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水滸伝の英傑、呼延雀。

その正体は、ギリシャ神話のエンプーサが混じった幻霊とも言える存在。エゴサしまくりの、承認欲求の塊と化したサーヴァントだった。

「いやー、マジで呼延雀ちゃん可愛いよな。ほんとマスターくんだけのモノにしておくのは勿体ねえって感じ。俺マジで恋しちゃったもん」 「か、可愛いとか……もっと……あ、いえ。そんなに褒めないでください……恥ずかしい」

男に耳元で何度も「可愛い」だとか、浮ついたセリフを囁かれる呼延雀。

始まりは、カルデアの廊下で男に声を掛けられたことだった。

職員の男は、サーヴァントである彼女をナンパする。推しに弱い彼女は、ずるずると流されてしまい……

「わ、私にはマスターがいますので……こういうことはやっぱり……!」

「少しくらい良いだろ、な? 呼延雀ちゃんカルデア一可愛いんだし。マスターくんには内緒にしとくからさ、今回だけっ」

「そう言われましても……」

「あーもう、ジレったいな。最近マスターくんもとも忙しくてデキてねえんだろ。俺がたっぷり不満解消してやっから今日一日だけ俺の恋人になってくれや」

「あっ、ダメっ……❤」

「ンッ、んんうっっ……❤ あっ、はっ……ハァっ、ンっ……くうっ❤ はっ、あぁあッ……❤」

「なに、これっ……❤ こ、こんな……おち、んぽっ……❤ こ、これ、がっ……!?」

「どう? 俺のすごいっしょ。呼延雀ちゃんも正直にキモチよくなって良いぜ」

「あっあ、そんなことは……っ」

「ほらほら、動いてっぞ。俺のデカチン、だんだん馴染んできたっしょ」

「んんっ、はあっ❤ あっあ、やめっ……❤」

「めっちゃ汁吹いてエロすぎ。呼延雀ちゃん、マジで気に入ったわ」

「はっはあ❤ これ、はっ……ちがい、ますっ……❤」

口では平然を装う呼延雀だったが、男の言う通り、体の方はいとも容易く快感を覚えてしまっていた。

サーヴァントである自分でさえ簡単に魅了してしまう男の肉体、そしてテクニック。

男の膨張しきったペニスは、彼女の膣道を乱暴にこじ開けていく。

「あーやべっ、ガマンできね。とりあえず一発出すぞ。でるでる、射精すっ……!」

「やっ、やめっ……❤ ナカは、っ……❤ 今は、出さないで、くださ――」

(ぶびゅるる! びゅびゅ! びゅく! びゅぶ!)

「おっオオオおぉぉおおっ……❤」

「あーキモチ良かった。マジで呼延雀ちゃん最高。こんなに出たの生まれて初めてだわ」

「おっ……お、っ……❤」

凄まじい衝撃。男のペニスが一際強い欲望を吐き出したかと思うと、そのあまりの快感に呼延雀の体が絶頂する。

量も濃さもマスターである少年とは比較にもならない。

脳内を直接精液で洗浄されるかのような酩酊感。ともすればその一撃で正気を失ったとしても不思議ではない威力だった。

「おら続けっぞ。へばってないで準備しろや」

「あっ……あ、っ……はい……❤」

粗暴な言動も、今の呼延雀には気にする余裕がない。

彼女は言われた通り、男の要求に答えていくのだった。

(マスター、私は……)




「おっ❤ ほおっ❤ んっ、ンオッ❤ あっあ、ふうっ❤ はっ❤ はっ❤ んっふあっ、はぁンっ❤」

「マジで無限にヤれるわ。俺ら体の相性最高なんじゃね? もう付き合っちゃおうよ」

「それはっ……おっ❤ お断り、しますっ……❤」

なけなしの理性で拒絶する呼延雀。

だがそれが虚しい抵抗に過ぎないことを、彼女自身も薄々気付いていた。

「おぉぉおんっ❤」

「こんな何回もイってるくせに説得力ないって。ほらココ気持ちいいでしょ? マスターくんのじゃここまで届かないだろ?」

「はあっ、はっ……ンンんんうううっ……❤」

「おっ、またイったな。そうだろ?」

「イ、イってなんか……いま、せ――」

「オっ❤ イ、イってます❤ イきましたっ❤ 貴方のチンポで奥抉られるたびに、っ……おっお、何度もイってます❤ 今またイきましたぁっ❤」

「マジで俺のモンになりなよ呼延雀ちゃん。マスターと別れてさ」

「なりま、せ、っ……❤ 私の主は、マスターだけで……互いに信頼しあって、いますからっ――」

「くううぅウウっ❤ あっあ、ダメっ❤ イキますっ❤ イクっ❤ まらイグっ❤ んっン、おっ、ほおおっ❤」

否定を繰り返すたび、更に威勢を増す男の圧力。

膣内は完全に作り替えられ、男の乱暴で無秩序なセックスが霊基さえ揺さぶってきた。

「うっせ。良いから俺の女になれ。今ここで誓え。もう俺なしじゃ生きられねえぞお前。セックスするくらいしか能がネえんだから、もっと真面目に検討しろっ」

「あっ❤ はあっん❤ ヤバ、あっ……これ、本気で堕とされるっ……❤」

「おら、最後に聞いてやるぞ。俺のモンになれよ呼延雀」

「あっあ、私、はっ……❤」

(パンパンパン!)

「おぉおおおっ❤ なるっ、なりますっ❤マスターを裏切って貴方専属のオナホサーヴァントに……なる、なりますからっ……もう許してっ❤」

ついに本能から屈してしまった呼延雀の様子に、男は満足そうに笑った。

ペニスの抽送を更に加速させて、正真正銘、全ての欲望をぶちまける。

(びゅく! ぶびゅる! ずびゅ、ぶびゅうっ! びゅくるるるるるるっ!)

「おっオオオオおおっ❤ んっ、んおっ❤ ほおっ❤ んっふ、はあっあ❤ おっ、おっおおおおっ……❤❤❤」

「あーやべっ……射精とまんねえ。ぜんぶ出し切るまで抜いてやんねえからな……!」

「おっ……おっ……❤」

「ふううっ……クッソ出たわ。呼延雀ちゃんもこれからよろしくな。俺のセフレサーヴァントとして。マスターくんにはこのこと内緒だぜ」

「あっ……ぁ……は、はい……❤」

身も心もすっかり男に服従した呼延雀は、いまだ収まる気配のない快感に全てを受け入れた。

その後も……男に呼ばれては、マスターに隠れて何度も犯され、イかされる日々。奉仕をすると喜ばれ、イくたびに体の具合を何度も褒めてくれる、この男との関係に。

呼延雀が彼にマスター以上の拠り所を感じ、本能から求めてしまうのは、そう遠くない日のことだった。

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