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人工精霊の増殖機能

「はい、質問。」 「何かしら」 キャトラと赤髪のところに、キアラが来ていた。 彼女は身寄りが無いことから、シェアハウスで協力して以来、時々面倒を見ることがある。 好奇心旺盛で、学ぶ意欲があり、色々なことを質問してくることがある。 「赤ちゃんはどうやって作るの?」 「アンタねぇ……。っても、その様子じゃあ...


キアラの一件のあと、セーラを招いて、とある実験をすることになった。

セーラには契約した人工精霊がいる。「セーラ2号」と呼ばれており、姿形はセーラそっくりである。だが禁忌の生み出す存在であり、その実体や特性はまだまだわからないことばかりだ。


キャトラが二人に説明する。

「というわけで、あんたが生殖機能を備えているのか確かめることにしたのよ。2号ちゃん。」

「そうですね。私も少し興味があります。自分の身体ですし。」

「それはあたしの身体でもあるんだぞ!」

2号は協力的だが、セーラは少し不満そうだった。


「キアラが凄く気にしてたのよ。でもあの子は好きな人がいるでしょ?だから代わりに2号ちゃんにお願いしようかと思って。」

「なんで2号で実験するんだよ。だいたい本当に子供ができちゃったらどうするんだ!」

「そうしたら3号になりますね。」

「いまの倍うるさくなるじゃないか!」

「あら、私はそれほどうるさくしたりはしませんよ。いつでも消えられますし」

「そういう意味じゃない!」


なんだかんだで二人は仲がいい。

そして2号の実験準備が始まった。

「なんであたしまで脱がされてるんだコノヤロー!」

「あら、あんたはついでよ。折角なら一緒に犯られちゃいないさい」

「ついで犯すなー!!」


「あんた、2号ちゃんの召喚中はすごい量のソウルを消費するんでしょ。」

「お腹が空く。」

「だから手っ取り早いソウル回復方法があるのよ。今回はその実験もかねてるのよね。2号ちゃんもね。」

「私もですか?」

「そうそう。セーラ本人以外からもソウル補給できるようになったほうが、何かと便利でしょ?」

「そうですね……マスターは人使いが荒いですから。稼働に必要なソウルを頂けないこともしょっちゅうで」

「うるさい!あれはお腹が空くんだよ!」

「じゃあこの方法を試す他ないわね~」

「うぐ……」

「大丈夫、あんたはどうせ"まだ"なんでしょ。いくら出されても子供はできないから安心なさい。それに、ウェルナーも喜ぶはずよ。」

「子分はこんなことじゃ喜ばない。」

「そうでしょうか。たまに恋人を見るような目で見つめていることがありますが。マスター。」

「きっとファビオラの若い頃に重ねてるのね。」

「あたしがあいつの親分だ!コノヤロー!」

「それなら、セーラも大人にならないとね。」


そして二人まとめて相手することになった。

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