乱交のすゝめ 第6話9月:勧誘① (Pixiv Fanbox)
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姫上市立姫上第三小学校6年1組に在籍する少女、水無月冬乃(みなづきふゆの)にはコンプレックスがある。
それは彼女の身長が170センチもあることだ。これはクラスで一番の高身長であり、学年全体を見ても1,2を争うほどの身長だった。
周囲と見比べても文字通り頭一つ抜けた身長を持つ冬乃は、当然ながら否が応でも目立ってしまう。
それが彼女にはたまらなく嫌だった。
冬乃は自分が地味で大人しい性格だと自覚している。
できることなら、あまり目立たずにひっそりと平穏に過ごしたいとさえ思っている。
それなのに、己の身長の高さが彼女に平穏を与えてくれない。
特に子供しかいない小学校という場では、高身長の冬乃はどうしても浮いてしまう。
廊下を歩けば皆から視線を送られ、クラスの席順は必ず一番うしろ。
普通の少女でいたい冬乃にとって、自分の身長は常に彼女の頭を悩ませるコンプレックスとなっていたのだ。
そんな彼女の人生が岐路に立ったのは、9月も半ばのある日のこと。
その日の3時間目の授業は体育だった。
冬乃は運動があまり得意ではない。理由は早すぎる肉体の成長に感覚がついてこないからだ。
そして彼女が体育の授業を苦手にしているもうひとつの理由は、授業の前後にある着替えが原因だった。
「冬乃ちゃん、また大きくなったんじゃない?」
冬乃が黙々と体操着に着替えていると、クラスメイトが話しかけてきた。
彼女の視線の先に何があるかは見なくても分かる。
それは冬乃のおっぱいだ。
身長はもちろんのこと、冬乃よりも大きな胸の持ち主はクラスメイトにいない。
周りの女の子はようやく胸が膨らみかけてきたというところなのに、冬乃は日に日に成長していく胸部に四苦八苦しているのだ。
身長と同じように、成長が早すぎる胸も彼女の大きなコンプレックスとなっていた。
誰彼構わず視線を集め、知らず知らずに冬乃を辱めてしまう。
だから彼女は自分の巨乳が大嫌いだった。できることなら今すぐ取り外したいくらいに。
「ねぇねぇ、どこのブラ使ってるの? 今は無理だけど、大きくなったら同じの使いたいし」
「うぅ……これは……」
「ほらほら、冬乃ちゃんが困ってるじゃない。同性だからって、相手が嫌がる話題をしつこく聞いてはダメよ」
「魅咲ちゃん……」
冬乃がクラスメイトの質問攻めに戸惑っていると、横から真宮魅咲(まみやみさき)が助け舟を出してくれた。
彼女はクラスの中心人物であり、そのカリスマ性は皆の心を虜にするほどだ。
魅咲の忠言により、クラスメイトはすぐさま反省の顔を見せる。
「魅咲ちゃんの言うとおりだね。冬乃ちゃん、ごめんなさい……」
「わっ、わたしは気にしてないから大丈夫」
気にしてないというと嘘になるが、そこまで不快に思っていないのも事実だ。
周囲から奇異な目で見られるのはいつものことだ。それでいちいち腹を立てていては生活にならない。
だから冬乃はある種の諦めの境地に達していた。自分は一生コンプレックスに悩まされるだろうという、忌々しい確信だけはあった。
「ありがとう、魅咲ちゃん」
「良いの良いの。それよりも、早く着替えないと授業に遅れるわよ」
「そっ、そうだね」
そんなこんなで、冬乃はそそくさと着替えを済ませて体育の授業へ向かうことに。
冬乃は知らなかった。この日を境に、彼女の運命が大きく変わることに。
×××
全ての授業が終わったその日の放課後、冬乃が帰宅しようとしていた時のこと。
「冬乃ちゃん、ちょっといいかしら?」
「魅咲ちゃん……?」
帰宅の準備を済ませた冬乃に、唐突に魅咲が話しかけてきた。
冬乃と魅咲はクラスメイトだが、そこまで仲がいいわけではない。
こうして放課後に話しかけられたのは初めての経験だった。
彼女のような高嶺の花が、自分に一体何の用だろうか?
冬乃が不安そうに身構えていると、魅咲は柔和な笑みで話を切り出す。
「そう怯えた顔をしないで。私はただ、冬乃ちゃんを遊びに誘いたいだけなんだから」
「遊びに……?」
魅咲の要件に、冬乃は尚更首を傾げる。
なぜいきなり彼女が遊びに誘ってくるのか。
怒涛の如く疑問が押し寄せてくるが、冬乃が理解するよりも前に魅咲が話を進めていく。
「前々から、冬乃ちゃんと仲良くなりたいと思ってたの。冬乃ちゃんが忙しいようなら諦めるけど、この後用事でもあるのかしら?」
「用事とかは何も……暇だけど」
「そう、それなら良かった。ねぇ、どうかしら? 私たちと一緒に遊ばない?」
「……うん、別にいいけど」
冬乃はどちらかといえば人見知りだが、人付き合いが悪いわけではない。
遊びに誘われれば参加するし、誰にだって分け隔てなく接している。
それでも魅咲に誘われるとは思っていなかった。
断る理由がないので、冬乃は違和感を抱きながらも、魅咲の後をついていった。
×××
「ここって……」
魅咲に連れられて冬乃がやってきたのは理科準備室だった。
なぜこんな場所に自分を連れてきたのだろうか?
冬乃の当然の疑問は、すぐに新たなる疑問とともに彼女に襲いかかる。
「んんっ、んちゅっ、ちゅぱっ、ぬぱぁっ……♡♡」
部屋の中には、ひとりの少女を彼女を取り囲む3人の少年たちの姿があった。
少女というのは七海恋春(ななみこはる)だ。冬乃もよく知るクラスメイトが、あろうことか上半身裸になっている。
そして異様な光景はそれだけではない。少年たちはペニスを露出させ、それを恋春がペロペロと舐めているのだ。
彼らは一体放課後の学校で何をやっているのだろうか。理解不能な状況に、冬乃の思考はフリーズする。
「っ…………!?」
「あらあら、冬乃ちゃんには刺激が強すぎたかしら? ごめんなさいね、何の説明もしないでいきなり連れてきちゃって。でももし事前に説明したら、冬乃ちゃんは来てくれなかったわよね」
魅咲は背後から冬乃に抱きつくと、耳元に口を近づけ甘い声音で囁く。
するとなぜだろう。身体の力が抜けていき、抵抗ができなくなる。
冬乃は操り人形のように魅咲に肉体を預け、考えることを放棄してしまった。
しかしそれも無理からぬことである。人は許容量をオーバーする事態が起こると、思考が止まり何もできなくなってしまうのだ。
魅咲は固まった冬乃を恋春たちのところまで連れていき、彼女たちのプレイを新人に見せることにした。
「んんっ、んちゅっ……魅咲ちゃん、冬乃ちゃんを連れてきたの?」
男根から口を離して一旦プレイを止めた恋春は、冬乃の存在に驚愕を顕にしていた。
事前に彼女が来ることを聞かされていなかったようだ。突然のゲストに、恋春は口をあんぐりと開けて目を白黒させていた。
「恋春ちゃん、驚かせてごめんなさいね。どうしても彼女を乱交教室に呼びたかったものだから」
「らんこう教室……?」
聞き慣れぬ言葉に、冬乃はオウム返しで聞き返すことしかできなかった。
まるで乱交教室のことを初めて知ったときの恋春の反応のようだった。
当たり前だ。平和な小学校には似つかわしくない物騒な名前に戸惑わない小学生などいない。
頭上に疑問符を浮かべている冬乃に対し、魅咲は懇切丁寧に乱交教室の説明をする。
「うふふ。いきなり言われても分からないわよね。乱交教室っていうのはね、放課後に皆で集まってエッチなことをしようって会なの。ほら、今は恋春ちゃんが男の子のおちんちんを舐めているでしょう?」
「あれは……」
「あれはフェラチオって言ってね、アレをすると男の子はとっても喜ぶのよ♡」
冬乃はフェラチオについてよく知らない。それどころか、性行為についてほとんど無知だった。
そんな冬乃にも分かることがある。眼の前で繰り広げられている行為が、ただならぬ雰囲気を漂わせていることに。
理屈ではない。彼女の本能が彼らの行為に興味を示しているのだ。
性の目覚め。無垢なる少女は、このとき初めて性欲という概念をぼんやりと認識したのだった。
「どう、冬乃ちゃん? 彼らのエッチを見て何か思わない? 胸の奥から湧いてくる感情があるんじゃないかしら?」
「うん……恋春ちゃんたちを見ていると、胸がドキドキして変な気持ちになるの……」
「そう、それが性の感覚なの。恋春ちゃんたちのプレイを見たことで、冬乃ちゃんはエッチな気分になったってわけ」
「これが……エッチな気分?」
少女は初めて自覚する。
生物としての本能を。己のうちに湧き上がった衝動を。
自覚して、さりとて彼女にはどうすることもできない。
突然湧いてきた性欲を処理する方法を、未熟な彼女は知らないのだ。
「大丈夫よ、安心して。いきなりのことで、冬乃ちゃんは混乱しているだけだから。全部私に任せてくれたら、冬乃ちゃんの心のもやもやを解消させてあげることができるわ♡」
「魅咲ちゃん……んあっ!?」
魅咲は蠱惑的な笑みを浮かべながら、戸惑う冬乃の胸を揉む。
いきなり胸を揉まれて、冬乃は更に混乱した。
当たり前だ。先程から理解が追いついていないというのに、そこに追加で爆弾を投げ込まれたのだから。
「ふふっ。見た目から分かっていたことだけど、冬乃ちゃんのおっぱい大きいわね。私の手がすっぽり埋もれるんだもの。これだけ大きいと、ブラとか大変よね」
「あのっ、魅咲ちゃんっ! なんでっ、おっぱいをっ……!? そんなっ、ダメっ、揉んじゃっ……んあぁっ!?」
冬乃の抵抗の声など聞く耳を持たない魅咲は、いやらしい手つきで巨乳を揉みしだく。
コンプレックスの塊である胸を良いように弄ばれて、冬乃は複雑な心境であった。
彼女は自分の肉体が憎くて憎くてたまらない。
しかしなぜだろう。彼女に胸を揉まれると、もやもやした衝動が増大してくるのだ。
「あっ、いやっ、ダメっ……んっ、そんな強く揉んじゃっ……やぁっ!?」
「おっぱいは大きいけど、流石にまだ感度は未熟のようね。まぁこっちはこれから開発していけばいいわね。……それじゃあ、こっちの感度はどうかしら♡」
魅咲の手玉に取られた冬乃は、彼女が操る魅惑の手技に翻弄されるしかない。
冬乃が抵抗してこないのをいいことに、魅咲の猛攻は続く。
魅咲は冬乃の下半身に手を伸ばすと、服の隙間から侵入し彼女の股間に触れる。
「んんっ、んはあぁっ!?」
「冬乃ちゃんのアソコは……まだ濡れてないようね。冬乃ちゃん、オナニーはしたことある?」
「オナニー? なにそれ?」
「へぇ、冬乃ちゃんはオナニーしたことないんだ……」
冬乃のウブな反応に、魅咲はニタニタと不気味な笑みを作る。
極上の獲物を前にしたかのような、ある種の捕食者としての眼光であった。
魅咲から熱烈な視線を受ける冬乃だが、狙われた彼女は気づいていない。
このとき既に、冬乃の命運は決まったようなものだった。
「こんなにエッチな身体してるのにもったいないなぁ。冬乃ちゃんなら、どんな殿方だってイチコロにできるんだから♡」
「えぇっ、どういうこと……?」
「うふふ。冬乃ちゃんにはエッチの才能があるってことよ♡」
魅咲は初めての性的刺激で足腰が立たなくなった冬乃を床に座らせると、彼女の衣服を脱がしはじめる。
「魅咲ちゃんっ、一体何をっ……!?」
「大丈夫大丈夫。気持ちいいことをするだけだから私に任せて♡」
目まぐるしい状況の変化に対応できない冬乃をこれでもかと攻める魅咲。
彼女は慣れた手付きで服を脱がせると、冬乃の豊満な胸を露出させる。
体育の着替えで目にしたことはあるが、こうして改めて間近で見ると迫力が段違いだ。
まるで目の前に大きな山がそびえ立っているかのようだ。
その圧倒的なまでのパイ圧に、百戦錬磨の魅咲であっても思わず息を呑んだ。
「すごい……冬乃ちゃんのおっぱい、本当に大きいわね。ブラは何カップ?」
「えっと、Gカップ……」
「小学生とは思えないわね。しかもまだ成長の余地があると思うと嫉妬しちゃうわね」
冗談半分本気半分の嫉妬心を滲ませながら、魅咲は露出された巨乳を揉みしだく。