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『グフフ……』

抵抗の意思が無くなったのを確認すると、魔物は少女を地面に下ろした。

そこらじゅうに傷を負い息も絶え絶えになった獲物を、戦利品のように眺める。

意識を失った少女を小脇に抱え、サイクロプスはエリコのみを連れてどこかへと去って行った。


少女が目を覚ましたのは自分の下腹部に強烈な痛みを覚えたからである。

がくりがくりと視界が上下に揺れる。

それに伴って襲い来る痛み。

「あ……ぁ……ッ!そんな……そんなあっ!!」


魔物に精を注がれたという現実。

そして、それに一切抗うこともできず、ただ人形のようにいいようにされていたという事実。

「う……ぁ……」

少女の口から言葉にならないうめき声が漏れる。

自分の力に自信があった。

ユウキと一緒ならば、どんな魔物にも勝てる自信があったし、実際いままでもそうしてきた。

――でも。

「う……ううっ……」

普段の不敵な笑みはとうに消え、エリコは年相応の少女らしく涙を流していた。

その様子を見て、サイクロプスが満足げに笑みを浮かべる。

「ひぐっ……うっ……ううっ……」

ユウキとの連携を怠り、その油断を突かれての敗北。

いや、もしかしたら万全の状態でも――少女の自信は粉々に打ち砕かれていた。

自分より強いオスに負け、メスとしての自覚を植え付けられる。

猛りが抑えられないとばかりに、サイクロプスはその巨体でエリコに覆い被さる。

森の中に、少女の悲鳴にも似た嬌声が鳴り響いた。


-終わり-






今回は負けエリコ漫画(&SS)をお届けしました。

次回更新は10日、マホのマッサージ編導入でございます(*'ω'*)よろしくお願いいたしますー!

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Comments

マナレリア

デカブツのデカアレブチ込まれてるの最高が過ぎるんすよね…………ありがとうございます…… ブチ込まれた瞬間の苦悶の描写、表情描写ががそのうち別の作品でもいいので欲しいです…!(歪み

arcer

抵抗心が徐々に薄れてくの最高です!