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「おとうさんスイッチ?なんだい、それは」


 私のいぶかしげな声に、妻はカラフルな絵柄のチラシをひらひらと振ってみせた。そこには無料イラストサイトの素材で男性と子どもが手をつなぎ合っている広告が描かれており、その上にはポップな字体で「あなたも立派なおとうさんになろう!変わるのはスイッチを押すだけのようにカンタンです!」と書かれている。その内容だけ見ると怪しげなセミナーのようにも思えた。

 

「これね。お隣さんから教えてもらったのよ。これに通うと子どもとすっごく仲良くなれるんですって」

「通うだけで、かい?そんな都合の良すぎるセミナーなんて信じられないな」

「でも、無料よ?それに、あなたもハルくんの事で悩んでたじゃない?」


 そして妻は視線をテーブルの上の朝食に向けた。ベーコンエッグに、トースト。それと季節の野菜を使ったスムージー。健康と食べ盛りの子どものお腹、両方を満たせるように用意したメニューのつもりだが全く手をつけられていない。

 

 最近はいつもこうだ。私の息子――晴彦(はるひこ)は中学生になってから私から距離を取るようになっている。週末にはいつも一緒に行っていた映画館も、月に一度のドライブも、私が作った食事も、全部拒むようになってしまった。

 小学生のころまでは私と同じ虎柄の毛皮もふわふわで柔らかく、お父さんと何処に行くにもついてきてくれたのに、寂しい事だ。

 

「ね?アナタにやっぱり問題があるのよ。このままじゃハルくん、不良になっちゃうわよ?」

「そ、そうだろうか。反抗期とか、そういうものだと思うんだが……」


 私にだってそんな時期はあった。親に対して素直になれず、反抗的な態度になってしまう。それは子どもな皆あることだし、大人になるにつれて改善されるものだ。親は無理に距離を詰めようとせず、適切に愛情を注いであければいいと思っていた。

 

「そんなの父親として失格よ!なに?セミナーに何回か通う程度の事もできないわけ?そんなにハルくんの事がどうでもいいの!?」


 だが、私と違って妻は冷静ではいられなかったようだ。凄まじい剣幕で怒鳴り散らしてテーブルを叩いて、食器が耳障りな音を立てた。

 こうなってしまっては妻の言うとおりにするしかない。昔からこうだ。妻が一度感情を昂らせると私が折れるまで怒りをおさめてくれない。

 

「わかった、わかったよ。一度セミナーに行ってみる」


 ため息を隠してチラシを受け取ると、連絡先を確かめてみる。チラシには「予約不要!」と書かれれているが、参加者はそこまでいないのだろうか。

 だが、場所を見てみるとちょうど会社近くの駅ビルで行うようだ。これならば仕事終わりに寄ることもできるだろう。

 

「今日、仕事帰りにでも寄ってみるよ。大丈夫。良い『おとうさん』になって帰ってくるさ」


 晴彦に買って貰ったネクタイを結びなおすと安心させるように微笑みかけた。

 きっと、妻も不安なのだろう。息子と私を愛してくれるあまりに家庭が壊れないかと気が気でないのだ。

 形だけでもいいからセミナーに通ってやれば落ち着いてくれるし、時間が経てば息子とも以前のように話せるに違いない。

 

 大丈夫。

 すぐに、元の私たちに戻れるさ。

 

 ***

 

「かわいそうに」


 声がする。

 

「あなたは良い夫ではなかったようですね」


 誰だ、この声は。

 薄暗い部屋の中では痩せぎすの身体をした犬の子どもがいた。ちょうど、晴彦と同じぐらいの年頃だ。

 普段ならば夫として失格などと言われたら優しくたしなめてやるところだが、声が出ない。ああ、身体が動かない。身体の骨が抜き取られたような虚脱感に支配されている。

 

「こんなに立派な身体をして、良い会社で働いてるのに」


 犬の子の指が私の胸元を撫でた。学生時代から続けている筋トレのおかげで膨れ上がった筋肉はワイシャツをパンパンに膨らませており、ネクタイが谷間に挟み込まれるように首元から垂れている。そこまで考えて、私はジャケットを脱ぎ捨てていることに気が付いた。

 いつの間に。どこに。ジャケットの財布には息子の写真が入っているのだと焦りが脳に走るが、相変わらず身体は動いてくれなかった。

 

「お、おおっ!」

 

 筋肉は私の支配下から逃れて動いてくれないのに神経はやけに鋭敏だ。犬の子の指先が大胸筋の膨らみを裾野から頂点に向かって撫でながらさかのぼり、頂点をカリカリと引っ掻くと長らく出していないような快感による悲鳴が漏れた。

 一度スラックスをはくと容易に脱げなくなるほどに肥大化した筋肉がビクビクと痙攣する。息子の友人から怯えられてしまった巨体に不快感とは違う何かが走り抜ける。

 犬の子どもはそのまま乳首を引っ掻き、ワイシャツごしに摘まみ上げてくる。いじったことも無い器官から痛みやこそばゆさではなく、紛れもない快感が生じている。

 

「んお゛ッ!これは、おおぉ!なにが、ううぅうぅおおおっ!」

「これが『気持ちいい』です。あなたはこれから乳首が一生気持ちよくなるんです」


 乳首、乳首が気持ちいい。乳輪ごと引っ張られ、伸ばされていると息が詰まる。

 ガリガリと乱暴に引っ掻かれていると野太い喘ぎ声が漏れる。ぴくりとも身体が動かないかわりに、涙と鼻水がだらだらと流れている。

 気持ち良い。

 気持ち良すぎてペニスが勃ってしまっている。スラックスの中でガチガチに硬くなったペニスがヨダレのように我慢汁を漏らしている。隠すこともできないまま、股間をこんもりと盛り上げている。恥ずかしい、けれどペニスが。

 

「ちんぽが気持ち良くなってるんですよね。あなたはもう我慢できません。気持ち良くなったら我慢できずにちんんぽをどこでも勃たせるんです」


 犬の子は化学の実験でもしているようにタブレットを操作して、何かを確かめていく。違う。何かではない。眼球を必死に動かしてみると枕元に設置された機械からはコードが伸びて私の身体や耳の穴に伸びている。

 

 確認しているのは、私の身体だ。

 

 乳首をボリュームを調節するみたいに捻り、私の反応を確かめている。

 自分の身体に何かをされていると思うと途端に嫌悪感が沸き上がり、動かない身体の代わりに悲鳴が搾りだされる。

 

「――う、うぅおおぉっ!ああぁあぁっ!おおおぉっ!」

「もう、いいんですよ。これからはずうっと、ただの『お父さん』になっていればいいんです」


 そして、犬の子の声が遠くで聞きながら私の意識は暗転していった。


***


「フンッ!フンッ!フゥウウンッ!」


 朝、息子を起こしに行く前の筋トレ。それは父親としての義務となっており、朝になるたび身体が自然と動く。

 

 大胸筋と尻の肉をゆっさゆっさと揺らしながらのスクワット。

 寝巻替わりのタンクトップにミリタリー柄のボクサーブリーフという恰好で繰り返していると、筋肉に熱が循環し毛皮の下からじわじわと汗が染み出してくる。この、自分が雄臭い匂いに染まっていくような感覚がたまらなく心地よい。良い父親として、相応しい香りになっているという喜びが満ち溢れてくる。

 

「ん、ふうぅ。この程度にしておくか」


 すぐそばに置いてある姿見で成果を確かめる。

 頭の後ろで腕を組んで、軽く片足を持ち上げる。曲げた腕では上腕二頭筋。揺れ踊っていた大胸筋が。

 トレーニングによって火照った身体からは湯気が立ち上り、私の部屋を雄臭く満たしていく。濃厚な雄のフェロモンは毛皮ばかりかタンクトップやブリーフもじっとりと湿らせていた。どこに出しても恥ずかしくない父親の姿だ。

 こんなにも力強く、逞しい私ならばあの子だって喜んでくれるだろう。

 

「ふふ、さっそく見せてやらなければな」


 のっしのっしと汗を滴らせたまま洗面所へ向かいながらも、時折立ち止まってはポージングをキメる。力強さが漲った筋肉はピクピクと痙攣をして、息子にもうすぐ会えるのだと歓喜に打ち震えている。

 ああ、なぜだろう。毎日会っているはずの息子に初めて会うような気持ちだ。

 

 逸る気持ちに任せて洗面所の引き戸を開けると、そこには私の愛する息子がいた。真っ黒な毛皮に青く透き通るような瞳。私のゴツゴツとして筋肉だらけの巨体とは違うしなやかな身体。なんて美しい。自分とはかけ離れた優美さを持つ息子にボクサーの中でちんぽがぴくりと震えた。


「おおぉ、おはよう優斗。ほら、お父さんと朝の挨拶をしよう!ほら、すっごく雄臭く仕上がってるだろ?ふぅ、うぅ」


 脚を0の形になるようにつま先立ちになり、両腕でグッと力こぶを作ってみせる。そうすればタンクトップを押し上げている大胸筋がますます膨れ上がり、汗でじっとりとした汗のくぼみもムンムンと雄臭い香気を立ち上らせている股間も息子から良く見えるようになる。

 こうして毎朝息子に筋肉を眺めてもらうところから私の朝は始まるのだ。

 

「ああ、お前が親父か。写真より雄臭ぇな」

「そうだろうぅ優斗に喜んで貰うためにずっと鍛えてきたんだからなっ!ほら、もっと近くで――んおっ❤」


 私が誘うまでもなかった。優斗の愛くるしい顔が豊満な雄胸の谷間へと潜り込むと、両の手のひらでぐにぐにと胸筋を揉み解し始めたのだ。

 フンフンと、汗がたっぷり溜まった谷間を鼻先でほじくりながら粘度みたいに乳肉を捏ね上げてくる。愛する息子にそんな事をされたら当然嬉しさが爆発し、快感と一緒に私の脳みそがぐらぐらと揺らされる。

 

「うわーすっげぇ汗の匂い。筋トレ直後のオヤジ汗で鼻曲がりそうだぜ。シャワーぐらい浴びてからこいよ」

「ほっ❤ほほほおぉおぉぉ❤❤優斗っ❤すまん❤❤汗臭親父ですまん❤優斗に、喜んでもらおうと思ってぇ❤」

「喜んで貰うためにこんな臭ぇ身体になったのか?喜ぶのは親父みてえな変態だけだろ」


 なじるような言葉と嬲るような手つきに私の身体がますます火照っていく。

 こうして汗まみれの身体でのスキンシップは息子との毎朝の習慣であり、息子が喜ぶためにしていることだ。その、はずだ。

 にもかかわらず浴びせられる罵声によって混乱すると同時に――ゾクゾクとした快感が走る。愛する息子に臭いと罵られるたびに、でかい尻が勝手に揺れる。

 

「優斗ぉ❤許してくれぇ❤❤ハァン❤臭い身体ですまん❤す、すぐに洗うからぁ❤」

「洗ったって取れねえだろこの匂い。スゥーッ!頭の奥までくっせぇのがグングンくるぞ」

「おぉおおぉおぉ❤❤❤」


 優斗は胸板をすんすんと嗅ぎまわられていると、申し訳ないという気持ちと一緒にもっと私の匂いを感じて欲しくなる。私の雄臭さをもっと吸って、罵って欲しくて我慢できない。息子に自分の嫌な臭いを嗅がせるなんて、私は最低だ。だが、最低な行為を考えているだけでちんぽから先走りがこぼれるのだ。

 匂いも、筋肉だらけのゴツイ身体ももっと感じて欲しくて腋を見せびらかすように手を頭の後ろでクロスさせる。そうすれば筋肉の起伏がより激しくなり、筋肉の一つ一つに空気でも入れたのではないかと思うほど膨れ上がり、全身から放たれる雄の匂いが濃厚になる。

 

 私の身体はなんと雄臭いのだろう。中年親父がこんなにゴツゴツと筋肉をつけて、汗まみれになって、見苦しく恥ずかしい筋肉親父の肉体が恥ずかしくてたまらない。こんな身体を嗅ぎまわられる羞恥心に身体をよじらせていると、優斗は鼻先を腋のくぼみへと突っ込んできた。

 

「ゆ、ゆうとぉ❤❤そんな、臭いところおぉおぉ❤」

「うえ~なんだよこのワキ。風呂入ったことねえのか?こんなワキマンが臭い親父で恥ずかしいぜ、おれ」


 鼻先が腋のくぼみへと押し付けられ、舌先で汗を舐め取られる。

 とたんに快楽が腰骨を撫でまわし、力んでいたはずの筋肉が快楽に負け、変態じみた欲望が表情筋を歪ませた。

 どんどん臭気が濃くなっていくのはちんぽがヨダレをダラダラとこぼしているからだ。かわいい息子に腋の匂いを罵倒され、ちんぽはブリーフの中でガチガチに硬くなっていく。

 

「ちんぽからもオス汁プンプンさせやがって。どうしようもねえ変態親父だな」

「お゛っううぅうぅ❤❤❤」


 優斗の鼻が腋を、胸を、そして下着に浮き出たちんぽを嗅ぎまわるのを感じ、私は腰をヘコヘコと前後させた。

 下着ごしちんぽが鼻先と擦れて、淡い快感がじわじわと広がっていく。とろとろとお漏らしでもしたように先走りが下着にしみ込んでいく。

 ああ、臭い。私のちんぽは自分で思っている以上に雄臭いの違いない。汗と加齢臭をたっぷりしみ込ませた下着に、ちんぽ汁までヌルつかせて。

 

「みっともねえ顔しやがって……鼻水垂らしちまってるじゃねえか」

「お゛っうぅぅ❤❤」


 ミリタリー柄のパンツは膨らんでいるどころか生地を突き破られそうなまでにちんぽは硬く隆起していた。

 優裏筋をなぞるように滑る鼻が金玉や会陰に押し当てられるのが気持ちいい。嗅ぎやすいように自然とがに股になった太ももを撫でまわされるだけで頭が溶けて鼻水となって流れ落ちる。

 立派な父親であるようにと鍛えていたはずの身体は無様なポーズを取って優斗に触れられる全てに喜んでいる。雄臭い身体を嗅がれ、罵られちんぽを震わせる姿は変態そのもの。そればかりか、変態となってしまった自分にたまらなく興奮しているのだ。

 

「お゛おぉ~~~~っ❤❤❤許してくれ優斗ぉ❤こんな変態筋肉親父ですまんっ❤❤息子にクッセェ雄臭ちんぽ嗅がせてイキ顔になるマゾ親父で許してくれええぇぇ❤❤」


 大声で謝罪の言葉を口にするとケツの穴がしまり、濃い先走りがブリーフを突き抜けて噴き上がった。まだイってないほどに昂った身体は、もう限界だと身体をくねらせている。

 射精したい。ちんぽからちんぽ汁をぶちまけて、この臭い身体をもっと臭くして優斗に軽蔑されたい。

 

 想像を膨らませてニタニタと笑う私に舌打ちをして、優斗は後ろから抱きしめるようにして腕を巻き付かせてきた。

 

「あんまマゾいより恥ずかしがってくれた方がアガるんだけどな、まあいいや。今度は違うのにしよう」

「優斗おおぉ❤❤いかん❤そんなに、くっついたらぁ❤父さんの匂いがついてしまうぞ❤❤ハアァン❤オヤジ臭が、優斗の身体にぃ❤」

「そうだな。だから、まずは親父のくっせぇちんぽを綺麗にしてやらないとな」


 そして優斗は洗面台の棚から水色の歯ブラシを取り出した。まだ新品のように綺麗だが、私が毎朝使っていたもののはずだ。

 一体何をするのか分からない私をよそに、優斗は勃起ちんぽを鷲掴みにして囁きかけてくる。

 

「ボケッとしてないで鏡の前に立てよ。くせぇちんぽの掃除に仕方教えてやるからさ」

「ひぃい゛っ❤❤あっ❤ま、ましゃか、それで私のおちんぽをぉ❤❤❤」


 いかに鈍い私でも下着ごしにちんぽへブラシを立てられて理解した。

 優斗は私の歯ブラシでちんぽを磨き立てるつもりなのだ。こんなに硬いブラシの毛でちんぽを擦って、染みついたちんぽの汚れや匂いを削ぎ落す。

 敏感なちんぽにそんな真似をされたら、想像もつかないような刺激に腰がくねると優斗の鼻先が首元へ押し付けられた。

 

「そのまま。鏡の方を見て股を開いたまんまにしとけよ。おれがいいって言うまで体勢を崩すな。いいな?」

「は、はひいぃぃ❤❤❤」


 優斗の言葉は実の父親というより不出来なペットにかけるような圧力があった。

 しかし、私が歯向かうことは許されない。父親とは息子の望みは全て叶えてやらなければいけないし、私のような雄臭筋肉親父ならば猶更だ。こんなみっともない身体になっている贖罪として、優斗の手で綺麗にして貰わなければならないのだ。

 優斗の手で下着をずり降ろしてもらうと我慢汁が鈴口と布地の間でべっとりと糸を引き、ただでさえ雄臭い匂いがより濃くなる。

 

 だが匂いに恥ずかしがっているどころではない。

 下着から現れたのは湯気を立てるほどに熱く滾ったちんぽであり、分厚い包皮にはどくどくと脈打つ血管瘤が浮かび上がり、竿の中央部分は太くサツマイモのように膨らんでいた。亀頭も大人のちんぽらしく赤黒く我慢汁でテカテカと濡れ光っていた。

 

「おーズルムケじゃん。これからじーっくり、おれ好みの包茎ちんぽに育ててやる」

「ゆうとおぉ❤❤汚いからやめてくれぇ❤くっせぇオヤジチンポなんか触ったら優斗が汚れてしまうから、あ゛お゛っ❤❤❤ほっ❤ほひぃいぃぃ❤❤❤」


 先走りをとぷとぷとこぼす鈴口にブラシの毛先が突き立てられる。そのままぐりぐりとねじ込まれるとこれまでいじったことのない尿道口の内部が硬いブラシでぞりぞりと擦られた。

 痛みか快感が分からない刺激に反射的に尻が跳ねようとするが、優斗はがっしりとちんぽを握りしめているせいで腰を揺らすだけに終わる。

 

「ぎぃいい゛ぃいぃぃぃ❤❤❤ゆうどっ❤しょれダメだっ❤抜いでぇええぇ❤❤ぞごダメだがら、お゛お゛おおぉおぉぉ❤❤❤」

「うるせえな、大人なんだから我慢しろよ」


 私の懇願を断ち切って優斗はブラシを回転させ、柔らかい尿道の肉をブラシでかき回す。もう片方の手では包皮ごとちんぽを扱いてくるせいで、慣れ親しんだ快感と刺すような痛みの両方でちんぽが虐められる。

 痛い。でも気持ちいい。視界で火花が散る。尻が跳ねようとするとブラシの出し入れを激しくさせる。壊れる。ちんぽが壊れてしまう。

 

「ほい、中じゃなくて外もしっかりな。ごーし、ごーし」

 

 じょりじょりと尿道口をさんざん擦ったブラシが抜け出ると、漏れ出た先走りが毛先へと絡みちんぽを磨くための潤滑油へと成り代わる。

 裏筋を優しく磨かれるのは尿道へ抜き差しされるのとはまた違った刺激を生んだ。先走りが床へと垂れ落ちて止まらない。硬い毛先が裏筋をゴシゴシと撫でさすられると口を「お」の字にして叫んでしまう。

 

「お゛お゛おぉおおぉおぉぉぉ❤❤❤❤ちんぽゴシゴシヤッベェえええぇぇぇ❤❤❤」

「あーあ、先走りお漏らししてるせいで綺麗にするどころか汚れちゃうじゃん」


 私のちんぽに比べればはるかに小さなブラシが擦ることができるのはちんぽの面積のわずかな一部分だ。つまり、歯ブラシが私のちんぽを全て磨き終わるのにどれだけかかるか分からないということだ。

 こんな、拷問のような刺激がいつまでもいつまでも。恐ろしいはずなのに口元は吊り上がり勝手に笑顔を作っていた。

 

「裏筋は汚れが残りやすいから、こうやってしっかりな。自分でもちゃんと磨けるようにしとけよ」

 

 私の腋に生えた毛を口に含んでなぶりながら、優斗はひたすら無慈悲に歯ブラシを往復させる。我慢汁をオイルとして裏筋をしつこく擦られるたびにくちゅくちゅと恥ずかしい音が響いて、私の顔もそれに相応しい下品で情けないものになっていく。

 鼻水を垂れ流し、舌をデロリと垂らしたマゾ親父がそこにいた。鏡の中にいる自分の醜態に興奮は跳ね上がり、腰が勝手に跳ねようとしてしまう。拒否感ではなく、快感を求めて。

 

「ケツ振ってたらちゃんと磨けねえだろ?もうちょい我慢しろよマゾ親父」

「ん、うぅうぅ❤❤すまん❤でも、ちんぽがあぁ❤❤」


 私が暴れた罰なのか、ブラシは一層激しくちんぽを擦り上げる。ちんぽの根本をしっかり握って固定され、ブラシを素早く往復されると首筋がのけ反って喘ぎ散らすしかない。

 自分でオナニーするのとは違う。

 セックスとも違う。

 実の息子にちんぽを玩具にされている悦び。

 

「そうそう。そのまま逃げないでちんぽゴシゴシされてような。くっせぇちんぽを綺麗にするまで我慢我慢してましょうねぇ」

「あ゛ひぃいぃ❤❤ひゃ、ひゃいぃいぃ❤わかりまじたぁ❤❤おちんぽちゃんと我慢するからぁ❤お父さんおちんぽきれいきれいにされるうぅうぅ❤❤❤」


 赤ん坊をあやすような言葉で囁かれ、私は従順に腰を突き出したまま返事をする。

 私が父親のはずなのに、子どもの歯を綺麗にするようになだめすかされながら雄臭ちんぽを綺麗にされる。

 ちんぽの穴がぴくぴくと、射精を乞うように開閉するとすぐにブラシを突き入れられて、ジョリジョリと内部をくすぐられる。

 

「う゛お゛ぉおおぉおぉぉ❤❤❤そこ、しゅごぉおおおぉぉ❤」

「もう射精するかぁ?大人のくせにザコっちいちんぽだな」


 くつくつと喉を鳴らして、優斗はいやらしい手つきでちんぽを扱き立ててくる。

 優斗の言うとおり、まだちんぽをいじられて数分しか経っていないというのに射精しそうだなんて情けなさすぎるちんぽだ。普段の私ならこの程度ならもっと我慢できるはずなのに、やはり愛する息子にちんぽを可愛がって貰っているからだろう。

 私は悦びで理性を溶かし、快感と羞恥心で何も真っ白になった頭の中では唯一「気持ちいい」という言葉だけが残っていた。

 

「だろ?マゾ親父になって汗くっせぇ身体を舐め回されんのが一番イイんだよ。脳みそに叩きこんどけよ」

「は、いぃいぃん❤❤しっかり覚えるうぅ❤ションベン穴ほじほじされでっ❤汗蒸れ腋マンコぺろぺろしゃれるのぎもぢいぃで、ずうぅうっ❤❤❤んぁあ❤あ゛ぅ❤それヤッベぇ❤❤ああぁ~~~~❤❤❤」


 優斗は上半身の汗だけでは飽き足らず、私の背後でしゃがみこんだかと思うと、蒸しあがった金玉を舐め上げたのだ。舌の上で転がすように舐めしゃぶり、そのままケツ穴と金玉の中央を舌でほじる。汗がしみ込んでいるだけではない。蟻の門渡りと呼ばれるそこはフェロモンの密集地帯であり、鼻を突き刺すような加齢臭が溜まっているはずだ。

 優斗はそこに鼻先を押し付けて、ちゅっちゅっと玉をついばんで、ついには口含んで熱い唾液をまぶしはじめたのだ。

 

「タマッ❤❤私の金玉転がされてるうぅぅ❤❤❤息子に金玉しゃぶられちゃってるうぅ❤雄臭ザーメン詰まった玉しゃぶられるのほぉおおぉ❤❤❤」


 もちろんちんぽを磨くブラシも止まらない。ぞわぞわとした刺激と裏筋の快感が脳天まで走り抜けてきて、金玉が舌で弾かれるたびに性欲丸出しの雄汁を飛ばしてよがる。

 最低だ。息子に金玉をしゃぶられて、腰をくねらせて蕩けた喘ぎ声をあげる最低の父親。

 自分を軽蔑するほどに身体が昂っていった。辱められることを嬉々として受け入れている自分がいる。

 

 いつからこんな自分になってしまったのだろう。快感でシェイクされている頭で必死にたぐろうとしても、何も思い出せない。こんな行為にふけるようになったきっかけが分からない。

 

「ん゛うぅうあああぁああぁあ❤❤❤あぁああぁぁぁん❤❤もっともっどぉ❤玉ぺろぺろしてえぇぇん❤❤」


 バキバキになったままのちんぽをブラシで磨かれながら玉に吸い付かれて、雄臭い汁がひっきりなしに床へとこぼれている。もっと強く吸ってくれとデカケツを突き出して揺すってみせると、ちんぽもブルンブルンと揺れてそこら中を汚い汁で汚染した。

 自分の雄臭をまき散らし、ちんぽを揺らして踊る変態と成り下がった私だが、更に最低な存在へと貶めるように優斗の舌が尻のすぼまりをつんつんと突き始めた。こんな、こんなの。私の一番汚いところを舐めさせるなんて。

 

「さいっこうぅうぅ❤❤❤❤ゆうとおおぉ❤❤❤そこぉ❤お父さんの汚いケツ穴ぁ❤ほっおっ❤んぉ❤❤しょこ、ほおおおぉ❤❤」

「息子に汚ぇケツ穴舐めさせて嬉ション漏らしやがって。おれが親父なら自殺してるぜ、おい」


 ああ、本当に死んでしまいたい。鏡の中でむさ苦しい虎の男が牙を剥き出しにして笑っている。ケツ穴に吸い付かれて、ねっとりと舐められながらちんぽを擦られると雄と雌の相反する快感が頭の中でぐちゃぐちゃに混ざり合い、止めてくれと懇願しようとしてもケダモノの鳴き声のようなおねだりに変換される。

 

「お゛ほおぉおおぉぉ❤❤❤ゆうとおぉ❤吸ってぇ❤私のケツ穴吸いながらおちんぽシコシコしてええぇぇ❤❤んおぉおぉ❤いくっ❤❤ケツ穴でいぐうぅぅ❤❤❤」


 ケツ穴に潜り込んだ舌がぬるぬると唾液を擦り付け、汚い音を立てていた。ぐひぐひと品性を無くした笑顔も、匂いもすべてが穢れている。

 ちんぽは小便のように我慢汁を漏らしっぱなしになり、下半身を嬲られ続ければ精液をぶちまけてしまうだろう。

 実の息子にケツ穴を吸われながらザーメンをぶちまける最低の父親になる。それはとても素晴らしいことに思えて、直腸をまさぐる舌肉を肛門で締め付ける。

 そしてちんぽがビクビクと跳ねて、ついに精液を噴き上げようとした時、アラームのような音が洗面台中に鳴り響いた。

 

「ぁあ?もう時間かよ、くそ」

「ぅうおっ❤❤あぁ❤なんで抜くんだ❤優斗❤お父さんのムレムレのケツ穴しゃぶってぇ

❤もうすぐでイくからぁ❤❤」


 あんなにしつこく舌でケツ穴をほじくり返していたくせに、湯気が立つまで火照った肛門は物欲しそうにひくついていた。

 早く続きをして欲しくて優斗の方を見ると、その手にはスマホとも違う端末のようなものが握られていた。

 やかましい電子音がそれから鳴り続けているようで、優斗が液晶を指先で何度かいじるとアラームは止まり代わりにボタンのようなアイコンが現れる。


「優斗ぉ❤そんなものいいから❤❤父さんの汗臭ぇ身体をもっと好きにしてくれ❤はやくぅ❤」


 それを見ているとなんだかい嫌な気分になり、優斗に続きをしてくれと尻を振っておねだりをする。

 頭の奥が痛い。液晶のボタンには「停止」と「切り替え」とだけ書かれており、何のボタンかも分からないはずなのに、それを押されることがとても恐ろしく感じられた。

 

「次は風呂に入れないで呼んでやるからな。洗ってねえちんぽがどんだけ臭いかよーく教えてやる」

「優斗……?何を言ってるんだ。そんなもの離して、はやく――」


 優斗がリモコンを押すと、私の意識はぷつりと途切れた。

 

 ***

 

 カレーの匂いがする。

 黒い鼻をひくつかせていると、だんだん匂いがはっきりとしてくる。野菜と肉を圧力鍋で煮込んで、ルーを入れたばかりのあの匂い。

 でも、何故だろう。ついさっきまで私の鼻には自分自身の汗の匂いがこびりついていたはずで、いや違う。ついさっき?何を言ってるんだ。

 

 そうだ、私はたった今までカレーを作っていたんじゃないか。愛する息子のために、大好物のゴロゴロした肉がたくさん入ったカレーだ。ルーは辛口だが、息子は甘い物が好きだから。違う、辛いものが好きなんだ。一緒に映画を見終わった帰りにはパフェを食べるのが習慣で、あぅ?なんだこれは、私は寝ぼけているのだろうか。

 

 私の愛する息子は、ダイスケは甘い物も映画も大嫌いなんだ。パフェなんて一緒に食べたことは無いし、退屈だからと言って映画に誘っても断られたじゃないか。

 どうしてこんな妄想を抱いたのだ。疲れているのだろうか。

 

 頭をぶんぶんと振ってもスッキリしなかったが、息子のために昼食の準備を再会する。

 カレーは大盛にして、野菜も嫌いなダイスケのために付け合わせのマカロニとベーコンを合えたものを用意する。

 ダイスケの喜ぶ顔を想像して、尻尾と尻肉が楽しそうに揺れ始める。きっと、パパが作ったカレーをたくさん食べたあとは甘えてくれるに違いない。授乳手コキもさせてくれるかもしれない。ダイスケに乳首をちゅぱちゅぱしゃぶられながらちんぽを扱く快感を想像し、ちんぽがエプロンを持ち上げ始めた。

 

 そうだ。今ようやく自分の恰好に気づいたが、私は家では裸エプロンに靴下だけを付けるようにダイスケから命令されていたんだった。

 黒地に白で猫のイラストが描かれただけのシンプルなものだが、ダイスケに買ってもらったものだけあって私に良く似合っているように思える。

 サイズは完全に合っておらず、ちんぽが萎えていれば亀頭がはみ出してしまうし、雄っぱいもほとんど隠せておらず乳首も丸見えだ。

 正直、破廉恥で恥ずかしい恰好をしている自覚はある。だが、ダイスケにお願いをされれば逆らえるわけがないし、料理をしている最中に興奮したダイスケからオマンコをいじられるのも気持ちが良いし、やめようとする気は起きなかった。

 ダイスケの指マンでイイトコロを潰される快感を思い返すとヨダレがたまる。ダイスケ好みに開発された乳首や性感帯が疼きだす。もう、一人で慰めてしまおうかとオマンコを濡らしているとちょうどダイスケの声がした。

 

「パパただいまー。ちゃんカレー作っておいてくれた?」

「ダイスケぇ❤おかえり❤❤パパ、寂しかったんだぞぉ❤」


 台所へと飛び込んできた兎の少年を鍛え上げた両の腕で思いっきり抱きしめる。私と比べてずっと小さくて頼りない雪色の身体へとエプロンごしの勃起ちんぽを押し付け、雄っぱいで顔を受け止める。

 ダイスケ。私が世界で一番愛する息子はいつもどおりに雄っぱいへ顔をぐりぐぐりと押し付けて、肥えた尻肉を鷲掴みにしてくる。ダイスケが帰って来た時のお決まりのスキンシップ。そして私が喘ぎ声を垂れ流してしまうのもいつもどおりと言える。

 

「おっおぉおぉぉ❤❤ダイスケぇ❤んっ❤」


 私の尻はパン生地と化し、息子の手のひらで好き勝手に形を変えられる。筋肉をパンパンに詰め込んでいるはずの大殿筋は、息子に鷲掴みにされるとたちまちふぬけて指を食い込まされて、尻を揺すって悦びをアピールするとますます力が強くなる。

 こうして尻を揉まれた後は指マンへと移行してしまうのが常だが、今は冷める前にカレーを食べてもらいたい。

 雄っぱいに舌を這わせているダイスケの顔に何回かキスを落としてあやしながら囁きかける。

 

「んっ❤ダイスケ❤❤パパが作ったカレーが冷めてしまうぞ❤オマンコは後にして、まずはご飯にしよう❤」

「えー、一回ぐらいいいじゃん。パパが下品な乳首とケツで出迎えるからちんぽイライラしちゃったんだもん」

「わがままを言わないでくれ❤❤今日はいつもよりいっぱい甘やかしオマンコてあげるから、な❤」


 背中とちんぽをよしよしとしてやるとようやくダイスケも尻から手を離してくれた。いつもはダイスケの望むとおりにオマンコでも雄っぱいでも使わせてあげているのだが、やはり食事の時だけは我慢するようにしつけをしてやるべきだろう。

 もう中学生――いや、何歳になるんだったか。私もボケてしまったのかもしれない。ともかく、教育のためにもセックスはベッドの上でだけにしよう。甘やかすだけではなく、厳しくしつけるのも父親の役目だ。

 

 そう決意して流し台へと向かい合った刹那。

 ダイスケは私の真後ろへと座ると尻肉に顔を擦り付けてきた。

 

「あっ❤こら❤パパが食事の準備をしてるのに、いぃ❤❤」

「パパぁ~~学校ちゅかれちゃったよぉ。パパがオマンコアクメしてるところで疲れを癒したいよぉ」


 ダメだなんて言葉は尻の谷間を広げられると霧散してしまう。自らダイスケの目線に合わせて尻を突き出して、股を開いてしまうしまつだ。

 可愛いダイスケの眼前に突き出しているのはもちもちになるまで育ててもらったデカケツとぷっくりとしたケツマンコだ。虎柄に覆われた尻の中で、谷間は唯一薄っすらとした白い毛だけが生えているが、赤黒く蕩けた尻穴の周りだけは毛で守られていない。剥き出しの弱点となったそこを、ダイスケの指が優しく撫で擦る。

 

「おぉうぅぅぅ~~❤❤❤」

「パパのエロい声はいつ聞いても疲れが取れるなぁ。オマンコも随分育ってきたね」


 完全にスイッチが入ってしまったようだ。こうなれば私にできるのはダイスケがオマンコをねぎらってくれる間、夕食の準備をすることだけだ。手を動かす間、ケツを突き出してオマンコをたくさん愛してもらうのだ。

 ダイスケに我慢を覚えさせたいが、淫唇を尖らせているオマンコは我慢なんてできない。唾液を纏わせた舌でねっとりと舐め上げられると男らしさの欠片もない声が響く。

 

「っはあぁああぁぁぁ❤❤❤ダイスケぇ❤オマンコそんなに舐められたらぁ❤❤パパ我慢できなくなるぅ❤」

「いつも我慢なんてできないでしょ。オマンコがキスしたがってて可愛いよ、パパ」

「んうぅうぅぅぅ❤❤❤ダイスケっ❤可愛いなんて言わないでくれ❤❤言われたらオマンコ気持ちよくなるだろぉ❤オマンコしゃぶって欲しくて子宮疼いてしまう❤❤❤」


 可愛い、と言われると頭の奥がじんと痺れて脳みそが蕩けてくる。言葉だけでケツがくねるほど気持ちいいのは心の底から息子を愛しているからだろう。

 もっと可愛いと言って欲しくて、つま先立ちの体勢でずいとケツをゆさゆさと躍らせる。下品に踊ればダイスケは喜んで私を可愛がってくれる。

 今日もケツの谷間に顔を埋めて、マンコ肉をべろべろと唾液まみれにしてくれた。唇で吸い付かれると膝がガクガクと笑い出す。

 こんなにいやらしい穴になるまで、ダイスケは毎日オマンコを愛してくれた。ダイスケに会う前はどんな形をしてたのかも思い出せない。きっと、どうでもいいからだろう。舐められただけでちんぽ汁を漏らすよわよわマンコになる前の人生は、無価値でつまらなかったに違いない。つまり、私のオマンコは輝かしい人生の証と言える。こんなに感じやすくてすぐにイくオマンコば、私の誇りなのだ。

 

「しっ舌ちんぽぐるっ❤❤❤オマンコずぼずぼされでるぅ❤んぉおぉおぉ❤❤❤舌おちんぽでマンコの入口ぬぽぬぽされるとオマンコすぐにいっちゃうぅぅ~~~~❤❤」


 舌先を尖らせてマンコに突き刺して内部へと掘り進んでいく。円を描くようにして直腸を一舐めしたり、内壁を押し込んだりと舌を器用に動かされると肛門がきゅっと締め付けてしまう。そうすれば締め付ける肛門を嬲るようにして引き抜いて、谷間から蟻の門渡りにまで舌を往復させた。

 優しい愛撫だ。浅い箇所を柔らかい肉で撫でられているだけなのに私はたやすく達してしまい、台所のマットへと雄臭い汁をトロトロと垂らした。ダイスケの舌先だけで下半身を支配され、台所のシンクへ涎どころか鼻水まで垂らしているがまだ本番は始まっていない。

 

「じゃあ、次ね。パパのだいちゅきなガシガシ手マンしまちゅからね~。前立腺ごりごり潰されてアクメしてね」

「あぅ❤ダイスケぇ❤ゆ、ゆっくりぃ❤❤パパすぐアクメしちゃうから、優し、ぐぅう゛ぅうぉぉおぉぉぉぉ❤❤❤」

「わ~パパのイキ声でっかぁい。指一本だけでケツ肉ブルブルしてくれるザコオマンコで僕とっても嬉ちいなぁ」


 ずぶり、と。

 私の巨体に比べればずっと小さな指が一本突き入れられた瞬間に快感が私の中を突き抜けた。直腸はすぐさま指へとしゃぶりついて、自分を良くしてくれる肉をヒダで舐めしゃぶり、大殿筋をつかってぎちぎちに締め付ける。指先が軽く内部を前後するだけで暴力的な快楽が私を殴りつける。

 

「んおおおぉぉ❤❤お゛っ❤はあぁぁ❤❤」

「まだ指入れただけなのにすっごいアクメしてるね~~。じゃあ前立腺さんを潰したらどうなるのかな~~?パパ教えて」

「お゛っ❤❤――ん゛っほおおぉおぉ❤❤❤いぐぅうぅぅ❤」


 直腸の中でぷっくりと膨らんだそこへ指を突き立てられて快楽の電流が胎内を痺れさせた。熱く蕩けた膣肉が指へと絡みつくが、そんなもので息子は止まらない。開発されたおかげで腸内の中で分かりやすく膨らんでしまった前立腺を、くにくにと押し込むようにされてシンクへと爪を立てて悶えた。

 

「オマンコい゛ぃぃ❤そご弱いがら、おおぉぉ❤❤❤オマンコ指でぐりぐりざれですぐにいっぢゃうぅうぅ❤んうぅうぅ❤❤」

「もういっちゃう?アクメしちゃうの?」

「するうぅ❤❤パパアクメクルッ❤前立腺こねこねされるどおぉ❤いぐっ❤パパオマンコは弱いがらぁああ❤❤う゛ぉ❤指ずぼずぼされるだけですぐにいっちゃうぅうぅ❤❤❤」


 太ましい腰をくねらせて私は欲望のままに叫ぶ。こうして気持ちいいと言葉にして伝えてやるとダイスケは喜んでもっと私のオマンコを追い込んでくれる。そして言葉で快感を形にすると脳みその奥がどろどろに溶けていくみたいな心地よさが溢れてくる。息子への愛情や快感を伝えれば伝えるほどに気持ちよくなれるなんて、幸せすぎてちんぽからぶびゅりと汁を飛ばしてしまう。

 

 シンクに手をつき、興奮しきった甘え顔で「もっとぉ❤」とねだっているとダイスケはすぐに指の本数を増やしてくれた。人差し指と中指、薬指までもまとめて突き入れて、腸内を強引にこじあける。

 指一本で負けかけていたオマンコだ。一気に三本もねじこまれては耐えられるはずもなく私の視界で火花が飛び散った。腰がガクンと落ちて、屈強なはずの下半身が崩れかける。

 

「ちょっとパパ。オマンコはしっかり突き出してないとめーでしょ? 僕のお願い聞けないの?」

「す、すまんっ❤❤❤パパオマンコきっついぃいぃ❤オマンコぐりぐりむりっ❤❤お゛~~っ❤マンコ壁がりがりじないでぇん❤❤いぐ❤いきっぱなしでオマンコやばいのほおぉ❤❤❤」

「いいからケツしっかり持ち上げてよ。僕のこと好きなんでしょ?好きなら我慢できるよね?可愛いパパは大好きな僕のお願いは何でも聞けるんだもんね」


 ダイスケの言葉が耳から脳みそへとしみ込んでくると笑っていた膝が持ち直す。そうだ。私はダイスケとの約束を破れない。だって、私はダイスケが大好きなのだから。大好きだからお願いを聞かなければいけない。それが私の幸せなのだ。そうすれば可愛いと言ってもらえる。気持ちよくなれるのだ。今だって、可愛いと言われるだけでマンコがうねって顔がニタニタした笑みを形作っている。

 

「そうそう、好きな僕にオマンコごりごりされて気持ちいいよね。今度は、気持ちよくなったら愛してるって言おうか。わかった?」


 そしてダイスケは空いた手でスマホのような端末をいじりはじめた。そんなものより私のオマンコをいじって欲しいのに。ああ、端末をいじくりまわしていると脳みそがむずむずする。

 

「オッ❤おううぅうぅ❤❤きも、きもちいぃ❤んぉ❤う゛ぁ❤」

「ほら、気持ちいいよね。オマンコぐちゅぐちゅだもんね。そんな時は何て言うの?」

 

 気持ち悪いのにちんぽがダラダラ汁を漏らし始める。気持ちいい。痛みを感じない針で脳みそを抜き差しされてる。あー、ぎもぢいぃ。そうだ、気持ちいい。気持ち悪いのに。マンコと脳みそがかきまわされている。気持ちいい。気持ちいいときは、そうだ。

 

「あ、あいじでるうぅうぅ❤❤❤ダイスケぇ❤オマンコあいじでるぅ❤❤愛してるぞおぉ❤❤ぐちゅぐちゅじでるうぅ❤愛してる愛してるううぅぅ❤❤❤」

「ん、僕もパパを愛してるよ。もっと愛してるって言わせてあげるね」


 根本まで突き入れられた指が、オマンコを広げるためにぐりぐりと回転する。指関節が前立腺をゴリゴリと押し潰すたびに視界で火花が飛び散る。指を広げて肛門を拡張されるのも、指先から根本までズボズボされるのもどれも気持ちが良すぎてデカケツが上下に揺れ始める。回転する指に潰される前立腺が、精液をぶちまけたいと訴えている。

 

「ほっ❤あいしでるぅ❤❤オマンコ❤オマンコ愛してるうぅ❤イぐっ❤指愛してる❤愛してるううぅ❤❤んおおぉおぉ❤」


 絶頂が近いオマンコが、もっと深くまで抉って欲しくて勝手にケツを動かしている。前立腺をごりごりされるのにオマンコがようやく馴染んできたのに、今度は指をバラバラに動かして中を掻きむしられる。

 口の端から唾液をこぼしながら上下左右に腰を動かしていると、ダイスケからくつくつと笑い声が漏れた。

 

「あ、もういっちゃう?パパのオマンコ弱いもんね。恥ずかしいオマンコしてるね」

「愛してるう゛うぅ❤は、恥ずかしくなんがぁ❤❤❤あいしてるっ❤ダイスケのおちんぽをきもちよぐするためのオマンコだがらぁ❤❤愛してる❤愛してるぅうぅ❤❤はずかしぐなんか、ない゛いぃいぃ❤」

「あ、そんな設定にしたっけ。でも、本当は恥ずかしいんだよ。」


 はず、かしい?

 私のイキっぱなしのオマンコが恥ずかしいだと?でも、ダイスケは喜んでくれたはずだし、素晴らしい人生の証であり誇りのはず。

 う、ぁ。違う。恥ずかしい。雄のくせにこんなに弱いオマンコをしてるなんて。ダイスケの指でかき混ぜられるとすぐイくオマンコをしてるなんて。ああ、ぁあぁ。

 

「いや、嫌だあ゛ああぁああぁ❤❤❤やめでやめでやめてえええぇ❤❤パパのオマンコ❤お゛っ❤かきまぜないでぐれえぇ❤❤ひい゛いいぃ❤恥ずかしいオマンコぐちゅぐちゅじないでええぇぇ❤❤❤」

「やっとわかった?パパがこんなモロ感オマンコしてるなんて恥ずかしいことなんだよ。おっぱいもケツもムチムチでちんぽに媚びてるし、全身恥ずかしいね」

「お、ううぅうぅぅ❤❤❤」


 私の脂と筋肉が乗った身体について指摘されると、羞恥心で全身の毛が逆立ちそうだ。乳首は指先よりもでかいし、開発されて赤黒くなっている、乳もケツも柔らかくって、ダイスケに揉まれるとすぐ発情してしまう雌の肉に成り下がっている。こんな、こんなみっともない身体を裸エプロンで晒しているなんて、今すぐにでも恥ずかしく下品な身体を隠したい。

 

 しかし、ダイスケの指は許してくれずにマンコをかき混ぜる。グポグポと空気と愛液がかき混ぜられる音が恥ずかしい。指を根本まで突っ込んでから引き抜かれると肛門が伸びて指に吸い付いてしまうのが恥ずかしい。身体をくねらせると乳や尻がゆっさゆっさと踊ってしまうことが恥ずかしい。

 

 恥ずかしい、恥ずかしくて気持ちが良くなってもっと大きく下品な音を立てるように肛門に力をこめて――あれ?

 

「あ、お゛おぉおおぉ❤❤❤うぉ?あ、なにごれぇ❤あっ❤❤恥ずかしい❤オマンコはずかしいのにぃいぃ❤❤こんなのぉ❤オマンコむずむずするぅ❤おぉおぉ❤❤」

「そうそう、恥ずかしいことって気持ちいいもんね。見られるのも下品なオマンコもぜんぶ恥ずかしくって、気持ちいい」


 ダイスケの視線に晒されているデカケツにゾクゾクと快楽の虫が這いまわっているような悦びが走る。

 背中いをしならせながらデカケツを上下にヘコヘコと振って下品な唸り声を上げてみせるとあまりのみじめさにちんぽが歓喜の汁を吐いた。

 恥ずかしい。イきたくって痙攣しっぱなしのオマンコがダイスケの前に晒されている。肛門を尖らせてせわしなく収縮させている。開きっぱなしの肉はうねうねと絶頂を求めて大忙しだ。恥知らずなマンコが絶頂を求めて勝手にケツを振らせている。

 

「うわ~~すっごい下品にケツ振っちゃってるね。恥ずかしくないの?」

「あ、愛してるううぅ❤❤❤ケツ振りダンス愛してる❤だっで、恥ずかしくなるど愛してるがらぁ❤❤オマンコ愛してるうぅぅ❤お゛っ❤おおぉおぉ~~~~❤❤❤❤」


 ダイスケに辱めの言葉を吐き掛けられると舌を伸ばして絶頂してしまった。ひと際足を広げると。ちんぽから白濁が混じった我慢汁をどぷどぷと噴き上げてイキ声をあげる。

 かきまわされるマンコよりも、ダイスケにこの醜態を全て見られているという羞恥心の方がはるかに気持ち良かった。こんな感覚は知らない。こんなの初めてだ。私の身体は全て男を誘う下品なもので、それを見られていると意識するだけでマンコがひくついていくらでもちんぽから汁を漏らしてしまう。止まらない。全身気持ちいいのが止まらない。

 

「あ゛~~~っ❤❤愛してる愛してる愛してるうううぅ❤❤❤全身愛してるうぅ❤んあぁ❤オマンコびくびくじでるの見られてあいじでるの止まらないいぃいぃ❤❤むりぃ❤いぐっ❤おおぉぉ❤❤あ、愛してるぅうぅぅぅ❤❤❤❤」

「もう頭ばかになっちゃったかな?オジサンはすぐばかになっちゃってかわいいよね、いっつも」


 オジサン?愛する息子に他人のような呼び方をされることに違和感が湧いたが、そんなもの快感ですぐに流されてしまう。羞恥心に加えて「可愛い」という言葉まで貰って私の脳みそは気持ちいいで埋め尽くされてしまう。全身の穴からどろどろと体液を垂れ流して快感をむさぼるだけの畜生と成り果てて、イキっぱなしのオマンコをアピールするようにケツを振り立てる。

 ちんぽをねだって踊る娼婦以下の仕草をしている自分にまたも気持ちよくなり、マンコ肉がクパクパと開閉する。

 

「ほら、もっと恥ずかしくしてあげるから。脚持ち上げて」

「ひう゛っ❤はず、かしいぃ❤❤愛してるからぁ❤オマンコ見ないでくれ❤」

「いいから、早く。パパの子どもの命令だよ?」


 有無を言わさぬ口調で命令されると逆らえなかった。

 言われるがままに太ももを持ち上げてマンコを露出させると脳みそがまた気持ち良くなって、ダイスケの言葉に従うことが幸福であると再認識させられる。

 キッチンで、裸エプロンに靴下だけという変態じみた格好で陰部を曝け出しているというシチュエーションでもまた興奮しちんぽは硬くなったまま萎える気配が無い。むしろ、これからもっと辱めてもらえるのだという期待に涎を溢れっぱなしにさせていた。

 

「あ゛ひぃ❤愛してるぅ❤❤愛してるぅ❤すっげ、ぞくぞくする❤」

「うんうん。もっと気持ちいいでしょ。パパはそれでいいんだよ。僕の命令を聞いてたら、もっと幸せになるからね。僕に愛してるって言ったらもっと気持ちよくなれるようにしてあげる」


 そして、ダイスケがまた端末をいじると連動して私の脳みその奥がいじられるような感覚がした。だが、さっきよりも嫌悪感や拒否感はずっと薄かった。逆にダイスケへの親愛が湧き上がり、マンコの奥がきゅんきゅんとする。切なくて、抑えきれない衝動が言葉となって私の口から溢れ出る。

 

「あ、愛してる゛、う゛ぅううう゛お゛おおッ❤❤❤あへぁああ❤愛してる❤な、なにごれぇ、お゛おぉおぉ❤❤」

「嬉しいなあ。僕もパパが大好きだよ。もっと言ってみようか」


 ダイスケに愛していると吠えるたびにマンコ肉が勝手にうねって全身の神経に快感が駆け巡る。鼻につく生臭い匂いは私の体液だろう。愛していると告げるとちんぽから我慢汁と精液が混じったものが噴き上がっていたが、同時にマンコからも潮でも噴いたかのように愛液が噴き出している。

 全身、どこにも触られていないというのに性感帯の全てがジンジンとして、視界がぼやけて定まらない。快感に反応して愛していると叫ぶとまた気持ちよくなって、快楽の無限ループへと陥っていた。

 

「お゛ーーっ❤❤おお゛おぉおぉぉ❤❤❤んおおぉおぉおぉぉ❤❤」


 愛していると叫ばなければいけないのに私の口からは形にならないうめき声ばかりが吐き出されていた。シンクへと鼻水が垂れ落ちていた。脳みそが溶けているのではないかと思うような量で体液を垂れ流し、私から知性や理性というものが急速に失われていった。

 だが、その感覚は決して不快なものではなく自分が変質していく快感をザーメンを漏らして迎合していた。

 

「パパ、限界かなぁ?一回リセットしたら、次はラブラブオマンコしようね~~」

「ォ、お゛っ❤❤❤う゛ぉおぉぉぉぉ❤❤」


 そしてダイスケの指が前立腺を押し潰した。

 さきほどまでの指マンが優しく加減されていたのだと嫌でも分かる激しさ。押し潰した前立腺をごりっごりっと左右にこねている。それは快感を与えているというより家畜を射精に導くための作業に近かった。

 

「ぐるぉおおぉおぉぉぉおぉぉぉぉ❤❤❤❤」


 目の裏で火花が飛ぶ。

 食いしばった口の端からケダモノの呼吸が漏れ出て、同時に涎もせきを切ったように溢れていた。

 愛してる。愛してる。気持ちいい。愛してる。愛してる。

 叫ばなければと私の中で何かが命じている。

 でも無理だ。膝が余計にくの字に曲がる。ケツを突き出して、オマンコを抉られることに全神経が使われていた。

 

「ぐっお゛~~~~~❤❤❤ほっ❤ほっ❤ほぉっ❤お゛ほおぉおぉぉ~~~~❤❤❤❤」


 びちゃびちゃと台所の床にザーメンをぶちまけてもダイスケの指は止まらなかった。

 イったばかりのオマンコを何度か激しくかき混ぜて、絶頂したらまた前立腺を潰す。モロ感なマンコが連続でイって更に感度を高めたせいで、痙攣しながら愛液を噴き上げていた。

 ダイスケは尻肉へ舌を這わせながら「今日は僕で最後だから、ゆっくり楽しもうね」と囁いた。愛する息子の言葉の意味は私には良く理解できないが、腸内をかき混ぜられる感触に浸っているとすぐにどうでもよくなる。

 ダイスケの股間でバキバキに硬くなったちんぽが勃っているのを見て、次はどうやって弄んで貰えるのかとマンコが疼いて仕方がなくなった。

 

 ***

 

「定期検査の時間です」


 声がした。

 まぶたを開くと強い光が目を刺した。手術台のようなベッドの上で寝そべっている私を犬の少年が覗きこんでいる。どこかで会った気がするのだが思い出せない。頭に霞がかかったようにぼんやりとしており、思考が纏まらなかった。

 手足もだらしなく手術台の上に投げ出されており、全身がクラゲになったように腑抜けている。そんな中で乳首とちんぽだけはギンギンに硬いままだった。

 

「ホルモンが増えてますね。脳が快楽漬けになっている証拠です」

「……ォ、うぉ、おぉ❤ハァッ❤ああぁ……❤❤」


 犬の子の言うとおりだった。

 気持ちが良い。

 快楽のプールに全身を浸されている心地だった。何もしていなくてもケツの奥から快感がひっきりなしに溢れてきて、私の身体が受け止められなかったぶんはちんぽ汁として鈴口からダラダラと溢れていた。

 

「スイッチが入りっぱなしになってるんです。もう戻りませんよ」

「も、戻らな……お゛うっ❤おぉ、ほっお゛おぉぉ❤❤んぉおぉ❤」

「そうです。頭のスイッチが入ったんです。ず~~っと『お父さん』になっていたおかげですね。何もしなくてもオマンコは気持ちいいままです。一生ね」


 耳元で囁かれてちんぽがビクンと跳ねたが私の手足は相変わらず何の反応も示さなかった。頬を手術台へとくっつけて、みじめに唾液の海を広げるだけだった。

 腸内がわずかに震えるだけでも快楽の大波が起こり、私の脳みそまでもかき回されていた。恐怖は無い。こんな快感が一生続くなんて素晴らしいことだとふやけた頭で幸福を享受していた。

 

「うぅーー❤❤あうぅ❤ケツぅ❤ケツいいぃ❤へ、ぁあぁ❤」

「いいですよね。あなたは、これで立派な『おとうさん』になれます。あなたはこうなるために来たんですもんね」


 このために、そうだ。

 私は素晴らしいお父さんになるためにこうして気持ち良くなっているんだ。身体の奥をいじられる。ケツからこみあげる快感。脳みそをいじられる快感。幸福。こうして快感をむさぼってちんぽ汁と鼻水をダラダラ流すお父さんになったのだ。

 

 このため、に?

 

「そうですよ。あなたは息子の性処理をするのが大好きなお父さんになったんです。ずっとずっと、ケツを使って『おとうさん』として、息子たちのちんぽを幸せにしなくては」


 息子。

 その言葉で頭に浮かんだのは私に良く似た虎の少年だった。

 小学生の頃の。最後に見た笑顔だ。

 あアぁ、この子どもの名前も思い出せない。私の息子のはずなのに。この子のために私は、ケツでイくのが大好きに、違う。

 私は、わたしは――

 

「あなたは『おとうさん』です」


 声がする。

 ちんぽからまた汁が出た。身体がぞくぞくとする。ケツをきゅっとしめるとまた気持ち良くなって間抜けな声が搾りだされた。

 いく、またいぐ。ちんぽが気持ち良くなっていく。いくの止まらない。

 

「だからあなたの子どもたちをいっぱい気持ち良くしなくてはいけません」

「ハァ❤あ゛うぅ❤❤息子ぉ❤わたしの゛ぉ❤」


 ちんぽ。

 違う。この子の言っていることはおかしい。

 息子のちんぽ気持ち良くしなければ。ちんぽ欲しい。イく。息子の硬いちんぽを想像してオマンコうずく。

 ちんぽから汁が飛ぶ。子どもたちという囁きを感じるだけで身体の反応が良くなる。消える。ようやく思い出せそうになったあの子の顔が、声が、名前が。

 ちんぽ。息子のちんぽ欲しい。

 

「次の子はすっごくちんぽがデカいですからね……オマンコの奥までごりごりしてもらえますよ『おとうさん』」


 ち、ちんぽ。

 でっかいちんぽでオマンコを突かれるなんて。ケツを、ぁぁぁ……ちんぽ。オマンコの気持ちいいところを息子のちんぽで。ごりごりって。ちんぽ、ちんぽ、ちんぽ。

 

 あ、ぁあぁぁぁ

 

 ***

 

 柔らかい、洗い立てのシーツの感触だ。

 けれどその匂いにはかすかに雄の匂いが混じっていた。汗とちんぽの匂いが混ざり合って、染みついたもの。

 このベッドで交尾を繰り返して、もはや取れなくなってしまった淫臭。ベッドへ顔を埋めて息を吸い込むと頭の奥まで淫らな匂いがしみ込んでいくようだった。

 私の求めてやまない、雄の匂い。

 

 私の寝室にあるのはこのベッドだけ。

 それ以外は不要だ。

 うっとりと淫香に浸りながら、自然と腰をくねらせる。

 私が纏っているものといえば尻肉の面積に比べてはるかに少ない布地だけの紐パンと靴下だけであり、その布地も半ば透けていて私のちんぽの形や色まで分かってしまういやらしいものだ。といっても、今の私は匂いだけでちんぽを甘く勃起させており紐パン程度ではおさまりきらなくなっている。これからの淫らな行いを心待ちにしているのだと嫌でも分かるだろう。

 

「あぁ……❤❤❤」


 滲み出る汗と一緒に雌の声がこぼれた。もうすぐ、私の愛する息子がやってくる。

 私はここで待っているだけでいい。彼のたくましいちんぽが私を征服して、尊厳や貞淑さを全てぶち壊してくれる。息子のちんぽに屈服し、ただの雌になってよがるだけの肉塊になれるのだ。


「雌くっせぇ。もうできあがってんじゃねえかオッサン」


 そして、待ちかねた声がした。

 ドアを開けて現れたのはみっちりと腹の肉を詰めたイノシシの少年だった。ボクサーパンツだけしか身に着けていない下半身は、雄の匂いをプンプンとさせた肉棒が膨らみを作っていた。

 太ももも、腕の肉も贅肉がたっぷりとついて丸々としたラインをしているのに、股間の膨らみだけが凶悪に尖っている。私を匂いだけで従えてしまう肉の槍だ。

 

 息子は……あぁ、名前はなんだったか。

 愛おしい息子の名前を思い出せないなんて父親失格だ。でも、今はぎんぎんのおちんぽの事しか考えられないのだから仕方ない。

 

「すっかり馬鹿面になってんな。ちんぽ欲しくてマンコ疼きっぱなしになってんだろ?」


 息子は、ベッドで呆けている私に歩み寄ると顎の下をくい、と手で持ち上げた。

 それは実父にするもではなく、娼婦相手にするような真似であるが私は「おとうさん」として息子のちんぽに奉仕るするだけの雌穴なのだから当然の扱いだ。以前、息子にこんなことをされれば怒っていたところだが、今は雌として扱われる悦びにまなじりを下げている。

 

「面倒くせぇのはダリィからよ、設定なんぞ無しだ。テメェはオマンコを使われて鳴いてりゃいい。分かったか?」

「わ、分かった❤おとうさんのオマンコをいっぱい使ってくれ❤❤はや、んむっ❤んぶぶうぅ❤❤❤」


 媚をたっぷり含んだ声で答えると、ボクサーパンツの膨らみを顔面へと押し付けてくれた。若々しいオスの香りを直接嗅覚へと叩き込まれて、卒倒しそうになる。無論、その匂いが不快なためではない。私にとっては本能を呼び起こしてくれる最高のフェロモンだ。

 

「くくっ。ちんぽ顔に押し付けられてキマってんじゃん。おっさんのくせによぉ」

「ふごおおぉおぉ❤❤❤ふ゛ううっ❤❤」


 ボクサーパンツの布地ごしに伝わってくる熱と硬度は私のような中年親父にはない、本物のオスのものだ。こんなに素晴らしいものを顔で感じさせてくれるなんて幸福で頭がおかしくなりそうだった。

 今すぐにでも下着をずり降ろしてちんぽにしゃぶりつきたかった。喉奥まで使って扱き立てて射精してくれるまで吸い付いていたい。しかし息子が許可を出すまで、ちんぽに無断にしゃぶりつくことは許されないのだ。

 

「モノ欲しそうな顔してんじゃねえよ。息子にちんぽ押し付けられて発情するなんぞそれでもガキがいる父親かよ?」


 もちろん。私以上の「おとうさん」なんてそうはいないだろう。息子のちんぽへの愛情なら誰にも負けるつもりはない。

 そう答えたかったが無理だ。何故なら歯を噛みしめ口を閉じ続けていなければ下着ごしのちんぽにしゃぶりついてしまいそうだったからだ。

 

「その馬鹿面見てやってもいいんだがおれもおさまりつかねえからよ……舐めろ」


 その言葉を受けた瞬間、私は下着をずりおろして顎が外れるほどに大きな巨根を飲み込んだ。わざと舌根を押さえつけながら喉奥にまで一気に肉棒で口内を埋め尽くす。

 

「おーおーガッツキやがって。ずいぶんと育ってんじゃねえか」


 返事をする余裕は無かった。おあずけを食らっていたペットのようにちんぽにむさぼりつくのに必死だった。立派に張ったカリ首が喉の入口を押し広げるのも構わずに無理やりのみこんで、締め付けながら顔を動かすとちんぽはさらに大きく硬くなった。

 私のマズルの奥まできてもまだ余裕を残している息子のちんぽの逞しさ。喉奥に先走りを擦り付けられて嘔吐感を催すが、それよりもちんぽを咥えこめる幸福のほうが大きかった。

 

「いいぜぇ、脳みそ洗浄されてもフェラの仕方は染みついてるみてえだな」


 嬉しそうな声を上げた息子は私の頭を押さえつけてぐりぐりとちんぽをねじこんでくる。

 そうすると陰毛のあたりに私の鼻が埋め込まれることになり、食道にまで届いているちんぽと合わせて私を酸欠に陥らせる。

 微かに空いた隙間から辛うじて呼吸ができる程度であり、その酸素も息子の雄臭に汚染されておりふごふごと鼻を鳴らすたびに息子のフェロモンで脳が支配される。

 

 抜き差しされず、ただ一方的に押し込まれ、掘りこまれ、突かれ続ける。もっと奥深くまで侵入されて、喉の締め付けを堪能される。通常の何倍にも拡げられた食道は悲鳴を上げて裂けてしまいそうだ。だがその苦しみすらも心地よい。

 ちんぽと口の隙間から汚液を溢れさせ、鼻からも胃液と涎を混ぜたものを垂らし、瞳からは歓喜のしずくをこぼす。

 吐くこともえずくことも許されず、ちんぽによって私は死にかけていた。だが、私は逃げようともせずにその苦しみを受け入れていた。息子のちんぽに殺されかけながら、ケツマンコは愛液を滲ませて震えていた。息子のちんぽを喉奥まで突っ込まれるだけで、メスイキを何度も繰り返しているのだ。

 

「ちんぽしゃぶってるだけでメスイキしてんじゃねえか。じゃあ、もっといいモン舐めさせてやったらどうなるかねぇ」

「んぶっ❤んじゅぼお゛ぉおぉぉ❤❤❤んげぇええぇ❤❤」


 私の頭が掴まれたかと思うと、予告も無くちんぽが引き抜かれた。

 食道にまで埋め込まれていたちんぽがカリ首で喉を逆撫でしながら引き抜かれたのだ。こみあげる嘔吐感を必死に抑えようとしたがとどめることはできず、粘度の高い透明な汁が嗚咽と一緒に吐き出される。同時に、鼻からも逆流した胃液が噴き出して私は豚のように鳴きながら胃や食道を痙攣させた。

 

「げぇえ゛ぇ❤ぉお゛え゛ええぇ❤❤❤う゛げぇ❤」

「ゲロ吐きながらイってんじゃねえよ。オラ、次はこっちだぜ」


 そして、息子は太ももに引っかかっていた下着を投げ捨てると、ずいと尻肉を突き出してきた。腹に負けず劣らず脂がたっぷりとついて丸々とした尻肉はちんぽをしゃぶられた昂ぶりか、汗で毛皮を湿らせていた。

 尻の下でふてぶてしくぶら下がっているのは多くの雄に劣等感を抱かせるであろう睾丸だ。並外れた巨根にふさわしく、鶏卵ほどはあろうかというサイズのそれに入っている強靭な精虫を想像し、私は太ももを擦り合わせた。この雄に服従したい、と腹の奥がきゅんきゅんとする。

 

 金玉を舐め回したいところだが、息子の意図をくみ取って肥えた尻肉へと顔を寄せる。

 突き刺すような匂いはちんぽ臭とは違うが、私の劣情を刺激するもの。その匂いの発生源。谷間に挟まれ、汗でたっぷりと蒸らされた肉の蕾に出会うべき、そっと尻肉を割り開いた。

 

「ぐひひ、丁寧に舐めろよ?これも親父の大好きなモンだもんなぁ?」

「はぁあぁぁぁ❤❤分かった❤おとうさんが、息子のケツ穴を綺麗にしてあげるからな❤」

 

 唾液を溢れるままに任せて、尻肉に谷間へと鼻づらを押し込んだ。

 すると襲うのは涙が止まらなくなるような刺激臭。若い雄のフェロモンが詰まった谷間を黒い鼻でかきわけて目指すのは汗でじっとりと濡れた肛門だ。

 ぐりぐりと、己の鼻を肛門で押しつぶす。顔面を尻の谷間にねじ込んで決して清潔とはいえない恥部であるが、私にとっては何よりも愛おしい匂いだ。鼻先が軽く肛門に埋没するまで押し付けてから、ふごふごと鼻を鳴らす。息を吸うごとにちんぽに負けない濃厚なオスの香りがして、意識がトビそうになる。

 幸福に犯されたまま、舌肉を使って尻の谷間を上から下までねっとりと舐め上げる。愛撫ではない。息子は私と違って本物のオスなのだから。これは息子への服従の証であり、敬愛を示すキスだ。肛門をわざと下品な音を立てて舐め回し、皺の一つ一つまで丁寧に舌先で掃除する。

 

「おーなかなかいいぜ。ケツ穴だけじゃなく玉も舐めさせてやるよ。嬉しいだろ?」

「ふぁ、ふぁいいぃ❤❤ンジュルッ❤ちゅぱ❤んちゅ❤❤キンタマうんめぇぇ❤」

 

 舌を肛門から滑らせてたどり着いたのはふてぶてしい睾丸だ。小ぶりな林檎ほどはあろうかというそれを舌の上で転がして唾液まみれにしてやってから片方ずつ口に含んで口内粘膜で奉仕する。金玉の油をあますところなく舐め取りながら、中でビチビチとうごめく精子に胸を高鳴らせる。

 金玉を舐める間も鼻を蟻の門渡りへと押し付けて、突き刺すような凝縮された雄臭さが鼻を犯す。悪臭と分類されてしかるべきそれを、私は恍惚とした顔で受け入れる。私を支配する淫臭を嗅ぎまわり、金玉を舐めしゃぶり、鉄芯でも入ってるかのような硬いちんぽを扱きたてる。

 

「へへ……ガッツキやがって。このままじゃザーメン漏らしちまうぜぇ?」

「ふごおぉ❤❤ジュゾッ❤んぶうぅうぅぅ❤」

「聞いてねえなぁ。ザーメンはマンコに出してやっから離れろ」


 まだケツ穴を舐め足りなくて口周りを舐め回してしまうが、ケツにちんぽが貰えるとなれば従うしかない。

 息子がベッドへ腰掛けると、裏筋も竿も亀頭もバキバキに硬くなった肉槍を突きつけて言外の命令を下す。愛する息子の命令をオマンコは理解して、息子の顔に雄っぱいを押し付けながらゆっくりと腰を下ろしていった。

 

「あ゛っあ゛あっあぁあぁぁ~~~~❤❤❤おちんぽふっといぃぃぃん❤❤❤❤」


 愛液で濡れて準備万端になっていたとはいえ、この息子のちんぽはこれまで経験したことの無いサイズであり、一気に突っ込むことができないほどだ。

 私が快感に腰を止めるたびに息子は乳首へと歯を立てて催促するが、決して自分から腰を動かしてはくれなかった。

 デカケツを掴み上げられて、思い切り最奥でちんぽを突き立てられたいのに。息子は私が鼻水を垂らしてはひはひと喘ぐさまを見上げるだけだ。

 

「おぅうぅ❤❤んおぅうぅーー❤」

「腰が止まってんぞ淫売。しっかり子宮まで咥えこめよ」


 私が快感の限界を超えて停止すると、乳首を歯と指の両方で挟み込んで、ぎりぎりと引っ張られる。マンコに負けず開発され、肥大化した乳首を引き延ばされる刺激に脳が痺れ、下半身を支える指令を出せなくなる。つまり、私のデカケツが力なく落ちてちんぽを結腸にまで咥えてしまう。

 

「お゛ひょお゛おおぉおおぉぉおぉおっ❤❤❤❤」


 圧倒的な質量をもつ肉が自分の中を埋め尽くす。まるで脳みそまでちんぽが届いたような衝撃に首筋をのけ反らせて喘いだ。舌がぴんと伸びて、息子の身体をきつく抱きしめる。そうしないと意識がどこかに飛んでいってしまいそうだった。

 

 しかし、息子は私に対して一片の容赦も無かった。最奥まで届いたちんぽが動き出し、マンコ壁を擦り上げ始めたのだ。オマンコは肉棒によってごりごりと抉られる快感を刻み込まれており、あっという間に快楽の海へと叩き込まれる。

 

「ぎ、ぎもぢぃいいぃぃぃい❤❤❤オマンコずぼずぼされでイグいぐうぅぅぅ❤❤んっおおぉぉおぉぉ❤❤❤」

「良い締まりっぷりだぜ。これまで短小ばっか相手してたんじゃねえかぁ?」

「は、いぃいぃ❤❤ごんなのぉおぉ❤ごんなっ❤ぶっといおちんぽ知らない゛ぃいぃ❤❤❤おぅうぅ❤奥ぅ❤オマンコの奥もっと突いてェぇえぇぇぇ❤❤❤❤」


 こんなに奥まで届いて、マンコを強引に押し広げてくれるデカマラを私は知らない。

 だが、オマンコは苦痛なんて全く感じずに幸福と快楽だけを脳へと伝える。いつからこんな淫乱マンコになってしまったのか、もはや思い出せないがそんなことはどうでも良かった。こうして、立派なおとうさんとのオマンコになれたことが嬉しくて、歓喜の喘ぎ声を抑えることができない。

 

「あ゛ひぃいぃいぃぃ❤❤❤んっお゛おぉ❤❤イグッ❤いぐぅうぅ❤❤デカマラでいぐっ❤オマンコごりごりざれでいがざれるうぅうぅぅ❤❤❤んっほおぉおぉぉ❤❤」


 亀頭が結腸を強く叩き、一度も触れていないちんぽが跳ねてザーメンをぶちまけた。ちんぽなんてもう二度と使うことが無いというのに、精液だけは濃く多大な量で私と息子の身体を白く染めた。

 マンコの奥から舌先まで全身を痙攣させて快感を受け止める私へと「もっとキモチイイマンコにしてやるよ」と囁きかけて、ちんぽを引き抜いた・

 

「ん゛ぅうぅ❤❤ぁあぅ❤ぬ、抜かないでくれぇ❤もっとぉおぉ❤」

「おれに催促するたぁ生意気な親父だな。黙ってケツ向けて寝ころべ」


 そして私をベッドへとうつ伏せの体勢で寝かせると、息子は携帯端末のようなものを取り出して私へと向けた。それがとても嬉しいことのような、私に幸せなことが起きる予感がして顔を緩ませていると息子は何度か液晶のボタンをタップした。それと同時に頭の奥とオマンコがむずむずとして、心地よさに腰をくねらせてしまう。ちんぽをハメられた時ぐらい気持ちが良くて、口とオマンコから涎がだらだら溢れ出す。

 

「頭ン中イジられてキマってんじゃねえか。もう終わりだなお前」

「は、はやぐぅ~~❤いいがら、ちんぽぉ❤❤❤」

「良い顔すんなぁ。気に入ったぜお前。ぶっ壊して、おれが飼ってやる」


 不遜ともいえるおねだりだが、息子は口角を持ち上げたまま私の太ももへと跨った。尻尾をぐいと引っ張られて逃げられないようにされたまま、ちんぽをずぶずぶと挿入される。

 二回目のちんぽはさっきよりもはるかに気持ちが良くて、脳みそがドロドロに溶けていく感覚がした。何故こんなにも気持ちがいいのか、自分でも理解ができないままちんぽは蕩けたオマンコを掘り進み、あっけなく結腸にまで到達した。それは脳みそにまでちんぽを突っ込まれているような心地であり、私は目をひっくり返らせたまま醜い喘ぎ声をこぼした。

 

「ん゛ぐぅうお゛お゛ぉおぉ~~~~❤❤❤❤」

「今のうちに自分におさらばしとけよ?今日、ぶっ壊れるまでハメ倒してやっから、よっ!」


 動き出した息子のピストンは先ほどまでがお遊びのような激しさだった。私のオマンコの感じる部分全てを突き上げて、自分が快楽を得るというよりも自分の雌に作り替えるための作業をしているような動き。快感の塊を休みなく頭へ注ぎ込み、脳を壊すための律動だ。

 自分が壊される、本能的な恐怖に肉体が暴れ出そうとするが尻尾を手綱代わりにされて逃げられないままちんぽをグボグボと叩き込まれてしまう。ちんぽがザーメンや我慢汁を吐き出して、イキっぱなしになっているのにちんぽは止まってくれない。

 

 奥まで挿入し、一気に引き抜くだけの運動。それだけで肛門から結腸までのマンコ襞がめくられて、莫大な快感を生み出す。ずろぉ、と引き抜かれると肛門がひょっとこみたいに吸い付く。見えなくても、デカケツの毛皮が愛液でびしょびしょになると分かるほどに、マンコが涙を流していた。

 泣いて打ち震えるマンコへと、今度は力を込めて腰が叩きつけられる。背筋が大きくのけ反って悲鳴を上げると同時にマンコがきゅっと引き締まった。締め付けに気をよくした腰が動く。私のオマンコでザーメンをコキ捨てようと、最奥を連続でぶったたき、腸壁をひっくり返すような勢いで引き抜く。私を壊すためのピストン運動。

 

「ぐっごぉおお゛お゛ぉおおぉおぉ❤❤❤❤いぐっ❤死ぬ゛う゛ぅうぅ❤オマンコ壊れでじんじゃぅうう゛ぅう゛う゛ぅうぅぅ❤❤❤」

「そうだ、ぶっ壊してやってんだよ!頭グチャグチャにして人間に戻れねえようにしてやってんだ!」

「お゛ひい゛い゛いぃいぃ❤❤やめ゛ぇ❤ぎい゛ぃぃ❤❤いぐいぐいぐっ❤まだいぐうぅうぅ❤❤ザーメン止まらない゛ぃいぃ❤❤❤マンコマンコむり゛ぃいぃ❤ゆるじでえぇ❤❤」

「うるせえんだよ!ザーメンぶっ放してやっから、こいつでぶっ壊れ、やがれっ!」


 ちんぽが結腸の曲がり角を強引に真っすぐにすると、そのままザーメンをぶちまけた。

 同時に私も肉がたっぷりついたケツと太ももを揺らしてザーメンを吐き出した。それは中でどくどくと吐き出される濃く熱いザーメンと比べるとはるかに薄く、貧弱なザーメン。

 粘度も薄く色味も薄い私の情けない精液と違い息子のそれは結腸を破らんばかりの勢いでゲル状の白濁を叩きつけている。

 オマンコで感じる熱く滾ったザーメンが結腸を叩く快感でもまた絶頂し、もう射精もできないちんぽをブルリと震わせる。

 

「お゛ぉおお゛お゛お゛お゛ぉおぉぉ~~~~❤❤❤❤❤」


 幸せだった。

 幸せが私の中に広がっていく。

 私の何百倍も強い精子が着床させようと結腸の中を泳ぎまわり、収まりきらない精液が私の脳みそにまでぶちまけられている。

 頭の中が真っ白になっていく。ずっとイっている。もう射精が終わったはずなのに、精液の熱を感じただけでイっている。終わらない。気持ちいいのが終わらない。いく。またいった。いぐ、いくたびにオマンコが締まって精液を搾りだそうとして、またマンコが気持ちよくなっている。いぐ、イく。いぐ。

 

「へっ❤はひぃいぃ❤❤いぐ❤お゛っ❤いく❤いっでる❤❤すげっ❤うっぉ❤」

「フーーッ、どうだ?ブッ壊れたか?」

「ぉおお゛❤❤おで、壊れぇ❤あいじでるぅ❤いぐっ❤あぅうぅ❤❤マンコぉ❤おとうさんいぐ❤ぁあぁ❤はっへぇ❤❤」


 自分の口から出る言葉が理解できなかった。

 オマンコがずっと気持ち良くて、ちんぽはもう出すものも無いのに尿道口をクパクパとさせていた。

 でへでへと笑って、垂れ流している涎や鼻水を止めるという考えすらでなかった。いいから早くちんぽを動かして欲しい。もっと種付けして。オマンコを気持ち良くして欲しい。

 

「んじゃ、トドメ刺してやるか」


 再び端末を取り出すと、太い指が液晶画面を滑り始めた。

 私の脳みそがまたいじられようとしている。息子の望むままにいじられて、何を感じるか何を愛するかも好き勝手に決められてしまうのだ。

 スイッチのオンオフをするような手軽さで、私の愛情も記憶も感情も快感も、全てが変えられる。

 

 それがとても恐ろしいと分かっているはずなのに。

 

「飽きるまでは幸せにしてやるからよ……じゃあな、オッサン」


 名前も知らない息子がそのスイッチを押すまで、私は笑っていた。

 幸せそうに。気持ちよさそうに。

 

 息子の名前を思い出そうとしたけれど、最後まで思い出せないままだった。

 

 

 ***

 

「――くん、経歴表の調査が完了しました。あなたは私たちのグループに参加する権利があります」


 犬の子どもはそういって微笑みかけた。僕と同い年ぐらいに思えるけれど、言葉の端々からは大人顔負けの知性を感じる。僕とは中身が大違いなんだろう。こんなグループを作れるうえに、ビルを丸ごと自分のものにできるぐらいだし。今いる応接室もソファや机からして高級品なんだろうなと分かるシロモノだ。

 

 このグループの勧誘を受けた時は嘘っぱちに決まってると思ってたけど、本物だ。

 

「中学生のころにお父様が失踪。以降はお母さまと二人暮らし。さぞ、寂しい思いをされたのでしょうね」


 口調は優し気だけれどその声には思いやりなんてまったく感じられなかった。感情があるのかすら疑わしくなる声色だ。

 でも、構わない。僕は同情されるために来たわけじゃないし、こいつも僕を哀れむために呼んだんじゃないだろう。

 僕の目的はこのグループに参加すること。そして、この寂しさを埋めること。

 

「そんな貴方だからこのグループに参加できるのです。あなたを苦しめた報いは他の父親に償ってもらいましょう。寂しさも、苦しみも、全てあの男たちのせいなのですから」


 おとうさんスイッチ。

 実に間抜けな名前だけど、やっていることは完全な犯罪だ。

 子どもを持つ男を拉致して、洗脳。僕のような父親に捨てられた子どものオモチャにして父親たちへの復讐と子どものケアを両立させる。

 

 狂ってる。

 きっと、父親に捨てられたことのない奴らはそう思うんだろう。僕たちの苦しみも知らず偽善的なことをほざくんだ。

 僕たちがどれだけ苦しんだかも知らないで。

 僕たちが傷つけられたんだから、その分の苦しみを返してやって何が悪いっていうんだ。あいつらも同じ父親なんだ。

 

「そのとおりです。あなたの苦痛や欲望は父親たちに受け止めてもらうとしましょう。どんな父親でも、どんなプレイでもお望みのままです」


 そう言って犬の子が差し出したのは革張りのカタログだった。

 その中にあるのは『おとうさんスイッチ』が捕まえて、洗脳した父親たち。カタログにはあらゆる種族と体型をした父親たちの全裸写真が張り出されていた。どれも呆けたような顔をしているくせに、ちんぽだけはギンギンに勃たせている。このグループが開発したっていうスイッチのせいだろう。

 

 端末を埋め込みさえすれば、あとは端末を操作するだけで記憶・人格・性格・性癖。全てを自分の好みに変更できる。怒られるのが嫌なら怒りの感情をオフにすればいいし、乳首でイかせてやりたいなら乳首感度をオンにすればいいだけ。スイッチ一つで大の男をコントロールできる。それがおとうさんスイッチだ。

 

 僕も、これからは偉そうにしている父親たちを好きにできると思うとわくわくする。その気になれば普通の父親みたいにすることもできるんだ。一緒に映画に行ったり、朝ごはんを作ってもらったり。

 

「最初はどれを『おとうさん』にしますか?スイッチの切り替えさえすれば好きに中身は設定できますから、外見とプロフィールで決めてくださって結構ですよ」


 カタログには性器のアップが添えてあって乳首の開発具合やマンコの使い込みまでも確認できた。ついでに、家族構成や職業なんかも記載されている。確かにスイッチで中身を好きにできるんだから、外見で選んだほうがいいのかも……とカタログをめくるうちに気が付いた。僕の探しているモノが見当たらない。

 

「ああ、お探しの種族は人気ですからね。みんな使用中なんですよ。使われる回数が多いのですぐに壊れますしね」


 僕が質問すると申し訳なさそうに答えてくれた。脳をいじることはけっこうな負荷がかかるらしく、壊れた「おとうさん」は会員の所有物にして引き取ってもらっているらしい。僕が加入する直前にも虎の「おとうさん」が壊れて引き取られたばかりなんだとか。

 

 そうか、自分の種族をこういうのもなんだが虎って人気なんだな。一緒に出かけたりすることを考えると同じ種族が良かったんだけど、他で我慢しよう。

 

「そうだ、もしよければお試しで『おとうさん』をいろいろと使ってみませんか?外見だけではなく匂いもいろいろ設定できますよ」


 いつまでも落ち込んでいても仕方ないし、そうしよう。

 僕の「おとうさん」にするんだったら良く考えて決めないといけないし。壊れたら引き取れるっていうことだったら、飽きるまで使うことになりそうだもん。

 鼻息を荒くする僕をみて、犬の子は顔をほころばせた。

 

「その意気ですよ晴彦くん。あなたにぴったりの『おとうさん』が見つかるといいですね」

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