Home Artists Posts Import Register

Content



「いよぉ、アクア王女。まさかアンタもこんな場所に来てるたぁな」


 アスク王国特務機関の本部の廊下にて。

 背後から掛けられたそんな言葉に、アクアは不快感を煽られながら硬い表情で振り向いた。


「…………ガンズ、どうして貴方が」


「そりゃこっちが訊きてぇモンだ。あの召喚士とやらも酔狂だねぇ。

 ガロン王様に軍師マクベス――――かと思えばマークス王子やアンタのような英雄も居やがる」


 決していい意味ではない”顔見知り”――――運命の観点でアクアとガンズの関係性を表すには、まさにそう表現する事が適切である。

 アクアとガンズが同じ陣営で並び立ったことはなく、二人は最終的にどちらの軍が勝利を掴んだかはともかく、最後には必ず互いの屍を踏み越えて先に進むことになる。ガンズとアクアはそんな剣呑な関係だ。


 もちろん星の数ほど異界が存在する以上、この場で顔を突き合わせているガンズとアクアは互いが知る相手とは厳密には別人である事は二人とも理解している。

 けれどガンズから見た"清廉な歌姫"の姿も、アクアから見た"品性下劣な破落戸"の姿も、その全ては互いがその目で見てきたものとほとんど同じであるとしか思えなかった。


「…………それにしても、成程なァ…………?」


 ガンズの目が下劣に細まり、しげしげとアクアの華奢な身体を舐めるように眺めまわす。

 空色の美しい髪と透き通るような白い肌。華奢なボディラインをどこか扇情的ながら神々しく浮かび上がらせる白い衣装も、全てがガンズには見慣れたそのままの姿だ。


「……随分と不躾だけれど、もう行ってもいいかしら。

 歌い手仲間を待たせているから、旧交を温めている暇はないのだけど」


「そりゃ悪かった。アンタと同じ陣営に立つとは思ってなかったからよ。

 ま、積もる遺恨はあるだろうが仲良くやろうぜ?お互いに知らない仲じゃねぇんだしな!」


 ガンズの言葉を完全に黙殺し、アクアは踵を返して去っていく。

 空色の美髪がふわりとなびき、衣装の袖や裾もまたふわりとアクアの歩調に合わせるように揺れ動き、そうして美しい歌姫はガンズの視線を振り切るように早足で去っていく。


 じわりと内側から染み出すように、ガンズの内側に粗暴な熱が生まれ出る。

 元居た世界で何度も何度も味わって、最後にはもう味わえなくなってしまった高揚感—―――乾いていた身体に染み込むように、それはガンズの表情をひどく下劣に歪めさせていた。


 召喚士がアスク王国を訪れてから、既にもうそれなり以上の時間が経った。

 その力によって英雄たちは増え続け、かつては閑古鳥が鳴くようだった特務機関の本部も、今では増築に増築を重ねてアルフォンスやアンナですら常には全貌を把握しきれない状況になっている。


「…………本当に、呑気なモンだぜ」


 くつくつと不気味に笑いながら、ガンズは割り当てられた兵舎の部屋へ向かう。

 何はともあれ、まずは情報収集を試みなければ始まらない。折角諦めていた愉しみをもう一度味わえるだけの状況が転がり込んできたのだ。焦って無駄にするのは勿体なさ過ぎる。


 多くの敵の血を吸った斧—―――巨人の名を冠した魔斧を肩に担いでガンズは歩きだす。

 その心の内側の下劣な企みを看破できるような者が彼とすれ違うようなことはなく、だからこそアクアという清廉な歌姫がこれから辿る運命は、この場でほとんど決定づけられてしまっていた。



「よぉ、アクア王女。お目覚めかよ」


 ガンズがアスク王国に召喚されてから数日後。

 前線基地の医務室で目を覚ましたアクアは、自分の事を見下ろすガンズの顔を起き抜けに見せつけられて、心底からの不快感によって表情をひどく苦々しい形に染め上げた。


「おいおい、少しは感謝してほしいモンだぜ。

 敵陣に突っ込んでいったアンタを助けて、ここまで運んできたのは俺だってのによ」


 アスク王国の国境付近で起こった賊との戦闘は、久方ぶりの大きな戦いとなった。

 エンブラ帝国との戦端の傷も癒え切らない状況での戦いは困難を極め、そんな中でアクアは最前線にまで突入し、ともすれば死亡しかねないほどの傷を負って戦線離脱を余儀なくされた。

 そしてそのアクアを間一髪で救出し、この前線基地に運び込んだのがガンズである――――と、彼は主張しているらしい。


 耳を凝らせば、まだそう遠くない場所から戦の音が聞こえてきている。

 想定以上の戦の規模に、この前線基地に詰めていた衛生兵や衛兵たちも駆り出されているようで、この基地にいるのはおそらくは最低限の守備程度のものなのだろう。

 つまり誰か真実を知る第三者を呼ぼうにも、足音や囁き程度の話声すら聞こえない現状では、そうすることすら一苦労だ。


「それにしても、意外に血気盛んなところも変わってねぇようだなぁ?

 いやはや、まさか敵のど真ん中に突っ込んでくなんてよ。流石の俺も予想できなか――――」


「何が目的なの?」


 当然のように語るガンズに、アクアは厳しい目を向けて言葉を遮りながら返した。

 痛む体を無理矢理起き上がらせてガンズを睨めば、彼は表情を愉快そうに歪めて、無言のままでアクアに言葉の続きを促しつつ肩をすくめる。


 ガンズという男は狡猾だが、そもそも頭の回りがいいわけではない。

 暴力性と膂力で敵対者を葬りあるいは屈服させてきた彼の浅知恵による目論見は、聡明なアクアにはそれこそ手に取るように理解する事が出来る。


「……私を敵陣に突き飛ばしたのは貴方でしょう、ガンズ。

 私を殺して邪魔者を排除するつもりだと思ったけれど、心変わりでもしたのかしら」


 そんなわけがないでしょう、という言外の言葉と共にアクアは言葉を一度切った。

 明らかな敵意が滲む視線――――元居た世界で何度も向けられた視線を受けて、ガンズは堪えきれずに肩を揺さぶって笑い、そしてそのまま内側の衝動をそのまま発露するようにアクアに覆い被さる。


「やっぱり変わらねぇなぁ。

 その目も態度も、俺様が知る"アクア王女"そのままだ」


「ちょっと……!何を考えて…………っ!」


 痛む体を力任せに抑え込まれて、アクアは嫌悪のままに身を捩って抵抗を試みる。

 けれどガンズとアクアには体格差だけで説明がつく程に膂力の差が存在していて、そうなれば現状からアクアが逃れるだけの方法は存在しない。


「叫んでも無駄だぜ?守備兵はみんな殺しちまったからよぉ。

 ……それにしてもアスク王国ってのは最高だなぁ。アンタを"また"抱き潰せるなんざよォ」


「"また"、って……何を言っているの……っ!?

 っ、こ、このっ!やめ……ぁ、あぁあっ、いや……っ!!」


 アクアには覚えのない筈の行為を、ガンズは"また"と表現した。

 明らかな意図を帯びた表現。しかしアクアがその意味を問いかけるよりも早く、ガンズは醜い顔を欲情に染め上げて、華奢な身体を包む真っ白な衣装をビリビリと音を立てて力任せに引き裂いてしまう。


 透き通るような白い肌。大きくはないが形の良い胸とその先端の薄桃色の乳首。

 柔らかくくびれた腰付きと形の良い臍に、それから更に力任せに数枚の布地が一気に破り捨てられて、貞淑に閉ざされた無毛の秘部が下劣な視線に晒された。


「や、やめなさいっ!見ないで…………っ!」


「はははは!反応で分かっちゃいたがやっぱり処女かよ!

 同じ女の処女を二回味わえるなんざ、まったく召喚士もいい所に呼び出してくれたモンだ!」


 言いながらガンズはアクアの身体を力任せに抑え込みつつ、顔を背けて抵抗するアクアの唇に自らの唇を重ね合わせ、貪るようにその内側に舌を突き込んで蠢かす。

 ぐちゅぐちゅと音を立てて貪るように舌と舌を絡め合わされ、その状態のまま骨ばった大きな手で華奢な胸を掴んで揉みしだかれると、アクアの口からくぐもった呻きが零れた。


「ふぐ……っ!んんっ!ぅ、うぅぅぅっ!!」


 ジタバタと抵抗に蠢く細い脚は、けれどガンズの脚で絡めとられて封じられる。

 アクアの細く華奢な身体は、ガンズの屈強な体躯によって押し潰されるように抑え込まれていて、彼女は口内への蹂躙と華奢な胸への刺激に悶え、身を焼く羞恥と屈辱を受け止める事しかできない。


「――――ぶはぁっ!……ひひひひ、随分と蕩けた顔になったもんだなぁ?

 キスされただけでトロ顔晒して乳首おっ勃てるなんざ、アンタやっぱりアクア王女そのものだよ」


「っ、ひぅっ!や、やめ……っ!やめて、あぁぁっ!

 何を言って――――私の何を、知っていると……っ、やめ、ひぅっ!や、やめ――――あぁぁっ!」


 口内からズルリと舌を引き抜かれつつ、太い指で乱雑に乳首を捏ねまわされる。

 そしてそれだけでアクアの口からは堪えようのない喘ぎが響き、華奢な身体がビクビクと打ち震えながら、以下にも容易く絶頂へと追いやられた。


 アクアとて年頃の娘である以上、自分で自分を慰めた経験は当然ある。

 敏感な胸先や陰核を指で弄り、布団の上で声を殺して果てたことはあるけれど、それでもここまで容易く絶頂に追いやられるようなことはなかった。


「ぐははは!簡単にイくのも同じかよ!

 こりゃ長く楽しめそうでよかったぜ!アンタが中々折れないのも知ってるしなァ!」


 だがアクアの動揺は、すぐさま与えられる性感によって瞬く間に上書きされてしまう。

 慎ましやかで華奢な胸を大きな手で寄せ集めるように掴んで、弾力を帯びた乳首と乳首を擦り合わせるように刺激しつつ、ガンズは空いたもう片方の手を貞淑な秘部に延ばす。


 閉ざされた無毛のクレバスが、まずはなぞるように刺激される。

 明らかに内側から濡れそぼっている事が分かるその場所は、本能に忠実にひくひくと蠢きながら更なる刺激を待ちわびていて、その事実がアクアに一層の羞恥と屈辱を与えた。


「や、やめ……っ、は、ぁうっ!?

 いや……っ、ぁ、あぁぁっ!やめて、指、挿れないで……っ!?」


 そしてそのまま、アクアの華奢な身体が本能に忠実にビクリと跳ねた。

 擦り合わされた乳首がより硬くそそり立ち、貞淑に閉じていた秘部が太く骨ばった指を咥えこみ、内側で何かが蠢く感覚によって"ぐちゅぐちゅ"と淫らな水音を奏でだす。


 本能が喜悦するのとは裏腹に、アクアの理性は屈辱と羞恥で沈んでいく。

 けれどガンズはあくまでも自らの欲望とアクアの本能に忠実に、華奢ながらに濡れやすい柔らかな膣内を指でぐちゅぐちゅと掻き回し続けるだけだ。


「んぅっ!ぁ、ぁ、ぁ、いやっ!くぁ、ぁ、はぁ、あぁんっ!

 やめ、て……っ!そこだめ、いやっ……!ぁ、あぁぁっ!だめだめだめだめイく……っ!!」


 響く水音が激しさを増し、アクアは屈辱に表情を歪めながらさらなる絶頂に追いやられてしまう。

 アクア自身も知らない弱点の全てを、ガンズは的確に刺激して眼下の少女を嬲っていく。

 美しく清らかで聡明な歌姫を組み敷いて陵辱しているという実感は、ガンズの内側の欲をひどく急速に煽って、その指の蠢きを段々と壮絶なまでの快楽責めへと変えていく。


「おいおい、ちょっと簡単にイキ過ぎじゃねぇか?ええ?

 さっきから『やめて』だの『嫌だ』だの言ってるが、本当は期待してるとしか思えねぇなぁ?」


「そ、んなわけ、ないでしょう……っ!?今すぐやめ――――ッッ!!

 ぁ、あ、ぁ、いやっ!ぁ、そこだめっ!そこやだっ!ぁ、ぁっ!だめ――――あぁぁだめぇぇっ!!」


 言葉で抵抗を煽りながら弱点を刺激すれば、屈辱が一層強い絶頂を呼び起こす。

 ガンズの指に摘まみ上げられて擦りつけられる乳首が痺れるようにひくひくと内側から疼き、指を咥えこんだ膣口がひくひくと蠢きながら、涎のように愛液を垂れ流しにした。


 ガンズの責めは特段巧みなわけでもないし、アクアの身体は確かに鋭敏ではあるがそれはあくまでも少女としては正常の範疇に収まる程度の敏感さでしかない。

 だがそれでも事実として、ガンズの責めはあまりに的確にアクアの身体から性感を引きずり出し、清廉な筈の肢体を内側から蕩かし尽くさんばかりに陵辱し尽くしてしまう。


「あっ!ぁ、あぁぁっ!待って!待っ――――~~~~――――ぅぅぅぅッッ!!

 だぇ、や、ぁ、今、イって、イってるっ!待って、そこやだっ!ぁ、あぁぁ、なんで、なんでそこばっかり……っっっっぅううぅぅあああぁああぁぁぁっっ!!!」


 絶頂が抜けきらないまま、的確にGスポットを捏ねまわされて果てるアクア。

 ガンズの眼下で華奢な肢体が意思とは無関係に反り上がり、そそり立った乳首が強く指の腹で挟み潰されるようになりながら先端を擦り合わされ、絶頂感が無情に引き延ばされ続ける。


 欲情に駆られて、ガンズはただひたすらにアクアという少女を"もう一度"辱しめる。

 ガンズ――――アスク王国に呼び出された"ガンズ"は、『ガロン率いる暗夜王国が白夜王国を駆逐し、王国内の不穏分子も全て排除した世界』から召喚されている。

 そしてその世界において、ガンズは恩賞として捕虜となった"アクア"を下げ渡され、だからこそガンズは徹底的にアクアを責め苛み陵辱し尽くしたことで、彼女の弱点を知り尽くすに至っていた。


「ぐはははは!オラオラオラオラァ!まだまだ潮吹きが足りねぇよなぁ!?

 わかってんだぜぇ?この辺りを乱暴に掻き回されるのが一番キくんだよなぁ!?」


「ふぁ゛っ!?や、ぁ、ぁぐっ!ちが――――ぁあぁぁちが、ぅ、のにぃぃっ!!!

 なんで、なん――ッッ!ぁ、ぐ、やめ、やめてっっ!やだっ!や、いやぁぁあああぁぁぁぁっっ!!」


 こちゅこちゅこちゅ、ぐちゅぐちゅぐちゅ、ぷしゅぐちゅこちゅぶしゅくごちゅ。

 淫らな水音と共に何度も何度も潮を噴かされ、アクアは怜悧な美貌を真っ赤に染め上げて、恥も外聞もかなぐり捨てた雌犬のように絶頂に狂わされ続ける。


 アクア自身すら知らない弱点を、何度も何度も的確に畳みかけるように見つけられて責められる。

 乳首を摘む指の強さ。Gスポットを掻きまわす速さ。絶頂と絶頂の間に置かれる一瞬の間。羞恥の煽り方。屈辱の煽り方。クリトリスの包皮の剥き方。唇を奪っての舌の絡め方。

 その全ては徹底的に"アクア"を責め落とすためのものでしかなくて、だからこそアクアは嫌悪と屈辱を抱いたままの筈なのに、ガンズという男に身体だけを屈服させられてしまう。


「うぁあぁぁっ!いやっ!ぁ、いや゛ぁぁあぁぁっっ!!!

 だめ、だぇ、や、やらっ!ぁあぁぁ、休ませて、も、休ませて……っっ!!イけないっ!イけな、イけない――――っっっぁあぁぁっ!いや、いやだっ!ぁ、あああぁ――~~~~っっっ!!!?」


 美しい筈の声音はもう、壊れたように淫蕩に穢され尽くしていた。

 華奢な胸の先端は完全にそそり立ち、指を咥えこんだ膣からは噴水や水芸のように勢いよく潮の飛沫が噴出して、膣口からはどろりと白濁し泡立った愛液が滾々と湧き出し続けている。


 そしてそんな膣穴から、"ずじゅ"と音を立てて勢いよく抜かれる指。

 アクアの口から「あ゛っ!」と切羽詰まった濁音混じりの喘ぎが零れ、そしてすぐさま指が抜かれてひくひくと蠢く秘部へと、ガンズのペニスが勢い良く挿入される。


「はぎ……っっ!!!ぅぁ、ぁ、え……っ!?

 や、や、ぁ、待って、なん――――なん、で……!?」


 楔のようなペニスが、華奢な身体の奥底までを一息で突き穿つ感覚。

 子宮口がぐにゃりとひしゃげ、しなやかな肢体がのけ反って、けれどそのまま腰を強く掴まれて、アクアは暴力的なピストンに晒されながら、喉を潰すような絶叫を勢いよく迸らせた。


「こんだけマンコとろとろにしておいて『なんで』はねぇだろうが。

 オラ、お望み通りたくさんついてやるからよぉ!精々無様にイキ狂えや歌姫サマよぉ!!」


「あぁっ!ぁ、やめ、てっっ!!いやっ!ぁ、いやぁあぁぁっっ!!

 うぁっ!あ゛ッッ!ああぁぁぁあ゛ッッ!!!だめ、だめ、や、やぁぁあぁ――~~――――ッッ!」


 破瓜の痛みすらないほどに蕩かされた膣は、それでも処女の締まりまでは失えていない。

 そもそもの体格差も相まって、アクアの華奢な腹にはその内側に埋まったペニスの形がうっすらと浮かんでいて、そのピストンの残酷さが外部からもありありと窺えた。


 抵抗すらもできず、美しい顔を涙と汗でぐちゃぐちゃにしながらアクアは必死に耐え続ける。

 目を強く瞑り、歯を軋むほどに強く噛み合わせ、染み出してくる脂汗によって美しい髪を額や頬に磔ながら、アクアは必死に奥底から湧き上がってくる無情な屈服に抗おうと試みた。


「ふ、ぅ、ぅぁ、ぁ、あ゛うっ!?

 や、や、なん、でっ!そこ、臍……っ!?う、ぁあぁだめだめだめだめ指、でぇっ!!」


 だが快楽の深淵を知らない少女の思いつく抵抗など、ガンズはいとも容易く切り捨ててしまう。

 細い腰を強く掴んだまま、親指だけをゆっくりと蠢かして臍の辺りを指圧してやれば、ただそれだけで子宮に刺激が加わってアクアはこみ上げる性感に絶頂を与えられてしまう。


 そして絶頂の中に乱暴なピストンを重ねてやれば、それだけでアクアは快楽に打ち勝てなくなる。

 絶頂に絶頂を重ね、あるいは引き伸ばして潮を噴かせ続ける。ただそれだけでアクアの身体は快楽から逃れられなくなり、悔し気な反応だけを返すガンズ好みの肉便器へと変化を遂げてしまっていた。


「うぁ、ぁ、は、ぁう……っ!も、や、やぇ、なさ……っ!!」


「おいおい、この状況でまだ『やめなさい』なんていう気か?

 どっちが上でどっちが下なのか、アクア王女は刻み付けられなきゃ分からねぇらしいな?」


 かつても何度も聞いた、アクアが限界を迎える寸前の言葉。

 これ以上責められては耐えられなくて、けれどガンズに屈服する事は矜持が許さなくて。そんな二律背反が透けて見える言葉は、けれどいとも容易く折る事の出来る言葉でもある。


 親指の腹で臍の辺りを撫でながら、連続で小刻みに子宮口を突いてやる。

 快楽ではなくペニスそのものを意識させる責めに、アクアは狙い通りに表情を絶望に歪ませて、喘ぎ混じりに何度も「いや」「いや」と懇願するように首を横に振った。


「やめて、いや、それだけはいや……っ!!

 わた、私、私、心に決めた人が――――伴侶がいるの!ねぇ、お願い!お願いだから!」


「あーそうかいそうかい、俺が壊したアンタもそんな事を言ってたっけなぁ?

 まぁでも関係ないやな?お前の子宮は俺様のモノ――――孕むまで射精させてもらうぜぇ?」


 人として持ち合わせるべき当然の情すらなく、ガンズは下劣に笑って膣奥に押し込むように"ぱちゅん"と音を立てて腰を叩きつけ、そのまま射精感に身を委ねて呻き声を上げる。

 膣内でビクビクと打ち震えるペニス。段々と段々と、カウントダウンのようにアクアの内側でそそり立ったペニスが張りつめていき、そしてガンズの呻きが激しさを増した瞬間だった。


「あ……っ!?ぁ、あ、ぁ、うそ、いやっ!いやだ…………!

 ぁ、あぁぁ、だめ、抜いて!ねぇ、嘘、やだやだやだ抜いて!抜いてってば……!いや、いや――――いやぁぁぁあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


 凄まじい量と勢い、そして熱が込められた精液が矢のようにアクアの膣奥を穿つ。

 アクアの目の奥で火花が断続的に散り、ぎゅっと強く内外から押し込まれた子宮が、内側に注ぎ込まれる精液の量に耐えかねて全身に性感の電流を垂れ流してしまう。


 乳首がそそり立ち、クリトリスが屹立し、アクアの身体は極まった屈服を見せていた。

 膣口を浅ましく蠢かし、断続的に潮を噴き、怜悧な美貌は淫蕩に染まり果てて、強い意志を宿していた目からは涙がこぼれるばかりで、彼女らしい清廉と勇壮は最早どこにも見つけられない。


「ごめ、なさい…………!ごめんなさい、ごめんなさい…………!」


 元居た世界で将来を誓い合った彼に対し、アクアは掠れた涙声で謝罪を口走る。

 けれど長い長い射精は、そんな謝罪の言葉が尽きてもなお続き、アクアはただガンズという卑劣漢が抱いた欲を満足させるまで、その身を徹底的に蹂躙され続けるだけだった。


≪了≫



お読みいただきありがとうございました!


次回は12月30日に年内最後の更新予定。

内容は『ブルーアーカイブ』より、「訓練で媚薬を呑んだミヤコちゃんが、自分以外に誰もいない小部屋の中で耐えきれずに自慰でイキまくる話」を予定しています。


次回も楽しみにお待ちいただけると嬉しいです!

Comments

No comments found for this post.