性技訓練(1) (Pixiv Fanbox)
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学園の女子には性風俗の実習が義務付けられているが、男子にもそれに相当するものがある。ただし必修というわけではない。
セックスワークの大半は女性だが、男性もそれなりに需要がある。
ただし娼婦に比べて男娼の人数が圧倒的に少ないのは、体力的問題が障壁になるからである。
女性は一晩に何人もの男を相手にすることができるが、男性はせいぜい一人か二人。体力的・精力的な限界が来やすく、また客の女性の前で勃たないなどという失礼なことが起きてはならない。
相手が誰であれ勃起することができ、一日に何件も接待をこなせるような強靭な精力が求められる。そして単に自分が気持ちよくなるだけでなく、相手を気持ちよくさせなくてはならない。かなりのハードワークである。
故に、なり手は少なく人材の育成も急務であった。
オレは男優志願して基礎訓練を積み、ついに実習試験までこぎつけることができた。
実習試験では連続して3人以上の女性を性的に満足させなくてはならない。
相手が誰なのかはわからないが、誰であれ、そうしなければならないのだ。
「あんたが今日の相手?」
一人目の相手はミラだった。
正直ちょっと苦手なタイプでもあった。何度か強引に勧誘されて逃げてきたことがある。
とはいえそのシスター服の下に隠れた身体は魅力的ではあった。悪魔ということを加味しなければ、だが。
「あたしの信者になりなさい!それが条件よ。」
*
正直楽なものではなかった。
手と口だけでは十分に気持ちよくさせることができなかったので、最終兵器を投入。
ゴムを付けたそれをぬるりと挿入する。
「んあっ……」
相手の方が一枚上手なので、なんとか主導権を取ることに成功する。
だが油断するとこっちが持っていかれそうになる。
相手をイカせる前に射精するなどということがあってはならない。
ミラの膣内を探検しながら反応が良さそうな箇所を探った。
それなりに経験があるのか、少し締め付けに余裕のあるのが救いで、ゆっくりと楽しむことができる。
臍の下あたりのお腹側、いわゆるGスポットのあたりを丁寧に刺激してやると、ようやく気持ちよさそうに声を上げ始める。
しかしそこを重点的に突き上げていくうちに、こちらのほうが我慢できなくなってしまった。
ぐっと力を込めるも、止めることができず、やむなくスパートに持っていくことにする。
激しいピストンでミラの声も乱れ、高まっていく。
そしてゴム越しにびゅくびゅくと射精をしてしまった。
*
「ま!気持ちよかったからいいことにするわ!」
ミラはあっけらかんとした顔でそう言った。
正直イかせたれたかは不安だったが、とりあえず合格点はもらうことができた。
しかしこれで一人目である。試験はまた続く。
このまま連続して女性を相手できるのだろうか。体力が持たない。
その厳しさを改めて実感した。