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アオイの島の温泉街には昔から、客の入浴を介助するタイプのお風呂がある。

しかし急激な観光客の増加により需要が拡大。

店員の人手不足が深刻な問題となっていた……。

「お風呂のお仕事ですか?いいですよ!」

たまたま温泉客としてやって来ていたトワは、臨時で店員をやらないかというスカウトの誘いに、二つ返事でOKした。

以前、セツナやルミエたちとともにアオイの島の騒動を解決したこともある。島の観光誘致に協力するのもやぶさかでない。

温泉旅行期間中の10日間限定で、お店に入ることになった。

「こうやって水に溶かすんですね。」


ローションを洗面器に注いで、水に溶かしていく。

初日は研修ということで、先輩の指導のもとで客の接待にあたる。

お風呂場に敷かれたマットも、ローションも、不思議な形をした椅子も、初めて見るものばかりだった。

裸の男性が入ってきたときにはびっくりした。身体に巻いたバスタオルの裾を直す。

まさか異性の身体を洗うことになるとは思っていなかった。

しかしこれも仕事だと思った。

「こ、こんにちは。トワと申します。よろしくおねがいします。」

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