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「兄ちゃん、一人でプールなんて寂しくねぇか?」


 夏休みに入って、数日。まだ課題を片付ける心配はしなくてもいい頃。おれがナンパをされたのは、できたばかりの大型レジャー施設だった。

 おれの股間を無遠慮に眺めてきたのは、大学生らしい雰囲気の熊二人組。片方は茶褐色の毛皮は小麦色に焼いた肌のようで、胸も腹も手足も太い男らしい身体にぴったりとはまっていた。

 もう片方は灰色熊種で、夏には似つかわしくない落ち着いた色をしている。だが、盛り上がった筋肉と脂肪とのギャップによってかえって存在感がある。

 

 ついでに言うと、けばけばしい警戒色の水着がどちらにもぴったりだ。いや、ナンパをしてるんだから、雌を誘う男のカラーになるのかもしれない。

 

「ん、一人ですよ。彼氏が急に来られなくなったけど、プールは来たくって」

「へー、そりゃかわいそうに。ちょっとおれらと遊ぼうぜ」

「おれたちも友達が急に来られなくなってな。人恋しかったんだ」


 そう言っておれの腰掛けていたビーチチェアの両サイドにどかっと音を立てて座り込んだ。ケツ肉だけでおれの体重ぐらいはあるんじゃないかという巨体がのしかかり、椅子がみしりと悲鳴をあげた気がした。

 日の匂いがする空気に、潮の香りが混じる。目の前にあるのは海に見せかけた人口のプールだけ。それでもしょっぱいような心地がするのは、熊二人から迸る汗のせいだろう。

 

「おれぁ茶館(さかん)な。そっちのは灰村。大学生」

「きみは高校生?なら一人でこんなところ来ないか。いろいろうるさいだろうし」

「大学生ですよ。あんま頭良い大学じゃないけど」

「えー、めっちゃ頭良さそうだけどなぁ」


 へらへらと笑ってみせるが、嘘だ。

 おれはまだ高校生で、そもそも彼氏なんていたことがない。ただ、性欲と本能で生きてそうなナンパ男が好みそうな設定をでっちあげたに過ぎない。

 そして『嘘』にうまく引っかかってくれたようで、雄熊二人は鼻息を鳴らしつつおれのそばへとにじり寄る。毛皮がおれの肌をくすぐる距離になってから、茶館が手に持っていたドリンクを差し出した。

 

「これもなんかの縁だしさぁ、今日はおれらと遊ぼうぜ。奢るからさ!」


 いかにも人畜無害ですという笑顔で。

 人懐っこく、下心の無い声色で。

 こうして何人もの男を食ってきたんだろう。でも、おれには薄皮一枚で渦巻いている情欲が分かってしまう。反対側ですました顔をしている灰熊が、ちんぽを硬くしていることだって分かるんだ。

 

 おれにも同じ欲望があるから。

 雄として、性欲を晴らしたい。雌の身体を貪って自分のもにしてやりたいって浅ましくて醜くて獰猛な欲望があるから。

 

「なあ、その恰好だと暑くないか?せっかくプールなんだしさ、パーカーとか脱いじまったらどうかな?」

「たしかにここ暑いよなあ。プールに飛び込んだら気にならないんだろうが」


 露骨に脱がせにくる二人に、内心で苦笑してしまう。

 プールサイドに建てられたリラックススペースは木製の屋根のおかげで直射日光こそ避けられるが、うだるような熱気までは和らげてくれない。

 下は水着で上にパーカーを着ている格好だとじわりと汗が染み出してくる。まあ、これも男を引っかけるための囮みたいなものだし脱いでしまおうか。見るからに露出が多い格好だとナンパ野郎は警戒すると思って纏った小細工だ。

 

「おほぉ……❤」


 茶館から漏れ出た淫らな声を聞き逃さなかった。

 パーカーを脱ぎ捨てるついでにわざと腰を揺らしてみると、二人の視線がちんぽへと集中する。

 普段なら恥ずかしくてはかないであろうビキニタイプの水着はおれがちょっぴり自慢に思っている巨根の形を浮きだたせる。ちょっと揺らすだけでも膨らみが弾み、踊る。こいつも男を引っかける疑似餌みたいなもんだ。

 

「な、泳ぎに行く?ここでだべっててもいいけどさ」

「んー、おれ泳ぐの下手でさ……二人は上手そうだよね、筋肉ついてるし」

「まあ、それなりに。おれたち二人ともラグビー部なんだが、運動なら大体好きだから良く泳ぎに行くんだ」


 少し身体を褒めると、二人とも立ち上がってでかいケツ肉と雄っぱいをアピールしてくれた。

 ラグビー部と言われて、全身にみっちりと肉の付いた体躯に納得する。巌に手足をくっつけたような身体は見てくれではなく戦うために鍛えた男のそれだ。触れなくても肉の詰まり具合が分かる身体はまるで大砲の玉。

 

 二匹のデカケツに張り付いているのは、赤と黄色のボックスタイプ。本当なら尻をすっぽり隠せているはずの水着が、ケツ肉に食い込むばかりかムチムチな肉の形が丸分かり。きわどいビキニタイプをはかず、本来ならばまともな部類に入るはずの水着をあえてサイズ違いではいているのは趣がある。特に、丸々としたケツの形で引き延ばされたカラフルな水着は今すぐ頬ずりしたい淫らさだ。

 

「二人ともカッコイイなぁ。おれなんかと遊んでいいんですか?」

「いやー、全然モテねえんだよおれたち。相手募集中っていうかぁ」

「だから、きみみたいな可愛い子と遊べてラッキーだよ」


 警戒心を煽らない笑みを浮かべると、灰村はビールを煽った。社会人にはない緩さと、高校生では出せない少しばかりの成熟した空気。それにこの肉体とたぶんイケメンの部類に入るであろう熊の顔。これなら大体のちんぽは堕とせてしまうんだろうな。

 今日もおれを食っているつもりで内心舌なめずりをしているに違いない。ちょろくて、簡単にモノにできてしまう頭の緩そうな大学生ちんぽ。そう思っているんだろう。

 

「へへ、じゃあ今日はいっぱい遊びましょうね。今晩は近くのホテルに泊まるつもりなので、遅くまで遊べますよ」


 馬鹿っぽい顔で微笑んでやると、二人は勝利を確信したように腰を揺らした。罠にかかった獲物をどうやって調理してやるか頭を巡らせているに違いない。

 

 だが、この二人には分からない。

 おれは罠にかかったんじゃなく、自ら飛び込んだことに。おれは貪り食われる獲物じゃなく、馬鹿な雄熊を狩る捕食者の側であることに。

 

 おれがこの世界――『マンコが感じるほど男らしい世界』にやって来た異世界からの来訪者であることを、彼らは知らない。

 

 ***

 

 今日も元気にこの世界は狂っている。

 ケツがデカくて雄っぱいもでかくて筋肉むちむちなマンコモロ感虎獣人なんてパーフェクトな雌野郎が、マンコにちんぽをハメてこいとねだってきて、しかもそれが男らしい行為と評される。

 

 最初はおれだって戸惑ったが、今じゃすっかり順応した。

 おれの方からモーションかけたら大体即ハメでてきてしまうので、物足りなく感じるぐらいだ。ちんぽを犯されてなすがままにされるなんてことは少なくなって、おれがリードしてのセックスが大半になった。屈強なマンコのセフレに犯されたりはするけれど、行きずりのマンコ相手じゃ途中でおれが責める立場になる。

 

 それはそれで楽しいんだが、元の世界でのハーレム物と同じようなシチュエーションになってしまう。雄の性欲丸出しの野郎にレイプまがいで搾られて、性欲を晴らす肉バイブ兼性奴隷みたいな扱いでちんぽを使って欲しくなる。

 

 ということでおれが選んだのがこのホテル併設のリゾート施設。

 ちゃらくてヤリチンっぽくて、身体がいい具合のちんぽを誘うための逆ナンにやってきたわけだ。

 ちょうどよく見つかるわけもないし、夏休み中は毎日通う覚悟でいたんだが――

 

 ***

 

「結構エロいビキニはいてるよなぁ❤へへ、ギリ見えちゃいそうだ❤❤」

「あっ、ちょっと!触らないで……」

「人族の身体はいいな❤❤細いのに肉はついてるし、鱗よりもすべすべだ❤」


 早速当たりを引いたようだ。

 アルコールが入って気分が良くなったのか、それとも周囲から人気が減ったからか、二人のグローブみたいな手がおれの太ももをまさぐり始める。

 茶色い指先が鼠径部と太ももの境界線に潜り込む一方で、灰色の手のひらはふとももを好き勝手に撫で回す。おれは「やめてくださない」なんて態度をとるが内心ではついに来たなと興奮していた。

 

「ちんぽの形浮き出てんじゃん❤ンなスケベ水着はいといて恥ずかしがるなよ❤❤」

「あっ、駄目だって。こんなところで」

「大丈夫だ❤❤ここの監視員は知り合いだからな❤ちょっと騒いでも、誰もこないからな❤」


 灰色熊は優し気だった目つきを上弦に歪ませると、耳元で囁いた。つまり、騒いだところで無意味だと言外に伝えているわけだ。

 おれは既に熊の縄張りに入ってしまっている。もう逃げられず、あとは牙にかかるのみ。

 二人は両サイドからビキニに指を引っかけて、クイクイと引っ張り上げてくる。何が楽しいんだと思うが、おれもオスケモの下着をケツに食い込ませるのは大好物だし文句は言えない。

 

「い、痛いからやめてください。ほら、身体に食い込んじゃうから。見てください」

「おおぉっ❤❤」


 少しばかり腰を浮かして股を開いて見せる。肌に食い込んだ水着を指先でかきだしつつ、ちんぽを見せつけるようにクイッと腰を突き出してやる。

 飢えた獣に生肉を差し出す愚かな行為だが、すべては計算づくだ。積極的に誘うんじゃなく、自分のエロさに無自覚な雌を装ってみせる。その方がこいつらは興奮すると分かっているから。

 

「……あぁもう我慢できねぇ❤❤ヤっちまっていいよな、コイツ❤」

「おれはとっくにそのつもりだったぞ❤エロガキは大人として、躾けてやらないとな❤❤❤」

「ふ、二人とも何言って――んむっ!?」


 とあまりにも自然な動きすぎて反応ができない。といった風に目を丸くして硬直する。後頭部に手のひらが回されたかと思うと、次の瞬間にはちくちくした毛皮に感触とぬめった舌の柔らかさを感じていた。

 

「ふぐぅっ!な、にぉおぉんっ!んんんぅ!」

「逃げるんじゃねえよぉ❤❤舌出せ❤んじゅるぅうぅぅぅ❤❤❤」


 おれの唇、というより顔の下半分はマズルで塞がれて生臭い息が顔に吹きかけられていた。そして口に潜り込んだ舌はあっという間におれの舌肉をからめとり、巻き付いたまま口内をめちゃくちゃにかき回す。

 優しさなんて微塵もないおれを貪るようなキス。雄そのものの口技におれも唾液を流し込んで返したくなるが、そこはこらえて舌に翻弄されるフリをする。

 

「おっと、動くなよ❤❤キスぐらいはさすがにしたことあるだろう❤」


 昨日も教師相手にしていたよとはと答えずに舌で歯列をなぞられるに任せる。後ろからは灰村が抑え込んできて、全身が汗臭い毛皮に包まれる。前に回された太い腕はキスの代わりとでも言うかのようにおれの身体をまさぐった。腹をくすぐり、太ももの裏側を指でなぞり、片方の手ではずっと股間を撫でている。

 

 身をよじらせてやるとキスの相手は機嫌を良くし、舌肉をいっそう激しく動かし始めた。唾液は口から溢れておれの口元から首元までも伝わり落ちる。グチュグチュと舌をからませてから、茶館はおれの顔を上向きにして、そのまま太い舌が咽頭まで突っ込まれ直接唾液を流し込まれる。

 

「んんううぅっ!」

「んっ❤ぶぅう゛ぅうぅぅぅ~~~❤❤❤」


 おれは何の抵抗もせず、もっともするつもりもなかったけど、若い雄熊から流し込まれる唾液を喉で受け止めて味わうことしかできなかった。

 茶館の舌はさっきまで飲んでいたビールであろう苦いような、えぐいような味とアルコールの香りがして、不道徳な男とキスをしている実感が湧く。

 おれが喉を鳴らして唾液を飲み干すと、茶館は満足した様子で鼻息を荒くする。

 

「ふっほぉお゛❤ずるっ❤❤ちゅ❤すっげ❤おれの唾液は美味ぇだろ❤よく覚えとけよぉ❤」

「ちんぽも機嫌を良くしてるからなぁ❤唾液を飲まされるのが好きな変態なんだろう❤❤おれのも飲ませてやるからな❤」


 煮えたぎった男の欲望を流し込まれている間も灰村は揶揄するように囁いて、肌の上に手のひらを這いまわらせてくる。酸欠と熱気、そして雄臭さのせいで頭が茹る。これは童貞ちんぽならばあっという間に堕ちてしまうだろう。

 

 おれはどうにかディープキスから逃れようとするフリをしたが、二匹の腕で捕らえられているために何もできず、なすがままに口内と舌肉を蹂躙され、濃厚な唾液を臓腑へと流し込まれる。そして、唾液の味が味覚にしがみついたころになってようやく茶館の顔が離れた。

 離れる間も舌を巻きつけたままだったから、おれの舌も引きずり出されてまるで未練がましくすがりついているかのように舌肉を追いかける。じゅるり、と離れても舌を出したまま震わせているとまるで犬が餌をねだっているみたいだ。

 

「ん❤もっとキスして欲しいのかよ❤❤かーわいいなぁ❤んむっ❤」

「ちがっ!やめ、ぇ」

「オイ、次はおれだ。そいつと違って上手いぞ、おれは」


 しつこく舌に吸い付いて来る熊の口から逃れると、今度は灰村の顔が目の前に突き出される。べろり、と唇を舐められて口を開けるとすぐに舌を突き入れられて、さっきと同じように口内を好き勝手に荒らし回される。

 獲物の腸を食い漁る時のような動きで舌肉が暴れ、舌が逃げようとしては絡みついて、ナメクジの交尾をした後は口蓋のざらつきを舌先で撫でる。確かに茶館よりも巧みで、荒々しいだけではなくおれを快楽で蕩かせるような淫らさがある。舌肉が溶けて、飲み込まれてしまいそうだ。

 

「んんっ❤じゅ、ちゅ❤❤ずるるぅぅ❤」

「キスだけでエロい面になってきたなぁ❤❤な、もっとして欲しいだろ❤ホテルで可愛がってやるよ❤おれたちの新しい専用ちんぽにしてやる❤❤嬉しいだろ❤」

「だ、誰がそんなああっ!やめてぇ」


 おれが拒んだ演技をしようと口を引き剥がすと、茶館の舌がおれの耳をべろりと舐めて、さんざんおれの舌肉をいたぶった舌先を耳穴へと突き入れてかき混ぜるようにして囁きを吹き込んだ。

 耳から伝わるこそばゆさとくちゅりと鳴る水音を聞いて背筋が粟立って、全身震えてしまう。思わず甘い声を出そうとした口はまたもキスで塞がれて、二人で口内と耳穴の両方を犯される。

 

「ん゛っ!うぅ!」

「な~❤来るだろ❤❤来ないならやめてやらねえぞ❤」

「それともやめないで欲しいか❤❤ここでヤってもおれたちは構わないぞ❤彼氏にもレイプされたって知られるだろうがな❤」

「そ、そんなのっ、んぶぅ」


 反論しようとすれば茶館の舌を捻じ込まれ、代わりに灰村の舌が耳をほじくり返す。周囲から人気が消えたとはいえまだ日が落ち切っていないプールサイドだ。こんなところで犯されれば誤魔化しようがないだろう。

 もちろんこいつらだって困るんだから、ハッタリだとは分かる。でもここは素直に屈したフリをして連れ込まれるのが一番楽しめるだろう。キスと愛撫のせいでおれのちんぽはぎんぎんで、水着に卑猥なテントを作ってしまっているんだ。

 

「わ、分かっひゃぁ。行く、行くからやめて」

「よっしゃ❤んじゃ早速行こうぜ❤❤朝までハメ殺して、彼氏マンコじゃイけねえように調教してやる❤」

「金玉空になっても許さないからなぁ❤覚悟しておけよ❤❤❤お前が行くって言ったんだからなぁ❤」


 二人の手がビキニを盛り上げるちんぽを握りしめ、水着の生地ごしにおれのちんぽを追い詰める。この世界の男にとっては、ちんぽを握りめられるなんてケツ穴を撫でられて犯すと宣言されているも同義だ。

 

「さ、行こうぜ❤❤こーんなデカマラヤっちまうの久しぶりだぜ❤❤❤」

「やりすぎるなよ❤前ヤった童貞はイきすぎで失神したからなぁ❤❤ヤられて泣きながら喘いでるのを見るのがいいんだ」


 二人にはやしたてられ、おれは間に挟まれるようにしてホテルへと引きずられて行く。捕らえた獲物を逃がすまいと抱きしめる二人はでかすぎるケツを揺すっていて、おれを食らいたくて待ちかねていた。この世界の雄にとってはなんの自慢にもならないのだろうが、ボックスタイプの水着にも凶悪なサイズのデカマラが形を明瞭にしていた。

 

 茶館の腕はおれの肩へと回されて、雄っぱいを頬へと擦りつけてくる。灰村の腕は腰を抱いていて指先で腰をくすぐってくる。どうあがこうが逃げられず、おれはなすがままに二匹の汗臭い毛皮に挟まれたまま。

 

「マンコもう濡れてきちまったぜ❤触ってみろよ❤❤」

「や、やだ。そんなの……」

「お前のちんぽを犯してやるマンコだぞ❤❤今のうちにご機嫌伺いをしておけよ❤」

 

 二人に命じられ、おれは仕方なく、恐々とって感じの顔ででかいケツへと手を伸ばす。その卑猥すぎる肉の塊に手を伸ばした瞬間思わず声を出しそうになった。今までいろんなケツを揉んで、引っ叩いてきたがこの二人のケツ肉は、デカさだけなら最上位だしその肉の詰まり具合も半端じゃない。

 力を込めて揉んでみると薄っすら纏った脂肪のぶんだけ沈み込むが一定まで進むと筋肉の鎧で跳ね返される。水着が食い込む部分に指を潜り込ませ、デカケツを揉みこむと左右から甘ったるい声が聞こえた。

 

「おひぃいぃ❤んあぁ❤❤いいぜ❤しっかり揉めよ❤」

「自分が❤んっ❤マンコ大好きドスケベちんぽですってアピールしろよ❤❤止めたらお前のちんぽを可愛がってやるからなぁ❤」


 周囲からじろじろと見られても二匹に恥じらいはなく、むしろ誇らしげにケツ肉を通行人へと振っていた。本当なら恥ずかしがらなければならないのはおれの方で、とんだ淫売だなと言いたげな目でオスケモどもがおれを見つめていた。

 

 お望みどおり、顔を伏せて視線から逃げるように歩いてやった。

 通行人どもも、左右の雄熊どもも、おれが顔を真っ赤にして恥じらっているんだと思ってやがるんだろう。

 

 実際は、熊二匹と同じような下衆な笑顔で顔を歪めているんだけどな。いよいよ獲物を食うことができるって、おれはケツを鷲掴みにしながら笑いを必死に抑え込んでいた。

 

***


「ふーーっ゛❤❤むふぅう゛うぅぅ❤んぶうっぅうぅ❤❤❤」

「ちゅ❤ンジュルルルゥツ❤❤❤じゅろおおぉ❤」


 雄熊の住処に入った瞬間に、唇へと再び舌が侵入してきた。今度はぶ厚い舌肉が二枚。情欲で恐ろしく火照った身体に挟み込まれて、身動き一つ取れない体勢で口内を凌辱される。

 二人は鼻息を吹きかけあうことを厭いもせず、舌が擦れ合っても甘やかな声だけを出して、おれの中で唾液を混ぜ合った。

 

「んっぶぅうぅ❤あぁぁ❤❤舌柔らけぇ~~❤んんんっ❤❤」

「ざらついてなくていいなぁ❤❤ほら、唾液をもっと舌を突き出せ❤」

「ふぁ、ふぁいいぃ」


 命じられるままに舌を突き出すと、さっそく二匹のマズルが食らいついてくる。茶館が舌先で何度もおれの舌を弾いてくれば、灰村は舌をふくんでちゅうちゅうと赤ん坊のように吸い上げてくる。

 舌先から口内まで快楽が満たし、キスだけでも達してしまいそうだった。しかも、二人の手がビキニの上からちんぽを撫で回し、睾丸を優しく揉みほぐしてくるのだ。たまらないといった体で腰を振ってみると二匹は満足したように顔を舐め上げてきた。

 

「へへへ❤もうイきそうか❤❤自分から腰振りやがってエロガキめ❤」

「このまま手コキでイかせてやってもいいぞ❤❤潮噴くぐらいに気持ちがいいぞぉ❤❤❤」

「お前に手コキされたらこいつの金玉空になっちまうだろ❤もったいねえよ❤❤❤こ~んなデカマラと金玉だからザーメンも濃いんだろうなぁ❤」

「だな❤❤スーッ❤んふぅぅ❤❤脳みそ痺れそうだ❤」


 二人はおれの前に膝をついて、鼻をすんすんと鳴らす。汗と雄の匂いが二匹の知性を鼻腔から犯せば、肥えたケツ肉が震え出す。

 おれが怯えた表情をつくってやると辛抱たまらないとちんぽへ食らいついてきた。茶館は金玉から、灰村はビキニが張り付いた亀頭から、舌を伸ばしてちんぽに貪りつく。

 

「あっ!そんなところ、舐めるなぁ!」

「ん~~❤❤くっせぇちんぽだな❤ザーメンの匂いでマンコ疼くじゃねぇか❤❤❤」

「彼氏はフェラで掃除してくれないのか❤ザーメンの味がこびりついているぞ❤❤❤」


 灰色熊のマズルがビキニごとちんぽを咥えこんだまま器用に喋る。上目遣いで見上げてくる顔は雌が機嫌を伺うのと似ているようで、実際は真逆。ちんぽをジュルジュルと吸い立てながら、喘ぐおれを嘲笑っている。

 もう一匹の鼻先はおれの会陰部から金玉までを重点的に嗅ぎまわり、ビキニに隠れた金玉をひきずり出しては黒い鼻を押し付けてくる。もちろん舌での奉仕も忘れずに、乳首でもしゃぶるみたいにおれの袋を唾液まみれにしていく。

 

「おほぉおぉ❤❤マンコとろける❤❤❤こいつのガキ孕んでやるってクパクパしてやがるぅ❤❤」

「おれもぉ❤ちんぽの味で脳みそマンコになるっ❤❤❤雄マンコ子宮が下がってるぅ❤お゛ぉおぉ❤❤」


 巨岩のような二色のケツはゆっさゆっさと左右に振りたくられ、ぶつかり合うと肉がだぷんと波打った。ただでさえ布面積が少なかった水着は勃起ちんぽに引っ張られケツ肉へ食い込んで、愛液のシミというデコレーションを加えられ卑猥すぎる布切れになっていた。おれのちんぽでハイになったのか、片方は鼻の下を伸ばしきってちんぽをしゃぶり、片方は相貌を崩れさせて金玉を転がしていた。

 

「おおぉ❤あーもうマンコ限界❤❤種付けさせたくて膣締まる❤❤❤おれが先にヤっちまうけどいいよな❤な❤」

「お前はいつもそうだなぁ❤❤仕方ない❤おれが風呂から上がるまでに緩マンでちんぽの準備させておけよ❤❤❤」

「テメーが戻るまでにザーメン全部搾っといてやるよ❤❤萎えちんぽでもしゃぶってな❤❤❤」


 おれの意思なんて無視して、まるでゲーム機のコントローラーを使う順番でも決めるように二匹は笑う。これだよこれ。下衆な男の欲望丸出しで、肉バイブ扱いでオマンコさせられるんだ。おれが思わずちんぽを跳ねさせると、獲物を独り占めにした熊はうっとりと頬ずりをする。安っぽい繊維の上からちんぽを擦られるとむずがゆく、腰をくねらせるおれを茶館は軽々持ち上げる。

 

「ぶへっ❤もう待ちきれねえかぁ❤❤お待ちかねのオマンコブチこませてやるよ❤彼氏の粗チンとは違うマジモンの雄マンコだ❤❤❤❤」


 ソファにおれを座り込ませて、でかい熊もぴたりとおれに巨体をくっつけた。ちんぽから太ももまでいやらしく撫でながら、甘えるように身体をよりかからせる。

 と言っても当人は甘えている気なんて少しもなくて、おれを追い詰めているつもりなのだろう。舌なめずりが止まらず、目にはハートが浮かんでいた。ケツに食い込んでいた水着を脱ぎ捨て、熊の巨根から汁が垂れる。

 

「おれが先で良かったな❤❤❤あの灰色の野郎と違っておれぁ優しいからよ❤マンコ狂いの肉スタンドにするぐらいですむぜ❤❤❤」


 もう既になっている気もするが。茶館はおれ黙っているのを怯えているのと解釈したのか、嗜虐性を露わにしてビキニを引き裂いた。

 腹を打つ巨根を見て我慢は限界を迎えたようだ。脈打つ巨根を握りしめて、うっとりとした息を吐く。

 

「でっけぇちんぽしやがって❤❤どうせいろんな男とヤってんだろ❤❤❤何人とオマンコしてきたんだ❤言えよ❤❤」

「そ、そんな……おれは彼氏としか、そんなこと」

「へっ❤こんなエロチンポじゃ彼氏一人で満足できねえだろぉ❤❤❤おれが毎日使ってやるぜ❤」


 真っ赤な嘘を吐いているおれに虐める言葉を擦り付けつつ、茶色の巨漢がおれを跨ぐ。がに股の下品なスタイルでの対面座位は、おれの視界のほぼ全てを塞いでしまう。

 おれが唯一感じ取れるのはちんぽに伝わる快楽。でかいけつが落ちていくにつれてふやけたマンコにちんぽが飲み込まれていく。

 

 ユルマン、なんて灰色熊はぬかしたがとんでもない。入り口は蕩けているが内部の膣肉はちんぽをしゃぶりつくそうと纏わりついてくる。そのくせきついわけでもなくとろとろになった雌肉が群がってきてちんぽを悦ばせる。おれの口からは演技ではない嬌声が吐き出されていた。

 

「ん、あぁぁ……!すごい、ちんぽ溶けちゃうぅ」

「ほぉおぉぉぉ❤❤だろぉ❤おれのマンコ相手じゃどんなにお堅いちんぽだろうと腑抜けになっちまうんだよなぁ❤❤❤」


 おれを嬲りながらオマンコは締め付けを繰り返し、充分に楽しんだ後にデカケツが動き出す。

 マンコの突き当たりに亀頭がぶつかると大胸筋からつま先までもが震え出す。しかしラグビーで鍛えた足腰は折れることなくおれを犯そうと膝を屈伸させる。

 

「う゛ごぉおおぉぉ❤❤クルッ❤奥までちんぽぎでるぅうぅ❤❤❤お゛おっおぉおぉ❤❤❤❤」


 雄々しい咆哮がホテルの部屋中を震わせる。雄のぎらついた欲望を顔に宿したまま、ザーメンがおれの腹へとぶちまけられる。

 ふとましい熊の下半身はただ上下運動を繰り返すばかりではなく、自らのイイトコロを探し当てては擦りつけてくる。おれと快楽や性愛をはぐくむのではなく、ひたすら自分だけが絶頂を求めるような荒々しいセックス。

 

「ずっげぇえええぇ❤❤マンコに響くぎやがるぜえ゛ええぇ❤❤❤❤ぐぉおぉ❤出るっ❤❤もうイく❤マンコでイぐイぐぅうぅ❤❤❤」


 きつく抱きしめられたかと思ったら、マンコ肉がびくびくと激しく痙攣した。おれの太ももが濡れた感触はしたのは潮が飛んだからだろう。この雄熊はちんぽをハメてものの数秒でメスイキをキメたのだ。

 そして、こいつはそれを恥じるどころかおれを雄っぱいで挟み込みながら腰を振る速度を上げるのだ。おれを淫売、雄に媚びるためのちんぽだと罵りながら。

 

「あ゛っはぁぁ❤テメェのちんぽがエロすぎてもうイっちまったぜえぇぇ❤❤❤❤お゛っ❤❤またイきそうだぁ❤マンコのココをぐりっでずるどぉおぉ❤❤んお゛おぉおぉっ❤❤❤」


 愛くるしさと獰猛さを兼ね備えた熊の相貌は今では涎や鼻水でグチャグチャに崩れていて、首もとどころかおれまで体液を垂らしているが許してやるとしよう。

 こいつのマンコはメスイキをするたびに収縮を強くして、結腸の入り口がちんぽに感謝の意を示すかのようにキスをしてくる。自分のことしか考えていないセックスのくせに、こっちを喘がせるド淫乱なマンコだ。

 

 このマンコにせめてもの礼をしてやりたくて、だぷん!と跳ね踊っているデカ乳を握り潰してやる。脂肪と筋肉でできた性感帯を揉まれて、熊の瞳がぐるんとひっくり返る。

 

「ぐぉごお゛お゛おおッ❤❤❤」


 ケツ肉もムチムチで揉み心地が良かったが、胸の方も筋肉がたっぷりで力を込めても跳ね返してくる。豊満で柔らかそうな見た目のくせに、垂れているというよりは突き出ている印象を受けるのもこの筋肉のせいか。関心しつつ円錐形を歪めていると悦びの声が降り注ぐ。

 

「んぎぃいぃ❤❤❤いいぜえぇ❤やっぱヤリチンじゃねえか❤❤❤雄っぱいをぉ❤ん゛っ❤ンな、エロい手つきで揉みやがっでぇぇ❤❤❤」

「ち、違います!おれ、ヤリチンなんかじゃ、ああぁっ!」

「ぢぐびいぃいぃ❤❤❤うぎぃいぃ❤乳首もすっげェえぇぇ❤❤」


 乳首を指で挟んで転がしてみると、喘ぎ声が一段回高くなりマンコがうねる。この世界の雄どもは雄っぱいを揉んでやると実に悦ぶ。快楽以外にも、犯しているちんぽが自分に媚びているようで気分が良いらしい。犯されている雌が背中にしがみつくような気分なのだろうか。

 なんにせよ乳首と連動して締まるマンコはちんぽに極上の快楽をくれて、締め付けと柔らかさの両立によって焦らされたちんぽが射精に向かって硬くなる。

 

「あっ!すごいぃぃ、もうイきそうっ!」

「はっ❤❤いいぜぇ❤いくらイってもいいが、おれが満足するまでやめねえから覚悟しとけええぇぇ❤❤❤❤」


 そう言って腰の速度を上げる熊。連続して打ち据えられるデカケツにおれの太ももは真っ赤になっているのだろうが、その痛みも気にはならない。

 乳首をつねられて喘いでいたマズルがおれの唇へと噛みついてきて、舌をめちゃくちゃに絡ませてくるのだ。全身でおれを貪ろうとするような野生の交い。

 

 この交尾で生まれるのは新たな生命ではなく純粋な快楽だけだ。茶館は乳首とマンコ、舌肉の快楽に溺れてひたすらにデカケツを暴れさせる。

 

「ん゛っぶぅううぅぅうぅ❤❤❤お゛ごぉおぉ❤❤ずっげ❤いぐ❤いぐ❤マンコすっげぇアクメぐるっ❤❤❤❤んぐぉおぉおぉ❤❤」


 マンコの深いところをちんぽで抉り取られて、雄熊は目を白黒させながらアクメする。逞しかった足腰が痙攣して、おれの太ももにデカケツを乗せたまま動けなくなってしまう。

 ちんぽを最奥に突き入れたまま全身を痙攣させて、マンコは膣肉を1ミリの隙間もなく締めあげている。そして茶館の顔はといえば全ての穴から体液を垂れ流した下品すぎる顔。

 

「ん゛うぅうむ゛ぉおぉおぉおぉぉぉ~~~❤❤❤❤」

 

 おれにアクメ顔を見せつけながら、熊の巨体が揺れ踊る。唾液とマンコでおれを吸い上げつつ、優しさの欠片もなく抱きしめて。雄臭すぎる肉体に包まれておれは性欲を満たす道具として使われている。二人で気持ち良くなろうとする鮫やシャチとのセックスでは味わえない背徳感。

 

「おら❤❤舌伸ばせ❤んむうぅ❤❤舌ちんぽで奉仕しろ❤ジュル❤あ、ぅふぅうぅぅう❤❤❤」


 アクメに溺れた熊はデカケツを持ち上げられなくなり、おれに体重を預けたままキスを堪能している。マンコは動かずともちんぽをしゃぶり、奥へ奥へと蠕動を続けている。

 マンコでバキュームフェラをされているような快楽にとろとろと精液が溢れ出てくる。雄熊に全身を包まれて、犯されて、精液をコントロールする理性が機能不全を起こしてしまった。

 

 おれの知性も蒸発してしまったようで、キスが終わると同時に塩辛い乳首へとしゃぶりついた。

 

「お、ぉおぅう゛ぅ❤❤❤ザーメンっ❤あっちぃザーメン腹ン中にきてるぜええぇぇ❤❤❤❤おれのマンコに負けてお漏らしザーメン出してやがるうぅう゛ぅうっぅっ❤❤お゛んっ❤ぢぐびいぃぃ❤❤乳首までしゃぶりやがっでええぇ❤❤❤」


 乳首にしゃぶりついて甘く噛んでいると、肥えたケツ肉がぐりぐりと押し付けられる。おれから漏れ出た精液で着床してやろうと、雄の子宮が亀頭の先端を咥えこんで離さない。

 マンコ肉がうねり、ちんぽを揉み捏ねてきて尿道からザーメンを搾り出そうとせっついている。口に乳首を突っ込まれ雄っぱいに圧迫され呼吸すらままならない。その状態でザーメンを吸い上げられてレイプされる気分を存分に味わえた。

 

「――おい。交代の時間だ」

「んお゛おぉおおぉんっ❤❤❤」


 肉と汗の匂いに満ちた時間は、無理やりに断ち切られた。数百キロはある巨漢が軽々とおれのちんぽから引きはがされ、床へと倒れ込む。離れる瞬間にカリ首でマンコを抉り取られたせいか、雄熊はマンコをびくびくと痙攣させたまま床でのたうっていた。

 

「お゛っひょぉお゛ぉおぉおぉ❤❤❤マンコ❤マンコ、めぐっれるぅううぅ❤❤」

 

 つま先を丸め、快楽の津波に震えているさまはなかなかにエロくちんぽからザーメンを漏らしていると、ひょいと抱えられてベッドへと投げ込まれる。

 むさ苦しい毛皮と脂肪の感触とは正反対なひんやりしたシーツの滑らかさ。おれは状況に追いつけていない雌みたいに戸惑っていると、身体に雫を纏わせた熊が巨体を寄せる。

 

「随分と楽しんでたじゃないか❤次はおれに奉仕して貰おうか❤❤❤」

 

 灰色熊は牙を剥き出しにしておれを嗤う。

 茶色の熊はぎらついた雄の欲望が露骨に出ていたが、こいつから漂っているのは危険な嗜虐性だ。ザーメンで汚れたちんぽを見ても相貌を崩さず、おれの怯える表情の方に視線を向ける。

 

「お前も乱暴な方がいいだろう❤❤レイプされてザーメンを漏らす淫売だもんな❤」

 

 見下す視線には熱が無く、レイプで傷ついたおれの心に塩を擦り付けるように嘲りの言葉をつむぐ。それは力ずくでオマンコされるのとはまた違う悦びがあり背筋をぞくぞくしたものが駆け巡る。

 必死に興奮を隠そうとしているおれに口角を吊り上げ、灰村はベッドへと寝そべった。居間で中年親父が寝そべるように横向きで、しかし片足を抱え上げマンコを見せつける淫靡なポーズで。

 

「舐めろ❤お前のご主人様になるマンコだ❤❤愛情を込めろよ❤」


 冬の空色をした毛並みを纏ったケツ肉。それは茶館のケツにも負けていない脂と筋肉を混ぜ合わせてできた雄臭さの塊だ。並べてみれば違いも分かるのかもしれないが、こうして目の前にするとただエロくしゃぶりつきたくなるケツってことしか分からなくなる。

 ケツに谷間から覗く肉は淫水焼けをした赤黒さで、虫を誘い食らう花に似た妖しい色をしていた。そこにシャンプーとマンコの甘やかな香りが加われば哀れなちんぽが抗えるはずもなく。

 

「ふふ❤そうだ、んおっ❤❤最初はキスからあ゛っ❤んひっ❤」


 奥深い肉の谷間に顔を突っ込んで、貪欲な淫唇へと口づける。汗臭さは微塵もせず、ふわりとしたシャンプーの香料はおれを出迎えてくれた。

 すぐに舌を這わせるような不躾な行為はせず、吸い上げることもしない。だって、おれはこの雄熊に奉仕を命じられる惨めな雌なんだから。

 あくまで、怯えている風で。敬愛ではなく恐怖をこめて何度もキスを落とす。肛門は愛液で濡れそぼり、おれの唇にまで粘液が絡みつく。バードキスでも感じているのか唇が入り口を開閉する。まだディープキスへは移行せず、でかいケツたぶへもキスを落とす。

 

「ふ、ぐぅ❤❤んっ❤いいぞ❤そろそろ舌を使え❤❤彼氏マンコにするより丁寧にな❤」


 いちいち雌の尊厳を逆撫でるような言葉を浴びつつ、乳にがっつく赤子のような浅ましさでマンコへ口づけた。汗の塩辛さを舌で感じつつ、盛り上がったマンコを舌でこじ開けて上下に舌を使う。

 入り口の上下を入念に、舌の刷毛を使ってぬるい唾液をねっとりとじっくりと塗り込んでいくクンニリングス。あまりに上手すぎてもおれがビッチ野郎だとばれるかもしれないから、技巧もなにもなく必死に舌を使う感じを演出する。

 

「ほっお゛おぉ❤くぅうぅ❤❤な、なんだその舌使いはぁ❤あ゛ひぃ❤❤まさか彼氏からマンコの舐め方を教えてもらってないのか❤❤❤」


 何も答えずに上へ下へと舌を弾けばマンコから溢れた愛液がケツの谷間に粘膜湿地を拡げ、肛門が舌におもねようと甘締めする。どうせおれが何も言わなければ羞恥心で何も言えないのだと都合の良い解釈をしてくれるのだ。

 舌を更に突き入れて、何度も抜き差しすると熊の口から野太い嬌声が迸る。背筋を撓め、デカケツと太ももを纏めて震わせた。喘ぎ声を恥じらう精神性なんてこの世界のマンコにはなく、下品なBGMを耳で楽しむことができる。おれは夢中になって舌を躍らせ、マンコのあわいをほじってほじり抜く。キャラメルソースさながらのどろっとした愛蜜が舌に纏わりつき、なかなか千切れずに引き抜いた舌に粘りつく。

 

「れろっ!んじゅッ!」

「ぐぅおぉおぉお゛~~~❤いいぞっ❤❤もっと下品にマンコ舐めろ゛ぉおぉ❤」


 お望み通り、でかいケツ肉に指を食い込ませ乳でも揉むように捏ねつつ舌を暴れさせる。愛液を噴き出す火山口をねろねろと舐めしゃぶればそのぶんだけ肉が緩み体液が溢れ出してくる。不快な味ではなく、やみつきなってしまう濃厚な愛液。果実の蜜を詰まった部分を掘り当てたような心地にすらなる。

 

 もっと愛蜜を欲しくなって、これでもか、これでもかと汁をすすり下品な音を響かせる。マンコから吸い上げる汁はドロドロと粘性が強く吸い上げていると口の中で良く絡む。わざとクチャクチャとやり、かき混ぜて舌鼓を打つ。口の中の汁もマンコから湧き立つ新たな汁も舌と口の粘膜をいっぱいに使って味わいはしたない好意に溺れる。ここまで下品なクンニをしてもこの雄熊は素人ちんぽが愛液にむせていると受け取ってくれる。実際、灰村はおれの頭を掴んで引きはがすと雄のプライドを満たされたような笑みを浮かべた。

 

「熱心に舐めてくれたもんだな❤❤彼氏マンコよりも美味かったか❤」

「そ、そんなわけ……!」

「マンコ汁で顔を汚してちゃ説得力が無いなぁ❤さて、お前のちんぽの方もコイツが欲しくなったんじゃないか❤❤❤」


 おれが何も答えないでいるとベッドへと押し倒し、幅広でぶ厚い身体が覆いかぶさってくる。膝でおれの細い身体を挟んだまま見下ろして、ケツに生えた毛皮がちんぽをくすぐる。

 こいつがその気になればおれは圧死してしまうだろう。ちんぽを見下し、ケツを思うままに動かして犯せるように。対面座位と並んでこの世界の雄が好む体位、騎乗位だ。

 

「アイツのマンコはどうだった❤彼氏よりは良かったか❤❤」

「……っ!」

「答えたくないか❤❤じゃあおれのマンコと比べて貰おうか❤ちんぽはお前と違って素直だろうからな❤❤❤」


 べろり、とおれの首から頬までを舐めてからケツマンコを擦りつけてくる。愛撫によってすっかりほぐれて仕上がったマンコはちんぽに情熱的なキスをして、ケツを少し降ろすだけでも亀頭がわずかに埋没する。

 灰村は片手でちんぽをマンコへと固定して、蛇の捕食のように緩やかに確実にちんぽを飲み込んでいく。茶館の蕩けたマンコと同じ、柔らかいくせに緩いという感じが少しもしない雄膣。

 マンコ襞の一つ一つが分かるような緩やかさで快楽器官を飲み込まれ、ザーメンと愛液に塗れた亀頭が肛門に完全に食われる。その快楽は射精したちんぽには強すぎて、反射的に喘ぎ声を漏らす。

 

「く、はははぁ❤❤❤挿れただけでたまらないか❤まだ亀頭だけだぞ❤❤ほら、耐えてみせろ❤これではすぐ種付けしてしまうぞ、お゛おぉおぉ❤❤❤」


 乳首を自分でつねりつつ、デカケツは亀頭に次いで竿を咥えこむ。がに股でちんぽに跨ったスタイルのおかげで灰色熊の下品な姿が良く見える。竿でイイトコロを圧迫され、太ももを小刻みに揺らしてメスイキをしているようだった。デカマラもびたん、びたんと腹肉を打ち白濁混じりの粘液がおれへと垂れ落ちる。

 

「ぐ、ほおぉおぉ❤❤良いちんぽをしてるじゃないか❤❤❤ここまで良いちんぽに育ててくれた彼氏くんに感謝しなきゃなぁ❤」


 ぞりぞりと腸壁を削りつつちんぽは昇り、雄子宮の入り口たる結腸へ突き当たる。茶色熊の結腸同様、巨体に見合わぬ浅い位置にある結腸口はちんぽがキスをすると反応し、奥へ受け入れようと蠢きだす。熊は腰を回して奥にちんぽを押し付け、自ら快楽を貪っていた。

 いつもならばここから腰を突き上げてやるところだが、この灰色熊は腰を回すばかりではなくケツを上下させて結腸をごんごんとノックさせているので、何もしなくとも肉バイブにされる快楽を享受できる。

 

「ん゛ぉ❤分かるか❤❤おれのおぐにっお前のちんぽが当たってるんだぞ❤ここで射精されたら確実に孕むだろうなぁ❤へ、お゛っ❤❤」


 S字結腸は処女マンコ相手じゃすぐに脳みそを飛ばすぐらいの悦楽をもたらすが、この熊はマンコを律しておれを犯しており、雄マンコとしての熟練具合を想像させる。デカケツを上下させる速度もテンポを上げて、連続して結腸への入り口と亀頭がぶち当たっている。さすがにきついのかぶっとい太ももが震えを強くし、時おり歯をがちがちと噛み合わせる。もしも崩れ落ちればおれの腰骨は粉砕されてしまうが、捕らえた獲物を存分に貪っている猛獣に水を差すなんてできはしない。

 

「でっけぇえぇ❤❤❤てめぇのちんぽでかすぎでぇ❤おぐになかなか入んね゛ぇじゃねえがあぁ❤❤デカマラの淫乱め❤おら、おらぁ❤❤ちょっとずつ、入ってぐぞおぉ❤❤❤❤」


 ドラム缶みたいな腰が円を描く。グポグポとちんぽの出し入れを繰り返しつつデカケツを震わせる。深く息を吸った後に背筋を伸ばし、一瞬圧力を感じた後にちんぽが埋没を始めた。

 顔にかかった温かいものは熊ちんぽから噴き出した前立腺液だ。デカケツを降ろすのは止めないのはさすがだが、脳みその方はとっくに限界なようで舌が伸びて天井を目指している。ちんぽも1ミリマンコを抉られるごとに汁を飛ばして壊れた蛇口みたいだった。

 

 締め付けの良い直腸と結腸の境目を越えようとしているちんぽは、でかすぎるケツと野球ボールみたいな陰嚢でほとんど姿が見えなくなっている。そろそろ腫れたマンコ肉とちんぽの根本がキスをするころだ。

 

「へへへえ゛ぇ❤くるぞ❤❤❤ぉごっ❤デカちんぽ❤❤おれを孕ませるちんぽが雄マンコ一番深いトコロにくるぞおぉ❤❤」

「やだ、やめて……怖いぃ」

「残念だなぁ❤❤もうおれが孕むまで止められん❤❤❤ぐぉ❤ごッ❤お゛っほぉおぉ❤❤❤❤」


 ぶちゅり、と愛液が結合部の隙間から吐き出される音を立ててデカケツが腰骨とくっついた。結腸に亀頭がめりこむ快感で熊は軽くトんでしまったのか、はひはひと息を荒くしていた。

 下半身の悲鳴。熊の脚がまだ崩れていないのでどうにかなっているが、少々重い。ケツ肉だけでもおれの骨を砕けそうな重量なんだから、しっかり身体を支えておいて欲しい。

 

 とおれの内心をよそに理性が戻ってきた灰村は、口角を吊り上げておれを見下ろす。ようやくこの雌をモノにできたという充足感からか、ちんぽからも酔ってしまいそうな濃いフェロモンが漂っていた。

 

「さあ❤これからが本番だ❤❤根性見せろよ❤反応しないバイブ相手じゃ興が冷めてしまうからなぁ❤❤❤」


 おれに跨ったままの雄熊はデカケツをくっつけたまま覗き込んできて、鉄骨みたいな腕で抱き寄せて激しいキスを何度も繰り返す。おれの頬や首に、いくつもできるキスマーク。それは自分の所有物であるとケダモノが残すマーキングのように、おれに痕を残していく。

 

 こいつはおれの体力が持つのか気にしているようだが、無用な心配だ。この前シャチを相手にした時はシャワーを浴びる前にバックから、湯舟の中で体面座位で、身体を乾かす前にもう一度バックで。そんでベッドに連れ込まれから朝まで相手をさせられたんだぞ。ヤる前にはしっかりと体力を溜めている。

 

「怯えて声も出せないか❤❤じゃあおれの好きにさせて貰うとしよう❤」


 相変わらず都合の良い解釈をして、身体を曲げた灰村のケツがどんどん持ち上がる。和式便器で用を足す時の下品なスタイルで、蛇の口のように伸びるマンコから白く汚れたおれのちんぽが吐き出されていく。

 

「ぉお゛ぉおおぉおぉ~~~~❤❤❤❤」


 耳元で響く汚らしい喘ぎ声と、ちんぽにすがりつく肛門を楽しんでいると思わず腰が動きそうになってしまう。灰村は見せる相手がいるわけでもないのにケツを割り開いて、泡立った結合部を曝け出していた。ちんぽを咥えこんでいる自分のマンコを想像して昂るのは、まあこの世界の雄としては一般的だ。興奮の度合いが上がったのか再びマズルをおれの口へと寄せて、舌を滑り込ませてくる。

 おれは抵抗せずに舌肉を受け入れて、口内を欲望で蹂躙される。ベッドの上でおれを押しつぶす雄熊は、舌全体で擦りつけて唾液をかき鳴らす。

 

「んぢゅうぅうぅ❤❤んぅ❤んっぶぅうぅ❤❤❤」


 クンニをしていた時にも似た水音が部屋の中に鳴り響く。そうしている間も熊のデカケツは持ち上がり、ついにはちんぽを吐き出してしまった。

 

「ほぉおお゛おぉおぉ❤❤んぁ❤あ゛おぉ❤❤どうだ❤マンコが抜けてしまったなぁ❤❤嬉しいか❤それともちんぽが寂しくって我慢できないか❤❤」


 おれの舌をしゃぶり、ケツだけを高々と掲げる巨漢の熊。くすんだ色をしたケツの中心で存在を主張しているエロマンコは、今も愛液を吐き出しているのだろう。ちんぽに温かな粘液が垂れ落ちて、ちんぽをエロくコーティングしてくれている。

 おれが黙っていると気を良くしたのか、むちむちな雄っぱいでおれを押しつぶして笑んだ。茶館に体面座位で犯された時と同じく、視界の全てが雄で埋め尽くされる。汗臭い熊の匂いが鼻腔を支配して、胸肉の柔らかさが性欲をからめとる。

 

「覚悟はいいか、淫乱ちんぽ野郎❤❤❤」


 耳元で囁かれる声。

 ああ、これはあれか。ちんぽをオマンコに添えて一気に最奥に叩き付けるあのシチュエーションか。

 覚悟なんてとっくにできている。さあ、来てくれ。おれは哀れな雌を演じるから、舞台に上がったことすら気付かない愚かな道化のお前も、欲望のままにケツを振ってくれ。

 

「さあ、行くぞ、お゛ッぉお゛ぉおおぉおぉおぉおぉおぉぉぉ❤❤❤❤❤」


 グチュリ、と音を立てて雄マンコがおれのちんぽを飲み込んだ。

 ケツマン襞で竿を撫でられる圧倒的な快楽で身体が痙攣してしまう。

 

 そして、一度征服した結腸――その曲がり角を正す勢いで、ちんぽが最奥へと叩き付けられた。

 

「ん゛っぎぃい゛ぃいぃいいぃいぃ❤❤❤❤ちんぽぎだあぁああぁ❤❤❤❤❤」

「ん、んあっ!」


 おれもはしたない声を抑えられなかったが、熊の反応は劇的だった。牙を打ち鳴らしながら泡を吹き、瞳を完全にひっくり返して痙攣している。それでも足腰は崩れ落ちてはおらず、マンコはヒダというヒダを使ってちんぽへと媚び、奉仕する。

 灰村が意識を喪失したのはほんの一瞬で、すぐさまグボォといやらしい音を立ててデカケツを持ち上げる。マンコがこそがれる快楽に鼻の穴が拡がるが、ケツは止まらない。おれを見下ろしたまま直腸オナホでちんぽを擦り、再びケツを叩き付ける。

 

「ぐぅるうぅうう゛ぅうぅっ❤❤❤あ、ぎいぃいぃ❤お゛うっ❤❤」


 雄熊は聞くに堪えない雄たけびをあげつつも、おれを見下ろすのをやめない。結腸で迎え入れられるときも肛門が竿を擦るときもたまらなく気持ちが良い。火照って蕩けた雌肉がうねり、竿を柔らかく舐め上げる。マンコはおれのちんぽに誂えたようにフィットして、絶妙に擦れ合っては密着する。すがりつくマンコを引き剥がして抜け出る快楽。マンコ肉をめりめりと押し広げる征服感。ちんぽからの激悦が止まらずにおれの口からは演技でない嬌声が溢れてしまう。

 

「あっ!ああぁ!」

「お゛らっ❤❤イけ゛っ❤イくんだ❤❤彼氏以外のマンコにおかざれでイくんだよお゛ぉ❤❤❤おおぉお゛❤」


 ケツの速度が更に上がり、肉がつかり合う打擲音が間断なく部屋に響く。ぶちゅぶぢゅと湿った音を響かせるマンコは獰猛な捕食者で、おれの精魂を吸い尽くすような荒々しさでちんぽにしゃぶりついてくる。

 激しい上下運動でデカケツが振り下ろされるたびに金玉へと振動が伝わり、ザーメンを出せと追い立てられるかのようだった。ちんぽが急速に硬くなり、鈴口が痙攣する。

 

「金玉が硬くなっでぎだかぁあぁ❤❤❤来い❤敗北マジイキしてしまえ゛っ❤❤彼氏の為に溜め込んでたザーメンをぜんぶ出すんだよおぉ❤❤❤❤」

「ん、くぁあぁ!駄目だっ!そんなにされたら、おれっ!」


 もう限界だった。ちんぽの根本がきゅっとしまり、発射の準備が止められない。

 おれにトドメを刺そうとマンコ肉がひくついて、腰を浅ましく振り立てる雄熊。そして、ぼぢゅんと音を立ててデカケツが押し付けられた瞬間におれは敗北のザーメンをぶちまける。

 

「あっ!いく、いくううぅ!」

「お゛っ❤❤❤ひ、い゛~~~~~~~❤❤❤❤」


 柔らかな結腸に纏わりつかれ、ちんぽが痙攣する。

 雄マンコを犯して種付けするんじゃない。おれが犯されて、種付けさせられている。あまりにも射精の快楽が強すぎて、マンコでザーメンを吸い上げてられているような錯覚に陥る。それほどまでにこの射精は気持ちが良い。

 

「あ゛ああぁっはああぁぁ❤❤❤たまらんっ❤孕ませてくださいってザーメンがぶちまけられてやがるっ❤❤たまらねえよなぁ❤彼氏持ちのちんぽからザーメン搾り取るのはよおぉ❤❤❤」


 灰村もまた快楽に酔いしれているようだった。デカマラからは無意味なザーメンが噴き出しているが、それに気付いていないような陶然とした雌の顔をしていた。顔面からは攻撃性も雄臭さも垂れ流されて、だらしなく緩んでいた。

 デカケツをぐりぐりと擦りつけ、もっともっとザーメンをとねだることしか関心が無いようだ。

 

「お゛おぉおぉ❤❤んっおおぉおぉ❤❤❤ほ、おおぉぉ……❤ふ、ひぃ❤❤随分と出してくれたな❤よっぽど良かったようなだなぁ❤❤」


 絶頂がおさまり、灰村が雄っぱいを引き剥がすと現実がおれに返ってくる。火照った頬にはエアコンの効いた室内の空気が心地良く、籠った熱を吐き出すように呼吸していると昂っていた身体が冷めてくる。

 しかし、空気には濃厚な性臭と汗臭さが混じっていて興奮の方はちっとも冷めやらない。ちんぽだっていまだにマンコの中で震えていて、精液の残滓を吐き出しているのだ。

 

「まだ硬いなぁ❤第二回戦といくか❤❤❤次はどんな体位がいい❤お前が自分で腰を振ってみるか❤❤寝バックでも、正常位で雄っぱいに奉仕しながらでもいいぞ❤お前が自分で選んでみろ❤❤」

「そんな……もう無理です」


 許しを乞うように見上げてみると熊マンコがきゅっと締まって実に分かりやすい。まあ、分かりやすいのはおれも同じでちんぽは欲求不満に硬いままだ。茶色い熊の方に一発、こいつに一発出した程度じゃ全く物足りない。

 ヤるんだったらバックからがいいかなあ。でかいケツにしがみついてへこへこと腰を振って、罵倒されながら射精するとか良さげなシチュエーションじゃないか。

 

「おい❤テメェらだけで楽しんでんじゃねえよ❤❤❤次はおれの番だ❤さっさとその緩マンどかせや❤❤」


 とデカケツの柔らかさを想像していると茶色の熊がおれのそばへとにじり寄っていた。マンコがめくれる快楽からようやく復帰したのか、まだ熊マンコと繋がったままのおれのちんぽを見て美味そうに舌なめずりをする。

 

「まだおれが食ってる途中だろう❤❤物足りないならこいつの口でも使ってろ❤」

「てめえこそ手マンでもさせとけよぉ❤今夜はマンコいっぱいになるまで種付けさせんだからよ❤❤デカマラくんだって、おれのトロマンが好きだよなぁ❤❤❤いっぱいザーメンお漏らししちゃったもんなぁ~❤❤」


 茶館はおれの手を取って、いやらしい舌の動きで指を舐めしゃぶる。はちみつをたっぷりつけたキャンディーにするように舌を絡ませ、下品な音を立てて唾液をすする。

 しかし媚びているという印象は受けず、むしろおれにおねだりをしてみせろと命じられているような気さえした。ぬるりと熱い唾液の海を指先で感じていると、ちんぽを舐められている錯覚に陥る。

 

「んぅ❤またデカくなってきたな❤❤❤コイツ、二発も出してまだ物足りないようだ❤❤こんなエロガキ相手にするのは久しぶりだ❤」

「へっへぇ❤❤救えねえヤリチンだな❤マンコで搾ってやるだけじゃ躾不足だ❤❤アレやろうぜ、アレ❤」

「アレか❤❤いいぞ❤生意気なちんぽを分からせてやるにはちょうど良い❤❤」


 そして、二匹の淫獣はでかい乳首を硬くして顔を歪める。

 コイツらが何をするのか分からなくとも、締め付けてくる熊マンコからして淫らでおぞましいものだと想像がつく。

 男をバイブとしか思っていないような残忍で飢えた獣ども。こいつらの言う躾がどれだけおれの尊厳を踏みにじり、虐めるものなのだろうか。想像しただけで尿道から精液の残滓が漏れた。

 

***


「ん゛、ああぁ……❤」

「ちゅ、んむっ」

「おぉおぉ❤❤あっ❤くっせぇ❤❤腋ちんぽ臭で鼻曲がるぅ❤」


 おれの世界には、暗闇と雄臭さで支配されていた。

 鼻を潜り込ませた毛皮から吸い込むきつい臭い。舌を滑らせて感じるのは染み出した汗の雫、そして熊肉本来の野趣な味。口を大きく開けて食らいついてみると、到底噛み切れない肉の感触と一緒に雄熊の味が口に拡がる。

 

「はあああぁん❤❤もっとぉ❤もっと口を使え❤❤味をしっかり、覚えろぉ❤」


 脂が付いた肉に歯を立てるたびに野太い声が上がる。だいぶ強めに噛んでいるつもりなんだけど、こいつらからしたら愛撫程度にしか感じていないらしい。

 ついでに両手を滑らせて口では対処しきれない肉に奉仕する。何度揉み捏ねても圧倒されるボリューミーな筋肉を、押し込んで、つまんで、揉んで。おそらくは腹肉であろう広大な肉平原を捏ねながら進めば二つの肉山へ到達する。さ迷いながら指を食い込ませ遂に体面を果たすは肉の突起。そいつを指の腹で押しつぶしぎり、と引っ張ってみる。

 

「ぐっひぃい゛ぃいぃ❤❤お゛❤いぐぅうぅ❤❤んぁ❤さ、さぁどうだ❤❤どっちの乳首か当ててみろ゛っ❤❤❤」


 今おれが奉仕している巨漢がどちらかは分からない。なんせおれの顔にはアイマスクがはめられて、視界を完全に塞がれているからだ。

 ラグビー部で体型が似通っており、同じ熊獣人として毛並みもそっくりなせいで触っただけでは全く分からない。声で見分けようとしてもこの二人は奉仕しているのとは別の方が声を上げることがあるもんだから、全く分からない。

 

「おうぅううぅ❤❤❤乳首伸びる❤デカ乳首さらにデカくなるぞおぉおぉ~~❤❤お゛ひっ❤あ、当てられながっだらデカ乳首しゃぶらぜるがらなぁ❤❤」

 

 当ててみせたらご褒美で、間違ったら罰ゲーム。

 二人はそう笑っていたが当てたって間違ってたって種付けをさせられるに決まっている。おれだって期待を持たせて裏切ってやるのは大好きだし。

 おれが逃がしてくれるかもなんて希望を持って奉仕するのを見て愉しむ。これはそういうゲームだ。おれも騙されている馬鹿男のフリをしながらむちむちな身体へ抱きつけるし、誰も損をしていない。

 

「スーーッ❤❤ふごおぉ❤汗しゅんげっへぇえぇ❤イぐ❤❤くっせぇ腋ちんぽでマンコイくっ❤❤おおぅ❤もっと腋かがせろよぉ❤❤んむ❤」


 ついでにおれの腋へは鼻面が突っ込まれ、ふごふごと腋の匂いを嗅ぎ回されている。舌で腋毛ごと汗の雫をすくいとり、腋のくぼみに溜まった汗まで音を立てて吸い上げられる。

 おれの腋毛は唾液まみれですっかりへたってしまったが、どちらか分からない熊はそれすらも美味そうに音を立てて吸い上げるのだ。心地良そうな声と一緒に巨体が震えるのを感じるから、腋の匂いだけメスイキをしているのかもしれない。

 

「あおぉお❤❤そ、そこぉ❤そこもっど強く吸えっ❤❤んっはぁ❤そうだ、そのままあ゛ああぁ❤❤❤」

「ジュルルルルッ❤❤❤お゛ひぃ❤ちんぽよりもくっせぇ❤❤脳みそとけるうぅぅ❤お゛ーっ❤❤しゅごぉおぉ❤んずぅうぅぅう~~~❤❤❤」


 つまりは、おれは今二人の雄熊二人とベッドの上で味を確かめあっているのだ。真っ裸になった身体をくすぐる毛皮と荒い鼻息、そして肉厚な舌。ときおり啄むようにキスマークを残されて、おれの身体は見た目でも匂いでも雄熊の所有物にされている。

 太鼓腹にサンドイッチをされて汗の匂いを擦り付けられているものだから、二人の匂いが混ざり合ってどちらのものかも分からない。ただ、雄の欲望に包まれて脳みそが溶けてしまいそうだ。

 

「すぅうぅ、んっ。ふぅぅうぅ……はぁ」


 クーラーが効いていたはずの室内だが、おれの身体は茹るような熱気に包まれている。生々しく火照った性の熱によってベッドの上は雄のサウナ同然に加熱されている。おれの身体からも当然汗が噴き出しては熊の毛皮に染み込んだ汗と混ざり合って湿り気を増す。

 呼吸を繰り返していると汗の湿った匂いと雄熊二人のきつい匂いで肺が満たされる。雄っぱいに挟まれて息を吸うと匂いが内臓と脳みそに刻み込まれそうだ。

 

「匂いをしっかり覚えたか❤じゃあチェンジだ❤❤❤」

「よーし❤次はおれの乳首の味を覚えような❤❤おしゃぶりしながら手も使えよ❤」

 

 舌で奉仕をさせてしばらくたったら交代だ。腹肉を噛んでいた口に今度は乳首を突っ込まれ、おしゃぶりを強制されられる。もちろん両手を休めることは許されずにおれはおずおずと躊躇いがちに――見える演技で――でデカケツへと手を回し、腹肉並みに肉が詰ったケツたぶを愛撫する。


「ん゛っはあぁぁん❤❤❤いいぞ❤おれのっ乳首の味を覚えろよ❤❤おぉおぉ❤ケツぅ❤ケツの揉み方もぉ❤❤そうだ❤マンコの、弱いところもぉおぉ❤❤❤」


 ケツ肉の柔らかさに誘われているうちに両指はケツの谷間へと延び、ちんぽによって耕された淫乱マンコへと到達する。マンコはおれが撫でまわすとびくりと震えたが、指で確かめた限りでは緩んでいる様子は無い。ラグビー部として下半身を鍛え上げている成果だろうか。

 とんとん、とノックをしてみても掠れた甘い声が聞こえるばかりで精液が漏れてくる感じはしない。

 

「ん゛おぉお❤しょ、しょうだあぁ❤❤❤乳首しゃぶりながら手マンしろ❤授乳っ手マンだぞおぉおぉ❤❤❤」


 雄っぱいに挟まれているおれに降り注ぐおねだりの声。じゃあ仕方ないなと細っこい指をオマンコへと滑り込ませる。一瞬だけ巨体が硬直して、すぐさま膣肉の強い締め付けが襲う。

 そのまま指を出し入れしつつかりかりと引っかいてみたりぷっくり膨れた前立腺を撫で回して可愛がってやる。ぬるぬるとした温かい汁は愛液か、マンコで保温されたおれのザーメンだろう。指を二本に追加してかき回してもマンコは締まったままで、汁をお漏らしするような気配が無い。どうにも、肛門が死ぬ気で締め付けを維持しているようだ。

 

「ンズズズッ❤❤うめえっ❤口マンコとろけちまううぅ❤❤足の指までエロい味してるじゃねえか❤んんんっ❤❤」


 おれが関心していると、足の指を柔らかく熱い感触が包み込む。同時に指の股から爪まで丁寧に這いまわる軟体。アイマスクをしていても分かるそれは、おれの口内をさんざん蹂躙したもの。熊の片割れが、おれの足指をしゃぶっていた。

 この世界の価値観が狂っていることはさんざん伝えたが、これも男らしい行為に入るんだろうか?こいつの性癖が狂ってるだけな気もする。

 

 でもまあ、気持ちいいことには代わりないので媚びた声を出してやると舌の動きが淫猥になった。指どころか足の裏まで舐め回してフェラ音のような下品な水音をかき鳴らす。その音に負けじと口に含んだ乳首を激しく吸い上げて、ちんぽを浅ましく擦りつける。

 

「う゛ぉっ❤足舐められてちんぽ疼いたがぁ❤❤❤言っとくがザーメン出すなよ❤おれらのマンコ以外にザーメン漏らしたらその倍出させるからな❤❤」

「イきそうになったら言えよ❤❤んじゅっ❤どっちの乳首しゃぶってるか正解したらご褒美射精タイムだ❤」


 と、おれに身体を舐めさせて、逆に舐めて、二人の雄熊はおれを甚振った。硬く尖った乳首に舌肉を巻きつけると片方の舌が膝裏を這った。雄っぱいを揉み解している間は金玉が口の中で泳がされた。二人の間に挟まれて、ちんぽも全身も毛皮と豊満な身体で擦りつけられた。

 

「んんっ❤❤お゛っ❤でけぇちんぽしやがって❤❤咥えきれねえぞ❤んっ❤んむ゛っ❤❤」

「ぢゅぽっ❤ぢゅろろろっ❤❤❤ふん゛っ❤ずぞぞぉおぉ~~❤❤❤」


 もちろんちんぽも執拗に舐られた。代わる代わるちんぽを喉奥まで突っ込んで、唾液を纏わせて引き抜けばでかいちんぽだ、媚びるためにあるちんぽだとなじられた。

 激しいイラマチオだけではなく二人がかりでちんぽを舐り、二枚の舌肉で亀頭を挟み込まれた。まるでおれのちんぽを介してキスをしているような下品すぎるフェラチオで金玉はまたもや精液を大量生産し始めたが、射精の寸前で口を離して陰嚢や会陰部を舐め始める。

 

「ああっ!だめ、もうイかせてぇ!」


 おれは半ば演技を脱ぎ捨てて射精を懇願した。腰を突き出してちんぽを揺らし、視界を塞がれたままちんぽを揺らす。どうか、ザーメンを出させて欲しいと先走りを飛ばしながらのおねだりを繰り返す。

 雄熊たちはその醜態に満足したのか、唾液まみれにしたちんぽから口を離してくれた。雄の匂いをマーキングされたおれを押し倒し、どちらか分からない巨体が上へとのしかかる。

 

「いいぜぇ、イかせてやる❤たっぷり焦らしてやったんだ❤❤❤濃いザーメン出しやがれよ❤」

「ぅあっ!?んああああっ!」


 亀頭に柔らかいものが触れたと思ったら、一息に根本まで蕩けた肉に包まれる。陰毛までみっちりと押しつぶされて、ぬるついた粘液によって下腹部が濡れる。

 見えなくとも分かる、オナホとは比べ物にならない蕩け具合。火傷しそうな熱を孕んだ肉。熊マンコが三度ちんぽを咥えこんでいた。


「お゛お゛ごおおっ❤❤❤ほおぉおおぉ❤❤」


 あの野太い雄たけびが聞こえたと思ったら、亀頭が行き止まりをノックしていた。既におれの形になっているマンコはちんぽにぴったりとフィットしていて、すぐさまマンコ襞を絡みつかせてくる。

 ザーメンによって潤滑を増したマンコは柔肉の心地よさと淫乱な粘液のぬるつきでちんぽをほぐし、逃がすまいと抱きしめる。精液を漏らす寸前だったちんぽには刺激が強すぎて、思わず腰が浮いてしまうほどだった。

 

「あ゛っ❤❤はあぁ❤でっけぇ❤はあぁ❤❤」


 頭上で肉欲をこぼす吐息が聞こえるのも興奮を誘う。それは雌特有の甘えた声色を持ちながら、雄にしかない獰猛さを兼ね備えており耳からおれの脳を犯す。

 そして、ちんぽが充分にマンコへと馴染むと、でかすぎるケツ肉が緩やかに上下し始める。

 

「ああぁあぁ❤❤❤ん゛っ❤お゛っ❤ほぉお゛お゛おおっ❤❤おぉほおぉおおぉ❤❤❤」


 視界が塞がっていてもおれの上で喘いでいる熊が幻視できた。ばちゅん!とケツが打ち付けられると毛皮から飛んだであろう汗が頬にかかる。

 ぐちゅ、ぬちゅとちんぽが犯されている結合部からいやらしい水音が止まらず、ときおり耐えかねたようにちんぽを最奥に差し込んだまま痙攣し、下腹部を濡らす汁の感触がする。


「おおおおぉっ❤❤❤❤お゛おぉ❤❤❤ん゛っほぉおぉ❤❤お゛っ❤お゛っ❤お゛っおっ❤お゛❤お゛っごおぉおぉおぉ❤❤❤❤❤」


 ちんぽを咥えこんでいた直後は堪能するようにスローテンポで往来をしていたマンコだったが、今では本格的に雄のケツが雌のちんぽに叩き付けるように本気のピストン運動を繰り返している。

 ごりごりと中を抉られるマンコは不規則に締め付けておれを快楽に慣れさせてくれない。アイマスクの下では目を見開いて、口を半開きにしたまま涎を垂らしてしまう。

 

「あっはぁ!そ、だめだぁ!やめて、おれは彼氏がいるのにぃ!お願いですっ!中出しだけは許してえぇ!」


 これだよこれ。恥なんて投げ捨ててただマンコに屈服する悦び。マンコの熱で雄としてのプライドが溶かされて雌に変容していく。

 激しいケツの叩き付けは必ず孕んでやるという生殖本能が現れており、おれは金玉を硬くして使われるしかない。

 

 こいつの所有物にされた。

 抗いがたい昏い悦びが胸をときめかせ、マンコに感謝と敬愛を捧げよと金玉へ発破をかける。

 もう何度絶頂したのだろうか。使い込まれた雄膣がおれのちんぽを虐めるようにきゅんきゅんとして、喜悦の声をおれから搾り出す。

 

「はあぁっ!おねがいだ、もうやめてぇ――んぐっ!」

「んむふぅうぅ~~~❤❤❤んぢゅ❤ぢゅるるるぅうぅ❤❤」


 おれの喘ぎ声さえ食らい尽くしてやるとばかりに熊のマズルが噛みついてきた。情けなく開かれていた口内に太い舌が侵入し、ドロリとした粘液を含ませておれの口をぐちゃぐちゃにかき混ぜる。

 喉奥まで舌を突っ込んで唾液を流し込んでくる。媚びへつらうように舌を絡ませてしゃぶっているとご褒美でも与えるつもりなのか歯列や口蓋を舐め上げてくる。

 

 そのねちっこくて暴力的な舌の使い方は茶館のそれだと分かったが、あえて答えずにデカケツをぶつけられるままに任せる。正解したおれを裏切って虐めるよりも、快楽で喘いで何も言えない雌を犯す方が昂る。コイツはそんなタイプだろう。

 

「ああっ!うぅうああぁ!」

「ハッハァ❤❤❤もう何言ってるかわかんねえよ❤❤❤❤でっけぇくせに雑魚なちんぽしやがって❤おらイけ❤彼氏以外のマンコに射精しろ❤❤てめぇのザーメンで孕む❤孕む❤孕んでやるぜえええぇぇ❤❤❤❤」

「も、もうだめだぁ!いくっ!いくいくいくうぅぅ!」


 そして、おれのちんぽが限界を迎えた瞬間に力強く抱きしめられる。

 恐ろしく熱い精液が尿道を駆け上がりマンコへとぶちまけられたその刹那、身体の全てが巨体に包み込まれた。

 

「ん゛ぉおおぉおおおぉおぉ❤❤❤ザーメンくるうぅうぅううぅ❤❤」

 

 快楽で漏らしてしまったザーメンとは違う、マンコに向かって叩き付けられる雄の欲望。ビシャビシャとマンコを打ち付ける精液に、雄熊も耐え切れず咆哮する。

 耳元でわめかれて鼓膜が破れそうだったが、全身を体液で濡らした毛皮と人の肌が一つになる感触は心地よく、広い背中へと腕を伸ばしてしがみつく。

 

「お゛っおぉおぉ❤❤❤お゛ぉ~~❤❤お゛、おぉおぉ……❤」


 茶館は絶頂の余韻を吐息と一緒に吐き出しながら数回腰を回転させ、最後の一滴までザーメンを自分の中に搾り取ると、おれの視界が急に開けた。

 アイマスクを外された瞳で見上げると、顔を歪ませたケダモノの顔があった。好色にぎらついた瞳と濡れ光る牙。凶悪なその相貌には、おれをモノにしてやったという征服欲がありありと浮かんでいた。

 

「はぁー❤❤やっぱマンコに思いっきり種付けさせんのはいいなぁ❤❤❤着床させてください❤っててめぇのエロい精子がビチビチ言ってんぜ❤❤ザーメンまで淫売なんだなぁ❤❤❤」


 ちゅ、ちゅ❤と頬にキスをしつつマンコは少しずつ抜け出ていく。ちんぽが抜ける最中も肛門はしっかりとちんぽをしゃぶっており、愛液の一滴も種付けされたザーメンも逃すまいと竿に張り付いている。

 ニュポン❤と音を立ててちんぽが引き抜けるとすぐにマンコを手でふさぎ、けだるげにおれの横へと寝そべった。

 

「なかなか良かったぜ❤でも、おれのマンコだって答えられなかったから罰ゲームだな❤❤」

「そ、そんな……許してください。もう無理です」

「許して欲しいならおれたちのマンコをしっかりちんぽに刻み込んでおけよ❤❤そいつと違っておれは甘くないからな❤❤❤」


 足首を掴んでおれの股を無理やりに開かせるは灰色の毛皮を纏った熊。茶館に劣らぬ体躯を持ったケダモノはちんぽから汁を垂らし、もどかしそうにケツを揺すっておれをまたぐ。


「次は種プでハメてやるからな❤指先しか動けないようにして、ちんぽを犯されると自分が肉棒しか価値が無いと実感できて最高だぞ❤❤❤」


 逞しい肩をぶるりと震わせて灰村は再びおれのちんぽへとマンコをあてがった。おれを見下ろす、オスの本能を剥き出しにした相貌。横を見れば同じく下品に口角を吊り上げた雄がいる。さきほど種付けされたばかりだというのに、物足りないと言いたげにちんぽを硬くしたままだ。

 

「おれらは何発でもイけるからな❤❤次はお前に腰振らせてやるよ❤」

「乳首もしゃぶらせてやるからな❤お前のちんぽも口もおれたち専用のちんぽになるんだ❤❤使い方をしっかり教えてやる❤」


 雄の熊は種付けを受けてなおも満ちた様子は無く、むしろ精液の味と匂いで空腹を刺激されていた。精の味を知った熊たちは次はどうやってちんぽを食らってやるかと愛液を涎としてマンコを濡らす。

 

 涎を垂らしているのはおれのちんぽも同じ。

 びくりと跳ねては我慢汁を噴き上げるおれのちんぽを、この雄熊どもはどう思っているのだろうか。遊び慣れていないちんぽを自分たちのマンコで虜にしてやったと充足感に満たされているのだろうか。


「あ、ああぁ……」


 ああ、なんて可愛らしいんだ。

 きっと、この世界に於いてはこいつらは最低で下衆で雄の悪性を煮詰めたような輩なんだろう。でも、おれにとっては最高にいやらしく最高に馬鹿で最高な雌にしか思えない。

 おれを求めてくれる相手に身体を売って悦んで貰うのもいいが、こんな奴ら相手に犯されていると、自分が理想郷ともいえる世界に来たのだと実感できる。

 

「お、お願いです……もう許してください」


 だから、おれも感謝を示そう。

 この素晴らしい世界に呼んでくれたことに。

 おれを愉しませてくれるこの愛すべき馬鹿どもに。おれを愉しませてくれたんだ。こいつらにも愉しんで貰わないといけない。

 

 故に、おれは哀れな雌の仮面を被ってやらなきゃならない。こいつらが、昂ってマンコを疼かせてくれるように。

 

「いやだ……助けて――」


 おれの大好きな獣人の名前を呼んでみると、ケダモノどもが興奮で鼻息を漏らす。彼氏の名前を言ったのだと思い込んで、興奮して、おれをもっと辱めてくれるに違いない。

 次は彼氏に謝罪でもさせられながらハメられるのかな。次はどうやって犯されるのか胸を膨らませていると、灰熊のマンコがちんぽを飲み込んだ。

 

 

 ***

 

「ん、ううぅ……腰いてぇ」


 誰もいない駅前で、うんと背筋を伸ばす。

 やっぱり、朝帰りで見る陽の光ってのは美しい。

 空がまだ夏のきつい青色に染まり切っておらず、ほんの少しだけ夜の色を混ぜた空に光が溶けている。

 やがておれの身体を照らす光と熱がやってくるけれど、通勤する社会人たちでごった返すのだろうけど、今は静かな空気だけが包んでいる。

 

 なんだかんだで朝には返してくれたし、あのエロ熊どももちょっとは良いところがあるのかもなと思いつつスマホを開く。そこにあるのは追加されたあの熊たちの連絡先だ。

 ナンパレイプ物の定番なのか、おれの連絡先は控えられていつ連絡されてもすぐに返事をするようにと命令されてしまった。しなかったら彼氏に今夜のハメ撮りを送りつけてやるとの脅迫付き。何から何までテンプレだ。


「まーでも、これ送りつけられても困らないんだよな……」


 グループトークに表示されたのはいくつものハメ撮りだ。茶色いデカケツにしがみついて腰を振るおれや、騎乗位で搾り取られながらピースサインをするおれ。二人にダブルフェラをされながら写真を撮られているおれ。この世界のハメ撮りじゃこれが定番なんだろうか。

 

 ぼんやりと見ていると、新たな動画が送信されてくる。ついでに『良く撮れてるだろ❤彼氏クンにこんなに出しちゃいましたー❤❤❤って教えてやれよ❤』なんてメッセージが添えられて。

 

「……わぉ」


 そりゃ声も出るってもんだ。

 そこに映っていたのは二人の雄熊が並んでデカケツを向けている姿。それも、ケツの谷間を割り開いて腫れたマンコを見せつけながら。

 しかも、ただマンコを見せつけるだけの動画じゃない。二人のマンコの直下に置かれた洗面器。そして激しく収縮して何かを堪えるように伸びる肛門。そうえいばマンコからザーメンを漏らさないようにずっと肛門を締め付けていたなと思い返す。

 

『見てるかぁ❤彼氏クン❤❤おれたち、そこのちんぽくんと一晩ハメまくっちゃいましたー❤オマンコ、そいつのデカマラの形になってもう戻んねえわ❤❤❤ごめんなー❤』

『種付けもたっぷりされたんで、着床も確実だと思うぞ❤❤❤今からどれだけ種付けされたか教えてやるからぁ❤緩マンの彼氏クンはしっかり目に焼き付けておいてくれ❤❤』


 そして、二人のデカケツに力がこもると同時に肛門が唇を尖らせた。短い尻尾が硬直し、土管みたいな下半身に血管が浮かび上がる。それはまるで発射台。何かを打ち出そうと下半身の全てがただの部品へと成り下がる。ラグビーで鍛えたはずの肉体が、雄の欲望を満たすためだけのただの器具へと。

 

 それはまるで土下座でもしているような体勢だった。動画の中の雄どもはあくまで誇りと自信を漲らせているくせに、恥を知らぬ雌同然にケツを持ち上げるとケツの谷間は無くなるほど肛門が迫り出し、すぼまりがぶくんと膨れる。

 溜まらず捲れ裏返った肛門の褐色が一瞬で桜色に変じ、伸びきった丸肛門から――

 

『さあ❤いくぜいくぜいくぜえぇ~~❤❤❤ぐるっ❤ザーメンくる❤❤着床マンコからザーメンきちゃう~~~っ❤❤』

『射精❤射精❤射精❤いぐぞぉ❤❤オマンコ射精するぞおぉおぉ❤❤❤う゛おぉ❤❤お゛っ❤お゛ぉおぉ――』


 ――精液が、噴火のように激しく迸った。

 

『ん゛お゛お゛ぉおご゛ォお゛ぉおおぉおおぉおぉおぉおぉぉ❤❤❤❤❤❤』


 もはや、どちらが上げた嬌声なのかも分からなかった。噴きあがった精液は精液柱となって直上に伸び、すぐに洗面器へと落ちて性臭のする湯気がもうもうと上がる。

 

『う゛っひぃい゛ぃいぃいぃ❤❤❤いぐいぐいぐぅううぅーーー❤❤アクメぇ❤❤❤オマンコ射精でアグメずっげえのぎでるうぅうぅ❤❤』

『ずっげえだろおぉお゛おぉおぉ❤❤❤お前の彼氏はぁあ゛❤❤ごぉんなにい゛いぃいぃおれらに種付けしでるんだぞおぉおぉ❤❤❤❤』


 ザーメン排泄の快楽でもイき続けているのかデカケツが左右に振り乱され、排泄音がさらに下品にブジュブジュと鳴る。

 正直、本当に自分が出したのか疑わしくなるザーメン量だった。曲がりくねった結腸の先までザーメンを種付けしてやったからか、排泄はいつまでも終わらずに搾り切ったかと思えば野太い喘ぎと一緒に断続的な大量射精をしている。

 もはや肉火山同然に尖り切った肛門から霧状のザーメンがグジュグジュと噴きあがり、もはや洗面器の容量を超えるまで散り撒かれていた。

 

「あーもう、参ったなぁこれ」


 もちろん、いるわけもない彼氏に見せられたら困るってわけではなく。

 こんな下品でドエロい動画を送りつけられたせいでまたちんぽが硬くなってきてしまったのだ。

 

 とりあえずグループトークの連絡先を開き、今からでも相手をしてくれそうなオスケモを見繕い始める。この動画を見せたら、どんな反応をしてくれるかなと想像しながら。

 

 

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