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こちらはpixivにて公開中の作品『理由もわからず拘束された私』シリーズ https://www.pixiv.net/novel/series/10525349 の最終章となります。 目を覚ますと、何故だか私の体は自由になっていた。 でも、なんだかおかしい…。 これは本当に現実なのでしょうか? ------------------------------------------------------------------------------------------ え? ……。 どう言う事? 私は例の病院のベッドで目を覚ました。 「あ~、起きましたね、お体の具合はどうですか?」 あのストレス発散の為に私を虐めていた看護師さんが、穏やかな表情で私の問いかける。 「体の具合って…、え?」 何気なく返答し、自分が普通に喋れることに驚く。 「拘束具が全て外れて良かったですね。」 え? 拘束具が全て、外れた? 慌てて自分の体を見てみる。 確かに今は自分の肌かの体に病衣を羽織ってるだけで、ラバースーツも金属の拘束具もそれにディルドなどの責め具も何も無かった。 あまりの突然の事で、思考が追いつかない。 だって、昨日?さっき?まで、私はご主人様といつもの遊びをしてたハズ…。 …、ああ、ダメ、頭が混乱して記憶が確かにならない。 「良かったですね、これからは自由ですよ。」 自由…。 そうか、私、自由になったのか…。 どうしてだろう、喜ぶべきところなのになぜか手放しで喜べない。 私はそのままベッドに寝転がり、目を閉じた。 「残念だけど、お別れね。」 え? 今度は何? 私がその声に慌てて目を開けると、そこはご主人様のお屋敷だった。 そして目の前にいるのはご主人様。 「ご主人様。」 あんなに一緒にいたのに、私は初めてご主人様と呼んだ。 「ううん、私はもうあなたのご主人様ではないよ。」 「え?なぜですか?」 私はご主人様に突き放されたように感じて、思わず聞き返してしまう。 「だってあなたはもうペットじゃない、普通の人間として生きていける様になったじゃない、だからお別れ。」 確かに…。 私はもう惨めにペットの様に四つん這いで這いずって移動する必要も無い。 普通に歩ける。 普通に生活できる。 でも…。 私はどうして今、こんなにご主人様と別れるのがイヤなのでしょう? もう普通に喋れる、歩ける、美味しいものだって食べられる、それに…。 それに、オナニーだって存分に出来る。 そうだ、オナニーも思い切りできる。 そう思うといてもたってもいられなくなり、私はご主人様の目の前である事も忘れ股間を弄り出す。 え? 股間を弄ろうと病衣を捲ったところでまた病室に私はいた。 「あら、オナニーするの?」 その声にふと顔を上げると、看護師さんがすぐそばに立っていた。 「え、あ、いや…。」 さっきまでご主人様の前でも弄ろうとしてたのに、急に恥ずかしくなり、股間から手を離してしまう。 普通の人の姿だと、こんなどこでもオナニーする様な人は変態扱いされちゃうんだよね。 なんだかそれは不自由だな…。 「ねえ、オナニーをこれで手伝ってあげようか?」 そう言った看護師さんの手には例の電気ショックのリモコンが握られていました。 「えい。」 看護師さんがリモコンのスイッチを押した。 「ん…。」 私は体を突き抜けてくる電気ショックに耐える為に体を強張らせました…、しかし…。 いつまで経ってもあの股間から体を突き抜ける衝撃は訪れません。 「な~んてね、あなたはもう自由でこんな仕掛けも体から外されてるものね。」 あ…。 そうか…。 私、もうあの電気ショックをこの先浴びる事は無いんだ…。 そう思いながら、何気なく股間に手を伸ばす。 クチュ。 私のアソコは電気ショックによる刺激を期待して少し濡れていました。 クチュクチュ。 濡れてるならいいやと私はそのままオナニーを始める。 でも…。 いまいち気持ち良くなっていかない。 なんで? 何が物足りないんだろう…。 せっかくあの金属の拘束具から解放されて思う存分オナニーできる体になったのに…。 私は何が不満なの? 結局私はオナニーを中断して、ベッドに寝転んだ。 …私は一体どうしてしまったんだろう。 ご主人様…。 会いたいな…。 でも、もう拘束されてない普通の人になってしまった私になんて興味は無いのだろうな…。 ……。 ………。 いや…ダメ…ダメダメッ! 今私の頭の中に思い浮かんだ考えは絶対に持っていちゃいけない。 そんな事…。 あの拘束されていた日々に戻りたいなんて…。 あのまま一生拘束されて過ごしていたかったなんて…。 そんなの一時の世迷言。 絶対に…。 でも…、でも、それでも…。 拘束されていた姿に戻りたい。 あの不自由極まりない生活に戻りたい。 『うふふっ、ようやく言質を取ったわ。』 「え?」 何今の声? 私の頭の中で声が響いた。 それも良く聞き覚えのある声で、同時にもう二度と聞きたくなかった声が…。 『もう一度確認するけど、あなたはあの金属製の拘束具でガチガチギチギチに拘束された生活の方がいいのよね?』 「はい…、私はあの拘束具に縛められた生活の方がいいです。」 口には出してみたものの、これが本当に私の本心なのか、この頭の中の声に言われたから何となく同意してしまったのか、もう全然わからなくなった。 でも、体は、あの拘束具で縛められた日々を思い出すだけで熱くなり、股間は湿って行く。 きっと何年もあの姿で過ごした来たから私は頭がどうにかしてしまったんだ、きっとそうだ。 だからあの日々が好きとかいっても何もおかしくない。 むしろずっとあの姿で過ごして来てそれに耐えるよりも好きになる方が幸せだったのだから、私の気持ちがそう言う風に変化していてもおかしくない。 むしろ当然とも言えます。 『では、いいのね?あなたはあの不自由な拘束具で縛められた姿になりたいのね?』 「はい、なりたい、あの姿に戻してください。」 まるで熱にうなされる様に私は頭の中に響く声の主にそう懇願していた。 『いいわよ、あの姿に戻してあげる、と言うか、実はあなたはあの拘束具から解放なんてされて無いのよ。』 「それは…、どう言う…。」 『今からあなたに現実を見せてあげるからね。』 その言葉を最後に私の意識は闇の中に落ちて行った。 「ふごっ。」 目を覚ますと、そこはご主人様のお屋敷。 そして体中に感じる今ではもう完全に体に馴染むこの感覚、この拘束感。 私は自由になどなっていなかった。 鉄仮面越しの視界や、喋るどころか動かすことも出来ない口。 手足の重い感覚。 秘部や肛門を貫く異物感。 そしてそこに触れたくても触れられないもどかしさ。 全てが元のまま、何一つとして変わっていませんでした。 何? 今までの事は何だったの? 夢? 夢にしてははっきりしすぎてる様な…。 「おかえりなさい、久しぶりの自由な体の体験はいかがだったかしら?」 え? その声は…。 鉄仮面越しの狭い視界の中に入ってくる忌々しい顔。 それは私をこんな姿にしてしまった張本人。 どう言う事? どうしてこの人がご主人様のお屋敷にいるの? さっきまでの体験と言い、この女性と言い、一体何が起こっているの? 私は何が何だかわからなくて、ただ混乱するばかりでした。 「お久しぶり、また会えて嬉しいわ。」 私はもう会いたくなかった。 もう一生このままだとしても、今はご主人様に飼われて幸せだったのに…。 私をこの鋼鉄の拘束具に閉じ込めた女性がまた現れた事で、悪い予感しかしません。 「今あなたは何が何だか分かってないと思うから説明してあげる。」 そう言って話始めた。 「今まであなたが見てた物はVRが見せてた物で、ウチの組織が開発したものよ、結構リアルだったでしょ?」 確かに現実にしては不思議な事があったけど、それでも現実と錯覚する程にはリアルでした。 「まあ、何でこんなものを開発したのかと言うと、人間の願望や本音を引き出す為。」 願望?本音? 「これはこちらが設定したシチュエーションの中でどういった反応をするかを観察するもので、基本このVRにかけられた人間の思考がそのままその人の行動や発言となって現れる訳。」 なる程、考えた事がそのまま行動や言動になるから、本音や願望を隠すことが出来ないんだ。 「それで、あなたはその本音が隠せない世界で何を思った?」 あ…。 い、イヤッ、そんな…、嘘よ…。 『私はあの拘束具に縛められた生活の方がいいです。』 せっかく自由の身になれたと言うのに、私はこの女性の質問にこう答えていた。 普通の拘束具なんかとは無縁の生活よりも、この不自由な今の姿を望んだ、望んでしまった…。 何年もこの姿で過ごして、この体が私の普通、日常にいつの間にかなってしまっていた。 もう元の生活には戻りたくないと思ってしまう程に…。 「あ、あおおぉ…。」 「うふふっ、自分の本心を知ってしまってショックだった?でもね、まだあなたには伝えなくちゃいけない事があるのよ。」 何? 何があるって言うの? この人が言う事が私にとっていい事な訳が無い。 「まずは…、このお屋敷を私達の組織が占拠したわ、これからここは私達の組織の新しいアジトとなるの。」 何てこと……。 まだ百歩譲ってこの姿での生活が続くのはいいとしましょう。 でも、この人達にまた弄ばれるようになるのはイヤッ! せっかくご主人様との幸せな日々を手に入れたと思っていたのに…。 え? ちょっと待って。 じゃあ、ご主人様は? 私のご主人様であるお嬢様はどうなったの? 嫌な汗が一生脱ぐことが出来なくなったラバースーツの中に噴き出す。 「でね、ここの住人達なんだけど…。」 聞くのが怖い、でも聞かないと…。 「メイド達はおとなしく私達に従ってくれたんだけどねぇ…。」 と言う事は、ご主人様とお付きの秘書さんは従わなかったと言う事なの? 「ここの主である小生意気なお嬢様とその付き人が抵抗するもんだから、もう二度とこちらに抵抗なんて出来ない姿にしてあげたのよ。」 あ…、ああ…。 ギュム、ギュムム。 鉄仮面で覆われあまりよく聴こえない耳に微かにゴムの軋むような音が聞こえて来た。 そして…。 「あなた達いい加減にしなさい!人をこんな窮屈な格好にして、ここから出しなさいよ!」 聞こえて来たのはご主人様の声。 嬉しくてそちらを見るが、ご主人様の姿に愕然としてしまった。 ご主人様は手足を折り畳まれて首から下を覆うゴムのスーツに閉じ込められていました。 組織の女にリードを引かれ、四つん這いでこちらに歩かされている。 私と目が合うと、ご主人様は恥ずかしそうに顔を背けた。 「ごめんなさい見ないで…、あなたにこんな姿を見られたくないの…。」 いつもの強気元気なご主人様とは思えない、か細い声でそう言いました。 「どうだい?あんたのご主人様はもう私のペットになってしまったわ。」 「ペ、ペットなんかになった覚えはないわよ!」 「本人がどう思おうが、もうそうなる運命なのよ、お嬢様のあんたにもあの子と同じ様に重くて頑丈な拘束具で永久に拘束してあげるから楽しみにしてなさい。」 「い、イヤッ、一生ペット扱いなんて嫌よ!」 ご主人様は気丈に振舞ってはいるけど、もうすでに目には少し光るものが見えます。 精神的にも限界が近いのでしょう。 「ああ、それからもう一人、このお嬢様の付き人の方はも見せてあげたいのだけど、そっちの方はもう身動き出来ないオブジェになっちゃってるから、その内に見に行ってあげてね。」 「や、やめてあげて、彼女のあんな姿を見てあげないで…。」 もうすっかり弱々しくなってしまった口調で私に告げる。 ご主人様はここまで言う程なんて、秘書さんは一体どんな姿にされたしまったのしょうか? 「そんな事言ってるあなたも、今からこの子に見てもらいたくない姿にされちゃうのよね~。」 組織の女は楽しそうにご主人様に告げる。 そう告げられたご主人様は後からやって来たいかつい男にリードを引かれて連れ去られて行く。 「い、イヤッ、やめて!どこへ連れて行くつもりよ!やめなさい!」 ご主人様は激しく抵抗しようとするが、手足を折り畳まれてゴムのスーツに体の自由を奪われてる状態ではロクな抵抗も出来ずに男に引かれて引きずられ様に連れて行かれてしまった。 「いつまであの家畜をみてるのよ、今日からまたあなたのご主人様は私よ。」 カチッ。 「ふぐぅ!」 股間に仕掛けられた電気ショックのスイッチを入れられて、強制的にイカせられる。 痛いのに、辛いのに、こうされる事を待ち焦がれていたような気持もあって…。 結局イカせてもらえるなら私は誰でも良かったのかと嫌な気持ちになる。 「イケて満足かしら?結局あなたは誰でも自分がイケるならいいのよ。」 否定したかった気持ちを口に出されて言われて、悲しくなる。 「これからはあのお嬢様もペットになるし、オブジェになった付き人もいるから寂しくないわよ、良かったわね。」 もう以前の様に突発的な事件が起きてこの人たちが逃げ出すようなことも無いでしょう。 きっとこのままご主人様だったお嬢様と一緒にずっと金属の拘束具に縛められたまま一生過ごすのでしょうか…。 ああ、気持ちはこんなに沈んでいるのに、体は喜んでる様に股間が濡れて来てしまう。 「さあ、また楽しい毎日の始まりよ。」 そう言って、電気ショックのスイッチを再び入れられ、私はその痛みと快感に我が身を震わせるのでした。

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オブジェになった付き人はどうなったか?