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fanbox post: creator/114230/post/1916016

氏子達との性の儀式は早朝に始まり、双方の体力が尽きるまで続けられる。

今日集まったのは八人で、いずれも大人の男たちだ。

その中に許婚の顔がないのを知ってカスミは少しほっとする。

彼に懸想も義理もないが、こんな姿を見られたくはないという気持ちはあった。


姫神は淫らに男たちを誘惑し、カスミの身体へと誘い込んだ。

男たちは喜んでむしゃぶりつく。

カスミは心の目を閉ざして事が過ぎるのを待った。

(ん…あああっ…!)


閉ざしたはずの心を無理やりこじ開けられる。

お尻に強烈な違和感を覚える。めりめりと引き裂くように孔を広げられ、挿入されていく。よく準備していたお陰で強い痛みはないが、それでも身体の中心を貫かれるような熱い衝撃があった。


(はぁぁ……っん!)

間髪入れずに、前の孔も塞がれる。

姫神は淫らにも二穴同時に挿入させたらしい。

お尻の鈍い圧迫感と、膣の甘美な痺れが同時にやってきて、刺激の強さに心が張り裂けそうになる。


お尻だけなら苦しいだけで気持ちよくないが、後ろに挿入された状態で前に入れられると、前の快感が1.3倍に強くなる。

姫神が二穴挿入をやりたがる理由が少しわかってしまった。



(この人…もう出すつもり…だ)


何度かするたびに、射精のタイミングもわかるようになってきた。

息が荒くなり、ピストンが激しくなって、男性器がむくむくと一回り太く固くなる。

そうなると射精が間近だということを意味する。

(駄目、なかはだめ…!)

「出して…っ!なかに、膣内にっ!」

姫神が声に出して言った言葉は、真逆だった。

傍観しているカスミは、それを止めることができない。


どくどくと白濁が注がれるのを、ただ見ていることしかできなかった。

ソウルの受け渡しの儀式なのだから、中出しが一番効率がいいのは理解はしている。

だが妊娠のリスクがあるということを姫神は本当にわかっているのだろうか?

これから8人の精液が次々に注がれれば、その中でも強靭な精子が生き残って受精に繋がるかもしれない。


(はぁ……ぁん!)


そんなことを考える間もなく、立て続けに次の男が割り入って、その剛直で膣穴を塞がれる。

前の男よりも固くて太い。若い男のようだった。

ガッシリとした腕が腰を掴み、気持ちいいところと突いてくる。

そのピストンに揺られていると、心配事をしている余裕も無くなっていった。


ひめかみ様が性行為を好む理由が、カスミにはよくわかっていた。

たしかにこの快楽には抗いようのない魅力がある。

自分一人では開けない扉も、この儀式を通してならできる。

このまま快楽に身を委ねてしまえばいい。


えっちをしているのは自分ではなくひめかみ様なのだ。

だから自分は穢れない。

たとえその子宮に八人分の精液が注がれようとも……。


―― そういえば…

カスミはあることを思い出しつつあった

(ひめかみ様って安産祈願の神でもあったっけ……)


(Fanbox)


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