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・ミアちゃんポーカーやろうよ~なにとぞやろうよ~

 スゲー昔にいろはちゃんに頼んで作ってもらったミアちゃんポーカーってゲームが遊びたくなっていろはちゃんに聞いたら発掘してくれて遊べるようになったので皆さん遊びましょう ランキング機能とかは動いてませんけど……エンディングは何種類かあるみたいだけど忘れちゃった(えへへ)詳しくはミアちゃんのご機嫌でも伺いながら判断してください

https://mia-chan-poker.irh.soy/


 毎ハンドがクライマックス,激熱展開の連続を見逃すな

・ポップンミュージックのアケコンが出るぞーっ!

twitter post: 1329703555071000576

 先日ポップンミュージックLivelyに課金して毎日アケコンをバチバチ言わせてるのでうれしいニュースですね。ポップンのアケコンが20年前の製品であることを考えるとよう耐えたなという気持ちもあります。


 ちょいこっからはポップンに興味ない人には完全にオタク語りになるんですけども,ポップンのアケコンは20年前の水準だな~……って作りでLivelyを遊ぶ(というか現代のポップン譜面を遊ぶ)上であまりにも不適切なんですよね。当時のIIDXのアケコンも値段の割に評判よくなかったことを考えるとここら辺はしょうがないかなという気持ちもありつつ。

 それは置いといて,現状の比較対象として,値段で言えばKCGコン,クオリティで言えばDAOコンが存在する中でうまい着地点を見出したなと思います。ライセンシーな時点で圧倒的なアドではあるため,非公式のコントローラが比較対象になるのはウーン変な話だなって気持ちもありつつ,とはいえ市場に出ている以上はメーカー側は意識する必要がある(慈善事業になったり,値段とか生産性を意識して非公式なハードウェアに負ける作りでは困る)ので,静音性を重視という名目で導電ゴムにしたのは他のアーケード再現コントローラにはない判断基準で,これは英断だな~と思います。本物志向の人はDAOコンとか各自買ってひっそりとやってもらうってことでひとつ。共存共栄を感じますね。

 僕的には「ポップンはもう老人しかやってないし,超高級路線で来るかな?」って思っていたんですが,ポップンのユーザー層を広めるに際して日本の家庭事情を鑑みたというお題目を掲げているのはこれはこれで素晴らしい判断ですよね。IIDX専コンも20年なんだかんだ使えてるわけだし導電ゴムは強い! それでもイニシャルコスト35000円(lively代含む)はちょっとハードル高いけど……でもこれにより少なくとも一定数の「おさがりコントローラー」が発生することを考えると,世界のポッパーは確実に増えますよ!  ポップン最高イェイェイェ! でも夏発売はLivelyのリリース生き急いだねって思うよ!


 あと気になるのは操作感ですが,さあ,そこはどうなるんでしょう!? なめらかフェザータッチでやさしく反応してくれますか? ムキムキ筋トレモデルかな? どっちでも別にいいんですけどね,なぜなら買うことは確定しているから。あとこれがプレミアムモデルならスタンダードモデルが出るん? って所は気になるところではありますが,出たら出たでそれも買っちゃうかも。

・スマブラDXと#FreeMeleeの話,を調べた話

『スマブラDX』の人気大会が、米任天堂の勧告により中止へ、「#FreeMelee」運動に発展。鮮明に現れた“非公認ツール”をめぐる価値観の違い

https://automaton-media.com/articles/newsjp/20201120-143866/

 先日この記事が話題になってて,多分みんな目を通されてるかなとは思うんですが,なるほど確かに勝手に改造するのは良くないな,任天堂のお話もごもっともって思ってたんですけど,大会開催者や大会参加者がめちゃくちゃ文句言ってるって点でなんかちょっと空気感が違うなって感じてて(例えばBLMとかは割と当事者置き去りで盛り上がってるわけだし),結構いろいろ調べてみてたんですよね。

 日本人的な価値観で言うと,権利者って絶対的な存在であり,こういうことをして「白黒の線引きをされたら困る」という考え方のもとにモチャモチャやってることが多いと思うんですよね。同人誌即売会なんかもそう。我々にとって最大の苦痛は「コミュニティが失われること」ではないし,自分たちが持ちうる権利なんてこれっぽっちもどうでもいいとすら考えてる(あるいは自分たちが持ちうる権利について考えたこともない可能性がある)。でも欧米諸国の人たちにとってはそういう事ではないんだろうなと。これを文化的衝突としてのアプローチから考えるとめちゃくちゃ面白い。単にMOD文化がうんちゃらみたいな話ではない歴史的な文脈があるんですよ。


スマブラDXの歴史を知ると少し見え方が変わるかもしれない#FreeMelee運動のあれこれを日本のスマブラDX大会主催が早口で語る

https://note.com/watchssbm/n/n9d4ee18572bd

 概要としてはここにほとんどまとまっているんですが,確かにEVO2013の時の騒動とか若干耳にしたな~とか,それ以後はコミュニティにある程度寄与する形で共存を図ってたな~とかちらほら思い当たるフシもあるんですよね。それに,任天堂自体は現在ゲームをストリーミングで配信して収益化することに割と寛大なので,「適切であること」を何よりも大事にしてるのかな~とか思います。


 チャットで教えてもらったのですが,日本のTV番組でもイースポーツを題材としてスマブラなんかを遊んだりする「いいすぽ」ってのがあるらしいですし,以下の記事とかも見るとコミュニティの拡大には気を配っているように思えます。

任天堂がBattlefyと提携、大乱闘スマッシュブラザーズの北米アマチュア大会開催!

https://thedice.com/nintendo-partners-with-battlefy-to-support-amateur-super-smash-bros-ultimate/


 ただ「じゃあやっぱ任天堂のサポートがあるならなおのこと純正な環境で遊ばんとダメなんじゃないの?」って話もあるんですが,そうなると今度は

>またパートナー大会はコントローラーの修正modを使って行われています。

noteの方の記事のこの記述とかが個人的にはめちゃくちゃ興味深くて,ただ概要しか書かれてないので知ってる人向けの言葉だなと思って調べてみたんですがこれも事実っぽい。

 これもかなり長い歴史を経て認知されてきた概念で,まず2016年ごろに「GCコンの改造は認められるのか?」という所から始まってるっぽい。この記事によくまとまってます。↓

https://www.redbull.com/jp-ja/controller-mods-what-they-are-and-who-uses-them-2017-15-04

 要は「同じGCコンに見えるけど製造ごとに誤差があり,その誤差によって操作テクニックの差が生まれている」という点に着目がされていたと。RTA業界でスーファミとかソフトを何台も買ってロット検証する人みたいですね。


【スマブラDX】シールドドロップ(シードロ)

https://wanoh.hatenablog.com/entry/melee-shield-drop

 ともかく,これがどういう経緯を経たのかはともかく,この記事によると,2020年現代においては,UCFというコントローラの統一規格化を図るMODが恒常的に利用されており,また,これを利用して行われている大会にも任天堂はスポンサードしているという。いや面白い話じゃないですか? めちゃくちゃ学びがある。MODにより環境を整備した状態に任天堂は協賛してるという事実がある上で今回の話を見ると「なるほど……」って一定のラインまでは思う。

 少なくともある瞬間までは「何が原因で大会禁止なのかわからなかった」わけですし。競技シーンの成立という観点で考えた時に,「なんでそういう裁定が下されたのか明確な説明がないのでは困る」という状況になっており,それじゃあ議論の場にひきずりだすために権利を行使しますか,っていうのは凄く欧米だなーと。


 これに生理的な拒否反応を持っちゃうのってやっぱ日本人的な価値観なんだろうかなとか思っちゃいます。正直いまの時点でも「うーん,でもなあ」って正当化できない理由探しをしちゃうし,もしその前段の時点で自分が当事者だったら「いやコントローラ単位の誤差も受け入れろよ」って多分なってるし,そもそもこういう誤差があったとして,日本だけで行っていた場合知ってる人間は内々でテクニックを全部秘匿する。こないだの怒首領蜂のスコアタの件とかも含め全くそうだと思います。エコノミックアニマルなめんなよって感じです。

 競技シーンとしての精度が高まることにしか興味がない人たちは,自らの中の矜持とだけ戦い続けるわれわれの気持ちなどわからないでしょう,と思いますが,それはお互い様ですので……(少なくとも,任天堂が海外リージョンでゲームを出している以上は,そういう海外の流通文化的な面にも多少はなぜられていく必要が生まれてしまうため)。


 一方で,これだけやってる海外ユーザーの中にも「任天堂はサポートしてくれているように見えるが,それはマーケティングのチャンスとしてしか見ていないように思える」みたいな言い方をしている人たちもおり,それは実際そうなんだろうなぁと外野からは思います。なぜなら盛り上がった瞬間しか話題が流れてこないから。だからこそ「任天堂に頼らずに勝手に競技シーンを作り上げて完成させたい」って人たちがいるのもすごいわかる。育てたものを横取りされてるみたいな気分になる人も多そうですよね。

 とはいえ,たとえばストリートファイター5みたいに最初から競技シーンでやっていくことを前提に作られたゲームならともかく,スマブラって競技シーンはあってもなくてもいいんですよね。たまたま競技シーン的な遊び方をする人向けに残しておいた余地が広まっているだけで。向こうの国はNESテトリスの世界大会とかで盛り上がってるから凄いよな……。

 格ゲーなんかもe-sportsとかいって急に盛り上がっちゃってるけど付いていけてるんですかね。世の中には大会に出ないけどめちゃくちゃうめえだけの奴なら幾らでもいるんで,こと日本においては"プロ"に求められるものが単純な上手さだけではないっていうところがあったりしますよね現状,とかは思います。


 ほんでもって,話は戻るんですが,競技シーンが存在することが大事な人たちにとって,権利者が持つ最大の権利を行使されることはおそらく大した問題ではないのでしょう。われわれが常に後ろ向きの情熱によってある種自罰的にゲームをきわめていくのとはまた違った世界に存在していますね。日の光に照らし続けていることはぼくには少なくとも耐え難い苦痛なので・・・

 似たような例だとHITBOXはどうなの議論とか,スポーツで言うと高速水着問題とか,ルールを突き詰めた時に出てくる問題はめっちゃあって,そのうえでより完成度の高いルールの上で戦うようになれる,それは競技者にとっては大事なのですが,すでに存在するルールの上で限界を突き詰める我々にとってはかなりどうでもいい事だったりするんで,なかなか文化的に相容れないですよね~。ってところで様子見してるのが一番いいのかもしれません。元祖知能スポーツである将棋なんかも歴史的に見ればめちゃくちゃルールが増えたり変わったりしてますしね。

・プロシージャルのもたらすゲーム的な狭窄

 前にちょっと話したことがあったかな? Lenna's Inceptionってゲームがありまして。これめっちゃいいゲームなんですよ。まずそれは覚えておいて欲しい。

 で,このゲームが先日大型アプデしてたって話を聞いたんでちょっと遊びなおしてたんですけど。ゲーム部分ねむてえな~wって思ったんですよね。このねむてえ~wって感じは最初に遊んだ時もそうで,改めて考えたときにこのゲームのプロシージャルな部分が作ってる眠たさだなとようやく気付いたんでメモがてら。


 Lenna's Inceptionは見ての通り2Dゼルダの伝説をモチーフにしたゲームなんですが,特徴的なのはワールドマップとダンジョン,さらに手に入るアイテムの順番すら自動生成ってところなんですよね。最後のやつが凄くて,1回目のプレーでは最初の面でフックショット手に入ったけど2回目はフックショットは最後の面まで手に入らなかったみたいなことが起こりうる。これ逆にこういう作りにするの大変だったんじゃないかなあと思います。

 一方でこれがめちゃめちゃゲームをつまらなくしてるのも事実で。めちゃくちゃ手を入れてランダムを作ってるんですが,それが結果的に「ダンジョンで手に入るものを用いてダンジョンを突破する」ことの繰り返しを招いており,蓄積がないんですよね。この面ではフックショット手に入った,この面ではフックショットを使って弓が手に入った,この面ではフックショットと弓を使って水かきが手に入った,みたいな,ゲームの拡大があんまりない。あくまでワールドマップの繋がりを破壊するための仕組みでしかなくなってるのが逆につらくなってる。

 じゃあ今度は手に入るアイテム順でダンジョンを生成していけばいいんか? たとえばこの乱数種だったらフックショットの次の面は弓になるからそれらを組み合わせて謎を解くマップを作ればいいですか? みたいなことやってたら組み合わせ爆発が起こり宇宙が崩壊してしまう方が先に来るか,それだったら自動生成やめて素直に作った方が質が高いものが短時間で作れるよね~って当然の結論に達したりするわけで,リプレイ性を高めるための自動生成がかえってゲームの広がりを狭めてるな・・・って感じた次第でした。自由度が高い論みたいなのもそうですけど「何もできないこと」によってかえって自由度が高まってるとかあるんでね。色々ありますよね。

終わり

(Twitter)


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