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※投票結果によってB分岐で進行します。


スリッパホールドに失神寸前、鈴がネロミの腕をつかみ両足を頭上に蹴り上げる。その反動を利用してネロミの後ろを取る。


「なにっ!?」


ネロミの後ろを掴んだ鈴が握っていた腕をチキンウィングで固定し、残った手でフェイスロックをかけて両腕を繋いで締める。


(関節技だと!?)


『チキンウィングフェイスロック』と呼ばれるこの技は、形は派手じゃないが、抜け出そうとするほど腕と首両側に極悪の苦痛を与える多分に実戦的な技。普段、スピーディーで華麗な技を駆使する鈴のスタイルとは正反対の技だったが、だからこそ予想しがたい切り札だった。


「く・・・!小癪な真似を!」

「あなたを倒すまでには・・・まだ倒れません!」

「くっ・・・! くうっ・・・ぬううっ!」

(手ごたえがある!このまましめきれば!)

「うふふ、なん~ちゃって。」

「え?」


ネロミが一息を吸った後、体を膨張させて一気に技術から外れる。あまりにも簡単に技が解けると、慌てて無防備になった鈴の腹にネロミが拳を突き込む。


(ズドオォォンッ!!)

「がふっ、ああぐっ・・・!!」


お腹の奥深くまで刺さった肥大した拳が胃を潰して食道に逆流した胃液がマットにあふれ出る。ネロミが上半身を屈め、苦しげに胃液を吐く鈴を持ち上げ、そのままパワーボムを差し込む。


「がはっ!」

(ドスンと!)

「ぬうっ!・・・ぶううっ! ううぶうっ・・・!!」


息つく暇もなく倒れた鈴の腹の上に落ちるネロミのヒップドロップ。 首の上に上がった胃液をまともに吐き出すことができず、口の外に溢れて顔を汚す。


「私はね、特異体質だから関節技なんか通用しないの。隠した技が通じなくて残念だったね。」


忘れていた。人間の形をしていても本質はスライム。ダメージを与えられる関節なんか最初から存在しなかった。平気なふりをして自分に乗り込んだネロミをにらみつけるが、振り切れない敗北を直感し、その不安な気配が顔色に歴歴と現れていた。


「うふふ、震えてるの?可哀相な子犬ちゃん。いくらあんたでもこの態勢から逃れることはできないだろうね。命乞いする準備はできた?」

「だ、だれが・・・あなたなんかに・・・!」


「ぶうっ!」

「あんた、この前に私に許さないとか言ってたわね~?どう、許さないつもりなの? はぁ~?」


ネロミの荷重に押さえつけられてすべての防御手段を失った鈴は何の抵抗もできずただ無慈悲にあふれ出る暴力を生顔で受け止めるしかなかった。



(バシ!バキッ!ボカッ!)


しとしとと雨粒が降る野外のプロレスリング。熾烈な攻防が交わされた傷だらけのこのリングも結局勝負が決って、意識を失った相手をネロミが一方的に殴っていた。


「オラッ!」

(バキッ!)

「ふん、一回も悲鳴あげないなんて、本当、あくどい女。」

「先輩、起きて!そんな奴に負けないで!」


ヘルズフレアの雑魚達に両腕が拘束された鈴が倒れた有里に向かって叫んでみるが、ただ雨にむなしく洗われていくだけでその叫びわ届かない。


「ふうん~、そういえばあったけぇ。」

(バキ!)


ネロミが意識不明の重体の有里の顔を鈴の目の前で膝で叩く。


「もうやめて!」

「やめろって?あんたの立場、わかってんの~?」


ネロミがリングから降りて目の前から迫ると、鈴がすくめた顔で警戒する。


「お前の先輩がこんなめになったのは全部あんたのせいじゃない~。危なくやられっぱなしになったところ間抜けな人質のおかげで事が簡単に解決できた。ほんと、感謝したいくらいだわ。」

「あなたたち、絶対・・・絶対に許さない!」


しかし・・・。





「ぶっ!ぶへっ!も、もうやめ・・・ぶっげへっ!」

「やめろって?さっきの勢いはどうしたの?はぁ~?」

「ぶへえっ!」


先輩のかたきを討つどころか、そのかたきの下敷きになり、むごたらしく殴られたその姿は、もはやリング上の天使ではなく、戦いに負けた負け犬の姿だった。


「ごめんな・・・さい・・・も、もう許して・・・。」

「きゃははっ、凄い顔!もう現実に気付いた?どうせ命乞いすること、もっと早くすればよかったじゃない~。」

「・・・。」


「ほら、なめてごらん。そうしたら助けてあげる。」


ネロミが自分の陰部を鈴の口に当ててこする。

しかし、鈴は拒否するように口を開かない。


「ふうん~ 、泣き泣き命乞いしたくせにできないと言うの?まあいいわ。今から私の必殺技で地獄の底までご招待してあげる!」


ネロミが鈴を肩にかけて体を低くして跳躍姿勢をとる。ネロミの体が風船のようにふくっで、気が遠くなるほどの高さに上昇する。


「ぶげええぇっ!!」


ネロミバスター。他のステータスが足りないにもかかわらず力だけで幹部の座まで上がったネロミを象徴する最凶の殺人機で、これまで被爆して再びリングに上がった人は存在しなかった。脊椎が分解される苦痛の中、鈴の口から人間のものとは言い難い怪声が沸き起こる。結局意識が途絶え、力なく開いた股間に金色の液体が噴射されてマットを濡らす。


「えぇっ・・・! あぁ・・・。」

「やだ~。この技術は、こんなところが問題だよね、ふふっ!」


ネロミが失神した鈴をリングポストに投げ込み、顔にヒップアタックを叩き込む。


まるで人が車にはねられたような音がリングの外まで響き渡る。 その威力を証明するかのようにリングポストがネロミの荷重に耐え切れず崩れ落ち、その破片と共に鈴がリングの外へ飛んでいく。


床に投げ出された鈴の見栄えもなく開いた股間から金色の液体が噴き出して水たまりを作り出す。


「ふふ、可哀相な子犬ちゃん。今日の体罰はこれで終わり、でも~。」


(ドカッ!)

ネロミがリングから降りた後、 その小さな体を踏みつける。


「えぇっ・・・げへえっ・・・。」

「飼い主を逆らった犬がどうなるか今分かったでしょ?次はこれ以上お姉さんに逆らえない体にしてあげる。もう次が楽しみだわ。あはははっ!」


ファイターエンジェル、無敗のヒロインとして人々の憧れを一身に受けたリングの天使。しかし、結局強敵に出会い、翼が折れたまま道路脇に小便をかける悲惨な敗北を迎える。

今ふり返ってみれば、この戦いが鈴の人生を根本から引っ繰り返した最大の転換点だった。




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Note : 先日、ギルティギア ストライヴという格闘ゲームのベータテストがあったのですが、その時見たポチョムキンバスターの狂ったダメージが脳裏から忘れられない。ネロミのフィニッシュムーブは悩みもなくこれだと思いました。

今回、スライムについて色々調べたんですけど、大体弱い生物として扱われるJRPGに比べて欧米のRPGでは冷兵器が通じず、装備を腐食させるなど、おおむね強力なモンスターとして出ているそうです。

たまにJRPGでも強く出ることがありますが、特に薄い本ですごく強く出るとか・・・

今回可哀想なほどやられた鈴ちゃんですが薄い本のヒロインに生まれた方が悪いんですw


This time, I tried to make an experimental English version using a translator, but I failed due to lack of ability. I decided that there were too many mistranslations. I'm sorry about that:(


이번회부터 한국어판PDF는 다운로드 형태로 지원합니다. 필히 확인해주세요!


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Comments

Anonymous

ネロミさん物凄い好みです! でっぷり肥え太った体で華奢な美少女ヒロインの鈴ちゃんを押し潰している感じが堪らない... おデブな悪女幹部ってほとんど見かけないので感動です。 性格が我儘系Sなのもいいですね。 彼女のプロフィールも気になります。

purplet

いちおう今月に描く計画はあります。 先延ばしになるかもしれませんですが_(┐「ε:)_

Haju

오늘도 잘 봤습니다!

Anonymous

マジ震えるほど感動しました( T∀T)次もまた鈴ちゃんのリョナを見れるのが大変待ち遠しいです! 最高のお話とイラストをありがとうございました(。ノuωu)ノ

purplet

私もかなり満足らしい作業でした 喜んでくれてありがとうございます:D

Anonymous

Excellent! I'm looking forward to her next match!

purplet

I hope the tournament you're preparing for is completed safely. I don't have any plans right now, but I think it'd be nice to exchange characters later on:D