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「本当にやるの……?」

「当たり前じゃないか!!」


 ある日のこと。マスタールームに耳をつんざく叫声が響き渡った。

 叫び声の主である立香の顔は真剣そのもの。これから戦場に赴くのではと錯覚するほどの鬼気迫る表情だ。


 そんな熱気溢れる立香の正面にいるのは、潜水艦ノーチラス号の船長キャプテン・ネモだ。

 マスターとは対照的に、彼の表情は困惑そのもの。立香の正気を疑っているのか、訝しげな視線を送っていた。


「魔力ならカルデアからので足りてるから、わざわざマスターから供給してもらわなくても……」

「そんな甘いこと言ってると、特異点で緊急時に魔力が枯渇して大変なことになるかもしれないぞ!? だから万が一の時のためにも、予行演習はしておかなくっちゃ」

「言いたいことは分かるけど……僕男だよ?」

「そんなこと問題にならないよ。男同士でも魔力供給できるから!」

「もう魔力供給の練習がしたいんじゃなくて、僕とエッチしたいだけなの隠してないね……」


 マスターとの魔力供給に消極的なネモだが、立香の熱意には抗えないようだった。

 まだネモの同意を得てないのに、立香は既にやる気満々。愚息をギンギンにイキり勃たせ、ズボンに雄々しきテントを張っていた。


「キャプテンは俺のこと嫌いか? 俺とエッチするのに抵抗ある?」

「マスターのことは嫌いじゃないし、エッチはその……まぁ命令されたら嫌々やるけど……」

「じゃあ合意ってことで。早速練習してみようか!」


 ネモとの情事が決まった立香は、意気揚々とズボンを脱いで股間の封印を解く。

 外気に晒された陰茎はピンと屹立し、交尾の瞬間を今か今かと待ちわびているようだった。


「わぁ……マスターのおちんちん大きいね。それで僕は何をしたらいいのかな?」

「それじゃあまずは、フェラチオをしてもらおうか」

「フェラチオ……おちんちんを舐めればいいんだね。もう、仕方ないなぁ。言っておくけど、初めてだから上手くできるかわからないよ」


 ネモは渋々といった表情で立香の前でしゃがむと、男根に顔を近づける。

 そして口を開けて舌を伸ばすと、恐る恐る亀頭を舐め始めた。


「れろっ、んちゅっ、ちゅぱっ、んちゃあぁっ……♡」

「おぉっ、ネモのヌメヌメとした舌がっ……!」


 あまりやる気のないネモが、精一杯フェラチオをしようとしている。

 その心意気だけで胸がいっぱいになり、股間に快感が溢れてくるのだ。

 逸物にじわじわと蓄積していく快感を、立香はだらしない表情を浮かべて感じていた。


「んちゅっ、れろっ、ちゅつっ、くちゅうっ……マスター、気持ちいい?」

「あぁ、気持ちいいよ。そのまま続けてくれるかな」

「分かった……ちゅぱ、んちゅう、ちゅぷぅっ♡」


 ネモの口淫はたどたどしくも、要点を抑えた的確な攻めであった。

 流石は同性なだけある。男の弱点を理解しているので、動きに無駄がない。

 舌先で裏筋をなぞり、カリ首に引っ掛け、尿道口をほじる。

 彼の熱心なフェラには愚息も大喜び。鈴口から我慢汁をダラダラ垂れ流して悦びを表現していた。


「んじゅっ、ちゅぷっ、んんっ……カウパーが溢れてきたよ。僕のフェラで感じてるんだね♡」

「あぁ、キャプテンのフェラいい感じだよ。その調子でチンポを咥えてくれるかな?」

「分かった、やってみるよ……あむっ♡」


 なんやかんや、マスターに褒められると嬉しいようだ。

 興が乗ったネモは続いて亀頭を咥え、淫らな水音を立てながらしゃぶりだす。

 口内の生暖かい感触に包まれた男根は、得も言われぬ快楽の洪水へと飲み込まれた。


「じゅずっ、ちゅじゅっ、じゅるるっ、ぐちゅうっ♡」

「おぉっ、これまたすごいっ! キャプテンのフェラ気持ちいいよ!」


 ネモの口淫は初めてとは思えないほど精錬されていた。

 確かに熟練の技術を持っているわけではないが、同時に陰茎のことを粗雑に扱っているわけでもない。

 彼はもとから器用で、何事もそつなくこなすのだ。その対応力がこの場でも発揮されたようだ。

 顔を前後に動かし口内で竿を扱きながら、舌で亀頭を絡め取る。淀みない動作は心地よい刺激を生み、立香を果てのない快楽の世界へと招待していた。


「じゅぷっ、ぬぷっ、ぐちゅっ、じゅぱあぁっ♡ マスターのおちんちん大きいから、うまくしゃぶれないけど……」

「全然そんなことないよ! キャプテンのフェラ気持ちよくて、もうすぐイッちゃいそうだ!」

「そう、それなら良かった。このままマスターをイカせるからね……じゅぷっ、んじゅうっ、じゅくうぅっ♡♡」


 期待以上の成果に、射精欲求が加速度的に溜まっていく。

 これは嬉しい誤算だ。男を知らなかった少年が、導かれるままに新たな才能を開花させようとしている。

 少年をメスに落とすという新鮮な感触を楽しみつつ、このまま彼の口に性欲を吐き出してしまおう。

 立香は腰をビクビクと震わせながら、込み上げてくる射精感に身を委ねていた。


「んじゅっ、じゅるっ、じゅずずっ、じゅっぽ、ぐぽっ、じゅずうぅっ♡♡」

「うおぉっ、キャプテンっ! 口内に射精すよっ!!」

「んんっ、んぐっ、んじゅっ、んぐぶううぅぅっ♡♡」


 ついにやってきた射精の瞬間。立香はとっさにネモの頭を掴み、男根を喉奥へと突き立てる。

 そして火花が散るほどの鮮烈な快感とともに、彼の口内に大量の精子が迸る。

 凄まじい勢いで流れ込んでくる白濁を、ネモは苦戦しながらも必死の表情で飲み込んでいった。


「んぐっ、じゅずっ、ずずずっ、んんっ……♡♡」

「おぉっ、いいバキュームだ! そのまま全部飲んでくれ!」


 せっかくのマスターの魔力だ。飲み干さなければ意味がない。

 ネモは喉を鳴らして精液を嚥下し、尿道に残ったザーメンまで残らず吸い取っていく。


「んぐっ、んんっ……ぷはあぁっ♡ けこっ、ごほっ。マスターの精液、すごくドロドロしていて喉に絡みついてくるよ♡」

「ネモ、全部飲んで偉いぞ」


 立香の精子を飲み干したネモは、身体中に漲るマスターの魔力を感じ取っていた。

 それはカルデアから供給される魔力とはまた違う、リビドーのこもった力強い魔力だ。

 媚薬にも似た効果を持つ白濁液を接種したネモの肉体に、とある変化が現れる。


「フェラチオで興奮したんだろう? キャプテンのおちんちん大きくなってるよ」

「こっ、これはっ……!?」


 見るとネモの股間に膨らみができていた。

 彼だって立派な男の子だ。欲情すれば勃つものもある。


「これは身体が勝手に反応しただけで、僕が変態というわけじゃ……」

「驚くことじゃないよ。サーヴァントなら当然の反応だから。それよりも、下を脱いでベッドに横になってよ」

「えぇっ……恥ずかしい」


 やはりネモは発情している。言葉だけの抵抗は単なる振りである。

 心底嫌そうに振る舞いつつも、なんやかんやネモは言われた通りに下半身を露出しベッドに寝転がる。

 少年のペニスはビンビンに勃起し、重力に負けじと雄々しく天高くそびえ勃っていた。


「キャプテンのおちんちん、可愛くてエッチだよ」

「本当にやるの……?」

「ここまできて何を言ってるんだ。それに一応魔力供給の練習なんだから、本番をしないと意味ないじゃないか」


 ネモとアナルセックスがしたくて、愚息も元気に張り切っている。

 しかし焦ってはいけない。最高のセックスをするには入念な下準備が必要なのだ。

 立香は肛門性交に向けて前戯を始める。まずは指先にローションを塗り、ネモの菊門に指を這わせた。


「あぁっ、うぅっ、指がっ……♡」

「ネモのお尻は綺麗だね。早く挿れたいよ」


 肛門を指で愛撫すると、シワがヒクヒクと動いて可愛らしい。

 なぞればなぞるほど交尾への期待が増していく。逸る気持ちを必死に抑え、立香は前戯を続行する。

 菊門の感触を確かめた後は、ゆっくりと指を挿入し肛門を拡張する。

 ネモのアナルはやる気満々なのか、指をすんなり受け入れるとキュッと締め付けてくる。

 中々見込みのあるアナルではないか。立香は指を出し入れして肛門を刺激する。


「あぁっ、んんっ、お尻に指が入って……んあぁっ、中で擦らないでぇっ♡♡」

「こんなに簡単に入るなんて、キャプテンはアナルオナニーでもしてたのか?」

「そんなわけないでしょっ……んあっ、うくっ、んはあぁっ♡」


 ちょっとイジっただけなのに、ネモは甘い声で鳴いていた。

 アナルの感度は良好なようだ。これなら交尾への期待も高まるというものだ。

 それからしばらくの間、立香はネモの肛門を入念に愛撫した。


「あぁっ、んんっ、んあぁっ、くぅっ♡ うぅっ、ふあぁっ、んぐっ、んはあぁっ♡♡」

「……ふぅ、そろそろ良さそうだね」


 時間をかけて愛撫した結果、アナルはトロトロに蕩け中から腸液が滲み出ていた。

 ぽっかり空いた肛門は準備万端なようで、妖艶な色気を放っている。


「それじゃあキャプテン、チンポを挿れるよ」

「ふぁい……♡」


 アナルへの愛撫で脳まで溶けきったネモは、受け入れるように自ら尻穴をクパァと開く。

 立香は勃起ペニスを肛門に密着させると、腰を一気に突き出し男根を腸内へと挿入した。


「あぐっ、んんっ、んはあぁっ♡ おぉっ、お尻におちんちんが入ってきたぁっ♡♡」

「ぐぅっ、キツいっ……!」


 前戯を済ませたとはいえ、彼のアナルは想像以上の締まりであった。

 脳が痺れるほどの強烈な締め付けが愚息を襲い、とてつもない快感が全身を駆け抜ける。

 これがアナルセックス。肛門性交の快楽だ。

 そして肛門の魅力に取り憑かれたのは立香だけでない。ネモもまた、アナルの快楽に染まっているようだった。


「うぅっ、うあぁっ、マスターのおちんちんがお尻いっぱいに詰まってるぅっ♡ あぁっ、ダメぇっ、おちんちん大きすぎて肛門が裂けちゃうぅっ♡♡」

「大丈夫だ! キャプテンのアナルは強靭だから、これくらいじゃ裂けないよ!」


 肛門が裂けるどころか、むしろ男根のほうが食い千切られてしまいそうな強烈な締め付けだった。

 自分から誘っておいて、ケツ穴の威力に屈する訳にはいかない。立香はアナルの締まりに負けじと、愚息に力を入れて腰を振る。

 マスターの力強いピストンを食らい、ネモはメスのような嬌声を張り上げ感じていた。


「あぁっ、ひあっ、んんっ、んはあぁっ♡ マスターのおちんちんがお腹の中で暴れてるぅっ♡ ふあっ、あぁっ、そんなに激しくお尻突いちゃダメぇっ♡♡」

「キャプテン、そんなにエッチな声で鳴いちゃって。俺のチンポで感じてくれてるんだね! もっと頑張るからもっと感じてくれ!」


 彼の肛門は既に排泄のための穴ではない。交尾のための穴である。

 腸内は突かれる度に躍動し、呼応するかのように肉棒を締め付けてくる。

 男根とアナルの激しいぶつかり合いで、脳内で快感の火花が散る。

 なんて凄まじい快楽の連鎖だ。気持ち良すぎて腰が勝手に動いてしまう。

 刺激的な悦楽に脳を犯された立香は、狂ったように腰を振りアナルの快楽を貪っていた。


「んあっ、んんっ、んあぁっ、ダメぇっ♡ まっ、マスターのおちんちんでイッちゃうぅっ♡ あぁっ、アナルをズボズボ突かれてイッちゃいそうだよぉっ♡♡」

「いいぞっ、いつでもイッてくれっ!」


 ネモのペニスは爆発寸前なのか、我慢汁を垂れ流しながら跳ねていた。

 彼をイカせるために、立香は腸壁を抉るように突き上げる。

 マスターの怒涛の如きピストンによって、ネモは腰をガクガクと震わせ射精した。


「んあぁっ、ダメぇっ、イクイクぅっ♡ イクイクイッちゃううぅぅっ♡♡」


 真っ赤に腫れた亀頭の先端から、噴水のように精液が吹き出した。

 なんて見事なまでのメスイキなのだろう。宙を舞う濃厚な白濁液は、彼が立派なメスになった証であった。


「はぁ、んあぁっ、お尻でイッちゃったぁ……♡」

「おちんちんに触れてないのにイクなんて、キャプテンはアナルの才能があるんだね」


 初めてのアナルセックスでところてんをキメるとは、予想以上の成果である。

 このまま彼をアナルの快楽に落としてしまおう。そう判断した立香は、ネモの射精が終わるやいなやピストン運動を再開した。


「あぁっ、んおっ、おぉっ、ひあぁっ♡ いっ、イッたばかりなのに突いちゃダメぇっ♡ んあっ、ふあぁっ、アナル気持ち良すぎりゅうぅっ♡♡」

「まだだっ、まだ気持ちよくなるぞっ!」


 立香はそこでピストンをしながら、ネモのペニスに手を伸ばす。

 手のひらを亀頭に押し当てこねくり回す。射精直後で感度ビンビンな男根に、その刺激は強烈過ぎたようだ。少年は頭を振り乱して感じていた。


「あぁっ、あぁあっ、ダメっ、ダメダメらめぇっ♡ おぉっ、おちんちんイジっちゃらめぇっ♡♡」

「おぉっ、締まるっ!」


 彼のペニスを刺激したことで、アナルの圧迫感も増している。

 立香は愚息がゴリゴリと削られるような感覚を味わいながらアナルを突く。

 脳が焼けるほどの快感のおかげで、射精感が沸々と湧いてきた。


「あぁっ、んあぁっ、らめぇっ♡ おぉっ、お尻の穴でまたイッちゃうぅっ♡♡」

「俺もイキそうだ! 最後は一緒にイこうっ!」


 積もりに積もった劣情を吐き出すために、立香は最後の力を振り絞って腰を振る。

 そして射精の瞬間渾身の一撃をアナルに食らわせ、一番奥にザーメンを解き放った。


「んあっ、ふあぁっ、イクイクいっきゅううぅぅっ♡♡」

「うおぉっ、射精るっ……!!」


 至高の快楽を味わいながら、2人は同時に射精した。

 よほど気持ちよかったのだろう。ネモの射精はほとんど潮みたいになっていた。

 満面のトロ顔を浮かべてイくネモを見下ろしながら、立香は心地よい射精に酔いしれる。

 少年とのアナルセックスは、女性とするエッチとはまた違った気持ちよさがある。

 それを存分に堪能することができて、大満足の情事であった。


「あぁっ、んあぁっ、んはあぁっ……♡ マスターとのエッチすごい……アナルセックスってこんなに気持ちよかったんだね……」

「ふぅ……キャプテンが喜んでくれて俺も嬉しいよ」


 少年に新たな性癖を目覚めさせることができた。

 性癖の開発に新たな快感を覚える立香なのだった。

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