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「ふむふむ、なるほどぉ。テレビ局を起点とした微小特異点とは。

 そんなの、グレートデビルなメディアクイーンのBBちゃんの独壇場じゃないですか♡」


 数時間前に吐いたその言葉を今更後悔したところで、全てはとっくに遅すぎた。

 BBは羞恥と焦燥に駆られながら拘束の内側で身をよじり、現状からなんとか逃れようとするしかない。



 カルデアが検知した、とある微少特異点。

 年代は1990年代末、場所は日本の首都である東京都に存在するテレビ局。


 いやにはっきりと検知された特異点は、しかし検知の正確さに反比例してあまりに脆弱であり、自壊の見込みが高い。

 だからこそカルデアは藤丸やマシュへの負担も考慮し、その特異点を放置することを決定した。


 だがそこで、状況は冒頭の一言に至る。


 自称通りの“小悪魔”であり、カルデアきってのトラブルメーカー。

 BBを名乗る違法と無法の化身たる少女の介入によって、場は一気にヒリつきを増した。


「どうでしょう?この一件、私に任せてはみませんか?」


 本来ならば、このような申し出は断って然るべきだ。その場にいる全員が、言葉にするまでもなくそんな意識を共有する。

 エミヤやアルトリアのような善性の生真面目なサーヴァントであればともかく、BBというトラブルメーカーの甘言に乗ってしまえば、それこそ取り返しがつかない事態になりかねない。


 とはいえ、カルデアとして“微少特異点を放置する”という行為が外聞的によろしくないことだって事実である。

 人理を巡る戦いは間違いなく終わりに近づいていて、だからこそ組織の運営を担う上層部は、その先のことについても考えておかねばならない。


「……本当に大丈夫なのかね?」


「そちらこそ、そんな消極策で大丈夫なつもりですか?

 “人理継続保障機関”が人理の危機である特異点を放置するとか、何も知らないお偉方からすると相当な付け入る隙になると思うんですが♡」


 ゴルドルフの探るような言葉に、BBはあくまで強気に返す。

 リスクとリターンの勘所。BBは当然にそれを理解していて、指摘した泣き所をカルデア首脳部が無視できないことをBBは理解していた。


 そして最終的に、その場はBBの望む形で収まった。

 微少特異点へのBBの派遣。藤丸やマシュへの負担を考慮して、彼らには作戦を伝えず、BBが単独で特異点の探索と解消を請け負う。


(ふふふ……計画通り♡

 テレビ局を起点とした特異点なんて、上手く使えば面白くできそうですし)


 可憐な顔立ちを愉快犯の色に歪め、BBは心中でほくそ笑んだ。

 カルデアにもトラブルメーカーが増えた現状、認めたくはないがBBの驚異は薄らいでいて、故にここらで少し“わからせて”やらねばならない。

 今回のBBの行動原理はつまるところその程度のもので、結局はどこまでも“彼女らしい”軽薄で軽率な悪意に満ちていた。


「ではでは、早速ですが行ってきますね~♡

 吉報をお待ちしていてください━━愚かで怠慢な人類の皆さん♡」


「ちょ、ちょっと待ちなさい!まだ通信処理だとか━━」


 ゴルドルフの言葉など当然聞き入れるわけもない。

 BBは自らの能力で強制的なレイシフトを行い、カルデアからの監視もない完全に自由な状態で、観測された微少特異点へと姿を消した。


「……行かせてしまって良かったのかい?」


「彼女には残酷なことだがね。特段の問題はないだろうさ。

 ムーンキャンサー・BBの霊基は既に記録済みだ。レイシフト以前の彼女を再召喚するには問題ない以上、無理にレイシフトを止める必要はないよ」


 ゴルドルフを筆頭に、多くの職員が悲鳴を上げて計器へ向き合い出す。

 だがそんな中でも、カルデアの文字通りの中核ーーレオナルド・ダ・ヴィンチとシャーロック・ホームズがそんなやり取りを交わした。


 藤丸やマシュに向けるものとは違う、ある種の冷酷さを帯びた態度。

 BBという少女への憐憫にも似た態度は、しかしなんの意味を帯びることもなく、ただ周囲の喧騒に呑み込まれていくだけだった。



「さぁ、本日の挑戦者はなんと飛び入り!!

 謎の美少女BBちゃんが、本番組でも最も過酷な企画に挑むぞ!!」


「く、ぅ、ちょっと、待ちなさい!何を勝手な……!

 聞いてない!こんなことするなんて聞いてないです!!」


 そして場面は、冒頭へと至ることになった。

 カルデアが存在する2017年からすると、ひどく旧式なテレビカメラの群れ。そのレンズの中心となる安っぽいスタジオの中心に、BBは拘束された屈辱的な姿を晒されていた。


 ポップで安っぽい装飾を施された分娩台に、大きく脚を開いて拘束された体勢。

 短いスカートは当然に捲れ上がり、白いレオタードは辛うじて秘部を隠してはいるが、股布は尻の谷間に食い込み、カメラの前に白く華奢な尻肉を晒けだしてしまっている。


「この……っ!は、早く外しなさい!

 こんな18禁企画、BBちゃんは絶対にNGですから!!」


「いやぁ、今日の挑戦者は賑やかですねぇ。

 大きなおっぱいもとっても元気にゆれています!」


 BBが身を捩ると、その哀れましい姿を嘲笑うように、司会者なのだろう軽薄な男が下卑た言葉でBBの羞恥を煽る。

 その言葉に次いでSEのわざとらしい笑い声が響き、自らの屈辱をエンターテイメントとして消費されている事実に、BBは目眩を覚える心地がした。


 テレビ局を起点とした微少特異点は、正しい意味で“異界”だった。

 “視聴率”が全てを支配するメディア世界。それは暴力的な世界ではなく、けれど世界のルールに則ってしまったBBには最悪の地獄でしかない。


「や、やめて、触らないでっ……!

 っ、ふぁ、ぁ、やっ……!だめっ、だめぇっ!」


 身を捩る度にふるふると揺れる、レオタードのピッチリとした布地に包まれた豊満な胸。

 それを無遠慮に揉まれても、BBは抵抗らしい抵抗もできずに、強固な拘束をギシギシと軋ませる以外に何もできない。


 微少特異点のなかでも高い視聴率を誇る、深夜帯の“エロバラエティ”。

 手始めにその放送枠を奪おうと収録に殴り込んだ時点で、この特異点において“一人の視聴者も得たことがない”BBに勝ち目など最初からなかった。


「ん~イイ反応ですねぇ!

 これは皆さんの期待も高まっているのでは?」


 わざとらしい言葉と態度。薄布越しの乳房に食い込む下卑た指の感覚。

 男は道化めいた浅薄な態度で幾度かBBの胸を辱しめ、それから自動でBBにとって最も恥ずかしい姿を捉え続けるカメラへと、慣れた言葉を続ける。


「さて、それでは始めていきましょう!

 “超絶地獄!限界ギリギリイキ我慢ゲ~~~~ム”!!!!」


 割れんばかりの拍手のSEが、ひどく残酷にBBの耳に届く。

 単純すぎるほどに単純な、しかし故にこそ残酷で卑猥な意図が伝わってきてしまう状況に、BBは震え上がってより一層身じろぎを強めてしまう。


「ちょ、え、ぁ、はぁ!?

 な、何を……何を言ってるんですか!?そんなの放送できるわけ」


「ルールは非常に簡単!ゲーム開始から30分間、ただイカないように耐えるだけ!

 まぁ、視聴者の皆様におかれましては説明するまでもないでしょう!何せこの番組の名物企画ですからね!」


 だがどれだけ身じろいでも拘束が緩むことはなく、男がBBに慈悲を示すこともない。

 分娩台にBBの足首を拘束する脚輪や、腕を一纏めに縛る鎖が虚しく音を立て、恐怖に上擦った息が画面越しの視聴者や司会の男の興奮を煽るだけだ。


「━━━━それでは、早速始めていきましょうか!」


 虫の脚のように両手の指を蠢かしながら、男はゆっくりとBBの背後に回り、抱きすくめるようにレオタード越しの乳房を再び掴んで揉みしだいた。

 柔らかくハリがあり、けれどしっとりと吸い付くような乳房の感触は、男の意識をひどく下卑た興奮に染め上げ、画面の向こうの者たちに表情だけで興奮を示させる。


 そしてそれを皮切りにしたように、カラカラと音を立てながらバックヤードから二機のオートマタが姿を現す。

 魔術的ではあるが、本来ならば脅威となり得ない安っぽい機構人形。だがそれはこの特異点においては、“責め役”としてBBよりも余程強大な存在となっている。


「ひっ……?!や、ぇ、それ、なんですか……!?

 ま、待って、待ってください!それっ……!それ、待ってぇっ!!」


 そして何より、オートマタの手に握られた“モノ”がBBの顔を恐怖に染めた。

 凶悪なほどに太く長いディルドと、ぶるぶると小刻みに震える電マを持つ一機。クリトリス用の吸引具と、数本の細針を握ったもう一機。

 それらは安っぽい駆動音を響かせながらBBの左右に位置取り、少女の痴態をカメラの前に晒しながら、ゆっくりと辱しめへと行動を移行させていく。


「や、や、や、やだっ!!やめて、やめてください!!

 こんな、こんなの、放送していい内容じゃないです!!」


「さーて!それじゃあ参りましょう!

 謎の美少女BBちゃんは、果たしてイキ我慢出来るのか!?」


 拘束がわずかに軋む音。悲痛な訴え。低く響く電マの振動音。

 背後から伸ばされた男の指がレオタードの股布を摘まみ上げてずらし、その下に秘されていた無毛のクレバスをカメラの前へとさらけ出させる。


「~~~~~~っっ!!??

 やっ……や、やだっ!!だめ、だめですってばぁっ!!」


 羞恥と屈辱と恐怖に、顔を真っ赤に染めるBB。

 だが辱しめはその程度で終わるわけもなく、オートマタはBBの腹部へと電マを、晒された秘部へと吸引具を近づけていく。

 焦りと動揺で汗ばんだ身体は、薄いレオタードの布地を滑らかな肌にピッタリと吸い付け、揉みし抱かれる胸からは乳首を、腹部からは臍を浮き彫りにしてしまっていた。


「や、や、やだっ!!やめてやめてだめだめだめだめだめっ!!!!

 っ……?!ぅ、うぁ、ひっ…………ぁ、が、あ゛っっ!!あぁああああっ!!!!」


 そしてまずは先触れのように、BBの身体が大きく一度跳ねた。

 子宮の直上に押し付けられた振動。吸引具に咥え込まれた小さく鋭敏なクリトリス。屹立した乳首をレオタード越しになぶられる感覚が、華奢な身体を震えさせる。


 壊れたバネ人形のように、拘束の内で仰け反り跳ねる華奢な身体。

 可憐な声音が無様に濁り、晒け出された貞淑な秘部からは画面越しにもはっきり見てとれるほどに、潮と愛液の飛沫が勢いよく散った。


「っぅえ?!ぁ、え、や、や、やっっ!!!

 待って、ぇ、ぇぐぁっ!?うそうそうそうそこれ違うぅぅぁぁあああっ!!??」


「おーっと、ファンファーレのような潮吹きからの派手なスタートだ!

 BBちゃん、これは早速厳しい状況に追い込まれているようだぞ~~??」


 だが“イキ我慢ゲーム”は、この程度では終わらない。

 究極的には、辱しめの中で悶える美少女の姿さえ放送できれば視聴率は取れる。この異様な微少特異点を熟知している男は、だからこそBBの胸先を掠める指使いを止めない。


「んぃっ……!ぁ、ぁああぁぁ、イった……イキまし、たぁっ!!

 が、我慢ゲームっ!なんでしょう!?も、負けっ!!負けましたからぁぁっ!!」


 BBはそもそも聡明な性質の少女であり、無駄に調子づきさえしなければ、現状を認識することに非常に長けている。

 そしてそれ故に、彼女はこの状況が抵抗できない地獄と化した事を、一度容易く絶頂を与えられた時点で理解してしまっていた。


「んぁっ!!ぁ、や、ぁぁぁうぅぅくぐぅぅううぅ~~~~!!!!!

 やめ゛っ!ぅあ、ぁぁぁやだっ!!ぁああぁぁぁ乳首っ!クリクリ、しないでぇっ!!」


 だが負けを認めた程度で終わるほど、この官能地獄は生易しくはない。

 レオタード越しに浮かび上がった乳首を掠めてくすぐるように刺激され、焦れったい程の官能が細く華奢な身体へと流し込まれる。

 吸引具は低い駆動音を響かせながら、小さなクリトリスを根本から引き伸ばすようになぶり続け、体外から震わされる子宮が眩むような性感を全身に及ぼしてしまう。


 可憐な顔立ちは羞恥と性感で真っ赤に紅潮し、眉間には皺が寄って、涙と鼻水と涎によって常の余裕はもう見る影もなくぶち壊された。

 全身は拘束の内側で小刻みに痙攣し、秘部からは数秒おきに淫らな飛沫が散り、分娩台の下の床にはじわりと愛液溜まりが作り上げられている。


「や゛っっ!!?ぅぁぐっっ??!

 も、待ってっ!!イったッ!イってますっっ!!負けた、負けたのぉぉぉっ、お゛ッッ!!!」


 プライドを折って懇願しても、与えられる責めは壮絶さを増すばかりだ。

 クリトリスから吸引具が外され、包皮から覗いて痛むほどに屹立したクリトリスが、数多のカメラにその惨めな姿を撮影されて視聴者へ届けられる。


 濁音混じりの嬌声と、クリトリスを打ち震えさせながらの失禁。

 だがそれを嘲笑うより先に、吸引具を操っていたオートマタは、もう片方の手に握った細針をゆっくりと無様にそそりたったクリトリスへと近づけていく。


「ちょ、ちょっと、待って……!待ってくださいっ!!

 な、何を……何をするつもりっ?!何をするつもりなんですか!?」


 わからないのではなく、“わかりたくない”からこその言葉だった。

 細針の先端がクリトリスの側面を撫で、そのままゆっくりと根本へと至っていく。


「や、いやだっ、いやですっ!!!!

 ぇ、あ、うそ、だめっ!!お、女の子の身体なんですよっ?!そんなの受け入れられるわけがな゛っ━━━━ぃいいい゛!!!!」


 そしてそのまま、訴えも虚しく敏感な肉蕾の根本に細針が穿たれる。

 見開かれる目、噴き出す小水、開いたまま無様に開閉を繰り返す口、ガチャガチャと無意味に拘束を揺さぶる痙攣。

 濃い尿の臭いがBBのプライドを打ち崩し、それでも噴き上がるそれは止まってくれない。


「おーっと、まさかまさかの二度目のお漏らしだー!

 これは画面の向こうの皆さんも大喜び!BBちゃん、今の気持ちはどうですかー?」


「うぁ、ぁ、あああ、うそ、うそ、やだぁぁ…………!」


 薄布越しに乳首を弄ばれ、疼くクリトリスを疼いたまま留められる。

 子宮はもう炙られるような熱で染まり、拷問のような性感を全身に浸透させるポンプのようにしかなっていない。


「も、もぉやだ、もうやだ、もうやだぁぁぁ…………!

 敗けました、イキました、イってますぅぅ……!や、も、帰して、放してぇぇっ……!」


 身体も心も、既にどちらも性感に屈服していた。

 不正改造の化身であるBBは、不正故の無敵性によってこれまでの窮地を切り抜けてきていて、だからこそ彼女は“窮地”を直接的に味わったことがない。


 だがBBという少女の価値は、この場においては“見目麗しい美少女”であることだけだ。

 クリトリスの根本を穿つ細針を震わされ、レオタードの裏地が擦れるだけで凄絶な性感を叫ぶまでになってしまった乳首をじっくりと扱かれる。

 更にひくひくと蠢くクレバスを左右にゆっくりと押し広げられ、羞恥と屈辱に喚く姿には見向きもされず、潤まされた桜色の媚肉をカメラの前に晒される。


 常の強気で艶かしい態度からは想像もつかない、貞淑な淡い色味の膣肉。

 自動で近づいてきたカメラの一台が、ほとんど接写同然の距離でそれを数多の聴衆の視線の先へと送り届けていく。


「さぁ、BBちゃんはもう限界ギリギリかな~??

 しかし時間はまだまだこれから!真の地獄はここからだぞぉ!?」


「や、ぁ、だから、もぉ、イったって…………!

 うぁ、ぁ、やっ……!ちょ、っと、待って……!」


 会話などとうに成り立ちもせず、BBへの責めはシステムであるかのように続く。

 乳首を捏ねて弄ぶ指も、クリトリスを根本から穿つ細針も、子宮を震わす電マの振動もそのままに、晒された秘部へと凶悪なディルドが近づいていく。


 ギュイン、ギュインと駆動音を響かせながら伸縮するディルド。

 BBの表情が恐怖と性感を混ぜ合わせた形に染まり、割り開かれた膣口にディルドの先端が残酷な緩慢さで押し付けられる。


「やっ……!や、ぁ、やだぁ…………っ!!

 ゆ、許してっ……!も、イった、イってます…………!」


 膣口のごく浅い場所を擦るように、ディルドがゆっくりと伸縮する。

 こんなモノで処女膣を穿たれるなど耐えられない。そう理解してしまうからこそ、BBは身を固くして膣肉をひくひくと打ち震えさせてしまう。


「…………ッ!!!っっ~~~~!!

 ぅ、ぁぁぁっ…………!ぁ、ぐ、ぅぅ~~~~っ!」


 熱を帯びて疼く子宮と、膣奥から込み上げる粘ついた愛液。

 乳首とクリトリスが焦れったいほどに弄ばれ、その状態で膣のごく浅い場所を震わされて、しかし責めはBBの想像を越えていた。


「っ…………!!ぅ、ぅあ、ぁ…………っ!

 な、ぇ、なん、で、そこで…………ッ、止まっ…………!」


 ディルドは挿入されることはなく、ただ膣のごく浅い場所を震わせ続ける。

 乳首とクリトリスと子宮への責めはそのままに、けれど来るはずの責めはいつまでも来ることはなく、BBの内側には焦れったい性感が募っていく。


「さぁ、膣の浅い場所へのディルド責め!

 焦れったそうですが、まだまだ責めは終わらないぞぉ!!」


「んきゅっ!!はぁ、ぁ゛ッ!!んぅ、ぐっくぅぅぅっ!!

 はぁ、ぁぁあ、乳首っ……や、ぁ、も、や、め゛ぇぇえええぇぇぇっ!!」


 焦れったい責めを引き伸ばすように、ぷっくりと屹立しきった乳首とクリトリスを爪弾くように震わされ、撫で上げるように扱きあげられる。

 匂い立つように膣がひくひくと蠢き、子宮への振動によって泡立った愛液が糸を引いて床へとこぼれ落ちていく。


 性感を求めている訳じゃない。

 恥ずかしくて屈辱的で苦悶に満ちた感覚は、決して自分から求めるようなものではない。


 だがそれでも、BBの身体はどこまでも“女”だった。

 強制的に与えられる絶頂にも耐えられず、そんな暴力的な性感などよりも、もの足りず焦れったい性感の方が、彼女には余程辛い拷問となってしまう。


「っっ!ぐ、ぅううぅぅぁぁぁあ~~~~……!!

 な、ん、でぇっ……!せめ、せめて、一思いに……っ!ぁぁぁっ……!」


 乳首とクリトリスへの責めだけでは、もうとっくに足りなくなっていた。

 レオタードの薄布が乳首を掠める感覚が、クリトリスが疼いたままヒクヒクと跳ねる感覚が、もどかしくてもどかしくて仕方がない。


 断続的に潮を噴き、膣肉を浅ましく打ち震えさせる。

 拘束のなかで無意識に腰がヘコヘコと蠢き、無様に目を見開いた表情は、もはや常の余裕気な小悪魔の面持ちではあり得ないものになっている。


「ふ、ふぅぅっ……!んぃッ!は、ぁぁぁっっっくぅぅッ!!」


 視聴者の勘所を押さえている男は、あえて何の言葉も挟まない。

 無様に蠢く腰と、無様に響く嬌声と、無様に染まった表情とを印象付けるように、彼はシステムのようにレオタード越しに浮かび上がった乳首を捏ねて弄び続ける。

 数多のカメラに捉えられ、多くの聴衆に眺められる痴態は、いつ臨界点に至っても不思議ではないほどに無様な痙攣を続けていた。


「っ、んんんぅぅぅぎ、ぃぃい~~~~っっ!!!!!」


「さぁ、BBちゃん?もう限界でしょうか?」


 そしてしばらくBBを無言のままに狂い果てさせてから、どう見ても理解できることを、男はあえて問いとしてぶつける。

 既に何度も申告した絶頂。だがそれを、問いへの答えとして再び述べなければならない状況は、BBの心に残ったなけなしのプライドをも傷つける。


 だが既に、プライドなどどうしようもなく些末な問題にすぎなかった。

 常の小悪魔的な振る舞いなどどこにもなく、BBは淫蕩と屈辱に染まった顔を何度も何度も縦に揺さぶって、男の下劣な言葉を首肯するしかない。


「ッぎ、ひっ、ああ、あ、あぅっ、あぁあぁぁイった……!

 イキました、イキッましたぁぁっ!!もう、げんか、い゛ッ!!敗けてますぅぅっ!!」


 痙攣、絶頂、屈服、失禁、絶叫。

 この上ない無様をカメラの前でさらけ出し、BBは後悔を感じることすらできずに無様で惨めな“敗北者”へとその身を貶めた。


 そして、そんな彼女に“烙印”が刻み付けられる。

 膣のごく浅い場所を震わせ続けていたディルド。それがとうとう動きを変えて━━━━


「━━━━っぎ、ぅあ、ぐッッッッ!!??」


 純潔を保っていた桜色の柔膣へと、深々と穿ち抜かれる。

 叩くように圧し込まれる子宮。それが電マによって体外から震わされ、膣が限界まで収縮しつつ愛液と潮を噴き散らす。


 分娩台に縛り付けられ、膣に深々とディルドを穿たれた姿。

 痴態と呼ぶ以外にない姿は、淫らに蕩けた表情によっても助長される。


「っぁ、が、ぁぁぁ、うぅ……………………」


 痙攣しながら呻くBBに、この先の未来を予測できる余裕はない。

 カルデアからの救援はなく、残酷な陵辱の内側から逃れ得る手段もなく。彼女に残された未来はただ、愉快で淫靡な“見世物”として、その身を“視聴率”のために用いられ続けるという残酷な未来だけだった。


《了》



お読みいただきありがとうございました!


次回は4月14日に更新予定。

内容はまだ未定ですが、『FEエンゲージ』よりクロエ、もしくは『原神』より久岐忍になるんじゃないかなーと思ってます。


心身の調子はまだ波があって、完治まではもう少しかかるかもなので、もう少しお待ちいただけるとありがたいです。

それでは次回もよろしくお願い致します!

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