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日が昇って朝、拓海はスッキリと目が覚めた……のだが、ガックリと肩の落ちたマコトと共に家を出た。 「まさか食料が空になるなんて……」 「スマン、いつもの調子で食っちまった」 事務所では忘れがちだったが、拓海その体格だけでなく食事の量も規格外だ。完全に自分の失敗だたゆえ、マコトに申し訳ない。このままではいけないと、食べた分を体で取り返すことにした。 「迷惑かけっぱなしじゃアタシの名がすたる。自警団ってのがあるんだろ?手伝いくらいさせてくれよ」 「いいけどさ、そんな派手なことはやらないぜ?」 「仕事なんざ選り好みする気はねぇよ、ドンと来いだ!で、何の仕事なんだよ?」 「ゴミ拾い」 数時間ほど、巨体をかがめてゴミ拾いにいそしむ拓海だった。 拓海の協力もあって、予想よりも早くゴミが集まった。綺麗になったエステレラ街道に、ゴミ袋が積みあがる。 「あとは予定の場所に置いとけば、ゴミ回収のギルドが集めて処理場に運んでくれるってわけ」 そこそこの距離がある山を指さして拓海に教える。しかし拓海は浮かない表情だった。 「なんか面倒だな。アタシらで運べばいいんじゃねぇか?」 「いやいや、このゴミの量を運ぶのは無理が……って、えぇ!?」 ゴミの袋をいくつも肩に担ぎはじめる拓海。マコトでも2つか3つが限界なのに、10個ちかくある袋すべてを肩の上に積み上げた。 「あそこまで運べばいいんだろ?そのぶん報酬多めに貰ってこーぜ」 ズシンズシンと地響きを立てて歩き出す拓海。唖然としたまま、その背中を眺めるマコト。 「初めて見たときは面食らったけど、デカいのも悪くねーんだな……」 拓海の広い背中が頼もしく、少しだけ羨ましく見えた。 「気がついたらこのあたりに立ってたんだけどよ」 「へえ、今は何の変哲もない野原だな」 早めに仕事を終えた二人は街の周りの警備をしながら、拓海が飛ばされた場所に来ていた。今はテレポートの出口が閉じてしまったのか、手がかりの一つも残ってない。 「アタシが飛ばされてきたときも怪しいモノとかはなかったしな。たぶん偶然、ここと事務所が繋がっちまったんだろ」 念のための確認で来てみたはいいものの、やはり打開策は見つからなかった。しょうがねぇや、と心の中で切り替える拓海。 野原の草ををサワサワと撫でていたマコトは、拓海の方を向いて……動きを止めた。 「ん?何かあったか?」 「いや、そういうわけじゃねぇんだけどさ」 マコトの視線は拓海の顔ではなく、ずっと下を眺めている。 「いや、さっきから拓海のズボンが膨らんでる気がするんだけど……どうした?」 マコトが指で示す先、拓海の股間の布地が下から持ち上がっていた。拓海はそれを観降ろして、いつものことのように呟く。 「ああ、ちょっと勃ってきたからな……。一発抜いとくか」 ズボンを降ろして、ブルンッ!とその逸物をさらけ出した。解放されて血が巡りだしたのか、勃ちかかっていたそこはムクムクと大きく膨らんでいく。 「なっ、何だよコレ!?」 「ん?アタシふたなりだけど。こっちにはいねーのか?」 「いねーよ!」 少し顔を赤くして言い返すマコト。男のモノについての知識は一応あるが、あまりの大きさにパニックになった脳内はフリーズしかけていた。 「こっち来てからイジってなかったからなァ……やっぱ出すのは心地いいぜ」 マコトの視線を気にせず、赤黒い包皮をズルリと剥いて亀頭を丸出しにする。 恥垢とこびりついたザーメンにまみれ、さらに昨日から蒸れっぱなしだったせいで濃縮されたむせ返るような性臭がモワア……と辺りに広がっていく。外だというのに濃厚なそれは消えることなく、マコトの鼻腔へと届いた。 「なんだよこの匂いっ!?身体が熱く……っ!」 直後、彼女はへなへなと足から崩れ落ちた。 息をするたび匂いが頭を駆け巡って、意識が激しく揺さぶられる。身体の内側から熱くなっていき、本能が何かを求め始める。全身からはうっすらと汗が浮かび、マコトは目に見えて発情していた。 「ん?フェロモンにあてられちまったか」 事務所でも拓海のふたなりチンポに欲情するアイドルはいたが、どうも狼の獣人には刺激が強すぎたらしい。 「そんなに良かったなら、もっと嗅いでみるか?」 「やめ、こっち向けんなよ……」 口ではそう言っているものの顔はすっかり緩み切り、呼吸は荒くなっていく。 もっと嗅いでいたい……こびりついたカスだけでこれなんだから、射精したらどんな匂いがするのだろう。そんな考えがマコトの頭に浮かんで離れない。おかしいと頭の片隅では思っているのだが、本能の欲求はあまりに強大だった。 「アタシじゃ先っちょに届かないから、ちょっと手伝ってくれよ」 「……仕方ねぇか♪」 困ってる拓海を手伝うだけ、そんな言い訳を心の中で呟いてチンポに触れた。貼りつくような皮の感触が手に伝わってきて、顔を思いっきり近づけて鼻から息を吸いこむと、熱気とチンポの匂いが頭を痺れさせる。 たまらず丸太のような拓海のチンポに抱きついて全身を擦りつける。熱く湿っていて、脈打つたび全身に振動が伝わってくる異次元の爆根。目の前から立ち上る匂いに、マコトの理性は蕩け落ちていた。 太ももで挟みながら、両腕を激しく動かす。中ほどから先端までをこねくり回し、カリの部分を手でしごきあげた。 「んううぉっ!?そこはっ、アタシの敏感なとこ……おほっ!」 亀頭責めに悶えながらも、拓海の両手は根元から中ほどまでをガシガシと激しくしごく。マコトの刺激もくわえて肉棒全体に刺激が行きわたり、これまでにないスピードでふたなりチンポが固く、大きく膨らんでいった。立ち上がったペニスしがみつくマコトの上から、ゴポゴポと溢れだした我慢汁が降り注ぐ。 「あぁ、いい匂いしやがって……♡」 完全に雌の顔をして愉しむマコト。ローションのように滑る手が、さらに拓海の亀頭を刺激する。それがトドメになった。 「……イクぜっ!アタシの大量ふたなりザーメン、ぶちまけるぞッ!!」 ゴブッ!ドブブッ!ビリュリュリュ!!ブリュリュリュリュリュ!!!ボリュルルルルルルル…………!!!!! マグマのような熱と質量がこみあげて、一気に噴き出す。マコトの抱きついた肉の柱が更に大きく膨らんで、中を大量のザーメンが流れていく。直後、上に吹きあげた白濁は重力に従ってマコトの全身に降り注いだ。 特大のホースでまき散らしたように、白い放水が辺りを染めていく。 「んっほおおおおおおおおぉぉぉおお!!!」 「あはぁ……♡♡♡」 恍惚とした二人の饗宴は射精が落ちつくまでずっと続いた。 「久しぶりに本気射精でスッキリしたぜ……」 辺り一面を白い大地に変えた拓海は、満足そうにドカッと腰を下ろして寝転がる。 しがみついていたマコトは、熱に浮かされた顔でザーメンに濡れて垂れ下がった亀頭へ近づき―― ベロッ♡ めいいっぱい舌をのばして、赤黒い肉に張りついた白濁を舐めあげた。 「クセになっちまいそうだな、拓海のふたなりチンポ……♡」 マコトの中で、何かが書き換わりはじめた瞬間だった。

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