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シェアハウスの自室で息苦しさを感じて目を覚ますと、裸のルカが覆いかぶさっていた。

「ふふ、起きちゃいましたね。夜這いに参りました~!ってもう朝でしたか」

特に悪びれる様子もなくルカはそう笑いかける。だがその身体には一切の服が身につけられていない。朝の光に照らされた裸体が輝いて、思わずどきりとした。


「ふふ、なかなか良いものをお持ちじゃないですか」

気がつけばこちらも服が脱がされている。

ルカの裸を見た衝撃で、体の一部が大きく昂ぶっていた。


「愛の天使としての勤めを果たしに参りました。」

急にかしこまった様子で、ルカは説明を初めた。


愛の天使とは、愛の女神に仕える使いで、彼女たちには重要な任務が一つある。

優秀な英雄たる資格を持つ人間の遺伝子を回収し、来たるべき大災害に備えて保管しておくというのだ。ただし精子の寿命は極めて短いため保存には適さない。一度受精卵のかたちにし、時を止める術を施すことで、非常に長い年月を超えて誕生させることができるというのだ。


「嫌なら拒否していただいても構いませんよ。別に無理強いするつもりはないですから」


無理矢理夜這いしようとしていたじゃないか、というツッコミは置いておいて、確かにこれは慎重にならないといけない事態だった。未来に託す命をこんな流されるような状況で生み出していいのだろうか。しかも、それはルカの卵子を使うということで、ルカとの子供ができるということも意味している。はたしてそれは許されることなのか……


「ふふ、沈黙は肯定と受けとちゃいますよ。」

しかしその身体はあまりにも魅力的で、もはや断るという選択肢は残っていないのに等しかった。その美しい裸体に呑み込まれたら、どんなに気持ちがいいことだろうか……。


「では、失礼します……」


硬くガチガチになったそれは、ルカの一番やわらかいところにぬるりと呑み込まれていった。そこはすでによく濡れていて、そして熱くなっていた。温かい体温が直に伝わってきて、優しさにすっぽりと包み込まれるような感覚を覚える。


ルカが腰を前後にグラインドさせると、その内部をかきまわすように浅く深く膣壁を擦り上げる。一番深く入ったときは、その先端にコリコリとした入り口を感じた。

ここがルカの胎……。ここに我が子を託すことで、未来に繋がる血を残すことができる。


だが一時の快楽と引き換えに、そんなことをして本当にいいのだろうか?

しかしルカはそんな事を考える暇を与えさせてくれない。そのなめらかなグラインドの動きは、たちまち臨界点へと導いていった。


ドク…ドク…

と、無数の精がルカの胎内に解き放たれていく。その射精の瞬間は、一瞬めまいがするほど気持ちいい。

心地よさと疲れから、ぐったりとベッドに身を預けようとした。


だがそんな余韻を感じさせる間もなく、再びルカはグラインドを再開する。

まだ繋がったままだ。


「一回じゃあ、確実ではないですから。確実に受精できるまで何度でも搾り取ったりますよ!」

抜かずに繋がったままなのは、一滴でも無駄にしたいためらしい。身体は正直なもので、まだ出したばかりだと言うのに、既に二回目の充填が始まっていた。


そのまま一度も離れることなく繋がったままで、四度、ルカの中で果てることになる……



*


長い月日が経ち、今の時代が神話として語られるようになった頃。


天啓の子と呼ばれた一組の双子が突如現れて、世界の危機を救い、そして世界を二分することを、二人は知る由もない。





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