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このお話は現在pixivにて公開中の作品『人間展示美術館』シリーズ https://www.pixiv.net/novel/series/9980198 の中の『博物館オープン、展示物にされた人達の紹介(人間展示美術館、外伝)』 https://mahoro47.fanbox.cc/posts/6262992 にて、紹介されてる人魚姿で拘束展示されてる女性が、こうして人魚姿で展示されるまでを描いた作品となっております。 人魚になりたかった。 ある日配られた異動希望伺いのアンケート。 そのアンケートに答えた事で、私の運命は大きく変わった。 ----------------------------------------------------------------------------------------- 人魚に憧れていた。 あんな風に自由に海を泳ぐ姿に憧れていた。 確かに人魚にはなれた。 だけど、そこは大海原ではなく、博物館の展示ホールの中。 自由に海を泳ぐなんて夢のまた夢。 体動く事も無く、唯一動くのは尾鰭となった下半身、それも膝から下だけ。 パタパタと尾鰭を振り、博物館の展示ホールで海を泳ぐ真似事を知ることが出来るだけ。 閉館時間となり、私は暗くなったホールの中で物思いに耽り、思い出す。 この博物館で人魚として展示される事になった日の事を…。 「アンケートですか?」 「そう、内の系列で今度新しくオープンする博物館のスタッフへの異動を希望する人を募ってるらくてね、その為のアンケートだって。」 「そうなんですね…。」 私は差し出されたプリントを受け取り目を通す。 最初の設問ですでに『異動を希望しますか?』ってあって『はい』『いいえ』に丸する様になってる。 『いいえ』と答えたら、このアンケートは終了。 その下はずっと『はい』と答えた人様の設問がズラリと並んでいた。 ふと顔を上げて周りを見て見ると、どうも皆は異動をするつもりが無いみたいでサッと丸をひとつ書いて終わってる人がほとんどでした。 再び私はプリントに視線を戻す。 私はまだ最初の設問に答えず、先にその下に並んでるたくさんの設問に目を通してみた。 「ふ~ん、最初は『○○が好きですか?』みたいなのが並んでるんだ…。」 なんてざっと流し読んでいると、ある単語が目に留まった。 『人魚』 その設問には『人魚は好きですか?』と言う事が書かれていた。 なんで、人魚の事なんかを…。 そう思いながらも、ただそれだけの事で、このアンケートに急に興味が沸いて来る。 だって、私は幼い頃からずっといつかは人魚になりたいと夢見ていたから。 この設問がどう言う意図で書かれているのかわからないけど、この設問があると言う事はおそらく人魚に関わる何かがあると言う事だと思う。 「…よしっ。」 たったそれだけの事で、私はこのアンケートの『異動を希望しますか?』の設問の『はい』に丸をつけて続きの設問に答え始めた。 「これが、新設された博物館…。」 あのアンケートに答えた翌週。 すぐに異動が決定され、今日から私はこちらの博物館で勤める事になりました。 「あなたが浪子さんかしら?」 作業着の上に白衣を羽織った女性が声をかけて来た。 「え?は、はい。」 作業着姿なのが不思議なぐらいの美人さんで、ちょっと緊張してしまう。 「早速業務についてって、言いたいところだけど、まずは博物館を見学しましょうか。」 「はい、わかりました。」 私はその女性について博物館の中へ入って行きました。 「すごく広い…。」 中に入ってまず思ったのは、メインのホールの広さ。 中央にある円柱を中心に、円形に作られているこのホールを一周歩くだけで10~15分程はかかりそう。 「え?」 中央の円柱に近づくにつれ、私はその円柱が透明な素材で作られていて、その中に何かが展示されている事に気付きました。 「これは…、蝶々?」 でも大きさが…。 「驚いた?」 「え、ええ…、この蝶は一体…。」 私は戸惑いを隠せず、質問した。 「これはこの博物館の一番の目玉の展示物の蝶々よ。」 「でも、普通の大きさじゃあ…。」 「そうね、だって、これは人間が蝶々の姿に拘束されてるものだもの。」 「え?」 彼女は事も無げにとんでもない事を口にした。 確かによく見ると、手足が折り畳まれた姿勢でテカテカした全身スーツに体を収められ、その短くなった手足に蝶の羽が取り付けられ、手足が動く度にその羽がパタパタを動いて羽ばたいてる様にも見える。 顔には蝶の顔を模したマスクで隠されていて、どんな人が蝶にされてるかはわからなかった。 人間を女性をこんな所に閉じ込めて拘束して展示するなんて…。 とてもいけない事なのに…。 「キレイ…。」 私はその蝶を見て思わず呟いてしまっていました。 「ふふっ、良かった、やっぱりあなたをここに異動させて正解だったみたい。」 「え?」 「ねえ、あなた人魚に興味があるんだって?」 「え?あ、ああ、はい…。」 きっとアンケートを見て気になったのでしょう。 彼女は私にそんな事を聞いて来た。 「もしも自分が人魚になれるなら…、なりたい?」 「え?」 ドクンッ。 その質問に心臓が跳ねた。 もしかして私の心を見透かされたのかと思って、鼓動が早くなり、冷や汗が出て来る。 「ねえ、どうなのかしら?人魚になりたい?」 「そ、そりゃあなれるならなりたい、です、けど…。」 質問の意図がわからず、おずおずと、でも本心を答えました。 「ふふっ、そう言ってくれると思ってたわ、じゃあ、人魚になりましょう。」 「え?」 「ついて来て。」 全然話についていけずに戸惑う私に何の説明も無く、彼女はさっさと展示ホールを後にする。 私はとにかく『人魚になる』と言う言葉が気になって、とにかくついて行った。 博物館のスタッフ用の控室に入り、その部屋から更に地下へ降りる。 地下に降りるとしばらく廊下が続き、突き当たりに扉が見えた。 ガチャ。 扉を開けるとそこは大部屋になっていて、そこには数人の人間…。 「な、何ですかこの人達は…。」 そこには頭の先から足先まですべて真っ黒な何かに覆われている人が何人もいた。 私は人と言ったけど、その姿から本当に人なのか…。 肌が全く露出してなくて、皆、顔が同じで…、いや、同じマスクを被ってるのかしら…。 「随分と驚いてるけど、この人達はあなたの同僚なのよ。」 「同僚って…。」 「この博物館で働く人たちは皆、このラバースーツを着てもらう事になるのよ。」 「そんな…。」 こんな物を着て仕事するなんて聞いてない。 「あ、あの私、やっぱり…。」 「あら、人魚になりたいんじゃなかったの?」 「え?」 私が拒否しようとした機先を制して、そう言われた。 「人魚になりたいなら、あなたもこのラバースーツを着ないといけないの。」 「でも、こんな…。」 「大丈夫よ、着てみたら案外いいものかもしれないわよ。」 ガタッ。 「えっ?」 黒いラバースーツを着た人達が皆立ち上がってこっちを見てる。 やだ…怖い…。 「うふふっ、怯えなくてもいいのよ。」 ポンと私肩に手を置いて、耳元で囁く。 「さあ、皆、この子もあなた達と同じ様にしてあげなさい。」 白衣の彼女がそう言うと、一斉にラバースーツを着た女性達が私に群がって来た。 「え?や、いや、あ、ああ…。」 黒いラバースーツの女性達は非常に手慣れた動作で、私あの服を脱がせて全裸にし、その間に別の人が皆が着てるのと同じ様なラバースーツが持って来られていた。 ヌルッ。 「ひっ。」 ラバースーツのヒンヤリとした感触と、中に何かヌルっとしたものが塗られていた感触が怖くて悲鳴を上げる。 そんな私に構わず、スルスルと私にラバースーツが着せられて行く。 「あぐっ。」 口に何か咥えさせられその上からラバーマスクを被せられる。 口の中にはしっかりとマウスピースを噛まされていて、そのマウスピースと歯と歯茎の隙間になにかがグニュっと広がって隙間が埋まる。 「ふぐぅ。」 鼻に長いチューブが挿し込まれ、その痛みに呻き声が出る。 でもさっき口に咥えさせられたモノで私の口は開いたまま固定されてしまって、まともな言葉で喋れませんでした。 鼻のチューブがずっと奥、おそらく気道まで挿し込まれると、次は開いたままの口にホースが入れられていく。 「おごぉ。」 イヤッ、そんなの喉の奥にまで…。 ホースは喉を越え、食道まで入り込んでる様でした。 「…っ、…っ。」 気道までチューブが入り、食道までホースが入った事で、声が出なくなっていました。 いくら叫んでも、シューシューと息が漏れる音しか出ません。 その状況に私は恐怖を感じ、目には涙を浮かべていました。 でも、私に対する仕打ちはまだ終わりません。 今度は私の股間にラバースーツの人達の手が伸びる。 どうもラバースーツには股間にスリットが入っていた様で、私の股間が丸出しにされました。 「…っ。」 悲鳴を上げたはずなのに全く声は出ませんでした。 その間に股を大きく開かされ、股間の3つの穴に何かが侵入して来ます。 大きく穴を拡げられる痛み苦しみ、何かが穴の中を這い上がって来る様な不快感。 入れ終わったのか、股間からラバースーツの女性達が一旦離れるとどうしようも無く排泄欲求が沸き上がって来る。 ずっとオシッコが尿道に残ってる様な、ずっとお尻にウンチが挟まってる様な、そんな感覚。 そして再び戻って来たラバースーツの女性は金属で出来た褌の様な物を持って来て、私の股間にそれを履かせる。 まるで、先程入れた3つの穴の異物を取り出せなくするかの様に蓋をされた形になった。 ラバースーツの女性の集団から解放されたので、終わりかと思ったら、白衣の女性に金属製の首輪を嵌められた。 これでようやく終わったみたいで、私は床に放り出された。 「…っ、…っ。」 私は金属製の褌を外そうと頑張ってみるけど、ロックがかかってる様で、ビクともしない。 ロックを外さずに脱げるか試してみましたが、指一本入る隙間も無く体にフィットしていて脱ぐことは出来ませんでした。 「この子、暴れちゃうから、大人しくさせて。」 白衣の女性がそう言うと、また私にラバースーツの女性達が群がる。 そして抵抗する私の手を絞り上げて、後ろ手で手枷を着けられてしまう。 足にも足枷を嵌められて、枷同士を短い鎖で繋がれた。 手足の自由を奪われ、床に再び転がされる。 「暴れたり抵抗する間はその枷を嵌めたままでいてもらうわ。」 「…っ。」 手足の自由が利かないので口で何か言い返したかったけど、それも出来ない。 「おとなしくいい子にしてれば、周りの同僚達みたいに、自由にしてあげる。」 そう言われて周りを見ると、今は皆各々自由にこの部屋で過ごしていました。 「展示ホールの工事が終わりまでは、あなた達はここで後数日間は待機してないといけないから、大人しくした方が身の為だと思うわよ、あと数日そうやって床に転がされたままはイヤでしょ?」 白衣の女性の言葉に、私は従うしかないと悟り、頷いた。 枷を外され、他のラバースーツで覆われた女性達と、この大部屋で過ごす。 鼻と喉に管を通され、お互い喋ることが出来ないので、今何故この大部屋に閉じ込められているのか聞くことも出来ず、立ち尽くしている。 とりあえず座ろう…。 そう思って、手近なところにある椅子に腰を下ろした。 「…っ!」 座った途端、お尻に入ってる異物がお腹の中を突き上げて、声が出る。 いえ、声が出せたら声が出ていたでしょう。 お腹を異物に突き上げられて苦しんでる私に同じラバースーツ姿の女性が近づいてきました。 『大丈夫?』 その女性が私に見せた紙にはそう書かれていました。 筆談…、なる程、その手がありました。 私も手近な所にあった紙とペンを使って『大丈夫です。』と書いて見せた。 その後、私は筆談でこの部屋にいる人達から情報を集めた。 そこでわかったのは、私達は『展示スタッフ』と言う役職になると言う事。 そして、毎日1人か2人この部屋から連れて行かれて、その人達はもうここへ戻って来る事が無いと言う事。 おそらく配属先が決まっからだろうと言う事ですが、未だにどんな仕事するのかも教えられていない上に、こんな変態じみたラバースーツを着せられているので、不安は増すばかりでした。 食道まで届く管を入れられた口に流動食を流し込まれ、味もわからず、食べてる感覚も無く胃が膨れる。 鼻のチューブが気道まで届き、呼吸は出来るけどニオイを感じる事は出来ない。 おトイレも…。 尿道に入れられたチューブが膀胱まで届いてる様で、ストッパーを解放すると尿道に入ってるチューブを通ってオシッコが出て行きます。 それはストッパーで留めない限り垂れ流されて行く。 ウンチの方も、お尻の中に入れられた太い異物には真ん中に穴が開いてる様で、お尻の底部の栓を外されるとウンチが垂れ流されて行く。 こちらももうお尻の穴は開きっ放しにされたままで、栓で蓋しないと止められない。 どちらも体に入れられた器具の中をオシッコやウンチが通って行くので、私には出してる感覚がありません。 それなのに溜まってた物が無くなって行く感覚だけがあるので不思議な気持ちになります。 しかも恥ずかしい事に、トイレはこの部屋の中にあって、皆に見られながらしなければいけないのが辛かった。 でもそれも初めの数日間だけで、日に日に部屋の中の人が減って行き、ほとんど人がいなくなると、逆に見られてないのが寂しく感じる様になっていました。 そして、1週間程この部屋で過ごし、とうとう部屋には私だけが残されていました。 昨日までは筆談とは言え、話し相手もいたので気を紛らわせるここも出来たのですが、一人だとどうしても気になってしまう…。 ああ、弄りたい…。 ここに来てからずっと、私のアソコには男性器を模した異物が突っ込まれたまま、この金属製の褌で蓋されています。 その為、動くといちいち私の膣内をその異物が抉って来て…。 最初は痛いとか苦しいが勝ってたのですが、数日経った頃には気持ち良さが混じる様になって来て、今では完全に性的快感をかじる様になっていました。 これは尿道や肛門に入ってる異物にも同じ事が言えて、動く度に私の体の中を刺激して来て、それが今では気持ち良く感じる様になって来ていました。 カリッ、カリッ。 一人手持無沙汰になってる今、気が付くと股間を、金属製の褌のアソコ辺りを手で引っ掻いている。 イキたい…。 オナニーしたい…。 そう思っても、この金属製の褌を外す事は出来ず、直接自分の股に触れることが出来ません。 体を動かす事で、異物がお腹の中を抉って少し気持ち良くはなるのですが、どうしてもイク程の強さまでにはなりません。 ああ…、ここにいた皆もこんな気持ちだったのかな…? ガランとなった大部屋を見回してそんな事を考える。 とその時、部屋の扉が開き、あの作業着の上に白衣を着た女性が入って来ました。 「お待たせ、あなたを展示する準備が出来たわ、行きましょう。」 私を、展示? 言ってる意味がよくわかりませんでしたが、とにかくイキたい気持ちがこれで紛れると思い、白衣の女性についてしばらく過ごしたこの大部屋を後にしました。 連れて来られたのは、あの展示大ホール。 ですが1週間経って、その様子は一変していました。 まだ展示物も搬入されておらずガランとしていたホールには今や数々の展示物が…。 え? ちょっと待って。 薄々感づいていたのですが、実際に目にするとやはり驚きます。 あの透明な円柱の中で蝶の姿に拘束されていた女性の様に、ここに展示されているのは皆…、様々な生き物の姿の拘束スーツを着せられた女性達でした。 イヌやネコ、ブタなどの四つ足の動物から、蛇や芋虫の様に手足の無い生き物なんかにも人間が拘束スーツに閉じ込められて展示されている。 「ふふっ、驚いた?これがあなたが今後担当する仕事よ。」 「…っ。」 聞きたい事や言いたい事はあるけど、喋れないし、ここには筆談の為の紙やペンも無い。 私はただ黙って聞いているしかありませんでした。 「この博物館の特徴は、こうして展示される生き物に人間が使われているところ。」 身動き出来ない様に全身をギッチリと拘束され、展示されている人達を見回しながら彼女は言う。 「その拘束展示される人間を集める為に、あなたも答えたアンケートを用意したのよ。」 「…?」 「何が好きかって設問がたくさんあったでしょ?あそこで好きだって答えた生き物になってもらってるのよ。」 そう言われて展示されてる生き物と化した人達を見る。 つまり…、あの柵に繋がれ大きなお腹をして苦しそうにしてるブタさんも、自分が望んだ姿と言う事なの? モゾモゾと蠢く芋虫も、木にぶら下がってる蛹も、私が幼い頃から人魚になりたかった様に、皆なりたかったって事なんだ…。 皆…、人間では無いものになりたかったんだ…。 「…っ。」 そんな事を思うと、急に股間が疼き体温が上がって来た気がした。 「うんうん、やっぱりあなたも適任だねぇ…、この子達を見て感じちゃうんだもの、ふふっ。」 これ…、私、感じてるんだ…。 「さて、そろそろあなたもここの展示物になってもらうわよ。」 ああ…、私も…。 「え~っと、あなたは『人魚』になりたいんだったね…、そんなあなたが展示されるのはココよ。」 そう言って指し示された場所は海をイメージした背景や飾り物が置かれた場所。 そこにも亀やヒトデになった人など、海の生き物がすでに展示されていました。 その海のエリアの中央にひときわ目立つ大きな物体。 巨大なイソギンチャクがそこにはあった。 「そのイソギンチャクの上であなたは人魚になるの、モチーフは『イソギンチャクに襲われ、捕食されようとされてる人魚』よ。」 イソギンチャクに…。 そのモチーフを想像して何故か私のアソコが熱くなっていく。 ゴロゴロゴロ。 海のエリアの前にカートが持って来られて、その上には…、人魚が、いた。 「これはね、隣の併設されている美術館に展示されてる人形…、にされてる人間が着せられてるドールスーツを改造して人魚の形にしたものさ。」 そう言ってカートの上にある物を指して彼女は説明してくれた。 なる程、見ると、マネキンの上半身に尾鰭を付けた様な形…、これがドールスーツ…。 「あなたが今着てるラバースーツはこのドールスーツを着る為のインナーになってるのよ、だから皆にそれを着てもらっていたのよ。」 ようやくこの奇妙なラバースーツや体に入れられた器具の理由が説明された。 「さあ、説明は終わり、今からあなたにコレを着せて行くわよ。」 このドールスーツを…、この人魚に…、私は、なるんだ…。 これから自由を奪われ、このホールで展示物にされると言うのに…、私は人魚になれる喜びに更に体を熱くしていた。 ガチャッ、ガチャガチャン。 人魚のドールスーツが分解され、上半身と下半身が分かれ、上半身は前半分と後ろ半分のパーツに分かれた。 「じゃあまず、この上半身のパーツからね。」 この先あのドールスーツに閉じ込められたら今後出してもらえるかどうかもわからないのに、私は彼女の言葉に応じてフラフラとドールスーツに近寄り、体を預ける。」 ドールスーツの後ろ半分のパーツに背中を預け、腕のパーツに自分の腕を合わせて収める。 パーツの内側にはゴムの内張りがしてあって長期間これに閉じ込められても大丈夫そうに見えます。 「閉じるわよ。」 言われて合わせ目に何か少し粘り気のある液体が塗られ、前のパーツが私の体に被せられる。 おっぱいの肉を挟まない様に慎重におっぱいのを内側に入れ込みながらパーツが閉じられて行く。 カチッ。 音がしてパーツが合わさると、手を離しても外れなくなり、私の上半身も動かせなくなった。 下を見ると、幾分本物よりも盛られた胸がそこにはありました。 人魚の定番の貝殻のブラもずでに胸に張り付けられていました。 「じゃあ人魚の下半身、尾鰭を着けるから寝転んで。」 上半身が固められて動き辛かったけど、なんとか寝転んで足を投げ出す。 まるで口の大きな魚の様な人魚の下半身パーツの開口部。 足を入れられて行くけど、まるで大きな魚に丸吞みにされて行ってる様な気分になります。 中は片足ずつ入れる様に仕切りがあり、そこに足を収めて行くけど…。 ギュム、ギュムギュム。 内張りのゴムが擦れる音が響く。 うわぁ…、すごくピッタリで入れるのが大変…。 奥の方まで足を入れると、ピッタリと収まる場所にハマった様で、まるで吸い付く様なフィット感になった。 本当に自分の足が人魚の尾鰭になったかの様な気になる。 「ちょっと待ってね…。」 白衣の女性はそう言って、私の股間を弄り始める。 どうやら排泄の為、尿道とお尻にチューブを取り付けているみたい。 人魚の下半身にはちょうどアソコの部分と、おへそのすぐ下辺りに穴が開いています。 そのおへその下辺りにある穴の方からチューブが引き出され、尾鰭の内側にあった腰から膝上までのドールスーツのパーツが、上半身同様に前後を合わされ閉じられる。 カチッ。 こちらも音がして嵌り込むと、上半身と尾鰭がしっかりと嵌り、隙間が無くなった。 その尾鰭の中には先程言った様に腰から膝上までのドールスーツのパーツが内蔵されているので、私は膝から下を両足同時に動かす事以外の動きが封じられてしまいました。 唯一動く膝と足首を動かすと尾鰭がパタパタ動き、まるで泳いでる様な動きになる。 わぁ…。 人魚だ!私、人魚になったんだ。 私はそれが嬉しくて、ずっとパタパタ尾鰭を振っていました。 「ふふふっ、喜んでくれてる様で何よりだわ。」 そう言う彼女の方を見ると手に人形のお面を持っていました。 「これが今日からあなたの新しい顔よ。」 若干アニメチックにデフォルメされてはいますが、どことなく私の素顔の面影がある様に思いました。 こちらも前と後ろにパーツ側が分かれ、その中に私あの頭が収められて行く。 このドール面もラバーで内張が施されており、被せられるときっと頭もピッタリとフィットするのでしょう。 「おっと、コレを先に付けないと…。」 そう言って私の口に、喉の奥、食道まで届くチューブが入ってる私の口に更にチューブを取り付けて延長する。 それをドール面の顎の下に開いてる穴から引き出し、鼻から少し飛び出してる呼吸用のチューブをドール面の鼻の穴に合わせて、その後にドール面が被られて合わさり…。 カチッ。 音がしてロックがかかった。 ドール面はドールスーツの首のパーツと繋がる様になっており、繋がった今、若干顎を上げた状態で頭が固定された。 「ウィッグは後にして…、まずは支柱に接続ね。」 何処にいたのか、それとも最初からいたのに気付かなかったのか、数人の作業着の人が現れ、私を持ち上げる。 展示スペースに置かれているイソギンチャクの方に連れて行かれる。 するとイソギンチャクのオブジェに隠れる様に地面から支柱が何本か伸びていた。 その支柱に私を乗せる。 支柱の私が乗せられた部分は透明なU字型になっていて、そこに乗せられる。 首、胸の下、腰、太腿が支柱に乗せられる。 その時に腰の支柱の中に先程取り付けた排泄用のチューブがを入れて行く。 どうやら支柱は中空になっている様です。 首が置かれてる支柱にも口から繋がるチューブを入れられて行きます。 どうもここにいるスタッフとは別の人が床下で作業をしてる様で、口と排泄口から伸びるチューブが軽く引っ張られる感覚があります。 支柱に乗せられると、上から下の透明なU字に合わさる様な透明なU字のパーツが上から嵌め込まれます。 カチッ、カチッ。 支柱に固定され、私は今、イソギンチャクの上にいる様に見えるはずです。 「ふう…、大体終わったわね~…、後は…、装飾ね。」 そう言うと、私の体の下にあるイソギンチャクから長めな触手をいくつか引っ張り出し、私あの体のあちこちに巻き付けだした。 こうやって『イソギンチャクに襲われる人魚』を表現してる様です。 「そしてここにはコレを…。」 彼女は私の股間、アソコ辺りに巻き付けた触手よりは若干短めで、たくさんウネウネしてる触手をセットした。 「ちょっとテストするわね。」 そう言って白衣の彼女は触手をいくつか掴んで私の股間、人魚のドールスーツの尾鰭パーツに開いてるアソコ辺りの穴にその触手を突っ込んだ。 しかしそんな事をしても、私の股間は金属製の褌に覆われていて触手を感じる事はありません。 ですが…。 ブィイイィィィイイン。 「…。」 触手がアソコの開口部に入れられ金属製の褌に触れた途端。 私のアソコに入れられた異物が震え出した。 「…っ、…っ。」 ピチピチ、ビタン、ビタン。 突然の快感に唯一動かせる膝下を動かして暴れる。 「ああ~、いいわね~、正に捕まって藻掻く人魚って感じね。」 外からはそう言う風に見えてるのでしょう。 ただ、今私はそれどころではありませんでした。 久しぶりに感じる、大きな快感…。 さっきまでイキたくて堪らなかった私には突然の快感の波は強すぎて…。 「…っ!!」 ビタンッ、ビタンッ! 私は唯一動く尾鰭を暴れさせて激しく絶頂しました。 人形の顔は動かず、すました顔のまま、その面の下で声すら封じられたまま…。 「あら、大人しくなったわね…、まあテストは上手く行ったって事ね。」 「ふすー、ふすー。」 「ふふっ、イッちゃってそれどころじゃないかもしれないけど、説眼してあげるわね。」 そう言って説明を始めた。 「その股間の下に置いてある触手は電極になっていて、それが股間に開いてる穴から入り込んで中の貞操帯に触れると通電してオ○ンコに入れてあるバイブが動き出す仕組みなのよ。」 そ、そんな仕組みが…。 「しかも触手の長さは貞操帯に触れるギリギリの長さしか無くて、その上、動きはランダムだからこっちでも制御は出来ないの。」 ランダムって…。 「だから、あなたがイケるから運任せ、イキたくてもイケない日もあるし、イカされまくる日もあるかもね、うふふっ。」 なんて残酷なシステム…。 私は何とか自分で触手を股間の穴に入れられないか藻掻いてみたけど、体は全く動かず、自分で任意に触手に触れる事は、やはり出来そうにありませんでした。 こんな…、なんていじわるな仕掛け…。 「後はウィッグを被せて…、っと、うん、これで完成ね。」 ウィッグは針金でも入れてるのか、何かで固めてるのか、海の中でなびいてるかの様な形で横に流れていました。 「それじゃあ今日からずっと、人魚としてここで頑張ってね~。」 そう言って、白衣の彼女は私の視界から見えなくなった。 こうして私が人魚にされて展示される事になってから1週間。 ついにこの博物館がオープンした。 この博物館の一番人気はやはり、中央に展示されてる蝶々のあの女性。 ここに来た時にはあの羽ばたきが美しく見えましたが、こうして内情を知った今、別の見え方になって来ました。 あれは私と同じく、イカされて体が動いてしまってるのではないか? もしくは、イキたいのに焦らされているので藻掻いてるのではないか? そう思う様になりました。 だって私も毎日、イキたくてもイケなかったり、たくさんイカされ過ぎて止めて欲しくて藻掻く事があるから。 本当にあのイソギンチャクの触手の仕掛けは意地悪で、日々触手に翻弄されて過ごしています。 今日はうまく穴に触手が入ってくれない日の様で、もどかしい思いをしてます。 そんな日はいつも無駄だと思いながら必死に体を動かそうとしてしまいます。 いくら頑張っても膝下しか動かせず、お客さんにモチーフ通りのイソギンチャクに襲われる人魚を演じる羽目になっています。 おかげで、蝶々の次ぐらいには私は人気みたいで、いつもそこそこの人が私を見ています。 お客さんはわからないですが、私はこうして見られながら、イカされたり、イケなくて悶えてる様を見られたり…。 最近はその視線すらも快感を高めるスパイスになって来てる様に感じます。 あ、今、うまくアソコの穴に触手が入って…、あっ、ああ…。 最近なかなかイカせてもらえなかったので、今日は何度もイカせてくれていいんだよ? 触手さんお願いね。 賑わい、人の往来がある博物館の大ホールの中で、今日も私は人知れず絶頂を迎えた。

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