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「死ねばいいのに」 「奇遇ね、私も今丁度同じこと言おうとしてたわ」 学校からの帰り道、二人の女子学生手を繋いで赤信号の交差点に、並んで立っていた。 先に口を開いた方は黒髪ショートカットの似合う、美術部で彫刻を彫っている少女だ。 その隣に立つ、茶髪ミドルヘアの少女は同じ美術部で水彩画を描いている。 二人は同じ部活に所属しているけど、仲が悪い。 まさか取っ組み合いの喧嘩なんてしないけど…お互いが相手を無視するぐらいには相性が悪かった。 「……今ここで突き飛ばしたら車に轢かれてグチャグチャに…」 「いいアイデアね…でも、もし私がそうなったらあなただけは絶対に道連れにするわよ。私一人で酷い目に合うことは無いって言っておくわ」 「また奇遇…私も、もし酷い目に合わされるなら貴女も道連れって思ってる」 こうして声を交わすのも数ヶ月ぶりだ。その内容は酷いもので、こんな喧嘩腰の会話ならしないほうがマシかもしれない。 しかしこの二人、…今日から一週間、どうしても二人でいなくてはならないのだ。 美術部で、使う特殊な接着剤が事故でぶちまけられ、たまたま近くにいた二人の手と手がくっついたまま離れなくなってしまったから。 接着剤の効果は約一週間…接着力は強力で無理やり剥がすと肌が裂けるくらいらしい。 仕方なく二人はこれからの一週間を一緒に過ごすことにしたのだった。 不幸中の幸い、少女たちは寮住まい……今日からは夏休みで、二人が同じ部屋で一週間を耐え忍べば解決だ。 お互いに大嫌いな二人は相手と共同生活なんて絶対嫌だと強固に反対したが…結局、顧問である先生に説得されて渋々受け入れた。 「……なんであなたなんかと同じ部屋で……サイテーすぎる、サイテーの極み」 「変な喋り方やめて、キモい…!私だって嫌よ……本当最悪、なんでこんな女と一緒の部屋なんかで…」 ブツブツ文句を言い合って、お互いへの嫌悪感を隠そうともしないで… なのに二人で仲良さげに手を繋ぎながら、指と指を絡め合い、握り合う姿は恋人つなぎそのもので。 青信号になった横断歩道を渡る最中、突然強い風が吹き付けてきた。 突風により、二人のスカートが大きくめくれ上がる。 慌てて押さえようとしたけど、お互いの手が邪魔で上手くいかない。 その結果…… 「〜〜〜〜〜っ!?!」 「きゃああああっ!?」 スカートは完全にめくれあがり二人の可愛いパンツが、これまた可愛い桃尻までもが完全に丸見えになってしまった。 二人の美少女が並び立ってパンツとお尻を晒し… あまりにも恥ずかしくて、二人は顔を真っ赤にして黙り込む。 思えばこれが、この出来事こそが、二人にとって最悪の一週間の始まりだった。 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 一日目 絵画少女の部屋からお泊りセットを回収して、彫刻少女の部屋に戻ってきた。 「……私の部屋に嫌いな女がいる……匂いが移ったらどうしよう……」 「ちょっと!独り言のつもりなのか知らないけど、はっきり聞こえてるから…!」 ブツブツ文句を言いながら、彫刻少女がベッドに腰掛ける……と、絵画少女も吊られてベッドに座った。 「はぁ……本当に最悪、何でこんなことになったのかしら……」 「それはこっちのセリフ……どうしてあなたと……」 憂鬱な気分になり、ため息をつく二人。 「「……はぁ……」」 ほぼ同時にため息が出て、更に嫌な気分になる。 「……とりあえず……ご飯食べる……私は自炊派だから料理する……ついてきて」 「私も自炊派……というか、帰りに何も買わずに帰ってきたわね。食材とかあるの?」 「ちゃんと食材はある…けど、これは私の部屋にある私の食材。あなたの分はない」 そう言って彫刻少女は、普段の鉄面皮を脱ぎ捨て珍しい表情を浮かべてニヤリと笑う。 「………ホント性格最悪ね………!」 いきなり兵糧攻めなんて、と…悔しそうに歯噛みする絵画少女だったが、この女も負けてない。すぐに不敵な笑みを浮かべ。 「あ、そう…!いいわ…そっちがその気なら私はキッチンになんていかない。あなたは冷蔵庫から食材も出せない。…言ったわよね、酷い目に合わされるんなら道連れだって」 今度は彫刻少女の顔色が悔しそうに変わる。が、こっちも言われっぱなしになんてならない。悔しそうに歯噛みしながら言い返す。 「……そう……だったら、どっちが先に餓死するか競争する……?私負けないと思うけど……?」 そうして二人の間にバチバチと火花が散るが、…さすがに、こんな喧嘩はやってられないと思ったのだろう。 「……やめましょ……さすがにこれは不毛すぎるわ。後で精算するから、ご飯くらい普通に食べたいわ」 「……私もそう思う……食費は後で半分出して……その代わり料理は手伝って……」 二人は心底疲れた表情で、またため息をついた。 「……じゃあ、食事だけは休戦ってことで……」 「そうね……でも、どっちにしてもお互い片手は使えないし、簡単なものしか作れないけど」 「気にしない…たとえレトルトでも餓死よりマシ…」 「たしかにね…」 それから二人は四苦八苦してシチューを作り、それを食べ終える頃には日はすっかり暮れていた。 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 二日目 食事の後、どちらからともなく寝落ちした二人は早朝に目を覚ました。昨日と同じく、ベッドの横に並んで座る。 「……昨日は、なんとなく我慢できてたけど……私はもう限界……」 「ホントに奇遇ね、私もよ……」 普段よりも早い時間に目が冷めた理由は一つ……強烈な尿意だ。寝る前にトイレに行くべきだったけど、疲れていてそれどころじゃなかったのだ。 「ねぇ……どうする?……」 「とりあえず…トイレに行きましょ……悪いけど、先に使わせて……ホントに漏れちゃうから…っ!」 「トイレにいくのは賛成……でも、先に使うのはだめ……私こそ、ホントに漏れそうだからっ……!」 その切羽詰まった声はお互い乙女の尊厳を失う一歩手前だってことを如実に表しているわけで…… さすがに、女の子同士でおもらしさせてやる!なんて…そこまで酷いことをする気は無い。 ……する気はないのだけど、同時に、自分がおもらししてまで相手にトイレを譲る気もない。 「マジなの…っ!?…………ねえ、……これ、淑女協定……!二人でトイレに駆け込んで、先に座ったほうが…先にするの…!その代わり、意地悪しないですぐに交代すること…!」 「わ、悪くないっ……!勝っても負けても……もらしても、恨みっこなしで……!あと、言いふらすのも無しで……」 「わかった……それで良い……!ほら、早く行くわよ……!一二の…」 「三っ…!!」 そのセリフと同時に、二人は手を繋いだままトイレに向かって駆け出していく。 「くっ…!ふっ…!」 「んっ…!っ……!」 ドタバタッ!バタバタッ!少女たちの駆ける足音が響く。二人は片手でスカートを押さえながら、懸命に足を回す。 しかし、もともと文化部で運動不足、身長も変わらない二人は走る速度も変わらない。 そのうえ今は手がくっついてるから…相手を出し抜こうと懸命に走ったってどうしても団子にまとまってしまう。 ミニスカートがめくれるのも構わず、パンチラするのも構わず、全力疾走する二人だが、一向に距離が開かない。 (やばいやばいやばいやばいっ…!ホントに漏れる…もう漏れる…!っ…もう、ちょっと漏れてっ…!) (ヤバいヤバいヤバいっ……!!ホントに出る……!ホントに我慢できないっ……!ダメっ、もう出ちゃうっ!!) 焦りがピークに達した頃、ようやく目的の場所にたどり着いた。二人が同時に個室に入り、バタンッとドアが閉まる。 二人が一緒に入ったことで狭いトイレの中で二人は半泣きで睨み合って…至近距離で顔と顔を突き合わせながら… 「先に座ったほうが…!先だから……っ!?」 「わかってる……!私だって、絶対譲らないわよ……っ!」 そう言って、乱暴にスカートをまくりあげ、パンツをずり下ろす。 そして、自分こそが先に便座に座ろうと……二人の少女が真っ白な桃尻を便座めがけて突き出して…! バチィイイインンッ!! 「「〜〜〜〜〜〜っっっっっ!!!!」」 二人のお尻が激しくぶつかり合い、乾いた音がトイレに響いた瞬間、コップから水があふれるみたいにチョロチョロッ!ておしっこが二人ともこぼれてしまう…! 「ちょっとだけ…漏れちゃったっ…!」 「そう…私も、ちょっと漏れたわっ…!」 グイグイッ!グイグイッ…!可愛い丸みを押し付け合い…二人で尻相撲して便座の上を奪い合う。 「試合続行……!お尻で押しのけるのもありで……!」 「わかったわよ…!でも……もうお互い限界超えちゃてるし……下手したら、共倒れかも……」 ぎゅー!ぎゅ、ぎゅっ! プリプリムチムチの女子学生のお尻が音が出るくらい押し付け合わされる。 「んっ…♡んっ…♡…というか…この歳で漏らしちゃってるし…もう共倒れしたようなものじゃない……?」 「んっ…♡んぁ…♡……そ、それは言わない約束でしょっ……?!」 ギチッ!ギュウウッ!と、一際強くお尻同士をくっつけあって、お尻が壁にぶつかった見舞いに潰れるまで押し付けあわせて… …まん丸の桃尻二つが楕円のお尻になって、それでもまだ押しつけあい続ける。 「ん、んんっ♡……こ、こんなに押し合って…押しきれない…なんて……♡」 「はぁ、はぁ……♡く、悔しいけど……互角みたいね……♡」 「ふぅ、はぁ、はぁ……悔しいけど、認めるしかない……けどっ……あなたには、負けたくないっ!」 「はぁっ、はぁ……私だって、……押し合って決着つかないなら……ぶつけ合いなんてどう!」 お互いのお尻を押し潰し合いながら、絵画少女は、彫刻少女にお尻のぶつけ合いを誘う。 「…望むところっ!……あなたのお尻なんか、叩き潰してあげる……!」 彫刻少女もそれに応え、絵画少女と一旦お尻を引き剥がして……こんな時だけ気の合うところを見せ、二人で掛け声と呼吸を合わせながら… 「「せーのっ!!」」 ブゥンッッッ!!!ドムッ!!バチンッッ!! 二人の少女の張りのある大きなお尻が真正面から衝突する! そのまま互いのお尻をぶつけ合ったまま、グリグリと円を描くように擦り付けあう……! 「んんんんんっっっ♡♡♡くっ!いぃいっ♡♡!!」 「んんんっっ♡♡♡♡ひぐぅううぅっっ♡♡♡♡♡♡」 まるで、四つの巨大な柔らかい肉饅頭が互いに互いを押し潰そうとしているような光景。 そうしてグリグリお尻を押し合うと、また引き剥がして尻をぶつけ合う。 バチぃィィイインッ!!パチィィンッ!!パチィィンンッッ!! 「んっっ!くぅううっ!ああぁああっ!!」 「んっっ!ひっ!やぁっ!あぁああっっ!!」 普段誰にも触らせない女子高生の生のお尻同士が、生で直接ぶつかり合っている。 「くっ!あっ!んんんんぅうぅっっ!!♡」 「ひぃいいっ!あんっ!いやぁぁあんっっ!!♡」 ムチムチプリプリした温かいお尻の感触に、少女たちの嬌声が上がる。 生まれて初めての尻相撲、生まれて初めてお尻で感じる女の子のお尻のムチムチプリプリした感触。 女の子同士でお漏らししながらお尻をぶつけ合って喧嘩する…その喧嘩で、お尻同士で、二人で甘い声を上げて感じてしまってる背徳感がやばすぎた。 「こ、これ…ヤバいやつ、だっ…♡こんなの覚えたら、女の子のお尻にはまっちゃうぅ♡♡」 「あぅぅううんんっっ!!!すごぃぃぃっっ!!女の子のおしりで勝負ぅうっ♡♡」 パァンッ!パンッ!パンッ!パチィンッ!ピシャンッ!ペチャアンッ!ズバンッ!! 激しくぶつかる音と水っぽい破裂音を響かせながら、二つの巨大桃尻が絡み合い、弾け合う…… そのあまりの激しさに、二人のお尻と股間はあっという間に汗ばんでしまい……今や完全に剥き出しになった少女たちの下半身を外気が撫でる……。 ぶつかるたびに、ぶるんっぶるんっ!と波打つ尻肉。 お尻の痛みと、快感でカタカタ脚を震わせる。 「あんっ!?!♡ひぃいぃんっ!?!♡♡♡んひぃぃいいぃいっっ!!?!!♡♡」 「んんおぉお♡おほぉおぉおおっ!!?♡♡お尻ぃぃいいいいぃっ!?!!♡♡」 そんな状態でもなお、二人のお尻による激しい攻防は続く……! 二人の秘部からは熱い蜜が溢れ出し、それが潤滑油となってさらに動きを加速させる……! もはやその戦いは完全に泥沼化していた……! 「あぁっ!♡やっばぃいぃっ♡こんな気持ちいいことされたらぁ♡♡も、漏れる…ホントにお漏らししちゃうぅ…」 「わ、私もぉっ……おしっこ……おしっこ漏れちゃうっ!でも、負けないっ!負けるもんかっ!あんたなんかにぃ!」 「私だって、、まけるの絶対いやぁああっっ!!」 二人はなんとかおしっこを我慢しながら戦ったけど…もともと半日も我慢してた上にここまで激しい運動をしたらもう我慢できない……! もう限界寸前まで高まった尿意に耐えかねて、ついに二人は決壊するのを我慢できなくなって…… 自らのお尻を少しでも便器の真上に持ってこようと最後の尻相撲を繰り広げる!! 「んんんっっ!!!だめぇぇえっっ!!」 「くうううっ!!もう、むりっ!出る、出ちゃうっ!」 二人とも顔を真っ赤にして脳の血管が切れるんじゃないかというほど力むけれど、もうどうしようもない。 膀胱の中の液体はもう出口を求めて暴れ狂っている。 もう本当の本当に限界だった……!! ((ダメェエエッ!!!)) 二人が心の中で同時に叫んだその瞬間、、ブシャーー!!と勢いよく、黄色い飛沫が噴き上がった。 「きゃぁあああぁぁあああっっ!!♡♡♡」 「んぁぁぁああああっっ!!♡♡♡」 二人が同時に甲高い悲鳴を上げて、身体をビクンッ!と跳ねさせた。 そして、次の瞬間、 お尻とお尻をくっつけたまま、 じょぼじょぼじょぼぉおおぉぉおぉおおおっっ!! と、ほぼ同時に二人の排泄口から黄金水が噴き出して、便器の水面を叩いたのだった。 「はぁーっ、はぁーっ、はぁーーっっ♡」 「ふーー、ふーーーっっ♡」 2人の少女が荒い息を吐きながらぐったりと便座に座り込む。二人で座る便座の中は、薄黄色の水が溜まっていた。2人分の小便だ。個室の中はたちまち濃厚な匂いに包まれる。 しばらく息を整えた後、先に口を開いたのは絵画少女の方だった。 「悔しいけど…これ、引き分けよね?……っていうか、女の子同士でお尻ぶつけ合ってイッちゃうとか……」 それ以上言葉は続けなかったが、彫刻少女の方も同じことを思っていたらしく、無言で頷いた。 そうしてしばらくの間沈黙が続いた後……不意に彫刻少女のお腹がぐぅ〜っと鳴った。 彫刻少女は顔を真っ赤に染めると、小さな声で「お腹すいた」と恥ずかしそうに言った。 それは絵画少女にもしっかり聞こえていたようで……二人はまた連れ立ってキッチンに向かうのだった。 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 三日目 トイレであんなことになるのは二度とごめんだと二人の間に休戦協定が結ばれた。 これで、一日目に食事の、二日目にトイレのルールが決まり手がくっついた生活も一旦落ち着いた三日目。 この日、昨日まで少し漂っていた和解ムードが完全に瓦解した。 「きゃあぁあっ!?こ、の…痛いっ!女の顔本気でぶつなんてっ!最低っ!最っ低っ!」 「うるさいっ!あなたが悪いんでしょっ!この女っ!きゃあああっ!痛ぁぁあっ!?」 彫刻少女と絵画少女は、片手と片手が接着したまま終わりの見えないビンタ合戦を繰り広げている。 共同生活が始まってから初めての大ゲンカだ。 バチンッ!バチンッッ!!と大きな音が部屋に響き渡るたびに二人の頬に真っ赤な紅葉が咲き誇る。 そんな痛々しい光景と共に、二人の美少女の美貌はどんどん崩れていくのだが、当の本人たちはそんなこと全く気にしていないようだ。 女の子の力では相手を失神させるほどの攻撃にならないため、お互いに全力でひっぱたき合いながら決着もつかないという最悪の状況に陥っている。 「このっ!大人しく負けを認めなさいよ!」 「そっちこそっ!さっさと謝ってよっ!!」 二人の喧嘩は必然だった。 もう二日も絵を書いていない。腕が訛るのは嫌だと絵画少女があいた右手で筆を執り絵を書き始めたのだ。 対して、彫刻少女は利き手が塞がってるから、それを見学している他無い。 「あなたの絵…私は、好き…」 そして、彫刻少女がポツリとこぼしたこの台詞が喧嘩の発端になった。 絵画少女はいいところのお嬢様で、絵画は幼い頃からの手習いだ。 絵を書くのが好きで、子供の頃はコンクールでも何度も入賞を果たしたのだが……歳を重ねるたびに周りのレベルも上がって、最近では予選を通過するのもやっと、という状況になっていた。 書いても書いても、自分の作品が入選することはない…… けれど、学校で美術部に入って彫刻を始めたばかりの彫刻少女は、今ではコンクールの常連入賞者だ。 挫折感にさいなまれ、過去の栄光が忘れられず、惨めに惨めに惨敗を繰り返す海外少女を尻目に、楽しそうに制作にいどんでは軽々と評価を受ける彫刻少女。 そんな彼女からの称賛の言葉なんて…自信を失いかけてる彼女にとっては、皮肉か嫌味にしか聞こえなかった。 「なにそれ、嫌味…?私は好きってどういうこと?審査員には好かれないって言いたいわけ!?…あなた……どうせ私のことを馬鹿にしてるんでしょう!?」 ここまで言われて、黙ってられるほど彫刻少女だって純粋無垢な少女じゃない。 「いきなりヒステリーなんて起こさないで……!あなたがコンクールに入賞しないのは私のせいじゃない……!そうやって同情を引くの、はっきり言って迷惑だから……!」 彫刻少女は部内で孤立していた。 内向的な性格と作品に熱中するオタクっぽさが引かれて、部活動では周りのメンバーから浮いていたのだ。 それが悔しくて寂しくて必死に練習して、ようやく作品が評価されるようになったのに、部活のみんなの中心にいるのはいつだって社交的で明るい絵画少女なのだ。 絵画少女の作品がコンクールで佳作にでも選ばれればみんなでお祝い、駄目でもみんなで慰め合って……彫刻少女はその輪に入るのが苦手だった。入りたかったのに。 歪んだ羨望は、やがて自分を孤立させているのは絵画少女なのだと八つ当たりな感情に変わっていく。 あいつがいるから自分がチヤホヤされないなんて、そんな考えに取り憑かれてさえいた。 「出ていって…!あんたなんか…美術部から出ていってよ!アンタがいると、私がどんどん惨めになる…!あんたなんかいなければいいのに!」 「それはこっちのセリフ…!あなたさえいなかったら私はボッチになんてならなかった…!あなたがいなかったら、私がもっとみんなと友だちになれた…!たいしてうまくないのにチヤホヤされて…!そんなの…」 そんなのずるい!そのセリフを言うよりも先に、大してうまくないと言われた絵画少女が思いっきりビンタを打ち込んで……そこからは酷い叩き合いになった。 「アンタがボッチなのを私のせいにしてるんじゃないわよっ!この陰険女っ!!」 二人のそれは嫉妬と羨望だった。自分が欲しいものを全部持っているように見える相手が、羨ましくて妬ましくて憎たらしくてたまらなかった。 ((コイツが消えちゃえばいいんだ……!!)) 二人の女の子の、魂をかけた殴り合いは結局この日、まる一日続いたのだった。 「痛いっっ!?いたぁぁああっ!?!!」 片方がビンタを打ち込めば、叩かれた頬を真っ赤に腫らして涙を流して悲鳴を上げ… 「んがぁああっ!?!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!?!!」 しかし相手への憎悪が少女を奮い起こし手を振り上げて相手の頬を何度でも叩き返す。 「んぎぃいいいぃいっ!?!!うぎぃいいいぃぃいっ!?!」 叩き返された少女も泣きわめいて痛がり、悔しがり、そして意地になって手を振り上げて叩き返す。 「「このく゛そ゛お゛ん゛な゛ぁ゛ぁ゛あ゛ああっ!!!?!」」 何度も何度も、交互に、同時に、二人の少女はお互いの頬を何回も、何十回も、何百回も叩きあった。 自分に降りかかる不幸の原因が、眼の前の相手にあるんだって、その憎悪と敵意だけを頼りに、二人はまる一日、お互いの頬を叩きあうのだった。 倒れては起き上がり、起き上がっては倒されて、それでもただひたすらに、叩きあうのだった。 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 四日目 お互いの頬をビンタし合って、頬を真っ赤にして、泣き腫らして眠ったのは深夜のことだった。 朝起きても頬の痛みは引いてなくて、二人は半泣きで起き上がり…… 「ねえ…いい加減、終わりにしましょ?私とあなた、どっちかが美術部を退部するまでこんな喧嘩を繰り返すなんてもうやだわ……」 「うん、私もそう思う……」 お互い疲れ切っていた。もう、相手の顔も見たくないくらいに疲弊しきっていた。 「じゃあ、最後の勝負……」 「ええ、そうね……」 二人はそう言うと、ゆっくりと体の前面を重ねる……もう殴り合いの喧嘩なんてしたくない、そこだけは一致した二人が最後の喧嘩に選んだのはイカせ合いっこだった。 二日目のお尻相撲で、喧嘩しながら怪我もしなかったし痛くもなかったあの戦いを、今度はお尻以外でやるということだ。 普段ならこんなこと、絶対にしないだろう。 だけど、まる一日顔を叩き合って、泣きわめいて、怒鳴り合って、罵り合って、二人はもう、まともな精神状態じゃなかった。 二人の美少女は、まずは互いの性感を高め合う……気持ちが一切通わない相手だからこそ、身体を開発するような念入りな愛撫が必要だ。 「ちゅぱっ!れろぉ」「ちゅっ…んむっ!」 彫刻少女の艷やかな唇と、絵画少女の桜色の唇が重なり、絡みつく。 舌を伸ばして、唾液を交換しあうような情熱的なキスを交わす。 「んっ、はぁ……っ、ぁむ……っ」 「んんっ、ふぁっ、んんぅっ」 目を閉じて、嫌そうな顔をして。 大嫌いな女の子同士のレズプレイなんてこんなものだ。ロマンチックさなんてかけらもない。 それでも、舌を絡め合っているという事実だけで、二人の身体は徐々に感じ始める。 それが大嫌いな相手だって、人間の本能が子作りの体制になっていくのだ。 とくにマンコなんて、簡単に濡れる。 これからセックスをすると身体が反応したら、膣の保護のために簡単に濡れるのだ。 気持ちなんて通ってなくたって。 だから二人は、嫌い合いながら、オマンコを濡らしあった。 そうしてマンコが濡れてからも、たっぷり数十分、互いに舌を絡ませあった後……ようやく口を離すと、二人の間に銀色の橋がかかる。 「どう?気持ちいい?私みたいな美少女とのディープキス……」 「ふん、全然……こんなの、なんともないわ……そっちこそ、気持ちよくなってない?」 「気持ち悪いだけ……」 「私だって、そうよ……」 二人の片手は繋がったまま、もう片手でお互いの肩を軽く掴んで、至近距離で睨み合いながら…… 「「あ〜〜〜〜っ……ん゛ん゛!」」 二人で限界まで大きく口を開いてから、勢いよく相手にかぶりついた。 じゅるるるっっ!!と音を立てて、相手の口内に自分の舌をねじ込む。 そして、そのまま口の中を舐め回すのだ。 歯茎から、舌の付け根から、頬の内側まで余すところなく舌でなぞり、相手の口の中にある唾を全て吸い尽くそうとするように、下品な音を立てて貪る。 「ぷはっ、ほら、やっぱり……大したことない……あなたのキスなんて、所詮こんなもの……っ!」 「う、うるさい……あなたの方こそ、下手くそなんじゃない……?こんなので、よく私を負かそうなんて思ったわね……!」 互いに言い合うも、その声は震えている。 本当は怖いのだろう。いくら強がっても、二人ともまだ処女なのだ。 これから初めての経験をするのだから、緊張するのも仕方ない。 気持ちよくない、感じてなんかいない、そう言い張っていても…徐々に身体はセックスの準備が整って、性感と性欲が昂ってきている。 初めての自分自身の性欲が、怖い。 けれど、そんな弱気な心を振り払うかのようにもう一度キスをして、さらに激しく責め立てる。 絵画少女は彫刻少女の唇を無理やりこじ開けて、その奥の小さな歯を一本一本舐め回し、彫刻少女は絵画少女の上唇と下唇にそれぞれ噛み付いて引っ張って伸ばす。 片手は繋がっているから、愛撫はあいている片手だ。 お互いの背中をなぞり、お尻に触って、揉み合う。お尻への刺激で、お互いに身体がピクンと震える。 「んっ、ふぅ……っ、うぅん……っ」 「んぅっ、ふぁぁ……っ、あっ、あぁ……っ」 吐息を漏らしながら、お互いの身体をまさぐりあって……ついに、二人の太ももが相手の股間を割り開いていく。 二人の秘部に太ももが押し付けられ、ぐちゅりと水音を立てた。 「ひっ!?ちょ、ちょっと…!そこは…!」 「……そ、そっちだって仕掛けてきてるでしょ!なによ、こんなにびしょ濡れにして!いやらしい……!」 「っ…!そっちこそ、もうグチョグチョのヌルヌル……!そんなに濡らしておいて、よく人の事を!」 「ぅぁっ……!くっ!そっちこそ、もうイきそうなんでしょ……!さっきからビクビク震えてるし、アソコからも汁垂れ流してるくせに……!この変態女……!」 「ひゃうっ!こ、このぉ……!言わせておけば……!」 二人の罵り合いが激しくなり、どんどんエスカレートしていく。 ((絶対負けない……!この女には負けたくない……!!)) 二人の心は一つだった。 キスをして、身体を弄り、尻を揉み合い、股間を太ももで擦り合う。 二人の興奮はどんどん高まっていって、そして……二人の処女は生まれて初めてのセックスを同時絶頂で終えることになる。 「「ひぁああああっ!!」」 ビクンッ!!と二人の体が跳ねた。お互いに密着しすぎたせいで、クリトリス同士がぶつかり合い、そして、愛液で濡れた膣口が触れ合って、二人は絶頂したのだ。 今まで感じたことのない快感と、屈辱感に、二人の目に涙が滲む。 だが、二人はそれでも手を止めなかった。二人はしがみつき合うように抱き合って…… 「「ああぁぁんんんっ!!」」 二度目の絶頂。今度は強く胸同士を押し付け合って、乳首が擦れ合ったのだ。 二人は涙を流しながらも、快感に顔を歪めて…… 立っていられなくなり、尻餅をついて…手が繋がっているから、二人共上半身は倒れることができなかった。 お互いに向かって大股開きになって、オマンコを見せつけ合う格好だ。 「っ…やらしいマンコ…淫売に、ふさわしい…下品なマンコ…!芸術性かけらもないッ…一番、グロいマンコッ…!  気持ち悪いッ…私のマンコにむかって発情してる…ホント、キモイッ…!」 「~~っ…人のマンコをよくそこまでっ……!!あんたこそ、ビラビラがめくれてるし、黒ずんでるし、…あんたのマンコこそ  芸術性ゼロね…!気持ち悪くて、絵に書いてやりたいくらい…さらしものにしてやりたいわっ…!」 「人のマンコ描いて晒すなんて…人間として終わってる…!じゃあ、私も貴女のマンコを彫刻にして学校に飾ってあげる…!  グロマンコ晒し者になるといい…!」 そして、始まるのは互いの性器の貶し合いだ。 二人のセリフとは裏腹に、若くて、穢れを知らない二人の性器は卑猥でありながら神秘的なくらいには美しかったが… 二人にはそれがグロテスクに見えるのだろう。女同士なら当然なのかもしれないが。 「…もうホントに怒ったッ…!そのマンコ…私のマンコで犯してあげる…!」 「怒ったらなんだっていうのよッ…そんなマンコ…私のマンコで返り討ちにしてやるんだからっ…!」 敏感で、大切にしなくてはならない女性器を、…二人は… 「…考えてることはまた一緒…!…そこまで言うなら…二人でマンコとマンコぶつけ合って決着つける…!」 「…いいわよ、やってやろうじゃない…!マンコとマンコでどっちが上か勝負しようじゃないッ…!」 ぶつけ合って、擦り合って、イカせあいをしようとする。 啖呵を切って、もう激突は避けられないが……同時に、脳の冷静な部分がその危険性を訴えてもくる。 「……ホントのこと言ったら……私たち、の…マンコ…形も、大きさも、付き方もそっくり……こんなそっくりなマンコとマンコが喧嘩したら……  勝っても負けても、マンコただじゃすまない……」 「……そうね、…っていうか、年も体格も同じ女の子同士でオマンコで喧嘩なんてしたら……  多分、相討ちになる……オマンコとオマンコで刺し違えるわよ…」 「さっき、事故でぶつかっただけで…二人でイッちゃったのに…押し付け合って、擦り合いなんてしたら…  絶対二人共イッちゃう…オマンコ同士で、同時イキしちゃう…!」 「わかってる…!わかってるわよッ…!でも、じゃあ…ここまできて、あんた止められるのっ!?」 酷い戦いになる、決着なんてつかない、オマンコで喧嘩して共倒れになる。 それはもう確信に近い想像だったが…絵画少女の言う通り。もう、ここまで来て、喧嘩を止めるなんて選択肢はない。 たぶん、相打ちになる。共倒れになる。オマンコ刺し違える。 だけど、ひょっとしたら、自分が死ぬ気で頑張れば…競り勝てるかもしれない。ギリギリで勝つかもしれない。 そんな藁にもすがる思いで…二人は… 「止められないッ…!ここで止めたって、いつかまたオマンコで喧嘩になる…!だったら、相討ち覚悟で…刺し違える覚悟でッ!  オマンコで喧嘩するっ!」 「私だって…オマンコで喧嘩するわっ!たとえ、刺し違えたってッ!!」 「「いっせーーーのっ…!!!」」 掛け声を合わせ、二人の美少女が、可憐なオマンコを突き出して……ぶつけ合わせる!! 「「んぎぃいいいいいぃいいいっ!?!?!イくぅうううぅぅううっっ!?!?!オマンコいくぅううううぅううっっ!?!?!!」」 それからも二人は必死の形相で互いを犯しまくった。 すでに絶頂しているオマンコとオマンコを必死のグラインドで擦りあった。 処女たちのレズプレイは激しさを増し、真夜中になっても限界を超えていておかしくないのに、二人は手を休めない。 それどころか、相手をイカせようとより一層激しさを増すばかりだ。 そんな二人が、何十回という同時絶頂の末にオマンコを真っ赤に充血させて共倒れとなり気を失ったのは…夜明けとなり、日が昇ってすぐのことだった。 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 五日目 前日の戦いで精も魂も尽き果てた二人はその日、目を覚ますことはなかった……寝ながら放尿までしていたけど……それでも起きることはなかった。 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 六日目 「あ゛ぁ゛……!」 「ぐぅう………!」 朝、二人はようやく目を覚ました。一昨日の激しすぎるセックスによる疲労のせいで、丸一日目を覚まさなかったようだ。 さすがに体力を使い果たしたのか、起きた二人はベッドまで這い進んで……今日は朝からしばらくベッドで横になっている。 「不本意だけど……気持ちよかった、オマンコ溶けるかと思った……」 「ええ、そうね……オマンコ気持ちよかったわ……  決着、つかなかったわね……」 悔しそうにつぶやく二人は、そういえば喧嘩やセックスに夢中でお風呂にも入っていないことに気がついた。 「明日には外れるらしいし…今日のうちにお風呂入っておかないとね……」 「……うん……」 そうして二人は裸のままベッドから起き上がると、一緒に浴室へと向かったのだった。 そうして湯船に浸かっているうちに疲れが取れたのか、それとも仲直りしたくなったのかはわからないが、どちらからともなくキスをすると、そのまま再び絡みあい始める。 「んむっ…♡ちゅっ、ちゅぱっ♡」 「ちゅぅっ、んむっ、はぁ……っ♡」 一昨日までの激しいものとは違い、優しく甘いキスを交わすと、そのまま互いの体を洗おうとするが片手が繋がっていてはやりにくい。 「知ってる?こうやって身体を泡立てて、おっぱいとか、お尻とか、擦り付けて洗うんやりかたがあるらしいよ」 「そんなの聞いたことないわ……でも…いいわ、あなたとなら気持ちよくなれそうね」 そう言って二人で向かい合う形で座り込むと、そのまま身体を擦り合わせ始めた。 ボディソープをたっぷり手に取り、お互いの身体に振りかける。 まずはお腹を擦り合わせるようにして上下に動くと、それに合わせて二人の胸がぷるんぷるん揺れる。 胸の先が触れるたびにピリッとした刺激が走るけれど、それもなんだか心地いい。 次に太ももをくっつけて前後に動かすと、それだけで気持ちよくなってくる。 もう既に二人の秘部からは愛液が溢れ出し、太ももを伝ってソープに溶け出していった。 全身擦り合うと、徐々に泡立ちお互いの敏感な肌がヌメヌメと滑り合うようになる。 その状態で抱き合うように密着すると、二人の体は隙間なくぴったりくっついて、まるで溶け合っているかのような感覚になる。 「あぁ……気持ちいい……」「私も……」 うっとりとした顔で呟く絵画少女の言葉に、彫刻少女が答える。 二人ともすっかり蕩けきった顔で、相手の背に腕を回して抱きつくようにして体を擦り合わせる。 「あんっ…そこぉっ!」「んっ、ふっ、ふぅんっ…!」 時折触れ合う乳首の感触に感じてしまう。 「不思議……あなたのこと大嫌いだし……顔も見たくないし……美術部からいなくなればいいと思ってるのに……身体と身体の相性だけはいいなんて……」 彫刻少女のその言葉に絵画少女はふっと笑みを浮かべると、同じように返す。 「それはこっちのセリフよ……あんたなんか嫌いで憎くてしょうがないのに……なんでか知らないけど、身体、擦り合うの気持ちいいのよねっ…」 二人はそう言い合いながらも、相手の胸に手を伸ばし、揉み合いを始めた。 柔らかい乳房が形を変えて、指の間からはみ出るくらいに強く揉むと、相手の口から吐息が漏れる。 背中を向けて泡立ったお尻とお尻をくっつけると、腰を動かして押し付け合ったり、左右に揺らして擦り付けたりする。 「あっ、やっ、んぅうっ……!」 「ふぁっ、あぁっ、ひぃいっ……!」 腰をくねらせながら、必死に快感に耐えようとする二人だったが、やがて限界に達してしまう。 「だめぇっ!イくっ!イッちゃうぅぅうっ!!」 「私もぉおっ!もう無理ぃっ!イクゥウウッ!!」 二人は身体を大きく仰け反らせて絶頂を迎えた。ビクビク痙攣しながら、全身を激しく震わせる。 愛しているとか、好きだとか、そういう好意的なセリフは一切ない。 愛情のないレズセックス。 「ねぇ…私たち、普通にしてるだけでお互いを苛つかせちゃうから…次からは、溜め込んで爆発する前にこうやって勝負したい…」 「……そうね、その方がいいかも……一日中顔にビンタし合うなんて二度とごめんだし……なんにも解決はしないけどね」 「そう……私はこれからもボッチだし、あなたの絵が急にコンクールで入賞するようになるわけない」 「…絵を描くたびに、あんたが彫刻するたびに、私は劣等感と屈辱感にまみれて、あんたに嫉妬して苦しむのね」 「そんなの私の知ったことじゃないけど……私はあなたが美術室で友達と楽しそうにしているのを見て、嫉妬して、惨めな思いをして、羨ましがって、苦しむ…」 「そうね……そんなの、私だって知ったことじゃないけど」 二人はそう話し合って、前から向き合ってまたキスを始める。 「んんっ……!んむぅ……ちゅぱぁっ、れろぉっ」 「はむっ、ぢゅるるるぅ……ぴちゃ、くちゅっ、ちゅうぅっ」 「嫌味じゃなくて、馬鹿にしてるんじゃなくて…私はあなたの絵が…好き…あなたは、頑張って絵を描いて…」 「……そうね……あなたも、もうちょっとみんなに歩み寄ったら?…浮いてるとは思うけど…イジメられるくらい嫌われてはないわよ……」 「んチュ…んんぅ…!んむちゅ」 「んんぅ…!ちゅ…んちゅうう」 こうして、二人の少女は和解することも、逆に決定的に仲が悪くなることもなく、7日目を迎えることになる。 二人は、手が離れると同時に、お互いになにも告げずにそれぞれの部屋に戻っていった。 それから、二人が表立って喧嘩をすることはなくなった。仲良くすることも、喋ることもなかった。 それは、傍から見れば冷戦状態にみえたかもしれないが……二人の少女はそれから何度も、互いへのヘイトをセックスで発散させるのだった。

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Comments

Anonymous

素晴らしい物語だ。お互いを「憎み」ながらも、それでも励まし合う...。エンディング/エピローグも書いてくれてありがとう。2人が戦い続ける姿を想像するのは楽しい。2人が憎しみ合うのをやめる日が来るかもしれない。憎しみと愛は表裏一体なのだから!

Anonymous

最高です! 結局互角なのも含めていいですねぇ!

ass_fight_lover

ご支援ありがとうございます。 たまには和解ではないけれど、関係が破綻しない組み合わせもいいですよね。 私が書くと血なまぐさい破滅的な終わり方をすることが多いので!

ass_fight_lover

ご支援ありがとうございます。 リクエストありがとうございました、ご希望に沿って書けたかなと思っています。もうちょっと仲が良いと買い物とかデートも楽しめそうで、そういう世界線も良かったかなと思いました。