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ごあいさつ

いつもご支援くださりありがとうございます。otoです。夏の暑さも次第に落ち着いてきている今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。


今月号は最近読んだ本(と、この間投稿した作品に関連する話)、そしていつもお世話になっているロボ娘モノの成人向け商業作品をご紹介します。



最近読んだ本について

「自動人形の城」という本を読みました。

https://www.amazon.co.jp/dp/4130633686/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_SY2ZTC4ZQYE50YZC1JX2


実は「人形」という言葉にフェチ心をくすぐられたのではなく、単にこの作者の方が書かれていた「白と黒のとびら」という作品が面白いと感じたので、ならば他の作品も読んでみようという感じで読みました。


この物語は、とある幼い王子が主人公です。この主人公ですが、相手のことを本当に想っていれば、何を考えているかが言わなくても伝わると思い込んでいるので、言葉を使うことを軽んじています。そのせいで大きな災いを招いてしまった王子が、苦難を乗り越えながら少しずつ成長していくという内容の話です。


本作は人工知能の意図理解という、これからの世の中でAIが利用される上で避けては通れないテーマを、ファンタジックな内容に仮託して分かりやすく説明してくれます。そして作品の最後に書かれた「解説」を読めば、人と自然な会話が可能な人工知能を作るために乗り越えるべき課題がなんと多いことかと感じられるかと思います。


またそれ以上に、過ちを自ら認めることの難しさ、自分が愚かであると気づきたくないが故に、自分が知らないことを貶す愚かしさ。新しいことを知ることに対する恐怖は、今いる安全な場所から出て行きたくないという恐怖からくること。「呪い」は望んでいなくても聞き入れられてしまうのに、「祈り」は純粋に他者を想う気持ちがないと聞き入れられないなど、非常に寓話的な内容も含む作品でした。


先述した「白と黒のとびら」は形式言語理論という学問分野の内容がメインであり、やや教科書的というかパズル寄りな内容ですので、どちらかと言えばこちらの作品の方が純粋な物語として楽しめるのではないかと思います。面白い作品ですのでぜひ読んでみてください。



話は変わりますが、意図理解と関連する内容として「推論」があります。

発言の真偽を論理的に推論するには様々な方法がありますが、例えばある仮定が正しい時に、別の記述も正しいか否かを判定するには、仮定の文を論理式に変換して、その論理式から「常識」という公理を用いて証明できるかどうかということで判断する方法があります。


先日投稿した「女子陸上選手型アンドロイドに〜」にも、発話に対する意図理解が含まれています。例えば、ナツメがユニフォームを脱ぐように言われた際の

「大変申し訳ないのですが、公序良俗の観点から、多くの人の目につく可能性がある場所でユニフォームを脱ぐことはできません」

という発言に対し、少年は裸になり、かつドアを閉めたというのを見せた上でアンドロイドに再び話しかけます。

ナツメの内部で何が起こっているかはフィクションなので細かく記述するのは避けますが、例えば少年の発話を論理式に変換し、ユニフォームを脱ぐための条件「自分の裸体が多くの人の目につかない」という論理式を演繹することができれば、裸になってもよい条件を達成したということになるでしょう。


ナツメは単純な動作しか実行できないような描き方をしましたが、実際のところは少年の意図した通りの動きを実行してくれる、相当に賢いアンドロイドなのです。

少年とナツメの「……靴紐、解けてるよ」「ご指摘ありがとうございます。今直しますので、少々お待ちください」というやり取りも、「靴紐が解けている」という事実を述べたわけではなく、「靴紐が解けていて走行の邪魔になるので、結んだ方がいい」という提案を意図していると把握していなければ、ナツメは「はい、確かに解けていますね」などと意味のない返事をしていたでしょう。(ここでは、靴紐が解けているのを確認し次第直すというプロトコルがあったと考えるのが自然でしょうか)


とはいえ、鮮明に記述することと、フィクションの面白さを両立させるのは非常に難しいです。そして我々が極めて自然に言語を操れるので、読んでいる時はそれが人工知能にとってどれだけの曖昧性を含んでいて、理解が難しいのかといったことまで考えないでしょう。それゆえに、「融通のきかないアンドロイド像」を描くのは、実は案外難しいことだと思っています。




ロボ娘が登場する成人向け商業漫画

電子書籍で現在も手に入れられるもの、そして個人的にたびたびお世話になっているものを集めました。そのため割と最近のものが多めなので知ってるよ!という方も多いかもしれませんが……。



1. ゆーわくワーク第3話 (ZOL)

https://book.dmm.co.jp/detail/b073aktcm00028/?i3_ref=search&i3_ord=4

テスト運用されている受付嬢アンドロイドが、実は男を悦ばせるためのテクニックも裏で学習させられており……という話です。かなり私好みな内容です。



2. セックスアンドロイド(来太)

https://book.dmm.co.jp/detail/b472abnen00600/?i3_ref=search&i3_ord=27

ツンデレと従順の2タイプのアンドロイドを購入した男がめちゃくちゃに絞られるという内容です。来太さんは他にも人外モノをよく描かれる方なので、そちらの方でもお世話になっております。



3. セクサロイドガール(アーセナル)

https://book.dmm.co.jp/detail/b333afjpc00190/?i3_ref=search&i3_ord=78

3作あるうちの第3話が個人的には好みです。素性の知れないロリババア(?)が実はアンドロイドで、容姿を自在に変化させられる能力もあるみたいな感じですが、言動に反してロボっぽい描写があるので個人的によく使わせていただいています。



4. ちんドル(Shingo.)

https://book.dmm.co.jp/detail/b915awnmg01211/?i3_ref=search&i3_ord=1

ふたなりアンドロイドに女性がイカされる話です。Shingo.さんは他にも全然感じないアンドロイドの話とかも描いていらっしゃるのですが、女体を非常にエッチに描かれる漫画家さんとして推しております。



5. アップグレード・ラブ(ヤルク)

https://book.dmm.co.jp/detail/b073bktcm03724/?i3_ref=search&i3_ord=5

こちらもおちんちん生やしたアンドロイドに女性が犯される話です。言わずと知れたロボ娘作家のヤルクさんですが、ここ最近は商業の方でも活躍されていらっしゃるようです。商業で安定してロボ娘作品を出してくれるのは本当にありがたい限りですので、これからも応援したいですね。



6. メイド・アラモード(あまみや真実)

https://book.dmm.co.jp/detail/b073bktcm03251/?i3_ref=search&i3_ord=23

メイドロボを自分好みにカスタマイズしていくお話です。排熱目的なのか猫耳っぽい意匠が控えめながらもメカっぽくて大変よろしいです。プラグイン次第で性格が変わるロボ娘さんが本当に大好きです。



7. リソウノカノジョ(山崎かずま)

https://book.dmm.co.jp/detail/b405acmhm00387/?i3_ref=search&i3_ord=4

最後の最後に彼女がアンドロイドであることが発覚するタイプの話ですが、話の端々にそれとなくロボ仕草があるのがとても良いです。ロボ娘のふかふかおっぱいに顔埋めたい……。



8. 絶対搾取メイド姉妹!(荒岸来歩)

https://book.dmm.co.jp/detail/b121chita00538/?i3_ref=list&i3_ord=45&dmmref=gTop_List

メイドといえばこの方!という感じの有名な漫画家さんですが、こちらはタイプの違う三種類のメイドロボが登場します。定期的に精液を抜かないと死んでしまうという奇病(?)を患ってしまったご主人様を所構わず抜きまくるという話ですが、ロボ感は控えめながらも私は彼女たちがロボであるという事実だけで満足するので……。



9. デリヘル戦乙女(えれ2エアロ)

https://book.dmm.co.jp/detail/b164aisis02418/?i3_ref=search&i3_ord=7

アンドロイドの戦乙女が、戦争が終わったのちにデリヘル嬢になり元仲間のアンドロイド(?)に奉仕するといった内容です。単純に女性の肉体がかなりエロいのと、耳のあたりのダイヤルをひねると感情が発露したり膣が締まったりするといった描写が良かったです。



10. Mechanical instinct(無道叡智)

https://book.dmm.co.jp/detail/b425aakkg00178/?i3_ref=search&i3_ord=12

ロリっ娘といえばこの方を忘れてはなりません。かつて戦場で生き別れた(?)パートナーAIが少女型の義体を得て再開を果たすという話ですが、ちっちゃいボディにつるつるのアソコがもうたまらんのです。他にも人外モノを良く描かれる方ですので、私はそちらの方面でもよくお世話になっております。





今月号もお読みくださりありがとうございました! 来月号は何か短編を載せたいと思いますので、引き続きご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします🙇‍♂️


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