Home Artists Posts Import Register

Content

・Slay the Spireに生活が破壊されている

 これは完全に僕の悪癖だと思うのですが,Slay the Spireを始めてから2週間ほどでしょうか,生活がこのゲームに支配されてしまっています。アセンションという高難易度モードがあって,アセンション20でボスキャラを撃破したら止めよう止めようと思っているのですが勝てません。これは日々の暮らしです

 今日は3面道中でしょうもないプレミして一撃で即死しちゃいました・・・本当にアセ20が終わったら止めるつもり,というかきっぱりやめたいのですが,マジで終わりません,相当な時間を費やしてるのですが,これは僕の脳みその限界とも言えるでしょう,ハースストーンでもランク5まで行けなかったし・・・(レジェですらないんか)


 創作がインプットによって停滞されることの善し悪しみたいなのは全然あると思うのですが,それはそれとして心臓に負けるたびにブチギレてモニター殴り割ってるからそろそろおれの左手(利き手です)も常にエレキをまとってる状態になってるし,割れたモニターの置き場所が足りないから不要品回収業者呼ばないとダメですね,ほんまムカつくこのゲーム


 これは俺がキレてる様子



 じっさいStSに代表されるようなローグライクの高難易度は,プレイヤーの可能性を阻害する(要するに単に縛りプレイを強要する)ことで難易度を高めているのは好きになれないな~って思います。この辺は欧米的なレベルデザイン思想と日本的なレベルデザイン思想と言えますかね。言えないかもしれませんね。

 たまに「日本のゲームデザインは『道』にたとえられる」なんて言ってはバカジャネーノなんて嘲笑を買う人がたくさんいるんですが(本当にたくさんいて,似たようなことを言う人がいっぱいいるということ),人間,あるいはゲームが限界になったときに対応可能,表現可能な強さとか難易度っていうのは確実に存在していて,そこを超えるべきか,そこを超えないようにその範囲の中で完璧を強要するか,という選択肢はどちらが正しいとかはないと思います。StSとかネクロダンサーとかは後者で,ネクロダンサーは縛られたゲームプレイの精度があまりにも厳しすぎてけっきょく投げてしまいました。


 僕はどちらかというと,ゲーム側の難易度はどこまででも行って良いと思っていますが,そうすると差のついたプレイヤーは同じゲームをやってるはずなのに遥か遠い地平にいるように感じてしまって,面白くねーなってなるんですよね。

 たとえばわかりやすいのがアーケードゲームで,音ゲーやSTGなんかは上手い人とそうでない人の差がかなり歴然としているというか,お金を入れたときに得るリターンへのとらえ方から違いますよね,みたいな。StSの高アセってGAMBOL(A)をピカグレHAZARDでやるようなものといえばわかるでしょうか。これは音ゲーの話なのでわかんなくてもいいです。

 ゲームのうまさにもいろいろある,ということで。


 そういうわけでStSが終わらんとエイプリルとかそれどころじゃないよって感じなのですが,StSをやっていく中で瞑想,哲学,思慮にふけるシーンも少なくなく,おそらくこの自己に対する問診のようなものは創作への活路にもなるんではないかと思います・・・・・・・とか言い訳しようと思ったけどやめました!! ゲームが面白い!! ゲームが面白すぎてゲームを作れません!!!!!!! おれに面白いゲーム送るの禁止!!!!!!!! 殺す!!!!!!!!!!! 心臓殺す!!!!!!! トゲのポーションを2倍にして殺す!!!! まきびしで殺す!!!!!!!!!! 絶対に絶対に殺す!!!!!!!!! 今に見てろ!!!!!! あとサイレントでアセ20をクリアする隠しコマンドを知ってる人は教えてください


スマホで漫画を読んでいるの巻

 ちょい忘れたりしそうなんで備忘録的に列挙しようかなーと思います。


・マンガワン

 編集部が機能してない気がする。クソマンガは編集の好みで打ち切られないし,すぐ作者が1年2年と休載するのは作家を雇う側の態度としてどうなん・・・って思う。あと連載終了した作品がすぐ作品リストから消えるので「あの漫画どこ行ったっけ?」ってすぐ探すハメになるんですけど何とかなりませんかね。あれマジでどういう仕組みなの?


・あーとかうーとかしか言えない

 これは「キャノン先生飛ばしすぎになっていくための物語」だと思ってます。書かれている異才は特異点であり異常者なのですが,しかしその異常者にほだされる形で,ふつうの人の異常性が頭角を現し徐々に大きな渦になっていく様は芸術でした。完結済み。おすすめです。


・ぽんこつポン子

 「ヨコハマ買い出し紀行」や「宇宙家族カールビンソン」といったSF日常系漫画の令和版,再解釈版という印象があります。作者さんは別の作品も並行して描かれているのですが,おそらく漫画に対する造詣がめちゃくちゃ深くて,とにかく漫画を読み込んでいる人にしか描けないであろう(つまり,自分が知らない漫画の引き出しが無限に出てくる)瞬間があります。全体は優しく,暖かさに包まれていますが,しかしそこに貫かれている太い中心軸は「漫画はかくあるべし」という強さを感じます。


・土竜の唄

 月曜を迎えることはこの漫画を読むためにあるといっても過言ではありません。「なんかビッグコミックとかに長期的に連載してるやつだよな~」って言ったら全くその通りなのですが,「読むシャブ」の異名を持つあまりにも突拍子もない展開の連打と,それでいて時折見せる心が震えるような人間味の温度差にバキバキに自律神経失調します。


・あなたの鼓動を見させて。

 サイコパスヒロイン物はよくヒロインの身体性能が途中から壊れて忍者に漸近していくのですが,この作品はもはや忍者とかとうに超えて魔王と化してしまったヒロインが,たぶん悪者のはずの相手をしばいている時に「今どっちが善いもんでどっちが悪いもんやっけ」と倫理の爆心地で迷子になる感じがめちゃくちゃよかったです。


裏バイト:逃亡禁止

 ぼくはまずホラーがめちゃくちゃ苦手で,怖いから絶対読みたくないのですが,この作者さんの前作である「不死身のパイセン」がまじでありえんほど面白くて。平成最後のホラーマンガの超傑作だと思っています。令和になってからのマンガだったかもしれん。忘れた。とにかくめちゃくちゃ怖いのにめちゃくちゃ面白い。それでこのマンガもホラーで怖いのですがずっと読んでいます。連続して読むと絶対怖くなるので,話単位で完結したときにまとめ読みしています。とりあえず主役たちはなかなか無事であることが今のところ保障されているので,ドキドキしますが読んでいます。

 ぼくのホラーの嫌いさって二つにわかれていて,「急にびっくりさせられるから嫌」っていうのと,「現実に侵食するから嫌」なんですよね。ジャパニーズホラーはだいたい後者の文脈で,本当に出るか出ないかわからないシーンがずっと続いて,何なら何も出ないまま終わっても,暗闇とか半開きのドアや浴室で目をつむっている時が怖くなってしまう。あの日常がおだやかに破壊される感じが本当に苦手。


・殺し屋は今日もBBAを殺せない

 作者さんは大友克洋先生とか浦沢直樹先生とかが大好きなんかな~,と思います。人類最強の元殺し屋の老婆をつけ狙う暗殺者たち,という設定がベースにありつつも,人間を描くのがマジでうまくて,登場したキャラクターひとりひとりにすごく愛着が持てる。やってることは命を賭した殺し合いなのですが,でもどこが日常的な愛くるしさがあるんですよね。


・侵略好意

 ものすごくざっくばらんに言ってしまうと,「主人公がめちゃくちゃコミュ障でキモい女の子の寄生獣」って感じです。本当に主人公がずっとキモくて,完全にぶっ壊れた倫理観ですべてを何とかしようとするのがマジで良い。


・生理前にうつになる私

 面白い面白くない以前に,これはマンガワンに載せるべき作品ではなかったのではないかと思います。明らかに監修,監督,編集が機能していなくて,ミソジニストたちが大暴れする土俵になっている。ただしく啓発すればこれはそこそこ読めるエッセーになったはずなのですが,ハンドリングが狂ってるせいで,ややもすれば「ヒス女がわめいてる」だけに取られている(いちおう言っておくと,僕がそう思っているわけではありません)のがヤダな~と。マンガワンの編集の機能してなさはとにかく不快に思うことが多いのですが,これは作者さんの名誉にかけても,なんでこんなものをこんな形でマンガワンに掲載してしまったのかな~と物凄く不快になります。作者をおもちゃにしているか,ぶっ壊れるまで使ったら交換が可能だと思っているのかなと。


・風の大地

 木曜はこれを読んでイヤな気分になっています。ゴルフマンガに見せかけたパチンコマンガで,スイングの際に宇賀神カットイン,男体山の風,フェスキュー草,泡立ち,7年前のショット,棒の玉などの演出が複合することでナイスショットになる確率が高くなる,ということを100巻近く繰り返しています。今は最終章らしいのですが,今も全く同じです。今週は「壁に向かってうまく球を打って,思った通りに跳ね返るかチャレンジ」をしていました。パチンコなので。

 よくパワー系池沼でリリィリリィって言ってるシーンばっかり貼られてるイメージがあるかと思いますが,実際にはもっとひどくて,こういうまとめサイトがあるくらいにひどいです。もう説明だるくなってきた

https://mag.comee.net/post-7435/


・堕天作戦

 宇宙一面白いマンガですが,もう1年近く休載しています,宇宙一面白いのでぜひ読んでほしいのですが,読んでしまうと「1年近く休載している」という事実にブチ凹むので読んでほしくないというジレンマです。


・マガジンポケット

 読ませる良い作品が多いです。マガジンの名を冠すだけあって(マンガワンってそもそも裏サンデーから始発だったなあ),次回が気になる作品がいっぱいあります。


・ひゃくえむ。

 これは良かった。スポーツ物って常に同じルールの中で戦っているので「今の敵が前の敵と比べてどう強くて,そのため主人公がどう強くなっていくのかよくわからない」という状態に陥りがちで,ぼくはスポーツ物をまともに読めないのですが,これは5巻くらいで完結しててめちゃくちゃ面白い,最高です。問題は初版一刷しかないので電子以外だとめちゃめちゃプレ値がついているところでしょうか・・・


・しずまれ! ヴィンセント

 とにかく主人公が可愛いんですが,モチャモチャしてるうちによくわからん打ち切りみたいな感じで終わってしまいました。めっちゃ好きな感じの内容で,細かいところもすごいこだわってて,こういう小物をチマチマ作れる人はまじですごいと尊敬します。作者さんもすごい気にいってるみたいなので,終了は不服だったのカナ~とか思ってしまいます。


・爆笑頭

 修学旅行中の事故で「笑ったら死んでしまう島」に漂着したクラスメイトたちのバトルロワイヤルものです。このマンガはとにかく笑いの設定が上手い。たぶんかなりお笑いが好きな人が作ったんだろうなと思わせる説得力があります。とにかく笑ったら死ぬという条件下なので全員クソマジメなのですがそれがめちゃくちゃ面白くて,最後は打ち切りで終わったのですが,打ち切りつつも何だかんだこのマンガはそれっぽくシメたのでうめえな~って思いました。全編が↓みたいな感じなので気になったらぜひ読んでみてください。ぼくはマジでおすすめ





・ヒロインは絶望しました

 大筋としては幼女先輩ってネットスラングに代表されるような,いわゆる女児向けカードゲームの世界に,主人公の女の子が取り込まれてしまい,殺し合いをやる,という内容です。

 しかし主人公はそういうゲームを全然やってないからとにかくへたくそで,ゲーム内で死んでも元の世界に戻ったら生きてるのですがゲーム内の痛みはリアルなのでめちゃくちゃ辛くて,仕方ないのでめっちゃそういうゲームが上手いオタク君にお願いしたら,オタク君が意味不明なレベルで付け上がって,勝ったら僕の命令を聞けよ,服を脱げとか屈辱的なポーズをとれとか言われて,つまり行くも地獄帰るも地獄,ヒロインは絶望しました,という感じの奴です。

 これがまじで面白いのが,オタク君のキモさが絶妙にリアリティがあるところで,説明っぽいせりふは「描き慣れてなさ」を感じたり,そもそも戦ってるゲームのルールが一切わからないので,ゲーム世界でワチャワチャやってる部分早くおわんね~かな~としか思わないのですが,まじでオタクの秋葉君のキモさが最高で良い。ほんまにキモい人間を見るのが好きなのかもしれない。


・世が夜なら!

 「剣と魔法の世界で夜を統べる最強の女王だったが,同時に世界最強じゃないと釣り合いがとれないくらいのアホだった」というヴァンパイアの王女が,地球の日本に転送されてしまったら世界最強の部分が抜け落ちて,世界最高のアホ女として日々を悲しく暮らすというマンガです。

 これ本当に内容が悲しくて,もう毎回見るたびに「なんでこんなに悲しい女の子を描くの?????????」ってまじで泣くんですけど,でも女王さま本人はむしろ前向きに生きてるからめちゃくちゃ元気が出てくる。そして絵がめちゃくちゃかわいいし間の取り方も超うまい。いわゆるギャグのお手本的なすれ違いコントがずっと続くのですが,でも同じパターンではないのが引き出しの多さ,手数の鋭さを見せつけてきて憎たらしい。いいマンガだと思います。


・死ぬほど君の処女が欲しい

 「結婚した彼女はめちゃくちゃ美人だしエッチも最高だけど,俺はキモくてデブの童貞で初めての彼女だったのに,彼女はそうじゃないのが悔しい」ってめちゃくちゃダダをこねてたらタイムリープして,過去からやり直すことができてから処女貰えるようにがんばるぞ~~~! っていうめちゃくちゃ気持ち悪い時かけです。

 内容としてはそれですべてなのですが,過去パートと現在パートを毎回行き来する構成になっており,「過去でちょっと会話したあと,未来に戻ったら全然違う人が奥さんになってた」みたいなバタフライエフェクトの部分が一切説明されてないままにめちゃくちゃ歴史が変わるので,BTTFやバタフライエフェクトもかくやって感じで超特急で進んでいくのが難しい。しかもBTTFと違って歴史を元に戻すのが仕事じゃないので(ヒロインの処女をもらうのが目的なので),過去で何やかんややる,未来に戻ったら意味不明な歴史になってる,じゃあ過去でやったことが悪かったからちょっとだけ変えてみよう,また未来に戻ったらめちゃくちゃ意味不明な歴史になってるやんけ,っていう歴史デバッグみたいなことをやってるのがちょっと面白くて読んでます。内容はちゃんと頭に入れてない。


・いじめるヤバい奴

 いじめかっこ悪いのですが,これはいいじめのフリをしたバトルマンガで,ドラゴンボールとかに近いでしょうか? 日常パートのギャグ展開がまじで面白いからずっと読んでいたいのですが,最近は長編が多くてしんどいです。でも長編も意味不明な展開が多いから楽しい。だいたい↓みたいなマンガです








・雪女と蟹を食う

 私小説的な内容が面白い。人生に自暴自棄になった男性が,適当に強盗で乗り込んだ家の奥さんと北海道に行って蟹を食って自殺しようっていう話です。全体的な空気感がねっとりとしていて,かつすごくなまめかしく,そしてアンチリアリスティックなところが気に入っています。ただ北海道に到達したのにカニ食わずにちょっとわけわからん話をワチャワチャはじめたのではよカニ食えって最近は思ってます。これは10巻以内にビシッとまとまってくれると凄くありがたくて,あんま長く続くようだとイマイチよくないカナ・・・


・転生したら第七皇子だったので気ままに魔術を極めます

 いわゆるなろう系なのですが,とにかく漫画が上手いので読める。作画ガチャなんて揶揄されることもある昨今ですが,ベテランで地力はあるのに,自分で作品を描いたときに売れ線に乗れない作家さんっていうのは悲しいながらも多数存在していて,そういう人が売れ線に乗っかって「ガチ」の奴を描いたらやっぱり・・・すげぇ~~~!!! って思う,というような感じです。宇河弘樹先生とかも今はなろう系の作画をやってたりしますし,ああいう感じで「ガチ」の人が売れ線に乗り込むことで業界をぐちゃぐちゃに荒らしていくのは熱いね~! と思います。


 ウーーーすみません! ほかにもあと10個くらいマンガのアプリ入れてるんですけど思ったよりこれ全部書いたら長くなりそうだからまた今度にします・・・すでにめちゃくちゃ長いし・・・ほんとは今いちおしのハウスキーパーの話とかしたかった・・・


 じゃあ心臓が待ってるんで,また今度!

Files

Comments

No comments found for this post.