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2 アナルオナニー  翌朝、大学に行くと岩崎と出会ってしまった。 「あれ? シュンちゃん、なんか妙な空気出してるね? 風邪でも引いてる?」 岩崎は俺を名字ではなく「シュンちゃん」と呼ぶ。 さすがに昨夜見つけた動画について「あれ、やっぱり岩崎か?」などと聞くのは無理だ。 言葉に詰まって反応が遅れる。一瞬の間が空いた。 「……いや、ちょっと寝不足でさ。風邪じゃないから」 「あ~? アレかな? オナニーしまくってたから寝不足になったとか?」 岩崎よ。お前の口からオナニーなんて単語を聞いたらあの動画について問い質したくなるだろうが。 またしても間の空いた俺に岩崎は 「あれ? やっぱそうだったの? ちょ、どんだけ抜きまくってたんだよ~。 てか、そんな美味しいオカズがあるなら俺にも教えて欲しいんだけど」 お前がオカズだ、とは言えない。 投稿し公開してるからとは言え、目の前にいる俺がその動画サイトの利用者だとは思っちゃいないだろうから。 「ん~、まぁ、その内にな……」 俺の目は自然と岩崎の股間へ下りる。このズボンの中にズル剥けのデカいちんぽが収まっているのか。 濡れやすくて先走りをトロトロ吐きだすヤらしいデカマラが。 「ん?」 首を傾げる岩崎。 「あ、いや……」 と、そこへ同じ学科の親しい連中が話しかけて来た。 「よぉ! 渋井教授から出てたレポート課題は完成できたか~?」 俺と岩崎が振り向く。「まぁ、なんとかできたぜ」と岩崎。 「しまった! まだ途中だった!」 「う~わ、それヤバイじゃん。渋井教授、提出物には結構うるさいのにな。とりま、体裁だけでも整えておいた方がいいぜ?」 「あと2時間あるし、何なら俺のを写す?」岩崎がバッグからレポートの入っているクリアケースを引っ張りだした。 「いや。大丈夫だ。マジで最後の詰めのトコだけが抜けてるだけだから。大急ぎでやりゃなんとかなる」 「そうか? ならいいけど」 あの教授は未提出にうるさいけれど、中身のパクリはもっと厳しいのだ。 「じゃぁ、また後でな!」 レポート課題を仕上げるため、俺は岩崎をその場に残し急いで図書館に向かった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  図書館で仕上げたレポートは無事、渋井教授に提出できた。 岩崎とは昼飯の時も一緒になり学食へも揃って食べに行ったが、その後アイツは用事があると言って先に帰ってしまった。 午後の講義を受け終わった俺はバイト先の土産物屋で販売と片付けの仕事をこなして10時過ぎに帰宅。 平日なのに客足が途絶えなかったのでかなり疲労度が高い。 店長から頂いた賞味期限切れ近い漬物や佃煮で軽い夕飯をすませシャワーでさっぱりすると、体に疲れは残っていたとしても日課になっているオナニーをしたくなってイチモツがムクムク膨らんでしまう。 起動させたPCから自然と昨夜見た例の投稿動画サイトを開く。 「……削除していないんだな」 昨日使った岩崎のオナニー動画は俺のブックマーク再生リストの中にちゃんと残っていた。 クリックすると再生が始まってアイツのちんぽがグチュグチュ音を立て始める。 「――ん? これ、は?」 再生中の動画の下に『オススメ動画』としていくつかのサムネが並んでいる。その中の一つが気になった。 「まさか……、こいつも、か?」 クリックすると別ウィンドウが開いて再生がスタートする。 画面の男は案の定岩崎だった。 投稿時刻を見ればつい先ほど。俺が帰宅する1時間ほど前に上げたようだった。  赤いビキニパンツに収まり切らない勃起チンポを生地の上からヌルヌルとさする。 ときおり舌なめずりをしてこみ上がって来る興奮に耐え切れず「中身」をビクビクと痙攣させている。 このままビキニからチンポを取りだし手こきオナニーになるのか、と思ったが違う展開になった。 一瞬画面の外に腕を伸ばした岩崎は、チンポのカタチそっくりな「シリコン棒」、いわゆるディルドを手にしていた。 舐るようにうっとりとディルドを見つめた岩崎は、ローションをトロトロと垂らし股間の方へと近づける。 「え? おいおい、そこまでやんのか?」 ビキニパンツをもどかし気に足首までずらして片足にだけ引っ掛けると、仰向けになって膝を上にM字開脚させ 股の最奥部へとディルドの濡れた切っ先を「ツプン」と押し当てた。 『ん゛っ! ふぅん゛、ぅ゛ぁ゛あ、あああ」 ゆっくりとチンポを模した太いおもちゃをケツの穴の中に埋めて行く。ズブズブと言う音まで聞こえるように杭打たれてゆく岩崎のアナル。 眉間を寄せて辛いような、それでいて至福へと導かれる喜悦を味わうような岩崎の顔。 『は、あぅぅ、ああ、い、イイ、気持ち、いいよぉ』 身に感じる快感を言葉にして自分自身を更に昂ぶらせている。 ジュブ、グジュ、ズチュ…… 締め付ける穴をこじ開け中ほどまで奥へ押し込み、そしてまた肉襞ごと捲りながらズルズルと引き抜く。ローションで滑るディルドが全部が抜け出てしまうギリギリで動きを止め、再び奥へと挿し入れていく。 少し萎えた岩崎のチンポからは、絶え間なく透明な我慢汁が溢れて鎌首のぶつかる下腹部をべとべとにしている。 『ふぅっ! はぁ、ぁ、あ゛ぅ、うう、んふぅ、くう、う゛ぐ、ふぁ、あ゛っ』 汗を滲ませる額、歯を食いしばってもなお漏れ出る喘ぎ声と湿った吐息。ディルドの根元を支えてクイ、ククンと 先端の角度を「感じる」位置へと導き、蕩けた目を向けながらズブブブと押し込みチンポをヒクつかせている。 一心不乱にケツの快感を追う姿はとてもアナルオナニー初心者とは見えない。 どこが感じるかを把握したディルドの動かし方、腰のひねり具合、緩急、強弱の付いたストローク。実に手慣れたものだ。 「い、岩崎……お前、マジで……」淫乱野郎だな、と思った。 アナニー動画に魅入ってシコる俺も十分変態だと思うが、岩崎のこの痴態は俺以上に突き抜けた感があった。 『んあ゛! ああああああーーーっ! イ゛イ゛ッ! ンギモヂイィィッ! アヒ、ィ、いぐ! イグイグ! イ゛ッ! ィッグ! ンィグゥゥーーーーッ!』 ズチュズチュズチュズリュリュ! ズチュゥ!  一層激しくディルドを動かし自らのケツ穴を責めまくる岩崎の腹筋がビクビク震え股間を撥ねさせる。 ビタンビタンと太ももを打っていたチンポが堅さと大きさを増し完全勃起状態になったかと思うと、亀頭の先から ビュル! ドビュゥ! と射精を開始。 勢いと量とがもの凄く、白い放物線は岩崎の胸を超え顔面をびちゃびちゃと汚していった。 「セ、セルフ、顔射!?」 この時、俺もまた限界を超えてしまい自分のチンポからぶっ放してしまった。 「うっ! イク!」 ティッシュを取る間も無く噴きあげてしまい、竿にも右手にもドバドバぶちまけてしまった。 こうなってしまうとさすがにティッシュじゃ間に合わない。陰毛にこびりつく精液を落とすためシャワーを浴びる必要があった。 俺はこのアナニー動画もお気に入り再生リストにブックマークし、面倒臭い気だるさに耐えながらバスルームへと向かった。 ――これっぽっちもゲイ臭くなかったのに、ノンケぶってただけなんだ……。 待てよ、岩崎ってば確か、付き合ってる彼女がいるんじゃなかったか? >人物メモ< 藤原俊太 主人公 大学2年 観光地の土産店にてバイト。自分がゲイだと言うことは誰にも明かしていない。 岩崎啓司  大学2年

Comments

ハッスィー

続きがめちゃ気になります‼️いつもありがとうございます!

鷹取リュウゴ

コメントありがとうございます! なんとかラストまで書いて仕上げるつもりですんで良かったらまた読んで下さいー!