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こちらは公開中の『富豪の人間コレクション』シリーズ https://www.pixiv.net/novel/series/10896452 の『アサシンは忠実なイヌと化す。』 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20544387 に登場したヒトイヌにされたアサシンの何の変哲も無い番犬としての一日を描いています。 --------------------------------------------------------------------------------------- 窓から射し込む朝の光を感じ目を開ける。 我がマスターは朝が早い。 いつも日の出と共に起床する。 私はマスターのベッドの傍らから起き上がり、ベッドに乗りかかった。 「んお、んおぉ。」 もう意味のある言葉を喋れなくなった口で声を出し、マスターを起こす。 口から止めどなく零れて来る唾液をマスターの顔にかけない様に気を付けながら。 「おお、おはよう、今日もありがとうな。」 ベッドから起き上がり、今日もマスターは私の頭を撫でて褒めてくれた。 だが喜んでばかりもいられない。 次は起床したマスターの衣服を用意しなければ…。 私は軽い身のこなしでベッドから飛び降り、折り畳まれてラバースーツに収められてる腕、いや、肘を使ってクローゼットを開けた。 そこにズラリと並んだ燕尾服。 燕尾服は通常、夜の社交界などで着用する衣服だが、マスターは好んで着ている。 本当はこの中から一着を持ってマスターの元に行くべきなのだが、今の私の姿では、どう頑張ってもそれを行うことは出来なった。 マスターもそれは百も承知で、ゆっくりとベッドから起き出し、クローゼットの前までやって来る。 それを見計らったかのように、マスターの部屋に数人のメイドが入って着て、マスターの着替えを手伝いだす。 こうなると私はお役御免だ。 少し離れた場所でおとなしく待機する。 腕同様に足も折り畳まれてラバースーツに収められているが、その足を下ろして…、人間なら正座の足の形、にして腕はそのまま床に着ける。 いわゆる『お座り』の格好だ。 そう、今私はアサシンである事を辞めたどころか、人としての自由も奪われ、まるで犬の様な見た目にされ、犬の様に振舞って生活している。 世間ではこれをヒトイヌ拘束と言っているらしい。 人間をペットの様な恰好にして、ペットの様に扱うプレイが世の中には存在しているのだと言う。 何故そんな姿になってしまったのかと言うと、マスターが以前から犬を飼いたかったから。 このマスターの住む屋敷にやって来たのは今から2カ月ほど前。 その当時、私は今のマスターとは違う人をマスターとして従っていた。 その昔のマスターの命令で、私は今のマスターを亡き者にする為に屋敷に忍び込んだ。 しかし、今のマスターはすでにその襲撃を察知しており、私は忍び込んですぐに大勢の屈強な男達に囲まれてしまう。 任務に失敗した私は、昔のマスターに捨てられ、犬が欲しかった今のマスターは渡りに船と、私を犬として飼う提案をして来た。 私はずっと組織の従事し、マスターの命令が無ければ何をしていいかわからない。 その様に教育し育てられてしまった。 だから、私には命令を下してくれる人間が必要だった。 そんな私に手を差し伸べてくれたので、私は人を捨て、マスターの犬として生きる事を承諾したのだ。 私が馴れ初めを思い出してる内に、マスターの着付けが終わっていた。 もう老人といって言い年齢のマスターは足腰が弱って来ているので車椅子が用意され、マスターはそれに乗る。 実はその車椅子もマスターのコレクションのひとつで、中には女性が閉じ込められている。 『クッションが素晴らしい』 と、マスターはその車椅子を気に入って、好んで使っている。 そう、マスターの趣味はコレクションの蒐集なのだが、それは女性のコレクション。 それもただ女性を蒐集するのではなく、美術品や調度品、家具などに封じ込めて愛でるのが好きなのだ。 その為、この屋敷にはそうやってマスターの目を楽しませる為だけに身動き一つとれない姿で飾られている女性がたくさんいる。 かく言う私も似たようなものだ。 私はマスターのボディーガードや美術品や調度品になった女性達の警護の為に必要最低限の体の自由を与えられてるに過ぎず、結局は同じ様なものなのだ。 この屋敷に飾られている女性達も私も、マスターの所有物。 メイドに車椅子を押されて朝食を取る為にダイニングに向かう。 その後を私は犬の様に肘と膝を使って四つん這いでついて行く。 当然開きっ放しの口からはずっと唾液が床にポタポタと零れ落ち続けている。 毎日掃除をしてくれるメイド達には申し訳ないが、自分ではどうすることも出来ないので許して欲しい。 これは私が逃亡した時に後をつけやすくする為のものだから、自分でコントロールできない様にされてるのだ。 まあ、私に逃亡の意思など無いので、これが役に立つことは無いだろう。 犬の頭を模った硬めの革で作られた全頭マスクの犬の口を模して開きっ放しの口から見える作り物の舌を伝って今もポタポタ零れ落ちている。 零れ落ちる唾液は、今は更に犬らしく見える付加価値となってるのみだ。 広いダイニングで一人食事をとるマスターの脇で、メイドの手によって私は食事を与えられていた。 私は自分で食事を摂ることが出来ない。 口は開口ギャグで開いたまま固定されており、その上から犬の口を模したマスクを被っている為、自分ではどう頑張っても口の中に食事を入れることが出来ない。 今メイドは注射器の様な器具を使って、犬の口の中にある私の本当の口に流動食を流し込んでいる。 「お、んぅ。」 私はこうやって反抗が出来ない様に自分で出来る事を極端に制限されている。 裏切るやつなどいくらでもいるので、用心深くするに越した事は無い。 なので、私自身には反抗も逃亡も全くする気が無くても受け入れている。 そしてそれは一生緩む事は無い。 その徹底した用心深さに、私はますますマスターが気に入ってしまう。 食事の他には、排泄も自分で出来ない様に制限されている。 私の体を覆う、真っ黒なラバースーツと革の拘束具の中で一ヶ所、銀色に鈍く光る部分がある。 下腹部に取り付けられている貞操帯と言う器具。 本来の役目は、女の不貞を防止する為、貞操帯を外せる主人以外との性行為を防止するものらしい。 だが、今私がこれを履かされている理由は違った。 私の股の間にある3つの穴に仕込まれた器具を固定する為に履かされていた。 それぞれの穴には中空になってるプジー、ディルド、アナルプラグが挿入されていて、プジーとディルドの底部からチューブが伸び、それがアナルプラグに接続されている。 こうされる事で、私は自分の尿と膣からの分泌物、愛液や経血など、がアナルプラグで開きっ放しにされてる肛門から腸内に流れ込んで来るのだ。 それはまるで浣腸のような働きをして私の腸内を刺激し、私は収まることの無い便意に常に苛まれていた。 アナルプラグの排泄口には弁が取り付けられており、ロックを外さないと開かない仕組みになっている。 手足の自由の効かない私は当然ながらその弁を自分で解放することが出来ない。 排泄は3日に一度、もしくは屋敷に侵入者など、マスターに危機が迫った時以外にはさせてもらえない。 つい先日、私がマスターの犬になってから初めての侵入者があったが、その時は弁が解放されたま侵入者と相対したのだが、垂れ流しになっている大便に侵入者の怯んだりと、意外にもこの仕組みが敵の撃退に役に立った。 ただ、捕縛された私の糞まみれの侵入者を連行していく護衛の男達が少々気の毒だったが…。 ゴロゴロゴロ。 「うぅ…。」 この強烈な便意の我慢は2ヶ月経った今もまだ慣れない。 だが今日はその3日に一度の排泄が許される日。 3日も常に浣腸をされながら排便を我慢している状態と言うのは想像してる以上に苦しい。 浣腸で排泄を促さながら、入り口には栓をされて出すことが出来ないと言う二律背反。 常人なら我慢出来ないであろうその苦しみを耐えることが出来るのは、幸か不幸か…。 メイドにマスターの前まで連れて行かれ、私の尻の下にバケツが置かれる。 マスターは私の排泄をしているところを見ているのが好きなのだそうで、排泄する時はこうやっていつもマスターの目の前でさせられている。 メイドがマスターから私の肛門を塞いでいる栓を外す為の鍵を受け取る。 カチリ。 尻の方で軽い音がして…。 キュポン。 中空になってるアナルプラグの穴を塞いでいた栓を抜かれた。 その途端に…。 ブボッ、ブッ、ブリブリブリ、ブリッ。 3日間堰き止められていた大便が開きっ放しの穴から勢いよく噴き出し、バケツに溜まって行く。 マスターには尻を向けているので顔を見られないが、私の排泄姿に満足してもらえてるだろうか。 「うっ。」 勢いよく出た大便が跳ねて、メイドにかかり顔を顰められる。 「ふむ、その顔はいかんな…。」 マスターの言葉にメイドは顔面蒼白になる。 「むぅぅ、んむぅ、んむうぅ。」 メイドの顔の下半分はマスクで覆われて言葉を奪われている。 その為に言葉にならない声で必死に謝罪しながら土下座する。 マスターが私の排泄姿を見て楽しんでると言うのに、その排泄物がかかった事で嫌な顔をしてしまったのが運の尽きだった。 「おい、連れて行け。」 黒服の男が二人、どこからともなく現れメイドの両脇を抱え、引きずりながら連れて行く。 「んん~、んむぅ、んむぅ~!」 メイド達はマスターのコレクション予備軍で、こうしてメイドとして失格だとマスターが判断すれば、コレクションの仲間入りを果たしてしまう。 あのメイドはどんな美術品や調度品にされるのだろうか…。 メイドが連れて行かれたので、マスターが直々に尻の栓を戻してくれた。 こうしてメイドが一人減ったこと以外はいつも通りの朝食が終わった。 朝食の後は自由にしていいと言われている。 しかし、自由と言われても、常に命令に従って生きて来た私にいきなり自由にと言われても何も出来なかった。 見かねたマスターが『ならば屋敷の見回りをしてくれると助かる。』と言ってもらえたので、その言葉に従い私は毎日この時間は屋敷の見回りをしていた。 手足を折り畳まれてラバースーツに収められ、四つん這いで肘と膝をついて犬の様に屋敷の廊下を歩く。 歩く度に股間に仕込まれた器具が私の体の中を掻き回す。 最近ようやく慣れてきたが、侵入者が来た等の緊張感のある場面以外では、この股間の異物たちに歩いてる間中気をとられてしまう。 この股の3つの穴に初めてこの異物達を入れられた時の事を思い出す…。 初めて股間にこの異物たちを受け入れた時に感じた今まで知らなかった感覚。 甘い、と表現すればいいのか、この感覚は…。 いくら力を入れても、腰から力が抜けて行く感覚。 歩こうとしても足がガクガクしてうまく歩けない感覚。 体の中を異物で擦り上げられる初めての感覚に、どんな危険な場所でも感じなかった恐怖を感じた。 自分で自分の体が制御出来ない。 体の奥から込み上げてくる熱さに体が火照って来る。 呼吸が乱れ、整わない。 こんなの危険だと、そう思うのに、更にこの感覚を味わいたくなる、甘美な刺激。 それが性的に発情しているのだと、後で教えられた。 そしてマスターはその気持ち良さに身を任せてしまっていいと言った。 命令とあればこの未知の感覚に恐怖を感じていても実行するしかない。 マスターの命令を拒否すると言う考えは私には無い。 ゆっくり歩くと腰の周りを中心に痺れる様な刺激がやって来る。 命令が無ければ危険を感じて歩みを止めるであろう感覚。 だが命令の為に私は止まれない。 そのまま歩き続け、その刺激に感覚に身を任せる。 歩く度に腰から力が抜け、足取りもおぼつかなくなって行き…。 そして…、何かが、来た。 「むぉおおぉぉっ!」 その何もかもを押し流していく様な、頭の中も真っ白に塗りつぶしていく様な感覚に、出すつもりなど無かった声が出る。 「んはっ、はっ、はっ…。」 何とか倒れ込むことは無く踏みとどまったが、それで精一杯。 もう体に力が入らず、その場に立ち尽くす。 そして今まで感じたことの無い程の多幸感に包まれて行く。 呼吸が乱れ苦しいが、それも心地良い疲れに感じた。 これが、私が絶頂に達した瞬間であった。 あの日…。 初めて『イク』と言う感覚を知ってから、私は少し変わってしまった様に思う。 屋敷の見回りはマスターの命令だから行っている。 そのはずだった。 しかし、今はおそらく命令がなくても屋敷を徘徊するだろう。 いや、もうすでにそうなっている。 それは、あの感覚を味わう為。 「おほぉ、おほぉ…。」 熱い吐息を出しながら屋敷の広く長い廊下を歩く。 体の中で『ゴリゴリ、ゴリッ、ゴリッ』と音がするぐらいに強く異物を締め付け、擦り上げる。 膣にはマスターのペニスを模ったディルド。 肛門には肛門の皴が伸び切る程に太いアナルプラグ。 その二つで自分の体の中を擦り上げ、快感を得る。 マスターの犬になって初めて経験した感覚。 これが『気持ちいい』と言う感覚だと知った。 知ってしまった。 マスターは『それでいい』と言ってくれた。 マスターの言う事は絶対だ。 それでいいと言うなら、それに従うだけ。 気持ち良くなっていい、この快感に溺れていい。 「おほぉ、おほぉ…。」 ゴリゴリ、ゴリゴリ。 気持ちいい…、気持ちいい、気持ちいい…。 『本能のままに感じて、快感を貪れ、お前はもう人では無い、儂の犬なのだから。』 マスターの言葉を思い出す。 そう私は犬だ。 獣に理性は必要ない。 本能のままに感じればそれでいい。 あ、来る…。 下腹部から熱いものが上がって来る様な感覚。 体に力を入れて立っていようにも勝手に力が抜けて行く感覚。 ガクガクと足が震え、腰が動き、そしてやってくる。 「むぉおおぉぉっ!」 頭の中が真っ白な光に包まれたような感覚に陥り、何も考えられなくなる。 ドサッ。 屋敷の廊下で崩れ落ち、立ち上がろうにも力が入らない。 ああ…、凄い…。 「おふー、おふー。」 自分の口の先に作り物の犬の口がある為、必死に酸素を取り込もうと呼吸するがままならない。 ああ、凄かった…。 今まで一番、気持ち良かった…。 少し酸欠気味になってる頭でそんな事をぼんやり考える。 気が付くと私は多数の美術品が保管されているホールに倒れていたことに気付く。 快感を得る為に歩き続けていつの間にかここまでやって来てたようだ。 ふと目を向けた先には噴水。 その中央の台座に置かれているブロンズ像。 当然のあの中には女性が閉じ込められている。 そしてそのブロンズ像の股間からはまるで小便の様に液体が噴水に向かって降り注いでいた。 いや、まるで小便ではなかった。 あれは本物の小便。 中に閉じ込められている女性は、常に利尿剤の入ったドリンクを飲まされ続けており、尿道には中空のプジーが挿入され自分の意思で小便を出す事も止めることも出来なくされていた。 しかも絶妙な角度が付いていて小便はキレイな放物線を描いて垂れ流される様に作られていた。 利尿剤によって間断なく尿が作られ、自分の意思では止めることも出来ずに垂れ流していく。 小便小僧ならぬ小便娘。 しかもそれだけでは無い。 時折、ポチャンと何かが噴水に落ちる音がするが、これはあの小便娘の大便だ。 中空のアナルプラグで肛門を開きっ放しにされこちらも常に垂れ流し状態。 あの女性が小便娘のブロンズ像にされてまだ日が浅いので噴水に水は澄んでいるが、きっとそのうち彼女の尿と便で濁って行く事だろう。 私は見回る時、特にこのブロンズ像を気にしている。 なぜならこの中に閉じ込められた女性は、私が初めてここでの仕事として捕らえた女性だから。 姉妹で怪盗などをやっていたらしいが、この姿の私で充分制圧できる程で、今までよく捕まらずにいたなと思ったりもした。 マスターの情けで妹の方はワザと逃がしてやったが…。 その数か月後にまさか自分からオブジェになりにやって来るとはこの時の私は想像すらしてなかった。 噴水のすぐそばま歩いて行き、ブロンズ像を見上げる。 お前は今気持ちいいのか? マスターの張型はお前の膣にも挿入されているんだろう。 心の中で問いかける。 私は知りたかった。 自分と同じ様に、皆、気持ち良くなっているのかを…。 「お、おぅん…。」 ブロンズ像を見つめながら、小刻みに自分の腰を動かす。 ああ…、気持ちいい…。 目の前で腰を振る犬を見て、こいつはどう思うのだろう? 自分で腰を振って気持ち良くなれてズルイと思うのだろうか? それとも、こんな浅ましい犬の姿にされなくて良かったと思うのだろうか? そうだ、今私は本物の獣の様に本能のまま浅ましく欲望を貪り、快楽を得る為に惨めに腰を振っている。 「お、おほぉ、おぉん。」 口からみっともなく涎を垂らし、膣と肛門に埋め込まれた異物で体の中を擦り上げる。 どうだ羨ましいか? ブロンズ像を見上げて思う。 お前も異物に体を貫かれ、股間からやって来る疼きに悶々としてるのだろう? 動けるのならば、その疼きを快感へと変えられるのに、もどかしいのだろうな。 私はこうして、快感を得られる。 マスターも本能に従えと言ってくれた。 だから…。 私はついに立っていられなくなり、床に突っ伏して腰を振る。 足腰がガクガクする。 熱いものが上がって来る。 気持ちいい。 気持ちいい、気持ちいい…。 「お、おおぉぅんっ!」 私はひときわ高く大きく吠えて、絶頂を迎えた。 股も頭の中が真っ白になり、意識が飛んで行った…。 それでも10数分ほどだろうか、私が倒れていたのは。 のろのろと起き上がり四つん這い状態になる。 噴水の上のブロンズ像を一瞥し、踵を返す。 そしてまた、この長い廊下を歩き出す。 もっと気持ち良くなって、もっと幸せな気分に包まれる為に…。 願わくばこのまま、私が番犬としての役目を果たさないでいい様に、侵入者など現れずに、ずっとこうして…。 「おほぉ、おほぉ…。」 ゴリゴリ、ゴリゴリ。 ああ、また気持ち良くなって来た…。 ギチッ、ギチギチッ。 ギュム、ギュムム。 ラバーと革の軋む音を響かせて、黒い犬となった私は、屋敷の廊下を歩き続ける。 あ、またイク…。 人の姿を捨てた所に私の幸せはあったのだ。

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