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武人の大陸タイカンは、ケンセイ・ライゴウによってひとたび統一されたものの、ケンセイ亡き今、再び戦乱の世を迎えようとしていた。

事実上の最高司令官として辛うじて君臨しているのが、副官リーラン・ラムレイである。

彼女は武に長け、また頭も切れる。

だが人民を統治するには……もう一つ必要な資質があった。

― 覇王の資質


広大な大陸を統べるには堂々たる覇者の器が不可欠だが、彼女の細腕にはやや重すぎるように感じていた。

しかしここで気を抜けば、再び大陸全土が戦乱に巻き込まれてしまい、多くの血が流れることになる……。

タイカンに生きる幾百万もの人民の運命は、リーランの手に握られている。



「よ……よろしくお願いします…」

その夜、飛行島の主の部屋に密かに訪れるリーランの姿があった。

これが初めてのことではない。三回目になるだろうか。


彼女が求める王の資質を得る唯一の方法が、ここにある。

友情覚醒と呼ばれる、闇の王子の後継者に力を授かる秘術である。

だが一度覚醒しても、一定期間を過ぎると徐々に効力が失われていく。

そのため定期的に覚醒を繰り返す必要があった。


タイカン東部のオード地方で大規模な反乱の兆しありとの情報を得て、これから平定に行くところだ。その前夜、リーランは飛行島に助けを求めに来た。



「い・・・意地悪をしないでください……っ」

実のところ、終わらせようと思えば友情覚醒は5分で終わる。

びゅびゅっとその中に出してやればいいだけだからだ。

前回はそんな感じに簡単に終えてしまった。


だがせっかくなら、今回は楽しませてもらうことにした。

もう40分も、リーランは上にまたがり腰を振っている。

あの生真面目で堅物なリーランが淫らに腰を使っているところを見るのはなかなかの壮観だった。

時々背中を反らせ、びくびくと身体を震わせる。そのたびにぎゅっと腟内が締まる。持っていかれそうになるがなんとか耐えて、儀式を長引かせていた。

涙目になりながら何度もイッている彼女はとても美しい。だがそろそろ終わりにすることにした。




「んんー…っ!!」


下から突き上げてやると、リーランはまた軽く絶頂を迎えたようだ。そのタイミングにあわせて力を解放する。溜め込まれた白濁が奔流のようにびゅくびゅくと注ぎ込まれ、彼女の胎を満たしていった。



「あ……ありがとうございます……」


全身くたくたになりながら、リーランは部屋を後にした。


腰は痛いし体力はすっかり消耗してしまったが、湧き上がるような活力が全身に漲っている。これが友情覚醒の力……と改めて実感する。

これならどんな敵も、どんな厄介事も、怖じけることなく対峙できそうだ。底なしの勇気がわいてくる。


だが大王ゴーマは、黒の魔導師と契約したことによって闇に飲まれてしまった。

何の対価もなく無限の力が手に入るわけではないことを忘れてはならない。

闇の王子に胎を明け渡すということは、どのような意味を持っているのかを。


一夜明け、武装を整えたリーランは、戦場となる地へと向かう。

体内に、新たな生命の息吹が芽吹き始めていることに、彼女はまだ気付いていない……


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Comments

Dgr007

リーラン騎乗って過去に描いていそうでなかったんですね、新鮮です!