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挿絵 えろしば様 さーばーふぇいず様


※当作品は音声作品としての制作を予定している為、モノローグでお話が進みます。 

いつもと文体が変わりますが、お楽しみいただければ幸いです!



前編あらすじ


いつものように、エンヴィと共にイヴィルシードを回収していた私…

オウマを浄化して一件落着かと思われたその時、エンヴィの様子に異変が!

突如巨大化するとマイナートを撒き散らし、私の前から飛び去ってしまうのでした…


「エンヴィ!待って!」

異形の姿へと変わって飛び立ったエンヴィを追って飛び立ちます。

すでにエンヴィは森の出口に達しており、そこは植物園の駐車場になっていました。

日も暮れて帰途に着こうとしている人々の合間に降り立つエンヴィ。

その身体から発せられマイナートに当てられ、人々はバタバタと倒れていきます。

「いけない!もうプラウスが残り少ないけど、私が止めなくっちゃ…お母さん、力を貸して!ホーリーライトアップ!ブライトハート!」

今一度セイヴァーフォームへと変身する私。

二度目の変身で力を消耗している私の胸で、コアジュエルが淡く輝きます。

「エンヴィ!正気に戻って!お願い…」

私の説得など聞こえない様子で、咆哮を上げるエンヴィ。

その身体からは絶え間なくマイナートが漏れ出し、周りの人々を汚染していきます。

そのうちの何人かはゾンビのように立ち上がって徘徊を始めました。

「マイナートに侵食されてしまっている…あのままじゃ欲望のままに周りを襲いだしてしまうわ!」

まずは元凶となっているエンヴィを止めなくては…

「エンヴィ…まずは浄化の力で!サークレッド…きゃああっ!?」

浄化の技を放とうとした私に気づいたのか、エンヴィが素早く背後へと回り込みます。

そのまま羽交締めに拘束されてしまう私。


「エンヴィ…離して!」

エンヴィのマイナートに当てられた男たちが私の前に立ち、動けないのをいいことに手を出し始めました。

「うぐっ…あぁっ…やめてっ…くだ…さぃ…」

あるものは殴り、あるものは胸を揉みしだく。

欲望のままに嬲られた私の胸でコアジュエルが明滅をはじめました。

力が抜けた私の首を、背後からエンヴィが締め上げます。


「かはっ…く…苦し…ぃ…エン…ヴィ…やめ…けはっ…」

意識が遠のきそうになって万事休す…と思われたその時、背後から苦しそうな声が聞こえました。

「あか…り…ちゃ…ん…にげ…て…で…び…」

暴走の最中にあっても、まだ元のエンヴィの意識がある…

それは私にとっての最後の希望となりました!

「エンヴィ…イヴィルシードになんか負けないで…たぁっ!」

最後の力を振り絞りエンヴィの腕を振り払うと、私は身体を捻って反転します。

そのままエンヴィを抱き寄せ、浄化の波動を放ちました。

「サークレッド・ハートウェイブ!」

本来はエンジェリングで波動を増強して放つ技ですが、抱きついて密着したコアジュエルから、一気に浄化の光をエンヴィに当てていきます。

「正気に戻って!エンヴィ!」

私の想いは、エンヴィに届くのでしょうか…


▶︎「グアア!(灯ちゃん…アタイも戻りたいデビ!)」

 「グルル!(コアジュエル…いただくデビ!)」


「(灯ちゃん…前も怖い夢でアタイが飛び起きた時も、こうして抱きしめてくれたデビ…これ以上灯ちゃんを傷つけたくないデビよ〜…)」

私たちの想いが一致した効果か、エンヴィの身体がシュルシュルと縮み、いつもの大きさまで戻りました。

そのまま眠ってしまうエンヴィ。

私も一安心と思ったのも束の間、周りをマイナートき当てられた男たちが取り囲みます。

「この人たちも浄化しなくっちゃ…うぁあっ…」

立ちあがろうとしたその時、身体が鉛の様に重くなり、私は立ち上がることができなくなります。

胸のコアジュエルは辛うじて光を保っていましたが、エンヴィを救うために消耗した私の力は消えかかっていました。

「お願い…動いて…この人たちを救うまで、倒れるわけにはいかないの…ああっ!?」

自分の身体に鞭打って立ちあがろうとした私を、男たちが押さえつけます。

背後についた男は、欲望のままに私に自らの陰茎を擦り付け始めました。


「や、やめてください!正気にもどってぇ…」

もはや欲望の奴隷となった男たちによる凌辱の宴が始まる…

私の心も折れかけたその時、背後の男の胸を眩い光が貫きます。

「え…何が…?」

困惑する私をよそに、次々と光に撃たれ、倒れていく男たち。

不思議なことに、光に撃たれた男たちは皆、憑き物が落ちた様に安らかな顔をしていました。

「これは一体…あっ!?」

光の発せられた方を振り向く私…


するとそこには、私と同じプラウスを纏った救聖天使の姿があったのです。

彼女の正体が誰なのか…

そしてこの出会いの意味するものは…

今の私にはまだ、わからないことだらけなのでした…


続く…


次回予告

私を救った謎の救聖天使…

その正体は誰なのでしょうか?

学園での新たな出会いが、運命の歯車をまた回し始めます。

次回、救聖天使ブライトハート12話「新たなる救聖天使?オーロラシャイン、現る!」に光臨です!

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Comments

syonnai_hito

新救聖天使空気嫁・・・という展開で終わりましたが、そんな彼女も早晩「堕ちる」んでしょうね・・・。 キリっとしたキャラほど堕ちた時のギャップが楽しみ😍