美しすぎる肉体（終） (Pixiv Fanbox)

しかし、これでもまだ疼きは治まっていなかった。 主に下腹部、その内側からジクジクとした熱が込みあげてくる。もっとあのザーメンが欲しい、全身で味わいたい……！ どうすればいいかは身体がわかっていた。 ユキは桃尻を両手で開き、その奥を拓海に向けてみせつける。 「ボクのアナルに挿れさせてあげるよ」 「……！」 縦に割れ周囲がプックリと盛り上がった、まるで女性の秘裂のようなアナル。 ユキ自身はこれまで経験などないのだが……ふたなりザーメンによって完全にケツマンコと化していた。ヒクヒクと震え、タラリと透明な液がこぼれるさまは見るだけでも名器だとわかる。 フリフリと腰を揺らして誘うユキに拓海も興奮を隠せず、射精したばかりの肉棒がギンギンに固さを取り戻していく。 「ほら、ボクのケツマンコに中出しできるんだよ？」 「……後で泣いたって知らねぇからな！」 挑発的にもとれるユキの言葉に、拓海も本気になる。 ガッシリと両手で括れた腰を掴み、割れ目にピタッと亀頭を当てて一気に押し込んだ。 グブブブッ……！ 「うぉっ！？」 亀頭を入れることすら難しい拓海の爆根を受け入れ、絡みつくようにうねってくるユキのアナル。 さらに肥大化した筋肉の圧力で力強く締め付けてくる。 「こいつのケツ、ヤベぇ……！」 なかなか刺激を得られない拓海の剛直全体が包み込まれ、腸壁のヒダでヌルヌルネットリ擦り上げられる。 快楽を求めて腰が勝手に動いてしまう。 バチュンッ、ドチュッ、ボジュゥッ！！！ 巨大な肉体同士がぶつかり合う音が響き渡る。 ユキは巨体ピストンの衝撃を受け止め快楽を味わいながらも、様子を見ていたマコトにも腕をのばす。 「そうだ、こっちも……チュ♡」 「うおっ！？」 アナルも中腰で掘られながら正面にいたマコトのペニスを抱きかかえ、鈴口にキスをした。 「ボクの身体を満たして、より美しくさせてあげる。光栄なことでしょ？」 ボコボコに盛り上がらせた両腕でマコトの爆根を抱え込み、ガシガシとしごきあげていく。 精液がローションの代わりとなって、ストロークのたびに快感を送り込んでくる。 「そこは……んひっ！」 「ボクは男だからね、気持ちいい所はよーくわかるよ♪」 女子のように細くしなやかな指が、カリや裏筋を這い回る。 刺激ひとつひとつでマコトの身体がビクビクと震える。 筋肉巨体２人をメスの魅力で飲み込もうとするユキ。 「ボクのケツマンコも痺れてきちゃった……♡」 もちろんマコトのペニスから漂う性臭や拓海によるアナルの攻めで感じてはいるのだが、その顔はどこか愉しそうだ。 拓海からすれば行為そのものに不満はない。むしろ最高に気持ちいいのだが、全力で責めているのに余裕そうなのがシャクだった。 このままでは先にイかされて、あの幸子みたいに傲慢な態度を崩せないまま終わってしまう。自分が先に搾り取られてしまうのはプライドが許さなかった。 ……そして、ひとつのアイデアを思いつく。 「このっ！」 「えっ……きゃっ！？」 両乳首へと拓海の太い指がのばされる。 つまんだ瞬間ユキの身体がピクッと跳ね、ペニスにもその振動が伝わってくる。 「ここが弱点みたいだなぁ？」 「そ、そこはちょっと……ひゃぁん！」 ようやく主導権を握った拓海が、これでもかとばかりに胸を責め立てる。 ザーメンにまみれた両乳首を拓海の太い指がニチャニチャと音を立ててこねくり回していく。 アナルと併せた３点責め。 乳首を刺激するたびアナルがキュンキュン締まって、拓海のペニスにも性感が返ってくる。 「うぐっ……先にイってたまるかよ！」 ブジュ、ズチュ、ヌチュッ、グチュゥ！！ お互いに絶頂が近いまま、身体の限界が近づいていく。荒い息に喘ぎ声が混じり、呼吸も浅くなっていく。 「イけぇ……っ！！！」 ドジュウッ！！！ 拓海の筋肉が膨れ上がり全力を発揮して、思いっきり突きこんだペニスがケツマンコの最奥をこじ開けた。 「んっ……あっ、んひっ！？」 筋肉をフルに使って衝撃を受け止めたつもりのユキだったが、ぞわぞわと感じたことのない痺れがアナルから広がっていく。背筋を這い上がり、両乳首もビリビリと痺れて頭にまで快楽の濁流が押し寄せてくる。 「あっ、いやっ……ひゃあああぁぁっ！！！」 ガクガクと筋肉巨体を震わせながら、初めてのメスイキをきめた。 圧倒的な快楽の塊が全身を支配して、ペニスからは透明な先走りがドバドバ漏れ出している。 「よっしゃ……うぐっ！？」 拓海もイかせたことを喜ぶ余裕はなかった。 絶頂によって全身の筋肉が収縮した結果、拓海のペニスも締め上げられることになったのだ。 同時に、マコトの肉棒も両腕でトドメの刺激が送られる。 「射精るっ……！」 「アタシも……っ！」 玉がせり上がり、火山の噴火のように熱が圧力を増していく。 めったにない本気射精。 「んほぉぉおおおおおおお！？！？」 「うぉぉおおおおおおおっ！！！！」 ドビュビュビュルルルゥゥウウウ！！！ゴプゴプゴプププッ！！！！ドビュルルルルウウゥゥゥゥウウウウウウウウウウ！！！！ゴビュルルルルルルルルル！！！ ボビュウウウウゥゥゥゥウウウウウウウウウ！！！！！！ビュゥゥウウウウウウウウゥゥ…………ッ！！！ 限界まで固く大きくなっていた拓海のふたなりペニスが脈打つように膨れ上がり、アナルへと白濁を迸らせる。熱い塊が腸壁に叩きつけられ、詰め込まれていく。 「ひゃぁぁあああああ…………♡」 ユキは快楽に快楽を重ねられて、絶頂から戻ってこれない。 収まりきらないはずの大量ザーメンをユキの分厚い腹筋が押し込め、軽いボテ腹程度の膨張にとどめていた。 ドボボボボボボボボォォォオオオオオオオオオオオ…………！！！！！ そして上へと放たれたマコトのふたなりザーメンがユキの全身に降りかかる。 ゼリーのように濃厚なそれが拓海ごと真っ白に染め上げていく。 中からも外からも精液で漬けこまれるユキ。 「イクぅ……♡」 ドビュルルルルルウウゥゥウウウウウ…………ッ！ 興奮と中だしトコロテンによってユキのペニスも射精へと導かれる。 ３人の周囲には、いつも以上に巨大な白濁池が広がっていた。 「あはぁ……♡」 「すげぇ……」 「出した……」 満足感に浸りながら精液の上に横たわる３人。 しかし、この一回だけで尽きるような体力はしていない。 「そうだ、今度はお前のチンポをアタシにくれよ」 むくりと起き上がった拓海は脚を開き、筋肉で包まれた秘所をユキに見せつける。めったに挿入を許さないそこは、興奮ですでにトロトロに濡れていた。 「じゃ、あたしがケツマン使わせてもらうぜ」 ユキの後ろに回り込んだマコトが、白濁の漏れだすアナルに亀頭をあてがう。 一瞬驚くように目を見開いたユキも、ニッコリを笑って答える。 「いいよ……もっとボクを美しくしてよ♡」 オスとしてもメスとしても最高の仲間が１人加わった。 しばらく経ったある日の朝。 「んー、採寸したときよりも大きくなったかな」 特注のゴスロリ服を身にまとい、鏡の前に立っていた。 以前と変わらない顔立ちだが、身体は筋肉巨体のそれゆえに布がパンパンに張り詰めている。 「ボクの美しさに終着点なんかない、どんどん磨き上げていかないとだね」 両腕を曲げてポーズをとり、筋肉を肥大化させた瞬間―― バリィッ！ 膨れあがった筋肉によって服が弾け飛んでしまった。 着るはずだった服を破いてしまったわけだが、本人は全く気にしていない。 「うん、やっぱりボクの肉体美は隠す方が勿体ないね」 むしろ露わになった筋肉をみて満足そうに笑みを浮かべるユキ。 最低限の部位だけを隠した水着……紫のマイクロビキニだけを身に着け、街中へと歩き出す。 ゴリッゴリの筋肉を見せつけているうえ、股間はスイカを入れたかのように丸く盛り上がっている。勃起するとはみ出してしまうペニスもむしろ誇るようにそのままだ。 「～♪」 ユキは基本的に、自分の美にしか興味がない。 しかし肉体美を魅せつけるようになってからは、少しだけ変化があった。 呆然と見つめる少年に気付いて立ち止まる。 「ボクの美しさに見惚れるのは仕方いからね。ほらほら、好きなだけ愛でていいんだよ？」 少年の脚よりも太い二の腕を持ち上げてポーズをとる。 腕と胸筋と背筋に囲まれた腋がムワァ……と湯気を立て、ユキの甘いフェロモンが一緒くたになって辺りを満たす。 「ボクみたいに美しくなりたい？」 「は、はい……」 ユキの美しさに魅了され、熱に浮かされたように頷く少年。 「いいよ、教えてあげる。美しいものが増えるのはボクにとっても喜ばしいからね♪」 ユキはニコリと微笑みながら彼を抱き上げ、そのままどこかへと歩いていった。 この一件以降、ランドソルを中心に拓海マコトのものではない精液の跡が残るようになる。 同時に美少女のようなゴリマッチョ男の娘が何人も街中で見られるようになるのだが…… みんな自分の身体にウットリとみとれ、とても幸せそうなので問題ないだろう。たぶん。 （了）