鈴ちゃんドロップキック! 第4-2話 (Pixiv Fanbox)
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分岐) 鈴が高瀬から逃げなかった
学園から自分の部屋に戻った鈴が、気力を失ってベッドにしょんぼりと横になっている。
高瀬はどうしてそんな言葉を?何かの呪術にひっかかったように、その場を動けず、凍りついている鈴をすれ違った高瀬が言い放った言葉は、ほんの短い言葉だった。
「失望させないで。」
(私にどうしろと言うのよ。私は私なりに一人で頑張っているもの。いや、考えないにしよう...。今の私は普通じゃない。寝て起きて気持ちを新たにすれば、何か変わるかも...。)
頭の中が複雑して眠れない間、鈴はふと自分の前に着いた宅配を思い出す。
(そういえばシスターが私の宛に宅配が来たと言ってたけ。誰だろう。)
包装を取り外すと、中には小さなUSBが入っている。 鈴が記憶をたどって机の下から古いノートパソコンを取り出しUSBを繋ぐ。
(パスコム使ってみるのいつぶりだろうぉ...。)
USBに入っていたのはタイトルの代わりに日付だけが書かれた動画フォーマット。 でも、この日付は···。
動画ファイルを実行させるとそこにはその日の現場が生々しく記録されていた。鈴にとって忘れたい敗北の記憶。動画の中の鈴がネロミの巨体に敷かれて顔面を何度も殴られていた。
「ぶッ!ぐぶうぅッ!や、やめ…!げへえぇッ!!」
「いいよ~!もっと泣いてなさい~!あんたの泣き声を私に聞かせて~ほらほら!」
メギィッ!!ズドォンッ!!ドズゥン!!
(手がつけられないほどやられているのに…私、あんなにいやらしい顔してるんだ。)
再生時間が2分ほど過ぎた頃、鈴はいつの間にか人差し指と中指で自分のクリをはめてパンツの上を擦っていた。
....
...
..
部員たちが皆下校したプロレス部室。忘れた荷物を取りに再び部室に戻った有里は、誰もいない部室のリングでロープに乗っている鈴を発見する。
「そこで何してる!」
「えっ!ひやっ!」
ドカン!
部室のリングを勝手に使っていた鈴は、あわててバランスを崩して尻餅をつく。
「いた!あ、ありさと先輩。」
「あんた、この前マネージャーに志願してきた下級生でしょ?何故マネージャーに志願したの?実はレスラーとしてリングに立ちたかったんじゃない?」
「矢張り、先輩みたいな一流は全部わかるんですか?」
「ふふ、まさか...ここでマネージャーとして入ってきたみんなは、プロレスに憧れてきた子たちだもの。レスラーとしてリングに上がる気がないとしたら、そんなの嘘よ。」
「でも、私って弱い人だから、私なんか先輩のようになれないんですよ。きっとリングに上がってもみんなの足を引っ張りながら迷惑になるだけで...。」
「本当にそう思ってる?今リングで活躍する選手達みんなが最初から強かったわけではないよ。それがどういう意味かわかる?」
鈴が黙って顔を振る。
「人は皆、例外なく強い人になる可能性があるのよ。プロレスのリングはそれを試すための場所。私はそう思うだけど、あなたはどう?」
同意を求める有里の問いに勇気付けられた鈴がその問いに答える。
「私も...先輩のような強い人になりたいです。」
....
...
..
気がつけばパンティーが愛液にじっとり濡れていることに気づく。
「こんなことをしながら先輩のことを考えるなんて…。私って本当最低…。」
分岐)鈴が自分の敗北映像を見た。鈴の堕落値が増えます。
....
...
..
一方、ブラインドリングではヘルズフレアと真日本プロレスの間で2対2のタッグマッチが行われていた。先輩の古畑の復讐を誓った真日本プロレスの若き新星、イトヤマは今回のマッチに戦意を燃やし、目の前の相手をにらんでいた。しかし、ヘルズフレアのマリアはただ冷たく見つめるだけだった。
「ヘルズフレアかなんなのか知らないが。この俺様が国外遠征しているすきをねらって良く暴れてくれたな。この男の中の男糸山健一!女だからといって手加減わしないさ!」
「同感です。私だってこんな寸劇に1秒でも浪費したくないです。」
「ふっ、女のくせにいい度胸だな。誰よりもプロレスを愛するこの俺様の前で、リングの冒涜を口にするなんて!このリングはきさまたちのような闇の団体が狙う場所ではないということを、この場でおしえて遣るぜ!」
....
...
..
血塗られたマリアのロング·グラブから鮮血がぽたぽたとマットの上に落ちる。マリアに数回殴られた糸山は、全身が破裂して、顔は血だらけだったが、それはまだましな水準だった。タッグパートナーとして来た後輩レスラーは、シスターエビルによって全身の関節が危険な方向にゆがんで、意識はさておき生死さえ分からなかった。人の形を失って肉の塊になったパートナーの姿に戦意を全て喪失した糸山が気が狂って命乞いをする。
「ひいっ!た、助けて..!」
「たかがリングに上がったとして、自分が強い人間になったと勘違いする間抜けがよくいますが、強さを詐称する奴ほど、自分の弱さを自覚しているはずです。」
マリアが糸山の目の前まで近づき、彼の胯間に足を乗せて上下にこする。
「ひいぃ..!ひいっ..!」
「あなたもそう考えるはずですよ。 男中の男さん。」
「そ、そです!私は女以下、いや、人間以下の虫けらです!ど、どうか命だけは!」
「なら、これは必要ないですね。」
「ひ、ひいッ!や、やめ..!!」
マリアが一抹のためらいもなく睾丸を踏んで壊すと、哀れな悲鳴がこだまする。軈てリングの上には不気味な静寂だけが漂う。
「何時も付き合ってられないて顔してるくせに結構楽しんでるんじゃないですか? マリアさん。」
「虫は見過す出来ない性格だけですが、そちらはちゃんと楽しんでいるようですね。私が無駄に殺すなと言ったはずです。」
「ふふ、よほど人の死を見逃せないですね。マリアさんて。」
「私を試そうとすることだけで十分頭にくるですがもう一度リリーナ様の力を試すような真似をしたら、ただでは済ませません。」
「あら~、怖。」
「何何?こんな面白いことを私抜きでやってたの?」
いつの間にか現れたネロミが、マリアとシスターの間に割り込んでくる。
「あなたですか。天使のほうは、確実に始末したでしょうね?」
「さあ~ ずいぶんたたきのめしてやったから適当にくたばったんじゃないかな?」
「…今何だって?」
「適当にくたばったとか、生きてとかいったけど、何よ?」
(…悪い予感がして親衛隊まで動員したが、この女まさかと思ったら…)
一瞬耳を疑うが、ネロミの態度を見ると、どうも不安が的中したみたいだ。マリアが前頭葉のぜんまいがギクシャクしたことを我慢しながら、できるだけ優しい単語を選んで理由を確認する。
「何故、ちゃんと始末しなかったのかを聞いてるんです、この吐瀉物女。」
「はぁ~?勝手に殺すなってとか言ったのはお前だろ?」
反省する気配もないネロミを置いて馬の耳に念仏と思ったが、一応確認のためその理由を説明する。
「私たちみたいな異界の存在が何の疑いもなく地上で活動できるのは、リリーナ様の能力で地上のメディアを利用した広域の認知歪曲をかけているため。バカなあなたでもそれは知っているはずです。」
「知ってるけど~。」
「しかし、同族の死のような強い干渉がメディアに露出すれば、リリーナ様の歪曲能力にも大きな負荷がかかる。私たちの目的を達成するまで、むやみな殺人は自制するように言われましたが、天使と一般人はその軽重が違うでしょう?」
最後に近づくほど、聞こえよがしに怒りを混ぜて声を高めたが、ネロミは相変わらず傍若無人な態度で一貫するだけだった。
「もういいです。あなたは手を引いてください。」
「はあぁ~!?今、上手くいってるところなの!もうすぐ子犬ちゃんは私の…!」
「あなたの汚い趣味なんかどうでもいいです。あの天使は私が止めを刺します。」
※シスターエビルの場合はサブミッションが、マリアの場合は打撃技の比重が高いです。
(In the case of Sister-Evil, the proportion of Submission hold is high, and Maria has high proportion of the striking.)
※投票は9月16日18時に締め切られます。
(Voting closes on 09/16/20 09:00(UTC))
※投票方法については以下の掲示物をご参照ください。
(Please refer to the link below for how to vote)
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