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エシリアは扉のルーンの力で世界中どこにでも飛び回ることができる。

ただし、行き先は指定できず、どこに行くかはわからない。

そして一度使用すると扉のエネルギーが回復するまで一定時間使用できない。

しかしエシリアはそんなことには恐れることもなく、世界中飛び回って遊んでいた。


時々、見たこともないような未知の世界に迷い込むことがある。

今回飛び込んだ謎の空間は、無機質な背景とともにちょっとした迷路になっていて、好奇心をそそる場所だった。



しかし一通り遊んで帰ろうとした時、扉にロックが何重にも掛かっていることに気付く。エネルギー回復したのに、ロックを解除しなければ帰ることができない。こんなことは初めてだった。


部屋の"主"の声がしたのは、そのタイミングだった。

『7色の鍵を集めよ。さすれば扉は開かれん』


いくつかの鍵は簡単に見つかった。柔らかくて半透明なキノコのような形をした、謎の鍵だ。

ためしに扉にはめてみようと思うが、どこにも鍵穴がない。

『鍵穴は汝の身体にあり』

そんな声がしたので、言われた通りに試してみることにする。

「こんなの…入らないよぉ~…」

エシリアの幼い身体にはあまりにも大きすぎるディルド。

絶対に入らないと思ったのに、まるで魔法のようにずっぽりと中に入っていく。

内側から拡げられて圧迫され、苦しくて長い息を吐いた。

「ん……はぁ……っ」

一番奥に当たって支えると、びりびりと電撃が走るような衝撃があった。ちょっと苦しいけど痛くはない。試しに少しぐりぐりと動かしてみると、おへその下が動くのがわかる。そんなに奥まで入ってしまっているのかと思うと不思議な感じだった。


しかし鍵を入れても何も起こらない。よく見ると鍵にスイッチのようなものがあり、それをスライドさせてみた。

「んあああああ!」

いきなりすごいヴィヴィヴィヴィという音とともに振動が始まって、ぐねぐねと動き始めた。内側からめちゃくちゃにかき回されて、何も考えられなくなる。

とくに枝分かれした部分から伸びる突起がとても敏感なところを刺激して、たまらない。

「これ凄い…すごいっ……!」

初めての感覚に悶えて身体を震わせているうちに、お腹の底から白い光が広がっていって、ついに全身を覆い尽くす。


「んん……んんんー…ッ!!!」

びくびくと腰を震わせ、快感が最高潮に達した時、鍵はすうっと消えて光となった。


『おめでとう。これで1つ目の封印は解かれた』

よく見ると扉のロックがひとつだけ外れている。


あと6個の鍵を開けるまで、エシリアはこの空間を出ることを許されなかった。


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