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「キジマ、お前……何度同じミスをする気だ?」

「へへへ、すんませーん」


 言葉も表情にも反省の色が見えない部下に、私はつい目頭のあたりを抑えてしまう。若いころにこんな仕草をする上司を見た時は「厭味ったらしい」「不快ですとアピールするのが楽しいのか」などと軽蔑していたものだが、認識を改める。

 怒りや情けなさが許容量を超えると、なるほど。こうして抑えつけなければ罵声か涙として溢れ出てきてしまいそうになるのか。

 

「ブチョー、どしたんスか?風邪なら無理しない方がイイッスよ?」


 誰のせいだと思っていると睨みつけたが年若い部下はへらへらと笑みを返してくる。ジムにでも通っているのか引き締まった身体に、すらりと長い背丈。顔だって美形と言えるだろう。豹人たちが持つしなやかさや天性の優美さと合わせて実に女性にもてそうな外見をしている。私のような筋肉がやたらとついた竜人とは対照的だ。

 

「キジマ、またお前の担当している取引先からクレームが来た。理由は分かるか?」

「えーっと、届けるカタログの種類間違えた事ッスか?それとも菓子折りの賞味期限切れてました?」


 だがこの男の女性社員からの評価は最悪。いや、全社員から嫌われているかもしれない。何故なら、この男はとにかく仕事ができない。ケアレスミスが多い、ビジネスマナーがなっていない程度ならばいくらでもフォローするし、取引先に頭を下げるのも苦ではない。

 キジマはそんな次元ではなく、やる気というものが欠如しているとしか思えない。今回取引先を怒らせたのも伺う約束に何時間も遅れたからだ。それも、約束を忘れたわけでも寝坊したわけでもない。パチンコで勝ちすぎた為すっぽかした、と悪びれなく言ってのけたのだ。

 

 最初はまともな社会人になって欲しい指導を続けたが、もう限界だった。異動か、クビか。少なくとも私の部下として管理する事はできない。

 

「……処分は追って伝える。今日はもう帰れ」

「へーい。ブチョーも無理しないでくださいよー」


 お前がいる限り無理だと言うのをグっと堪えてキジマを帰らせる。注意するだけでもパワハラ扱いになる今のご時勢に怒鳴りつける勇気は無いが、それ以上に部下に威圧的に接するのが苦手だった。

 部下にはできる限り対等な目線で接してやりたい、できる限りの事をしてやりたい。部下を持つようになってからはずっとそうやってきて、実際それでうまくやってこれたのだ。どれだけ言葉をかけても改善しないなんてキジマが初めてだった。全く、何故あんなにも不真面目なのだろう。

 

「大変ですね、部長。少し休憩されてはどうですか?」

「おお、柴木くん。ありがとう」


 差し出されたコーヒーカップをありがたく受け取る。いつの間にか私の前にいたコーギー犬人の部下は、私が感謝の言葉を告げるとキジマのにやけ面と違ってふんわりと花開くような微笑みを返してくれた。

 職場の為化粧は薄いが、それでも男の目を惹きつける可愛らしさとシャツの上からでも分かる肉感的な身体付き。同じ部署の男どもからは実に人気があって、シバちゃんと呼ばれて親しまれている。私も、普通の男ならば彼女に食事の一つでも誘っていたかもしれない。

 

「キジマさんのせいでお疲れでしょうけど……無理はなさらないでくださいね。私にもお手伝いできる事があれば言ってください」

「ああ、ありがとう。だが今日は大丈夫だよ。遅くなってはいけないから早めに上がりなさい」


 退社時間はとっくに過ぎていて、これ以上は女性が一人で帰るには不安な時間になる。私はキジマのやつが犯したミスをフォローしなければならないが、柴木くんを付き合わせる必要は無い。

 

「部長はいつも私たちを先に帰らせますけど、あまり遅くなると大変じゃないんですか?明日だって仕事ですし、お食事だって」

「はは、私は体力には自信があるからね。それに趣味も何もない寂しい男だ。どうせ家に帰ってもシャワーを浴びて寝るぐらいだから遅くなっても構わんよ」


 半分本当で半分嘘だ。学生時代にラグビーをしていたおかげで体力には自信があるし、週末にはジムに通って体力と筋肉が衰えないように鍛えている。脂肪こそ多少付いてはいるが、逞しさやぶ厚さでは学生時代より上ではないかと思えるほどだ。残業なんて辛くもない。

 

 それに、帰りが遅くなった方が都合が良い。

 趣味が無いと言ったのは嘘だ。毎晩仕事帰りに行っている趣味は、会社勤めになってからずっと続いていてもはや生活の一部と言って良い。決して他人には明かせないライフワークだ。

 

「だから柴木くんは早めに帰りなさい。他の皆だってもう帰ってるからね。気にしなくて良いんだよ」

「うーん、分かりました。でも頑張り過ぎないでくださいね?部長が倒れたら部署のみんなが困っちゃいますから」


 ほんの少しだけおどけた顔で励まされ、黙って頷いた。柴木くんは本当に良い部下だと思う。キジマのやつに爪の垢を飲ませてやりたいぐらいだ。

 柴木くんだけではなく、私の部下は良い奴らばかりだ。今日だってキジマのフォローを手伝うと私に申し出てくれたし、部下たちの方から飲みや休日のスポーツに誘ってくれる。

 

「――なのに、何故なんだろうな」


 柴木くんが去った後、消え入りそうな声で呟いた。パソコンのキーボードを叩いていると

 部下との人間関係だけではなく、仕事もやりがいがある。給料だって申し分ない。今の私は充実している。キジマという悩みの種こそいるが、近いうちに関わる事は無くなるだろう。

 

 にも関わらず私は満たされない。

 物足りない。

 常に飢えているような心地。


「ああ、また今日も処理しなければな……」


 その飢えを満たしたいとねだるように、私は涎を垂らしていた。ただし垂れ落ちるのは口からではない。

 とろりとろりと涎が垂れる。いつもこうだ。仕事をしている時でも、ジムで鍛えている時でも、酒を嗜んでいる時も満たされないとこうして濡れてしまう。

 

 涎を滴らせている場所――それは、排泄器官であるはずの肛門だった。

 

***


「今日も、誰もいないな……」


 誰に聞かせるわけでもなく呟くと、茹った夏の空気に瞬く間に溶けていく。夜とはいえ夏の熱気は冷める事なく、冷房の効いたオフィスから出ると鱗に玉粒のような汗が浮く。

 

 身体にへばりつく不快な熱。耳をそばだてると羽虫の音がする。

 こんな場所に私以外いるはずもなく、そして誰かが聞いていたところで私がこれから行う事は止められない。

 

 私が訪れたのは寂れた公園だ。といってもちゃちな滑り台が置いてあるだけのような狭っくるしい公園ではない。かつての城跡に作られて、周囲を掘と林に囲まれたいわゆる城塞公園という場所だ。遊具だけではなくそれなりの大きさの公衆トイレやベンチも設置されている。日中は親子連れや運動に利用する市民で賑わい、定期的にバザーも開かれているらしい。

 だが夜間になれば寂れたもので、ガラの悪い青少年すら近寄らない。街の中心部から離れている上に鬱蒼とした林のせいで公園の中は非常に不気味だ。人気の無い場所でいちゃつきたいカップルでもこんな場所は選ばないだろう。

 

「もう、いいだだろう?誰も見てない、私だけなんだ」


 こんな場所を利用するのは、人目の無い場所が必要になる特別な事情を持つ者。そして、絶対に人が来ない場所ではない――誰かに見られるかもしれない背徳感を求める者。

 

 つまり、私のような変態だけなのだ。

 

「脱ぐぞ、今日もいっぱい私をいじめてくれぇ❤」


 ああ、私が変態以外の何だというのか。

 巨木を思わせる太ももに張り付いたスラックスは、股間のあたりに小さなシミを作っている。藍色の鱗に映えるからと選んだスラックスを、正確には布地の下で汗に塗れた身体を撫でまわしていると、股間に浮かぶシミも徐々に大きくなる。

 がに股になって腰を突き出すと、卑猥なシミが強調される。誰も見ていずとも、こんな下品な姿をしているのだという背徳感が背中を駆け巡る。


「はぁっ❤ああぁ❤❤オ、オマンコうずくぅ❤ごりごりされたいってクパクパしてるぅ❤」


 部下には決して聞かせられない淫語を吐きこぼしながら、私の手がゆっくりと股間部分のシワをなぞる。スラックスと下着の上から、ほんの少しの圧力を加える程度の力で。

 だが、それでも私のオマンコは。男性器を保護する為の器官であるスリットは開閉を繰り返し、凌辱をねだるようにひくつくのだ。私は服の上からスリットマンコを突くように指を何度も押し込んだ。決して絶頂には向かわないような刺激だが、今の私にはそれが一番心地良かった。

 

「ふぅうぅ❤あっ❤❤あついぃ❤ぬ、脱ぐぞ❤❤こんな所で、また脱いでしまう❤」


 何故なら、絶頂しない程度の快感で収まるからだ。スリットをぐっと押し込むと尻尾がびくりとのたうってしまうのに、これ以上刺激を強めたら服を着たままイくに決まっている。

 

 まだ本番はこれからなのに、そんな真似はできない。もっと楽しもうと腕を上げて腋の匂いを堪能する。制汗剤を使っていても誤魔化しきれないほどに湿った腋は、つんと鼻腔を突き刺す芳香を放つ。

 汗腺の詰まった腋は特に湿っているが、上半身はどこもかしこも汗シミが酷い。鱗や白い肌にべったりと張り付いて、私の雄臭い身体の線を浮きだたせている。股間を湿らせるだけじゃなく、全身を雄の匂いで濡らす筋肉野郎。股間をぐりぐりいじくりながら発情している変態がここにいる。

 

「んぅぅん❤ほら、脱ぐぞ❤❤ドスケベ雄っぱいご開帳ぅぅ❤」


 一つ一つ、わざとらしく時間をかけながらワイシャツのボタンを外していった。パツパツのシャツに詰め込まれていた大胸筋が、ようやく解放されたとばかりに弾み出た。

 翡翠の鱗と真っ白な白い肌の境目が街灯に照らされ曖昧に照らし出される。筋肉で膨らんだ肌は少しも弛んでおらず、皮膚を抓むのすら困難だ。食生活にも配慮しているおかげか肌も荒れずに、汗に塗れて艶めかしく照っていた。丸々とした雄胸と、その下で並ぶ掘り込んだような腹筋。

 

 なんて男らしいのだろう、と自分でも実感する。

 同時に男らしさを台無しにする雌臭さに自分を軽蔑する。

 

「おー❤んひぃ❤い、いじってぇ❤❤私のオマンコも乳首もこんなにドスケベなんだぁ❤」


 肌を舐める夜風が変態行為をしていると実感させてくれる。肌を露出して熱を逃がしているはずなに、興奮が高まって火照るばかりだ。でかい胸の頂点、いじって欲しいとそそり勃つ乳首が火傷しそうなぐらいに熱い。

 我慢できない。男のものとは思えないデカ乳首に手を伸ばすと、たまらない快感に全身の筋肉が震えた。

 

「おおほおっ❤あぁ❤❤駄目だ❤今日も変態露出オナニーしちゃうぅ❤」


 鱗で覆われた指で乳肉ごと引っ張り、捏ねて、グリグリ転がして乳首弄りに没頭する。そのままスラックスのファソナーを降ろすとエロ汁でぐっしょり濡れたビキニが顔を出した。生地では吸収しきれない汁は太ももまで伝い幾本の川を作り出している。

 ビンビンになった乳首をひねりつつ、片方の手でシュルシュルとベルトを抜き取る。解放されたスラックスは私が腰をくねらせると徐々に私の下半身が全容を表し始める。両手を使っても掴み切れない太もも。幼児の胴体はあるかもしれないふくらはぎ、豊かに肉が肥えたデカ尻。

 

「見てくれぇ❤ああっ❤❤変態なんだ、私はぁ❤こんな所で露出オナニーしてる変態部長を見てくれよぉ❤❤❤」


 ビキニをぎりぎり引っ張るとスリットに布地が食い込んだ。指でほじくり回すのよりずっと快感が弱いが、粘膜に下着を食い込ませる下品な姿をしている事が興奮を加速させる。同じように尻の谷間にも食い込ませると肛門が擦れて愛液の量が多大に増えた。

 

 雄の欲望をしまう為のスリットは、いまや性器として出来上がっている。凌辱され、穢され、壊されたいとねだっている。

 だから私はいつものように鞄からある物を取り出した。男性器を模したフォルムに細かなイボを付けた樹脂製のオモチャ。それは、女性が自慰に使う為のバイブと呼ばれる代物だった。

 

「はあぁ❤当たるぅ❤スリットマンコに当たる❤❤オマンコぐりぐりされてるぅ❤」


 全ては私の意思なのだが、まるで他人に犯されているような言葉を吐きながらスリットとバイブを擦れ合わせる。自分の部屋で一人寂しくバイブを突っ込むだけでは物足りない。誰に見つかるかも分からない野外で、粗野な男に犯されようとしている。そんなシチュエーションを演じるとマンコが昂るのだ。

 偽物の男性器はすぐにスリットに潜り込んで来るような真似はせず、入り口をくにくにと擦りながら私を焦らす。溢れ出るスリット汁で自分をぬらつかせながら、いつ私を犯すか機を伺っている。

 

「いやだ❤焦らさないでくれよぉ❤❤❤んあぁ❤入り口だけズボズボしないでへぇ❤」

 

 私はバイブの先端を浅く入れるのを繰り返しつつ腰をへこへこ動かした。こんな姿もしも柴木くんや部下に見られたらどんな罵倒を受けるのだろう。半裸で腰振りオナニーをする雄くっせぇ中年親父だなんて知られたら、私は会社にだっていられなくなる。そう考えると更にスリットが緩んでバイブを少しずつ受け入れ始める。

 

「だ、だめえぇ❤❤んんっ❤入る❤おちんぽに来る❤❤おっおぉおぉ❤」


 汚らしく粗野な雄に組み伏せられる、そんな妄想をしながらバイブを突っ込んでスリットの内壁をぐりぐりとかき回す。愛液で潤んでいるスリットマンコはローション無しでもバイブに馴染み、動かすたびにグチョグチョと下品な音がする。

 入れて、引き抜く。収まったままのちんぽとバイブを擦らせて、時に入り口のあたりを突く。本当なら一気に奥までぶちこんでメスイキをキメたいが、こんなに楽しい時間をあっけなく終わらせてはもったいない。

 

 まだ始まったばかりなのだ。乳首だってもっとつねりたいし、お気に入りのおもちゃはまだたくさんある。メスイキをしてしまったらよわよわマンコの私は潮を噴いて倒れてしまうから、スリットだけでイくなんて駄目だ。

 

「ケ、ケツオマンコもズボズボしないとぉ❤ヤリマン部長は満足できないからぁ❤❤❤ぶっといのでオマンコにハメてぇ❤」


 だから私はがに股になるとでかすぎる尻を大きく突き出してみせた。汗とマンコ汁で濡れテカるデカ尻を右に左にたぷんと弾ませて、太い腰を回して下品なケツ振り踊りを繰り広げる。

 私の周囲には誰もいないと分かっているのに、まるで何人もの雄に視姦されているような羞恥快楽で尻肉がびくびくと震える。両手のひらでけつたぶを鷲掴みにしてそのまま開くと、宵の空気でマンコが撫でられてそれだけでもメスイキしそうだ。

 

「早くおちんぽぉおぉ❤私のエロオマンコにデカチンポブチこんでくれっ❤❤❤ほ、ほらぁ❤おちんぽ欲しいってびくびくしてるの見えるだろぉ❤❤」


 いつもいつも、妄想の中で私を犯す雄に向かって必死に媚びを売る。顔も種族も決めてはいないけど、でかいちんぽと下卑た顔で私を見下ろしてくれる理想のちんぽ。

 雄が昂ってくれるように、自分を辱める為に、私は娼婦のように身体をくねらせる。ラグビーで鍛え上げた、筋肉の詰まった尻をゆさゆさとさせ、その豊満さを見せつけるのだ。尻の谷間をぱっくりと割り、ちんぽをハメて貰うように煽る。

 

「も、もう無理いぃ❤❤おねがいじまずぅ❤その❤ぶっどいのでおがじでぇ……❤❤❤」


 星空と街灯をスポットライトに、四肢をくねらせて。下品なオナニーに耽る私の身体には汗粒が浮かび、娼婦を飾るアクセサリのように私を煌めかせる。逞しく隆々とした肉体に反した痴態とのギャップはどんな雄でも欲情させる自信があった。

 もしも目の前に本物の雄がいれば。叶わぬ願いを抱きながら、私は代用品の恋人を手に取った。スリットを抉るおちんぽよりも長く、太ましい胴回りをしたオモチャを。

 

「んっ❤❤ちゅ❤んふぅ❤好き❤このおちんぽすきぃ❤❤きょ、今日も淫乱オマンコを慰めてくれ❤❤❤」


 ちゅ❤ちゅ❤と何度もキスを落として唾液まみれにするのは子どもの腕ほどはあろうかという化物じみたサイズのディルドだ。バイブと違うのは私のオマンコを傷つけないように柔らかく弾力のあるサイズをしている事と、スリットオマンコでは到底受け止めきれない体積だ。

 スリットで咥えこむバイブは女性用と言っても通じるサイズだが、化物ディルドは一目でケツオマンコの奥の奥まで嬲る為のサイズだと分かってしまう。

 

 私はディルドをしっかりと地面に固定すると、どっしりした腰を降ろしてマンコとディルドをゆっくりと近づける。もちろん尻たぶは割り開いたまま、腰をはしたなく回したまま、いないはずの観客へアピールしたまま。

 

「はぁん❤おかされてしまうぅ❤❤私のオマンコが❤嫌だ❤見ないでくれぇ~~❤❤」

 なんと浅ましい一人芝居だろう。アナルを囲む火山口のような盛り上がりはディルドへせがむようにキスをし、絶えず暖めた愛液を垂らしてせってと挿入の準備を整えている。本物のオスですらない玩具相手に私はおねだりしているのだ。

 胸をときめかせながら腰を落としていくとくちゅり、という音と一緒に入り口が割り開かれる。

 

「んぐっ❤おおん❤❤んほおぉおおぉ~~~❤」


 めきめきと骨盤が軋むような音を感じながらも、私は躊躇わずにディルドを飲み込んでいった。痛みなんて感じずにただ圧倒的な快楽だけを受け止めながらバイブよりもずっと膨大な質量が直腸の中に潜り込む。

 ディルドの竿部分に手を添えてがむしゃらに尻を降ろした。凶悪な亀頭部分がニュポン!と音を立ててマンコに隠れると、後は早かった。

 マンコ壁をずるずる擦りながらディルドは潜り込み、石でも詰め込まれたかのような異物感と腹の中が重たくなる感覚。

 

「あ❤んああぁあぁああぁぁ❤❤❤」

 

 そして、私を満たす幸福感。まがい物のちんぽに中を蹂躙される被虐的な悦び。圧倒的な快感に私は鼻水を垂らして雌のような声を上げるしかできなかった。直腸の中をディルドで埋め尽くされるとみじろぎ一つできない。中腰の体勢で硬直し、淫乱マンコが立ち直るのを待った。

 

「ぉおおぉ❤ぶっといぃ❤❤でっかいおちんぽが私の中にぃ❤おおぉん❤」


 熱も脈動も感じさせないちんぽだが、私のマンコが火照り脳みそまでも茹るようだ。結腸のすぼまりをディルドで小突くとスリットから溢れる汁が白く濁りだした。犯しているのは私なのに、犯されている錯覚に溺れた。

 

「へぉおおぉお❤❤入ってるぅ❤オマンコの奥までこんなぶっといおちんぽがっ❤❤」


 私が発するのは艶やかな雌の声。でかい尻をくねらせるたびに喉が震えてしまう。直腸は切れる事なく快楽だけを享受する。通販で買っただけの安っぽいオモチャが理想の恋人のように私の空白を埋めてくれる。不完全な私を、偽物のちんぽが埋めてくれた。

 結腸まで侵入しようとディルドが進むと間の抜けたらだらしない顔になり、顔面から流れた体液が顎を伝って垂れ落ちる。そしてディルドを引き抜くとカリ首がヒダをかきむしる。

 

「んぐぅう゛お゛おぉ❤ぐひっ❤❤ひぎぃ❤お゛ほおおぉっ❤❤❤」


 ディルドが抜け出てできた空白は快楽を求めて弛緩したまま。私は自分の中に空いた穴に耐えられずにすぐさまディルトを突き入れてしまう。

 何度も。何度も。何度も。結腸をディルドでノックしては肛門のギリギリまで引き抜き、最低なアクメ顔へと堕ちる。スリットからは愛液と先走り、そしてザーメンが混じったものが溢れて小便のように地面を濡らしていた。ちんぽをいじりもせず、こんな所でオナニーをして射精したのだ。

 私は立派な大人の雄であり、何人も部下がいる。身体だって能力だってそこらの男には負けないとプライドがある。

 

「なんでへええぇええぇ❤❤おおん❤ぎもぢいいぃいいぃ❤❤❤」


 何故、こんなにも気持ちいいのか。何故、こんな男になってしまったのか。愚かにも叫びながら私はケツマンコアクメに酔いしれた。グボォと結合部から下品な交尾音が破裂する。ディルドに肛門を追いすがらせて、抉って、欲望のまま快感を貪る。

 こんな男――雌になってしまったのはいつからだったか。

 学生時代から善良な雄であろうとした。勉学もスポーツも手を抜かなかった。その甲斐あってか望んでいた会社に就職できた。何の不満も無い人生で、このまま父母のように伴侶を見つけて、子を作って順風満帆な人生を送るのだと信じていた。

 

「へおっ❤お゛ほおおぉおぉ❤❤❤んおおぉおぉ❤❤」


 それが狂ったのは、ネットで見つけた卑猥な動画だったと思う。

 蜥蜴人の筋骨隆々とした男が、汚らしい小男にレイプされるというだけの動画。最初にそれを見た時、私を襲ったのは嫌悪感――そして今まで感じた事の無いときめきだった。

 小男のちんぽを舌で掃除するトカゲを見ていると涎が溢れ、乳首を抓まれてよがるのを見て自分でも乳首をいじってしまった。そして、尻にちんぽをハメられるトカゲを見た瞬間に鮮烈な欲望が脳を焼いた。

 

 トカゲを犯したいのではなく、トカゲのようになりたいと願ってしまった。醜い小男に自分の全てを台無しにされたいと欲望が生まれた。いや、自分の中の欲望に気付いてしまった。

 満たされたはずの自分は、本当に欲しい物を手に入れられていない。あの動画を見た時に、私の中の空白が生まれたのだ。

 

「ああっ❤もっとぉおぉお❤❤❤もっど、私をめぢゃくちゃにじでええぇん❤オマンコも、口もぉ❤使っていいからぁ❤❤」


 こうしてケツマンコをかき回している時だけ、私の空白は埋まるのだ。自分が何を求めていたのかも忘れ、脳みそをドロドロに溶かして終わりない快感に浸る。

 妄想の中の雄に汚され、何処にもいない観客に向かって痴態を見せつける。飢えのような満たされなさを膨れ上がった欲望が塞ぐ。

 

「あ゛あっ❤❤も、もういぎぞううぅうぅう❤❤❤」


 びくり、と腸壁が蠕動するのは絶頂の兆候。私は望む瞬間を勝ち取ろうと乳首をひねり潰し、スリットに突っ込んだバイブを乱暴に動かした。スリットから飛び散る汁は火傷しそうなほどに滾り、私の昂りを熱で示していた。


 喉が詰り、視界が明滅する。唾液をすする事すら忘れて、私の口周りは酷い有様だ。ディルドが結腸をノックする事に差し迫る絶頂。私は精巣で作り上げられたザーメンを尿道へと流し込む。熱い。夏の空気すら怯えて逃げ出すほどに身体が沸騰していた。

 

「いぐぅ❤いぐぞっ❤❤露出大好き変態部長がケツマンアクメきめるぞおぉおぉぉ❤❤❤❤」


 瞳がグルリとひっくり返って何も見えないが、構う事なく咆哮する。マンコをごりごりされるのが幸せ過ぎて他の事はどうでも良かった。マンコと脳みそが直結して、快楽を貪る事のみに脳がフル稼働している。

 そして、ひときわ強く尻を振り降ろすと私は限界を迎えた。ドチュン!と最奥を叩かれると、スリットマンコから汁が濁流となって溢れ出した。

 

「んぉおおぉ❤お゛お゛ほぉ❤おおぉおぉおぉん❤❤❤ん゛ひいぃいぃいぃ❤❤❤❤」


 びゅるびゅる。びちゃびちゃ。絶頂によって射精と潮噴きの両方が巻き起こる。

 この上なく下品な音を奏でながら私は絶頂した。ケツマンコからも愛液が、裂けた口からはイキ声が。なんていやらしい四重奏だろう。

 私の足元には鼻が曲がりそうなぐらいに雄臭い水たまりができて、夏の空気と合わせて不快極まりない空間を作り上げる。絶頂の途中でもまた絶頂して、水たまりに波紋を広げた。

 

「おおおぉおぉぉ……❤」


 全身から力が抜けると、スリットマンコに入っていたバイブも水たまりへと落ちた。不自然な体勢で絶頂し続けた筋肉は疲弊し、動く事もできないまま絶頂の余韻に浸っていた。

 快楽が徐々に収まると代わりに私を満たすのは幸福感。鱗を伝う汗も、きつい雄の匂いも心地良いと感じてしまう。

 

 私は、酔っていたのだ。

 酒よりももっと性質の悪い快楽という代物は私から思考力を奪ってしまった。昨日まで大丈夫だから、今日も大丈夫――そんな保証有りはしないのに。

 

「いやー、良いイキっぷりでしたよブチョー」


 その声を聞いた時、驚きも恐怖も感じなかった。

 人間というものは許容できない衝撃を覚えると何も感じなくなるものなのかもしれない。

 だから私は緩慢に振り向いた。いつも会社で部下に呼ばれたのと同じような気分で。だからだろうか、背後に彼がいても当たり前のように思えた。


 私の脳が動き出したのは、彼の持つスマホがフラッシュを焚いた時だ。

 その時になってようやく気が付いた。

 私が取返しの付かない事をしてしまったのだと。

 私の日常は終わったのだと。

 

「終わったみたいだし、おれとお話してくれますか?家でじーっくりと、ね?」


 そこにいたのは毎日のように見る不快なにやけ面。

 キジマが、にやつきながら見下ろしていた。

 

 ***

 

 朝、会社に向こうスーツ姿の男たちの表情は様々。晴れやかな男もいれば憂鬱そうにうつむく男もいる。

 

 そんな中、私は明らかに異質だった。

 

「ん、ふぅううぅ。くぅうぅ」


 私は太陽に苦しむ怪物のようなうめき声を上げながら、堪えるような歯を噛み合わせる。頑強な肉の鎧を纏っているかのような身体は、既に汗をにじませてワイシャツを身体に張り付けている。

 今夏の暑さの前では噴き出す汗を抑えられない。それは他のサラリーマン達も同じで、ワイシャツごしに筋肉の輪郭が見えてしまっても恥ずかしがる事はない。しかし、今の私は自分の身体に注がれる視線が怖くて仕方が無かった。

 

「はぁ、あぁぁ」


 ねっとりとした息を吐きながら、私は鞄で胸の前を隠すようにして歩く。その姿はタオルで身体を隠す生娘のようで、むさくるしい筋肉男がするには似合わない。そのせいでかえって注目を浴びてしまい、私は周りの視線から逃げるように顔をうつむかせる。

 

 どうか、今の私に話しかけないでくれ、どうか見つけないでくれと願う。だが、私の願いはあっけなく裏切られた。背後から私に良くなつく部下の声が聞こえてきたのだ。

 

「部長、おはようございます!」

「あ、あぁ。お、おはよう」


 部下の挨拶を受けて、私は蚊の鳴くような声で返すと足早に走り去った。いつもの私とは明らかに違う態度に部下がショックを受けた表情をしているのが視界の端に映ってしまう。

 自分で言う事でもないが、私は部下に対してできる限り親密に接してきた。部下の挨拶を蔑ろにするなど上司として最低だ。私の機嫌を損ねたのではないかと部下もいらぬ不安を抱いた事だろう。私も自分の行いに胸が痛む。

 

「す、すまない。今はちょっと忙しいんだ。また後、にたのむぅ」


 しかし私はその後も部下や同僚に対して言葉もそこそこに、逃げるように去った。今の私を見て、皆はどう思うのだろうか。自分でも様子がおかしいと分かる。

 顔には朱が差して、瞳は今にも雫を零しそうなほどに潤んでいる。私の頬に手を触れればその熱に驚くだろう。

 風邪でも引いたと勘違いするだろうか。普段真面目な男を演じている私だ。部下は私の事を疑いもせずに心から心配してくれるだろう。こんな男を。こんな変態を。そんな資格は無いのだ。なにせ私は――

 

「部長!どうかされたんですか、フラついてるじゃないですか!」

「んぅう、しばき、くん……か」


 よりにもよって私を見つけたのは柴木くんだった。私の様子がおかしいと一目見て気づくと、身体を支えるように手を添えてくる。ああ、なんて優しい女性なのだろう。こんな最低な男に手を差し伸べてくれる。その指先が触れるだけで私は顔を歪ませてしまうのに。

 

「部長、どうしたんですか?身体が凄く熱いじゃないですか。もしかして病気なんじゃ……」

「んんぅぅ、ち、違うっ!わたしは、健康だ。だいじょぶっ、だかりゃあぁ」


 柴木くんがそっと私の背中を撫でるたびに舌がもつれてまともに喋れなくなる。純真な優しさが毒になるかのように私の身体は痙攣する。頼む、やめてくれ。

 

「大丈夫じゃないでしょう!部長、絶対に普通じゃないですよ。正直におっしゃってください」

「違うぅぅ、ほんとに大丈夫だ。だから――んああっ!?」


 雷に撃たれたように私の身体が跳ねると、柴木くんも怯えたように後退った。太い尻尾がピンと硬直し、潤んでいた瞳がまぶたの裏へと姿を隠す。

 傍から見れば気でも狂ったのかと錯覚してしまう異常な姿だ。私に何が起こったかなんて、柴木くんのようなまともな女性には分かるまい。いや、私のような救いがたい変態野郎でなければ分からない。他に分かるとすれば、一人だけ。

 

「ブチョーに柴木ちゃん、おはようございまーっす。あれ、どしたんスか?ブチョーってば顔が赤いッスけどぉ?」


 背後を振り返ると、キジマがいつもよりも不愉快な笑みを浮かべながら立っていた。片手をポケットに突っ込み、獲物を甚振る猫のように嗜虐的な瞳に私を捕らえている。

 キジマは私のすぐそばまで歩み寄ると「どっか悪いんですか?心配しちゃいますよぉ」などとうそ臭い言葉を並べながら私の身体を触ってくる。柴木くんのように純粋な心からではなく、ねっとりと絡みつく性欲に従うまま太ももや尻に指先を這わせる。愛撫ともいえないはずの淡い刺激、そしてキジマがポケットの中で操っているモノのせいで私の身体は更に火照り出してしまう。

 

「あれれ~?部長ってば腹もパンパンっすねー。もしかして食いすぎとか?それで苦しそうなんスかぁ?」

「んぐううっ!?やめろ、腹を、揉むなっ!んあぁ!」


 キジマの手が腹筋を押し込むと私は足腰を震わせてうめいた。筋肉で掘り込まれていた私の腹は、見る影もなく膨らんでいた。豪勢に突き出した雄っぱいに負けず劣らず膨らんだ腹は、キジマの手で圧迫されると醜く形をひしゃげさせた。

 まるで赤子でも孕んでしまったかのような膨れ腹は、よくよく見れば要所要所が凸凹としている事が分かるだろう。私が腹を震わせるとその凸凹もわずかに位置を変える。

 

「部長……?あの、本当にどうされたんですか?もし腹痛が酷いのでしたら病院に」

「大丈夫だから、んっ!やめろ、今の私を見ないで、ああああっ❤」


 キジマの手が腹に浮かぶ膨らみを押すと、またしても私は全身を跳ねさせた。今度は尻尾をのたうたせるだけではすまず、周囲の社員たちにまで聞こえる喘ぎ声を上げてしまった。

 しかし私には周囲の視線を気にする余裕は無かった。股間のあたりがじんわりと湿るのを感じると同時に、太い足腰が膝をついてしまったのだ。私は言い訳を口にする力も無く、ぜひぜひと息を吐き続けてしまう。

 

「くぅ❤んぅうぅ❤❤」

「ありゃー、もう無理っぽいすねブチョー。おれが何とかしてあげますんで、行きましょっか」

「ちょっとキジマくん。部長なら私が医務室までお連れするわ。あなたはさっさと仕事に――」

「いやいや、ブチョーは医務室じゃ治らねえッスから。ほらほら行きますよー」


 キジマに手を引かれ、私は抗う事もできずに足を進めてしまう。正しくは抵抗しようとすればすぐキジマの片手に握られている『アレ』に黙らされる。柴木くんが私を呼んでくれたが、それに答える事もできず、躾けられた飼い犬のようにキジマの後を付いて行く。

 

 そして、キジマが入ったのは会社でも使う者がほとんどいないトイレだ。

 個室に無理やり私を押し込めると、より一層残虐さを増した顔で見下ろしてくる。豹という種の持つ美しさと攻撃性に牙を光らせて、ぐにぐにと私の尻を揉み込んだ。

 

「ホイ、ここなら好きに声出していいッスからねー。バレなくて良かったッスねぇブチョー」

「んくうぅうぅ❤やめろ❤❤揉むなっ❤ああぁん❤」


 拒むような言葉を吐いてはいるが、私は便座に手を付いたまま尻を突き出してしまう。筋肉の塊、それも汗に塗れた雄が押し込まれた個室は瞬く間に雄の匂いでいっぱいになり、脳みそが熱で暴走する。

 

「キジマ、もう、やめろ……❤」

「どしたんスか?いつもみたいに偉そうに叱ってみてくださいよ。そんな情けねえ声で言われてもやめらんねえッスね」


 そんな私を嘲笑いキジマは股間を膨らませていた。にへらと笑う顔の下に潜む獰猛な雄の欲望が私を食らおうとしている。

 それを分かっていても私は尻を突き出すだけで逃げようともしない。逃げられるわけがない。スリットとケツマンコのあたりにはじんわりとシミが生まれ、豊満な雄っぱいの頂上では乳首が存在を主張している。シャツの上からでも形が丸分かりのデカ乳首は呼吸をするだけでシャツに擦れて淡い快感を産む。

 

「ブチョーもやめて欲しくねえんスよね?変態のマゾ雌野郎が今更芝居してんじゃねえよ」


 そんなもの全ては言い訳で、キジマの言う通りやめて欲しくないだけなのかもしれない。快楽が全身で暴れ回って私から思考力を奪う。キジマのような貧弱な男、片腕で組み伏せられるはずなのに私は逆らわない。

 

「そん、な事ぉ……❤」

「どうせおれにオマンコされてえってケツ穴疼かせてんスよね?脱いでくださいッス」

「違う❤私はそんな変態じゃない❤❤ただ、ぁぁ❤」

「あーうるせえな。いいから脱げって。それとも服着たままイかされてえのか?」


 命令されるともう逆らえなかった。どれだけ否定したくとも粗暴な言葉に胸が高鳴り、私の中で暴れ狂う快楽が拒絶の言葉を蒸発させる。

 

 キジマの眼前に尻を突き出して、ゆっくりとスラックスを脱ぎ降ろしていった。ベルトを抜いて布地を太ももに滑らせる間、私の胸に湧き上がるのは羞恥とそれ以上の充足感。

 そして、汗に濡れる尻を晒すとキジマが噴き出した。

 

「ぶははっ!良い姿ッスね部長!こんだけ玩具付けて会社来たんスか?恥を知らなすぎっしょ」

「くぅうぅ❤こ、これはお前が……❤❤」

「人のせいにしないでくれます?部長がマジモンのスケベ野郎じゃなきゃこんな恰好できませんよ」


 ペチペチと叩かれる尻は酷い有様だった。中出しをされた回数がマジックで書かれ、太ももや尻たぶに「キジマ様専用オナホ」「マゾ豚」などと卑猥な落書きをされている。

 性器と化したスリットにはいつも使っているモノより太く、凶悪なフォルムのバイブが突っ込まれている。

 

 太ももに固定され、ケツマンコとスリットに伸びているのはローターと呼ばれる淫具。キジマが持つ機器で操作すれば簡単に私はイキ狂ってしまう。

 そして、私を下品な雌野郎たらしめているのがケツマンコにずっぼりとハメこまれたアナルプラグだ。私の淫乱マンコでもきついサイズのプラグはコードを差し込む余地だけ残して肛門をいっぱいにし、少しでも肛門をみじろぎさせれば立つ事すらできないメスイキ地獄に陥らせる。

 

 下半身だけではなく乳首にも、ケツマンコの奥の奥にまで淫具は詰め込まれている。すべて、キジマの命令で。

 

「部長もこの一週間でなかなか素直になったッスねぇ。このまま立派な雌になるまで調教してあげますよ」


 そう、私はキジマに調教されているのだ。

 私がオナニーに耽る姿を見られたあの日から。

 

 ***

 

『ちょうど良いじゃないッスか。おれ、部長みてぇな雄を躾けるのが趣味なんです。これからオナホに使ってあげますよ』


 私の痴態を収めた写真を見せつけキジマはそう要求してきた。金を脅し取ろうとするのでも警察に通報するわけでもなく。当然拒もうとも考えたが、スマホにある画像を公開されれば破滅してしまう。大人しく従うほか無かった。

 

 などと言い訳をしていたが、私は本心から拒絶していたのだろうか。

 

「あの、部長。聞こえてますか……?」

「あ、あぁ……すまんな、柴木くん」


 痛ましそうな女性の声に顔を上げるが、視界はぼんやりとして不確かだ。デスクの前には肉付きの良い身体をしまいこんだスーツ姿。そこから更に顔を上げると柴木くんの顔らしいモノが見えた。

 私の瞳は潤みっぱなしで、熱にやられてしまったせいか視界もロクに動いていない。全身の性器を淫具でゆるゆると虐められて、浅いメスイキが当たり前になっている状態なのだ。脳みそはまともに働いてくれない。

 

「部長、もしかしてキジマくんの件で何か……?もしそうなら私たちにも相談してください」

「んっ❤ち、違うんだ❤❤キジマは関係なくて、えっとぉ❤」


 柴木くんと会話を始めると、突然内部のローターが激しさを増した。前立腺のあたりで振動を続けていた卵状の物体が、ガツガツと腸壁の中を乱反射する勢いで震え出す。

 それは指で押されるともぶっといディルドで押しつぶされるとも違う、機械による無慈悲な愛撫。私は革靴の中でつま先をつっぱらせ、快楽を必死に堪えようと試みる。

 

「ふぅんっ❤す、すまない、な❤本当んぃ❤❤なんでもないからぁ❤」

「そう、ですか……。部長にも事情があるのは分かるんですが、今の部長はとても大丈夫には見えないです」

「そ、そんな事ぉおおほっ❤❤❤」


 今度はマンコの中ではなく乳首に付けられたローターが震え出す。はしたない声を漏らして悶える私を柴木くんが見つめてくるが、私の視線は快楽の原因に向けられていた。

 にへらと笑みをぶつけるキジマは片手で機械を操作し、私を甘いメスイキの地獄へと叩き落とす。音を立てて暴れ回っていたローターが前立腺の上でピンポイントに微動し、ローターは逆に乳首が壊れてしまいそうな荒々しい振動を発生させ、私は声も出せずに尻をくねらせた。

 

「~~~~っ❤んふぅううぅ❤❤❤」

「ぶ、部長!?」

「うぅぅ❤しゅ、しゅまん❤❤❤もう、離れてくれぇ❤いいぃ❤❤いそがしい、かりゃあぁ❤たのむ❤❤」


 私の言葉を、柴木くんはどう受け取ったのだろうか。ローターの音を聞かれまいとやたらとでかい声を出し、離れてくれと――私がああはなるまいと嫌悪していた尊大な上司のような態度で、傷つけてしまったのではないか。そう悔やんでも私は快楽に肛門をひくつかせるだけで、何も言えない。

 

 そうしているうちに柴木くんは何も言わずに頷くと、黙って自分の席へと戻ってしまう。会社でローター使ってる変態野郎なんかのせいで大事な部下を悲しませるなんて。私はなんて最低なのだろう。自己嫌悪で背筋がぞくぞくきてしまうじゃないか。

 

「部長、ちょっといいスかぁ?」


 背徳的な悦びに浸っていると、柴木くんの代わりにキジマが目の前に現れた。他の社員からは見えないのを良い事に、片手で堂々とローターのコントローラーを操っていた。私が喘ぎ、震えるのを見て動かし方を変え、強弱を付けては私を快楽に慣れさせない。キジマの操るローターだけでオマンコは決壊し、自分でも分かるような雌臭さが周囲に漂っていた。

 

「うはーマンコくっせぇ。下着用意してあげたんで後で着替えてくださいよ。これセクハラっすよセクハラ」

「う、うるさいぃ❤❤それなら、んっ❤お、お前のそれ、止めへぇえぇ❤おおおぉ❤」

「まだ自分の立場が分かってないんスかね?オナホの自覚もっておれに媚びた方が気持ちいいし楽しいッスよ」

「ん゛ひいぃいぃ❤❤❤も、もうやめへえぇぇ❤❤」


 ローターの振動をいきなり『最強』にされて私はたまらずデスクに突っ伏した。キジマにしかばれないようにしたつもりだが、もしかしたら聞こえているかもしれない。

 腕を強く噛んで、高価なスーツを涎でべっとりと汚してしまう。こみ上げる性感が声帯から出ないようにと堪えれば火照りはますます酷くなる。

 

「ま、今は許してあげますよ。それよりブチョーに連絡があってですねえ……」


 調教が始まってから、キジマの笑顔が怖くて仕方が無い。以前は不愉快なにやけ面だとしか思っていなかったのに、今では獰猛に牙をみせつけているように思えてならない。

 

 この男はずっと私を食ってやろうと涎を滴らせていたのではないか?

 

「部長にプレゼンをお願いしたいらしいんスよ。おれも『お手伝い』するんで頑張りましょうね、部長」

 

 ***

 

「つまり、今回のプロジェクトにおいて弊社は――」

 

 私の声が響くだけの、静かな空間。

 最前の壁に設置されたプロジェクターにはスライドが映し出されており、私は画面を操作しながらスライドを行っていた。

 初めてではない。何度も行ってきた業務だ。重役の前で話すのも心地いい緊張をもたらしてくれる。だが、今の私にはこれ以上ない辱めだった。

 

 部屋の奥をちらりと見やるとキジマが愉悦を浮かべながら機器を見せつけてきた。キジマは部屋全体の電源とプロジェクターを操作するかたわら、私を嬲る淫具も操っている。

 私の局部に取りつけられたローターは今でこそ微弱な振動しか与えてこないが、キジマがいつ私を快楽で狂わせようとするか分からない。とてもではないが集中できない。

 

 キジマの存在だけではなく、重役たちの視線も私を意識させる。私の自慢だった屈強な身体は少し歩くだけでもムチムチと音を立てそうに弾み、まるで雄を誘っているようだと恥ずかしくなる。

 シャツごしに無数の視線に晒されて、鱗にゾクゾクとした心地良さが這いまわるのを感じるたっぷりとした大胸筋から突き出た乳首が、ローターを動かされずともそそり勃ち始める。

 

「んっ❤❤んー❤こ、こちらのグラフをご覧いただくと――」


 どうにか動揺を抑えようとするが、今度はスリットの中でちんぽが膨張し始めた。スリットに突っ込まれたバイブとローターの共振動で、女のように内壁を貫かれる快感と、ちんぽを刺激される男の悦びを注ぎ込まれ、スリットとバイブの隙間からとろとろと汁が溢れ出してくる。

 

「で、では次にこちらを❤んっ❤❤んはぁ❤んんんんぅ❤❤❤」


 口を開いた瞬間に、今度はケツマンコに入れられていたローターが前立腺をごりごりと抉り取った。プレゼンの前に二個ほど追加された淫具は、突然勢いを増して私の雄膣を所せましと暴れ回る。

 思わず甘ったるい息を漏らし、肥えた尻肉をびくりとさせてしまう。必死に声を漏らさないようにしているが、重役の何人かは私の異常に気付いているに違いない。シャツをビンビンになった乳首が押し上げて、股間からは甘い蜜の香りが漂っているのだから、気付かない方がおかしいというものだ。

 

 重役たちは私の尻や股間を舐めるように眺め、隣の者と囁きあいながら視線を送ったりもする。不定期に暴れ回る淫具もだが、視線の槍もまた私の性感を刺激する。碧の顔を紅潮させて、ムチムチの筋肉に欲情の汗を滴らせる。

 

「ではこのグラフをおぉ――お゛んっ❤❤」


 少し身をかがめるとアナルプラグがイイトコロを抉り取る。今すぐ逃げ出したいがキジマが許してくれるはずもない。それに、私のオマンコはもっと辱めて欲しいと涎を垂らしているのだ。

 身体にまとわりついてくるし線によって愛撫されている心地。私の尻は自然と誘うように揺れ、その豊満さを誇示していた。

 

「こ、この資料ぉぉ……❤んぁ❤❤ご❤ご覧ください❤今少し詳しく❤説明しますとぉおぉ❤❤」


 キジマの操るローターごときで喘がされ、衆目に向かって尻を揺らす自分が惨めで、だが気持ちよくてたまらない。人のいない公園でケツマンコをゴリゴリしていた時よりも気持ちいい。今すぐにでも服を脱ぎ捨てて、キジマに落書きされた下品な尻肉を見せてしまいたい。

 

 そうできないのは理性が抑えてくれるから――ではなく、キジマにそう命令されているからだ。他の男に身体を見せてはいけない、私の尻尾から舌先まで全部キジマの物にされてしまったから。

 

「も、申し訳ありませぇん❤❤すこし、腹が痛むようでしてっ❤お見苦しい所をお見せしで、申し訳ありまぜん❤❤❤」


 視線があたかも触手のような実態を持ち、羞恥心という性感帯をはいずり回っている感覚に囚われる。

 視線にまとわりつかれて悦ぶ尻は、たぷんと淫らに弾んで尻肉を左右に揺らし、アナルプラグの隙間から漏れる愛液を鳴らした。もっと私を見て欲しい。どっしりした尻を突き出して、キジマのオナホにされていると宣言してやりたい。股間を押し上げる勃起おちんぽをこれでもかと振り回したい。

 

 どうしようもない変態的な欲求が湧き上がるのと同時に、精巣は急速にザーメンを量産し始める。こんな所で射精したら終わってしまうと、身体の底から湧き上がるものを抑えようとするが、極限まで昂り、勢力を増した欲望には、薄れゆく理性では太刀打ちできそうにない。

 

「え、えーーっとぉぉ❤待ってくだしゃい❤い、いまちょっとおぉ❤❤げ、げんかいで❤❤❤」


 もう無理だ。ちんぽは完全にスリットからはみだして、卑猥なテントを作り上げている。重役たちからも私の性的興奮は丸わかり。

 変態マゾ野郎の欲望はあと少しではちきれてしまいます、とすがるような視線をキジマに剥ける。あの鬼畜な男にも、一片の慈悲は残っていまいかと。

 

 しかしキジマが私へ返すのは濡れ光る牙とローターの操作機器。私にも良く見えるように弄んでから――ローターの出力を『最強』に設定した。

 

「あ゛❤あ゛あっ❤❤あ゛っあっ❤あっ❤あぁ❤❤❤」


 スリットとケツマンコの両方から前立腺を攻めたて、同時に乳首ローターは乳首を引きちぎりかねない勢いで振動する。

 ぷつり、と頭の中で何かが切れる音をすると背筋が大きくそり返った。脳みそよりも先に絶頂したのを察知した肉体が、射精をしようとちんぽを突き出したのだ。私の痴態に狼狽える重役たちに向かって、勃起ちんぽが発射口を向ける。

 

「ん゛ああぁっ❤❤❤む、むりぃ❤も、もうっ❤イ、いいぃ❤❤」


 どろどろのザーメンが精巣から尿道を一瞬で駆け上がる。ぱっくり開いて射精の準備を完了した鈴口へ向かって、淫乱中年親父の浅ましい欲望が殺到する。その感覚に、私は無意識のうちに雄声で自らの破滅を――『イく』と宣言しようとした。

 

「い゛っ――――!?」


 その瞬間に、私の視界は暗転した。プロジェクターで映し出されていた画面も、蛍光灯も全ての灯りが消えるて部屋の中は完全な暗闇へと包まれる。

 重役たちの狼狽える声や椅子をガタつかせる音で部屋内は騒然とする。つまりは、私の絶頂の瞬間が隠される。その事実に安心を覚える暇も無く、ザーメンは鈴口から溢れ出る。

 

「イッ❤イクッ❤❤イキますぅうぅ❤イクイクイクッ❤❤イクッ❤イクううぅぅう~~~~❤❤❤❤」


 その射精音は液体というよりも粘ついた粘土かなにかをひり出しているようで、鈴口を越えたザーメンはビキニもスラックスもたやすく突き抜けて、まるで解放感を謳歌するように爆発的な勢いとなって会議室にぶちまけられた。

 私のような雌野郎には相応しくないたくましく太いデカちんぽが何度も何度もスラックスの中で何度も激しく震える。カリ高で馬鹿でかい亀頭が、ビキニで抑えつけられながらもザーメンを途切れなく噴き上げる。噴水なんて生温いものではない、もはや火山の噴火だった。

 

「お゛おっ❤❤お゛ほおおぉ❤おほおおぉおぉお❤❤❤」


 スラックスを引きちぎらんばかりに太ももの筋肉が盛り上がり、大臀筋もきつく引き締まる。つまりは、アナルプラグの入った肛門を締め付けてしまう。射精の反動に耐えまいと力を入れた下半身のせいで快楽は助長され、雄汁の量が激しさを増してしまう。

 私の屈強な肉体でも耐え切れない快楽に、膝はあっけなく崩れ落ちる。

 

「ひい゛っ❤イグッ❤❤❤いぐのお゛おおおぉおぉお❤❤❤❤いぐのとまんにゃいぃいぃい❤❤」


 中年とは思えない量の精液はそのまま私の性欲を表しているかのようで、床に落ちた汁は粘性も匂いも桁違いで。暗闇と騒音の中でも匂いだけは明確に感じ取れる。暗闇が晴れれば、すぐに私のイキ顔と雄くっせぇ特濃ザーメンが見られてしまう。

 

「へあ゛あはあぁ❤ふへへ❤❤ふへ❤見られちゃうぅ❤❤私の雄くっせぇザーメン❤❤❤」


 ねじのとんだ頭が浮かべるのは、私の顔を見て凍り付く重役たち。勃起おちんぽを突き出したままのアヘ顔ドラゴンと、蜂蜜の壺をぶちまけたようなおびただしいザーメンを見られるのだ。それを想像すると更に激情が昂る。

 私の人生は終わる。それを分かっていてもちんぽがびくびく跳ねて、オマンコが疼くのだ。恍惚とした感覚の中では、マンコを嬲るローターすら愛おしい。そして、こんな快楽をくれたキジマに敬愛すら覚えてしまう。

 

「へへ❤ふへぇぇ❤❤はへぇ……❤ありがとうございましゅうぅ……❤❤❤」


 私はキジマへの感謝を歌い、快楽を刻み込まれる感覚の中で意識を遠のかせていった。

 

 ***

 

「ブチョー、そろそろ起きてくださいー」


 ぺちぺちと顔を叩かれて、私はまぶたを開いてゆっくりと視界を巡らせる。そこにはさきほどまでいた暗闇ではなくぼんやりした蛍光灯と、キジマの顔があった。

 しばらく呆然として、働かない頭を無理やり回転させる。ここはどこだ、さっきまでの光景は全て夢だったのか?そこまで考えて、自分がソファの上に寝かされている事に気が付いた。ここは、応接室だろうか。

 

「あの後大変だったんすよぉ。せっかく電気消してやったのにくっせぇザーメンブチまけてんだもん。コーヒーこぼして誤魔化したの、ファインプレーだと思いません?」


 キジマはそう言ってへらへらと笑った。私の人生が終わるところだったのに、まるで子どものイタズラでもしたような顔で。

 不思議と怒りは湧かず、自分がまだ破滅していなかった事への安堵と落胆があった。

 

「電気消えてる間に外に連れ出したんで、アヘ顔は見えてないと思うッスよぉ。ま、それまでのみっともねぇ雌顔はどうかしらねえッスけど」


 キジマに嘲笑われるともぞりと性欲が鎌首をもたげ始める。私の射精する決定瞬間を見て貰えなかった。見下して貰えなかった。それに、玩具じゃなくぶっとい生ちんぽが欲しいとマンコが訴え始めている。アナルプラグをきゅっきゅっと締め付けて、いじって欲しいと愛液を滴らせている。

 

 そんな私に、キジマは凶悪な膨らみを見せる股間を突き出した。私の欲求なんて分かっていると言いたげに。

 

「おれも部長のエロい顔見てたら勃っちまったからよ……処理に使ってやる。こっちこい」


***


 窓の外からネオンの光が差し込み、オフィスの中を微かに照らす。空調も切られたオフィスは酷く蒸した空気に満ちていた。

 

「ほら、いつもみたいにしてくださいよブチョー」

「くぅ❤わ、分かっている❤❤」


 調子に乗るなよと、睨みつけるがキジマはデスクの上で尊大に笑っている。ネクタイを外したワイシャツから覗く胸元、細いが筋肉質な四肢は暗闇の中では獰猛な印象を与え、私の心はときめいてしまう。

 仕事の上でも人間的にも尊敬すべきと所など無い男だが、今の私にとっては忠誠を捧げるべき王君だ。こうして目の前で跪く事にも屈辱とどうしようもない悦びを感じている。

 

「はい、マゾ奴隷さんの大好きなヤツですよっと」

「んっ❤うぅうん❤❤」


 鼻をくすぐる男の匂い。すっかり馴染んだそれはキジマの足裏の匂いだ。丸一日革靴と靴下で蒸された生足を、私の顔面を踏みつけるように、足裏で撫でるように押し付けてくる。私を脅迫してから、キジマは毎日のように足指をしゃぶらせてくる。一本一本、丁寧にキジマが満足するまで。

 

 私は宝物か何かのように足を両手で持ち、指の股に舌先を這いまわらせる。私のでかすぎる舌ではこうしないと股をうまく舐めれない、というだけなのだがキジマは惨めでいいと気にいっている。

 

「んーいいっすねー。ちゃんとご主人様の顔を見てくださいッス」

「ちゅ❤んちゅっ❤❤は、はひ❤」


 この命令も毎度の事。悔しい、惨めだと思うがそれ以上に興奮してしまう。翠の鱗を紅潮させ、鼻先を足の甲に押し付けながら奉仕する。静謐としたオフィスに湿った音と私の息遣い、そしてローターの駆動音が響いた。キジマは口角を嗜虐的に吊り上げながら、ローターを好き放題にいじくり回していた。性器を不規則な快楽に甚振られ、ちんぽはいつの間にか勃起してしまっていた。

 

「もう勃たせたんスか。ホント淫乱ッスねー部長」


 くつくつと笑われるが、反論もせずに足先に舌を這わせ続けた。それだけではなくがに股になったまま股間を突き出してみせる。変態の奴隷にご褒美をくださいと。

 そうすればキジマはつま先で太ももを撫でたあと、ゆっくりと付け根へ滑らせてくれる。スラックス越しに無駄巨根をぐりぐり踏みにじってくれる。

 私の奉仕はより淫猥なものになり、熱い唾液と吐息をつま先へと吐きかけてしまう。もっと虐めて欲しい。汚物みたいにおちんぽを踏んでくれ。

 

「それもいいッスけど、おれ溜まってんスよね。まず、マンコの中空っぽにしてください」


 だがキジマはすげなく足を除けてしまう。この男はいつもこうだ。私の浅ましい欲望を見抜いているくせに、こうして意地悪をする。ああ、今日は顔面に跨られながら足コキして欲しかったのに。

 残念に思いつつも私は立ち上がりベルトに手をかけた。カチャカチャと金属音が鳴り、ファスナーが下ろされる。その間もずっとカメラの起動音とフラッシュがオフィスの中で鳴り続けていた。

 

「へへ、部長の生ストリップは最高ッスねー。これネットに流せば金になるんじゃないスか?」

「くぅ❤そ、そんな事ぉ❤❤駄目だ❤私はっ❤」

「へいへい、部長はおれのオナホなんだから他の奴には見せませんって。安心してストリップ続けてください」


 おれのオナホ、と所有物のように扱われる悦び。私は全身を巡る心地よさに震えながら、スラックスとビキニを脱いでいった。でかい尻を振りながら、腰をくねらせてはしたない娼婦のように。いつも公園でしていた時と同じ下品なストリップ。違うのは目の前に本物の雄がいる事。ぎんぎんにちんぽを勃起させて、私を犯そうとしている。

 

 そして下半身をビジネスソックスだけにした身体はますます火照り、汗でぬらついていた鱗に新たな玉粒が浮かんでいた。何度抱かれたってキジマの前ではこうなってしまう。おちんぽがガチガチに硬くなって、期待に震えてしまうのだ。

 

「へへへ、今日も元気良いッスねぇ。おれのちんぽ欲しくて我慢できないッスか?」

 

 下卑た質問と視線を遮るように、私は顔をそむけて目を閉じる。本当に恥辱を感じているのが半分。もう半分は、こうして反抗的な態度を取ればキジマがどうするか知っているから。

 予想通りにキジマは剣呑の目つきになって私のスリットへ手を伸ばす。華奢な指が触れたのは雌肉ではなく、刺さったままのバイブだ。


「我慢できねえのかって聞いてんだよ、答えろ」

「お゛ほおおおぉっ❤❤んお゛❤❤❤ぎ、ぎもぢよがっだでずう゛うぅ❤」


 雌肉マンコにぎちぎちに入ったままのバイブを乱暴に出し入れされる。ちんぽが飛び出てちんぽケースの役割すら無くしたマンコをじゅぼじゅぼと。汁を飛び散らせながらピストンされ、ちんぽの根本にある神経の詰まった部分も振動で刺激される。丸一日ずっとローターで蕩かされたオマンコはあっけなく陥落し、ぷしゅりと愛液を噴き上げた。

 

「んぎい゛いいいいいぃいいぃ❤❤いぐうぅううぅう❤❤❤」


 潮噴きのように飛び散った汁はオフィスの床を雌臭く汚す。その間もキジマはバイブをぐりぐり回転させて私を休ませない。

 

「ほおお゛ぉおおぉ❤お゛ほっ❤❤んほお゛おおおぉ❤」

「オラ、いつまでもよがってねえでマンコの玩具全部出せ。ココに上がってな」

「キジマ❤貴様、許さんぞぉ❤❤❤」


 私に逆らう権利は無く。逆らう意思も無い。キジマに反抗すれば倍以上の快楽が自分に跳ね返ってくるから、そうしているだけ。キジマに脅されて、辱められる自分を演じつつ私はデスクへと上がった。

 

「手は使わねぇで出してくださいよ。ブチョーのトロマンなら簡単っしょ?」


 スマホを構えながら言われ、私はキジマの意図を察する。汗に塗れたシャツのすそを捲り上げて、ずいと腰を突き出した。和式トイレで用を足す時のような、私が公園でディルドを咥えこんでいた時のような恰好だ。

 女性の尻よりも豊かで丸々とした大臀筋と、ぱっくりとちんぽを求めるように開いた割れ目、そして深奥にて存在を主張するのはマンコを封したままのアナルプラグ。私の恥ずかしい部分をキジマの前で曝け出し、体内で巡る熱が羞恥によって一層強まった。

 

「いやー良い眺めッスねぇ。撮影したらブチョーのスマホにも送ってあげますよ」


 スマホでオマンコを撮影しながらキジマがせかしてくる。

 アナルの伸びきった皺まで撮られているという辱めに昂りつつも力むと、プラグを咥えこんだ肛門がひくついたり締まったりを繰り返した。それはおねだりをしているようでもあり、ためらっているようでもあった。まるで、私の心の内だ。


 そうしているうちにアナルプラグが肛門をめくりながら降下を開始した。やがてプラグの取っ手以外の部分が顔をのぞかせる。卵に取っ手を付けた形状のプラグは、排出すればするほどに肛門が押し広げられる。排出する快楽と肛門を拡張される快楽、それに羞恥を混ぜ合わされて、私のちんぽからは発情ちんぽ汁が止まらない。

 

「おっおっおっ❤めくれるぅ❤❤あっ❤わ、私のオマンコがぁ❤❤ああ、駄目だ❤撮らないでくれ❤」


 尻をゆっさゆっさと振り立てながら、私は汗で濡れてかる下半身へ力を込めた。太くムチムチな太ももが小刻みに震える。肛門にすがりつかれながらプラグが少しずつ、だが確実に外部へと押し出されていく。そして同時に、プラグに塞き止められていたモノどもも肛門へと迫っている。排出の寸前、私はキジマに向かってデロリとした笑顔を向けた。

 

「だ、だめええぇーー❤もうむりいいぃ❤❤❤ひっひいいぃ❤ん゛ひい゛いいいぃいいぃ❤❤❤❤」


 ギュボン!と下品な音を鳴らして金属製のプラグが飛び出した。それは床にぶつかって跳ね返り、乾いた音をオフィスに響かせる。

 直後――開いたままの肛門から、私の腸内に詰め込まれていた淫らなものどもが飛び出した。

 

「お゛お゛お゛ッ❤❤お゛ほお゛おおおおおぉおぉおぉ❤❤❤❤と、とまんな゛いいぃいぃいぃん❤❤❤」


 まず肛門から溢れ出したのは粘っこく白濁した液体。言うまでもなくキジマに仕込まれたザーメンだ。会社に来る前にたっぷりとオマンコされて、一滴も零すなと封印されていた雄臭ザーメン。びしゃびしゃと滝のような水勢で濃密な白が床を染める。まるで、尻から射精でもしているかのようだ。

 

「ん゛ぐおおおぉ❤いぐっ❤❤ケツオマンコで射精じでいぐうぅ❤いぎいぃ❤出るぅ❤❤もっどでぢゃう゛ううぅぅうぅ❤❤❤」


 射精だけでは終わらない。直腸壁を押し広ながら肛門より出でるもの。

 ザーメンと一緒に仕込まれていたゴムのボールが、排泄でもするかのように肛門から這い出てくる。金属性のプラグともまた違うゴムの弾性で肛門を押し開かれる感触に、悶えながら声を上げてしまう。

 

「け、けつう゛うぅううぅ~~❤❤けつおまんごおがじぐなる゛うぅうぅ❤❤❤いぐっ❤マンコまんこおまんこめぐれでもどらなぐるうぅううぅ❤❤」


 そして、黒ずんだオマンコがぶちゅりと音を立ててゴムボールを排出する。私は野太い悲鳴と一緒に豊尻を跳ねさせ、膝を情けなくも崩れさせてしまう。

 脳裏を真っ白にしながらも踏ん張ってデスクから落下しないように踏ん張るが、それを嘲笑うように次のゴムボールが肛門から零れ落ちようとしていた。

 

「んああああぁあぁ❤あ゛ーーっ❤❤❤ま、またでるぅうぅ❤いぐ❤いきながら出すぅ❤オマンコホールで出産止まんないいいいぃ❤❤」


 オマンコに仕込まれたボールは大小様々。肛門をメリメリと押し広げて産み落とされる事もあれば、小さなボールが白濁と一緒に吐き出されたりもした。肛門をアナルプラグよりも酷くめくられたと思えば、反射的に窄まった肛門を勢いよく飛び出す。

 淫具とザーメンで醜く膨らんだ腹が小さくなるにつれて射精の勢いも弱まっていき、最後には滴り落ちるしずくとなった。


「ほぉ❤お゛ひぃいいぃいぃ❤❤❤マンコ❤オマンコがあ゛あ゛あぁ……❤」


 私の性欲は弱まらない。むしろ、ケツマンコで射精と出産をする快楽でちんぽが粘っこい先走りを漏らし続けている。空っぽになったオマンコが、空白を埋めて欲しいと疼いている。私がかつて抱いていた心の空白を埋めたように、オマンコをぶっといおちんぽでいっぱいにして欲しい。キジマのちんぽで私を満たしてくれ。

 

「お、ノリノリッスねぇ。最初は嫌がっててもすぐにそうやってケツ振っちまうんだよなぁ、ヤリマン部長さんは」

「だ、だっでぇ❤我慢でぎないんだよおぉ❤❤オマンコトロトロになっでるがらぁ❤キジマのおちんぽでズコズコしでほじぐでぇ❤たまらないのほおぉ❤❤❤」


 デスクから降りた私はすぐさまデスクへ手を付いて、オナホマンコを突き出した。ぐっしょり濡れたワイシャツが張り付く広背筋に、ソックスだけを纏う下半身は淫靡に雄の欲望を煽り立てる。

 淫具で拡張された肛門は意図しないとすぐに尻たぶで隠されてしまいそうで、しっかりキジマに見えるようにと腰をくねらせる。使い込んだマンコは口唇を尖らせており、愛液を垂らしてひくつく様はまるでキスをせがんでいるかのようだ。実際、私は早くキスがしたくてたまらない。キジマの鈴口とオマンコで激しいキスがしたい。

 

 キジマはそんな私の心境を理解して、口角を吊り上げている。剥き出しにした下半身から生えたおちんぽは欲望をみなぎらせていきり勃っていた。体躯では私の方が圧倒的に上なのに、ちんぽのサイズは到底敵わない。鮮やかな毛皮とは対照的にドス黒い表皮に凶悪に張り出したカリ首。イイトコロを抉り取れる上反りの形状や蔦のように纏わりついた血管がちんぽをよりおぞましいものに変えている。

 毎日しゃぶりオマンコされているのに胸がときめいてしまう。陶酔とした視線で見つめる私を、キジマは尊大に見下す。

 

「ホントどうしようもねぇ淫売だな。んな物欲しそうな顔しなくてもブチこんでやるよ」

「あぉおっ❤ち、ちんぽおぉぉお❤❤❤オチンポ当たってるうぅ❤」


 黒光りする竿がマンコに触れた瞬間、私の口からうわずった声が漏れる。はやくはやくとせがむマンコが淫液を亀頭へ吐きかける。

 

「はやくっ❤❤はやくきでええぇぇ❤❤❤オマンコ孕ませてえええぇぇん❤」

「ったく、我慢ってモンができねえのか。おねだりしたからには途中で泣き入れんじゃねえぞ!」


 そう言いながら、キジマのちんぽがずぶずぶと埋没していく。キジマのちんぽケースとして整えられたオマンコを抉り取らんと痴肉を分け入って来る。

 

「んぉおおおおぉ~~~~❤❤❤おっ❤おっ❤おほおぉおおぉおぉ❤❤❤❤」

 

 腰を進ませられると、私の腰がガクガクと痙攣しだす。熱くて太くて硬い塊が侵入してくるのが明確に分かる。キジマの規格外ちんぽをオマンコは抵抗も無く呑みこんでいく。

 身体だけじゃなく心までもいっぱいにされ、雄膣は歓喜の締め付けを行い、でかい尻肉がきゅっとすぼまってしまう。

 無駄にでかいちんぽからはじょろじょろと先走りが溢れ、何度も腹筋にぶち当たる。一番奥にぶち当たると、キジマに征服されたという実感で全身が打ち震えた。

 

「いやー、ブチョーのトロマンは最高ッスねー。女だとおれのデカマラ咥えこめねえ事が良くあるんすよ」

「んお゛お゛おぉ❤へほっ❤❤ん゛ぎいぃ❤」

「んじゃ、動きますね。しっかりケツ締め付けとけよ」


 細い腰がねっとりとグラインドを開始すると、私は声もロクに出せなくなって悶絶した。玩具で開発してきたオマンコが唯一知っている本物雄ちんぽは、自分好みに開発した肉壺を悠々と凌辱する。

 処女を奪われたばかりの頃はデカマラを咥えこむのがやっとだったが、今では柔軟に肛門が迎え入れ、ぎちぎちに締め付けるしかできなかった膣肉もおちんぽが悦ぶようになめらかに蠕動している。今日も淫具で拡張し精液を詰め込んでいたおかげで潤滑した極上マンコに仕上がっている。

 キジマのちんぽが快楽に喜んで、ビクビクと震えているのを膣肉で感じ取れる。興奮をそのまま表すかのように加速する腰遣いでオマンコが削られる。

 

「あーっやっべぇ!部長は良いオナホになったッスねぇ!そこらの女よりずっとイイッスよ!」

「んお゛っ❤へほっ❤❤いぎいぃ❤あ、ありがとうございまずううぅうぅ❤❤❤❤」


 オナホとして扱われても口から出るのは感謝の叫びだ。瞳が海中漂う海月のように揺れ動き、舌は情けなくはみ出したまま。雄としての誇りなんか無くしてキジマのおちんぽに酔う。

 こうして乱れれば乱れるほどにキジマは昂って、私を虐めてくれるようになるのだ。オマンコをごりごりするだけじゃなく『雌野郎』や『変態マンコ』と言葉でも嬲ってくれる。どうしようもない変態を、もっともっと駄目にしてくれる。


 最初はこんな男に屈してはいけないと抵抗していたが、ちんぽをブチこまれたらすぐにどうでも良くなった。くだらない意地を張って我慢するよりも、おちんぽに身を任せてよがった方がずっとずっと幸せになれると気づいた。生ちんぽの流し込む快感は、理性や常識なんてあっという間に溶かしてしまったのだ。


「ケツがすっげぇ締め付けてくるッスよ。そんなにイイのかよ雌豚」

「はいぃいぃ❤ぎもぢいぃでずううぅうぅ❤❤❤んぉ❤ぐひぃ❤❤おちんぽ奥にぃいぃ❤お゛っほおぉおぉ❤❤❤めすぶたマンコしゅんごいいぃいぃ❤❤」

「ははは!雌豚扱いされてアヘってるって終わってるッスね!おれのちんぽなきゃ生きていけないんじゃないスっか?」


 ああ、そうだろうとも。素敵すぎるちんぽが無いともう生きていけない。

 亀頭まで抜かれたちんぽは次の瞬間には最奥に叩き込まれる。柔らかいマンコ肉をゴリゴリと抉られて、私は尻尾をのたうたせて応えた。

 それが何度も何度も、私が何回メスイキしたって終わらずに繰り返される。連続で腰が叩きつけられ、いちばん奥が穿たれる。私のちんぽはそのたびにビタンビタンと腹を打ち、雄臭い粘液をデスクに向かってぶちまける。マンコはおねだりをするようにデカマラに吸い付いている。淫らな肉体全てでキジマに親愛を示し、媚びへつらう。

 

 ただの部下だった。不快とさえ思っていた。そんな男が今では誰よりも愛おしい。自分からでかい尻を押し付けて、より深く繋がろうとしてしまう。

 

「へへっ!いいぞぉオナホ野郎!でっけぇ尻振ってもっと媚びてこい!」

「はいいぃいぃ❤オナホ野郎のデカケツっ❤❤❤動かしますからおちんぽもっと奥まできてええぇぇ~~~❤❤」


 私の中で渦巻く感情は、清らかな愛なんかでは決してない。私を気持ち良くしてくれるおちんぽへの浅ましい性欲だ。

 歪んでいる、穢れていると理解しても逃れられない。カリ首が前立腺を擦るたびにトーンを上げた媚び声がオフィスに響く。私がずっと抱えていた欲望はちんぽによって解き放たれ、絶対の価値観として私に根付いていく。

 もうキジマから逃げ出そうなんて考えられない。尻尾をキジマの身体へと絡ませて、離さないでくれとすがりついている。

 

「良い子ッスね~。そうやって媚びてりゃオナホとしてずっと可愛がってやるッスよ!」

「しでくだしゃいいぃいいぃ❤❤❤オナホマンコになりまずうぅぅぅ~~❤❤オナホとして一生わだじを使っでええぇぇ❤❤❤❤」


 飼い犬の頭を撫でるように鋭い角度で打ち込まれる肉の杭。それによって流し込まれる快楽で私はより従順に躾けられる。尻をぐりぐりと擦りつけて、理性を蒸発させ、欲望を肥大化させる。

 

 もう私はちんぽしか考えられないケダモノ以下の雌マンコに成り下がっていた。自分の尻がいやらしい音を立てているのがたまらなく嬉しい。脳みそまで突き抜ける快楽と、汚されているという実感が幸福を生み出す。オナニーでは得られない。ただセックスするだけでは得られない。自分が堕落する中で思考が喜色に染まる。

 

「はあ゛っ❤❤あ゛っ❤はお゛ほぉおぉ❤❤んお゛❤ちんぽしゅごっ❤❤がんぼりしゃいこぉおおぉおぉ❤❤❤オナホになっでよがっだぁああぁぁ❤❤」


 デスクがきしみ、粘ついた水音が鳴る。いつの間にかスラックスを脱ぎ降ろしていたキジマが荒々しく腰をぶつけ、肉のぶつかる音が混じる。

 たくましいデカマラの突きこみに合わせ、鱗から飛び散った汗が暗闇の中で翠雨のようにきらめいた。キジマの身体からも大量の汗があふれているが、私とは比べ物にならない。

 汗で湿っていたワイシャツはもはや元の色すら分からないほどに汗を吸っている。オマンコの奥を突かれて雄っぱいが揺れ踊り、快楽に身をよじり、汗に塗れながら肉体をくねらせる私はなんといやらしいのだろう。鼻につく濃厚な雄臭さを放っているくせに、マンコから漂う香りは雌のそれだ。

 

「もっどおぉ❤もっど突いでえ゛ええぇ❤❤わだじのオマンコ孕ませでえぇん❤❤❤❤」


 熱気と快感で思考能力は失われても快楽を求める本能だけは失われない。私はぐずぐずになったアヘ顔で、もっと汚してくれとキジマにねだる。

 でかい尻をキジマの突きこみと同時に突き出して、より奥までオマンコして貰おうと下品に踊る。筋肉の詰まった丸尻が汗と愛液で艶めかしく照かり、美しかった鱗を淫らに貶める。翡翠の双玉たる尻の真ん中では真っ赤なマンコ肉がちんぽ咥えこみ、じゅっぽじゅっぽと卑猥な音を立てていた。

 

 嗅覚からも聴覚からも感じるのは、私が雌である証。雄らしさなんてどこにも残っていない。雄に屈服した肉オナホ。それが今の私。そうだ、私はずっとこうされたかったのだ。

 

「ずごずごじでえ゛ええええぇぇ❤❤❤わだじのマンコを雄臭ちんぽでめちゃくちゃにじでえぇぇ❤❤もっどもっどきたなぐしでぐだしゃいぃいぃいぃ❤❤❤❤」

「ノってきたッスねぇ。心配しなくても、メチャクチャにしてやるよオナホドラゴン!」

「オナホぉ❤オナホでずううぅ❤❤オナホマンコはハメハメされで、ずぐにいぐぅううぅぅ❤」


 ぶるり、と震えると雄膣がきつくちんぽを締め付けた。もう何回メスイキをしたのか分からない。これだけどろどろになっているのに、射精をしているのが不思議でならない。

 

「くぅ!締め付けやがって……!いいぞ、そのまま締めてやがれ!種付けしてやるから一滴もこぼすんじゃねえぞ!」


 ああ、この瞬間の為なのかもしれない。締め付けを強くしたマンコと浅ましい痴態にキジマは燃え上がり、怒り狂ったように腰をぶつける。私の尻が赤く腫れても構わずに、巨大な肉槍で雄膣をごりごりごりごり蹂躙する。孕ませてやろうと、ちんぽがバキバキに硬くなっている。

 

「はひいいいぃいいぃ❤❤❤きてっ❤ザーメンきでええぇぇ❤❤ちんぽしゃいこうザーメンさいこうぅうぅう❤❤❤雄臭ザーメン種付けでオナホマンコもいっちゃうううううぅうぅうぅ❤❤❤❤」

 

 射精という最高の栄誉を感じとったマンコは歓喜して、これまでで最高の締め付けを行った。

 同時にキジマのちんぽが最奥を突き上げて、私たちは射精という高みへ押し上げられる。

 

「ぐうううぅぅ!いく、いくぞおぉお!」

「んお゛お゛ごお゛お゛おおおぉおぉおぉ❤❤❤いぐっ❤いぐいぐいぐいぐ❤❤お゛ほお゛おぉ~~~❤❤❤いっぐぅううううぅぅ~~~~~❤❤❤❤❤」


 ついに人の言葉すら離せなくなり、でかい尻肉がちんぽをぎちぎちに締めあげた。膨張したデカマラから噴き上げられるザーメンが、火傷しそうな熱で私の最奥を焼いていく。さながら、雌に自分の所有物であるとマーキングするかのように。

 

「んほおおおぉおぉおおおぉ~~~~~~❤❤❤❤❤」


 私のおちんぽはイキっぱなしで止まらない。またいく。ずっといイってる。奥の壁にどろどろのザーメンを吐きかけられイく。あ、あ、種付けされながらオマンコ突かれていく。いぐっ。いく。あ、イってしまう。いぐ、イく。イぐのが止まらない。

 気持ちいいのが止まらない。おちんぽが腹筋を何度も打って、もうザーメンじゃなくってじょろじょろと潮を漏らすだけになっても、イき続けている。

 

「お゛っ❤お゛おおぉおぉ❤❤❤んぉおおぉぉ❤」

「は、ああぁあぁ……。うわ、まだイきっぱなしなんスかブチョー」


 私が絶頂に震えている中、キジマは余韻を楽しむかのようによりかかってくる。汗でべたついたシャツを厭いもせずに背筋へと頬を擦りつけてきた。イきっぱなしで意識がトびかけている中、キジマの体温は心地良く感じられた。

 

「ふぎい゛いいぃ❤あーっ❤❤マンコ壊れるううぅ❤んおぉ❤」

「あーもう床グチャグチャじゃないッスか。片付けんの大変ッスね、これ」


 きつい汗の臭いとザーメンの雄臭さ。嗅覚だけでもオフィスが酷いありさまになっているのが分かる。オフィスでセックスをすればこうなるのは分かり切っているのに、背徳感というスパイスに抗えずこうしてセックスに溺れてしまう。私はどうしようもない変態だ。

 

「ま、二人でやれば早く終わるっしょ。ブチョーが復活したら今度は正常位でヤりましょっかバイブも使って両穴犯してやりますよ」


 そう言いながらキジマは私の雄っぱいを揉み解しはじめた。マンコにハメられたままのちんぽは硬く、全く満足していないと私に伝えている。底の知れない性欲だ。陰湿で獰猛なセックスといい、雄の欲望で造られたバケモノのような男だ。

 

「つ、続きだとぉ……❤全く、これだけザーメンを出して物足りないのか❤❤仕方のないやつだ❤」


 などとほざきながら私は尻を擦りつけていた。

 キジマがバケモノならば、私は変態のマンコ野郎だ。虐められて、穢されながらオマンコされないと満足できない畜生以下のオナホだ。どうしようもない空白を埋める為、公園でオナニーをしていた最低の男だ。

 

「私だって満足してないからな❤❤❤オマンコがいっぱいになるまで種付けしてもらうぞぉ❤❤」


 だが、今の私に空白は無い。

 オマンコをみっちりと埋められて、心にあった隙間も今は無い。

 

「もーっと❤ずーっと❤私を虐めてくれよ、キジマ❤❤❤」


 この年若い豹がいる限り、私はずっと満たされていられるに違いない。

Comments

バウ

はじめまして!読ませてもらいましたぁ!最高でしたぁ!これからブチョーが変態のマンコ野郎になりつつも本人が幸せそうなのが良かったですし、部下達の善意を踏みにじったり、プレゼンでの地帯どれも最高でしたぁ!最高でしたとしか言えず申し訳です笑、 これからもキジマ君が飽きるまでブチョーは幸せなんだろうと思うのですが、これから会社でどんなプレイしていくのか非常に気になりますぅ、 もし!気が向いた時でもいいので2人だどうなっていったのか、また筆を取って教えて貰えると凄くしあわせです! 支援したてなので他作も読まさせてもらいます! 素敵な作品生み出してくれてありがとうございます! これからもどうぞお身体にはお気をつけて!長々と失礼しましたぁ!

おもち

ありがとうございます~! 竜人部長は続編見たいってよく言っていただけてるんでいつか続き書けたらいいですね!