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「そんなエロい格好で出歩いてよ、こうなるなんて考えもしなかったか?あぁ?」


 アスク王国近郊のとある森。人通りの少ない旧街道近くの藪の影にて。

 髭面の大男が粗暴な調子でそんな言葉を吐きながら、眼下に組み敷いた女を背後から犯していた。


「あっ!あ、あ、はぐ……っ!んっ!んぅっ!あ、あ、あ、あぁっ!」


 犬のように四つん這いにさせられ、地面に押し付けられるように犯される青髪の少女――――マケドニア王国から召喚された騎士であるカチュアの恰好は、確かに戦場に出るには頼りない程の軽装だ。

 もちろん、惨い陵辱の中で衣服の胸元が破られて形の良い胸が露出し、清楚な薄水色の下着が片足に引っかかっているという話ではない。

 そもそもの話として、彼女がこの場で纏っていた装いは、あまりにも痛烈に男の欲を煽り過ぎていた。


 彼女が纏っていたのは、あまりにも薄手の祭事衣装――――一般に"バニー衣装"と表現される、収穫祭にまつわる祭事用の衣装だった。

 形の良い胸の谷間が露出し、真っ白な太ももをほとんど晒すような短いスカートにはさらにスリットが深く入り、彼女らしい青のサイハイブーツもフリル地のパニエも、その肌を隠すには何の意味も成していない、そんな衣装で下劣な男に不意を打たれてしまっては、いっそ結末は必然でもあった。


「ウサギってのは多産なんだろ?よかったなぁ!本当にウサギみてぇに孕ませてやるよ!!」


「あ、あ、あぁぁいや……っ!やめ、やだ、放して!放し――――あぁぁぁっ!!」


 そもそもが露出の多い衣装の胸元を破られ、形の良い胸を時折背後から揉みしだかれながら、カチュアはそれこそ本当に獣のように犯される。

 腰をがっしりとした手で掴まれ、パンパンと音を響かせながら野外で背後から膣奥を叩かれて、強制的に女としての性感を励起させられてしまう。


 人通りの少ない旧街道とは言え、人通りがあればすぐに見つかってしまうだろう場所だ。それこそ今日は収穫祭の真っただ中で、普段は人通りの少ない場所にも人の目がある。

 そんな場所で性交をする――――あまつさえ強制的に犯され辱しめられるなど、それこそカチュアの想像の範疇を優に超える蛮行でしかない。


「あ、あ、あ、あぁっ!やめ、やめてっ!あぁぁいやっ!いやぁぁぁっ!!」


 そしてそのまま、勢い良くカチュアの最奥に醜い熱が押し寄せた。

 腰がより強く掴まれて、背後から男の奇妙な呻き声が聞こえる。どろりと濁り切った感覚が膣奥を満たして、カチュアは絶望感に呻きを漏らすしかない。


「あ、あぁぁ、ぁ…………!う、うそ、やだ……いやぁぁぁ…………!」


 受け止めきれない現実。けれどそれが紛れもない現実だと示すように、強く強く掴まれた腰がじんじんと疼くような痛みを訴える。

 そのまま射精を終えて、男はゆっくりとカチュアの膣奥からペニスを引き抜いた。華奢な膣穴がぽっかりと開き、その奥から染み出すように精液と愛液の混合物が滴り落ちる。


 だがそれでも、カチュアを襲う陵辱はまだ終わるわけがなかった。

 男はうつ伏せですすり泣くカチュアの身体を仰向けにひっくり返して、そのままその上へと覆い被さり、いまだ萎えないペニスを膣口に押し当てる。


「ひ……っ!や、や、や、いやぁぁっ!

 待って、うそ、じょうだん、冗談でしょう!?そんな、や、やめて、やだ!」


「あ?一回だけで満足するわけねぇだろうが。

 馬鹿馬鹿しいこと言ってんじゃねぇぞ。どうせ期待してたんだろ?」


「ち、ちがっ!そんなわけ――――あぁぁ、だめ……っ!!」


 そのまま正常位で膣奥までを再び深く抉られて、カチュアは言葉もなく絶頂した。

 背後から獣のように犯されていた時とは違う場所を擦られて、清廉だったはずの肉体が打ち震えるようにきゅうきゅうと男のペニスを締め付ける。


 まだいたこともない恋人と――――望めるならば"あの人"と迎えたかったこの瞬間。

 それを名前すら知らない粗野な賊に奪われて、しかもカチュアの中の淡い理想を形だけなぞるように、男はカチュアを犯したまま、その唇を強く奪い取ってしまう。


「んっ!んぅぅっ!!んぅっ!んん――――っっ!!」


 口内を粘つく舌で蹂躙されながら、膣奥を小刻みに突かれる快楽。

 どこまでも残酷なその快楽はカチュアの心身をともに嬲り尽くし、快楽を知らなかった天馬騎士の少女を、どこまでも深い絶望へと突き落としていく。


 涙を流し、必死に呻いて、それでも膂力で負けていては抵抗すらできない。

 天馬騎士の強みは軽装故の機動力と速さで、カチュアという少女の戦場における強みもまた、そうした騎士の強みとほとんどイコールで結ばれている。

 つまり転じて言えば、このような完全に動きを封じられた状態では、彼女に出来る抵抗などただの少女に出来るものと何一つとして変わらないという事でもある。


「んんっ、ふ――――っ、ふぁっ!?ぁ、あ、あ、あぁぁいやっ!

 や、やだ、やめて、やだやだやだ、ぁ、あぁぁ、ぁぇっ!やめてっ!やだぁぁっ!!」


 唇と唇が離されて、今度は男の手がカチュアの胸を強く押し潰すように揉みしだく。

 姉ほど大きくはないが、それでも確かな膨らみを見せる美乳。雪のように白く柔らかなその膨らみを、粗野な男は無遠慮に鷲掴みにして揉みしだき、その感触を堪能してしまう。


 男と向き合うような体勢で、その下劣な快楽に歪んだ表情を見せつけられながら、膣奥と胸を責められて強制的に快楽を叩き込まれるという屈辱。

 ウサギの耳を模した頭飾りがふらふらと揺れているのが感覚で分かってしまうのも、どこまでもこの苦しみが現実のものであるとカチュアにつきつけてしまっていた。


「や、や、やだ……っ!ぁ、あぁぁっ!

 や、だめ、だめっ!あぁぁいやっ!出さないで!出さないでよ!やぁぁぁっ!!」


 そしてそんな絶望に苛まれている間にも、膣奥に叩きつけられるペニスの感触が硬く太く、カチュアという女を孕ませるための凶器へと変わっていく。

 膣奥にわだかまる精液と愛液を撹拌し、同時に新たな白濁を注ぎ込もうとする太く硬い肉の楔。張り詰めていくそれから逃れようと身を捩っても、それは虫の抵抗にすらなり得ない。


「今更、何言ってんだ!?あぁ!?

 今更、何回、出されても、変わんねぇ、ってんだよ!」


 男は目を血走らせ、息を荒げながらカチュアの身体を貪り尽くすように犯していく。

 つい数刻前までは処女だった身体。不意打ちで鹵獲したその身を惨く辱しめて、男はただ女日照りで乾き尽くしていた自らの欲を潤し続ける。


 よく締まる膣内。情欲を煽る甘美な喘ぎと悲鳴。手に吸い付くような胸の柔さ。

 何もかもが男の下劣な欲を煽る。背筋に走る電流のような性感がカチュアを置き去りにして男の欲情を高め、そしてそのまま二度目の射精がカチュアの膣奥を蹂躙した。


「うぁっ!ぁ、あぁぁぁぁいやぁぁぁぁぁっっ!!!

 や、や、や、やだ、うそ、ぁ、あ、あ、ぁぁぁやだ、やだ、やだぁぁ……!」


 続けざまに浴びせられた二度目の射精は、信じがたい事に量も勢いも衰えていない。

 膣奥を通り過ぎて子宮の中に潜り込み、カチュアの身体の奥底をも蹂躙していく穢れた熱量。注ぎ込まれたそれを掻き出すことも許されず、カチュアはただすすり泣くしかない。


 けれど彼女がすすり泣くその声も、陥落した身体が見せてしまう反応も。その全てが男にとっては”極上の餌”でしかなかった。

 射精を終えたペニスを膣奥からずるりと引き抜いてから、男はカチュアの太ももを持って、その少女らしい華奢な身体を抱えあげる。


「や、や……っ!な、なにやって……!?

 や、やだ、ぁぁぁだめっ!人、人が通るのよ!?」


「それがどうした?見せつけてやりゃいいじゃねぇか。

 あんな痴女みたいな格好してたんだ。それぐらいお手のモンだろ――っと!!」


「あ、あ、やだ、だめ、やめて――――あ、あ゛ぁぁぁぁああっっ!!!」


 旧街道の方向にカチュアの身体を向けて、背面立位の体勢で男は深々とカチュアを犯す。

 自らの体重を含めた膣奥への重い刺激。誰かが通ればそのまま裸身を見られてしまうという圧倒的な羞恥。排尿を手伝われる子供のような体勢では、一目で恥ずかしい場所の全てを見られてしまう。


 ありとあらゆる要素がカチュアの屈辱と羞恥を煽り、彼女は必死に手で顔を隠そうとする。

 そんな事は抵抗にもならないとわかっているけれど、今のカチュアに出来る抵抗はそれしかない。


 しかし男の責めは、カチュアの羞恥と屈辱を喰らうように激しくなるばかりだ。

 屈強な男はカチュアの軽い身体を持ち上げては振り下ろし、持ち上げては振り下ろして、華奢な子宮口を何度も何度も激しく突き上げてしまう。


 ぶちゅ、ぐちゅ、ばちゅ、と下品な水音を立てて強く深く穿たれる膣奥。

 痛い筈の刺激は、先に膣奥に放たれていた精液によって吸収されて、それこそ性感ばかりを煽る刺激となってカチュアの心身を責め苛んでいく。


「あ、あ、あぁぁっ!や、ぁぐっ!やめ!やめて!やぁぁぁっ!!」


 たまらずに叫ぶ。耐えられない羞恥に泣きながら声を上げてしまう。

 パン、パン、パンと肉と肉が打ち付けられる音。ぐじゅ、ぶじゅ、ぐじゅ、と粘液が淫らに掻き混ぜられる音。そしてそれを覆い隠してしまうカチュア自身の喘ぎ声。


「そんなに声を上げていいのか?あぁ?

 アンタが言ったんだぜ?"ここは人が通る場所だ"ってよ」


 カチュアの膣奥を杭打ちのような強さで突き上げながら、男が残酷に囁いた。

 カチュアの目が見開かれて、彼女の手が必死に自身の口を抑えて、悲痛だった喘ぎ声が必死に噛み殺されて、それ故に一層悲惨なものへと変わる。


 そして男は、あろうことかそんなカチュアのか細い抵抗に愉悦を見出してしまったらしい。

 激しかったピストンが、今度は嬲るようにじっとりとしたものに変わる。ゆっくりと深く突いてはゆっくりと秘いていくピストン。そして耳元に囁かれる下劣な声。


「随分と蕩けたもんだなぁ?アンタのマンコ、きゅうきゅう締め付けてきやがるぜ?」


「――――っっ!!ふ、ぅうぅ……っ!ん……っ!!」


「聞こえるだろ?ぐちゅぐちゅ言いながら俺のチンコ締め付けてよ。

 こりゃ、随分な淫乱マンコだ。やっぱりアンタ、犯されたくてこんな服着てたんだろ?」


 太ももを掴んだまま、指先でその場所をくすぐるように撫でまわされる。

 ウサギの耳を模した頭飾りが揺れ、白く柔らかな胸が跳ね、衣服の乱れがより一層深まって、それでもカチュアは何の抵抗もできずにただ声を抑え込もうとするしかない。


 ゆさゆさと華奢な身体が揺さぶられ、ぐちゅ、ぐちゅ、と淫らに粘つく音が響く。

 触覚だけでなく聴覚から身を辱しめられ、それでも声は堪えていてもなお分かるほど甘く淫らに跳ねて、女としての浅ましさを叫んでしまっていた。


「ぁ、あぁ、ちが、違うっ!これは、ただ、お祭りの衣装で……っ!

 や、ぁ、あぁぁっ!だめっ!あああだめっ!や、やだっ!あぁぁだめぇぇぇっ!!」


 抵抗の言葉を吐いても、嘲笑と共に膣奥を穿たれては身体が反応してしまうのは避けられない。

 冷酷なまでの責めはカチュアから冷静さを奪い、ろくな抵抗もできぬままに華奢な肢体を快楽の中に浸して、重く深い絶頂によって苛んでしまう。


 男に抱えられたまま、カチュアはほとんどのけ反るように背を反らして絶頂する。

 巨根によって穿たれた膣口から噴出する潮。旧街道の道に落ちるそれは雨すら数日は降っていない土に染み入って、その色を明確に変えてしまう。


「あ、あ、あ、あぁっ!や、やぁぁっ!あ、いやっ!いやっ!

 あ、あぁぁっ!あ、やだ、待って!イってる!や、やだ、まだイってるっ!!」


 そしてそれでも、男から与えられる責め苦はまるで緩むことがない。

 屈強な体躯に見合ったスタミナで、男は休むことすらなくカチュアの身を苛み続ける。二度も精液を浴びせかけられた膣奥を深々と抉りながら、男はそれでも息切れの様子すら見せない。


 そしてそのまま、絶頂の中でカチュアは更に絶頂させられる。

 意味ある声どころか悲鳴すら上げることもできず、金切り声のような僅かな音を喉奥から発して、アーチを描くような潮噴きと共に彼女は再び性感に浸らされる。


「――――~~~~あ゛っっ!!ぁ、はぁぁっ!や、や、や、も、やだっ!

 や、やめて!やだやだやだだめだめだめ出さないでぇぇっ!!あぁぁぁいやぁぁっ……!」


 そしてカチュアの絶頂と共に、三度目の射精が膣奥に浴びせかけられた。

 衰えない勢いと熱量と共に大量の精液が押し寄せる。膣奥で掻き混ぜられるように泡立てられた精液が子宮内にごぼごぼと入り込んで、カチュアの身だけでなく心までもを穢していく。


 無力感に苛まれ、騎士としての矜持をも見いだせずにカチュアはすすり泣くしかない。

 獣のように背後から犯され、正常位でも犯されて、立ったまま抱えあげられて背後からも犯された。女としての辱めを全て味わわされるように、カチュアは何度も何度も犯される。


「うぁ、あぁぁ、も、やだ、いやぁぁ……!

 ――――あ、あぐっ!あぁ…………ま、待って、何やって……!」


 しかしそれでもまだ、与えられる陵辱は終わらない。

 最初に犯された時と同じく四つん這いにされて、しかし今度は尻を高く突き上げさせられて、残されていたフリル地のパニエを捲り上げられて白く丸い尻を晒されてしまう。


 悍ましい想像がカチュアの思考を支配する。そんな事はあり得ないと思いたいのに、とらされた体勢からどうしようもなく真実味を帯びてしまう想像――――。

 しかしその想像こそが次の辱めであると、カチュアは肛門に押し当てられたペニスの感触によって、強制的に確信を持たされるしかない。


「や、や、うそ、やだ、やだやだやだいやぁぁぁぁっ!!」


 地面に強く押しつけられて、それでもカチュアは逃れようと身を捩る。

 しかし現状でカチュアがどれほど抵抗しようとも、それは尻を振って男を誘うような、あまりにも淫靡な動きにしかなり得ない。


 丸く小ぶりで真っ白な尻が、粗暴な男の眼前で揺れている。

 頭飾りの兎耳もまた揺れていて、それはカチュアを”兎”――――捕食者に容易く刈られる獲物として、それこそ規定するかのような姿だった。


「心配すんなよ、アンタみたいな淫乱ならすぐに気持ちよくなるさ」


 あくまでもカチュアの事を"淫乱"と嘲笑いながら、男は窄まった孔へ亀頭を無理やり押し込んでいく。

 何かを受け入れることなどできない筈の孔。そこに無理やりにペニスを押し込まれていく苦痛に、カチュアは目を剥いて歯を食いしばり、ただ必死に苦痛に耐えることしかできない。


「あ、あ、あぁぁぁ……!

 や、やだ、ぁぁぁだめ、だめ、やだ、やだぁぁ……!」


 必死に地面に爪を立てて、激痛に耐えながらボロボロと涙をこぼす。

 こんなのってない。こんな辱しめなんてない。折角のお祭りで、だから恥ずかしいなりに頑張って子の衣装を着て闘技大会にだって出たのに。


「うぁ、ぁぁぁ、姉さん、ねえさ、助けて――――っあ!!あ゛あぁいやぁぁっっ!!」


 そしてそのまま、ずぶりと最奥まで一気にペニスが穿ち抜かれる。

 反りあがるカチュアの身体。男はそれを乳房を下から持ち上げるようにして受け止め、そのまま柔い胸を揉みしだきつつ、欲に満ちた呻きと共に腰を振り始めてしまう。


「あっ!や、やだっ!ぁぁぁ痛いっ!いたいっ!!

 や、やめてっ!あぁぁいやっ!いやぁぁっ!や、やだ、や、あぁぁぁっ!!」


 カチュアの心も体も労わることなく、男はただ腰を振りながら柔らかな胸を弄ぶ。

 力任せかつ乱暴に後ろの穴をこじ開けられて、痛いだけの筈の感覚の中に胸先を執拗に擦り弾かれる感覚が重なって、快楽と苦痛が混乱の中で同一化させられてしまう。


「おいおい、胸だけでイってんのか?淫乱痴女ちゃんよぉ!」


「うぅぅぅっ!あ、ちがい、ます……っ!こんな、こんな、ぁ、こんなぁ……っ!!」


「へぇ?だったら尻穴犯されて感じてるってことになるぜぇ?

 認めろよ、アンタは犯されたくてそんな服着て出歩いてた淫乱痴女なんだってよ!」


 男はカチュアの言葉など聞く気もなく、ただ彼女を責めるためだけに言葉を弄する。

 指で乳首を弾きながら肛門の奥深くを穿ってやれば、ただそれだけで弄られてもいない筈の膣から勢いよく潮の飛沫が噴出する。


 痛くて苦しい筈なのに、カチュアの身はそれを性感と受け止めてしまう。

 姉妹の仲でも最も生真面目で聡明な次姉。その要領の良さと呑みこみの良さを発揮してしまったかのように、カチュアの身体は既に暴力的な性感を受け入れてしまっていた。


「ぁ、あぁぁ、や、ちが、ちがうっ!ちがいますっ!

 わたし、ぁ、こんなの、こんなのぉ……っ!ぁ、あぁぁ、だめっ!やだっ!あぁぁぁ!!」


 そして何よりも一番残酷なのは、そんな身体の屈服ではなかった。

 カチュアという聡明で生真面目な少女にとって一番残酷なのは、身体に心が追いついていない事。

 身体が既に屈服してしまっているのに、カチュア自身の生真面目さと潔癖さが、心まで快楽に屈することを許してくれない事が何よりも残酷だった。


「あー、いいねぇ。マンコも名器ならケツも名器かよ……!」


「うあぁっ!は、ぁうっ!ん、んん――――~~~~っっ!!

 ぁ、あ、あ、あぁぁや゛っっ!!やめて、やめてぇっ!!やだ、ぁぁぁいやぁぁっ!」


 男が下劣な事を宣いながら、指でぎゅっと硬くなった乳首を搾るように押し潰す。

 潮の飛沫が膣口から噴き出して、カチュアの身体がビクビクと跳ねる。嫌な筈の快楽に、彼女はもう心意外に何一つとして抗えなくなってしまった。


 そしてそのまま、残酷な感覚がカチュアを絶望で押し潰す。

 肛内で張りつめて膨らんでいく太いペニス。これまで何度も膣奥で味わったその感覚が、排泄のための孔の内側でその存在を主張していく。


「や、や、やだっ!あああだめっ!何考えてるの!?

 や、ぁぁぁだめっ!そんな、そんなのだめよ!ねぇ、なんで、なんでぇ……っ!」


 抵抗の身じろぎが、頭飾りの兎耳をゆらゆらと揺さぶる。

 必死の抵抗がむしろ”捕食者”である男の嗜虐欲を高めるという悪循環。その中で獲物でしかない”兎”がどれだけ叫んでも、それは場の哀れましさをただひたすらに引き立てるだけだ。


 カチュアはもう、ただの"兎"でしかなかった。

 男の欲望に食い荒らされる、抵抗の余地も持たない脆い”兎"――――多産の象徴として、ただ幾度も種を注がれては子を成すだけの、哀れを極めた雌の兎でしかなかった。


「あ、あ、あ、あっっ!!ぁぁぁ、や、いやっ!!

 あぁぁいやっ!いやぁぁああぁぁぁぁっっ!!あっっ!ああぁ――~~~~っっ!!!」


 そうして高く、高く、悲痛な悲鳴がやがて夕暮れとなっていく空へと響き渡る。

 背後から尻穴を散々に犯されて射精される感覚にカチュアは叫び、それからぐずぐずと子供のようにすすり泣くけれど、彼女を襲う地獄はまだ終わる気配もない。


 次は手近な木に押し付けられて測位で犯され、次は騎乗位で腰を振ることを強要され、それが終われば今度は喉奥でペニスを扱かされる。

 そして今度はペニスが再び勃起するまで壮絶に陰核を嬲られて潮を噴かされ続け、それに男が飽きれば今度は乳首を指で嬲られ、その身に重すぎる性感を刻み込まれてしまう。


 ありとあらゆる体位と、ありとあらゆる犯し方――――四十八手など優に超えた欲望の具現を味わい尽くさんばかりに、男は底なしの欲望を"兎"と化した少女騎士へとぶつけ続けていく。


「あ、あ、あ、あぁぁっ!や、やだっ!うあぁ、あぁっ!

 た、たすけて!ぁ、ぁぁぁっ!や、やだ、やだぁぁっ!あ、あぁんっ!あっ!あぁぁぁぁ!!」


 助けを求める声は、段々と淫蕩に蕩かされていくだけだ。

 清廉な騎士はただ欲望によって嬲られ続けて、ゆっくりとゆっくりとその清廉を貪り尽くされていく。


 か細い悲鳴――――貪られるだけの獣の断末魔は誰も耳にも届くことはない。

 喰われるだけの弱肉となった少女は、ただ男の無尽蔵の性欲に嬲られるがままに蹂躙され続け、そうしてその腹を子種によって大きく膨らませられ続けるだけだった。


≪了≫



お読みいただきありがとうございました!


次回は4月15日に更新予定。

内容は未定ですが、『FGO』より「燕青×ジャンヌ・オルタ」もしくは「新規イベントネタで何か」。

あるいは『原神』より「新規イベントネタで何か」というイメージで漠然と考えています。


Twitterでアンケートを取るかもしれないので、よろしければそちらのフォローもお願い致します!

それでは次回も楽しみにお待ちいただけると嬉しいです!


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