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キャトラから「桃の節句チケット」なるものを貰ってしまった。

桃の節句は性教育を施す行事としてに古来より用いられてきた。菱餅や白酒は性行為を暗示するものでもある。

性の知識の乏しい女児に正しい経験を積ませるための大使に与えられるのが、このチケットらしい。

貰ったチケットは三枚。

迷った挙げ句、ルウシェにお願いしてみることにした。

仮にチケットの効果が偽物でも、ルウシェなら許してくれるに違いない。


「わかりました……。謹んでお受けさせていだだきます。」

やはりルウシェは聖女だった。

そのチケットを見せると、あっさり承諾をしてくれる。

あるいはチケットなど無くても良かったのではなかろうか……?


別に体位は何でも良いのだが、なんとなくお尻の感触を味わいたかったので後背位ですることにした。

チケットとは要は避妊具なので、それを装着して挿入する。

子作りするわけではなく、あくまでも練習なので避妊は必須である。

「ふああああっ!」

悲鳴のような声を上げてルウシェが喘ぐ。

入り口を封じた神聖な壁を押しのけると、ぷつりと抵抗感が消えた。

じっくりとほぐして準備したため、最初の抵抗さえ突破すれば、あとは腰を押し込むと一気に奥まで入っていった。

ほんのり紅い鮮血がゴムにつく。ルウシェが純潔であった証である。

このチケットは処女にしか使えないので当然だが、やはり実際に目にすると感動するものがある。

「はあ……あっ……」

興奮でがむしゃらにこの穴を突き上げたい衝動も起きるが、あくまでルウシェの息が落ち着くのを待つ。

しばらく動きを止めたまま中の感触を味わっていると、ルウシェの呼吸が穏やかになってきた。

「大丈夫です……もう痛くないですから……」

痛いかと聞くとそう返ってきたので、ここから少しずつ動きを取り入れることにした。

お尻をわしづかみにすると、やわらかい弾力が伝わってくる。

後背位だとお尻の穴まで丸見えで、可愛いそこがひくひくと動くところをつい観察してしまう。

こっちにも入るだろうかと想像してしまうが、それはまた別の機会にお願いしよう。

「はあっ!はあっ……」

通常、初体験の女性は痛みのほうが強く、快感に至るのはなかなか難しいと言われているが、このチケットは痛みを和らげ、快楽を得やすくなる魔力がかけられているらしい。

ルウシェの顔は上気し、気持ちよさそうに背中を仰け反らせて感じているようだった。

何事も最初の体験が肝心で、初めてがつらい思いだったらそれがトラウマになってしまう可能性がある。

初めてが素敵な体験であれば、またしたいと思うようになるかもしれない。

えっち好きで誰にでも身体を許せる女性になってもらうのが、この性教育の趣旨でもあった。これからきっと、沢山の男たちに抱かれるのだろう。その最初の一人になれた事を光栄に思う。

「はあ…っ!!ああっーっ!」

そのお尻の感触を十分に味わいながらゴムの中に発射すると、ルウシェも初めての絶頂を迎えて腰を震わせていた。

チケットはあと2枚ある。


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