近況報告(9/11) (Pixiv Fanbox)

ごあいさつ

9月に入ってから突然天気が悪くなり、長袖を引っ張り出すほど寒くなったりしていますね。皆様はいかがお過ごしでしょうか。なかなか自由に遠出することも叶わないご時世ですが、おうち時間を楽しめるように私も頑張りたいと思います。

オムニバス本について

オムニバス本ですが、どうにか12月〜来年1月くらいには出したいと思います。2月中は（卒論で）大忙しなのは目に見えているので、作業を早めに行いたいとは思っています。イラストを依頼している都合上、それが完成するまでは出せないのですが、楽しみにお待ちいただけると幸いです。もしかしたら3月以降にずれ込んでしまうかもしれませんが、何卒ご理解いただけますと幸いです🙇‍♂️

イラストは、いつもお世話になっている小平様に女子陸上選手型アンドロイドの設定画・挿絵を依頼しました。明るい感じの少女や筋肉の描写は小平様の得意とされる領域ですので、その部分とアンドロイドの機械的な要素・非人間的な薄気味悪さをうまく表現してくださることを期待したいと思います☺️

また、今回初めて依頼させていただくヤルク様に、小説家アンドロイド「逸山ロレム」の設定画・挿絵を依頼させていただきます。ヤルク様といえばラブドールやロボット（アンドロイド）といった描写に定評のある方でご存知の方も多いと思いますが、こちらも完成が今から非常に楽しみです。

また、未公開のエピソードで治安維持機関に所属するロリっ娘アンドロイドさんに絞られる話（17000字くらい？）を仕上げつつあるので、こちらは11月、12月号でFANBOXの方に先行公開させていただきたいと思っています。

DLsiteの方ではオムニバス本①を取り扱っていなかったのですが、①と②を合わせると文章量もかなりのものになりますし、せっかくですのでオムニバス本①と②を纏めたものを販売しようかなと思っています。もちろんBOOTHでは②単体を扱おうとは考えていますが、

・BOOTHではオムニバス本①と②を分冊で550円

・DLsiteではオムニバス本①と②をまとめたものを1210円

という形で販売しようかな、と計画しています。既にBOOTHでオムニバス本①をご購入くださった方は②をBOOTHでお買い求めいただければと思います。

質問コーナー・リクエスト

あとは質問コーナーやリクエストの話を。質問コーナー、毎回用意するのも面倒だが質問してもらえると書くネタができて嬉しい、という感じなので、どうしたものかと考えています。

あまり聞くこともないかもしれんと思っているのでこれからは置かなくなるかもしれませんが、適当な記事のコメント欄に書いておいてくれれば答えられると思うので是非なんか聞いてみてください。かと言って「創作の時に心掛けていること」とか聞かれてもロクな答えが返せないのですが、聞かれたことは（答えられる内容なら）精一杯答えたいとは思っているので、何卒よろしくお願いします。

また、リクエストの方ですが、これまでありがたいことに設置するとすぐにリクエストが入るという感じでしたが、ここ最近創作パワーを使い切ってガス欠気味なのでしばらくお休みします。と4月に言った舌の根も乾かないうちに創作を始めた張本人が言うことではないのですが……。

もしかしたらまた元気が出た時に再開するかもしれませんので、ふらっと立ち寄った時に開いていたらラッキー、くらいに考えていただければと思います。（マボロシじま？）

8月中忙しかったワケ・今後

先日、東大の大学院に合格しました。8月中の更新が無かったのも入試関連でバタバタしていたためです。対話システムなど、自然言語処理に関連する研究をしたいと思っているので、ロボ娘好きとしても色々頑張りたいと思います。そのためにはまずは大学を卒業しないと話が始まらないのですが……。

ただそういうわけで来年度からは本当に忙しくなってしまうと思いまして、そもそも創作に割く時間がなくなるのでは？と危惧しています。仕事しながら創作している人だっているんだぞ！というのは重々承知しているのですが、どうにも一つのことにしか集中できない性分ですので、ここで一区切りという形にしたいと思っています。

来年の4月で創作活動をストップ、並びにFANBOXの更新を停止しようと考えていまして、ひとまず現時点では再開の目処は立っていません。そしてオムニバス本②で販売するのも最後になると思います。

お金という形でご支援をいただいている以上、これで活動が終わりなのでもう対価を支払える分の生産をすることはありません、これ以降は支援して頂かなくて結構ですというリミットをこちらから提示した方が良いと思ったので書きました。何も言わずにずるずると期待させ続け、新作も出ないというのにお金をむしり続けるのは本意ではないので、ちゃんとこういう形で表明させていただきます（現状この有料プランでのみお話しさせていただいておりますが、来年4月に全体公開でちゃんと宣言しようと思います）。四年間色々な形で支援していただき本当にありがとうございました🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️

（ここからSUPER言い訳タイムです。本当に見苦しいので見たくない方はここで読むのを止めてください。）

綺麗事ばかり並べることができないのでぶっちゃけてしまうのですが、私の創作のモチベーションは、九月号に書いたものでは不十分です。本当はメインストリームのロボ娘コンテンツでは絶対に描けない「インモラルなエロス」を書きたいという思いがありました。また、そういった主流の非エロコンテンツが脚光を浴びることに対する嫉妬や、もっと名前を広げたいという自己顕示欲も当然ありました。なかなか世の中うまくいかないもので、会心の出来だと思った「男性教員の欲望を受け止める少女型アンドロイド」を書き上げてもTwitterのフォロワーは一人も増えませんでした。そういうものです。（私もSNSを使うのがヘタクソなので、誰かの共感を誘うようなおどけたツイートをしたり、いいねされた分だけ〇〇するといったことや内輪ノリで盛り上がったりすることを恥ずかしいとかしょーもないとか思うタイプなので、まあ当然といえば当然かもしれませんが）

結局世の中に出回るものの多くはR-18ではありません。頑張ってエロスを表現し（もしくはエロで「釣ろうと」して）、周りからの反応を期待する、そういった風に神経を尖らせて疲弊し、大手から供給されるロボ娘コンテンツに対して「ああ勝てないなあ」と思ってしまうサイクルからもう抜け出したいのです。肥大化して永遠に満たされない欲求を抱えるのはもうやめにしたいのです。その為には生産者ではなく、完全な消費者になるしかありません。誤解のないようにしたいのですが、私はロボ娘モノが本当に性癖ですし、好きだからこそ書いています。なのでファッションロボ娘オタク（？）とかそういうのでは全くないですし、エロを描かずに済ませようとしたり、R-15とかでお茶を濁したり、果ては「プラトニック」を標榜するコンテンツに対して舐めとんのかと憤りを覚えるくらい真剣です。（ここらへんは宗派の違いとかそういうものなので私は私、あなたはあなたの精神で流してもらえればと思います。）

「あなたの表現は力不足だから評価されないのも当然だ、違うか？」と聞かれても「違う」と言えるだけの自信もありません。はっきりと申し上げると、私は全年齢作品の土俵で戦うことから逃げていただけなのです。４年間かけてようやく自覚しましたが、私には一般の作品で戦うだけの能力がありません。さらに言えば、R-18の土俵ですらメインストリームのエロを書くことができませんし（そういう性癖ではないので）、ロボ娘モノに興味関心がない人からブクマを得られるほどの手腕もありません。だからいい加減、こうやって自分を誤魔化すこともやめにします。逃げるのか、そういう人間はどこに行っても一流にはなれないぞ、といった批判は甘んじて受け入れます。ただ、こうやって自分の汚らしい部分を提示することで、もう二度とこの世界に戻ってこないという意思表示をしたかったのです。魚拓でもなんでもいいので取っておいたらいいと思いますし、そうしてくれた方が戻ってくる未練があっても恥がそれを上回るのでむしろ抑止力となってありがたいです。

そして私は生産者として最も抱えてはいけない弱点を持っています。それは「批判を恐れすぎる」ということです。こうしてグダグダ泣き言を述べるのも、500円というフィルターを掛けた上で自分を応援してくれる人にしかしないですし、Twitterでは面倒なことを避けるために（そして面倒な人と関わることを避けるために）フォロバをしません。これは経験則ですが、お金というフィルターをかけると途端に治安が良くなります。一般に一言居士と呼ばれるタイプの人たちは、お金や手間というトラップを仕掛けてあげるとすぐに居なくなります。SNS上で心ない言葉を投げかける人はタダで批判ができるからそうしますし、Pixivのコメント欄は誰でもコメントできるので無法地帯です（それでもYouTubeのコメント欄の治安の悪さには敵いません）。

ただ、こうやってフィルターを掛けることで私は批判を回避しています。他人に自分の創作物についていちいち口出しされるのは嫌いですし、だからこそ批判されるのを避けたいと思ってこの一年間そうしてきましたし、更にはTwitterではツイートを返信不可にしてきました（なんと引用リツイートは防げません。どうなってるんだ？）。実際まあまあ居心地が良かったのですが、きっと上り詰める人たちは批判をバネに無限の成長ができる人たちか、周りの声なんて気にしないタイプなのだと思います。もうなんか、そういう面倒なことで疲れるは勘弁してもらいたいのです。

私は自分の作品を消すつもりはありません。「愛玩人形リサ」は私の創作の原点であり、原作はもう二度と見ることのできない作品です。昔大変お世話になっていた「セクサロイド2072」も元々掲載されていたブログから削除されていました（今はどこか別の場所に掲載されているのかな？）。そうやって自分の作品を削除することで誰かが悲しむのは、もしくは仮にそうではなかったとしても、悲しませてしまう可能性があるのは私も嫌です。だからこそ電子書籍という形にして販売して、創作物を誰かの手元に残しているのです。

本当はまだまだ書きたいような気がします。死んだ妹になり変わるアンドロイドの話やイケメン執事アンドロイドの話とかはまあまあ考えていたものの、限られた時間でそれらを最後まで書くことは難しそうです。なのでちゃんと書ききったものだけをオムニバス本でお出しして、キリの良いところで執筆がやめられればと思います。以上めちゃくちゃな怪文書でしたが、そういうことでよろしくお願いします。

あとコメント欄で説教くさいアレとか変に私をヨイショするソレとかはやめてくださいね。なんか見ているこっちが恥ずかしくなりますので。