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fanbox post: creator/114230/post/2581092

占星術師で起業コンサルタントでもあるスピカは、社交界のパーティを終えて疲れた足取りで夜道を歩いていた。

お金のためとはいえ、あのようなパーティはあまり得意ではない。早く家に帰って眠りたい。そういえば昨日はほぼ徹夜でしたっけ……。

フラフラな足取りで路地裏を歩いているうちに、だんだん手足が勝手に動き出しているような感覚になった。

ただあまりの眠気に、足が赴くままに任せていた。


(あれ?私、いままで何をしていたんでしたっけ)


ふと我に返ると、ぼんやりとした思考を打ち払ってさっきまでの行動を思い起こした。

そうだ、パーティの帰り道に、怪しげなお店に寄って……

(なんであんな店に行ったんでしたっけ……!?)

怪しげなお店というのは、大人向けのビデオなどを販売しているようなお店で、そこでいくつかのアダルトグッズを買った記憶がある。

夢じゃないかと思ったが、右手が持っていた、覚えのない紙袋にはたしかにその重量感があった。


何かがおかしい。しかしそう脳が判断するよりも前に、手足が勝手に動いていた。

まるでマリオネットのように操られていることに、スピカはまだ気付いていなかった。

路地裏にへたり込んで座ると、先程買った大人のおもちゃが地面に散乱する。

どれも卑猥な造形をしていて、見るだけで恥ずかしくなってくる。こんなものを自分が買った覚えはない。いや、記憶にはあるのだけど買うつもりだったはずはないのだけれど。

でも使ってみたらどんな感じなんだろう、とふと頭によぎった。

「なにこれ…身体が…勝手に…」

まるで誘い込まれるように、ひとつのグッズに手を伸ばし、それを自分の股間にあてがった。ピンクローターという電池で動くおもちゃで、スイッチを入れると細かく振動する。それをぱんつの上からぎゅっと押し当てると、その振動の強さに身体が驚いた。

「んっ……!」


人通りの少ない路地裏とはいえ、ここは市街地の中、だれが通りがかるかわからない。そんな状況で痴態を晒すのは恥ずかしかったが、指を止めることはできなかった。

一番気持ちいいのは割れ目の上の方にある出っ張ったところで、そこにローターをぎゅっと押し込むと、びりびりと振動が身体の芯まで伝わってくるようだった。

ぱんつがしっとりと湿っていき、どんどんその快楽に飲み込まれていく。

布の上からするのがもどかしくなって、ぱんつを脱いで直接当てると、思わず声が出てしまいそうになる。

ここが外だということも忘れて、すっかり快感を貪っていた。


(こっちを使ってみたら…どうなんでしょう…)

買ったのはローターだけではない。こんな小さなローターがこれほど悦ばせてくれるなら、他のならもっと気持ちよくなれるかもしれない。

そうして取り出したのは、大きな電動バイブだった。

あまりに大きすぎて、入りそうにもない。


(さきっぽだけ……なら……)


「はぁぁん……!」

つい大きな声を漏らしてしまった。

太いバイブが敏感な場所にぬるりと入り込むと、さっきとはまた違った快感が湧き上がってくる。

身体の一部ではなく、全身が熱くなるような感覚。

奥まで入れるのは怖かったので、入口あたりをじわじわと拡げるようにしながら徐々に力を入れていった。

「こ、ここぉ……っ!」

バイブの膨らんだところがお腹側の壁をなぞるときに、切ない感覚がぎゅっと迫ってくる。普段指でするときはこんなところまで触ることはないが、この道具なら的確にそこを刺激することができた。

本で読んだことがある。これがGスポットというところなのだろうか。


このバイブには枝分かれした突起がついていて、それもあわせて使うことで、ダブルで快感を得ることができる。

「はあっ…!はあん…!はぁ……っ!」

もはや外にいることなど忘れて、一人快楽を貪っていた。


その姿をじっと見つめる視線があることにも、気付いていなかった。







(Fanbox)


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Anonymous

なにしてるかわからないから助けて家に帰す以上