夏至の捧げ物 (Pixiv Fanbox)
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「夏至のお祭り?まあ別にいいけど……」
キャトラの誘いに、アリアシカは二つ返事でOKした。
毎年夏至の日にやる儀式で、去年の水着イベントの出場者が例年参加しているらしい。
即興で水着バンドを組んでからもう一年経つのかと思いつつも、懐かしいメンバーに会えるかと思って母娘で参加することにした。
「あ、アイシャさんはいないんだ」
「アイシャは都合つかなくてねー。」
鋭い勘で何かを悟ったアイシャを除く、アリアシカ、ノクタリカ、テレーゼ、ヴィレータの4人がビーチの会場に集まる。
イベント会場にはすでに100人以上が集まっていて、異様な熱気に包まれていた。
「で、イベントって何するの?」
水着に着替えたアリアシカは、キャトラに尋ねる。そう、まだ何をするのか聞いていなかった。
「夏至の日、恒例、サマーソウルの海開きよ!」
*
「こらぁあ……もう出すなぁぁああ!」
ヤシの木に腕を突き、背後からサマーソウルに突き上げられているアリアシカは、また熱いものが膣内に注ぎ込まれるのを感じた
「うああ……熱い…っ…!」
比喩ではない。文字通り熱い。サマーソウルの腕から伝わってくる体温は40度を超えているのではないかという暑さで、およそ人間ではありえない熱を持っていた。
触られているだけでも熱いのに、その太い肉棒をねじ込まれ、その奥に精を注ぎ込まれると、まるで熱いお茶を飲み込んだかのようにカッっと熱さが全身に広がり、頭がぼーっとしてくる。
「ハハハハハ!オレの夏の熱さはこんなものではないぞ!」
もう何回射精したのかわからないのに、サマーソウルは微塵も疲れを感じていないようで、アリアシカの腰にハイペースにピストンを打ち込み続ける。
アリアシカの細い躰はその激しい動きを受け止めるのに精一杯だった。
サマーソウルはオフシーズンの間、ずっとソウルをため続けるらしく、この夏至の海開きの日にその全てを解放する。
ほとんど無限の容量を持つ精を放ち続けることができる。
アリアシカの傍らには、既に満足気に眠るノクタリカの姿が横たわっている。
彼女の下半身からは溢れるほどの白濁が流れ落ちており、既にサマーソウルに散々に穢された後である。
こんなところで寝ていたら熱中症になってしまうのではないだろうか。自分の状況を差し置いてそんな心配が先に来るのは我ながら性分か、とアリアシカは自嘲した。
一番手のテレーゼの姿はどこかに消えていた。身体を洗いに行ったのだろうか。しかし四番手のヴィレータはまだ幼く純粋で、できればあまり穢れてほしくない。そのためには自分のところでできるだけ消費させて、彼女の負担を軽くしてあげたいと思った。
「だめ…もう……限界……!」
あまりの熱さに身体がオーバーヒートしてしまう。熱さと快楽の波に意識がボーッとしてきて、立っていることができなくなった。何度目かの射精を身体の一番奥で受けた時、アリアシカはそのまま意識を失ってしまった。
*
「お疲れ様、よく頑張ったわねー」
気がつくとキャトラが看病してくれていた。涼しい日陰で休んでおり、水分を補給する。身体にキーンと冷たい水が浸透して、全身の熱が引いていくようである。
「ぷはー!生き返るわぁー」
股からどろりとしたものがこぼれ落ちるのを感じて、あれが夢ではなかったことを否応なしに思い起こさせる。この一滴一滴があの男の子を成す遺伝子を含んでいるかと思うとぞっとする。
少し遠くではヴィレータが可愛い嬌声を上げて、サマーソウルのそれを小さな体で賢明に受けとめていた。
「もうどろどろね。身体洗ってらっしゃい。次もあるんだから」
「うん・・・・。って、次?」
「ここまでは前座よ。なんのためにこんなに人が集まっていると思うかしら」
「ま、まさか、ね。」
アリアシカは乾いた笑いを浮かべた。会場には100人以上がいる。その中心から、テレーゼの声が聞こえたような気がした。