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「下等な人族よ。貴様に淫魔王たる我の下僕となる栄誉をやろう」


 おれの四畳半ボロアパートに現れて、ムチムチしたデカケツデカパイ黒竜は告げた。床に放置していたコンビニおにぎりをブーツで踏みつぶしながら。

 現れた、というのはご丁寧にインターフォンを鳴らしてやって来たんじゃなく、いきなり畳のうえでバチバチと黒い稲妻みたいなものが走ったかと思うとコイツが立っていたからだ。もうその時点でコスプレした狂人がやって来たとか迷惑youtuberの撮影だって線は消えてしまった。

 

「えーと……これって夢かな?白昼夢?」

「うむ。下等生物は我ら淫魔族が現れるとそうして現実逃避をするのだったな。父上に聞き及んでいたとおりだ」

 

 あ、夢じゃないっぽい。受け答えがはっきりしすぎ。夢だったらもっとあやふやというか、ぼんやりした会話になってる。ついでに尻をつねってみたけどバッチリ痛いし。

 おれがフレーメン反応を起こした猫みたいな顔をしていると、目の前に現れたソイツ――黒檀を思わせる艶やかな鱗と筋肉の鎧で己を飾り立てた竜は愉快そうに口角を吊り上げた。

 

「やはり人族というのは単純であるな。我が想像していた反応ではないか。これならば世界を支配するのも容易い!」

 

 そして発達しすぎて乳首が下を向いている大胸筋をぶるんっと揺らした。いや、胸を反らしただけなんだろうが豊満すぎて動かしただけでもひけらかすみたいに弾むのだ。なんか淫魔族とか世界を支配とか言っているが肉をこれでもかとくっつけた男らしい身体が気になって頭に入ってこない。


 こいつの身に着けている服というのが貴族らしいフリルが付いたコートにウエストコート、そして袖口飾りが付いたシャツ。下半身はブリーチズとか呼ばれるぴっちりしたズボンという装いなのだが、どれもサイズが窮屈で身体のラインがぴっちり浮き出ているのだ。筋肉の凸凹や、おっぱいの谷間とかまで丸わかり。高貴といえる恰好だが匂い立つのは気品ではなく雄臭さ。下品な身体を上品な布でラッピングしているギャップに股間を刺激されてそれどころではない。

 

「ふふん、我の威厳に声も出ぬか?安心せよ、貴様は我が下僕として生きることになるのだ。逆らわなければ殺しはせぬ」

「はあ、そうっすか……」


 おれの頭がおっぱいあたりまでしか届かないし、身体の分厚さも到底敵わない。握力だけでおれをひねり潰せそうな巨漢。加えてコイツが自称している淫魔王とかなら凄い力も持ってるんじゃないだろうか。実際、さっきはワープしておれのところに来たし。

 だが、おれには恐怖心は微塵も無く下半身の豪勢に突き出した尻肉を揉んでみたいという欲求に頭が支配されていた。

 

 おれが何を考えているのか全く気が付いていないであろう自称魔王は尊大に鼻を鳴らすとへたり込んでいるおれの前へと立った。その位置だとちょうど股間が目の前に来るじゃねえか。思わず深呼吸しちゃうだろ。

 

「我は本来であれば父上の下で次代の淫魔王となるべく教育を受けている年齢だ。それがこうして下等種族の住処にいる……その理由が分かるか?」

「う~~ん?一体なんなんでしょう……さっぱり分かりかねます、はい」

「そうであろう!よいか、我ら淫魔族は下等種族どもからエネルギーを吸収し、同胞を作り裏からこの世界を支配していたのだ。しかし数日前に『教会』を名乗るどもが城に現れ――」


 おれの頭の上で熱心になんだか語っているが、おれはこのいやらしい身体をした雄の身体を嗅ぎまわることに忙しかった。股間に鼻先がくっつく寸前まで顔を近づけて足の付け根の部分や、ちょうどスリットのあたりで深く息を吸っていては体臭を堪能する。身体は綺麗にしてあるのか、汗に匂いは微かにしか感じられず、代わりに森の奥にいるような香りがする。香水かな、これ。

 にしても太ももが化け物じみている。おれの腰より太いんじゃないかと思える巨木のような大腿筋はズボンが密着しているせいで筋肉のラインが鮮明になっている。抱き着いて頬ずりしたくなる逞しさだ。

 

「――ということだ。故に、我は『教会』の手から隠れるとともに人間からエネルギーを吸収しなければならぬ。それゆえ下僕を探していたのだ。分かったか?」

「分かりました!」


 何も聞いていなかったがまあ問題は無いだろう。引き絞られた腰と発達しすぎた太ももによって作られるスリット周囲のデルタ帯は芸術的な美しさであり、おれはどうやって邪魔なズボンを脱がせてやろうかと頭を巡らせていた。筋肉に密着して張り付いた布地を引きはがし、体臭と一緒に艶めかしい鱗が姿を表すところを想像し股間を膨らませていた。

 淫魔王とか言ってたし、エネルギーを接種するためにセックスをさせろとか言い出さないものか。

 

「ということで、貴様からはエネルギーを搾りださなければならない。セックスをするぞ」


 本当に言い出しちゃったよ。なんて都合の良すぎる展開。

 背丈も筋肉の盛り具合もバケモンじみている竜。こんなのとセックスなんて裸足で逃げ出す男も多いだろうがおれは大歓迎だ。くびれと突き出すべき場所がはっきり別れた巨体に加えて顔もなかなかだ。強面のくせに気品がある竜の瞳はコバルトブルーに輝いており、微笑むと獰猛な牙が並んでいるのが見える。

 

 こんなのとセックスできるんなら下僕呼ばわりとかそこらへんも許そう。うまいこといったら買うだけ買って使えてないエロ下着とかはかせて毎日セクハラしたい。さすがに許してくれないかな。お硬そうだし。

 

 あ、でもセックスの前に一番大事なことを確認せねば。

 

「えーっと、セックスっておれはどっちにすりゃいいんですかね?やっぱちんぽ入りそうにないし、おれがウケは無理っすよねぇ?」


 こいつがどんだけ身体と顔が良くってもちんぽぶちこまれんのは嫌だな、と思いつつ確認。てかこの巨漢だったら体格に見合わない粗チンでも無い限りおれにちんぽ入らないだろ。

 もしも無理やりぶちこまれそうになったら全力で逃げよう。

 

「……ウケ?」


 おれの心配をよそに自称魔王はいぶかしげに首を捻っている。あれか、育ちが良くってウケとか下品な言葉は知らないって方か。

 

「ウケってのは、あれです。ちんぽぶちこまれる方」

「ちんぽ、というのは?」

「え。これも知らないんすか?ペニスですよもしくはディック」


 まさかちんぽも知らないとはどんだけお上品なんだよ。箱入りのおぼっちゃんはちんぽのことをペニスとかほざくって聞いたが、あながち嘘じゃないのかもしれない。

 しかしこんだけ知識とか無いとセックスも下手そうだなあ。おれがリードしなきゃなんないんだろうか。童貞なのに。

 

「……おい、下僕」


 おれが質問に応えても自称魔王の表情は変わらない。おれの言葉が理解できない、というよりも根本的な部分が理解できていないような。例えるなら、進学塾に通ったら先生が何を話しているのかさっぱり理解できなかった時のおれの顔に似ている……気がした。

 

「そもそも、セックスとは何をすればいいのだ?」


 苦悶するように尻尾がのたうっていた。何だって?

 おれの呆けた面はより酷く、麻薬中毒患者の末期症状みたいになってたかもしれない。

 セックスって単語を知らないのか?見た目は洋装だが性行為とか褥を共にするとか日本風の言い方じゃないと伝わらないのか?でも、自分からセックスって言ってたよな。

 

「セックスというもので我ら淫魔族はエネルギーを収集する。だが、セックスとは具体的にどのような行為だ?説明しろ」


 おれの頭が混乱でショートしている間、目の前のデカ竜人はあくまで尊大に命令してきた。もしかして、セックスって単語の意味じゃなくて性行為って概念を知らないのか、こいつ。

 

「ええと……セックスって知らないんですか?性行為のことなんですけど」

「だから知らぬと言っておる!エネルギーを渡される時も結晶化されたものを渡されただけだからな。どのようにセックスでエネルギーを渡されるかは分からんのだ」

「でも、セックスって言葉は知ってるんですよね?」

「爺やにセックスという言葉は教えられたが、どのような行為なのかは教えられておらぬ。教えられる前に『教会』によって一族郎党皆殺しに合った故な」


 教育の仕方を間違えてるんじゃねえかなその爺やって人。おれらで言えば食事の仕方をちゃんと教えられてないようなもんだろ。

 セックスの仕方から教えなきゃなんねえのか。でも、マンコにちんぽを突っ込んでおれのザーメンを注ぎ込む子どもを作る行為って言ったらキレそうだしな。おれのこと下等種族とか言ってるし。

 

「さあ、早く教えぬか。父上はセックスは淫魔族にとって最高の娯楽と言っておったぞ。さぞかし楽しいものなのだろう!」

「いや、楽しいって言うか……」


 そこで、不埒な考えが脳をよぎる。

 たぶんおれだけじゃなくて目の前の自称魔王に興奮する雄ならばみんな同じことを思いつくだろう。だからおれは悪く無いし異常でもない。

 

「セックス、っていうのはですね」

 

 何も知らないくせに身体だけは極上で、尊大なくせに間抜けそうなこの竜人を、おれの好きなようにすることができるかもしれない。

 そう考えたら倫理観とか罪悪感よりも金玉の命令の方が優先された。でも、それも仕方がないことじゃないか?

 

「人間からザーメンってものを搾る為の神聖な儀式なんです。おれがやり方を教えてあげますよ」


***


「なあ……人間よ」

「何です?魔王様」

「セックス、というのは服を脱がねばならぬのか?人前で服を脱ぐのははしたないと教えられたぞ」

「これはセックスの時の作法ですよ。服を着たままの方がはしたないんです」


 カーテンを閉め切ったボロアパートの中では、黒竜が常夜灯を鱗で反射している。床にはゴミが散乱し、埃っぽく薄汚いおれの部屋の中で芸術品ともいえる体躯の雄がいるのはなんだかアンバランスで非現実的だった。さっきは否定したけど、まだ夢の中にいるんじゃないか。そんな気がした。

 でも、これは現実なのだろう。貴族服を脱ぎ下ろした自称魔王の身体は濃い雄の臭いが放たれていて、嗅覚からおれの性欲を揺さぶる。

 

「作法ならば仕方があるまいな。貴様が我の身体を眺めているのも儀式の一部なのか?」

「そうですよ。人間のザーメンを搾ることができるのは選ばれた者だけなんです。身体に問題が無いか確認しないとね」

「問題?ふんっ!我の肉体に問題などあるわけなかろう!父上や爺やからは淫魔族一の美丈夫であると褒められていたのだぞ!」


 腰の手を当てて胸を反らす自称魔王は確かにエロい。美丈夫と言われてたってのも嘘では無いんだろう。生まれたままの姿になった黒竜の身体は雄の逞しさという原石を職人によってカットされた宝石だ。肉感的ないやらしさを持っているくせに見た瞬間は美しいという感想を抱く。

 丸々と膨れ上がった二の腕に綺麗に割れた腹筋。身体を見せつけようとくるりと回ってくれたおかげでゴツゴツした背筋も尊大に膨張した尻の肉も眺めることができた。どこもかしこも雄といえる剛体。唯一雄らしさを隠しているのは股間部分に走った一筋の線。スリットと言われるちんぽの収納器官だけはぴたりと閉じている。

 

「どうだ?完璧であろう?」

「そうですね。文句のつけようがないですんで……儀式を始めましょうか」


 ふんぞり返ると重たげに弾む大胸筋を眺めながら、竜人をベッドへと導いた。四畳半アパートに相応しいオンボロな安物のパイプ製ベッド。自称魔王が寝そべると明らかにサイズが足りないので、腰掛けてもらうだけにする――それでもでかい尻がベッドに乗るとギシギシ悲鳴を上げたが。

 

「この椅子はあまり良いものではないな。我に相応しいものに買い替えるように」

「ベッドなんだけど……まあ、いいや。そのまま動かないでくださいね。儀式を始めますからね」

「む、よかろう。我も知識が無い故な。下等生物であるが貴様に任せようではないか」


 じゃあ失礼して、と自称魔王の後ろに回り込んで腰掛ける。自分でも分かるぐらい鼻息が荒くなっていて、岩壁みたいな背中に息を吐いているんだけど嫌がる様子は無い。本当に、何をされるか理解していない様子だ。

 鼻先をくっつけて嗅ぎまわる背中は汗の匂いが強く、舌を這わせて塩辛さを堪能したいところだったがぐっと堪える。

 こいつはかなりの馬鹿で箱入りのようだがじっくりと、警戒されないように物事を進めるべきだろう。そして、おれのちんぽに毎日キスをして起こしてくれるオナホ奴隷に育てたい。

 

「それではまず、デカパイ揉みほぐしから始めますよ」

「でかぱい?揉みほぐしは分かるがでかぱいとはなんだ?」

「魂を言葉で言いかえたものです。まずは人族の手で魂の強張りを取る為に胸板を揉みほぐすのですよ」


 適当な言葉をつらつらと並べただけだったが、バカ竜は納得した様子で自分から手を頭の後ろに組んで、おれが揉みやすいようにしてくれた。身体が良くて頭が悪いって最高。

 腋の下から手を差し込むと、逞しく発達した大胸筋をそっと撫でさすり、下からデカすぎる乳袋を掬い上げるように揉みこむ。もう片方の手では腹筋や腋の下をねっとりとくすぐる。

 

「ん、むっ!こ、これがセックスというものなのか……!こそばゆいような、心地よいような……」

「心地よさに身を任せるのです。不快感を得ていてはセックスは失敗しますからね。気持ちいいのだと信じるのです」

「そうなのか、あっ!あまり強く揉むな、びっくりするっ!」


 鱗に覆わていない白くもちもちの大胸筋を鷲掴みにすると、素っ頓狂な声が出た。気にせずに指から肉がこぼれるほどの力で乱暴に揉みしだいていく。

 そこらの女よりでかく、柔らかいのに弾力がある肉を好き勝手に揉んで、握りつぶしていると自称魔王から苦し気なうめき声が漏れる。これじゃあ面白くねえな、と下からタプタプと揺すりながら囁く。

 

「声を我慢してはいけませんよ。セックスの時は自分の本心を口にするのが掟なのです」

「そ、そうなのかっ?んぅっ、あぅ。き、気持ちいいのだが、なんだか妙な気分で、声が出てしまうのだ……!」

「なるほど。そういう時はデカパイを揉まれて気持ち良くなってるとはっきり言いましょうね。これ、セックスの時の大事な掟です」

「分かった、あああっ!デカパイ揉まれて気持ちが良くなっておるぞっ!あ゛ううぅ!」


 乳肉に指を食い込ませつつおれが探し当てたのは下を向いた乳首。おれの親指よりもでかく、コリコリとしたそこを指先で摘まみ上げて捻り潰す。指先でしつこく摩擦したり、乳輪ごと小刻みに引っ張ったりもする。乳首を弄っていなければ痛みを感じてもおかしくはない行為だが、乱暴に扱っても嫌がるそぶりを見せず身体をよじらせていた。

 

「はぁんっ!乳首もたまらぬぞ!デカパイを揉むとは、おおっ!こうもたまらぬ行為なのだなぁ!お゛っ!おっおおぉ!」


 胸肉をほぐしていると染み出してくる汗。それでぬるついた指先で乳首を弾くと出るのは甘さを帯びた声。勇ましく雄々しい奴から出たものだとは間近で聞いたおれでも信じがたいほど。

 エロ動画とは迫力が違う生の喘ぎ声が安普請を震わせる。赤い布に突進する牛みたいに脳が熱くなり、乳首を勢いよくつまんだ。

 

「おひいぃっ❤」


 巨体が電流を流されたように跳ねた。うわずった声が喉を震わせ、涎が口端から垂れる。傲岸不遜におれを睨んでいた顔は一気にだらしなく緩み、快楽にとろけていく。

 雌突起を指の間で挟んで転がすと、馬鹿でかい声で悦びを歌い始めていた。自分が何をされているのかも理解できないまま、快楽で脳を腐らせていく。

 

「んっおおおぅ!そうか、乳首とはぁ!このために、あったのだなぁ!あ゛あんっ!男の乳首はこのためにいぃぃ❤❤❤」


 筋肉でぱんぱんに膨れ上がった巨体がおれの腕の中でのたうち回る。尻に敷いている尻尾がうねり、でっけえ尻がおれのちんぽへと押し付けられる乳輪ごと引っ張ってやると、背筋が大きく反りかえる。贅肉を削ぎ落してもなお太い腰が雌の踊りを見せて、まrでちんぽをねだっているかのようだ。

 

「ああぅ❤乳首をつねられるの、きもちぃいいぃん❤❤乳首、デカパイもいじられるのすきぃいぃ❤」

「これが儀式というものです。素晴らしいでしょう?」

「す、素晴らしいっ❤エネルギーも得ていないのにこんなにイイなんてえぇぇ❤❤❤」


 乳輪ごと押し込んで、コントローラーみたいにつまんで倒し、潰す。大したテクニックを使っていないはずだが、鋭く尖った牙の隙間からは唾液が垂れて瞼へ瞳が隠れかけている。

 たぶん、自分でいじったことも無いはずの綺麗なピンク色の乳首しているのだが反応は劇的だ。デカ乳ごと握りつぶして手のひらで擦り付けると恥知らずに嬌声を上げた。

 

「おっひいぃいぃ❤これが、儀式かぁ❤父上たちはこんなことをずっとしていたのか❤❤もっと、早くぅ❤知りたかったぁ❤デカパイ揉まれるのさいっごうぅ❤❤」


 羞恥心など一切見せずに自称魔王は愛撫に酔いしれている。自分が雌丸出しの顔になっていることも、乳首で喘いでいる自分がどれだけ恥を晒している理解できていない。

 これならもっと過激なことをしても大丈夫だろう。おれは乳首から手を離すと腹筋を撫でまわしながら下腹部へと手を滑らせる。物足りそうな顔をしている自称魔王へ、スリットの周りをくすぐりつつ告げる。

 

「次は儀式の第二段階。手マンで潮吹きへと移行しますよ」

「テマンデシオフキ?そ、それよりもだ。もっとデカパイ揉みほぐしはせぬのか?我はこれが気に入った」

「儀式には手順ってもんがあるんですよ。それに、今度はもっと気持ちいいですよ」

「き、きもちいいのか……!そうか、儀式の手順ならば仕方あるまいな。そのテマンデシオフキとやらをするがよい」


 鉄筋コンクリートが埋め込まれていそうな太ももを開かせて、指先がまさぐるのは赤い一本の筋。腋の下から覗き込むとわずかに口を開いているように見えた。

 股間部分は汗で白い肌がぬめりを帯びており、ほのかな桃色に染まっていた。発情している。こいつは自覚していないが、乳首を女みたいに弄られて身体が火照っているんだ。

 だがここで焦っては元も子も無い。気持ちいいと脳に刻み込んで毎日手マンを要求する淫売に育ててあげてやらねばならんのだ。

 

「……ぉっ❤おい、そこは大事な場所でから丁寧にしろと爺やが言っておったぞ。手荒に触るでない、ぞ❤❤んっ❤」

「へー、ここはどんな場所だって言ってたんです?」

「大人になったら使うので洗う時も優しくと、おおぉ❤❤」


 甘やかされてんな。大事な場所だってのは間違いじゃないが。

 スリットの入口は貝の口のようであり、しかし貝とは違って柔らかくほぐれているようだ。縁を押し込むだけで赤い筋が開いてちょっとグロい中身が見える。

 薄桃色をした股間の肉をぐいぐいと押し込んでやると勝手にスリットマンコは開いて愛液のように粘度の高い汁が漏れてくる。

 

「んんん……❤なにか、むずむずするぞ❤下等な人間よ、これも儀式のせいか❤❤」

「そうですよ。マン汁といいまして、セックスの才能がある人はこれがたくさん出てくるんです」

「そ、そうか❤我にはセックスの才能があるのか❤❤」


 才能があると言われたら満足したように鼻息を荒くした。馬鹿で助かる。

 汗を掬い取って愛液と混ぜる。濃い汗の匂いに混ざって、露骨な性の匂いがきつくなってきた。人差し指と中指を使って少しだけ開いてみると、入口でせき止められていた分泌液がとろみを帯びて垂れた。内部の肉は桃色の乳首と違って生々しい肉色をしていた。

 それはエロ動画でしか知らない雄のスリットそのままで、思わず魔王のデカ尻に勃起ちんぽを押し付けてしまった。

 

「んむ?何か硬いものが当たっておるぞ?なんだ?」

「儀式に使う道具です。心配なさらずにオマンコをほぐされててください」

「オマンコ?ここはオマンコと呼ぶのか?ふむ、オマンコを貴様の好きにするが良いぞ❤」


 お言葉に甘えて人差し指を。すぐに指を食いちぎりそうな締め付けを行って自分は処女だぞとアピールしてくる。弄るのは初めてだけど、スリットってこんなにきついもんなのか。それとも、こいつなりに緊張をしているのか。

 なんにせよゆっくり慣らしてやるべきだろう。人差し指で入口をなぞってみるとねちゃりとした淫液の柱がかかる。そいつをたっぷりと絡めてローションにして。指の腹で襞を撫でてみるとほんの少しだけ腰が揺れた。嫌がってはいないようなのでちょっとだけ強く擦ると開いた口から汁が飛んでベッドへと散った。

 

「う゛ひぃぃい゛い゛いぃっ❤❤❤」


 風呂場じゃなくベッドでやったのを軽く後悔した。喘ぎ声と一緒に噴き出した大漁の汁は粘度たっぷりの分泌液と一緒にまき散らされて床やベッドシーツにシミを作る。

 まだ潮吹きではないだろう。生理的な反応。肉体が反射で動いただけ。自称魔王は涎を垂らして口元は緩んだまま。拒否反応は無い。続行。おれが思っている以上に敏感で刺激を求めているのかもしれない。

 だから、中指をねじ込んだ。ぎちぎちに締め付けてくるマンコ肉だが竜の口からは甘い声だけ。手荒に触るなとか言ってたが、乱暴にされた方がマンコはお好みらしい。

 

「オマンコぉおぉ❤❤オマンコぎもちいぃぞぉ❤あうぅう❤そうだ❤❤擦ってくれ❤擦られるとオマンコがきもちよくなる❤❤もっと奥も擦らぬか❤」


 気持ち良かったら素直にそう言えという教育はしっかり脳に染みついていたようだ。指の腹であちこち触って、ぐにぐにと押し込んでやるとわめきちらしてスリットから分泌液を飛ばす。

 これなら簡単にマンコ狂いにできそうだ、と中指をずぶずぶと差し込んでやると締め付けてくる肉壁以外の何かに触れる。おそらくはこいつのちんぽだろうが、今は用が無い。こいつには乳首とマンコでだけしか射精できない身体になって貰わないと。

 

「オマンコ❤オマンコ❤オマンコのもっと奥をかき回さぬか❤❤我はこれが気に入ったぞぉ❤」

「乳首とどっちがいいですか?」

「オマンコ❤❤❤乳首もいいが、オマンコ指で撫でられると腰が動くほど心地よいぞ❤我が許すから激しくオマンコを撫でるがよい❤」


 馬鹿丸出しのおねだりに応えてやるとしよう。

 中指を遠慮なく差し込んでやってから肉壁のあちこちを押し込む。締め付けが強すぎる内壁を緩ませて、触れられたことのない場所を愛撫する。優しく洗う程度の刺激しか知らない自称魔王は瞼を痙攣させていた。生まれて初めての感覚を処理しきれずに、天井を仰ぎ見て震えている。

 声を出そうとしては舌までも痙攣させるせいで、意味の無いうめき声しか出せないところが滑稽で可愛らしい。その顔をさらに貶めてやりたくて、内壁をカリカリと引っ掻いた。

 

「う゛お゛ううっ❤❤❤」


 質の違う刺激にスリットマンコが蠕動した。両脚がピンッと伸び切って、つま先が苦悶に踊った。野太いうめき声を漏らしながらおれを見下ろす自称魔王は、餌をねだる畜生よりも浅ましい。

 もう一本指を追加しても何の抵抗も無い。二本の指で入口を開いて覗き込むと、中は淫肉の楽園としか形容できない光景が拡がっていた。

 スリット肉は触れられずとも波うっており、安っぽい蛍光灯によって照らされる内部は妖しい艶を放っている。

 スリットから分泌される汁は粘っこいものとそれを洗い流すような液体の二種類があり、断続的に入口から後者が噴きあがっていた。全く姿形は違うのに、以前動画で見た食虫植物を思い出した。

 

「あひっ❤おぉ❤❤オマンコとは、擦ると気持ちいいのだな❤しょこ❤そこをもっと擦らぬか❤ああひぃ❤❤」

「手マンってのは擦るだけじゃないですよ。指全体を使って――こうっ!」

「お゛っごぉおおぉおぉ❤❤❤」


 指の根本まで二本まとめてねじ込んでみる。目を白黒させているが、たぶん悦んでいる。これだけ汁が溢れているのだし、多少手荒にしても傷つくことはあるまい。童貞の手マンだろうと、この馬鹿はしっかりと快感を得てくれる、はずだ。

 そう信じて指全体で粘膜を擦る。いつか見た竜人の手マン動画を思い出して。

 

「あ゛あ゛ああぁあぁ❤❤❤な、なんだごれはあぁあぁ❤オマンコがぁああぁ❤❤❤やげるうぅうぅ❤❤オマンコ熱い゛ぃいぃぃ❤❤❤」


 おれの指先をディルドかバイブ代わりにして、スリットマンコを突き崩す。ローションなんて使っていないがスリットから溢れる汁のおかげで必要無い。透明だった愛液はかき混ぜられたことで白く泡立っており、おれがじゅぼじゅぼと指を動かすと泡が飛び散ってはまた生まれる。

 頬をくっつけている背中からは尋常じゃない汗が流れ落ちていた。筋肉が熱を持っている。こいつが興奮しているのだと熱で感じ取れる。

 雄の熱気に野太い喘ぎ声。スリットからかき鳴らされる水音。ライブ会場の最前線にいる気分だった。こいつから生み出される熱も淫らな音楽もおれが独占している。

 

「ま、までっ❤❤オマンコぎもぢぃいいぃいぃ❤❤❤❤オマンコがよずぎでえぇえぇ❤❤❤おがじいぃ❤にゃにこれえぇぇ❤❤オマンコ熱くて、おぉおおぉ❤変になる゛ぅうぅ❤❤❤」


 深夜にこんな馬鹿でかい声で喘がれたらおれの社会的信用は終わってしまう。隣人からクレーム代わりに壁を殴られないかとひやひやする。それでも止めるという選択肢は無い。おれにも、こいつにも。

 指を追加する。スリットマンコは適当に突きまわしたせいで性器としての準備を整えているようだ。きつい締め付けは無く、しゃぶりつくようにマンコ肉がうねり出す。

 自称魔王も待てとほざいていたが止めて欲しくはなさそうだ。鼻水を流した顔は喜色を宿しており、泡立つスリットマンコを濁った瞳で凝視している。がりがりと、マンコ肉を掻きむしってみても口角を吊り上げてわめき立てるだけだ。

 

「おぐうぅうぅうぅ❤❤奥がらなにか、ぐるうぅうぅ❤❤❤わたじの中がらああぁああぁ❤❤」


 両脚がしっかりと開かれて、Vの字になっていた。そんなに気に入ったんなら、最高の絶頂をさせてやろうじゃないか。3本の指をばちゅんっ!と音を立てる勢いで突っ込んで、スリットのある一点を勢い良く叩く。どこが良いのか、どこが感じるのかなんて分からないけれど、とにかく奥の奥を力任せに。

 

「お゛、お゛ぉおおぉ――――」


 すると、緩んでいたマンコ肉が急激な圧迫をみせた。おれの指を食いちぎらんばかりの締め付けに確信する。これが絶頂のしるしであると。

 突っ込んでやった勢いそのままに指を動かしてがりがりとマンコ肉を引っ掻きながら引っこ抜く。

 

 指が抜け出たマンコは閉じることを忘れたように開花する。肉の襞を幾重にも重ならせ、愛液でうるんだそれは妖しい美しさをたたえていた。

 

 けれど、美しい肉の華はすぐに散ってしまう。花弁から噴きあがる雄の潮と一緒に。

 

「お゛ほぉお゛ぉお゛おぉおぉ❤❤❤漏れる゛ぅうぅ❤わたじの中がら、しゅごいのがでてぐるうぅううぉお゛っぉお゛おぉおおぉぉぉ❤❤❤❤」


 巨木のような逞しさを備えていた背筋が反り返ると、ついにスリットが決壊した。噴水のように雄潮がぶちまけられてベッドを超えて向かい側の壁にまでビシャビシャ飛び散る。

 おれの部屋が汚されることは痙攣しながら潮噴きをする痴態のエロさで許してやろう。自称魔王はおれを玉座のように体重を預けながら大股を開いて体液を噴き上げていた。まともな雄なら恥ずかしい行為なはずだがこいつには恥ずかしいという概念が無いらしい、

 

「はっおおぉおぉ~~~~❤❤❤テマンデシオフキッ❤こりぇもぎもちいいではないかぁあぁ~~❤❤オマンコからびゅーびゅー出るのがこんなにたまらぬとはあぁ❤はぁん❤❤何故教えてくれなかったのですかちちうええぇ❤」


 自分を襲っている未知の感覚。それに対する戸惑いと歓喜に竜の顔をぶんぶんと振ってつばを飛ばしていた。

 顔を紅潮させ、目をとろんとさせている姿は酩酊しているようにも見える。実際こいつは快楽という酒を初めて口にして酔いつぶれているのだ。

 脳は初めて知った快感に染まり切り、これこそが幸福なのだと理解している。潮が弱まって、スリットが力なく開閉するだけになっても竜はおれにもたれかかったままだ。重い。

 

「あの~~、そろそろ降りて欲しいんすけど。重いんで」

「んぅ❤はぁ……❤❤すまぬな❤非力な人間では辛かろうな❤今のけてやるから、貴様は次のセックスをするがよいぞ❤」


 快楽に酔ったまま、巨体がベッドの上へと倒れ込んだ。ごついが、傷一つ無い指先でスリットをまさぐって未練がましく快楽を追い求めようとしている。

 時おり潜り込ませた指先でイイトコロを探り当てては筋肉を震わせている。人前でオナニーするほどにまで羞恥心が無いのは考え物だな。将来的には外でデートとかしたいし、ビッチでも着ないような紐パンやホットパンツで街中を連れまわしたい。最低限、捕まらない程度の常識は教えないとなあ。でもこの馬鹿っぷりが治ったら困るし。どうしたもんか。

 

「どうした❤セックスの続きをせぬか❤次はどうするのだ?またデカパイを使うのか❤❤我は待ちかねているのだぞ❤」


 まあいいか。潮でビショビショになった部屋とかも含めて後で考えよう。今はこいつで童貞を捨てて、ちんぽ漬けの淫売に躾けることが優先事項だ。しゃぶらせたいところだが、今はマンコを味わってみたい。

 

「じゃあ、最後の儀式である生ハメをしますよ。四つん這いになって尻を突き出してください」

「四つん這いだと?この淫魔王である我に対して不敬ではないか?」

「祈る時のポーズは四つん這いなのですよ。しないと気持ち良くなれませんよ?」

「む、むう……❤」


 気持ちいい、という単語を口にすると腰をくねらせたあと大人しく四つん這いになった。馬鹿な上に淫乱で実に良かった。四つん這いになった後も未練たらしくスリットを指で弄っているあたりは餌皿をいつまでも舐める犬のようであり、こいつの知能指数はペットと同程度かもしれない。

 それはさておいてこいつのケツのでかさはあらためて凄まじかった。太ももはおれの腰を超える太さだが、ケツのボリュームは片方の尻たぶだけでおれの頭を超える。尻の重さだけでもおれの全体重を超えるんじゃないかという肉の詰まり具合。

 

「魔王様のお尻は見事ですね。こんだけのでけえ尻、動画でもなかなか見たことないです」

「ふふん、そうであろう!淫魔王たるもの鍛えていなくてはいけないと鍛錬していたからな!セックスも見事にこなせるに違いあるまい!」


 上機嫌になるとでかすぎる尻を左右に振って悦ぶので実に目の毒だ。汗でテカテカになった肉饅頭がぼるんっと跳ね踊る姿はそれだけで金を取れるいやらしさ。

 軽く押し込んでみると、指が奥深くまで沈み込むくせにある程度まで行くと力強く押し返してくれる。柔らかいのに力強い。そんな尻だ。

 

「んんぅ……❤❤揉むならもっと強くできぬのか?ナマハメ、というのはこうもどかしいのか?ならばオマンコのほうがよいぞ❤」

「あ、すいません。魔王様の尻が見事なものでつい。ちんぽ咥えこむためにあるような尻ですよ。毎日揉みたいぐらいです」

「分かっておるなぁ❤ちんぽ?というものは分からぬが、我の臀部ならば簡単に咥えこめるようだな❤いつでもちんぽとやらの相手をしてやろう❤❤」


 尻肉を鷲掴みにしつつ左右に拡げると、肉塊に隠されていた尻の谷間とようやく体面できる。薄明りの中で見える肛門は男なんて間違いなく知らないであろう桃色で、楚々としたすぼまりをしていた。

 外気に触れた反応からかひくひくと震えているそこは、まるでキスをせがんでいるかのようだったので遠慮なく唇を触れさせる。

 

「あひゃうっ!な、なにをしているっ!?」


 当然の反応だろうが、自称魔王が素っ頓狂な声を上げて尻を振りたくろうとするので尻肉を握る力を強めた。本気で暴れられたらおれの腕力なんかじゃ押しとどめられないだろうから、肛門に何度もキスをしながらもっともらしい言葉も囁いている。

 

「んー?これは儀式の一環ですよ。魔王様への敬意を表しているんです」

「け、敬意?だとおぉっ❤」

「そうですよ。こうやってケツの穴とキスをしたり、舌や指でほぐすことが最大級の敬意の表し方なわけです。えーと、王様とかなら部下に手の甲へキスさせたりしません?」

「そういえば、確かに父上がそのようなことを……❤あひっ❤つ、つまりこれは忠誠を誓っているのか❤では仕方あるまいな❤❤好きだけ口づけるがよいぞ❤」


 許可なんかされなくてもやめる気もつもりは無い。舌腹を肛門にべったりと押し付けると汗の味が貼り付いた。そのまま谷間を往来するように舌を動かしてやると尻肉がもじもじと動くが、逃げる気配は無い。

 豊満な尻肉を揉みこみながら舌腹で唾液を擦り付け、汗の代わりに唾液で尻の谷間を濡らす。たっぷりと湿らせた肛門に、今度は尖らせた舌先をそっと触れさせる。侵入者を拒もうとする硬い門をほじくろうと舌でくりくりとくすぐった。

 

「あ、んああぁあぁ❤良いぞ❤❤貴様の忠誠の表し方は気に入った❤もっとぉ❤❤もっと激しく、キスをするのだ❤」


 肛門は舌先の感触をいつまでも拒もうとして、触れるたびにきゅっとすぼまった。おれは無理やりに押し入るのではなく、あくまで優しく舌先で肛門の皺を一本一本なぞってやる。おれを受け入れれば、従えば気持ち良くなれるのだと脳みそよりは賢い肛門に教え込むように。

 舌先を軽く肛門に差し入れたまま入口をくすぐっては離し、合間合間に尻たぶや肛門にキスを落とす。

 

「良いぞ良いぞぉおぉ❤尻が甘く蕩けてしまうようだ❤我は、これが良い❤❤テマンデシオフキやデカパイを揉まれるよりも、これがあぁ❤」

「これはクンニって言うんですよ。毎日やりますからね。魔王様も朝になったらおれの顔面に乗って待機してください」

「いいだろう❤❤毎朝貴様にクンニをさせてやるからな❤我に忠誠を、示すのだぞおおぉぉ❤❤❤おうぅうぅ❤」


 言葉の途中で声が濁ったのは、おれの舌がより深くねじこまれたからだ。わずかに緩んだケツ穴に舌の先端を潜り込ませると、そのままドリルのように捻りを加えてケツ穴を掘削する。

 そうすればあとは素直なものであり、おれの舌先を貪欲に咥えこもうと肛門が吸い付いてきて、腸壁のヒダがキスをしようと舌先へ纏わりついてくる。分厚いケツたぶでぐちゅぐちゅと音を鳴らすたびにおれの舌は深くへと侵入していく。


「はあぁぁ❤人族は下等であるが、ううぅぅ❤❤尻が溶けるぅうぅ~~❤この❤忠誠の表し方は素晴らしい、ぞぅ❤我が魔王となったらぁ❤❤臣下全てにクンニをさせてやろう❤❤❤」

「おれには毎日させてくださいよ?それが臣下への褒美というものです」

「分かっておるわ❤き、貴様にはぁ❤我と毎日クンニする権利をやろう❤❤❤好きな時クンニをするがよい❤我は寛大であるゆえな、いつでもどこでも臀部へキスをさせてやる❤」


 舌をねじ込んで直腸を舐め回していると、自称魔王はベッドシーツを握り締め手唾液を垂れ流していた。尻を高々と掲げ、肛門を舐め回されながら空いた手はスリットをかき回している。二つの穴からあふれ出す愛液は量をまして発達した太ももに幾本への川を作っている。

 もう、いいんじゃないだろうか。こいつは間違いなく処女だろうが、舌だけでこんなに感じているのであれば、どちらの穴もちんぽをぶちこめばすんなりと受け入れてくれるんじゃないだろうか。

 

 というよりも、おれがもう我慢できなかった。すべすべの鱗から伝わる熱に、汗の匂いに混じる愛液の匂い。そして揉みこんでいる尻肉の弾力。このでけえケツにちんぽをぶちこんでやりたいと雄の本能が叫んでいる。

 

「んおぉ❤なんだ、もうクンニは終わりか❤❤好きなだけ、忠誠を示してもよいのだぞぉ❤」

「そうしたいところなんですけど、先にナマハメしましょうか。立ってくれますか?」


 ピシャリ、とデカケツを打ち据えての命令にも自称魔王は怒らずに甘ったるい声で返した。もう全身が性感帯になってるんじゃないかと思えるような蕩けた瞳をしており、立ち上がると全身の筋肉を微かに痙攣させていた。自分でいじくり続けていたスリットは指を引き抜いても開いたままであり、中の赤黒い肉を覗かせながら粘っこい愛液を垂れ流していた。

 

 おれが代わりにベッドへ寝そべると彫刻のような身体をした雄が穴という穴から体液を垂れ流す姿。涙も鼻水も唾液も、愛液も。濡れそぼった二つのマンコに乳首は生々しい赤色をしており、非生物的な肉体とのギャップがおれの興奮を加速させる。

 

「そのまましゃがんで、ケツの穴でちんぽを咥えこんでください。そうすりゃ気持ち良くなれますから」


 ちんぽの根本をつかんで、振ってみせながらの命令。それはまともな人間にとっては侮辱でしかないものだが、おれを見下ろす馬鹿には疑問すら生じさせない。いや、疑問はあるのかもしれないが『気持ちいい』という言葉が優先されているのだ。

 涎で汚れていた口から更に唾液を溢れ出させて、精悍な竜の顔を好色に歪めていた。

 

「ふむ❤貴様の言うちんぽとはこの棒のことか❤変わった儀式だが……よかろう❤❤完璧にこなしてみせようではないか❤」


 何度も口周りを舐め取りつつ、自称魔王はがに股になっておれの上へと跨る姿勢となる。そうして腰を回しながらでかい尻をゆっくりと降ろしていった。


「ふふぅ❤待ちかねて腰がはしゃいでしまうではないか❤❤これで期待を裏切ったら許さぬぞ、下僕❤」


 教えてもいないのにこんなはしたなくケツを揺すれるのはもう才能だろ。おれは口元を歪めて応えると、そのまま黒光りするケツが落ちてくるのを待った。

 

「く、うぅうぅんっ❤❤❤」


 我慢汁を垂らしたちんぽが愛液で濡れる肛門へと触れると、自称魔王から腑抜けた嬌声がこぼれた。おれが腰を突き上げたいのをこらえてちんぽを固定していると、尻たぶを割り開いて亀頭を肛門で飲み込もうとする。

 正直最初の一回で咥えこめるわけがないと思っていた。自分で言うのもそれなりの巨根であるおれのちんぽだ。処女マンコではすぐに飲み込むことができず、何度か肛門と擦り合わせて慣らした後に、ようやく咥えこめるだろうと。

 

「ふん゛っ❤❤❤ん゛ぅっ❤はああぁぁ……❤❤」


 だが、おれの予想を遥かに超えて自称魔王のケツ穴は貪欲だった。舌しか受け入れていなかった肛門が、唇のように口を開いて亀頭の先端へむしゃぶりついてきたのだ。

 

「お゛ふぅうぅ❤❤あ゛っ❤ああっあっ❤んぅううぅうぅ❤」


 がに股から便器でいきむときのような体勢を取り、でかい尻が降ろされていく。

 熱くやわらかな肉の門が、亀頭へしゃぶりつきながら広がっていき、直腸にまでおれのちんぽの侵入を許す。奥へ奥へと亀頭から竿までも飲み込まれていく感覚。

 それはオナホとはまるで違うちんぽが外側から溶かされていくような快楽だった。徐々にちんぽを飲み込んでいく自称魔王の身体は身悶えして汗粒を浮かせ、スリットからは涙のように潮が噴き上がっている。

 

「おっおおおんっ❤❤❤❤おぐまで届いたぞおぉ❤❤」

「うっお……!」


 こんな巨体のくせに行き止まりは驚くほど浅いところにあった。亀頭が熱くて柔らかい壁にぶつかったかと思うと、鋼のような体躯がびくりと跳ね踊った。同時に勢い良くスリットから汁が飛んで、でかい尻肉全体がちんぽを締め付けてくる。

 おれのちんぽ全てを咥えこんで、尻たぶを密着させてきた自称魔王は自分の奥深くまでおれを受け入れた感覚に感動すら覚えているようだった。目の端にしずくを浮かべ、湯気が立つほどに火照った吐息を漏らしている。

 

 無論、おれも感動していた。雄を知らなかったオスマンコをおれが奪った喜びだけではなく、情欲で蕩けたバターのように柔らかい雌肉、そして雄臭い筋肉によって生み出される強烈な締め付けがちんぽを愛してくる。しかも、相手は極上の筋肉をムチムチと実らせている雄なのだ。顔にださないようにするのが大変なほどに昂っていた。

 

「ほ、ほら❤我ならば簡単にぃ❤❤咥えこめたであろう❤次はどうすればよいのだ❤気持ち良くなるにはどうしたらいい❤❤」

「あ、すいません。次はですねー、ケツを動かしておれのちんぽを扱いてくれます?ちゃんと締め付けたまんまでね」

「ふっ、その程度か❤我ならばたやすくっぅううぅううぅ❤❤❤おおほぉおぉ❤尻穴がっ❤❤我の臀部が中でごりごりしてるぅうぅ❤❤❤」


 快楽の虜となった黒竜は、自身の両膝を掴んで屈強で肉がつまった下半身を動かそうとして――わずかにケツを持ち上げた程度でおとがいを持ち上げて悶えた。

 

「おぅっ❤んぉおおぉ❤❤おーっ❤おぉおおぉおぉ❤❤❤」


 柔らかい雌肉。しかも自分でいじったことも無い処女マンコをバキバキのちんぽで擦られるのはどれほどの快楽だろうか。

 腰を持ち上げようとするだけでちんぽにみっちり吸い付いている直腸が追いすがる。たまらず腰を下げれば一番奥の弱い部分を亀頭にごんごんと叩かれる。その一挙手一投足に快楽を覚えた直腸が反応して締め付ける。そのせいでより鮮明な激悦を得てしまうケツマンコは自称魔王の脳へと雌の悦びという電流を流し込む。結果として、腰を浅くへこへこ動かす程度で鼻水を垂らし喘ぎ狂ってしまう。

 

「魔王様。そんなんじゃ儀式になりませんよ。しっかりデカケツ動かしてください」

「だ、黙りぇえぇ❤❤❤う、動かぬっ❤この魔王が腰も満足に動かせぬなどおぉおぉお❤❤んぎぃいいぃ❤尻がっ❤尻がきもぢよずぎでえぇ❤❤おっほおぉおおぉ❤❤❤」


 それでもデカケツの上下運動は加速し始めていた。腰の動きは大きくなり、素早く肛門を擦りたてるようになったちんぽは心地よすぎて下半身が溶けそうになる。ケツマンコの方もよりいっそうちんぽに強く吸い付くことで、自称魔王へともたらす快楽を増大させているはずだ。

 脳みその方は快楽に翻弄されているが、欲望に突き動かされている下半身は腰を加速させればさせるほどに快楽も上昇すると理解して、雄の肉を必死に扱き立てている。

 

「あ゛お゛ぉおおぉおぉ~~~~っ❤❤❤ほっ❤臀部が勝手に動いておるうぅ❤❤オマンコいじるよりもっ❤ほっ❤おっ❤よずぎでええぇ❤❤我の臀部が暴れまわっておるぞおぉおぉ❤❤」

「正式名称覚えましょうか。臀部じゃなくてデカケツ。今ちんぽを咥えこんでるのがケツマンコです。次からはそう言うように」

「わかっひゃああぁ❤❤デカケツ止まらぬぅううぅ❤❤❤ケツマンコにちんぽをずぼずぼするどおぉおおぉ❤❤頭痺れで狂っじまいそうだああぁ❤❤❤❤ケツマンコさいこぅううぅうぅ❤❤」


 おれが教えた言葉をすらすらと繰り返して、自称魔王は腰の動きを速めていく。脳みそも快楽に慣れた、いや屈服したのかひたすらに快楽を追い求めて腰を使っている。どっしりとした下半身がちんぽへとしゃぶりついて、ふやけたマンコ肉がちんぽを舐め回し更なる快楽を求めている。

 このケツは完全にちんぽを咥えこむためのものになった。ちんぽを使う前にケツやスリットで絶頂することを覚えたこいつは二度と女を抱く気にもならないだろう。させる気も無いが。こいつは一生おれのちんぽをしゃぶるだけの肉オナホとして生きてもらう。おれのちんぽに媚びてケツを振って誘うことが正しいのだと教え込んでやる。

 

「セックスぅううぅ❤❤セックスしゃいこぉおぉ~~❤❤❤ケツマンコあづぐっでえぇ❤❤あっはああぁ❤身体が溶けてじまいぞうだあぁ❤おっほぉおぉぉ❤❤❤」


 自分の人生が袋小路に入ったことも知らないまま、自称魔王はケツを必死に振り立てていた。それには知性も品性も無いが、この上なく幸せそうな面だった。

 隆起が激しい太ももに力が入り、凸凹が激しくなる。空気を詰め込んでいそうなはちきれんばかりの大胸筋はゆっさゆっさと揺れ踊っておれの目を愉しませ、スリットからは小便のような潮をまき散らす。雄として理想の体躯で雌にしかできない踊りをして、黒竜は終わりへと突き進む。

 

 素早い動きにでかいケツの重さを加えるような動きによって、ちんぽは一番奥の行き止まりを強く叩いていた。自称魔王は前立腺や肛門を擦るよりも結腸口を突かれる方が気に入ったのか、ケツを勢いよく持ち上げてから一気に叩きつけて、最深部の壁を大きく突き上げさせている。

 

「お゛っひい゛ぃいいぃいぃ❤❤❤❤オマンコのおぐっ❤ごんごんしゅんごぃいぃぃぃ❤❤❤」


 奥を突き上げると同時に舌を天に向かって伸ばし歓喜をうたう。一番奥を熱い肉で突き上げたまま、デカケツをおれに密着させた状態で力をこめ、根本まで入ったおれのちんぽを握りつぶすように締め付けてくる。おれが何も教えていないのにこんな技巧を使ってくるあたり、こいつの種族が淫魔ってのは疑いようが無い。可哀そうなのはこの技巧をおれのオナホになるためだけに使わされることだ。

 

「おぉおおぉ❤❤いいぞおぉ❤セックスとはぁ❤こうも良いものなのだなぁ❤❤すばらしい❤下等な人間のくせにぃ❤❤こんなことを知っておるとはなぁ❤」

「でしょう。これから毎日しましょうね。もっと気持ちいいこともたくさん教えてあげますよ」

「しゅるうぅ❤約束だぞ❤❤貴様と毎日セックスする❤乳首もオマンコもケツマンコもぜんぶ気持ち良くするのだぞ❤約束を破ったら許さぬぞおぉ❤❤❤」


 そして快楽に酔いしれて舌を垂らす淫靡な表情も淫魔としての素質なのだろう。こいつが馬鹿でなかったら、モノにされていたのは間違いなくおれの方。そう確信できてしまう爛れて、腐って、蕩けた相貌だった。

 こいつに溺れて猿みたいに腰を振るだけの人生もきっと悪くは無いのだろうが、ちんぽはこいつを隷属させたいと望んでいる。だからおれは自分で動かないまま自称魔王が浅ましくケツを使うさまを見上げてやる。

 

 自称魔王はケツをしっかりと締め付けたまま、尻たぶが赤くなるほどの激しさでぶつけてくる。ちんぽへとみっちり吸い付いたマンコ襞はおれだけじゃなくこいつにも鮮明な快感を伝え、一回の上下運動だけで何回もスリットから潮を噴き上げた。

 

「ほっお゛ッ❤❤んっほぉおおぉ❤❤❤ここ、ここをぶづげるどおぉおぉ~~❤❤❤ん゛っはああぁあぁ❤❤」

 

 単調な運動だけでは終わらずに、カリ首が出るぎりぎりまで腰を引き上げてから、盛大な打擲音が鳴らして腰を一気に叩きつけてくる。

 一番奥。女のマンコで言うところの子宮口に亀頭がおもいきりぶつかって、自称魔王は脳天までちんぽが届いたかのように身体を震わせる。口を「お」の字にしたまま天を仰いで、ヤカンのような呼気を噴き上げた。


「ごれっ❤❤ケツマンコの奥ごんごんずるのが一番ぎもぢぃいいぃ~~~~❤❤❤❤頭に届いでるうぅ❤❤ちんぽで死ぬ❤頭ちんぽで突かれて死んでじまうぞおぉおぉ❤❤❤」


 その快楽の虜になったのか、腰を大きく引き上げては思い切り叩き落とすという動作を繰り返した。凄まじい衝撃を胎内で受け止めているはずだが、鋼でできたような身体はまったく痛苦を感じていないようだ。おれも、腰にケツがぶつかって痛みを感じているんだが全て快楽に上書きされている。

 奥の壁が突き上げられる瞬間、とりわけ亀頭付近の内壁がきつく絡みついてくるのがたまらない。おれの巨根をすっぽりと飲み込んでしゃぶりつくさんとする貪欲さに否応なしに興奮させられる。

 

「そこおぉお゛ぉ❤そこをごうじで擦るどおおぉ❤❤お゛っ❤んひぃいぃ❤❤こりぇこれぇ❤ここごりごりするのしゅごぃいぃ❤❤」


 自称魔王の腰の動きは加速度的に淫猥になっていた。今までは重い上下運動を緩急つけて繰り返していただけなのだが、今度はひねるような動作を繰り返すようになっていた。

 結腸口にキスをしたままのちんぽを咥えこんだ状態で、小刻みに腰をねじる。ちんぽを扱かれるだけでなく螺旋状に擦りたてられる快感はオナホでは到底経験できるもんじゃない。新たな快感におれからもつい荒い吐息が漏れる。

 

「あっ!ちょっ、それやばっ!」

「下等生物の悲鳴も良いものだ❤❤❤我はなぁ❤貴様のちんぽがどこに当たっても気持ちいいぞおぉおぉ❤❤ふんっ❤ほっ❤おっほぉ❤❤貴様もぉ❤もっと喘いでみせよぉ❤❤」


 おれが喘ぐ姿にまで興奮をしているようで、自称魔王は次々に下半身の動きを変化させ新たな快楽を追い求める。今度は腰を左右交互に大きく回してみたり、片方にひねった状態を維持したりして、直腸がちんぽで拡げられる感覚に溺れていた。

 もちろん、上下にケツを動かして最奥を叩く力任せのセックスも繰り返して、ケツマンコはどうすればどんな快楽がもたらされるのかを見つけ出そうとしていた。

 

「セックスがすっかり気にいったみたいっすねぇ。一番奥がお好きなようで」

「むぉおおぉ❤そうだ❤❤ちんぽで一番奥にキスされるのが最高だっ❤ちんぽとは硬くて熱くってぇ❤❤こんなにもぉ❤ケツマンコを気持ち良くするのだなぁ❤❤」

「いやいや、こんなに気持ち良くなれるのはおれのちんぽだけですよ。おれのよりでかいやつはまずいませんから。他のちんぽじゃ全く満足できないでしょうね」


 おれよりでかいのはガタイの良い獣人とかならいくらでもいるだろうがな。こいつが誰のちんぽでも咥えこむビッチになっても困るんでおれのちんぽだけしかハメさせないようにしなくては。

 単純無知な魔王様は簡単に信じ込んでくれたようで、おれのちんぽへ感謝するように下腹部を撫でまわし始めた。

 

「そうか❤❤貴様のちんぽが特別なのだなぁ❤適当な下僕を探して貴様を見つけた我はさすがであるなぁ❤❤❤んはあぁ❤」

「さすがさすが。おれのちんぽを離さないようにしっかり魔王様のデカケツで管理してくださいよ」


 極厚の雄尻を何度もを打ち据えながらの命令――もしくは懇願に自称魔王はにへらと笑って受け入れた。鋼の硬さとゴムボールのような弾力を両立した肉の塊はおれを逃がすまいとギチギチに抱きしめてくる。

 この淫乱マンコはおれから離れることはないだろう。そう確信できたおれは遠慮を投げ捨てる。おれのものにすることはできた。これから始まるのは、おれ好みに作り替えるための調教だ。


「何をするぅ❤それではぁ❤❤んあぁ❤ちんぽをケツマンコでじゅぼじゅぼできぬではないかぁ❤」


 物足りなさそうな声を出したのはおれがムチムチの尻たぶをぐっと鷲掴んだから。

 こいつが快感を貪るためではなく、おれの欲望を満たすオナホとして使ってやるために。

 

「離さぬか❤我の命令であるぞおぉ❤❤❤ちんぽ❤ちんぽ❤ちんぽはやくぅ――」

 

 掃除機のように吸い込んでくる肛門を感じながら、おれは一気に腰をグラインドさせた。今日は嬲られるだけだった巨根はケツマンコをめりめりと押し広げながら肉の穴を掘り進んでいき、一瞬でケツマンコの最も深いところをぶん殴る。

 

 それはこいつの雄を終わらせる一撃であり、互いに快楽を貪り合う本当の『セックス』の始まりだった。

 

「ぬ゛ぉおお゛お゛お゛ぉおおぉ❤❤❤❤な゛んだごれはぁああ゛あああぁあああぁああぁあぁぁぁ❤❤❤❤❤」


 脊髄に直接電流を流されたように筋肉を痙攣させて、黒竜は咆哮した。口を大きく開け放ち、自分の知らなかった、これまでの自分で腰を振ることで得られる快感とはランクの違う激悦に脳が瞬間的に機能を停止する。

 すぐに息を吸い込んで脳へと酸素を回そうとする――が、おれの方が早かった。

 

「おらっ!休ませねえぞ!気ぃ失うなよ!」

「ん゛っほお゛ぉおぉおおぉおぉ❤❤❤」


 反り返ったおれのちんぽが、すぐに引き抜けたかと思うともう一度最奥をノックする。それを鷲掴みにして固定化したデカケツへと繰り返すと、自称魔王は背筋と首をのけ反らせたまま喚き散らした。おれの腰がぶつかるとケツの肉が波打って、次々に野太く汚い声が溢れ出てくる。

 

「お゛っごおぉおぉ❤❤❤あひぃいぃ❤❤ぅうおぉおぉ❤ちんぽちんぽ奥にずんっでへええぇえぇ❤❤❤」

「ぢんぽちんぽちんぽぉおおぉ❤❤おぐにぃいぃ❤おぐにごんごんっでぐるの幸せすぎでおがじぐなるぅううぅうぅ❤❤❤❤」


 舌をピンと伸ばして震えさせながらも、こいつの口は心底幸せそうに歪んでいた。獣のようでもあり、麻薬中毒者のようでもあり、雄に媚びを売る娼婦のようでもある。いずれにせよ、恥も誇りも何もない。

 戯れに鷲掴みにしたケツを離して股間へと伸ばす。そこは潮をジョバジョバを漏らすスリットが広がっており、指を3本まとめてねじ込むとケツマンコがぎゅうっっと締まった。

 

「ぎぃい゛い゛ぃいいぃいぃ❤❤❤オマンコッ❤オマンコがああぁああぁ❤❤オマンコもぎもちよすぎてすんごいのきちゃうのぉおおぉぉぉ❤❤❤」

「うおっ、すげえケツ締まる。こんだけされてイキまくれるとか魔王さまは天性の淫売ってやつですね」


 ケツマンコをゴリゴリと。スリットマンコを指でばらばらにかき混ぜられて。常人なら狂いかねない責め苦を与えてやってるのに直腸は粘っこく食らいついて離さない。腰をぶつけてやるたびに大殿筋がぶるりと震えて内部がきつく収縮する。

 自分で動いていた時以上の快感を注ぎ込まれて、自称魔王の身体はますます雌へと開花していく。

 

「ケツマンコの後はスリット使いますからね~~。全身おれ好みに作り替えてあげますよ」

「ほっお゛ぉおぉ❤❤うぎいぃぃ❤ちんぽさいっごぉおおぉ❤❤❤」


 ケツマンコとスリットを異なる動作でかき混ぜてやる。スリットの奥の分泌腺を指先でグリグリ押し込んでやる時、ケツマンコの方は肛門を素早く擦りたてる。その互い違いの動きを絶え間なく繰り返してやると自称魔王はおれに合わせて腰を使うようになる。

 デカケツを激しくバウンドさせ、おれがケツマンコを突き上げると尻を叩きつける。スリットへ指を激しく出し入れする時は腰を動かさずおれの玩具になってくれる。

 

「あ゛あ゛っ❤❤い゛ぃいいぃぃい❤❤❤頭にしゅごいのどんどんぐるっ❤❤お゛ひぃ❤頭しびれる❤❤目がばちばちっでえぇえぇ❤❤❤」

「それはアクメですよ。アクメすることができるなんて魔王様は天才ですね。まともな雄は処女喪失したばっかでアクメなんてできませんから」

「アクメっ❤我は天才だあぁああぁ❤❤❤ケツでごんごんっでされるどアクメいっぱい゛ぃいぃ❤アクメ止まらぬぅうぅ❤❤おほっ❤んはああ゛あぁあぁあ❤❤❤」


 結合部を泡でドロドロにした尻が一段と激しく躍動する。おれの指とちんぽを咥えこんでいた二つの穴が呼吸を合わせてしゃぶりついてくる。

 射精が近くなり膨れ上がった亀頭が最深部の壁を大きく突き上げると同時にスリットの最奥モガリガリ引っ掻いてやると、自称魔王は快感に恍惚として笑みを浮かべ、大胸筋がぶるんと跳ねるほどに身体を震えさせた。

 デカケツが弾ける音を派手に響かせ、おれは一切の加減なくちんぽを突き込みまくる。最奥の行き止まりを突き破る勢いでの激しいピストン運動を馬鹿で淫らな竜は崩れた顔で迎合する。もっともっと気持ち良くなりたいと。

 

「おぉおおぉおおぉ~~~~❤❤❤オマンコやっばいのぉおぉおぉ❤❤❤❤」


 だが、精神は迎合しても身体は限界を迎えつつあるようだ。腰は上半身を支えきれなくなり、おれの顔をおっぱいで押し潰すように身体を力なく倒す。雄臭い肉に包まれると更に興奮は跳ね上がり、下からマンコを突き上げる力が上がる。

 自称魔王もケツはまだ貪欲に動いている。上半身を倒したままケツだけが上下に踊り、マンコ肉はまったく緩むことなくちんぽを咥えこんで離さず、執拗にむしゃぶりついている。こんなの耐えられるわけがない。

 

「ふひい゛ぃいいぃ❤❤❤セックスすばらじいぃいぃ❤❤こんなすばらじいものがあるなんてえ゛ええぇぇ❤❤❤ケツマンコにちんぽをぐぼっでするどおぉぉ❤❤❤❤おほぉおぉ❤脳みそとろけちゃうぅうぅ~~っ❤❤❤」


 快感を次々とちんぽに送り込まれ、柔らかい大胸筋で顔を包まれると心も脳髄も熱く淫らに溶けていってしまいそうな心地になる。

 汗が滴る谷間に鼻を挟まれると感じるのこいつの臭いだけ。寒々とした部屋のはずなのにこいつの体温のせいでサウナにいるみたいだ。そして何よりもちんぽから打ち込まれる快感はおれを支配していた。

 ちんぽをしゃぶりつくし、おれの精を全て求めようとするマンコにおれは溺れていた。

 吊り上がっていた金玉がうずうずとし始めて、その中で煮詰められていたザーメンが出口を求めて暴れ出し始めている。

 

「うぅ……やば、もうイく……!」

「イくだとぉ❤なんだか、分からぬがあぁ❤❤❤あっはぁ❤貴様のちんぽが硬くなっておるうぅ❤我のケツマンコがゴリゴリっでへえぇぇ❤❤❤」


 射精という概念すら知らないはずなのだが、本能の成せる業なのか。おれの腰骨が砕けてしまいそうなほどにケツを叩きつけ始める。

 おれが反射的の腰をぶつけ返してもドラゴンマンコはどこまでも柔らかくとろけザーメンを吸い出そうとするような強烈な締め付けを返してくる。

 それがおれへのとどめとなった。

 

「あ、ああぁっ!駄目だ、もうっ!」


 最後にスリットをめちゃくちゃにかき回したのはプライドのせい。こいつより先にザーメンを漏らしたのが悔しくて、スリットの奥と収められていたちんぽを指先で引っ掻いた。

 

 同時に自称魔王の一番奥を渾身の力で突き上げて、煮えたぎったザーメンを炸裂させた。

 

「う、あああああっ!」

「~~~~~~~~~ッ❤❤❤❤」


 凄まじい快感と一緒に爆発したザーメンは。最深部に密着した状態で壁を突き抜ける勢いで噴き出していく。

 ポンプみたいに震えながら。おれのちんぽは止まることなくザーメンが氾濫し続けた。ビシャビシャと音が響く勢いでマンコ壁を叩いていたザーメンは、すぐにブビュブビュと下品な音を鳴らしながら結合部より溢れ出してくる。


「おぉ~~っ❤お、おぉおおぉぉおぉっ❤❤❤」


 おれの射精をマンコで受けた自称魔王は舌を突き出し白目を向いた状態で痙攣していたが、それは溜めの期間。

 あれだけ締め付けていたケツとスリットが緩んだ瞬間、快楽が決壊した。

 

「おごぉおぉおおぉおぉおぉぉぉおぉぉぉぉ❤❤❤❤❤」


 ケダモノの咆哮と一緒にスリットの入口が大きく開き、爆発的な勢いで白濁と潮が噴火した。

 体液をぶちまけながら、これまで一度も使ったことでないであろうちんぽがスリットから飛び出して、何かに操られているかのごとくひとりでに激しく上下に跳ね、どろどろしたザーメンをおれの腹へとぶちまけていく。

 その濃度も勢いも凄まじいもので、スリットから一緒に噴き出す愛液では到底洗い流せないこってりした汁がおれの身体へとへばりついていく。

 

「お゛ぉお゛お゛おっ❤❤❤お゛ほお゛おぉおっ❤❤う゛お゛おおおっ❤❤❤」


 制御を失ったピンク色の巨根。そいつはおれの身体だけでなく自称魔王の筋肉にまで粘っこいザーメンをぶちまけていた。

 強烈な射精の反動に耐えようとしているのだろう。筋肉に血管が浮かび上がり、空気を入れられたように四肢が隆起する。射精の瞬間は緩んでいたケツマンコがまたもきつき引き締まる。全身の筋肉を使っても射精の反動に耐えられないのか、ガクガクとおれに覆いかぶさったまま震えていた。

 

「身体、身体の中が熱いぃ❤腸が溶けてしまいそうだぁ……❤❤❤これがセックス❤エネルギーが満ちてきよるぞぉ~~❤❤」


 でれでれになった声が聞こえてくるので意識ははっきりしているようだ。ザーメンはおさまる気配なくおれの腹へとぶちまけられて、ケツマンコはきゅんきゅん締まってちんぽを離すまいとしている。

 これだけ盛大に絶頂したくせにまだ満足していない。でも、それはおれも同じ。ちんぽはまだ硬いままで、汗臭い乳肉に包まれているとますます滾ってくる。

 

「ふぅ……魔王様、まだやりますよね。次はもっと気持ちいいこと教えてあげますから」

「んむぅ❤無論だ❤❤淫魔王としてエネルギーをたくさんあつめなくてはぁ❤」


 汗でぬるぬるになった背筋を撫でまわして囁く。手を回しても指先同士がくっつかないほどに幅広な背中。こんな逞しい雄をおれのものにできたのだと支配欲が満たされるのを感じる。

 ケツマンコ以外のも、乳首もスリットも口も。尻尾の先まで全ておれの好みになるように躾けてやりたい。

 

「で、次はどこを気持ち良くして欲しいですか?魔王様の下僕としてどこでも気持ち良くしてさしあげますよ」


 そう告げておれは火照った身体の全身を揉みほぐし始めた。どこもかしこも硬かった筋肉を理性と一緒に柔らかくしていって、最後にはでかいケツを捏ねまわす。


「んぉ❤ふふ、どこが気持ち良くなりたいか、だとおぉ……❤❤」


 そうすれば、この馬鹿な魔王はおれが望んでいたとおりの言葉を囁いてくれるのだ。おれの下僕のように、奴隷のように、恋人のように。

 

 ねっとりとした言葉で、自称魔王は欲望のままに答えを口にする。

 

「全部❤に決まっておろう❤❤儀式に励めよ、我が下僕❤」


***


「下僕よ。今日の夕餉は何を用意した?我は期間限定のほたてばーがーが良いぞ。売り切れ必死!とちらしに書いてあったので早く買いに行くのだ」

「はいはい、配信が終わったら買ってきますよ」

「む、売り切れていたら許さんぞ。ぽてとも忘れぬようにな。おにおんふらいもだ」


 あの日からおれの生活は変わった。毎日こいつを騙してセックスをして、暇な時はセクハラをする。風呂も寝る時も一緒になり、似合いそうなエロ下着や衣装を着せてカメラにおさめる。

 当然ながらそんな生活をしていては働いてらんないので仕事は辞めた。代わりの収入源となっているのがこの自称魔王の身体をネットで売ること。幸い、今の時代は直接身体を売るんじゃなくても写真や動画撮影をするだけでもサブスクリプションで収入を得られる。あとは、こいつが履きましたってことで下着を売ったり。

 馬鹿魔王の一か月の食費だけでもおれの生活費数か月分になるが、サブスクを解説してからはそんなモン気にならないぐらいの金は入るようになった。働く必要は無いし、その気になればもっと良い部屋にも移れるぐらいだ。

 

「じゃあ、今日の生配信始めますよー」

「うむ。いつでも良いぞ。今宵も臣民どもを虜にしてやろうではないか」


 引っ越す気は無いけどな。貯金に使いたいし、筋トレを間近で見られるし、風呂も寝る時もぴったりくっつけるし。あと、オナニーも目の前でしてくれる。オナニーもセックスも神聖で正しいことであると教え込まれたこいつは羞恥心というものを働かせずにおれへ痴態を見せてくれる。潮をまき散らすことも、注いでやったザーメンを目の前でひり出すことも、なんでも。

 

 今のように、紐パンと靴下だけをはいた姿でカメラの前に立つことも、こいつにとっては何も恥ずかしくない行為なのだ。

 

「我を待ちかねていたか?臣民どもよ。今宵も我が姿を見てちんぽをガチガチにしてザーメンをたっぷりと搾りだすが良い。我のオマンコがデカマラでゴリゴリされてアクメ狂いする様を見逃すでないぞ!」


 まともな大人ならば耳を塞ぎたくなるような猥褻な言葉を堂々と告げて、がに股でソファベッドへと座り込んだ。薄手の紐パンは辛うじて股間部分に張り付いてはいるが、染み出る愛液によって濡れた布地はスリットの色合いをスケスケにしていた。

 自称魔王はそれすらも誇らしいとばかりに、指でスリットを強調するように拡げてみせる。

 

 すると、すぐにコメントに並ぶ発情丸出しの雄どもの言葉。そして大量のスーパーチャット――配信者への課金が並ぶ。開始10分程度ですでにコンビニのバイト一か月分以上を稼いでいやがる。

 

「見えるかこれを献上した臣民よ。貴様が送ったこの下着のおかげで我のガバガバスリットマンコが露わになっておるわ!昨夜はな、これをはいたままオナニーに勤しんだのだぞ。後で褒美のオナニー動画をくれてやろう。感謝してちんぽをシコシコするがよいぞ!」


 こいつがはいている下着も配信者への支援リストで送られてきたものだ。送る量を制限しなければすぐに部屋が埋まってしまう量の貢物が毎日届く。大抵はエログッズやディルドなんかで、その礼にと短い動画を送るようにしたらますますこいつの人気は加速した。

 今も下着ごしにスリットを撫でまわすだけで大量のコメントが飛ぶ。ディルドでケツ穴をほじくっている動画をサブスクとは別に売ったらおれの年収を一か月で超えた。

 

 これも淫魔王の力ってやつなんだろうか。おれには馬鹿で偉そうな雄が恥知らずな痴態を晒してるだけにしか思えないが……だからウケてんのか?

 

「ふむぅ❤今宵は何をして貴様らを惑わしてやろうか❤❤❤我のデカ乳首をコリコリする姿が良いか❤スリットオマンコからの潮吹きが見たいか❤さあ、欲望を我に告げるが良いぞ!」


 毎回お決まりの挨拶のようなもんだ。こいつは機嫌よくなるようおだててやればなんだってする。それを良く知るコメントの連中は希望のプレイやシチュエーションをスーパーチャットや懇願の言葉と一緒に書き連ねる。

 愚かだとは言うまい。おれだってこんな下品でエロい身体の配信者がいたら同じことをしているだろう。

 

 だが残念なことにこいつが何をされるかを決められるのはおれ一人。コメントを見ながら乳首を弄っている自称魔王へ今日のプレイを命令――もといお願いする。言葉ではなく、勃起ちんぽを鼻先へ突きつけることで。

 

「むふぅ❤下僕よ、今日はフェラから始めて欲しいのかぁ❤❤気持ち良くは無いのだが……下僕や臣民どもはフェラが好きよなぁ❤」


 などと言いつつも自称魔王は長い鼻づらの上にちんぽを乗せると、玉袋の匂いをすんすんと嗅ぎまわり始めた。涎を流してとろんとした顔つきになって、おれの下半身へと頬ずりをする。

 ちんぽをしゃぶらせるように仕込むのも簡単だった。フェラを上手にできたらガン掘りで、下手だったら焦らしプレイだ。元々の素質のせいか、おれのちんぽを嗅ぐだけですぐにマンコを濡らすようになった。

 

「では臣民よ、我がデカマラをおしゃぶりしてとろとろになるケツマンコをよーく見ておくようにな❤❤雄臭ちんぽのフェラだけでオマンコがイってしまうぞぉ❤❤❤」


 ベッドへと腰掛けたおれの入れ替わりで、自称魔王はカメラにケツを向ける体勢で跪いた。家に始めて来たときは四つん這いを嫌がってたくせに、変わったもんだなと思いつつちんぽで顔をぺちぺちと打つ。

 いかつい、けれど整った顔におれの先走りがねちゃりと糸を引く。最初はちんぽが何かも分からなかった奴だが、今は亀頭にキスで返して先走りを指で拭っては口へ運ぶ。

 ちんぽがなんなのか、なんて今も分かっていないのに身体と頭だけは淫らに育った。ちんぽの臭いだけでもケツをゆっさゆっさと揺らす淫乱そのものに。

 

「はぁ~~❤オマンコにハメハメした方が良いが、この芳醇な香りだけは素晴らしい❤❤❤オマンコがだらだら涎を垂らしよるわ❤んっうぅ~~❤❤」


 直接肛門を拝んでやることはできないが、コメントで大体どんな有様かは分かる。収縮する肛門が愛液を垂れ流して、床にまでねとねとした柱を立てている。そんな光景がカメラに映っているはずだ。

 間近で見てやれないのは残念だが、モニターの前の連中でフェラさせてやる優越感には変えられない。自称魔王の頭を撫でて『いいぞ』の合図。儀式の作法と言えば何でも信じ込むので本当に楽だ。

 

「では、いただくとしよう❤❤」


 牙の並んだ口を開き、熱い吐息を漏らしながらぬめった舌を這い出させ、勃起をゆっくりと口に乗せる。

 ぢゅるっ、と音を立てるとすぐに舌が躍り出した。汚く不衛生な肉の塊をさもうまそうな表情で舐めしゃぶる。欲望に突き動かされるままに口腔や舌を蠢かせ、たっぷりと唾液を絡めて味わっていく。

 

「んぶっ❤❤んぶうぅぅ❤ぐぉ❤❤ふっん゛~~~っ❤❤❤」


 亀頭の先から根本までを唾液まみれにさせ、ザーメンを搾り取るように口腔で締め付ける。頭を勢いよく振り立てるせいで亀頭が喉の奥を突き上げてしまうのだが、えずきながらもちんぽは離さない。柔らかい喉奥の粘膜でちんぽに吸い付いてきて、ちんぽはだらだらと我慢汁を漏らした。

 ごつい手で亀頭を揉みほぐしながらちんぽをしゃぶる技巧は熟練の娼婦のそれだ。ヂュボヂュボと太い音を立ててねっとりと唾液や粘膜を絡ませて舐め回す。ちんぽに飢えているような様子で、ちんぽをむさぼっている。

 

 その姿をモニター前の連中にも見せてやろうと、もう一台のカメラをフェラ顔へと近づけた。今頃、配信画面のサブモニタではちんぽを舐めて鼻から唾液と我慢汁の混合物を流す顔が映し出されているはずだ。

 

「魔王様は美味そうにちんぽしゃぶりますよねぇ。フェラやっぱ好きなんですか?」

「何を言っているうぅ❤❤これは儀式だから、仕方なくぅ❤んっんっ❤本来ならば我が下賤な人間の身体を舐めるなどありえんのだからな❤❤❤光栄に思えよ❤」


 口から滴り落ちる唾液をぬぐうこともせず、自称魔王は尊大に言葉を吐いた。おれがちんぽを顔面に擦り付けているせいで顔はべとべとになってしまっているが、それすらも誇らしいとばかりに頬ずりをしながら手でカリ首を扱き始めた。

 儀式だから、と騙されて始めたセックスだがこいつにとってはもはや生活の一部になっている。ザーメンはこいつのエネルギーであり、セックスは自分の知らなかった快感を提供してくれる。食欲と性欲を同時に満たしてくれるセックスに病みつきになり、ちんぽの匂いは飢えた時に肉の焼けた匂いように本能を刺激する。

 

「ちんぽ、ちんぽ美味いいぃいぃ❤❤❤ザーメンが出る前の汁も、舌が蕩けそうだぁ❤❤何百回舐めてもぉ❤飽きぬぞぉ❤❤」

「魔王様はフェラ上手になりすぎですねぇ。もうイきそうなんで、いつもの作法忘れないでくださいね」


 唾液にまみれて淫猥な照りを放つちんぽをすぼめた口で扱きながら、黒竜は目で分かっていると訴えた。熱く乱れた鼻息と、ぐちゅぐちゅという濁った音がマイクを揺らす。ザーメンのことしか考えられなくなっている自称魔王はケツマンコからも卑猥な水音を鳴らしていた。指一本触れられずともメスイキをしているマンコが愛液を粘つかせているのだ。

 

「あー、もう駄目だわ。イきますんで、しっかり受け止めてくださいよっと」

「む゛ふうぅっ❤む゛む゛うぅうぅ❤❤んぶふうぅうぅーーっ❤❤❤」


 ザーメンが尿道をかけ上げってくる感覚にせかされて、自称魔王の顔面に向かって腰を力強く叩きつける。喉奥をこれまでよりも鋭く抉り、陰毛を鼻先に擦り付ける、そして――

 

「いく、いくっ!」

「う゛む゛ぅおおぉおぉぉっ❤❤❤❤」


 射精したおれよりも雄臭い声を上げる魔王の口へと、白く粘っこいザーメンをぶちまけた。

 口マンコの中で何度も力強く震えるちんぽは。広がった鈴口から何発も白濁の塊を解き放っていく。毎日、なんなら今朝も魔王マンコで性処理をしたっていうのに少しも精力が衰えることはない。むしろ上がり続ている性欲は、魔王の口腔を瞬く間にいっぱいにするほどの量のザーメンを吐き出している。

 

「んぢゅっ❤❤んぶっ❤ふぅう゛おぉおぉ❤❤❤んじゅぼっ❤」

「はいはい尿道の中までしっかり吸い出してくださいね~~。美味すぎても飲み干さないように」


 自称魔王は身悶えしつつも口は決して離さず、酔いしれた笑みを浮かべていた。ザーメンを鼻の穴から逆流させた見るに耐えない表情をカメラへと向け、口角をにんまりと吊り上げる。

 やがてザーメンがおさまると口を離して口腔にザーメンを溜めたまま口を開いてみせる。黄色がかった汚い白濁汁を舌へと乗せて雄臭い息を吐く。

 

「んっはぁ❤見ておりゅかぁ❤❤今宵のザーメンも特濃であるぞ❤今から味わうのでな、しっかりと見ておるがよいぞぉ❤」


 自称魔王は舌の上にたっぷりと吐き出されたザーメンをこねまわし、ぐちゅぐちゅとうがいでもするように口内でかき混ぜた。何度もカメラの前で口を開いてはザーメン塗れの口内と幸福でいっぱいの表情を見せつける。

 それを何度も繰り返した後に喉を鳴らして体内へ流し込むと。ぶるりと身体を震わせてまたメスイキをした。

 

 コメント欄は大興奮の様子であり、おれへの嫉妬や羨望のコメントで溢れかえっている。入ってくる金の次に価値があるのがこうやって優越感を満たしてくれるコメントだ。

 射精が終わったちんぽを舌で舐め取って掃除をする自称魔王は、おれ一人で見るんじゃなく他の雄の目に晒してこそ価値が出る。宝石を高い金で買う意味が分からなかったが、こいつのように他の連中が欲しがるモノを見せびらかすのはセックスと同じくらいに気持ちいい。

 

「どうした下僕よ❤フェラもザーメンをごっくんもしたぞ❤❤❤続きをせぬか❤それとも金玉しゃぶりもするか❤パイズリが良いか❤我はどのようなゴホーシでもできるぞ❤❤」


 むにゅりとした乳肉でちんぽを挟んでの上目遣い。これでもまだ自分は威厳を保っていると信じ込んでいるのだから笑ってしまう。淫魔族を襲った『教会』とやらが来ないように外に出ないで、と言えば素直に家に籠っているので実に扱いやすい。

 

 こいつの望むままに淫魔王として幸せに暮らして貰おう。ぼろっちい四畳半の中で。おれだけを下僕にして。何も知らないままに、何処にも行けないままに。

 

「じゃあ、今日は騎乗位しましょっか。ケツと一緒にスリットほじほじすんの大好きですもんね」

「うむっ❤さすが我のことを理解している下僕だな❤❤❤臣民に恥ずかしい姿を見せぬようにしっかり励めよ❤」


 そして自称魔王は紐パンを脱ぎ捨てると部屋の隅へと投げすてた。既に愛液や我慢汁で汁まみれになっているスリットをカメラへと見せつけて、おれの膝へと跨った。

 自分でちんぽを貪っている気分が好きなのか、こいつは騎乗位が好きだ。ついでにスリットを弄られて潮をまき散らすのも。

 

「臣民どもよぉ❤今日は騎乗位に加えてスリットマンコもほじほじされるぞおぉ~~❤❤❤我が何回潮を噴けるか予想してみせよ❤❤我はその予想を超えてやろうぞ❤」

 

 逞しい背中で視界を塞がれて汗臭さを肺いっぱいに吸い込むと、こいつの逞しさとあの日、こいつが現れた日のことを思い出す。

 こいつのおかげでおれの生活は全て変わった。こいつのいない生き方なんてもう考えられない。収入源も、性欲の解消も全てこいつに依存してしまったんだ。もう、こいつ無しじゃ生きていけないだろう。そういう意味じゃこいつに支配されてると言えなくもない。

 

「どうした下僕ぅ❤❤はやくはやくケツマンコをガチガチのデカマラでゴリゴリせぬか❤ケツマンコがオナホになりたくってうずうずしておるのだぞ❤❤❤」


 ケツ肉をちんぽに擦りたてながらの命令で意識を現実へと戻す。この無知な魔王の下僕として、今日もしっかりお仕えしないとな。

 

「はいはい。今日もセックスの儀式を頑張りましょうね、魔王様」

 

 背中にキスをしておれは願った。

 この四畳半での生活がずっと続きますように。これからもっとこの馬鹿な魔王に淫らで下品なことを教え込めますように。

 

 あ、ついでに期間限定のホタテバーガーが売り切れてませんように。

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