【彼女とその親友】あかり対ゆり【試合編③】 (Pixiv Fanbox)

どうもこんにちわ！たこやきちゃんでございます！

気づいたらもう六月！

なににもやる気がなくなる事を五月病などと申しますが、もうそんな事を言ってられない時期でございますね。

私も五月前半はクソやる気が起きないという時期がありましたが、最近は回復して、なかなか集中して制作が進んでおるところでございます。

そんな目下制作中の「彼女とその親友の闘い」も、作っていくうちになかなかに長引いておりますね！

そんな彼女と親友のプロレス！

試合編の第3回目です！

お楽しみください！

▼前回

【彼女とその親友】あかり対ゆり【試合編②】

どうも皆様こんにちわ。たこやきでございます！ いつのまにやら、かなり暑い日があったりと、夏っぽい気配が出てまいりました。 最近わたくしはAPEXというゲームにハマり、夜になると熾烈な銃撃戦に参戦しては死体の山を築いております（自分の）。 それはそれとして、彼女と親友の彼氏争奪デスマッチ！続きを早速やって...

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〜試合開始から10分経過〜

『危機を脱した栗林！ダメージはかなり大きそうだが、力を振り絞って立ち上がる！

しかし、新見もその間に立ち上がってくる！』

『仕切り直しとなる両者！次に先手を奪うのはどちらの選手か！？』

ドカッ！

『おおっ！栗林のミドルキック！』

バコッ！

「っつう！」

『しかし新見がすぐさまエルボーでやり返す！』

「はぁっ！」

ドコッ！

「んぐっ！」

『今度は栗林がエルボー！

お互いに、一歩も譲らぬ打撃戦だぁ！

「んんっ！」

「このぉ！！」

ズドン！

「がっは‼」

『ここで新見の蹴りが相手の腹に突き刺さったぁ！熾烈な打撃戦を制したのは新見！栗林はなんとか倒れまいと新見の足にすがりつくばかりだ！』

「あんまりくっつかないでよ・・

　暑苦しいわねっ！」

ドゴッ！

「ぁがっ！」

『新見の太ももにしがみついている状態の、がら空きの栗林の背中に、強烈なスレッジハンマー！

苦悶の声を上げてマットに転がる栗林！』

『体格の差か、技術の差か、それともその両方か？この試合は新見の優勢で進んでおります。』

『そんな有利な状況で試合を進めている新見ゆり。栗林の背後から、両脇に腕を通して引きずり起こす。さあ、なにを仕掛けるか？』

ぐぐっ

『フルネルソン！

背後から羽交い締めにし、フルネルソンの体勢で栗林を締め上げる！』

「ほらほら、どうしたの？

このままじゃ、カレにいいところ見せれずに終わっちゃうわよ？」

「・・・このっ！」

バッ

バコッ！

「がっ！？」

ダッ！

『ああっ！新見の拘束をはずし、バックブローの一閃が決まった！

そして新見が怯んだ隙にロープに走る栗林！』

ググン

ダダダッ

バコォ！

ドッ

『ああーっ！ラリアットだぁ！

ロープの反動を利用して走り込んだ栗林を！新見がカウンターのラリアットで撃墜したぁ！』

「ん・・あぁ・・・！」

『逆襲のチャンスと見えた栗林でしたが、これも届かず！刃が立たず！』

『ラリアットを食らってリングマットに叩きつけられた栗林！

うなだれるような表情！そして荒い息をついて肩を上下させております。立ち上がれません！

これはダメージが大きそうだ！』

『しかしそんな状況を、相手は待ってっはくれないぞ！

新見が栗林の両足を捕まえた！これはどうする気だ！？』

グググッ

『栗林の両足を抱え込んで、ひっくり返そうとする新見！

これは逆エビ固めを狙う体勢だ！

身体が返れば技が決まるぞ！』

『腕を突っ張って耐える栗林！

ひっくり返そうとする新見！

しかし栗林ツラいか？』

『新見が栗林の体を持ち上げながらまたぎ越しにかかる！』

ズシィ！

「んはぁっ！」

『決まった！逆エビ固め！

栗林の身体が、まさに海老反りに反り返る！』

「うああっ！」

『新見の逆エビ固めに栗林の身体がしなって軋む！明らかに体格が大きい新見に跨がられて、栗林にとって脱出も困難な状況だ！』

ギシッ！ギシッ！ビキ！

「あっ！あっ！うあっ！」

『前後の揺すって栗林の腰に！脊椎に！ダメージを加えていく新見ゆり！

容赦のない拷問技が栗林の背骨を攻め立てる！』

「うっ・・・ううっ！」

　グッ・・ググッ

ズズ・・ズルズル・・

『しかし諦めない！

栗林が両肘をリングマットに押し付けながら！ジリジリと！少しずつではあるがロープへ向かう！』

『あともう少し！あとちょっとでロープブレイクだ！逃げ切れるか！？』

ズリズリズリッ‼

『ああっ！届かない！

　ロープに逃げられる前に一度技を解いた新見が、栗林をもう一度リング中央へ引きずっていく！』

ドッ！

「あっ！？」

「あっ！じゃないわよ！」

ビキィ！

「うああっ！」

『アキレス腱固め！いやアンクルロックか！？

栗林をリング中央まで引き戻した新見！

その場で再び栗林の足を狙った関節技を仕掛けていく！』

「んああっ！・・んんっ！」

「はぁ・・はぁ・・

情けない声出しちゃって♪

　このまま足首、捻り切ってやろうかしら！？」

「う・・ああっ！」

「このぉ！！」

ダン！

「っく、このっ・・・！」

『おおっ！身体を反転させた栗林！両腕を使って体を引きずり、ロープを目指す！

ガッツを見せる栗林！今度こそ脱出できるか！？』

ガシィ！

『届いた！今度はなんとかロープに届いた栗林！

蟻地獄のように思われた関節技地獄から、やっとの思いで脱出成功だ！』

『しかしこの一連のグラウンド戦で、栗林が負ったダメージは計り知れません！

さらに試合の主導権は新見が握ったままです。

ここから巻き返すことが出来るか栗林！

それともこのまま新見が勝利を掴むか！

次回へ続く！

【彼女とその親友】あかり対ゆり【試合編④】

※2022/7/5 試合後のエピローグを追加いたしました！ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ どうもこんにちわ！たこやきです！ ラストにかけての流れがなかなかまとまらず、ちょっと間が空いてしまいました。しかし、彼女と親友のデスマッチ、やっと投稿できるところまで作成が出来ましたっ。 親友同士の愛憎こもった死闘の行く末を、ぜ...