれている。それはこの世界のルール。そう、『雌はあなたには敵わない』という物理法則よりも上に来る絶対のルールだ。それを理解しつつあるからこそ、あなたはBBに対して呟いた。  『織斑千冬先生という人はとても強そうな人だね』、と。 「ええ~、先輩がそれを言ってしまいますか~♥ 織斑先生はこのオチンポアイランドでは、それはそれは有名な剣士さんですけどぉ……でも先輩には敵いませんよ♥」 「むっ……!」  あなたの意図を読み取ったBBは、千冬へと侮蔑に似た言葉を投げつける。それに対して千冬はカチンと表情を固まらせる。 「撤回しろ、BB。確かに彼はかなりの腕前、底知れないなにかを感じるが、私にもプライドというものがある。立ち会ってみなければわからんぞ」 「先輩~♥ あんなこと言ってますよ~♥ ちょっと生意気じゃないですかぁ♥」 「……君、よければ着替えるんだ。転校生の君には悪いが、素敵な男子である君の魅力でBBは少し熱に浮かされているようだ。その思い上がりを直したい、協力をしなさい」 「ああ、それはいいですね♥」  有無を言わせぬ口調だったが、BBはどこ吹く風と言わんばかりにニヤニヤと笑うばかりであった。そんなBBの様子にいらだちを覚えた千冬は、あなたへと話しかけてくる。BBとの会話であなたも剣の腕前に自信があるものだと見当をつけたのだろう。それに対してBBも乗り気のようであった。 「キ、キモオくん。あまり無理はしないでくださいね?」  一方で真耶はキモオを心配するように声をかける。学生時代からの先輩であり、プライベートでも交友の深い織斑千冬の腕前をよく知っているための言葉であった。BBのあなたの『絶対』を信頼するイタズラっぽい笑いも、真耶のあなたを思いやる優しい言葉も、どれもがあなたを気持ちよくする。ここにはあなたを傷つけるものなどないのだと教えてくれるからだ。  あなたは前に進む。 「うむ、良い顔つきだ」  それを見て千冬は満足気に頷いた。そして、竹刀を差し出してくる。これを持てと言っているのだろう。 「さあ、構えるん────」  だが、あなたは差し出された竹刀を手に取ることはしない。無言でズボンと下着を脱ぐだけであった。 「…………………な、な、なななっ!? な、なにをしているっ!?」  千冬の叫びと、女子剣道部員たちの悲鳴が響き渡る。だが、そこに嫌悪の色は一切として存在しなかった。両手で顔を覆っている女子剣道部員たちも、よく見ればチラチラと指の隙間からあなたの下半身をガン見している始末だ。 「君! 何を考えている!? いったいなんのつも、り、だ……?」  そして、動揺する千冬に向かって、あなたはチンポを右手で握り、左手を腰に据えてゆっくりと進み出す。しかも、そのチンポを握った右手は上下にシコシコと動かしている。つまり、オナニーをしながら千冬に迫っているのだ。 「ごくりっ……♥」  じりじり、と。  気圧されるように千冬は後ろへと下がっていく。あなたが前に進み、千冬は後ろへと下がる。その繰り返しのために二人の距離は一向に縮まることはなかった。 「はぁ……はぁ……♥」  千冬の目はすでにあなたのチンポに釘付けだった。ただただ、オナニーをしているだけなのに、千冬はあなたに手も足も出ないのだ。 「あ、ああっ……♥」  ついには竹刀を取り落し、道場の壁に背をつき、ゆっくりと腰を下ろしていく。  決着である。  これを見て、どちらが勝者なのか、どちらが敗者なのかと問うことも馬鹿らしい。あなたのチンポがオナニーをしているだけで、千冬はなすすべもなく敗退してしまったのだ。 「きゃぁ~♥ 先輩かっこよすぎですぅ~♥ オナニーだけで織斑先生を尻もちつかせちゃう男の人なんて、先輩以外にはいませんよ~♥」 「ええ♥ とてもかっこいいわ、キモオくん♥ 自慰は読んで字のごとく『自らを慰める』ものなら、あなたのそれはもはや自慰とは呼べないわね♥ だって、あなたの自慰を見ているだけなのに、あなたがかっこよすぎて幸せな気持ちで満たされていくもの♥」 「うんうん、キモっち、すっごいかっこいいよ♥ 先生が持ってる竹刀よりもキモっちのオチンポ剣のほうが何倍も強そうだもん♥」 「織斑先生のこんな姿、初めて見ました……やっぱりキモオくんはただの男子生徒ではありませんね♥」 「あっ……ぅ、ぅぅ……♥」  その姿を見て、ここぞとばかりにあなたの取り巻きと化した四人の美少女がきゃあきゃあと黄色い歓声をあげる。そして、竹刀を取りこぼして座り込んでしまった千冬は呻くことしかできず、ただあなたを見上げていた。その声を聞いているだけで全能感を覚え、その光景を見ているだけで優越感が性的な快楽をも倍増させる。あなたは、うっ、と短く呻いた後、そのチンポから射精をした。  どびゅううううるぅうるっるうっ!!! 「あっ、えっ、んひぃ、んんんっっ♥♥♥♥♥」  凄まじい射精だった。尻もちをついてチンポとあなたを見上げている千冬に向かって行うオナニー射精。その勢いを持ったまま千冬の怜悧な美貌へと襲いかかり、千冬は一瞬だけ何が起こったのかわからないように戸惑い、しかし、すぐにその意味を理解する。 (ザ、ザーメンっ♥ 本物のザーメンだっ♥ 習っていた、うっすい水のようなザーメンじゃないっ♥ 頬にベタベタと粘りつく、ドロッドロの固形ザーメンっ♥  イ……イク♥ イク、イクゥゥゥゥゥゥ♥♥♥♥♥)  その射精の意味を、すなわちあなたが『本物の男性』であることを千冬は理解をし、アクメに達した。ビクンビクンと体を震わせて、顔を恍惚としたものに染める。あなたはそれを見て満足し、チラリと横目で女子剣道部員たちに目をやる。その中心にいる大人びた美少女には見覚えがあった。濡れ羽色の長髪に涼し気な目元に竹刀がよく似合う美少女、『学園黙示録 HIGH SCHOOL OF THE DEAD』に登場する『毒島冴子』だ。あなたは、冴子へと短く命令をした。  床が汚れている、掃除をしろ、と。 「えっ、あっ……あ、ああ、わかった……♥」  冴子はぼんやりとした表情のまま、ゆっくりと頷いてあなたと千冬のそばへと寄ってくる。そして、あなたの足元に跪くように這いつくばり。 「んんっ……ちゅるるっ……れろっ……ぺろ、ぺろぉ……♥」  地面に落ちたザーメンを舌で舐め取り始めたではないか。しかも、時折腰が震えている。ザーメンを飲むだけで感じているのだ。なんとも都合のいい女である。愛撫のような面倒な前戯を行わなくても、直前に犯していた女にかかった精液を舐め取らせるだけでマンコをジュクジュクに濡らして受け入れ体制を整えるのだから。 「あ、あの……わ、私も、掃除をさせてもらっていいかな……♥」 「わ、私も♥」  そんな冴子の姿を見て、他の女子剣道部員たちもこぞって駆け寄ってくる。あなたが横柄に『好きにしてください』とつぶやくと、犬のように身をかがめて、あなたが零したザーメンを舐め取っていく。異常な光景であった。 「ふふ、こーんなこと日常茶飯事なんですよ、先輩♥」  異常な光景だが、BBはそれが普通のことだと言う。  これが普通なのだ。  それは、なんて、なんて。  なんて、気持ちいいんだろうか。  ■ 「ここは保健室ですね。体調が悪くなったらすぐにここを訪れてくださいね。常駐している保険医の『御門涼子』先生は凄腕の万能医なので、どんな怪我や病気でも直してくれますよ」  続いて案内された場所は保健室であった。  ここの主は『ToLOVEる』の『御門涼子』だという。あの大人の色気たっぷりの保険医がいると思うと、二度も射精しているというのにさらにチンポが強く勃起していく。 「では、失礼しますね~♥ 御門先生、いらっしゃいますか~♥」  BBががらがらと保健室の扉を開くと、その先には驚くべき光景が広がっていた。 「あら、BBに……ふふ、そういうことなのね」  そこにいた美女、その人こそが御門涼子である。少し微笑むだけで妙に色っぽく、それは今までの美少女キャラクターたちが持たない色気を持っていた。だが、御門がそういう『大人の女性』であることはわかっていたこと。あなたが驚いたのは、その保健室の内装である。  扉を開いた正面はオーソドックスな、保険医用のデスクと回転椅子が二つあり、壁に沿ってクスリや包帯などを備えた収納棚がある。だが、逆方向を見れば、異常なまでに広い空間に大きなベッドが一台置かれていた。  明らかに、『そういう意図』で使われるような、円形のベッドだ。見るからに柔らかそうで、数人は一度に乗れそうなほどに大きなベッドである。いくらするのか、貧乏暮らしを送ってきたあなたには想像もできない。  一方で、そのベッドに追いやられるように、広い保健室の端におざなりに二つほどベッドが並んでいる、それは通常の病人やけが人を休ませるためのものだろう、どこか安っぽさがある。ここの本質はラブホテルなのだと、あなたは直感的に理解をした。 「ようこそ、ハーレム学園へ。見たところ、あなたが『本物の男性』、『本物のおチンポ様』を持つ『私達の御主人様』なのかしら?」  御門先生は、すぐにあなたが『別格の存在』だと気づいたようであった。しかし、今までの美少女たちとは異なり、クスクスと妖艶な笑みを浮かべながら余裕たっぷりに椅子に腰掛ける。そして、その長くも肉付きの良い脚を見せつけるように組み替える。そのタイトなミニスカートの奥が見えるのでは、と男ならば目を凝らしてしまうほどの魅力的な所作だった。 「ふふ♥ さすがですねー、御門先生は♥ キモオ先輩の魅力を前にしても発情せずに大人の余裕を見せつけちゃって♥ 先輩、わかりますかっ♥  ここが『今日のゴール』です♥  まず先輩は雪ノ下さんや由比ヶ浜さんとキスをして♥ 次に山田先生と私を含めて手コキで射精をして♥ そして、校内を回っていろんなチョロインにガチ恋視線を向けられる優越感を味わってきましたね♥」  思い返す。  まさしく最高の一日だった。  だが、まだ足りない。 「ですけどぉ……ここで終わったら単なる小学生のお遊びですよ♥ ここからがクライマックス、メインディッシュ、大舞台♥ 先輩……最高の女性を用意したんですよ♥ 大人の色気たっぷりで、優しくて、実は風俗にも行ったことのない正真正銘の童貞な先輩を導いてくれる、御門涼子先生です♥  さあ、先輩♥ 今からこの人と────」  ────童貞卒業セックス、しちゃいましょ♥  BBはそう言った。  悪戯心に満ちた、しかし、あなたへの媚びに満ちた言葉だった。その言葉を聞いて、御門先生もまた微笑む。 「とても光栄なことだわ。あなたのような素晴らしい男性の初めての相手になれるなんて。さあ、一緒にベッドに行きましょう?」  そう言って、御門先生が手を差し伸べてくる。白魚のようなうつくしい指。あなたはその手を取り。 「……え?」  払い除けた。  そして、ペッと御門先生の美しい手へと唾を吐きかける。 「せ、先輩?」  これにはさすがのBBも予想外だったのか、面白いほどに動揺をする。そんなBBを無視し、あなたはズボンと下着を脱ぎはじめる。猛々しい勃起チンポを晒しながら、その二度も射精して、拭いもしていなかったチンポを包んでいた下着を手に持ち。 「なっ、ふぐぅぁ!? ふぅ、うぅんっ♥」  御門涼子の口内へとねじ込んだのだ。そして、BBへと向き直る。 「え、えっ……? この女はいい女だけど、ムカつく……? 余裕たっぷりで俺を馬鹿にしてる……? こんな風にパンツを食わされただけでアクメをキメるバカ雌の分際で生意気だ……?  す、すみません、先輩っ! 私のミスですっ、こ、こういうバカ雌を『わからせる』のはきっと先輩も好きだと思って……! み、御門先生! ほら! あ、あなたも謝ってください!」 「ふごっ♥ ふぅ、じゅるるっ♥ はぁ♥ ん、んまぁ♥ キモオくんのオチンポ臭が染み込んだおパンツ、最高ぉ♥ 何度もアクメキメれちゃうっ♥」  BBはあなたの気分を害したことに顔を青白くさせ、体を震わせながら思い切り頭を下げて謝罪をする。そして、御門先生にも同じことをさせようと声をかけるが、さきほどまでの余裕はどこへやら、最高の男性のパンツを手に入れたことに喜び勇み、じゅるじゅると必死にそのパンツに染み込んだ体液を吸い出している始末だ。あなたは先程までの余裕たっぷりな女が晒す無様が面白く、より無様にしてやろうと御門の麗しい顔にチンポをこすりつけ始める。 「んんっ♥ しゅごっ♥ おチンポ様の臭いがビンビン感じるわっ♥ もっと♥ もっとこすりつけて♥ 私の顔からあなたのオチンポの臭いが取れなくなるぐらいいっぱいこすりつけて♥ 私の顔を、キモオくん専用のオチンポタオルにしてほしいのっ♥」  御門先生の赤々とした唇に、高い鼻に、やわらかな頬に、長いまつげに、あなたはチンポをこすりつける。チンポによって御門先生の美貌が歪んでいくのが楽しくてしょうがなかった。御門涼子という、それこそその体に触れるためならば全財産を投げ打つことを厭わない男が多くいるほどの極上の美女を、あなただけがチンポをこすりつける玩具に出来るのだ。  それであなたは十分に満足し、BBに向かって宣言をした。 「え、えっ……せ、先輩、そ、それ……本当、ですか……?」  ────お前に『わからせセックス』をしてやる、と。

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