お試し:陥没乳首素人処女教師―逆転ヤリマン世界教師編― (Pixiv Fanbox)
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いかにも雄臭い中年親父の住処。
おれが住んでいるワンルームを表現するのに最適な言葉と言えるだろう。カーテンの隙間から朝陽が差し込む部屋にはビールの空き缶やらゴミ箱に突っ込むことすらおっくうなコンビニ飯の容器が散らかり放題になっていた。カーペットにできたシミはどうやって落とすのか考えたくもなかった。
竜の寝所に積み上げられた財宝の山さながらに部屋を埋め尽くすゴミ。その中央に敷かれたのは豪奢なベッドではなく薄っぺらいせんべい布団だ。若い頃は平気だったが最近では寝ても全く疲れを取ってくれない安物。年々でかくなるおれの巨体を受け止めるには狭すぎるし薄すぎる。今年こそまともなマットレスを買おう、と思っているのに風俗代にボーナスが消えるおかげでいまだに現役だ。おれの馬鹿さと性欲の強さを象徴していると言える。
「う゛ーーっ、身体イテェな、休みてぇ」
身体の関節を鳴らしながらのそりと立ち上がる。やかましいスマホのアラームのせいで頭が痛いし、身体にこびりついてしまった筋肉痛は起き上がろうとする身体に悲鳴を上げさせる。やっぱりシャワーじゃなくゆっくり風呂に浸かるべきなんだろうが、仕事から帰るとそんな気力も消えてしまう。
おれの身体は臭いんだろうか、と鼻をひくつかせみるが何も分からねえ。ビキニだけで寝たのは失敗だったかもなと今更の後悔。うだるような熱帯夜のせいで毛皮からは汗臭さが立ち昇っていやがるし、昨日ぶっ放したザーメンが身体や布団にへばりついちまってる。住処をいっぱいにしている汗と精液の臭いによって、加齢臭なんかあったとしても感じ取ることは不可能だろう。いや、おれに加齢臭なんてあってたまるか。まだ現役だし、筋肉から立ち上るのはちんぽどもを魅了する雄のフェロモンだ。
「そうだ、おれの筋肉を見ればみんな惚れるに決まってんだ」
自分を励ますようにつぶやきながら、この汚部屋には相応しくない巨大な姿見の前でポーズをキメてみる。身体を鍛えるなら必須ですよとトレーニング用品店で勧められるままに買ったが、良い買い物だったと後悔はしていない。おれの男らしさを再認識し、安心させてくれるからだ。
「んん、ちょっとばかし腹が出て来たか?平気か?」
と言いながら鏡の中でポージングを変えるのは雄性を凝縮してヒトの形に削り取ったような牛獣人だ。赤土色の短い毛並みと勇ましい二本の角は草食種の獣人でありながらも獰猛な気配を漂わせる。短いマズルと若干悪い目つきも、たぶん男らしい。
そして、何よりも魅力的なのはおれの全身に張り出した筋肉たちだ。四本の腕は筋肉の溝によって隆起しておりトレーニングをしている時は汗が溝の間を流れ落ちる。太さだって規格外で、まるで丸太を四本くっつけているみてえだ。この腕に抱きしめられたらどんな奴だってメロメロになっちまう……に違いない。
ビールによって少しばかり贅肉が付いてきた腹だがまだ腹筋が確かめられるし、その上でこれでもかと突き出した大胸筋の素晴らしさと言ったらどうだ。乳肉と腹筋は劃然としていて、おれが胸を反らすとぶるりと跳ねやがるし力を込めれば血管を浮かべてぴくぴく震える。小さいガキだったらおれの乳の下で雨宿りだってできちまう。ドラム缶みたいに太い腰からケツにかけての逞しさや山脈ができている広背筋も自慢だが、やはりおれの最大の魅力はこの雄っぱいだと胸を反らして悦に至る。胸に持って揉んでみると柔らかくって、顔を埋めれば虜になっちまう完璧な大胸筋。ある一点を除けば。
「やっぱ、コイツのせいでモテねえのかなぁ」
指先でなぞり、ほうとため息を吹きかけるのは大胸筋の先端で桃色に艶めく乳輪だ。乳首とは雄っぱいや尻の大きさと並んで男らしさを量る部位で、コイツが小さけりゃどんなに他が良くっても笑われちまうし、乳首でイくことができなけりゃガキ扱いだ。だから、男らしさをアピールするんなら毎日いじってドス黒くて肥大化した乳首に育ててやらなきゃいけない。乳首をでかくする為の矯正器具まで売ってる時代だ。今の季節ならプールで自慢げに乳首を尖らせている雄野郎を良く見かける。おれだって、シャツにくっきり乳首を浮きだたせて街を歩いてみたい。こんな乳首じゃなけりゃなあ。
「あー、朝っぱらから何考えてんだおれは。おれらしくもねえ!」
沈みかけていた気分を振り払い、鏡に向かって尻肉を向けた体勢でスクワット。膝を折り曲げて屈むと太ももの筋肉が更に膨れ上がり、ただでさえ馬鹿でかい大臀筋という肉饅頭は上へと突き出される。丸々とした肉は互いにみっちりくっつきあって、谷間で眠るマンコを少しものぞかせてはくれない。筋肉だけで引き絞られた尻だけじゃこうはならない。ちんぽを気持ち良く、魅了するために脂を纏わせた男の魅力がみっちり詰まった尻。雄っぱいほどじゃないがおれの自慢だ。
「ふ、ふっ!ふんんっ!」
身体を動かし始めれば興が乗ってくる。両脚の筋肉をバキバキに膨れ上がらせたまま、でかい尻肉を上下に、腰を回して左右にも振り回してそこにはいないちんぽを誘惑する。揺蕩う尻尾はピシャリと尻や太ももを鞭打って、さっさとむしゃぶりついてこいと命令する。
そうだ、恋人ができたなら毎晩こうして誘ってやるんだ。おれの筋肉とマンコに惚れ込んだちんぽ野郎は毎晩ヤらせて貰えないと身体が疼いちまって、湧き出るフェロモンで常に亀頭を濡らしているド淫乱。そのくせマンコに溺れた自分を受けいられず、歯を食いしばって堪えようとするんだ。おれはそいつの淫売っぷりは全部わかっているから「オマンコ欲しい❤射精させて❤❤」って懇願するまで焦らしてやるんだ。
「射精だぁ?コイツに射精させて欲しいってか?おれのマンコにザーメン出して、孕ませるまで種付けしてえってか?恥知らずなちんぽだな」
おねだりしてきてもすぐにはハメてやらねえ。おれのちんぽになったからにはしっかり躾けてやらなきゃな。おれは中腰の体勢のまま肩の筋肉と背筋を盛り上がらせ、片腕を尻肉に沿える。たっぷりと揉み解した後に、ぐいっと尻たぶを外側に向けて引っ張った。
「はああぁ……❤」
それはまるでジューシーなハンバーグをナイフで切り開いた時のように、尻たぶで封じ込められていた肉汁と芳香が部屋の中で交ざり合った。マンコから染み出した愛液と淫臭に自分自身が興奮しちまう。
流し目で確かめるおれのマンコはなんていやらしいんだ。雄の塊で秘されていた尻に谷間は赤土色の毛皮が薄く、その中央では剥き出しの雌肉が口を尖らせていた。
「どうだ?コイツが欲しかったら挨拶しろよ……お前の旦那様にな」
マンコから溢れた愛液は尻たぶの間にべっとりと橋をかけていて、もしも迷い込んでしまえば逃がすまいと絡みつくことだろう。おれの恋人はそれを分かっていても抗えずに、おずおずと唇を近づけるんだ。「善治さん」なんておれの名前を囁いて、まずは尻たぶに何度もキスを繰り返す。すぐにマンコへしゃぶりつきたいくせして、愛情と忠誠を誓わずにはいられないんだ。おれに嫌われでもしたら生きていけないからな。
おれが尻を少し持ち上げると慌ててすがりついてきて、頬ずりをかまして太ももやふくらはぎまにまで舌を這わせてくるんだ。見下してやりながらちんぽを踏みつけると泣きそうになりつつ先走りを漏らす。その顔があんまりにも可愛らしいもんで、おれはようやくマンコに触れる許可を出してやる。
『善治さんっ❤好き❤❤愛してます善治さん❤』
おれへの愛を歌い、小さな唇をマンコへと触れさせるんだ。蜜か何かのように美味そうにすすり、マンコ肉を唇で食み、はしたなく音を立てて舐め回す。飢えた野良犬がミルクにがっつくみてえな下品さ。大人しくって蝶よ花よと育てられていそうなガキがケダモノになってマンコにがっつく。そうなるようにおれが躾けてやったんだ。
調教の成果に喉を鳴らしたおれは、いつまでも谷間に顔を突っ込んでいる恋人を蹴り倒す。マンコをねだって突き出される舌をおれの牛タンで搦め取ってやり、息もさせないような激しいキスを。そして、血管を浮かべて勃起したちんぽをマンコで一気に。ふへ、へへへ。
「マズイな、濡れてきちまったか。一発抜いてからいくか?今日もくっせえちんぽ臭でマンコ疼いちまうだろうしな」
夏といえば雄であり、蒸されたちんぽの臭いをそこらで嗅ぐことができる季節だがおれのように節制が求めれる聖職者にとってはなかなかに辛い。本当なら声をかけてホテルに連れ込んでやりたいようなちんぽども相手にケツを振ることすら許されないんだから。
一回だけだしな、とおれは布団のそばで散らかしたディルドに視線を注ぐ。ロクにちんぽを咥えこめていないマンコを慰めてくれる恋人たち。昨日も結腸の入り口まで抉ってくれた極太ロングボウにするか、イボや凸凹でマンコ壁の弱点を抉り取ってくれるドリル型にするか。コイツらに跨りながら存在しない恋人の名を呼んでいると、頭がぶっとぶまでオスイキをキメられるんだ。
しかし、ディルドに手を伸ばした段階でスマホのアラーム音がけたたましく鳴る。寝坊防止の出社時間ギリギリで設定されたアラームのおかげで救われた。マンコは開閉しっぱなしで不満を訴えているが、どうにかこらえていつものラグシャツときわどい短パンに身を包む。正直地味すぎる気がするがおれの職業柄仕方がない。
マンコの火照りは仕事帰りに風俗へ行って晴らすとしようじゃねえか。いつもはちんぽ無し、ディルドでフィニッシュコースばっかだがここ最近ストレスが溜まってるし生ちんぽコースにしよう。巨根で腰振りが激しいのを指名して。
「うーっし、今日も頑張るかぁ!」
久しぶりのちんぽを想っていると将来への不安なんて吹き飛んで。おれはだらしない中年親父から真面目なら聖職者へと戻る。
高校の生活指導兼体育教師。赤山善治の一日がまた始まる。
***
「コラァ!てめえら学校になにを持ってきてやがんだ!」
「やべぇ見つかった!」
「ウシヤマだ!みんな逃げろー!」
生活指導の仕事はラクなもんじゃない。不純異性交遊やら喫煙やら暴力沙汰、いわゆる不良生徒どもの指導ならやりがいがあるし、件数も少ないしまだ楽な方だ。毎日のように相手をしなきゃならんのは頭の中がマンコになっちまった発情期のガキども。学校を自分の部屋だと勘違いしているような馬鹿でスケベな男子高校生どもだ。
「ったく、高校生のくせにこんなモン読みやがって。なーにが『銀村先生の優しい特別授業』だ」
校舎裏にたむろっていたガキどもが読んでいたのはいわゆるエロ本だ。スマホで気軽にエロ動画を見られる時代にエロ本か、と思ったりもするんだがこっちのが入手しやすかったりするのかもしれない。
表紙を見てみると眼鏡をかけた豹人の男が熱っぽい目つきでこちらを見つめている。おれとは違って細っこい身体付きに、やたらとぴっちりしたスラックスを履いているせいで膨らみが露骨な股間。コイツが抱かれる側だと一目で分かる。切れ長の瞳に抱きしめたら折れそうな腰つき。正直言っておれのタイプだ。
「生徒大好きな豹人教師は、性教育もお願いされてズルズルとセックスに持ち込まれてしまい……!?ケッ!淫行教師が!」
などと吠えつつもおれはページをめくるのを止められなかった。昔のエロ漫画て微妙な内容も多かった気がするが、この本は絵は上手いしボリュームもたっぷりある。
銀村の奴はかなりの巨根であるくせに童貞で、でかいちんぽを恥ずかしがっている。こんな奴いるわけねえだろ、と突っ込みたくなる実に都合の良い設定だ。こんなエロちんぽならすぐに彼氏ができるに決まっている。というか同僚にいたらとっととおれが手を出している。
「くっ、このエロ猫教師め……!
生徒指導室に連れ込まれた銀村が説教しようとしたら逆に生徒に淫乱となじられて犯されてしまうシーンはなかなかに興奮する。主人公のクソガキは運動部という設定で、無駄にでかいケツを使ってじっくりと尻コキを楽しんで、胸板にマンコを擦りつけて、教師相手に授業と称してクンニの仕方を押し込みやがった。なんて羨ましいガキだ。
腹が立つのは銀村が何の抵抗もしないどころか無理やり抱かれてるってのに主人公に惚れちまうところだ。無理やりちんぽを犯されて、種付けまでさせられて惚れるわけねえだろ。というかだ。運動部の雄臭いマンコを舐めてちんぽ勃たせる男なんていねえ。あー馬鹿馬鹿しい漫画だ!読んでてマンコが濡れてきちまったじゃねえか!
「こんなもの生徒に読ませるわけにはいかんな。没収だ!」
蒸気のように熱い鼻息を漏らして、おれはひとまず体育教官室へと帰る事にする。真っ白い短パンは汗の他にもマンコから溢れた汁でも湿り気を帯び始め、シミを作っていないか不安になる。
このままでは我慢できなくなりそうだし、体育教官室で一回ぐらいオナニーをしてしまおう。夏の熱気のせいもあるのか欲望が昂って抑えられない。戻る前にアイスコーヒーでも買って行くか、と自販機コーナーに立ち寄った。
「お~センセー!今日もアッチィな!センセも涼みに来たん?」
「ん……お前ら、こんな狭い所に集まるな。むさくるしいだろう」
「ここ、クーラーが効いてるしあまり人が来ないんでちょうどいいんです。先生も毛皮のせいか辛そうですね」
自販機コーナーに満ちる汗の匂いで自分の判断を後悔する。クーラーが効いた空間で座り込んでいたのはおれに劣らない巨漢二人。一人は雪のような毛皮を纏った虎で、もう片方な深緑の鱗とクリーム色の肌が涼し気なワニ。
どちらも上半身の衣服を脱ぎ捨てて、下半身もケツワレと上履きだけの恰好だ。そのおかげで汗の匂いがやたらときついし、ごつい筋肉や太鼓腹が揺れるさままでも見せつけられてげんなりする。
二人とも野球部のエースってだけあって、確かにガタイは良かった。虎の筋肉はピッチャーとしての理想形であり、無駄な肉を落として柔らかさと力強さを兼ね備えている。眠たげに背筋を伸ばせば大胸筋が突き出されるが、均整の取れた美しさすら感じさせる。ワニの方は反対にどこまでも丸みを帯びているが、肥満というわけではないのは四肢の力強さを見れば分かる。呼気と一緒に揺れる腹肉はキャッチャーとしてトレーニングを続けた結果なのだろう。
確かに良いガタイをしているが、おれのデカい尻や雄っぱいには敵わない、はずだ。だから服を着ろと注意するのは妬み嫉みのせいではない。
「お前らなぁ、ここは学校だぞ。服ぐらいちゃんと着ろ」
「いーじゃん誰も来ないんだし、ここ。他のヤツは教室で真っ裸になってるぜ」
「あいつらは自分の身体をみせつけたいから脱いでる気がするけどな……」
「ったく。後で教室まで見回りに行くか。ガキ同士じゃなかったらセクハラだぞ」
男子高校生ってのは馬鹿だからか、自慢の筋肉をアピールすればちんぽが喜ぶと思っていやがるんだ。特にこの季節になると暑いだなんだと理由を付けて、汗まみれの毛皮や鱗を見せつけやがる。
スポーツマンは確かにモテるが、それはむさ苦しい筋肉の他に顔や頭の良さが備わっているからだ。馬鹿で雄臭くてちんぽのことしか考えていないガキなんぞモテるわけがない。おれだってモテていないんだぞ。
しかし、こいつらはこうして人気の無い場所に来る程度の良識はあったようだ。前はもっと童貞臭い思考だった気がするんだが……特にこの馬鹿虎は。校舎の中を半裸でランニングして悲鳴を上げられたり、自分に気があると勘違いして手を握ったりで引っ叩かれたりしていた。
こうしてみると締まりのない顔つきこそ変わらないが、どこか余裕が見えるというか。最近も騒ぎを起こしたって話を聞かない。野球で性欲が発散されたんだろうか?恋人ができた?あるわけがない。
「なあ、お前らって、まさかとは思うんだが、なあ」
あるわけがない、と願いつつもおれは確かめようとしてしまう。これは学生で不純異性交遊なんて許されないからだ。決して、こんなガキどもに恋人がいたら悔しくなるからとかではない。もしも恋人がいたんならどうやって出会ったのかとかコツを教えて貰おうとか思っているわけでもない。
しかし、おれが躊躇っているうちに新たな声が背中の方から聞こえてきた。
「二人とも、遅くなってごめんー。先の予約片づけてたら時間食っちゃって……って赤山先生もいる」
おれの後ろに現れたのは、この雄臭い空気に似合わない華奢な人間の青年だった。黒髪に触り心地の良さそうな肌。ちゃんと制服を着ている身体は細く頼りなさげで、抱きしめたら折れてしまいそうだ。
確か、虎やワニと同じ学年の生徒だったはずだ。特に問題も起こさないし、おれが下手に声をかけるとセクハラになりかねないような大人しさなので、ほとんど会話したことはなかったが。
「へへへ、先生も二人も暑そうですねー。目の保養鼻の保養」
しかし、おれの目の前にいるコイツは記憶とは合致しない。おれの身体を見ると恥ずかしそうに目を伏せて通り過ぎてたはずなんだが、コイツは目を爛々と輝かせてはつま先から顔面までを舐め回すように見つめてくる。しかも鼻をひくつかせているが、おれの汗臭い身体を嗅いでいるんだろうか?いやまさかな。
「待ってたぞー❤昼休みは短いんだし、とっとと始めようぜ❤❤2日ぶりで我慢できねえよもう❤」
「おい、がっつくんじゃない。おれたちの前にも相手をしてたんじゃ疲れただろう?無理はしなくていいからな、ジュース飲むか?」
「一人二人相手したぐらいじゃへばんないし大丈夫だって。むしろ待たせちゃったぶんサービスするからさ!」
しかも、運動部で強面の野郎二人に臆することなく話しかけている。会話の内容が良く分からないがゲームで遊ぶんだろうか?
無理やり付き合わされているんなら止めるべきなんだろうが、三人とも笑顔で楽しみで待ちかねるといった様子だった。特に、虎とワニを見つめる顔といったら締りのない間抜けさと緩さで、清楚な男子生徒がしていい顔ではない。
「へっへー❤❤んじゃおれも楽しませてやるからな❤この前雑誌読んでな、いろいろテクを勉強したからよ❤」
「またアホな雑誌を真に受けたのか……前みたいに乱暴にしたらブン殴って止めるからな」
「まーちょっとぐらい乱暴な方が楽しいし、好きにしてくれていいよ。自信満々に下手くそでアホなプレイするところ可愛くって好きだし」
デカい男二人に挟まれて、大人しかったはずの青年はまるで尊大で傲慢な女王のように笑っていた。自分の美しさと権力を自覚し、何を行っても許されるのだと自覚していた。冴えない外見で、お世辞にも顔がいいとは言えないような青年が、だ。
本来ならば教師として問いたださなければいけないのだろうが、おれは何も言えずにいた。三人の間に生み出される空気は学び舎の中に満ちた清廉なものでも男同士の友情でもなく、どこか妖しくておれが踏み入ることができないものだった。
「先生、そんじゃ失礼します。その短パンケツがはみ出てていいですね」
最後にそう告げられて、おれは何も返すことができなかった。
ただ、今まで一度も褒められることがなかったきわどい短パンを握りしめていた。
***
「お客様、お待たせいたしました!当店でも人気NO.1のヤスオさんでーす!」
「ご指名ありがとうございます、ヤスオです!よろしくお願いしますお客様!」
あーこれは失敗したかな、とおれは心の中でごちた。もちろん顔面では笑顔を取り繕って適当な褒め言葉を並べ立てたが。
奮発していつもとは違う高級店で、予約までした人気NO.1のちんぽは率直に言うと微妙だった。悪いわけではなくって点数では70点ぐらいだが。
確かに写真通りで筋肉がほどほどに付いているし、ビキニパンツの膨らみもいいし黒猫の毛並みも触り心地が良さそうだ。でも、だいぶ年をいってそうだった。下手をすればおれより年上かもしれない。
それでもおれのマンコは正直で、さっさとちんぽを突っ込みたいと物欲しげに淫唇をヒクつかせている。パネマジってわけでもないし、いつもの店で抱いてる年寄りと比べたら遥かにマシだしヤらないって選択肢はない。
「こーいうお店、良く来るんですか?お客様」
「あーそうだな。しょっちゅうってほどじゃないが、それなりに」
そんなわけで、お決まりの流れでプレイルームへと連れ込まれる。
しょっちゅう来てたら教師の安月給じゃ破産しちまう。なんて思いつつスケベ椅子の上でローションが温まるのを待つ。清潔でそれなりに広いし、浴槽もおれの巨体でも快適そうだし、高級店なだけはある。ボーイも軽妙なトークをしつつこちらを気遣ってくれていて緊張する事も無い。
「そうですかー。それじゃ常連さんになってくれるように、いっぱいサービスしますね」
「ん、うっ❤❤」
手つきも実に巧みだった。人肌に温められたローションをまぶして、おれの大胸筋をゆるやかに這いまわる。マニュアルで教え込まれているのか、独学なのか、痛みを与えないように力加減を調整し、手のひらででかい乳肉ををくすぐり続ける。
手のひらのまぶされたローションは乳肉に塗りたくられると同時に潤滑油としても機能して、広大な乳肉で両手が滑らかに滑る。トレーニングで鍛え、オナニーの時にも揉んでいる乳は実に敏感で、撫でられている間に腰が少しずつ震えていた。
「ふ、んぅうぅ❤❤ほっ❤おっ❤」
「気持ちいいですかー?痛かったら言ってくださいね」
お決まりの定型文を吐きながら、黒猫は指の動きをほんのわずかに強め始めた。手のひらで撫でるだけだったところに圧力を加え、乳肉を左右から中央へと寄せるように押し込んだ。
茶碗というよりもラーメンの丼を逆さにしてくっつけたような雄っぱいはでかさも肉の詰まり具合も女の乳房とは質が違っていて、黒猫も扱うのに一苦労。それでもプロとしての意地か、適度な快楽を与えるように圧迫する。
「ん゛❤❤いいな、もっと、強くうぅ❤」
「いいですよ。雄っぱいってみんな揉まれるの好きですよね。そんなにいいんですか?」
喉を鳴らしつつ黒猫は指先でも乳肉をくすぐりはじめた。荒々しく食い込ませるのではなく、快楽のツボを狙い穿って的確に。それは愛撫というよりもマッサージに近く、欲望ではなく理性と技術に行われるサービスだ。
そりゃ、男の雄っぱいなんて好き好んで触る奴なんていないんだから当たり前だ。電車の中で押し付けるだけでも痴漢になりかねない暑苦しい肉の塊。そのくせ揉まれるとマンコとは違い快さが拡がって、頭がふやけそうになる。もっと強くやってくれ、乱暴に、めちゃくちゃに捏ね潰して欲しい。
「じゃあもう少し強くしますね。大丈夫ですか?」
「は、お゛おぉう❤❤へいき、だぁ❤❤❤その調子で、頼むっ❤」
更に両手の力が上がって、中央へと押し付けられて密集した大胸筋はだらしなく形がひしゃげて、見てくれだけならば女のそれと大差が無くなる。ぐにぐにと揉まれていると乳の中から快楽が湧き上がり、背筋が反り返りそうになる。
でも、まだ足りない。指先でつまみあげてくれ。指先を乳にめり込ませてくれ。おれのタフな乳はこの程度じゃ物足りない。快楽と一緒に欲求不満が生まれるが、口には出さずただ見悶える。分かってるんだ、コイツはただのプレイ。これ以上のサービスを求めちゃいけねえ。
「お客さん、乳首が辛くなったら我慢しないで教えてくださいね。無理しちゃ駄目ですよ?」
「わ、分かってる❤平気だから、乳首は気にしないでくれぇ❤❤」
それにボーイが乳を優しく扱うのには理由があった。男らしくて逞しい大胸筋に見合わない情けない乳首。乳首と言えるかすらも怪しい、雄っぱいの頂点に刻まれた恥辱の証。
「分かりました。お客さん、陥没乳首って今はいっぱいいますから恥ずかしがらなくてもいいですよ。これくらい全然普通です」
ボーイの優しい言葉も却っておれを傷つける。風俗に行って笑われるならまだいい方で、汚いものを見るような目つきをされるならまだマシで、こうして気を遣われるのが一番辛い。
短小乳首なんてレベルじゃない、乳輪の中へ完全に隠れてしまった乳首は男としての資格を喪失している。丁寧に洗っているつもりだがおれに抱かれる側からしたら不衛生に思えてならないだろう。その証拠に黒猫の指は乳首周りを避けてマッサージをしている。乳肉の快楽にマンコも蕩けてきたが、心の中は惨めさでいっぱいだ。
「な、なぁ。揉むのはもういいから……挟ませてくれないか」
「ああ、パイズリですか。もちろん良いですよ。ただ射精は別料金いただきますので。ご了承を」
「ん、分かった。射精はマンコでしたいからな。イく時は止めるんで言ってくれ」
心に拡がる屈辱感というシミは、快楽でごまかすしかない。
黒猫は慣れ切った所作で立ち上がり、なかなかのサイズの逸物を目の前に突きつけた。慣れていないボーイならばすぐに雄っぱいの谷間へちんぽを突っ込んでしまうところだが、さすがは高級店。
フェラをしてやりたいところだが、それで射精が早まっても困る。代わりに濃厚なちんぽ臭を肺に取り込んでから肉刀を胸へ寄せる。胸に拡がったローションを谷間に寄せて、水音まじりに挟み込む。
「ほおおぉ……❤」
思わず歓喜の声が零れ落ちる。雄っぱいやマンコと違って硬く尖った肉の棒は鎧であり槍だ。必死に自分を守ろうという武装のようで、なんともいじらしい。
加えて敏感な乳肉で感じ取る熱がおれを昂らせる。柔肉で血管やカリ首の凹凸まではっきりわかってしまう。ディルドを挟んでもこの肉感は得られない。
「乳肉えぐれるぅぅ❤❤おぉ❤溶ける❤❤乳マンコやっべぇ❤」
硬さと熱だけではなく肌と擦れあう表皮もたまらない。ローションと混ざり合うのはちんぽからひっきりなしに噴き出される先走り。きつい臭いがおれの乳肉で感じさせてやっているという実感をくれる。
「わー、お客さんが上手だから汁がいっぱい出ちゃいますね」
リップサービスだって分かっていても嬉しくなっちまう。乳肉を動かす腕にも力がこもり、ニチャニチャといやらしい粘着音が更にかき鳴らされるように動かす。
黒猫ちんぽがなかなかのサイズだからか、使い込まれた切っ先が柔肉の狭間からはみ出していた。おれの自慢である雄っぱいからはみ出してしまうのは若干の悔しさがあるが、ひくついている鈴口を見ていると悔しさも消え失せる。もっと悦ばせてやりたくて、腕の運動が激しさを増す。
左右から圧迫し、縦方向の摩擦を加え、双乳はひしゃげた分だけ面積を増してはみ出していたちんぽを飲み込む。
「はあぁあぁ❤❤熱い❤ちんぽ❤ちんぽ❤」
胴震いをして熱っぽい言葉を吐き出した。
ああ、やっぱりパイズリは男としての誇りを満たしてくれる。みっともない乳首も今だけは関係無い。男の弱点を丸ごと包み込んでやる悦び。ガチガチに硬い生殖器官がマンコの次に柔らかい部位で完膚なきまでに愛し尽くされる――たまらない。
「気持ち良いですかお客さん。硬くなった雄っぱいをほぐしていってくださいね」
言われるまでもない。乳肉に染み込んだストレスや疲労をちんぽで洗い落とすように擦りつける。触れ合わせれば気持ち良くなる。交尾の原則に乗っ取って、ちんぽも乳肉も茹っていく。
だが、おれの雄っぱいはそれだけじゃ終わらない。互い違いに揉み込めば刺激が小刻みになってちんぽを絶妙にバイブする。片乳だけ集中して動かせば摩擦が強くなって乳が痺れてくる。根本を手首で抑えて左右に振れば、振り回されるちんぽから先走りが顔に飛ぶ。
「おぉらぁ❤❤どうだ❤イイか❤❤おれの、パイズリでっ❤感じてんだろぉ❤」
マンコから愛液が垂れてスケベ椅子の凹みに汁溜まりを作っていた。きつくなるちんぽ臭。おれの奉仕に反応して震えるちんぽ。胸の中で快楽が溜まって今にも爆発しそうだった。
我慢なんてしない。このまま乳でイってやる。お前のちんぽで乳マンコを貫かれて、震える大胸筋を拝ませてやる。イくぞ、イく。イく。ミルクの代わりにマンコから愛液を噴き上げて――
「お客様、そろそろ射精しますが。顔射の場合追加で料金が発生します」
「ん゛も゛っ!?そ、そんなぁ……❤」
火照ったマンコもふとごろ具合には勝てやしなかった。財布の中身じゃギリギリ一回の射精が限界。このままじゃ本番無しでザーメンだけ味わうハメになるとなれば渋々乳肉を離すしかなかった。
黒猫の顔を見上げてみると笑顔こそ作ってはいるがあくまで事務的で、冷然としていて。おれのパイズリで感じているとは思えなかった。そのせいか、爆発しそうだった昂りも急激に冷めていく。そうだ、パイズリなんかまともな男なら嫌がるに決まっている。
「では、そろそろ本番になさいますか?体位は全て同料金ですのでご希望の体位をどうぞ」
「あ、あー……じゃあ、騎乗位で」
「承知しました。ゴムはどうされますか?ノーマルも極薄サイズもございますが」
「……一番薄いヤツで」
気分が落ち込んでも正直なマンコが恥ずかしい。ぶ厚いゴムちんぽを好んでるヤツも多いが、やっぱりちんぽの形をより感じ取れる方が良い。
黒猫は笑顔を崩さないままベッドへと寝そべった。極限まで薄く加工されちんぽへ張り付くゴムはいやらしくてかり、おれに食われるのを今か今かと待ち望んでいる――なんて幻想は抱かないがそれでもマンコ肉がうねる。
「はい、それじゃあ……一緒に気持ち良くなりましょうね」
黒猫の言葉に促され、おれはがに股のポージングで跨った。赤土色の毛皮と合わせて巨岩のような尻肉に挟まれた、淫猥な緋色を帯びた肉。ちんぽを犯すための器官は湿り気を帯びて、てらりと輝く。
「いくぜぇ、たっぷり鳴かせてやるから、なあ゛ああお゛っ❤❤んお゛おぉおぅ❤」
膝を曲げて肉剣の切っ先を押し付けると、愉悦の痺れが下半身全体に走り抜けた。茹ったマンコ肉と反した冷たいゴム。背筋を身震いさせて、おれは一気に根本までちんぽを飲み込んだ。
自分の中に華奢な男のちんぽを飲み込んで、食い尽くしてやる征服感。すました顔をした黒猫が顔をかすかに歪ませる。そして、久しぶりのちんぽで柔肉を擦りつけられて生まれる快感。
「おぉうっ❤❤ほぉおおおぉおぉ❤❤❤」
薄っぺらいゴムのおかげでちんぽの形を鮮明に感じ取れる。サイズはディルドよりずっと小さいがおれのマンコを抉ってくれるカリ首や血管、玩具にはない熱は飲み込んだだけでもおれに幸福をくれた。この幸福を逃すまいとマンコ襞はゴムにすがりつき、大臀筋全てでちんぽを締め付ける。
「ちん、ぽおぉおぉ❤やっぱ、ちんぽ最高ううぅ❤❤❤」
鼻の穴が膨らみ、唾液が口の端を濡らしていた。大層しまりの無い顔になっちまってるんだろうが、男なら誰だってこうなるもんだろう。マンコが勝手にちんぽを締め付けるとそのリズムに合わせてちんぽがぶらぶら揺れていた。粘ついた先走りが黒猫の腹を濡らすのが少しばかり恥ずかしい。
Mの字に開いた両脚が震えそうになるのを手で抑え込む。このまま屈伸運動を開始してちんぽを犯してやりたいのに、久しぶりのちんぽに膝が笑って動けない。
「ぐ、ぐへええぇ❤❤ん゛うぅ❤どうだ❤❤こうやって、奥に擦りつけるとおぉ、んひぃ❤❤❤たまんねえだろ❤❤」
マンコが気持ち良すぎて動けませんなんて男としてのプライドが許さない。あくまでおれが責めているんだというフリで、マンコ肉をひくつかせる。ゆっくりと腰で円を描いてかき回しているとおれの方がよがっちまってへたりこんじまいそうになる。
少しでも腰を持ち上げるとちんぽにちゅぱちゅぱと熱心に粘着し、愛液が結合部で糸を引く。
「ああっ!すごいです!お客さん本当に上手すぎ……ああっ!」
最奥部に押し当ててグリグリとけつを押し付けると黒猫が余裕を無くした表情で喘ぐ――演技をする。
黒猫は大根どころか実に上手くて、童貞だったら間違いなく騙されているところだ。おれが風俗狂いでさえなければ気を良くして腰の動きを速められたのにな。こんな処女みたいな腰遣いで感じてるわけがないってのはおれでも分かる。
「え゛へっへええぇ❤❤❤ここか❤ここがいいのかぁ❤❤」
しかしお芝居だと指摘するような真似はしない。金でのやり取りでしかないのは分かっているし、おれのマンコはもう止められないからだ。黒猫を煽り立てる舌はもつれて、はひはひと息を吐いている。背筋は大きくそり返り、腰は上下の運動を加速させていた。
「ちんぽ、おおぉっ❤❤きて、きてくれえぇ❤おれの、奥までええぇ❤❤❤」
このちんぽは本物だ。硬さも熱も最高で、おれのマンコのイイトコロまで突き回してくれる。喘ぐ演技をしながらも腰を動かして、おれが尻を叩き付けるのに合わせて奥まで穿つ。
欲求不満だった直腸は肉棒にゴリゴリと擦りつけられてあっという間にとろけ、痙攣は足腰だけではなく肉の洞にまで広がっている。たまらなく気持ちがいい。
「あ゛あっ❤❤もう、イっちまいそうだ❤❤❤イくぜぇ❤てめぇのちんぽでオスイキキメてやるからよぉおおぉ❤❤テメェもザーメン出しやがれぇ❤❤❤」
「んあああぁ!ダメです、もうっ!イきます!お客さんの中でイかされますううぅ!」
そして、ひときわ強く腰を叩き付けるとマンコの奥までちんぽがねじこまれる。ゴムに包まれた下でちんぽが暴れ回る感触を覚え、同時におれの全身もがくがくと震えた。視界の奥で火花が散って、野太い声が喉を震わせる。
久しぶりのちんぽでイかされての絶頂。マンコ肉も歓喜に泣いているのか、赤く腫れた肛門とちんぽの隙間から淫液をぶちゅりと溢れさせていた。絶頂は一度だけではなく、何回も。まるで波のようにおれの中で快感が流れていた。
気持ちがいい。高い金を払ってるとはいえ、ちんぽも顔も良い男を抱けているんだ。幸せに決まっている。
「ふぅ……お客様、もう射精は終えましたが、続行しますか?その場合延長料金もかかりますが」
「あ、いや。これで終わりにしとく。悪いな、すぐどくから」
幸せなはずなんだ。
行為が終わったらすぐちんぽから離れなきゃいけないのも当たり前で。
抱きしめたりキスをして後戯をするのも金がかかって。
おれを見上げる黒猫は快楽で潤むこともなく、ひたすらに退屈そうでも。
中に流れる快楽が全て消えてしまいそうなこの寂しさも、錯覚なはずだ。身体を洗ってもらって、家に帰って酒を飲んでりゃすぐ消える。
どうしようもない孤独も、明日になれば忘れちまうに決まってる。