蕩かし消される氷焔比翼(モブ×忍フィヨルム、モブ×忍レーギャルン) (Pixiv Fanbox)
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※拙作の独自設定が多数存在します。苦手な方はご注意ください。
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≪フィヨルム編≫
◆
「ふぁっ!ぁ……くぅぅっ!んぐ……っ!ぅ、んぐぅぅっ!ふ、ぅぁぁああぁぁっ!!」
ニフル王国の辺境に存在する砦、その地下牢にて。
ニフル特有の冷えた空気の中に湿ったかび臭さが満ちるその場所に、少女の悲痛な喘ぎが響いていた。
「ふざけるな、ふざけるなよフィヨルム王女……!
野蛮なムスペルと同盟を結ぶだけでなく、友として友誼を深めるなど……!」
地下牢に併設された拷問室—―――王女である彼女が踏み入る事など無い筈のその場所で、フィヨルムはあろうことか縛められた身体を弄ばれていた。
分娩台のような器具に大きく開脚した状態で縛り付けられ、纏っていた忍装束は胸元が大きくはだけられ、純白のホットパンツとショーツは脱がされて石床に転がされている。
まさしく"虜囚"――――任務に失敗したくノ一といった様相の姿は、けれど悲劇的であるからこその妖艶さと淫靡さを纏ってしまっているようだった。
「あぅっ!ぁ、あ、ぁ、あぁぁだめ……っ!や、いやっ!あぁぁいやぁぁっ!
ぁ、あぁぁやだやだやだやだだめっっっぁあぁあぁっ!!!だめ、だめ、だ、ぁ、やだっ出る!!出ちゃいますっ!!!や、や、や――――ぁあああぁぁぁぁぁあぁっ!」
隠すことも出来ずに晒された無毛の秘部には、男の武骨な指を突き入れられている
その指が蠢くたびにぐちゅぐちゅぐちゅと水音が拷問室の低い天井に反響し、華奢な秘部から噴出した愛液と潮の飛沫が、空気中に満ちるかび臭さを雌のにおいに染め上げて上書きした。
「はーっ、はー……!なんと、なんといやらしい姿か……!
ニフル王族の誇りなど欠片も残っていない……!フィヨルム王女、この裏切り者め……!」
ニフルの王女であるフィヨルムを責めているのは、ニフルの兵士である男だった。年の頃は三十代半ばほどの、炎王スルトによる侵攻以前からの古参兵。
しかし男は古参であるからこそ、現状のニフル王女であるフィヨルムが理想とする"ムスペルとの融和"という方針を受け入れる事が出来ていない。
そしてそんな王女の方針への不満は、アスク王国で開かれる祭りにフィヨルムとレーギャルンがパートナーとして出場すると発表された時、全てを焼く業火のような”怒り”となって発露されてしまった。
精悍な印象の顔立ちを怒りに歪めて、心を焼き尽くさんばかりの怒りをただぶつける。
男は守るべき対象である筈のまだ年若い王女の身体を、その指を用いて徹底的に蹂躙し尽くしていく。
「あんな蛮族どもと手を取り合うなど……!正気の沙汰とは思えない!
それもムスペルの王座に就くのはスルトの娘だろう!?愚かしいにも程がある……!」
「っ、ぁ、ちが、ちがいますっ!レーギャルン王女はスルトとは違っ――!ぁ、あぁん!!
や、や、ぁ、ぁあぁ指……っ!指、止めて!今だめっ!だめですっ!そこ――――ぁぁあぁっ!」
戦争が終わり、両国の首脳部が憎しみあうだけの理由は確かに存在しなくなった。
だがそれでも両国の下層に至れば至るほど、憎しみや対立の根は未だ深く残っていて、それを根絶するのはそれこそ気の遠くなるほどの時間と労力が必要となる。
そんな国内における上下の分断。それに対処できるほどフィヨルムはまだ"王"として成熟していない。
フリーズのような民たちを引き付ける圧倒的なカリスマもなければ、スリーズのような穏やかな物腰と聡明な理知から成る内政能力もない以上、分断の牙がフィヨルムを襲うのは半ば当然の帰結だった。
「だ、だめっ!いやっ!いやですっ!!ぁ、あ、ぁ、あ、ぁ、あ、あぁんっ!だめぇっ!!
や、やだっ!あぁぁまた……っ!また、出る、出ちゃ――――ぅ、ぁ、ああぁぁっ!ふぁあぁっ!」
理解しがたい愚策を押し進める王女を、男は誅するつもりで何度も責め立てる。
未だ年若く未成熟な身体を縛め、無垢さを感じさせる秘裂に指を突き入れて、浅ましく愛液を垂れ流す割れ目を何度も何度も掻きまわして、その身体を徹底的に女として屈服させる。
男の行為は欲によって行われる"陵辱"ではなく、怒りと共に主張をぶつける"拷問"だった。
そしてそうであるからこそ、フィヨルムは無垢な身体を犯されるのではなく、あくまでも徹底的に――――偏執的なほどに責められてしまう。
「んぁっ!ぁ、あぁぁ待って!待ってくださいっっ!話を――――話を聞いてくださいっっ!!
レ、レーギャルン王女は……っ!は、ぁうっ!んぐっ!ぅ、んぅっ!んぐぅっ!んぅぁぁああぁぁっ!」
フィヨルムは必死で叫び、ムスペルとの融和の正当性を説こうとする。
けれど怒りに突き動かされる男は当然ながらそんな言葉に耳を貸さず、むしろ王女の乱心を正さんとして今以上の責め苦をフィヨルムに加えてしまう。
「ひぅっ!ぁ、や、や、や、だめっ!な、何、何するんですか!?
そ、それっ、や、い、いやですっ!やめて、近づけないでくださいっ!!」
男は右手の指でフィヨルムのGスポットを責め立てながら、左手で懐から指先に乗るほど小さなカップ状の器具を取り出し、それをフィヨルムのクリトリスに嵌めこんだ。
フィヨルムは足をばたつかせて抵抗しようとするけれど、足首と太ももにはめ込まれた鉄製の輪はあまりに強固で、フィヨルムの身体は分娩台の上に留め置かれてしまう。
そしてそのまま、間髪を入れずに"それ"は残酷に蠢き始めた。
カップの内側にびっしりと敷き詰められたゴム製のヒダ。それらがゆっくりと蠢きつつクリトリスを吸引し始め、無機質で残酷な性感がフィヨルムの身体を大きく跳ねさせた。
「ぁ゛――――っっっぁぁぁあああああああぁぁぁぁぁああああああああっっっっ!!!
いやっ!いやっ!いやぁああぁっ!!だ、だめっ!だめだめだめだめこれやだっ!やですっっ!!あぁあぁだめだめだめ取って!取ってくださいっっ!!!」
男もフィヨルムも知らない事だが、現状のフィヨルムのクリトリスを責め立てる器具は、魔女エイトリがかつて手慰みのために作った拷問器具だ。
性玩具を改造し、徹底的に対象のクリトリスや乳首を責め立てるために作られた器具。装着者の体温によって半ば永遠に稼働し続けるそれによる責めは、当然ながらフィヨルムに耐えられるほど甘くはない。
「や、や、ぁあぁやだやだやだこれだめっ!だめですっ!ぁ、あぁぁ変になっちゃう!!
あぁぁまたイくっ!!や、やだっ!イくぅぅうぅっっ!!――――あぁぁいやぁあぁぁぁぁぁっっ!!」
"イく"と現状を表現し、羞恥心をかなぐり捨てるようにフィヨルムは重い絶頂に果てた。
何度も何度も絶頂させられたことで、包皮から覗く程にそそり立って疼き尽くしてしまったクリトリス。
それが吸引されつつ全方位からヒダによって嬲られる感覚は、フィヨルムの身体から自慰などよりも余程重く鋭い快楽を引きずり出し、無垢な身体を徹底的に貶めてしまう。
「随分と淫らに狂ったものだなぁフィヨルム王女……!
まるでムスペルの雌犬どものような乱れぶり。貴様はもうニフルの王族に相応しくない!」
怒りは男から冷静さを奪い、暴論は苛烈な責めへと変わってフィヨルムに向かうだけだ。
頑強な拘束の中で、腰を突き出し、精一杯にのけ反って、フィヨルムは純潔のままで何度も何度も潮を噴いては嬌声を響かせる。
Gスポットとクリトリスという敏感な場所を同時に嬲られては耐えられるわけもなく、フィヨルムは子供のように泣き叫び、獣のように掠れた嬌声を狭い部屋に響かせるだけだ。
「ふ、ぁぐっ!ぁ、あ、ぁ、あぁあぁぁやだっ!も、もぉいやですっっ!!
おねが、おねがいだからっ!も、ゆるして、ゆるしてくださいっ!!もうイきたくないっっ!!」
ちゅくちゅくこちゅこちゅぐちゅぐちゅぐちゅちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐぐちゅ。
粘ついた水音は男の右手の指が蠢くたびに嫌味なほど鮮明に響き渡り、膣口から零れ落ちた愛液はもう拷問室の石床に水溜りを作るほどに広がっている。
石床に投げ出された純白のホットパンツと、気品を感じさせる純白のショーツは愛液を吸ってその色を変え、かび臭い石床にへばりつくまでに至ってしまった。
ニフル王族特有の低い体温もそれこそ高熱と呼べるほどにまで上がり、フィヨルムは上気するほどに赤くなった顔で荒く息を吐き続けるしかない。
思考は満足に形を結ばず、対話を求めようとしても徹底した責めは止まない。それでもフィヨルムに出来るのは。ただ息も絶え絶えに懇願を口にする事だけだった。
「は、なしを……っ!話、話、きいてくだ、さいぃ……っ!!
わた、れ、れーぎゃるん、王女、は……っ!貴方が、思っているような――――ぁ、ああぁぁぁぁっっ!!だめ、だめですっ!や、や、や、いやぁぁっ!!」
だが呂律すら回っていない言葉は、男の興味を引くことすら出来なかった。
男が求めているのは『ムスペルとの融和を破棄する』という言葉だけで、フィヨルムが今の理想を捨て去るまでは男は怒りのままに彼女の身体を責め立ててしまう。
「は、ぁあぁぁぁっっ!!ぁ、ぁぐっ!や、そ、そこっ!!そ、こ、押し上げないで……っ!!
や、や、やだっ!クリトリス、響いて――――響くんですっっ!!ぁ、あぁぁやだっ!も、やだっ!やだやだやだイきたくないっっ!!も、もぉやだっ!いやぁぁぁあああぁぁぁっっ!!!」
Gスポットを強く押し上げられると、クリトリスの感度が鮮烈な程に増してしまう。
目の奥で火花が散り、のけ反って天井を見上げ、フィヨルムは自分の身体が無様に痙攣している事を感じながら、それでも噴きあがる淫らな飛沫を止める事が出来ない。
「ぁ、あ、ぁ、あぁぁだめだめだめ止まって……っっ!!
も、もぉやだっ!あぁぁあぁぁやだ、やだ、ぁあぁおねがい!おねがいしますっ!も、もぉイかせないで!イかせないでくださいっ――――っっっあぁぁっっああああ゛――――~~~~ッッ!!!」
低い天井にまで容易く届いてしまった潮吹き。
それは、ぽたぽたと雨粒のようにフィヨルムに降り注ぎ、その無様さを一層引き立てる。
汗ばんだ肌に張り付くような薄手の衣装。晒された太股に点々と不規則に堕ちてくる愛液の雫は、しかし不規則であるからこそフィヨルムの意識を残酷な現実に留めてしまう。
粘ついた水音はいつまでも響き続け、クリトリスを嬲る器具はいつまでも稼働し続けて、少女と呼んでも差し支えない年頃のフィヨルムの肢体は徹底した淫辱に浸され続けてしまう。
雪解け水が大地に零れるように、愛液と潮が武骨な指をくわえた秘部から滴り落ち続けていた。
ニフルとムスペルの融和—―――それによる雪解けを目指した若き王女は、愛すべきはずの民たちの宿す炎のような怒りによって、新雪のような無垢さを徹底的に穢され続けるだけだった。
◆
≪レーギャルン編≫
◆
「んぐっ!ふ、ぐぅぅっ!!ぁ、ぁがっ!ん゛――――っっぐぅぅぅっ!!」
フィヨルムが地下室で徹底的に責められ続けているのと同じ頃。
同じ砦の上層では、フィヨルムと共に捕らえられたレーギャルンが壮絶な輪姦に晒されていた。
粗末なテーブルの上に両手両足を押さえつけられ、乱雑に衣服を乱されて純潔を破られる。
徹底的な膣とクリトリスへの責めで潮を噴かされ続けるフィヨルムとは違い、レーギャルンはろくな愛撫をされる事もないまま、ただ破瓜の激痛を味わわされていた。
「ふぐっ!ぅ、んぐぅぅっ!ん゛っ、ぁぐっ!
ぁ゛っ、あ、あ、んぅうぅ゛ぅぅぐぅうぅぅぅぅっ!!」
「ムスペルの売女が!汚ねぇ喘ぎ声出してんじゃねぇよ!
ウチの王女にすり寄りやがって、何様のつもりだこの雌犬が!」
レーギャルンの口にペニスを突っ込み、乱雑に腰を振って喉奥を抉りながら男が吐き捨てる。
露出の多い忍装束の布地は豊満な胸の谷間に寄せ集められ、扇情的な網タイツは破り捨てられて、その下の大人びた黒い下着は剥ぎ取られて男たちの懐に収められた。
破瓜の血が滲む膣に一本、口から喉奥にかけてを抉るように一本、抑え込まれた両手に一本ずつ。
計四人分の男の欲望を一身に浴びせられる中、レーギャルンはあまりの無体にくぐもった悲鳴を上げて、必死に身を捩って逃れようとするしかない。
「ふ、んぅぅっ!んぁっ!ぁ、かふっ!んぐぅぅっ!!
――――んぅっ、ん、んぁっ!は、ぁ、ぁ、んぐぅっ!ん、んん゛――――ッッ!」
だがレーギャルンには及ばずとも、男たちも兵士としてその身を鍛え上げている。
破瓜の激痛と屈辱に身を焼かれ、四人がかりで抑え込まれ、膣奥と喉奥を抉られているような状況では、レーギャルンは何処までもか弱い"美女"として男たちの欲に嬲られる以外にない。
「どうせその衣装も、テメェがフィヨルム様をそそのかして着せたんだろ!?
ウチの王女様がそんな衣装を着てはしゃぎまわるような、馬鹿な恥知らずなわけねぇんだからなぁ!」
破瓜を迎えたばかりの膣奥に、髭面の男が何度も何度もペニスを叩きつける。
ばちゅ、ばちゅ、と肉と肉がぶつかり合う音が響き、明らかに濡れ方が足りていない膣はその度にレーギャルンに激痛を伝えて、その表情をひどく惨めなものへと変えてしまう。
男たちの主張は何もかもが違っていて、けれど今のレーギャルンには反論する自由すらない。
喉奥を突かれて発話を封じられ、そうでなくとも膣奥を突かれる事で呼気を喘ぎに変えられて、レーギャルンは最早完全に、男たちに都合の良い慰み者の状態と成り果ててしまっていた。
「おい、ちゃんと手の方もしっかり動かせってんだよ!
ったく、これだからムスペルの売女どもは……!覚えが悪くて仕方ねぇ!」
「んぐっ!!く、ぁう……っ!は、ぁ、んんぅぅぅっ!んぐぅぅぅっ!!」
悪罵と共に豊かな胸を鷲掴みにされ、そのまま引っこ抜くように持ち上げられる。
ギリギリと痛む豊かな乳房。壮絶な感覚にレーギャルンは目を剥いて、言われるがままに必死になって両手に握らされたペニスを扱くしかない。
炎王スルトが――――父がニフルの民たちにした事は許される事ではない。
だからニフルの民たちが自分を恨むことも当然だと理解しているし、そうであるからこそ自分とフィヨルムは"友"として、憎しみの連鎖を断ち切るだけの関係性を築き上げるべきだと考えていた。
「おい、舌も止まってんだよ!ちゃんと奉仕しろ雌犬が!
そんなに胸がイイってんなら、もっとしっかり責めてやってもいいんだぞ!」
「ん゛ぐ――――ぅ、う゛ぅううぅぅぅぅぅっっ!!!
あ゛ッッ!!ぁが、は、ぅぐっ!ん゛ぐぅううぅぁああぁ――――ッッ!!!」
だが民たちは、二人の若き女王が新たな世代を築き上げる事を待ってなどくれない。
憎しみに駆られた男たちは、"ムスペル"という国に与えられた屈辱と痛みを新たな女王に贖わせるように、レーギャルンの豊かな胸の先端――――薄桃色の小さな乳首を千切れそうなほどに引っ張り上げる。
目を剥き、喉を震わせて苦痛に絶叫し、レーギャルンは細腰を持ち上げて痙攣する。
壮絶な痛みはレーギャルンという女の奥底—―――そこにある本能を痛みによって刺激し、ペニスを咥えこんだ膣を収縮させつつ、苦痛を和らげるために大量の愛液を分泌してしまう。
「――――おいおい、こんなことされて濡れやがるのか?
ムスペルの女王様は、変態マゾ女だってのかなぁ?ええ?どうなんだ?」
引っ張り上げられた乳首が手放され、レーギャルンの身体が背中からテーブルに落ちる。
荒い息と涙目で睨む表情は、それでもヒリヒリと疼痛を発する乳首が屹立してしまっている事で、ただ男たちの嗜虐的な欲――――怒りとない交ぜになった肉欲を一層惨く燃え上がらせる表情にしかならない。
「ん゛ぅ、ぐ……ッ!!ん、ふぅぅっ、ふ、ふぅ――――っ、ぐんぅぅぅっ!!
んぁっ!ぁ、かふっ!ん、ぎぃぃっ!!んぎっ!ふ、んぁあぁぁっ!んぁっ!ぁ゛あぁ――――ッッ!」
そそり立ちだした小さな乳首を摘まみ上げられ、また手放されての繰り返し。
男たちにレーギャルンの身体を慮るような意思はなく、彼女の乳首は本当に千切れてしまいそうなほどの痛みを発し、硬いテーブルに落とされる背中には段々と青痣が浮かんでいく。
そしてそんな状況であっても、男たちはあくまで自分の欲を満たそうとすることも忘れない。
ようやくスムーズに抽挿が可能になった程度の膣を身勝手に何度も何度も割り開いて犯し、薄い唇を割って喉奥に亀頭を押し付けて徹底的に舌でペニスに奉仕させる。
両手に握らせたペニスを扱かせ、時折豊かな乳房を揉みしだき、憎きムスペルの名跡を継ぐ女を屈辱と絶望によって徹底的に打ち壊していく。
「そういやよぉ、フィヨルム王女の方はどうなってんだ?
流石に王女サマに手を出すのはこえぇから、俺はこっちにしたんだけどよぉ」
「あぁ?まだ地下牢のやつが戻ってきてねぇってんだから意見は変えてねぇんだろ。
"ムスペルと融和する"なんざ馬鹿じゃねぇのか。そんな事に誰が賛同するかよ、くだらねぇ」
共に捕らわれた友にまで、男たちの毒牙は及んでいる。
いや、友の状況は自分よりなお悪い。彼女が誰よりも慈しみ愛していたニフルの民たちによってその身を辱しめられるという絶望は、それこそレーギャルンにすら想像できない。
「ん゛ぅぅっ!ふぐ……っ!んぐっ!!んん゛んっ!!ぐぅぅぅ――――!!」
「あぁ?何いきなり喚いてんだよ気持ち悪ぃな。
心配しなくてもちゃんと犯してやるよ!オラ、マンコ濡らしやがってよ!!」
だが男たちの蛮行に対し、レーギャルンは言葉の一つとて返すことはできない。
フィヨルムは関係ない、責めるなら私だけにしなさい――――そう叫ぼうとしている筈なのに、自分の口から響いてくるのは惨めで無様な呻き声だけだ。
膣奥と喉奥を犯され、胸先を玩具のように弄ばれる。
巻き込まれただけの友—―――こんな自分を"友"と呼んでくれたフィヨルムの身代わりになることも出来ずに、レーギャルンは彼女が抱くすべての尊厳を徹底的に破壊されていく。
「おら、おら、おらぁっ!!ははははっ!おら、マンコ締めろよ!
ムスペルの犬マンコに、俺の精液しっかり注ぎ込んでやるからよぉ!」
そしてとうとう、決定的な恥辱がレーギャルンに牙を剥いた。
膣を、喉を犯していたペニスが硬く張り詰め、両手に握らされていたペニスも同様にそそり立つ。
乳首を抓られて膣肉が収縮させられ、髭面の男はレーギャルンの膣奥に亀頭を押し付ける。
喉奥にも同様に亀頭が押し込まれ、手に握らされたペニスがひくひくと打ち震え、どろりとした先走りがレーギャルンの手の内側に零れ落ちて、迫りくる欲望の炸裂をレーギャルンに告げた。
「ん゛っ!!ん゛ぅぅぅっ!!ん゛ぐぅぅぅっ!!んんん゛――――ッッ!!!」
レーギャルンは必死に叫び、それでも男たちに悲痛な訴えは届かない。
膣内、喉奥、両手の内。張り詰めたペニスがピクピクと打ち震えていくのがレーギャルンにも伝わり、そしてそのまま張り詰めた欲望は、どこまでも無慈悲にレーギャルンの全てを穢し尽くす。
「ん、んぅっ!んぐっ!!ん゛ぅううぅぅっ!!
んん゛ッッ、んんぅぅうぅぅぁああぁぁああああああ――――~~~~ッッ!!!」
膣奥、喉奥から顔、そして全身に向けて降り注ぐ穢れきった白濁。
それはレーギャルンの全身を汚し、ムスペル王族特有の高い体温を震える程に下げていく。
「ぁ、あぁぁ…………!う、うぐ……っ!ふ、ぅぅぅ……っ!」
レーギャルンの口からペニスを抜いた男が、鈴口に残った精液を薄い唇に擦り付ける。
喉奥から逆流して鼻腔から垂れる精液。男のペニスの直径に開いてしまった膣口。豊かな乳房の稜線を這うように滴り落ちていく黄ばんだ精液。
「ぁ、あぁぁ、フィヨルム、王女…………ごめん、なさい………………」
冷や水を浴びせられた炎が濁った煙となって消えるように、レーギャルンの目の奥に燃えるていた真っすぐな光が急速に陰っていく。
ニフルとムスペルの融和—―――それによる雪解けを目指した若き王女は、かつて祖国が犯した過ちを責め立てる怒りによって、炎のように熱い清廉を徹底的に穢され続けるだけだった。
≪了≫
お読みいただきありがとうございました!
次回は11月11日に更新予定。
内容はこれも『FE』より「イズカに捕らえられたジルが、醜い肉塊のようななりそこないに犯される話」です。
次回も楽しみにお待ちいただけると嬉しいです!