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公務の合間に休暇をとって温泉街へ訪れたリーランは、温泉大使キャトラを尋ねている。

リーランはこの島の温泉がすっかり気に入ってしまい、休みとなれば温泉に通うことが多かった。


「我が国は度重なる戦火で国土も人民も疲弊しております。このような華やかな温泉文化を取り入れることができれば、民の憩いの場にもなると思うのですが…」

「いい考えね!それならこの温泉大使キャトラさんにお任せよ!」

「ありがとうございます。ただ我が国ではこのような温泉の文化が無いため、どのように運営したらよいか……」

「ふふん、それはね……。」

キャトラはもったいぶって言う。

「― 大切なのはおもてなしの心よ!」



キャトラがリーランを案内したのは、手狭な個室のバスルームだった。

「ど、どうして裸になるのですか……!」

「あら、お風呂は裸で入るものよ。」

「そうですが……しかし……」


「ところであんた、好きな男はいるかしら?」

「えっ……、ええと……、とても敬愛している方はおりましたが……。」

「ま、その件はアタシもよく理解してるわ。でも今はいないのね?」

「まあ、そうと言えばそうなるでしょうか……」

「じゃあいいじゃない!あんたはもっと前向きに未来を見て生きなきゃダメよ。」

「は、はい……」


「じゃあ、はいってらっしゃ~い」

キャトラが部屋の外に声をかけると、赤髪の少年が裸で入ってくる。

「ど、どういうつもりですか!私はそんな!」

リーランは身体をかばって裸を隠そうとする。

「身体でお客様を清めて差し上げる。これがこの島のおもてなしの文化よ。」

「そ、そんなこと……できません!それに、私の貞操は将来を誓った者に捧げるつもりですので…」

「アラ、そう?ただ身体を洗うだけよ。あんたが心配しているようなことは大丈夫よ。たぶんね!」

「そうですか……」



「このような感じでしょうか…」

リーランはボディソープを泡立てて、キャトラの言われたとおりにそれを胸にぬりたくる。

「そうね、いい感じだわ。それじゃあ、洗ってあげなさい」

赤髪は椅子に座り、リーランは前に引かれたマットにひざまずくかたちとなる。

真正面に対峙すると、男女の身体のつくりの違いが否応なしに強調される。お互いの息が感じられる距離で、こんなに近寄ったのは初めてだ。

「あの……どうすれば……」

「おっぱいを彼におしつけて、上下にこするようにして洗うのよ」

「……っ!」

ただでさえ距離が近いのに、これ以上近寄ると、唇が触れてしまいそうなほど密着しなくてはならない。

そしてその間にそそり勃つ太いものが、行く手を阻んでいた。一歩前に近寄ると、それがお腹に触れてつっかえる。熱い体温が直に伝わってきた。


「し…失礼します。」

リーランは息をごくりと飲み込むと、両胸を静かに押し付けた。



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Comments

りい

!!!

カイビャク

リーランの場合、必要以上に高貴な元・姫君というイメージが強いせいかこの手の情事に関わる内容が少ないのがネックですよね……(苦笑) でも、ねこトトラさんのコンテンツで見られるのは有難い限りです。