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ニューウェーブの思い出

 今日ふとモバマスのことを思い出してて,デレステじゃなくてモバマスです,いいですか? モバマスです,まああのゲームも色々あったなと思い実際に色々あるゲームなので困ってしまうのですが,今日はニューウェーブの話をしようと思います。


 なぜかというと,ニューウェーブPがキモいな~と思ったからです。



 こういう記事を毎年書いてバチバチにやりあいまくっていると聞いて,スゲー気持ち悪い! と思って,ご機嫌になってしまったからです。ぼくもこういうキモい話を書きたい! と思いました。ここから先は個人の認識であり事実関係や前後関係に解釈違いや記憶違いを起こしている可能性が多分に含まれています。


 ではニューウェーブの話を



 ニューウェーブは左から大石泉,村松さくら,土屋亜子の3人で構成されたアイドルユニットです。初出は2012年8月のイベント「アイドルプロデュース」。初開催のイベント,初登場のキャラ3人,ユニットを組まされてました。

 この構成は渋谷凛,島村卯月,本田未央の3人で構成されるアイドルユニット「ニュージェネレーション(ズ)」を強く意識させますが,この当時は「ニュージェネレーション(ズ)」は存在しませんでした


 もっぱらこの時分「ニュージェネレーション(ズ)」といえば「Sレア[ニュージェネレーション]渋谷凛」「Sレア[ニュージェネレーション]島村卯月」の2枚のカードについている接頭語でしかなく,そもそも3人なのか2人なのか4人以上なのか,おさまりのよい3人だったとして残りは誰なのかという所も長らく決まっていませんでした。当時やってたラジオが卯月,凛,城ヶ崎美嘉の3人だったとかもありニュージェネレーションという概念は混迷を極めていました。

 いちおう,プレイヤーはゲーム開始時にCool,Cute,Passionの3属性から1つを選び,それぞれ渋谷凛,島村卯月,本田未央の最低レアカード(ただちに処分するゴミ)が渡されるため,ニュージェネレーション(ズ)が3人であるとすればこの3人であるだろうという見方が強かったのは事実としてあります。実際に,最終的に本田未央が2012年後期ではニュージェネレーション(ズ)としてユニットを組まされ始めたこと,2012年11月に「Sレア[ニュージェネレーション]本田未央」として実装されることで事なきをえました。

 しかしSR渋谷凛→SR島村卯月の実装には4か月かかっており,さらにSR島村卯月→SR本田未央の実装には半年かかっています。2012年中にニュージェネレーション(ズ)の3人が実装されたとはいえ,このときリリースから1年程度という超初期のスピード感の中でははちゃめちゃにプレイヤーは待たされ続けており,人気の高いキャラクターは2回3回とSレアも出ていた中で,それまで1回もSレアが出ていなかった本田未央が「お待たせ!」と言いながらガチャで実装された瞬間の盛り上がり方は当時としては異常,そもそも論で言えば島村卯月もSRが実装されるまでは不遇キャラとして扱われ続けていました。それくらい渋谷凛の人気は初期からぶっちぎっており,3人そろったところで渋谷凛だけミリシタの映画にも出してもらえるという破格の待遇にもやきもきするところはあったと思います。


 その後テレビ版アニメにおいて,ニュージェネレーション(ズ)の3人は思い思いのヘイトコントロールをすることで最悪の扱いを受けてしまい,2012年を知るパッションPがふたたび本田未央がむやみに交通事故を起こしてはしばかれていることに激怒し,2012年を知るキュートPが島村卯月が私には何もないなどと言ったヘイトスピーチをすることで激怒する,というのもある種しょうがないと言えます。

 今でこそ3人の地位は確固たるものとなっていますが,当初はやはり不安定な扱いで,不安定な時期を知っていたからこそ,3人が改めて不安定な処遇を受けて事務所が停電する言い訳にされるなどというのはまじで不本意であり,アイドル辞めるだのシンデレラには早かっただのといちいちトラブルや面倒ごとを起こさんと物語も描けんのかという具合でデレステのアニメが2クールにわたって批判されるのはまあ妥当,おれは妥当だと思っているんだが? ふざけるなよ?

 あたしもうアイドルやめる!やめる!やめる!・・・・(エコー)


 差し当たってニューウェーブなんですが,彼女らの扱いは当初から3人1セットでの売りこみを前提に考えていたと思います。新規イベント,新キャラ3人,最初からセットで登場は破格の扱いで,3人の顔と態度が全然良くないことを除けば彼女らの存在にまったくは問題なかったと思います。売れるかどうかは別として,売れない要素はなかった。

 今見てもまじで芋過ぎる。大石泉にいたっては制服をちゃんと着てすらおらず最悪です。こういうやつらをアイドルプロデュースとか言って世話するんですが,こっちは何も悪くないのにランダムでブブーBADコミュニケーションです「やっぱりアイドルになんてならずに、留学の準備でもしたほうが良かったかな…」とか言い出すわけで,芋いクソガキにブチギレるPが当時は大量にいました。

 この当時のことを振り返ってバッドコミュニケーションとかいう概念がニューウェーブのその後を決定づけたとかいう人はいますが半分は事実で,その後同種イベントで乱数の振り分けに失敗した場合の「バッドコミュニケーション」はなくなり「ノーマルコミュニケーション」に改名されたことからもイベントの展開に失敗があったのはまあ明らか,実際バッドバッドとか言われて気分が良くなかったのは本当だし,当時その点にむかついている人はまま見かけられました。イベントの設計が悪くこのクソガキ3人にヘイトが向いたのはまあしょうがないとも言えます。2014年にマイスタ,マイエナが実装されるまでスタドリとエナドリは市場で交換可能な流動的資産であり,イベント参加でスタミナを切るという行為はまさしく自らの資産を切り崩す行為でした。そんな中で自然回復分のスタミナだけでも煽ってくるこの連中に対するいい感情が生まれないのはしょうがないと思います。

 もう半分は齟齬で,単純にこいつらに何も魅力がなかったからです。頭脳型とか言いつつ乳見せるしか能がない泉,目がロンパってて怖い亜子,ほんまに無個性すぎて無個性であることすらネタにできないさくらの3人のトリオは活動シーンのどこを切り取っても単純な虚無で,初期段階でここまでお膳立てされて以後10年近くヒットの兆しが全くないのはもう本質的にどうしようもありません。


 じっさい問題ではこの時点でイベントRの存在はどうでもよくて,こいつら3人をプロデュースすると出てくる4人目のキャラ,三村かな子の方が人気があったのが圧倒的な現実でした。顔や体形や態度が悪いというのはもって生まれたものに対する批判であり最悪であるという見方が出来ますが,初期モバマスは落書きみたいなキャラがまあ少なくなく,モバマス業界ではだれもが知るところであるだろう多田李衣菜などもクソみたいな絵が存在していましたし,顔は後からいくらでも差し替えが聞くという現実の前にニューウェーブは打ちのめされ続けます。

 その後はいちおうポプマスでちょっとだけ持ち上げられたり,デレステではニューウェーブ専用スキルを引っ提げて登場するなどといったテコ入れなのか8年前の残滓にしがみつくニューウェーブPといったゆめまぼろしのような存在に対する目配せなのかわからんみたいな要素はありますが,それでも結局現在に至るまで「誰こいつ?」みたいな雰囲気を隠しきれていないのでどうしようもないのだと思います。

 てかポプマスで初期メンツに選ばれてるのなかなか優遇されてていいですね。この段にすら立てんキャラが文字通り数百人とかいることを考えるとニューウェーブの売れ方といまだに声すらついてないという実存に対してかなりいい扱いなのではないかと思います。

 顔もいい! やはり時代は整形やね。


 ところで前段で渋谷凛が人気は高く,島村卯月や本田未央は長らく不遇だったみたいな話をしましたが,島村卯月は本質的に初登場時点で顔やスタイルがめちゃ良かったというのは得として挙げられます。

 島村さんはがんばってるけどなかなか芽が咲かないキャラとして最初からある程度の役割づけがなされていたのもあります(ちなみにがんばってるけど芽が咲かなかった系アイドルはモバマスに何十人もいます。安部菜々とかも広義ではそうです)。UZUZUKIだのUZUKIだのネタにされるぐらいには愛されていたところはあると思います。

 UZUZUKI(これネットで拾った情報なので本当なのか知らない)

 UZUKI


 島村さんを誰もが意識し始めたのはやはりSレア[ニュージェネレーション]島村卯月で,これは当時としては最大値の16コスかつ当時最先端の攻コス比(魔法の言葉)970代のぶっ壊れキュートユニットでありキュートPの耳目をひく所となりました。その直前まではかの悪名高きコンプガチャが繰り返されており,コンプガチャの頭目にあげられるのは765プロ所属のキャラか(初期モバマスは765プロアイドルの人気で牽引していた)その時点で他の追随を許さぬほどの人気を博したキャラ(たとえば双葉杏,神崎蘭子,など)に限られていたので新規Sレア,ガチャの目玉として当時最大コスの島村卯月が出てきたのはみんなやや驚いたということもありました。壊れ性能の最強ユニットが投入されるというのはガチャも回りますしシンプルにみんなの話題になります。たとえば「Sレア[全力熱血]日野茜」などはニューウェーブとほぼ同期の16コスでその攻コス比は完全にぶっ壊れていました。

 本田未央に至っては確か当時パッションでは初の17コスだったかな? コス比は1000を超える超優良ユニットであり,長年(1年)の沈黙を背負っての登場による待遇の良さでいえばこの瞬間の本田未央を超えることは早々難しいのではないかと思います。ニュージェネレーション(ズ)に興味の薄いPであっても,ゲーム開始時に見てきた最弱カードの3人が最強カードとして帰ってきたことには万感の思いにならざるを得なかったわけです。

 あと残りの渋谷凛ですがこの当時「Sレア[ニュージェネレーション]渋谷凛」はめちゃ早い段階で実装されているものの14コスでまあ強くはなかったのですが人気は高く,Sレア本田未央の実装からあまり待たせない形で17コス渋谷凛が実装される,その後島村卯月も再び17コスSレアが実装されるという形で爆裂に"場"が整わされ,ニュージェネレーションのスペック格差はなくなりました。


 話は逸れて運営はとりあえず限定ガチャ新規Sレアやイベント報酬でキャラ人気をはかろうとしてくることがあり,ある意味ではそれはチャンスと捉えられます。チャンスを生かすことに成功したのがニュージェネレーションで,ことごとく失敗したのがニューウェーブだと考えられます。

 じゃあニューウェーブにもチャンスを与えてくれよと言いたい諸兄もいると思うのですがニューウェーブもじっさい問題年1~2回とかなりの頻度でSレア追加はされており,とくに3人セットで無配で実装された↓のSレアなどはほんまに好待遇,厚待遇でした。無配にしてはの高スペックかつ3人1セット,イラストも3人1枚になっててめっちゃ綺麗で良い,これでニューウェーブはだれもが知るところになったはずだった。

 だったのですが現在にいたるまでニューウェーブの輝かしい歴史といったものをあまり聞きいれることのないことから,モバマスでは数少ないめちゃくちゃプッシュされてる割に認知度の低さがそれを上回っているアイドルだと思います。


 ニューウェーブは運営1年くらい経つころのモバマスの歴史の中ではあまりにも正統派すぎるアイドルだったという事もあり,ある意味ではこれが最後の信号機・正統派アイドルユニットになったとも言えると思います。ご存じのとおりモバマスは2013年以後まず設定ありき,というような尖ったアイドル,というか設定博覧会の様相を呈し,その中でヒットした設定に肉付けを行う形でアイドル人気を"育成"してきました。モバマスをよく見るとやばい設定に手足が生えたような女が大量に落ちており,その人気の出なさはまじでいかれた地下アイドルっぽくもありまじで不気味な集団と化していますが上層,上澄みだけを見ることでそのやばさ不気味さをスルーし続けているとも言えます。ぼくはキチガイ女,異常者集団の博物館と化したモバマスが気持ち悪すぎて耐えきれなくてモバマスをやめたのでそこらへんは皮肉だとも言えますが,トータルで現代にいたるまで人気を維持し続けていることを考えると運用としてはなんも問題なかったんだと思います。

 その後歴史の中でモバマスは様々な形で3色ユニットや同年代ユニットを生み出してきましたが,そのいずれもと比較する形でニューウェーブのぽっと出感とずっこけ感はまじで半端なく,その3人1セットの不幸みたいなものに引きずられているPが現代も怨嗟の喚き声をインターネットでばちばちにやり続けるのはしょうがないのかなーとも思います。ユニットありき,3人セットありきで生み出されたキャラというのはやはり前後にあまり例がなく,結果的に3人組み合わせたらうまく行ったとか,ユニット単位で語る方が有名で個別のキャラの名前は覚えられてないとかがあんまりない事からもニューウェーブはそういう意味で特異な存在ということはできます。


 ニューウェーブはなにかの間違いでしばしば最前列に登壇することからその存在感を押し出されてニューウェーブPといった下手すれば10年花さくことのなかったアイドルの幻想を夢見続けているやばい人のバズりの餌にされますが,たぶんそういう流れで言うとモバマスにはまじで名前も知らんようなやばい女が無数に存在しており,そいつらの名前を聞いて「え・・・誰・・・?」っていうことのほうが簡単なんじゃないかなと思います。ニューウェーブのニューウェーブとして特筆すべきなのは,3人の名前よりニューウェーブというグループ名の方が有名という点だけじゃないかと思っています。

 では今日はモバマスの話をいっぱいして満足できたということで,また今度! 

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