天球展望の雑記　2021/05/03 (Pixiv Fanbox)

・5月なので5月病なたよ

　4月までは4月病だったんですけどね。

・最近

　ここ最近はエイプリルの制作ににガッツリとリソースを注ぎ込めてます。kenapoさんとの議論もめっちゃ白熱したりなんかして，それ面白いね～！　とかもっと何とかなんね～の？　とか，まあ，よくあるやつをやってます。よくあるやつね。ほんと

　それまでめちゃくちゃ元気がなかったんですけど，なんか最近見方を考えたらめっちゃ元気が出てきたというか，「新しいものに取り組む体力ってめっちゃきついよね」みたいな話を身内としたらやっぱあるあるだよねって感じなったりとかがあったり，ここ最近めちゃくちゃつまらんゲームを連続して遊んだことで「世界の何割かは確実に俺より下のゲームを作っている」という後ろ暗い陰湿な確信によってエイプリルに取り組む気力が沸いてきたからです。そんなぼくに勇気づけてくれたゲームの数々を紹介しますが，マジでつまんねえのでプレーした責任は取りません

・キノコ拾いシミュレータ

　森があって

　キノコが落ちてるので

　拾います。

　マジでこれしかゲーム内容がなくて，本当にどうしようもなく虚無なんですが，なんと僕はこのゲーム6時間くらいやってます。マジでなんで？

・Toro

　へぇ闘牛士シミュレータとか珍しい，一見楽しそうじゃん，って思うんですが，

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　実際には判定が見えない音ゲーを延々とやらされるだけで，しかも何か牛とかに激突してもグニャリと曲がるだけで特に何もなく，自分の人生の在り方について3分間禅問答をすることが出来ます。

　おまけにハイパーオリンピックもついてる

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　これは僕の強靭な理性によって打ち勝つことができたので1時間ちょっとで利確しました。損切かもしれませんけど

・Bullet Garden

　画面とかちょっと今風の奴ですよね，白黒赤の三色で構成してね。300種類もある武器を使うことが出来るとか言ってますけど，だいたいこういう数を自慢してくるゲームって往々にして数を扱うことに夢中になって本質から離れてるんですよね。

　このゲームも御多分に漏れず，「前にまっすぐ飛ぶだけで偉い」「敵を狙って飛ぶ弾は神」みたいな価値観で生きてて，そういう弾が全体の1割あるかないかくらい？　残り9割は何？　しかも武器交換アイテム拾うとランダムなスロットの武器がランダムに交換されるんで，武器交換アイテムすら邪魔な場合が多く，めちゃくちゃホットな気持ちになれます。

　武器も癖のあるものが多いというか癖しかなくて，基本弾が垂れ流しなんですけど「ボタンを押すと射撃が止まる」「ボタンを押すと射撃する」装備が同時に存在することによって俺は何をさせられてるの？　って気持ちになったりとか，いいですよね。そういう後先考えてない感じのやつ……

　しかもこっちは一撃食らったら問答無用で死ぬんでね。硬派ですからね。画面領域に遊びもないのに画面の外から敵が体当たりしてきていきなり死ぬとかもめっちゃありますし，武器選択が運なら敵の出方も運，ボスの行動も運ときたもんで俺一切ボタン操作しなくてもゲーム進むんじゃない？　って思うこともあります。それはさすがにないかな。わかんないですけど。

　あとこれチュートリアルなんですけど，なんかこれもわかりづらいって言うか，何？　ってなりませんか？　ぼくは「何？」って思ったまま遊んで，最終的には理解したんですけども，理解した上であまりにもゲームに介在できる要素が少なすぎることにびっくりしちゃいましたし，画面がゴチャゴチャとっちらかっててわかりづれえなあとかそういうことを考えつつこのゲームのプレイ時間は15時間です。みなさん大変申し訳ありませんでした。

　エンターザガンジョン遊んだときにめちゃくちゃ「こんなもんゲームの外で振られてるサイコロを眺めるだけのゲーム」って言ったけど，あっちのほうがまだマシだったかもしれないですね。

　あとは何があったかな。バードウォッチングとかしてました。ゲームじゃなくてね。朝昼とか田舎なんで鳥がピーチクパーチク鳴くんですけども，ピーピー言ってるのを数えて過ごしたりしてました。ピーピーピーピーピー，今5回鳴いたな，ピーピーピーピーピーピーピーピーピーピー，10回鳴いた，ピーピーピーピーピーピー，6回，ピーピーピーピーピーピー，6回，とかそういう事をして時間つぶしたりとかしてました。なんか自然界のランダムな事象に法則性とかあるのかな？　って考えたりするんですよね。別にないっぽかったですけど。あるのかな。あるかも。専門家のご意見お待ちしております

　あとは最近ポップンがちょっと面白いですね。気持ちの浮き沈みに影響を受けてるとは思うんですけど，なんかもともと好きなものを楽しめてるのはイイ事かなと思います。今回はクソおもんないゲームを紹介するだけの記事になってしまって最悪だな。

　面白そうなゲーム，面白いゲームってやっぱり身構えちゃうんですよね。自分が今そのゲームに相対するだけの心技体が整っているかな？　って。最初の話に戻るんですけどやっぱ遊び慣れたゲームとか知ってるゲームとか1回遊んだことのあるゲームとかばっか遊んじゃうみたいな話をしたりとかするんですね。

　あとの時間はエイプリルのことを考えてます。こういうクソつまんねえゲームに対しての優越感というか，負の感情で創作するのなんてドーヨ，みたいな価値観もあるっぽいですけど，ぼくみたいな苔むした石の裏に住んでる生き物は負の感情でゲーム作らせた方がよいものが出来るんでね。本当かな。少なくとも怒り，憎悪，侮蔑という気持ちをありったけゲームに叩き込むといわゆる情熱になるのは事実で，山月記かな？　人はすぐ虎になる。それもまた人生・・・

　あと最後にうれしい話していいですか？

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　ぼくのゲームの二次創作なんですけど，FANBOX見てる人には解説いらんかな，双葉の歌姫のオケアレンジで，ぼくのゲームってときどき二次創作とか見て，そういうの結構見て「あ～ウレシイな～」って思うんですよ，どんな解釈も自由だし，ぼくはそれらのすべてを，ぼくの断片的な言葉の寄せ集めの再構築だと思ってめっちゃ嬉しくなってしまうんです。

　で，これめっちゃ嬉しかったのって「ぼくのゲームを好きでいてくれてる人『たち』によって作られている」ところなんですよね。個々人がぱらぱらと散逸的に何かをしてくれるのも嬉しいんですけど，複数の人が一つの方向を見てぼくのゲームのための何かを作るのって思ったよりウレシイな～～～っていう。もちろんそういう二次創作的な活動へのBIG KANSYAに優劣とかないんで！　もうこういうのされたら全部うれしく見ちゃうんですけど，ぼくが「10年とか20年とかあとに，たった1人でもいいから，その人の言葉になればいいな～」とか思いながら作ってるゲームが，実際に10年後にすくなくとも2人の言葉になっていることがなんかスゲー感慨深いな～とかそういうことを思ったりしました。kenapoさんもめちゃくちゃ喜んでましたよ。

　いま創作ってものすごい消費の選択肢が増えてるじゃないですか。そういう中において，ジャンキーな消費・・・わかりやすい属性とか，設定とか，タイトルで全部内容がわかるやつとか，ジャンクフードみたいなエンタメ的エンタメがハバを利かす一方で，ぼくら・・・いや，ここ他人を巻き込むのはちょっと違うかな，ぼくみたいなカビの生えたオジサンがインターネットの片隅で細々と作っているゲームが確かにだれかの言葉になっているということが幸福であり，そしてまた・・・「これのもとを作った俺はスゲエ！」って改めてイキったりできるんですよね。ありがとうございました。いっぽうでぼくの作品がだれかを傷つける凶器になることもありえるので，バランス感覚はだいじにしたい・・・

　手のガッツリ込んだこういう作品はヒャーｗｗｗって驚きますけど，でも，「面白かった」とか「好き」みたいな一言でも，ひとつひとつ大切なふわふわ言葉として同じ棚にしまってるので，感想を表現するのがちょっと苦手なひととかも，気おくれしないでその解釈を，その気持ちをどこかに吐き出してもいいと思います。というお話でした。ちょっといいハナシ風でなんか照れちゃうな・・・ではまた！