桃の節句(3) (Pixiv Fanbox)
Content
3人目はトワを選んだ。
「すみません……私は巫女ですので、そういうことは……」
案の定、最初は拒否される。
なのでとっておきの策を持ち出すことにした。
「いけません…。セツナには……手を出さないでください。
それでしたら……私がかわりになりますから……。」
彼女がセツナを大切にする気持ちは本物だ。だから少しだけ利用させてもらうことにする。
*
上に乗ってもらい、閉ざされた聖域に剣を突き立てる。
「くぅ……ん……」
トワは式神の力で痛みをバイパスできるらしい。
処女の証が突き破られても、それほど苦痛の色は見せなかった。
ねっとりとした肉の壁に包まれると、体温が伝わってくる。
「こ……この感覚は……反則ですね……」
トワは小刻みに腰を震わせて身悶えしながら言う。痛みはバイパスしているお陰で、気持ちよさだけが残るらしい。
もっと気持ちよくなってほしくて、腰を掴んで位置をターゲットした。臍の下あたりを目掛けて下から突き上げる。
「あっ……は…あっ…、そ…そこは……っ」
いわゆるGスポットと呼ばれるところを突き上げる。自慰の習慣があったとしても、今まで処女だったということは、ここの感覚は未だ知るまい。未知の快感に戸惑いながらも、身体を後ろに反らせてトワは受け止めた。背中を反らすことでより気持ちいいところに当たりやすくなる。
「いいです……そこ……っ!
き、来てしまいます……、あ、ああっ!」
軽くイッたようで、腰をガクガクさせながら高みを感じていた。
腕が脱力して身体を支えられなくなりベッドに横たえる。
だがこちらはまだ満足できていない。
絶頂の余韻がまだ冷めないトワのお尻を掴んで四つん這いにして、後背位でずぶりと挿し込んだ。
*
「これを……セツナが知ってしまったら……。」
事後、着衣を整えて落ち着きを取り戻したトワは、神妙な顔をしていた。初めて味わった快楽の波に戸惑っていた。
「セツナには、手を出さないでください。
したくなったら、わたしが、代わりにしますから……。」
最初と同じことをトワは言った。