特殊性癖なプロデューサーin346 #21 響子と下着を買いに行こう! (Pixiv Fanbox)
Published:
2024-05-09 12:12:56
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2024-05
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今日は休日。俺はせっかくの休みをだらだらと過ごすことを胸に決めていた。
しかし、その希望はすでに打ち砕かれそうになっている。
その理由はインターホンのモニターに映っている。
変装こそしているが、そこにいるのは俺の担当の1人だった。
「あの、私、今日休みなんですけど?まだ8時だよ?」
「はい!Pさんの食生活とか心配なので来ちゃいました」
「来ちゃいました!じゃないのよ。かわいいけど。自分の立場分かってる?」
「もちろんです!なので、この通りばっちりです!」
何がばっちりとは言っていないが、変装と言うことだろう。
伊達メガネにマスク、普段は一つに結んでいる髪を下ろしているから確かに知らない人から見たらすぐにはわからないかもしれない。
まあ、ここまで来られた時点で正直俺の負けである。
こっからアイドルを追い返せた経験は皆無だ。
「わかったよ。今開けるな」
「ありがとうございます」
★
「お邪魔します!」
「いらっしゃい」
入ってきたのは五十嵐響子。お嫁さんにしたいアイドルランキングNo.1の高校1年生である。何と言っても、5人姉弟の長女と言うこともあってか、炊事、掃除、洗濯など家事全般が万能なのである。それにこのかわいらしい見た目も合間れば、そりゃ嫁にもしたくなる。
響子は部屋に入るなり、変装を解き、いつもの見慣れた姿になる。
「Pさん、朝ご飯は食べましたか?」
「いや?今日は昼まで寝るつもりだったのをたった今どこかの誰かに起こされたからな」
「なら、ちょうどよかったです。朝ご飯作ってきたので食べてくださいね?」
嫌味が通じない…。まあ、でも朝ご飯を作ってもらえるのは正直嬉しい限りだ。
最近はなかなかしっかりした料理食べられてなかったしな。……ってヤバい!
「……Pさぁん?」
どうやら時はすでに遅かったようだ。響子がごみ箱を見ながら俺のことを呼ぶ。
「は、はい」
「コンビニ弁当ばっかりじゃないですか!栄養が偏るからあれだけ注意してるのに!」
「い、いや、ほら、なかなか仕事終わった後、しっかりご飯作ったりする時間なんてないから」
「それはわかってます!なので、少しくらいなら文句言いませんが、多すぎです!」
「ですよね…」
俺の部屋のごみ箱にはコンビニ弁当ばかりが入っている。
響子が来ると知ってれば、ちゃんと処理しておいたのに!
「ホントにPさんは私がいないとダメなんですから。とりあえず、ご飯温めるので先に食べてください。お説教はそのあとです」
「はい……」
15歳に説教される25歳の姿がそこにはあった。
★
響子の説教はしばらく続き、響子にお弁当を作ってもらうということを半強制的に約束させられ、解放された。
作ってもらう側が作る側に約束させられるという奇妙な図ではあったが、響子も俺のことを心配してのことだし、響子の負担のならない範囲でと言うことだったので俺も納得した。
まあ、響子の手料理が食べられるならそれはそれで嬉しい誤算でもある。
響子の料理は家庭的でなおかつめちゃくちゃうまい。
料理系の企画で成功例として外すことはできないほどだ。
いや、マジで一家に一台必要なレベルだろ。
あ、そうだ。
「なあ、響子」
俺は、いろいろと片付け終わり、ソファに座り、俺の横で俺にもたれかかっている響子に声をかける。
「なんですか?」
「実はな……ってことがあってな」
俺は響子に俺の能力について話した。
最初は怪訝そうにしていたが、やはり志希という名前の悪い意味での説得力が半端ではなく、響子も何とか納得はしてくれた。
「確かにPさん、その大きな、胸とか背が高い人好きって言ってましたもんね//」
響子はこういう話をするときに未だに顔を赤くする。
もうそろそろ慣れてほしいところだが、こういったかわいい一面をいつまでも見ていたいとも思ってしまう。難しいところだ。
「ああ、それに関してはすでにいろいろ試してはいるんだ」
「そ、そうなんですね」
「卯月とか美優を人形サイズにしたこともあるし、晴と梨沙を高校生にしたこともあるし、美嘉と莉嘉の年齢を入れ替えたこともあるし、この前は悠貴と藍子の胸を大きくしたり小さくしたりしたっけな。あとは10人弱くらいの体を大きくして、胸もデカくしたな」
「なんか小さくするより大きくする方が多いですね」
「まあ、そっちの方が好きだからな。ってことで、響子ともやってみようかと思って。どうだ?」
「うーん。ちょっと不安もありますけど、Pさんがやりたいなら大丈夫です!」
「響子はいい子だな。よし、じゃあ立ってくれるか?」
響子は「はい」と返事をして、ソファから立ち上がり、俺の前に立った。
「じゃあ、行くぞ」
俺は能力を使う。
響子の背が少しだけ伸び、胸が少しだけ大きくなったようだ。
あとは、顔も少し大人っぽくなったかな。
「終わったぞ」
「なんかあまり変わってないような」
「そうだな。俺は今、響子の年齢を25歳にしたんだよ」
「えぇっ!私、今、大人になってるんですか!?」
「そういうことになるな。響子は元々高校生だし、さすがに女子でそこからの急成長はなかったみたいだな。ちょっと測ってみるか」
測ってみた結果、響子は身長は157cm、バストは85cmになっていた。
「ちょっとだけ身長も胸も大きくなってますね」
「ちなみにバストサイズは何になるんだ?」
「えっと、多分Eくらいだと思います」
「元々はCだったか?」
「よく覚えてますね。ちょっと引いちゃいます」
「引くなよ。いや、ひかれても仕方ないか…。まあ、いいや。
でも、元々かわいいとは思っていたが、大人になると落ち着いた感じがあるというか、かわいさの中にキレイさがあるというか。表現が難しいな」
「え?そ、そうですか?自分ではよくわかりませんが」
「せっかく今は同じ年なんだから敬語はやめないか?普段、卯月とか美穂と話してるみたいに」
「そう、だね!頑張ってみま、みるね!」
「頑張らなくてもいいけどな。よし、それじゃあ、もうちょっと体弄っていいか?」
「え?別にいいで、いいけど?」
俺はまた、能力を使った。
響子の身体が俺より少し小さいくらいまで成長し、胸もさらに豊満になった。
「まあ、こんなもんかな。身長もバストも10cmずつ盛ってるから」
「ってことは身長は167cmでバストは95cmってことですか!?
なんだか自分の身体じゃないみたいですね」
響子は自分の身体を見ながらそう言った。
「それにこれだけあるとこんなに重いんですね。普段は羨ましいとしか思ってなかったですけど、大変なこともあるんですね…」
「嫌なら小さくしようか?」
「いえ!大丈夫です!Pさんは大きい方が好きなんですよね?」
「まあな」
「それならこのままでお願いします」
やっぱ、響子はいい子だわ。
「そうか。あと、敬語に戻ってるぞ」
「あ」
「はは、まあそれは話しやすい方でいいさ。それよりせっかく大人になったんだ。変装とかせず、デートにでも行かないか?」
「ホントですか!嬉しいです!でも、変装いらなんですか?」
「今の響子を見て五十嵐響子だって気づく人はいないだろ?似てるな、くらいは思われるかもしれないけど。自分でも自分の身体かわからないくらいなんだから他人ならなおさらだろ」
「それもそうです、じゃなくてそうだね」
「無理しなくていいんだぞ?」
「デートってことは恋人として一緒にいるってことだよね?」
「まあ、そうだな」
「恋人として一緒にいるなら、せっかく大人になったんだし、タメ口の方がいいかなって思って」
「まあ、響子がいいならそれでいいさ。元に戻っても2人きりなら敬語使わなくてもいいんだぞ?」
「それは、ちょっと考えさせてね。それじゃ、レッツゴー!」
響子は随分とノリノリなようだ。
★
響子と手をつないで道を歩いていく。
車でも良かったんだが、響子が手をつないで歩きたいって言ってきたのだ。
すぐ横を見ると、普段よりも全然高い位置にある今日このかわいらしい顔。
普段は少し見下ろさないといけないが、今なら横を見ればそこにある。
「咄嗟のことだったし、特にどこに行くとかは考えてないんだよな。どっか行きたいところとかあるか?」
「ううん。一緒にいられればどこでもいいよ。こうやってずっと一緒に入れる時間なんてなかなか取れないしね」
「確かにな。でもあれだな、自分から言っておいてなんだが、俺とため口で話す響子って新鮮だな」
「なんか私もちょっとなれないかも。でも、いつもより近づけた気がして嬉しいかな。いつもは全然届かないけど今ならちょっと背伸びすればキ、キスもできそうだし//」
「恥ずかしいなら言わなきゃいいのに。でも、そうだな。じゃあ、少し背伸びしてくれるか?」
響子は顔を赤らめながらも、少しだけ背伸びして、目をつぶっている。
いつもより大人び、いつもよりも近くある響子の唇に俺は自分の唇を重ねた。
そして、すぐに離した。
「ぇ」
「一応、人前だからな」
「あ…」
一瞬、物足りなそうな顔をした響子だったが、すぐに状態を把握して、顔を赤くして俯いてしまった。
「Pさんの意地悪」
「男ってのはいくつになっても好きな子を揶揄いたい生き物なんだよ」
「そういうこと言っておけば良いと思ってれば大間違いなんだからね」
「これは手厳しいな。シンデレラの機嫌を直すためにもデート頑張らないとな」
★
俺たちは某有名ショッピングモールに来ていた。
「ここでいいのか?言い方はあれだが、もっと高級なところでもいいんだぞ?」
「いいの。私はPさんと普通のデートを楽しみたいんだから!」
「そうか。わかった。どっか行きたい店でもあるのか?」
「えっと、あそこかな?」
「ランジェリーショップ?」
「その、この姿に合う下着とかないから買っておかないとかな、なんて」
「それもそうか。よし、好きなもの選んでいいぞ」
「せっかくなのでPさんに選んでほしいな、なんて」
「よし、わかった。俺に任せろ」
俺は響子と一緒にランジェリーショップに入店した。
「いらっしゃいませ。カップルですか?」
入店するや否や店員さんが声をかけてきた。
いるよな。こういうのを聞いてくる店員さん。俺は正直どっちでもいいが。
この店員さん、背は160ないくらいかな?胸はあまり大きくなさそうだ。Bカップくらいだろうか。っと、今はそんなのは後回しだ。
「嫁です」
せっかくなので、利用させてもらおう。
響子が俺の顔を驚いた表情で見て、口をパクパクさせている。
「ご夫婦でしたか。あまりにもお若いので」
「ありがとうございます。すいませんけど、まず妻のサイズ測ってもらっていいですか?」
「かしこまりました。では奥様、こちらへ」
「お、おく。わかりました」
響子が店員さんと試着室の中に消えていった。
さあ、ここからが本番だ。
俺はにやりと口角を上げる。
★
響子視点
もう、Pさんったら、よ、嫁なんて//
うぅ、まだ顔が熱いよ。絶対顔赤くなってる…。
「素敵な旦那様ですね」
「え、あ、はい!自慢のだ、旦那様です//」
「新婚さんですか?」
「えっと、はい。なのであまりこういう呼び方に慣れてなくて」
「そうだったんですね。では、採寸していきますので、上脱いでいただいていいですか?」
「あ、はい」
「服着てても思ってましたが、スタイルとってもいいですね」
「え、あ、ありがとうございます」
「腰は細いのにお胸はとても大きいですね。羨ましいです」
「そ、そんな、えっと」
実はPさんに大きくしてもらったなんて言えないし、こういうときって何ってい言えばいいのかな。
そんな私の考えをよそに店員さんは私の身体を採寸していく。
「えっと、お客様のサイズですとHかIカップくらいがよろしいかと。いくつか持ってきますので少々お待ちいただけますか」
「あ、はい。お願いします」
HかIカップか…。なんだか全く実感ないなぁ。
私は大きくなった胸を下から持ち上げてみた。
うわっ、重いっ。それにこれだけ大きいとPさんのを挟んであげたり…//。
って、こんなとこで何考えてるの、私!大人になってエッチになっちゃったのかな…?
「お待たせしました」
「あ、いえ、ありがとうございます!」
そんなことを考えていると店員さんが戻ってきた。
そして、店員さんが持ってきたブラジャーを見た私は思わず小さな声で「え」と呟いてしまった。
店員さんが持ってきたブラジャーのサイズはあまりに小さいものだったのだ。
元の私のサイズよりも絶対に小さいと思う。
私は自分の胸を思わず確認してしまい、またも「え」と声に出してしまう。
さっきまであった私の大きくなった胸は真っ平になってしまっていた。
「一応お探ししたのですが、お客様に合うサイズだとこれが一番小さくて…」
申し訳なさそうに店員さんが持っている小さなブラジャーを差し出した。
そして、まだ驚くことがあった。店員さんの胸が明らかに大きくなってます!
さっきまではかなり控えめだったのに、戻ってきた店員さんはさっきの私よりも明らかに胸が大きくなっていて、胸が制服を大きく盛り上げていました。
絶対Pさんの仕業だ。採寸してもらおうとか言いだしたのもこのためだったんですね…っ!
「どうだ、終わったか?」
「Pさん!?」
「いえ、今から試着ですが、その…」
「気にしなくていいですよ。な、響子?」
この人は言っても引き下がらないんですよね…。どうせそのつもり出来てると思いますし。
「まあ、別にいいけど」
私は一瞬だけ、恨みがましい目をしてやりました。
<P視点>
おぉ、響子は見事までにぺったんこになったな。
店員さんは逆にめちゃくちゃデカくなってるな。
「失礼だったら申し訳ないんですけど、店員さん胸すごいですね」
「ええ、よく言っていただきます」
「サイズとかってお聞きしても?」
「102cmのKカップです」
「100cm越えなんてすごいですね!それにKって聞いたことないですよ!」
嘘です。ここ最近は何度もそれより大きいのを見てます。
「ありがとうございます」
店員さんは恥ずかしげもなさそうに礼を言った。
実はこの店員さんには以前、晴に試したように、胸を大きくするときに少しだけ過去に改編を加えている。
この店員さんに施した記憶の改変は、自分の胸に絶対の自信とプライドを持ち、自分より貧乳であればあるほど内心では見下しているというもの。
実際の彼女の性格なんて知らないが、今の彼女はそういう性格なのだ。後で戻すから、名前も知らない人だけど許してほしい。
「嫁は見ての通り、胸が貧相ですのでお姉さんみたいに胸が大きいと羨ましいですね。なあ?」
「そ、そうですね」
「確かにお胸の方はかなり小さいようですが、非常にかわいらしい奥様じゃないですか」
「ええ、個人的には胸がもう少し大きければ完璧だったんですけどね」
「旦那様は大きなお胸がお好きなんですか?」
「男で大きな胸が好きじゃない人の方が少ないんじゃないですかね」
店員は口の端を少し上げた。どうやら、俺と響子をターゲットとして決めたみたいだ。
言うまでもなく、店員さんと響子を比べた際、かわいさでは申し訳ないが圧倒的に響子の方に軍配が上がる。しかし、スタイルなら店員さんである。おそらくそれは店員さん自身が理解している。俺に性格を改変されたこの店員さんなら俺の期待に応えてくれるはずだ。
「大きくても肩が凝るだけなので、大変なんですよ?こうして、下から支えると少しは楽になるんですけど」
店員さんは腕を胸の下にやって、わざわざ持ち上げるようにして俺たちに見せつけてくる。
チラッと響子の方を見ると、なんとも不機嫌そうな顔をしている。まあ、自分の男がどこの誰とも知らない女性の胸に釘付けになってるんだから当たり前と言えば当たり前だろう。
もし逆の立場で響子が他の男に釘付けになってたりしたら、俺も大人げなく不機嫌と言うか嫉妬するだろうしな。
「Kカップって見たことないんですけど、下着ってあるんですね」
「いえ、国内で一般に販売されているものはIカップが最大サイズとなっておりますので、それ以上のサイズは国外からのお取り寄せまたはオーダーメイドになります」
まあ、そんなこと巨乳フェチでもある俺が知らないわけはない。でも、ここは店員さんの気をよくするためにしっかり乗っかっておこう。
「ええっ!そうなんですか!?じゃあお姉さんのも」
「はい。弊社で作成しているオーダーメイドとなっております。ご覧になりますか?」
「ご覧にって、非売品なんですよね?」
「ええ。奥様には必要ないと思われますが興味がおありならぜひ」
しれっと見下してきているな。これが俺の性格改変による発言じゃなければ、さすがにキレてたかな。まあ、響子もいい感じに悔しがってる感じだし、概ね俺の想定通りかな。
「それじゃあ、せっかくだし見せてもらってもいいですか?」
「はい。少々お待ちください」
そう言って、店員さんは着ている服を脱ぎ始めた。ここが試着室の中だからいいようなものの、って俺いるんだけどな。まあ、でもそっか。性格が思っている以上のものになったということか。ちょっとだけ想定外だったな。
「ちょ、ちょっと何いきなり脱いでるんですか!」
俺がそんなことを考えながら店員さんを見ていると響子が声を荒げた。
さすがにこれは響子の反応が正しいな。
「先ほども申し上げましたように私が着けているサイズはオーダーメイドの非売品ですので当店には私が着用しているもの以外はございません。お客様がご覧になりたいとのことでしたら私の下着を見ていただくしか」
「そんなことしていただかなくて結構です!」
「いや、せっかくだから見せてもらおう」
「Pさん!?」
「旦那様もこう仰ってますので」
店員さんは勝ち誇ったかのように上に着ていた制服とシャツを脱ぎ、上半身だけ下着の状態になった。
「普通はサイズが大きいほど機能性を重視し、デザインが良いものが少ないのですが、このように弊社の商品はデザインにも自信があります」
店員さんの黒いセクシーな下着は確かに意匠もかなりこだわっているように見える。
店員さんは胸を腕で挟み、谷間を長くしている。
「ふむ」
「ふむ、じゃないですよ!いつまで見てるんですか!」
響子は顔を赤くして俺を責めてくる。敬語になってる辺り、これは素だな。
「奥様、落ち着いてください。お胸が小さいのですからお心くらいは大きく持たれた方がよろしいかと思います」
「なっ!それが客に対する態度ですか!」
「申し訳ありません。事実とは言え、もう少し言い方がありましたね」
店員さんは全く悪びれもしていない。それどころか胸の下に腕を入れ、胸を支えることでよけに胸を強調している。
「Pさん!?」
「まあまあ、そう怒るなって」
「ふふ、旦那様も私の味方のようですね」
店員さんはまたしても響子に見せつけるかのように胸を張って言う。
でも、なんかあれだな。プレイの一環としてもっと楽しめるかと思ったけど、見知らぬ誰かに響子のことをバカにされるのはやっぱり不快だな。
奏と加蓮がやりあってる時はもっと心の底から楽しめたんだけどな。こういうのは俺の彼女たちでやりあわなければ本心から楽しみ続けることは難しいようだ。段々とイライラが募ってくる。
「店員さん、すみません。一応妻の下着を探しに来たので、サイズが一番近いものをいくつか持ってきていただけますか?」
「そうでしたね。かしこまりました。少し大きいかとは思いますが、見繕ってまいります」
店員さんは服を着直して、試着室から出て行った。
「Pさん!やりすぎです!」
「そうだな。俺も反省したよ。最初は楽しんでたけど結局お前の悪口言われてるのを聞いてたらイライラしてきてな。とりあえず、また大きくしておくな」
俺は響子にまた能力を使った。完全に平たくなっていて、一切の膨らみすらなかった響子の胸に徐々に脂肪が蓄えられていく。元々のサイズであるCカップくらいにはなっただろうか。先ほどまではなくなっていた膨らみが、響子の胸にはあった。
響子はなんだか嬉しそうに自分の胸を触っている。
俺は響子の成長をまだ止める気はない。響子の胸はさらに成長してCカップは優に超え、一般的に巨乳と言われるであろうEかFカップ程度まで成長する。それでも成長は止まらず、さらに胸が膨らんでいく。小さくする前の大きさであるHかIカップほどまで成長した。
ここまでくれば世間では爆乳と呼ばれるサイズだと思う。俺としては最近胸を大きくすることが多くて見慣れてしまったが、やはり見た目だけでも圧倒的重量感。ここが外じゃなければ堪能しているところなんだけどな…。
「これでさっきくらいの大きさに、ってあれ?まだ大きくなって!?」
「さっきのお詫びってことで」
「Pさんの趣味じゃないですか!」
「小さい方がいいのか?」
「……そういうわけでは」
「ならいいな」
俺はさらに響子の胸を大きくし続ける。響子の胸はどんどんどんどんボリュームを増していく。店員さんのサイズはそろそろ超えたかな。
「まあ、こんなもんでいいか」
「これ、店員さんより大きくなってませんか?」
「多分そうだろうな」
「申し訳ありません、お客様の大きさに合うものだと現在当店舗にあるものですとこちらが最大サイズでして」
「いえ。あれ?」
「どうかなさいましたか?」
「あ、いえ、なんでもないです!」
響子が声を上げた理由、それは店員さんの胸だろうな。俺は店員さんを改変前の元の状態に戻していた。付き合わせたお詫びに少しだけ胸を大きくしてあげたが、あとはすべて元通りだ。
そして、店員さんが持ってきたのは先ほどまで店員さんが付けていたKカップの特注ブラジャー。今の店員さんにはブカブカすぎるな。
店員さんは持ってきたブラジャーを響子に付けさせる。
「んっ、ちょっときついですね」
「そうですよね。こちらはKカップのブラジャーなんですけど、お客様はNカップですので。申し訳ございません」
「Nっ…!」
響子はそのカップ数に小さい声で驚いたような声を上げた。
「数日いただければお作りできますが、どうなさいますか」
「そうですね。デザインはかわいいですし、お願いしてもいいですか?」
「かしこまりました」
「でも、着けてきたブラもかなり小さくなってたもんな。そのブラも買って帰るか?」
「そうですね。ちょっと小さいけど、これくらいならなんとか」
「じゃあ、今付けてるブラもください」
「かしこまりました。それではレジの方で計算しておりますのでお着替えになっていらしてください」
そう言って店員さんは試着室から出て行った。
「Nカップだってさ」
「聞いたことないサイズでビックリしちゃいました」
「敬語に戻ってるぞ?」
「あ。えっと、ビックリしたよ。それであのブラジャー買ってもらってもいいの?」
「茶番に付き合わせたお詫び」
「でも、私のこともどうせ戻すんでしょ?それならあのブラジャー着ける機会あまりないんじゃ」
「持ってたらいつでも使えるじゃないか」
「そうかもしれないけど。こんな大きな下着持ってたら寮の人たちに変な目で見られちゃうよ。全員が知ってるわけじゃないんだよね?」
「それもそうだな。じゃあ、うちに置いとくか?」
「いいの?」
「ああ。お前ら普通に私物やら着替えやら置いて帰るしな。響子のデカいブラが1つ2つ増えたところで今更だ」
「……ほかの子にも使う気でしょ」
「そういうこともあるかもな」
「まあ、Pさんが買ったんだから別にいいけど」
俺たちはブラジャーを買うと、デートを続けた。