Home Artists Posts Import Register

Content

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10023320

こちらのアフターです。


「ぐ、う゛ぅうぅ……いい加減、諦めやがれ」


 シャチ人の鋭い牙を剥き出しにして、目の前のクソガキを睨みつけた。

 

「てめえみたいなクソガキ相手に、負けてたまるかよぉ」


 おれの目の前にいたのは、まだ成人すらしていないであろう虎のガキだった。ようやく少年から脱皮しかけているといった程度のあどけない顔にふわふわの毛皮。身長でいえばいれの胸ぐらいまでしかなかった。

 

 しかし、こいつの中身は淫魔がヒトの形をとったように邪悪だった。おれに淫紋と呼ばれる魔術を刻みつけて、ちんぽやケツの穴、乳首までも犯しておれを辱めた。ロクに触れたことの無い器官はじっとりと愛液のようなものを分泌し、乳首も膨れ上がってしまった。

 

「うん、さすが元傭兵。前評判通りだね」

「へっ、おれを知ってやがるのかよ。ならとっととおれを逃げ出したほうがいいぜ。おれにナメた真似をした奴をどうするか、知ってるんじゃねえか?」


 おれの唸り声に対して、虎のガキはいやみったらしく拍手を響かせた。

 

「いいね、結構いじめてあげたのにそんな強がりを言えるなんて。聞いてた以上に負けん気が強いや」

「強がりだぁ?おれはなぁ、牙をペンチで引っこ抜かれる拷問だってされたんだぜ。この程度で、へばるわけねえだろうが」


 虎の「いじめ」には何度も屈しかけた。この三日間、おれは虎に調教され続けた。身体の感度を狂わされて、スリットや尻の穴でイかされた。おれの知らなかった快楽をほじくり返された。腹の奥底から叫ばされた。そして、なんといってもあの触手。

 

 魔術で作り出された薄気味悪い触手はぬるついているくせにざらついていて、ナマコみたいに柔らかいくせに槍のように硬くおれの中を貫いた。おれの体表に絡みついては乳首や腸内粘膜に快感と粘液をこびりつかせ、いつまでも狂わせた。

 

 おれが耐えられたのは、尊敬する隊長を信じていたからだ。

 傭兵時代におれの部隊を率いて、何度も死地を乗り越えたあの鰐人ならばきっとおれを助けてくれる。

 隊長への信頼がおれを支えてくれた。今も下腹部で輝いている妖しいきらめきから心を守ってくれた。

 

「さっさとおれを殺すか、逃がすかするこったな。じゃねえと……」


 おれは、ちらりとドアを見やった。赤錆だらけの金属板を、穴が開くほど見つめた。

 

「でないと」


 虎は、おれの目線の意味をくみとり「きみの信頼する隊長が助けに来る、かな?」とあざとく首をかしげる。

「へっ、知ってやがるのか」

「だから、そうやって強がってやれるんだ」

「強がりなんかじゃねえ。隊長は腕が立つし頭も切れるんだ。きっとおれを助けてくれる」

「……下の立場から見ていると、何も分からないものだね」


 虎は優しく微笑んだ。

 

「ちょっとだけきみがかわいそうだから、早めに目を覚まさせてあげよう。無駄に頑張るところもかわいかったんだけど、ね」


 心底憐れんだような口調で言い、鉄扉の向うへ消えた。

 

「……けっ、わけのわかんねえことほざきやがって」


 悪態を吐きながらも、おれは安堵の息を吐いた。全身を覆っている汗と粘液が流れて、ケツの穴とスリットからもごぽりと泡立った汁が漏れた。

 いまのおれは石壁に磔られ、ほぼ全裸に剥かれている。唯一の衣服である紐パンは恥液と粘液で透けてしまい、赤黒いスリットの肉を色がまで分かるほどだ。男として恥ずべき姿で、両手両足を拘束されていた。

 

 部屋の中を改めて観察すると石を組み上げて作られた地下室で、右を見てみると鏡が設置してあった。何のためかは分からないが、水晶玉が鏡の前にある台座に置かれている。

 

 あとは天井に灯る蝋燭だけだった。喚起の悪い部屋に臭いと湿気がこもり、おれが漏らした生臭い体液がぷんとしていた。自分のスリットから潮が吹くなんて、触手でかき回されるまで知らなかった。

 

「隊長ならきっと助けに来てくれる……」


 そもそも、おれをこの街に呼びつけたのは隊長だ。ガタイの良い戦士や傭兵がもてはやされて、闘技場で戦えば女にも金にも不自由しない。金持ちに気に入られれば専用闘士として一生を保証される。

 お前なら専用闘士になれる、だからこの街に来ないか――数年振りに届いた隊長からの手紙は、まさに吉報だった。

 

 隊長がおれを助けてくれた後は、この国で一生遊んで暮らすんだ。もう安い仕事を命がけでやる、傭兵稼業なんかは足を洗う。

 

「……もう少しだけ頑張るんだ。そうすれば――」


 隊長の顔を想いうかべていると、鉄扉が軋む音を立てた。

 

「や、待たせちゃってごめんね」


 片手に鎖を持って、クソガキが戻ってきた。その鎖の先にケダモノを繋いで。

 

「……あ、ぇ?」


 思考が停止していた。目にしたモノが現実からかけ離れていて、絶対にあってはいけないもので、頭の中で歯車が噛み合っていなかった。

 

「ご主人しゃまぁあぁ~~~❤❤❤オマンコ❤ようやくオマンコできるんでずかぁ❤❤」


 緑色のケダモノが鳴いていた。

 恥しらずにでっけぇケツを揺すって、鼻面を革靴に擦りつけては媚びた声でなきわめく。

 

「オマンコっ❤オマンコ❤オマンコ❤オマンコうずいでぐちょぐちょになっでるぅ❤おおぉおぉ❤❤」


 そこにいたのは、おれの憧れの人だった。

 格好良くて、男らしくて、尊敬していたあの人が、クソガキの足に頬を擦り付けて飼い犬の媚びを振りまいていた。

 

 「うん、いいよ」クソガキをおれを見て口元を歪ませていた。「今日もいっぱい壊してあげるからね」

 

「壊しでえぇぇ❤今日もおでのオマンコめちゃくちゃにじでえぇぇ❤❤❤」

 

 隊長は、ふとましい尻尾をのたうたせながら吠えていた。

 

「ご主人さまのオマンコにじでくださいぃ❤❤ザーメンコキ捨てる穴にじでえ゛ぇえぇん❤❤❤」


 隊長は、緑と白の身体に生える赤の革を着せられていた。金の鎖輪で極小の革バンドを繋いで、乳首や股間部分を締め上げていた。身体のほとんどを隠せずに、屈強な身体を拘束される姿は下品で無様だった。

 

 ちゅ、ちゅとクソガキの革靴にして「オマンコが疼いておがじくなるんでずぅ❤」とねだる。

 革バンドは化け物じみた四肢にも巻き付いて、筋肉を締め付けている。さらに腰のあたりの金輪から二本の革バンドが下ろされ、スリットを左右から挟み上げていた。足の付け根をなぞっているそれは、裏に回されてケツに食い込んで、谷間を拡げていた。

 

「もうおかしくなってるじゃないか。ちんぽが欲しいからって、食事もトイレも四つん這いのままするなんて頭がおかしくなきゃできないよね?」

「はいっ❤おではご主人様のおちんぽでおがじくなりまじたぁ❤❤で、でもぉ❤」ぶ厚い舌で、革靴に唾液を塗り拡げ「もっとおかしぐなるぅ❤❤おがじぐなって、狂いしんじゃうぅぅ❤」


 隊長は舌をねっとりと這わせ続ける。でかすぎる尻をゆっさゆっさと揺らす。安い娼婦の手管だった。たくましい内ももには透明な粘液が伝い落ち、蝋燭の蛍火を反射して輝いていた。

 

 先輩は何も見えていなかった。革バンドの覆いによって視界を放棄して、ただ声の主に媚びを売っていた。

 

「く、ははっ!あはははは!」


 クソガキはおれの顔を見て、哄笑を上げた。石壁の室内でクソガキの凱歌をいやというほど反射して、おれをますます失語症に追いやった。

 

 隊長。

 目の前にいるアレは、本当に隊長なのか。

 声も姿かたちもそっくりだけど、やはり偽物なんじゃ。だってそうじゃないと。

 

「……ふふ、良い顔になったねぇ。きみにはご褒美をあげないと」


 クソガキはおれの顔から隊長へと視線を移すと、つま先で顎を持ち上げる。すると隊長の膨れ上がった大胸筋が、風切りの音を立てそうな勢いで揺れた。親指の先ぐらいはありそうな肥大化乳首から、玉の汗を振り飛ばした。

 

「ありがとうごじゃいますうぅ❤❤❤ぜ、ぜんぶ❤ぜんぶ虐めてほしいぃ❤」


 肉がつきすぎて丸太のような太ももを開くと、下腹部にはおれに刻まれているものと似た淫紋が輝いていた。おれに似ていて、しかしもっと邪悪な光を放つそれが脈動するたびに隊長は身体をよじらせる。両膝を開いて、股間を丸裸に開いていた。足の付け根からスリットの肉のありさまにいたるまで、包み隠さず披露した。

 

 隊長のスリットは半開きになり、緩んでいた。使い込まれたマンコのような赤黒い肉は、生クリーム色の体表と著しい対比を為していた。

 何をされてああなったのか、よく分かる。潮を吹き上げて、触手でかき混ぜられたスリットが酷く疼いて、内ももを擦りあわせた。

 

「でもぉ、一番はおっぱいがいいぃ❤デカ乳首をぢゅるぢゅる吸われてぇ、ミルク噴き出しアクメじだいでしゅぅぅ❤❤❤」


 隊長は両手で大胸筋をすくいあげ、捧げもののように掲げていた。たっぷりとした乳肉の頂点は乳首が硬くしこっていて、しゃぶって欲しいとばかりに濡れてかっていた。

 

「あ、ああぁ……」


 おれの頭がまた思考力を取り戻し、現実を受け入れ始める。

 幸せでいるには馬鹿なままでいることだ、なんて言うがその通りだ。おれが何も考えられなければ、こうして心が冷えていくこともなかった。

 おれの尊敬する隊長。敬愛していたひとがあんなクソガキに跪いて乳肉をしゃぶって欲しいとおねだりをしている。

 

「お、おりぇは馬鹿な雌豚ですぅ❤ご主人様にオマンコしていただくまでぇ❤❤ちんぽの素晴らしさを知りませんでしたぁ~❤こ、この馬鹿な雌豚のぉ……おっぱいをぉ❤❤」両手で乳肉を搾る。乳首が強調するように先端をつかむと、ぴゅるぴゅると白く濁った汁を漏らした。


「おっぱいを躾けてくださいぃ❤馬鹿なワニおっぱいからミルクを搾ってくださいっ❤❤❤おっぱいから射精させてえぇえぇぇ❤」


 何度も練習させられたんだろう。隊長は口上を述べるだけで発情し、スリットやケツの穴から雌の蜜を滲み出させた。離れていても匂うそれは粘性が高く、石畳との間にべっとりとした柱をかけた。

 クソガキは自分より圧倒的にでかく、力強い雄に侮蔑のまなざしを向けて鼻を鳴らす。

 

「まだおっぱいでイきたいんだ?昨日もたくさんおっぱいでイったよね。貴族の子たちに輪姦されて、乳首だけで気絶するまでミルクを吹いちゃってたけど」

「あ、ぅうぅ❤❤はいぃ❤昨日もいっぱいっぱいでイったけどぉ❤まだ足りないんでずぅ❤おれの淫乱乳首はぁ、毎日イかないとうずうずじでビンビンになっぢまうがらぁ❤❤❤」


 はちみつのように甘い声を吐きながら、ごつごつした指を蠢かせる。巨大な盃みたいな乳肉を人差し指と中指で挟み、折りたたむように揉み込む。

 すると乳首からミルクが何度も吹きあがり、さらに硬くそそり勃つ。下半身から流れ落ちる雌汁も量を増していた。

 

 クソガキが喉を鳴らしながら乳を撫でると、笑みが更にだらしなく崩れる。鋭い牙が生えそろった口を半開きし、その端から熱々のよだれを垂らす。

 

「はやくっ❤はや、ぐうぅ❤❤雌豚おっぱいぐりぐりじでぐれええぇぇぇ❤❤❤」


 雌豚と自称するには不遜なおねだりに対して、幼い虎は何も言わなかった。

 ただ、思いっきり乳首をひねり潰した。

 

「んっひゃあああぁああぁぁぁぁ❤❤❤❤」


 隊長は背筋を折れんばかりに仰け反らせ、快楽に咆哮する。ぶあつく逞しい胸筋の先端をつままれただけで、ワニの顔が天を仰ぐ。

 クソガキがそのまま乳首の側面をつまんで回転させるように擦り上げると、ワニの顔が振り回される。

 すぐに隊長のスリットからちんぽがはみ出してきた。揺れる腰に合わせてぶらぶらとちんぽが踊り、鈴口から糸が引く。

 

「もう服を着てあるけないよね。たまに、パーティの護衛に連れていくと乳首で喘ぎっぱなしになるんだもん」

 

 乳首の根本に爪を食い込ませて、虎は捕食者の顔で笑う。

 緩急を付けて乳首をいじる。粘度みたいにこねくり回して、痛みを伴うぐらいに強く引っ張って。そして、どれだけ乱暴にされても隊長は幸せそうに顔を崩れさせる。

 

 歓喜しているのは顔だけではない。どっしりとした尻を揺らし、湯気を立てるケツの穴から汁を漏らす。肉の詰まった男らしい尻とは対照的にケツ穴は雌のマンコのように赤く腫れあがっていて、弱々しく震えていた。

 

「ほら、早くイきなよ。乳首だけでイっちゃう変態だって教えてあげて?」

「んぎぃいい゛ぃいぃッ❤❤❤」


 クソガキはおれを見て笑い、隊長の乳首を思い切り引き上げた。

 荒々しくモノ扱いされて乳首が引き延ばされ、愛撫を吸って膨らんだ脂肉の塊がパン生地のように伸ばされる。そのでかさに相応しい、尖塔じみた形になる。クソガキは乳首が千切れるんじゃないかってぐらい引き延ばすと、そのまま両手をおもむろに振った。

 

「お゛ーーっ❤❤ほぉおお゛ぉおぉ❤❤❤ちぎれる゛ぅうぅ❤乳首ぃい゛ぃぎぃいいぃ❤❤❤」


 乳首を起点として振り回される大胸筋が、隊長の丸々とした身体を芋虫みたいにうねらせる。筋力と脂肪を混ぜ合わせて、男のおれでも喉を鳴らすような肉の踊りを見せつける。

 首もとや背中から染み出した汗が鱗やクリーム色の肌を艶めかしく湿らせて、淫紋の光を反射する。豊満な肉体が泣き出したように震える。上の口からはよだれを垂らし、下の口からは快楽の証が垂れる。

 

「おおぉおぉ、ぉお゛おぉぉ❤❤乳首ぃいぃ❤おっおっ❤オマンコくぱくぱじでるぅう゛ぅうぅぅ❤❤❤淫乱マンコが乳首と一緒にいじめられだいっでぐちょぐちょになっでるうぅぅぅ❤❤❤❤」


 息はどんどん荒くなり、ちんぽがのたうちまわって太鼓腹へとぶちあたる。でかい尻でも隠し切れないマンコは何度も収縮を繰り返し、いじってほしいと訴えている。女のマンコ以上の淫液を漏らし、びしゃびしゃと汁を吹き散らかす。

 イっているのだといやでも分かってしまう。男のくせに、乳首をいじられて、嬲られて快楽に酔っている。

 

 かっこよかった、おれの憧れの人が。

 

「いぐぅ❤いぐうぅうぅん❤❤❤ばかになっでるぅうぅ❤頭の中、おっぱいになるのほぉおぉおぉぉ❤❤」


 虎の指が死にかけの虫をなぶるように乳首を振り回す。前後左右、乳房の付け根が真っ赤に浮き上がるまで淫虐の限りを尽くす。さらに親指を使って肉の摘まみも捻り転がす。

 

「お゛ぉおぉおおぉおぉおぉ❤❤❤❤」


 隊長がどれだけ悶えても乳首虐めは終わらない。形が変わるぐらい強く。乳輪を潰すほど鋭く。ちんぽから漏れ出した汁は水たまりのように足元に溜まり、ケツ穴とスリットから溢れ出す汁と混ざり合う。

 

「お゛ぉ❤ぉおおぉおぉ❤❤❤いくっ❤いく❤いく❤もういぐぅうぅぅぅぅ❤❤❤❤」


 乳首に頭を支配されたワニは、折れ曲がらんばかりに背筋を反らした。つま先立ちの不安定な体勢もあってか、ぎりぎりまでしならせていた身体が床へと倒れる。クソガキは倒れる身体に引っ張られる乳首を限界まで粘ってから手を離し、ただでさえ膨らんだデカ乳首を更に伸ばした。

 

「ほぅうぉお゛おぉおおぉっ❤❤お゛っほおぉ❤❤❤」


 隊長は潰されたカエルの体勢で、太鼓腹や太ももをひくつかせる。折りたたんだ股を時おりピン、と伸ばしかけては慌てて元に引き戻す。腹と太ももの境目には、濃く粘っこい汗が溜まっていた。吐息は戦いの時よりも激しく、かつ匂っていた。おれたちとは縁遠い匂い。男に食われるだけの雌が持つ、甘さと媚びが混じった匂いだった。

 

「ほら、まだ終わってないよ。立って」


 クソガキはビン勃ちになったままのちんぽを加減無しに踏みつけた。悦びのよだれを垂らしたままのちんぽを太鼓腹との間ですり潰す。

 

「あ゛っひいぃいぃん❤❤いぐぅ❤またいぐいぐぅうぅん❤❤❤」


 男の象徴を革靴で踏みにじられて、隊長は怒るでもなく精液と艶声を漏らし続ける。まだ乳首でイった余韻が続いているらしく、乳首からは白い液体がとろとろと溢れている。もう、自分を誤魔化せなかった。

 

 隊長は、壊れている。

 

 あのクソガキに壊されたんだ。目の端から涙が垂れ落ちた。黒い体表をなぞって、幾筋も涙の跡ができる。

 

「イってないで早く立ってよ。じゃないと、終わりにするよ?」

「はあぁ❤あぉ❤❤もうじわげ、ありませぇん❤」


 かつて、隊長だった人はよろよろと身体を起こした。視線をずっとクソガキの股間に注いだまま、また蹲踞のポーズを取った。

 

 それは人としての尊厳を冒涜された姿だった。上半身は胸板を反らし、肘をかかげて腋の下をさらしている。一般人でも複雑な凹みを見せるそこは、隊長の発達した筋肉のおかげで、暗がりすら見せる谷へとなっている。まさしく、腋マンコと言っていいそこはたっぷりとした大胸筋との組み合わせで淫靡さを発揮していた。

 

 胸からしたは、革バンドと金鎖輪によって締め付けられ、肥えた身体に人工的な美しさを与えていた。腰を締め付けることで太鼓腹が強調され、でかすぎるケツ肉が革バンドで持ち上げられ、腋から足首にいたるまでの全てが淫らに彩られていた。

 以前の隊長では絶対に持ちえなかった感情が湧き上がる。童貞だったら、この身体を見るだけでザーメンを漏らすかもしれない。

 

「うん、その体勢のままでいてね。イってもいいけど、恰好を崩しちゃだめだよ?」

「はひぃ❤わかりましたぁ❤❤」


 がに股のつま先立ちを維持するのは、かなりの苦行だが隊長の鍛え上げた肉体はそれを易々とこなす。肉が詰まった短い足は震えているが、それは負荷によるものではないとちんぽを見れば分かる。柔らかな曲線に筋肉の緊張感を纏わせた大腿筋はちんぽが汁をこぼすたびに快楽の痙攣を見せていた。

 

「はっ❤ふひひぃ❤❤」

 

 隊長は何もされていなくとも感じてしまうらしかった。目隠しで視界を閉ざされているからか、妄想で身体を昂らせてしまうようだ。次はどんな責め苦を与えて貰えるのか、どれだけ気持ち良くなれるのか。鼻の穴を拡げ、何度も舌なめずりをする、腋や内ももを汗で湿らせる。

 

「うん、じゃあはじめよっか。楽しんでね」


 クソガキは腰に下げていた乗馬鞭を手に取ると、陰惨な光景に似合わない笑みを向ける。隊長じゃなく、おれへ向かって。

 

「一回、めっ!」


 大きく背後に振りかぶると、風を切る音と鞭のしなりを響かせて、待ちわびていた雄のデカ乳を打ち据えた。

 

「ん゛ぉおおぉおおぉおぉおぉぉぉぉ❤❤❤❤」


 悲鳴をかき消すほどの打擲音を鳴らす、痛烈な一撃だった。どっしりとした下半身の隊長が、風に吹かれた花のように傾き、つま先立ちの足をよろめかせる。

 

「ほらー、恰好を崩しちゃダメだよー。またちんぽおあずけにしちゃおうか?」

「も、もうじわげありませんっ❤❤❤」


 隊長はすぐに体勢を持ちなおしたものの、肩をブルブル震わせて、こみあげるものを押し流そうと努めている、

 快楽を吸っ膨満したデカ乳に、鞭の赤筋が浮き上がる。暴力の痕跡がじわじわと露わになっていくさまは、快楽に染まっていくさまが別の刺激によって塗り変えられていくようだ。

 

 だが、隊長が感じているものは痛みではなかった。

 

「ん、もうイきそうにちゃったのかな?お漏らししちゃってるけど」

「あっ❤あおおぉ❤❤」


 鞭の先で亀頭を撫でると、ねっとりした汁が鞭と鈴口の間にかかる。鞭で打たれたというのに、ちんぽは萎えるどころか白く濁った汁を盛んに吐いている。

 クソガキはそれを嘲笑いながら、耳の穴に囁きかけて舌を這わせた。

 

「きみは、痛いのも気持ちいいんだもんね。折檻してあげても、悦んじゃう変態なんだよね」

「は、はいぃ❤おれは、変態です❤❤デカケツを鞭打ちされて、射精しちまうマゾワニマンコです❤」

 

「なら、ちゃんと口に出さないとね」と耳を舐め、耳孔に舌を差し込んで「鞭で打たれたら、どうすればいいか分かるよね」

「おっおぉおぉ❤❤わかるぅ❤わかりましたあぁぁ~~❤」


 ちんぽを腹に打ち付けて、隊長は恍惚と笑う。両手を後頭部で組んだまま、腰だけをカクカクと揺らす。

 

「ん、じゃあ続けるよ。もっとおっぱいを突き出してね」

「はい❤はひぃいぃ❤❤❤」


 ぶるん、と乳が揺れるのに合わせて、再び鞭がしなる。今度は真下から乳肉を上へと弾くように。

 

「あ゛おぉおおぉっ❤いく、いっぢまうぅぅうぅぅ❤❤❤」


 続けざまに、今度は太鼓腹へ向かって。艶めかしくてかる球体を叩き上げた。

 

「いぐぅぅうぅ❤❤いぐぉおぉぉ❤」


 胸に、腹に真っ赤な鞭筋が刻印される。まるで肌を切り裂かれて血を噴き上げているみたいな、呪術的な蝕みすら感じさせる変化だった。クソガキが腕を振り上げるたびに隊長の口からは歓喜の声があがり、感謝をうたうようにじょろじょろとちんぽから汁を漏らす。


「お゛ーーっ❤❤いぐうぅうぅ❤❤❤」


 でかいケツを打ち据えられて、隊長はついにちんぽから白濁の汁を打ちあげた。勢い良く打ち上げられるザーメンは小麦粉を練ったもののように濃厚で粘ついていて、自身の身体へとぶちまけられたものは垂れ落ちる気配すらなくはりついている。

 身体へと床へと吐き出された精液は離れていてさえ分かる雄の匂いを放ち、隊長の性欲の強さをいやでも理解させられる。以前、女を抱けばどいつも一発で孕ませちまうと自慢していたのを思い出す。

 

「ほら、もっとイっていいよ。いっぱい我慢したから、まだ出せるでしょ」

「ぐぅう゛ぉおおぉ❤いぐ❤いっぐぅうぅ❤❤いっでるのにいっちゃううぅぅうぅ❤❤❤❤」


 乗馬鞭は猛然と、二つの乳肉を集中的に打ち据えはじめた。憐れなマゾ肉は、その量感を上下に、あるいは左右にぶちまけて、腋のしたや胸肉の付け根から汗を振りまいた。その匂いは、どうしようもなく雌の発情臭だった。

 

「いぐぅう゛ぅ❤いっぐぅうぅ❤❤❤ずっどいっでるぅう゛うぅ❤お、またい゛――」


 わめきちらす最中に、鞭が乳首を弾いた。痛みと快楽によるシコりのせいで、ガチガチに勃起していたそれは悲鳴をつんざかせそうな勢いで折れ曲がり、自ら叫ぶ代わりに所有者を絶叫させた。

 

「い゛ッぐぅうう゛う゛う゛ぅうぅぅぅぅぅ❤❤❤❤❤」


 足の指だけで立ち、ふくらはぎと太ももの曲線に脂肪で抑えきれぬ筋肉の線を宿らせる。筋肉で固まってもなお丸々としているケツは男を狂わせる誘惑者だった。背筋が骨のない生物のようにうねり、汗でてかった鱗が妖しくきらめいていた。

 

「……い゛ッ❤ぎぃい❤❤いっ❤いぎいぃぃいぃ❤❤」


 その高みで声にならない嬌声を引き絞り、りんごみたいな色艶になってしまった胸を弾ませる。毛穴の底に眠っていたと思しい汗まで、どっと流し落とす。

 

「ほっ❤ほひゅっ❤❤ほひぃいぃ❤ひ、はあぁ❤」


 マゾイキをきめた隊長は、はひはひと必死に呼吸を整えていた。胸の筋肉は執拗に痙攣を繰り返し、下半身も微弱な屈伸運動を止められない。がに股になったまま、ちんぽから汁を垂らし続けていた。

 

 クソガキはその醜態に口元を歪ませると、はみ出した舌をつまみあげる。

 

「うん、鞭だけでイけるなんてだいぶ育ったね。闘士をしてる時もすぐイきそうなって大変でしょ」

「ふぁい❤ボコボコにぶん殴られながらオマンコしゃれたくってぇ❤❤❤ずっとオマンコうずうずさせてまずぅ❤」


 舌を指へと絡め、尻尾を振って媚びへつらう。一切の嘘はないと、全身の穴から噴き出す体液が証明している。ケツと床の間にかかる淫糸は蜘蛛の巣のようで、罠にかかって逃れられない哀れな淫獣を思わせた。

 淫液が噴きあがるのはケツの穴だけではない。スリットからも、ちんぽからも。そして鞭に打たれて真っ赤に腫れあがった胸の先端からも。

 

「じゃあ、淫乱な身体になっちゃったお祝いもしないとね。いっぱいミルクを出していいよ」


 パチン、と指が鳴ると同時にクソガキの影からぶよぶよとしたものが現れた。

 それは、紫の肉体を粘液でぬらつかせる触手。おれを辱めて乳首やケツの穴を性器へと作り変えたおぞましいバケモノ。

 触手は先端からやや透明な、中身の見えるブドウゼリー状の触手を伸ばす。

 

「あ、ああぁあぁ❤❤❤」


 隊長は何をされるのか、目隠しされた状態でも感じ取ったのかデカケツを揺する。おれにも分かった。あのおぞましい触手が何をするのか、疼く乳首が良く知っている。

 

 触手は焦らすように二の腕へと絡み、鎖骨の上を這いまわる。先端が花を咲かせて、五つに裂けたかと思うと子どもの顔を覆うほどに拡がった。

 その内部は小さなイボがびっしりと並んで、乳肉を嬲り殺す振動を刻んでいる。

 

 あの触手に胸を食われれば、もう終わりだ。イボで乳肉を擦られて、振動で乳首を磨かれる。そのうえで粘着質の触膜に包まれて乳肉を揉みこまれる。淫紋で感度をいじくられた乳肉は、あっという間に性器へと変えられてしまうんだ。

 

 おれ自身の身体でそれを思い知らされた。乳首が。胸がジンジンとして、疼いて声が出したくなるほどだ。

 

「ん゛っほぉおお゛ぉおぉぉおぉぉぉ❤❤❤❤❤」


 しかし、泣きわめく権利を与えられたのは隊長の方だった。

 地下室すべてをびりびりと振動させる絶叫。隊長の乳肉がぶよぶよの触手にすっぽりと覆われて、吸着と振動の責め苦を受けていた。

 

「い゛ぃいぃいぃ❤いくぅうぅぅ❤❤❤いくいくいくっ❤ずっどぉおぉ❤❤お゛ーっ❤ずっとおっぱいでいぐうぅうぅぅぅぅ❤❤❤❤」


 ゼラチン状の触手ゆえに、乳肉が何をされているのか目に焼き付けられる。自分の乳首が通常ありえないかたちで拉げられているさまは、その快感を何百倍にも増幅させる。

 

「ミルクでるぅう゛ぅうぅ❤❤おれのおっぱいがらぁあぁ❤ミルクでてるのほお゛ぉおぉおぉ❤❤❤❤」


 隊長は胸からの連続射乳で、上半身を硬直させていた。ただ下半身だけがばねの壊れた玩具みたいにがくがくと前後運動を繰り返していた。ちんぽから、スリットから、ケツの穴から体液を撒き散らし、足元に水たまりを作っていた。

 

 ああ、そうだ。アレに耐えられるわけがない。乳首を痛めつけられた直後に乳首を甚振られて、耐えられる男なんて絶対にいない。灼け付く刺激に苛まれる乳首を触手粘膜が優しく包みこみ、粘膜のぬるつきであやされる。トドメにイボの振動で乳首をこそがれるような快感を味わされる。

 

「ひぃいい゛ぃいぃぃ❤❤❤んっひぃいぃぃ❤しゅんごぃいぃぃ❤❤❤おっぱい射精しゅんごぃのほぉお゛ぉおぉ❤す、すごすぎるのお゛おぉ❤イっちゃうのお゛ぉおぉ❤❤❤」


 隊長は眼帯の下から滂沱を垂らす。長い顔を振りたくり、自由を奪われた腕や腹に戦士の肉付きを浮かばせる。

 

 どれだけ淫らになっても、イキ狂っていても、その身体からは戦士の凄みが消えていなかった。けれでもがに股に開かれ、革バンドに締め付けられた乳やケツからは雌獣の匂いが漂ってくる。浅ましい、肉欲に支配された畜生がそこにいた。

 

 おれの憧れの人が、自分と同じ辱めを受けて、自分よりも狂って、喘いでいる。

 耐えられなかった。おれは首を一振りして、やめてくれと叫ぼうとした。

 

「……うん、そろそろ終わりにしようか」


 けれど、子どもの姿をした悪魔はそれすら予測していた。

 

「最後に、とっておきの一つプレゼントをあげよう」


 おれの声より早く、隊長の眼帯がほどかれた。

 

 涙と熱に蕩け切っていた目がおれの姿を認めるまでに数秒かかった。隊長はイくと口にしたまま、おれを見て顔を硬直させていた。

 

「……たいちょう、おれ」


 何を言えばいいのか分からないまま、口を開く。

 尊敬していた人に、憧れていた人に、何でもいいから言葉をつむごうとする。

きっと、隊長にすがりたかったんだと思う。


「おれも、おれも隊長と同じで……」


 軽蔑はあった。失望はあった。

 それでも、隊長への敬愛は失われていなかった。おれと同じ目に合って、壊されてしまったのなら仕方ないじゃないか。

 

 おれは、隊長と慰め合おうとしたんだ。悪魔のようなガキの犠牲者同士として。

 

「……ふへ❤」


 けれど、返ってきたのは謝罪の言葉じゃなくて醜悪な笑みだった。

 おれの視線に気づいてもなお、隊長は乳首責めの快楽に酔って、顔を蕩けさせている。

 おれがいたことに何の驚きもなく。ただ、悦びだけを宿してちんぽをびくびくとさせていた。

 

「あ゛ああっ❤いぐ❤いぐぅうぅ❤❤お、おりぇ見られてイっでるぅぅ❤おほぉー❤部下にミルク吸われてイグとこ見られでるぅうぅ❤❤❤え゛っへぇ❤❤」

「たい、ちょう……?」


 でへでへと笑い、隊長はちんぽと乳から白濁汁を噴き上げ続けていた。おれに見られていても?違う。隊長はおれに見られて興奮を増している。おれの視線をスパイスに変えて肥えた身体をよがらせ、笑う。下品で、醜怪に、知性の欠片も無い最低な男の顔で。

 

「なんで、隊長。どうして」

 

 それは、おれの存在を当たり前のものとして受けいれている笑みだった。おれが分からないんじゃない。かつての部下だと理解して、それでも快楽の為の道具としか見ていない。

 

 おれの中で最悪な思考が膨らんでいた。

 おれが何故捕まったのか。クソガキが隊長までも捕らえていたのは何故か。全てが筋道立てて繋がる答えだった。

 

「うん、きみってだいぶ頭が悪いね」


 クソガキが、部屋の反対側に掲げられている鏡へと指先を向ける。

 

「じゃあ、答え合わせをしようか。この為にちゃんと準備しておいたんだから、楽しんでね」


 そして、水晶玉が光ると同時に鏡に映像が映し出された。

 見たくない、見てはいけないと分かっているのに目が開かれたまま背けることができない。

 

 おれの心なんて無視して鏡の中にある光景が映し出される。像だけじゃなく音までも再現し、おれが見たくなかったものが姿を表した。

 

『お゛ぉおお゛ぉおおぉ~~~っ❤❤❤ちんぽっ❤ちんぽぉ❤ちんぽくでよおおぉおぉおぉぉ❤❤❤❤』


 そこに映っていたのは隊長の姿だった。腹に淫紋の煌めきを宿し、馬鹿面でちんぽちんぽとわめきたてる今と変わらない姿。

 ただ、今のようにクソガキにかしずいた姿ではなく磔にされていた。おれと同じく、四肢も尻尾も動かぬ姿でちんぽだけを暴れさせている。

 

『ちんぽ❤ちんぽほじいぃいい゛ぃぃいぃ❤❤❤オマンコうずいで頭おがじぐなるうぅぅぅ❤❤おねがいじまずちんぽちんぽちんぽぉおおぉおぉぉ❤❤❤❤』

『うん、じゃあ何をすればいいのか言ってごらん?新しいオモチャを手に入れるために、きみは何をすればいいんだっかな?』


 クソガキにくりくりと乳首をつままれて、堕落したワニは唾液まみれの舌をはみ出させた。容易いことだとペットが自慢する時のような顔で。

 

『ごしゅ、ごしゅじんしゃまのために新しいオマンコをご用意しまずぅうぅ❤❤おれの部下だったやつらをぉ、ご主人様に捧げますぅ❤❤❤』


 誇らしげにワニはうたう。自分は正しいことをしているのだと。素晴らしいことをしているのだと快楽で濁った瞳で。

 ご褒美だとばかりに画面の中でクソガキが乳肉を鷲掴みにすると、ミルクが祝砲のように噴き上げられる。雄でありながらミルクを噴いて、ワニは快楽に酔った言葉を吐き続ける。

 

『んっひい゛ぃいぃぃぃ❤❤❤ありがとうございますありがとうございますぅうぅ❤❤ご主人様のためならばなんでもお捧げしまずぅうぅ❤❤❤だからっ❤ちんぽちんぽちんぽおおぉおぉぉ~~~ん❤❤❤❤』


 聞きたくない。もうやめてくれ。

 このまま聞いていたらおれの中で最後の支えが消えてしまう。頭のなかで警報がけたたましく鳴っているのに、耳を塞ぐことも、意識を失うこともできない。

 

 おれの絶望しきった顔を見て、クソガキと隊長は残酷に顔を歪ませていた。新しいおもちゃができ上ろうとしている瞬間を歓喜していた。

 

『ほぉお゛っ❤す、すまねェな❤❤❤お前らぁ❤お前らの隊長はぁ❤おちんぽの為にお前らをご主人様にお捧げするからなぁ❤オマンコ隊長はぁ❤❤お前らよりちんぽの方がずーっと大事なんだぁ~~❤❤❤❤』


「もう、やめてくれ……」


 かろうじて搾り出せた言葉は出がらしもいいところだった。おれのなかにあった反抗心はすっかり干からびてしまっていた。

 それなのに、涙だけは枯れることなく湧いてくるのが不思議だった。もう何も感じないのに、ぼろぼろと雫がこぼれおちる。

 

「うん、なかなか楽しかったよ」


 近づいてくる悪魔とそのおもちゃから目が離せなかった。クソガキはおれの胸元に舌を這わせ、隊長はおれのちんぽへ。二人はおれの瞳を、あらゆる肉の悦びを知り尽くした瞳で射抜いてくる。

 

「ご褒美にコレも参加させてあげるからさ、きみも楽しんでね」

「ふへ❤ちんぽでっけぇ❤❤❤おれのオマンコいっぱい使わせてやるからなぁ❤部下の面倒見るのは隊長の役目だからよ❤❤」


 二人の声が反響する。

 クソガキの舌が乳首へと絡み、隊長だった男の舌が亀頭に纏わりつく。嫌悪と恐怖では塗り潰せないほどの興奮が、マンコをとろとろにしていた。

 

 そんなおれを見て、隊長は微笑みかけた。安心しろ、とでも言うように。

 

「――大丈夫だ」


 その顔は幸せに満ちていた。淫欲で醜く歪んだ顔だが、それでも幸福であるのだと疑いようが無い顔だった。

 

 人として終わってしまったのに。

 人以下の畜生として、嘲笑われて、蔑まれて、汚物として扱われて、貶められるだけの肉塊になったのに、隊長は幸福の花を顔に咲かせていた。

 

「お前も、幸せにしてやるよ❤」

Comments

No comments found for this post.