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昔々、この世界が深い深い森に支配されていたころのことでした。 人間がその森を切り開くまで、妖精や野生の動物が仲良く平和に暮らしていました……なんて、人間嫌いの吟遊詩人が謳いそうなフレーズは嘘っぱちです。 森の中は縄張りを巡る争いが、繁殖を懸けた異性を奪い合う争いが、そして同族同士の憎しみ合いを孕む争いが、森の隅々まで満ちあふれていました。 そんな中でも特に血生臭い争いが繰り広げられていたのが「妖精戦争」と呼ばれる戦いです。 これはその名の通りこの森に広く縄張りを広げる2つの妖精族の間で行われた戦争でした。 そのうちの片方は、氷の妖精たち。 青い髪と、青い瞳、薄く透き通った氷の羽を背に持つ彼女たちは人間に比べてとても整った容姿をした種族でした。 可愛らしい顔、大きな乳房、括れたウエスト、豊満なヒップラインは人間の男なら誰であっても発情してしまうほどの魅力を持っています。 もう片方は、炎の妖精たち。 赤い髪と、赤い瞳、赤く燃えるような鱗粉を纏った翅を持つ彼女らもまた妖精族の中ではとても魅力的な姿をしていました。 麗しい笑顔、柔らかそうな胸、肉付きのいいお尻、どんな男だって魅了されるであろう魅力を持っていました。 神秘的で美しい妖精たちでしたが、その本質は人間とそう変わりません。 人間が食事を取って身体を維持するように、妖精も魔力を取り込んで生命を維持しています。 人間が食事を確保するために土地を奪い合うように、妖精も魔力を確保するために土地を奪い合います。 人間が子供をなして繁殖繁栄するように、妖精も子供を増やし愛する子供がさらに繁栄することに喜びを見出すのです。 そして、その人数が増えれば増えるほどに、その人数を維持するための土地を欲するのも同じです。 氷の妖精と炎の妖精は競い合って自らの領地を拡げていきました。 互いの勢力は次第に大きくなり、ついには広大な森を氷の妖精と炎の妖精で二分するほどの勢力となりました。 それまでは空白の領土を先を争って獲得していただけでしたが、とうとう新しい土地がなくなってしまったのです。 それより先は、領土を広げるためには相手の領土を奪わなければなりませんでした。 数が増え続ける妖精たちは土地を広げなければ魔力が枯渇し餓死してしまいます。 相手を殺してでも土地を奪わなくてはなりません。 逆に土地を奪われれば、養える数は減ってさらにこちらが多く死ぬことになります。 どちらにとっても決して負けられない戦いです。互いの存亡がかかっているのですから。 そもそも、氷の妖精と炎の妖精の間には和解なんてありえません。 彼女たちの魔力は正反対、近づきあうだけで氷の妖精は炎の妖精の熱気によって力を奪われ、炎の妖精は氷の妖精の湿度によって力を奪われます。 お互いに存在そのものが絶対に相容れないのです。 彼女たちは国境が隣接すると同時に戦争の準備を始めました。 最初、妖精たちはこれまで領土を広げるために野生の獣や、魔獣を殺していた武器をお互いを殺すための武器に転用しようとしました。 彼女たちの武器とは、魔法による遠距離攻撃です。 「アイスニードル」「フレイムボルト」彼女たちが使う魔法は強力で、獣なら難なく倒すことができました。 しかし、お互いに対してはほとんど効果がありません。 氷の槍も、炎の弾丸も、相手の魔力に阻まれてほとんどダメージを与えることができなかったのです。 妖精たちはこれまで獣相手にそうしてきたように遠く離れた場所からお互いに対して魔法を撃ち合いましたが、お互いにが発生させる魔力のシールドが攻撃魔法を打ち消してしまうのです。 得意の魔法が効果がなければ、妖精たちは身体一つで戦うしかありません。 氷の妖精にとっても、炎の妖精にとっても、初めてで、不慣れな、血なまぐさい肉弾戦です。 その最初の戦いは国境沿いにいたまだ子供とも言える幼い妖精による遭遇戦から始まりました。 「あそこにいるのは炎の妖精ね!あのブサイクな顔…間違いないわ!」 青銀色の髪と、同じ色の半透明の羽根、全体のサイズは人間の手のひらに乗るくらいの大きさなのに…そんなサイズでもはっきりと分かる豊満すぎるおっぱい。 ショートカットにした少しボーイッシュな雰囲気のある美少女妖精は、まだ幼い妖精です。 彼女は国境沿いを散歩中に、炎の妖精と初めて遭遇した氷の妖精となったのです 「うるさいと思ったら、あそこにいるのは虫じゃなくって氷の妖精でしたのね!」 それに対して、ドリルツインテールで決めた炎の妖精。 赤金色の髪と、同じ色の半透明の羽根、身体のサイズは氷の妖精と同等…そして、ミニチュアサイズの身体でも強調される爆乳も氷の妖精と対等です。 こちらもとびきりの美少女ですが、氷の妖精と比べると可愛いと言うよりは見目麗しいと言った表現の方が似合います。 それぞれが違う魅力を持った美少女妖精たちは、お互いを馬鹿にし合いながら睨みあいました。 「なに?喧嘩でも売ってるの?…いま喧嘩なんてしたら戦争になっちゃうけどそれでも喧嘩売ってる?馬鹿なの?馬鹿なのねえ?」 「そっちこそ、私とやり合うつもりなら受けて立ちますわよ?それで戦争になってそっちが全滅することになったって知りませんけどね?」 勇ましいセリフで挑発し合う彼女たちですが、魔法攻撃が効かない相手との戦いは初めてです。 取っ組み合いの喧嘩なんてしたことないし、ましてや生身で殺し合いをした経験もありません。 それでも彼女たちは、双方ともに勝利を確信して不敵な笑みを浮かべて自信満々です。 氷の妖精も、炎の妖精も…大人から子供まで皆が相手の種族を見下して馬鹿にしてきたからです。 優秀な自分たちが劣等種族である相手に負けるわけがない、お互いが負けないとたかを括っているから二人は初めての殺し合いに臆することもなかったのです。 妖精たちは魔法が使えるからこそ、この森を二分するほどの勢力になるほどに強かったのに…その魔法が使えないとなれば、彼女たちは見た目通りの可憐な少女としての戦闘力しか持っていないのに。 身長もスタイルも変わらない、双方ともに肉弾戦のテクニックもないとなればひどい泥沼の喧嘩になるのは目に見えているのに。 彼女たちは自分の圧倒的な勝利を疑っていませんでした。 「ホント、炎の妖精っておバカさん♪私に殺されるのがわかってないのね♪いいわ…その生意気なお顔をボッコボコのギッタギタにすればさすがに思い知るでしょう。  劣等種族の炎の妖精じゃ、氷の妖精にかなわないって♪」 「虫みたいなのは容姿と頭だけじゃなくって、口までそうなんですのね。わーわー口だけは威勢がよくて、とっても耳障りですわ。  劣等種族の氷の妖精なんて、炎の妖精の私には勝てないって…あなたが思い知ると良いのですわ♪」 二人の妖精は美しい羽根をはためかせて徐々に近づき合いながらも罵り合いを続けます。 「やっぱり…皆に聞いてた通り、炎の妖精って顔も頭もスタイルも悪いけど…一番悪いのは性格だね?  ちょっと話し合っただけなのにこんなに殺してやりたいって思えるなんてびっくりだよ?」 「奇遇ですわね。言葉を交わせば交わすほど憎たらしさが募るのは……どうやら、あなたの方も同じみたいですわ。  あなたのような可愛くない女の顔はもう見たくないですから、早く死んでくださいませんこと?」 お互いの距離はどんどん近づき、もはや手を伸ばせは触れ合える距離にまで近づいています。 妖精たちの魔力は正反対で、近づきあうだけでお互いの魔力でお互いが不愉快になっていきます。 忌々しそうににらみ合う顔に脂汗がにじみます。 炎の妖精は、氷の妖精が放つ冷気と肌が氷つきそうになっていて、氷の妖精は、炎の妖精が放つ熱気に肌が焼けそうになっているのです。 二人の妖精は拳を握りしめます。本当なら、魔法で戦いたい。 炎の妖精の得意技、「炎の渦」で氷の妖精を閉じ込めて蒸し焼きにしてしまえばどんなに気分がいいだろうか。 氷の妖精の得意技「氷の嵐」で、炎の妖精の身体を切り刻んでバラバラにできればずっと楽しいに違いない。 でも妖精たちにの得意の魔法は、相手にダメージを与えられません。 得意な魔法が通用しない相手に対して、それでもボコボコにしてやりたいと思えば…その美しくもエロチックな身体で戦うしかないのです。 得意の攻撃魔法は通用しませんが、しかし、別の魔法で効果があるものもあります。 それは契約の魔法です。 契約の魔法は、二人で交わす約束を確実に、強制的に履行させる強力な魔法です。 「良いことを思いつきましたわ…二人で契約の魔法をかけませんこと?  たとえば、先にダウンさせられた方は相手のお尻を舐めるとか。ふふふ、大嫌いな炎の妖精のお尻を前に跪きながらお尻をぺろぺろする氷の妖精の姿……とても楽しそうだとは思いませんか?」 炎の妖精が、意地悪な笑みを浮かべながら提案しました。 「あはは!なにそれ?炎の妖精って下品だよね、お尻をなめろなんてやっぱり頭おかしいんじゃない?  でも、いいじゃん。受けてあげるよ。どうせお尻を舐めるのは、そっちなんだから。跪いて私のお尻を舐める覚悟はしておいてよね」 氷の妖精も底意地の悪い顔をして、炎の妖精の提案を受け入れます。 下品だなんだと罵っておきながら、炎の妖精が屈辱に顔を歪めて自分のお尻を舐める姿を想像して笑みを浮かべる氷の妖精もやっぱりとんでもない下品さです。 二人の妖精は、先にダウンしたほうが相手の尻を舐めると約束を交わし、契約の魔法を発動させます。 二人の体を契約の魔法が縛り、これで二人は、相手より先にダウンしただけで相手の尻を強制的に舐めさせられる体になってしまいました。 ライバルの、見下している相手の不浄の場所に舌を這わせるなんて最悪の事態を絶対に回避するためにも、二人は全力で戦わなくてはいけなくなります。 「絶対に叩き潰しますわ…そのムカつくブサイク顔を…!二度と私たち炎の妖精に逆らおうなんて思わないくらいに!」 「こっちのセリフだよ……そのムカつく顔も、おっぱいも、全部ボロ雑巾になるまで殴り続けてやるんだから!」 顔と顔を突き合わせ、おっぱいとおっぱいが今にもふれあいそうな距離で、拳を握りしめた妖精たちがツバを飛ばして怒鳴り合います。 言葉を交わせば交わすほど、お互いへの憎悪が燃え上がります。 憎悪が魔力をほとばしらせて、炎の妖精の周りの空気が熱く燃え上がり、氷の妖精の周りの空気が凍り付き…二人の体から不愉快の蒸気があがります。 炎の妖精の熱が奪われ、氷の妖精の冷気が奪われたのです。 やはり、どう考えても、二人の間に和解はありえません。 殴って殴ってボッコボコのボロ雑巾にして、泣き叫んで謝ったって許さないって二人は覚悟を決めました。 「死ねっ!!炎の妖精!!!」「死ぬのはあなたよ、氷の妖精!!!」 妖精たちは、その可愛い顔を怒りで歪めさせながら…ぶるんっ!とおっぱいを弾ませて拳を振り上げます。 そして、お互いの顔面めがけて…これから始まる永い永い殴り合いの最初の一撃が叩き込まれたのです。 バキィィィィイイイイッッ!! 「ぎゃぁあっ!?!!」「ひぎぃいっ!!?!」 最初のパンチが顔に入った瞬間、妖精たちの整った鼻がへし折れました。 お互いに魔法が通じない以上、炎の妖精も、氷の妖精も見た目通りの女の子にすぎません。 鼻の軟骨は脆く、殴られれば簡単に骨折してしまいます。 すっとまっすぐに通っていた鼻筋が真ん中でひん曲がり、小さな鼻穴からは真紅の鮮血が流れ落ちます。 「なに、、してくれますのっ…!鼻が、、折れたじゃないっ…!!」 「あんた、こそっ…!私の、鼻ッ…折ったくせにッ!…許さないッ…!!」 しかし、妖精たちの美貌は崩れていません。 鼻は腫れ上がって折れ曲がっていますが、まだ美少女としての美しさは失われていないのです。 妖精たちの顔が苦痛に歪みますが、宝石のような瞳から涙を流し、屈辱と憎悪と敵意で彩られたその表情は殴り合いが始まる前よりも美しいほどです。 妖精たちは、涙で歪んだ視界のまま、相手の顔を睨みつけます。 「まだ、まだっ…!これから、なんだからっ…!絶対、負けない……!」 「それは、こっちの台詞ですわ……!絶対、ぶちのめしてやります……!」 二人の妖精は、鼻を押さえてよろめきながらも再び構えをとります。そして、次の攻撃を放ちます。 ぶるんっぶるんっ!って魅惑的なおっぱいを弾ませて拳を引き絞り…お互いの顔面めがけて、また拳を振り抜くのです。 二人が放った拳は擦れ合いながら交差し、今度はお互いの右目の辺りを思いっきり殴り合って相打ちになります…! ドカァァァァァアアッ!!! 「んあっぁああっ!?」「ぐふぅううぅっ!?」 二人はとっさに目を閉じたので眼球を傷つけることはありませんでしたが、硬い拳がまぶたを腫れ上がらせ、衝撃で脳が揺さぶられます。 目の中に痛みを感じて、二人は涙をぼろぼろ流しながら、歯を食いしばります。 頭が揺れる感触で二人は膝が震えるのを感じましたが、ここで倒れたら…相手のお尻にキスをすると二人は約束してしまっているのです。 たとえそれが一時的な休憩のためだったとしても、二人は倒れるわけには行きません。 そして、ニ回連続の相打ちと、思いもよらなかった相手の強烈な攻撃力に、ひょっとしたら先に倒れるのは自分かもしれないと恐怖を感じ始めます。 (だ、だめよッ…氷の妖精のお尻にキスなんてッ…そんなの絶対駄目ッ!負けられませんわ…いえ、負けるわけがありませんわ!炎の妖精は、氷の妖精より絶対優秀なのですからッ!) (や、ヤバいッ……炎の妖精がこんな強いなんてッ……こんなところで負けたら、氷の妖精が炎の妖精より下だって思われちゃう……!炎の妖精のお尻を舐めることになるッ…!  そんなのやだっ!…絶対に、絶対に負けられない……!) 二人の妖精は、自分の弱気を必死に振り払い、唇を噛み締めて震える脚に力を込めます。 ともすれば襲ってくる弱気を、その美しく気高い脚で大地ごと踏みしめます。 殴り合ったまぶたは腫れ上がり、目の周りがパンダみたいに膨らんでしまっていますが二人は殴り合いを止める気はないようです。 二人とも腫れたまぶたを持ち上げ目を開けます。 「このぉおおおっ!!」「死ねぇえぇっ!!」 炎の妖精と氷の妖精は、お互いに相手を罵りあい、憎み合いながら、再び拳を振るいます。 渾身の力を込め、おっぱいとお尻をいやらしく弾ませながら…全力の拳が交差してまたお互いの顔を殴り合います。 ドガァァァァァアアアアッ!!! 「ぎゃひぃいっ!?」「ひぃいいいんっ!?」 今度はお互いの口に拳が当たりました。 桜色のプリプリした唇が裂け、真っ赤な血が唇を濡らして口の端からこぼれ落ち、顎にまで滴ります。 「「んぐぐぐぐぅぅっ……!!」」 口の中を切ったせいで血の味が広がり、顎に垂れた血が鼻血と混ざりあいます。濃厚な鉄くさい血の匂い吐き気がこみ上げます。 でも、自分をこんな目に合わせた相手を睨みつけると…自分を睨んでくる相手と目が会います。 お互いにひどい顔です。鼻は曲がり、唇は裂け、片方のまぶたは腫れ上がり…鼻と口から垂れ流しになった血のせいで、鼻から顎までが真っ赤に染まっています。 せっかくの可愛い顔も、きれいな顔も、これでは台無しです。 鏡なんて見なくても、自分の顔が目の前の女の顔と同じくらい悲惨なことになっているのはわかります。 自分もきっと、目の前の女と同じくらい、醜い顔を晒しているのでしょう。 「なに、その顔ッ……!汚いわね……!」「そっちこそッ……!血まみれじゃないッ……!」 二人は罵倒し合いながら、拳を振りあげました。 鬼気迫る表情。 妖精たちの顔には、自分の顔を台無しにしてくれた相手への憎悪が蠢いています。 もう二人とも止まる気はありません。 「「うがぁぁぁああああああっ!!!」」 怒りに燃える妖精たちは、お互いの顔面めがけて拳を振り抜きます。 また拳がすれ違い、お互いの頬を殴り、殴られ…二人の美しい髪が舞います。 バキィィィィイインッ!!! 「んぐぶぅっ!?!」「んぐひぃっ!?!」 またしても、相打ち。けど、もう二人共止まりません。 殴り合い、お互いの頬に右拳をめり込ませあったまま二人は泣きながら睨み合って…すぐに左拳を振り上げます。 バシィィィィイインンッ!!! 「がぎぃびぃいいっ!?!!」「んぐほぉおおおぉっ!!?!」 そして、また殴り合い。今度はまたしてもお互いの鼻を殴りあります。もうへし折れている鼻がさらに反対側に折れ、高かった鼻は潰れ、可愛かった鼻穴が豚のような鼻穴に成り下がります。 ブシュウウゥウッ! ブシュウウゥウッ!! って二人して真っ赤な鼻血を吹き出してお互いの拳を血で汚し合いながら… 二人はさらに右拳を振り上げます。 ドカァァァァァアアアッ!! 「んぎゅおぉぉおおおっ!!?!」「ぎゃぁぁああぁああっ!?!?」 今度はまだ無事だった方のまぶたを殴り合いました。 新しく殴られた方のまぶたも腫れ上がり、視界が塞がれます。 まだ殴り合いが始まって5分と経っていません。 なのに、あんなに可愛らしかった氷の妖精も、あんなに気品にあふれていた炎の妖精も、その整っていた顔のパーツで今も無事なところは探さないと見つからないほどに崩れていました。 お互いにボコボコ、血まみれ、いたるところが内出血で紫色に変色し、腫れ上がっています。 「こ、このぉおぉおッ……!よくも、私のッ…… 目をッ……!!」 「あんたが先にやったんじゃないッ……!この卑怯者ッ……!!」 二人は罵りあいながら、また拳を握ります。 「このッ……」「このぉおッ……!!」 そして、また拳を振るい互いの顔を殴り合います。 ドカァァァァァアアアアッ!!! 「んぎびぃいっ!?!」「ひぎゃぁぁああっ!?!」 お互いの拳を浴びた二人がグラッとふらつき… (ここで倒れたら…! )(… この女の尻を舐めさせられるッ…! ) 倒れかけた体を左手で相手の肩を掴んで支えあい、二人は歯を食いしばり、震える足で踏ん張ります。 (そんなの絶対嫌ッ…! こんなやつのアナルを舐めるなんてッ…! )(プライドにかけてッ… 絶対に、アナル舐めなんてしませんわよっ…! ) 「負けるもんかぁッ…!炎の妖精なんかにッ! こんな性悪女なんかにッ…! 絶対に負けるわけにはいかないんだからッ……! この糞女に、私の尻を舐めさせるんだからッ!」 「氷の妖精なんかにッ……!私が負けるはずがないんですものッ……! 絶対に、絶対に勝って見せますわッ……! 尻を舐めるのは、あなたの方ですわッ!」 二人の妖精はボロボロになったお互いの顔を…… 醜く歪んだお互いの顔を…… 猛然と殴り合い始めます……! ドガァァアッ!!!バキィィイイイッ!!ボグゥウッ!!バキィィイイイッ!!グジャァアアッ!!! 「んぎびぃいっ!?!ぐぎぃいっ!?! アグぅうっ!! んぐぶぅうっ!?! うがぁぁああっ!??!」 「ぎゃぁああっ!?!んぐぎぃいっ!?!? ぐぼぉおっ!?!? んごぇえっ!?!? んぎぃいいいっ!?!?」 殴り合い、殴り合い、殴り合い…… 殴り合い、殴り合い、殴り合い……! 殴り合い、殴り合い、殴り合い……!! 殴り合い、殴り合い、殴り合う……!!! 二人の妖精がお互いの顔面を連打に継ぐ連打で殴り続けます。 顔が変形し、唇が裂け、血まみれになり、鼻が砕け、まぶたは腫れ上がり、二人共がお岩さんみたいに顔がパンパンに膨れ上がっています。でも、殴ることをやめません。 「死ねぇえッ!!」「死んでくださいましッ!! あなたなんて、大嫌いですのッ……! 早く、死んでくださらないッ……!?」 「そっちこそッ!!消えなさいッ……! あんたなんて、死んじゃぇぇぇえ……!! 死ねぇッ!!」 「「うぎゃぁああああっ!!」」 二人はお互いの拳を浴び続けます。 そのうちの何発かが口にあたって、二人の真っ白な歯が何本かへし折れてしまいます。 それぞれがタイプの違う美貌を誇っていた顔は、お互いがボロ雑巾になるまで殴り合ったために瓜二つになっています。 顔が腫れて髪の色でしか見分けがつかなくなっています。 それは、悪魔やゴブリンや、オーク… ゾンビよりも醜い顔です。 「炎の妖精ぃいいっ!!んぎびぃいっ!?! うぎょおおぉぉおっ!!?! おぼぉぉおおぉっ!!」 「氷の妖精ぃいいっ!!うがぁぁああっ!? あがぁぁああっ!?!?! ふぎょぉぉおおぉっ!?」 そのボロボロの顔を、二人はなおも殴り合います。左の腕でお互いを逃すまいとつかみ合い、右の腕をふるい何度も何度もお互いの顔を殴り合って相打ちになります。 ドカッ! とかボコォッ! とか、最初は顔を殴り合う音はもっと硬質な音を立てていました。 けど今は、血を流しすぎたせいで、顔が崩れてしまったせいで、顔を殴り合うたびに響く音は… グチャァ! とかヌチャァアッ! なんて、とても人の顔を殴ったときにする音だとは思えない音になっています。 それでも二人の妖精は汗を吹き出させ、顔をボコボコにして、涙と鼻水と涎と鼻血、口から血まで垂らして延々と殴り合います。 拳が顔を叩き潰し、その小節を引き抜いてまた殴り合って相打ちになる。 まるでそういうふうに動くようにインプットされた機械人形のように、一切ずれることなく相打ちが繰り返されます。 美少女二人がただただ顔を殴り合う時間が…1時間以上も続いてから…… ドグチャァァァアアアアッ!!! 「んぎひぃいいっ!?!?」「ぎゃひぃいいっ!?!」 殴り合いのさなかに右拳と右拳とがぶつかり合ってしまいました。 二人の妖精が、お互いを殴ることにどれだけ力を込めていたかがわかるでしょう… ぶつかりあった拳と拳はお互いを壊してしまいました。 二人の指の骨が何本も折れて、あらぬ方向にひん曲がり、とても殴り合いなんてできる状態じゃありません。 それなのに、それでも……! 「んぐひいぃいいっ……!こんのぉおぉぉお……!!」 「いぎゃぁああぁぁっ……!こ、このぉおぉお……!!」 二人はお互いを睨みつけながら、自分の右拳が壊れても相手の右拳を掴みあって離しません。 折れた指と指とが絡まり合って、お互いに離しません… 離れられません。 離れられないのは左手も一緒です。 今も肩を掴み合っている左手を離したら、支えをなくして二人揃ってダウンしてしまうのも間違いありません。 それでも、それでも二人の妖精は戦います。 両手がふさがってしまったのなら… 「氷の妖精のブサイク顔くらいッ… 私のお顔で叩き壊してあげますわッ……!」 「炎の妖精の顔だってッ…… 私のこの顔で粉々にしてあげるッ……!」 そうです…… 二人はお互いの顔をめがけて、自らの顔面を叩きつけます! これは、頭突きではありません。 頭突きとは、頭とか額を相手にぶつける行為です。頑丈で硬い頭蓋骨を頼りに行う攻撃手段です。 しかし、これは違います。 この行為は、頭ではなく、顔面で顔面を殴りあうのです。 これまでさんざん殴り合ってぐちゃぐちゃのボロ雑巾みたいになった顔と顔を容赦なく正面から激突させます。 ドグチャァァァアアアアアッ!!!! 「「んぎゅほぉおぉおッ!!?」」 お互いの顔面同士が衝突した瞬間、潰れる音が響きます。 顔面に顔面がめり込み合う音です。 そして、妖精少女たちの悲鳴も。 顔面同士を正面衝突させたあと、二人は顔をめり込ませあったまま一時的に動けなくなっていました。 妖精美少女二人の顔のめり込ませ合いは悲惨なものでした。 鼻骨と鼻骨が激突の末に完全に砕けてしまったせいで、顔の最も突起した部分が潰れてしまい顔のほとんど全部が密着しています。 腫れ上がったまぶたがぶつかり合ってお互いを押し上げたせいで、二人とも目玉が飛び出そうになるくらい目を見開いています。 その色違いの宝石のような瞳と瞳までもがぶつかっていて、お互いの涙腺から噴き出す涙がお互いの眼球を濡らし合います。 鼻穴と鼻穴も衝突して、お互いが豚鼻を晒して豚鼻同士を密着させています。 裂けてしまっている唇も密着しています、幼い妖精たちにとってこれはファーストキスでした。 ぶつかった勢いで唇が密着したまま口を開いてしまったため、歯と歯、舌と舌、歯茎と歯茎までもが激突。 歯茎や、折れた歯から溢れる血が、お互いの口を赤く染めます。 その状態で双方が鼻血を噴きました… 密着した鼻穴から噴出された血液は…… お互いの喉奥にまで流れ込んでしまいます。 「んごぉおっ!?」「んぼぉおっ!?」 突然、口に流し込まれた他人の血の味に二人は激しくむせ返ります。 「げほっ……!ごぼぉおっ……!」 「ごぼぇえっ……!ごぼぉおっ……!」 口の中に溢れかえった血が飲み込めずに、妖精たちは咳き込みながら吐き出します。 血まみれの妖精たちが、真っ赤な噴水のように口から血を吹き出して…… ようやく少しだけ距離を取りました。 「はぁっ……!はぁっ……! はぁっ……! この糞女ぁあ……!」 「ぜぇっ……!ぜぇっ……! この…… 性悪女ぁあ……!」 至近距離での睨み合いが始まります……。 顔が離れると腫れ上がったまぶたが視界を塞いでしまい、こんな距離でもお互いの顔がよく見えません。 でも、目の前にいる相手も、自分も、モンスターより醜い顔をしているということはわかります。 「死ねッ……!このクソ女ぁあ……!」 「死んでくださいましッ……!このクソ女ぁあ……!」 その憎悪を、二人は顔のぶつけ合いではらそうとします。 たとえ自分の顔が少々壊れたって、相手の顔を壊すことで復讐を果たそうというのです。 自分の顔で相手の顔を殴る、顔と顔の殴り合いです。 二人ともが大きく頭を引いて、全力で顔面を突き出し合います。 「「んぎぃいいいっ!?!?」」 グジャァァァアアッ!!! って、すごく痛そうな音を立てて顔と顔がぶつかり合いました。 拳ではなく、拳の代わりに顔面をぶつけ合うこの戦いは… どうあっても相打ちにしかならない戦いです。 二人の、もとは美しかった、今はこの世で最も醜くおぞましい顔がまた食い込み合います。 鼻穴が密着して拡張され、口が密着してめくれ上がり、歯と歯がぶつかって双方が歯を折って、眼球同士が密着して相手の目以外何も見えなくなります。 その食い込みあった顔が、悲鳴と鼻水と涙と涎と、あらゆる穴から血を噴き出してお互いの顔にぶっかけあい、逆流させ合います。 「んぼぉっ…!おぉおっ… っ…!」 「ふごおぉお……!おぅう…… っ… んんっ…!」 二人の妖精は顔と顔を食い込ませあったまま、双方ともに身体を痙攣させます。 いつのまにか、二人は倒れないようにお互いの身体にしがみつくように抱き付き合っていました。 豊満な乳房が潰れ合う乳合わせの光景はエロチックですが、その体の持ち主が化け物顔ではよほどの物好きでなければ発情しないことでしょう。 (痛いッ! 痛いッ!! 痛い痛い痛いッ! 痛いぃぃいいぃいっ! なによこれッ…! 氷の妖精である私が、なんで炎の妖精なんかと…… 相打ちなのッ……!?  おかしいわよぉっ! … 私が圧勝するんじゃないのッ!? 氷の妖精のほうがずっとずっと優秀だって皆言ってたのにぃぃいいぃっ…! 許さないッ! 許さないぃッ!! ) (痛い痛い痛い痛い痛い痛いッ……! 炎の妖精の私と氷の妖精なんかが互角なんてありえないですのにッ……! 私のほうが強いはずですのにッ……!  何よこの女ぁあああっ……! 私が圧勝しなければおかしいでしょう……! こんなこと許されないぃっ……! 絶対許しませんわよぉっ……! ) 顔のパーツの殆どを壊し合って食い込ませ合ってそれでも妖精たちはまだ争うことをやめようとしません。 食い込みあった顔を無理やり引き剥がし、双方の穴という穴から血とか涙とか涎とかを撒き散らしながら…… 二人は、狂ったように顔を連続でぶつけ合い始めます…! バチンッ! ドカッ! ガツゥンッ! ゴヅンッ! ズドンッ! ヌチャッ! グチャァアッ! グジャァアッ!! 「ぎゃぁあっ!?! んぎびぃいいっ!?! ぐぎゃぁぁあっ!! おごぉおおっぉっ!??!」 「ぶべぇえっ! ごぼぉぉおおおぉっ!!! んぎゃぁぁああっ! ぼほぉぉおおっ!?!?!」 今の世界の人が見れば、二人の動きはヘッドバンギングをしているように見えたかもしれません。 顔と顔の衝突の度に、血と肉片が飛び散ります。 「死ね死ね死ね死ね死ねぇえええっ!!」「死ね死ね死ね死ね死ねぇえええっ!!」 頭に血が上っているのと、絶え間なく襲う激痛のためにもう二人は、自分が何を言っているのかさえわからなっていました。 それでも心に残るのはただひたすら、目の前の相手への憎悪です。 自分よりも下だと思っていた相手に相打ちになっているのが、どうしても我慢できないのです。 二人はその悔しさと憎悪を顔面に込めて、相手の顔面を壊そうと顔に顔をぶつけ続けるのです。 二人の可愛らしい、麗しい顔が壊れ続けます。 「あ、が、、ぎぃぃ……っ!」「あ、、あ、、あぁ……っ!」 そして、地獄の責苦のような戦いがそこからさらに一時間は続いた頃…二人の妖精はまったく同時に限界を迎えました。 あまりの痛みに、耐えられなくなったのです。 「あ、、あ、、あぁ……っ!だ、めよっ…炎の妖精、なんかに負けるなんてっ…」 「あ、、あ、、あぁ……っ!だめ、ですわ…氷の、妖精、なんかに、屈するなんてぇ…」 妖精少女たちは、顔中から血と体液を撒き散らしながら糸の切れた人形のようにガタッと膝から力が抜けてしまいます。 そして、とうとう自重すら支えられなくなって…ドチャッ、グチャって…二人の少女が折り重なるように倒れました。 「「あ、がっ………ぐびぃいいっ…!?!」」 二人の妖精は、普通ならそのまま意識を失っていたことでしょう。 でも、そうはなりません。彼女たちの体にかけられた契約の魔法が効果を発揮したのです。 彼女たちがお互いに課した契約の魔法…そうです。「先にダウンした方は、相手の尻を舐める」と二人は約束してしまっていたのです。 魔法に操られた二人の少女は上半身を起こします。 ボロボロのお岩さんみたいな顔、腫れた瞼の隙間からかろうじて覗く瞳は、憎悪と絶望に染まっています。 二人はもちろん契約魔法の内容を忘れていないし、その魔法によってこれから自分たちがどんな目に合うかを把握していたのです。 「待ってッ…先に、ダウンしたほうが、、、お尻、舐めるん、でしょッ…!わたし、たち…引き分け、だったじゃ、、、ないっ…!」 「そう、ですわよッ…私たち、一緒に、ダウンしたからッ…二人共、負けたわけじゃ……あ、ぁぁあっ…!」 ダウンした方は、相手の尻を舐めるように魔法で身体を操られる。 さっきの戦いは相打ちだったのです。二人共敗者じゃない。だから、お尻を舐める魔法が発動するなんておかしい。二人は、そう訴えているのです。 でも、現実は非常でした。 二人は相討ちでした。引き分けでした。共倒れでした。 二人共敗者じゃないとも言えますが…二人共敗者だとも言えます。 そして、契約の魔法はお互いが敗者であると判断したのです。 ともに敗者であると断定された妖精たち二人は…両手を地面に付き、お尻を掲げるような姿……土下座と呼ばれる姿勢になります。 言うまでもなく、もっとも屈辱的な姿勢の一つです。 相手に向かって土下座を強要され、二人の目から屈辱の涙がこぼれて地面を濡らします。 そして、言いたくもない、敗北を認めるセリフが口から勝手に溢れていきます。 「私…氷の妖精は…っ!炎の妖精、様にッ…敗北しましたッ…!身の程知らずにッ…炎の妖精様に、歯向かって…申し訳、ありませんでしたッ…!」 「わたくし…炎の妖精、こそっ…!氷の妖精、様にッ…敗北したのですッ!屈服したのですわっ…!高貴な、氷の妖精様にっ…歯向かってッ…申し訳、ありませんでしたわっ…!」 お互いに土下座しあい、お互いに屈辱の敗北宣言。 顔を真赤にしながら、ぼろぼろ泣いて言い切った二人の妖精。 (…殺してやるッ…!よくも私に、こんなこと言わせやがったわねッ…!絶対に許さないんだからッ!この屈辱ッ…百万倍にして返してあげるッ……!) (……殺してやりますわよぉっ……!こんなことさせて、許すわけないでしょうっ……!絶対、絶対許しませんわよぉっ……!) 二人は憎しみでお互いを殺しそうなほど睨み合います。 「「…………っ……!!」」 でも、罰ゲームの魔法はまだ終わっていません。むしろ、これからが本番です。 二人は土下座の体勢から、今度は四つん這いの犬のような格好になり…そのまま這い進んでお互いのお尻に顔を突っ込ませます。 散歩中の犬がお互いのお尻をかぎ合うような格好。 そして…すぐに横倒しになってシックスナインの格好になります。 視線いっぱいに広がる…美しくエロい巨大な女の尻の光景。 ムチムチしていて、プリプリしていて、シミなんて一つもない、白い桃みたいなエロティックな巨尻です。 「炎の妖精はッ…氷の妖精様に、歯向かった罰として…!…氷の妖精様に、敗北した証としてッ……!氷の妖精様の尻を舐めさせていただきますわッ…!」 「氷の妖精はッ……炎の妖精様に、楯突いた罰としてッ……!炎の妖精様に、屈服した証としてッ……!炎の妖精様の尻を舐めさせてもらいますッ……!」 どれだけエロく、どれだけ美しい尻でも…同性ではそうそう発情なんてできません。 むしろ、そこに舌を這わせ合うなんて嫌悪感しか感じないのです。 それでも二人は魔法に操られるがまま屈辱のセリフを言って、舌を伸ばして……相手のアナルに舌を挿入しました…! ヌプゥッ!って未知の感触がお尻を襲って二人は一緒に嬌声をあげます。 「「ひぃいいいっ!?!?!」」 お互いの尻穴に、舌をねじ入れあって…相手のアナルの味を舌先に感じ…その得も言われぬ味に底しれぬ屈辱を味わわされながら…! そして舌がアナルに突き刺さると、互いを縛っていた契約の魔法が、尻穴をなめ合うことで達成され、解除されます。 それは…二人の妖精の殺し合いの再開を告げる合図です。 互いのアナルをなめ合うという屈辱を受けた二人に、もう相手への遠慮や同族を殺すことへの躊躇はありません。 「もう…ホントに殺すわッ!…あんたなんか死んでしまえば良いのよっ!私に尻の穴を舐めさせたことを後悔しながら死になさいよっ!!」 「ふざけるんじゃねぇですわよっ!……お前こそ、死んじまえですわっ!わたくしに尻舐めさせた罪は重いですわよっ!……あなたみたいなクソ妖精、わたくしに殺されて当然ですわっ!! 」 二人はもう仕切り直すことすらまどろっこしいと…眼の前にあるさっきまで舐めあっていたアナルに目をつけます。 拳同士がぶつかって壊れかけた右手ですが…柔らかい肛門を壊すには十分な武器になります。 右手の指を揃え尖らせると、二人の妖精はお互いのアナルに狙いを定めます。 「壊れなさいッ!…こんな汚らしい尻穴ッ…ぶっ壊れれば良いんですわっ!!」 「尻穴ぶっ壊れるのはあなたの方よぉおっ!!」 そして、二人の妖精は全く同時に…お互いのアナルに拳をねじ入れ合います! ヌブチュゥゥゥウウウウゥ!!! 「「んごほぉおおおおおおぉおおぉっっ!?!?!!!裂けるぅうううぅぅううっ!?!?!尻穴裂けるぅううううぅぅうううっっ!?!?!!!」」 今まで経験したことのないような激痛。あまりの痛みに二人は同時に白目をむいて絶叫を上げます。 もともと排泄物を出すためにある器官に、排泄物の何倍も太い拳がネジ入れられたのだから当然です。 アナルのシワが全部伸び切ってしまって、それでもたりずに、肛門が引き裂け切れ痔みたいに成り下がります。 ズボォオオオオッ!!! 「「おぎゃぁああぁあああっっっっっっ!?!?!!抜いて抜いて抜いて抜いて抜いてぇぇぇえええええっ!?!?!!」」 抜いて抜いてと懇願し、髪を振り乱し、尻を弾ませ、全身でのたうち回ってアナルから腕を押し戻そうとしますが… お互いがアナルに腕をねじ込む力には勝てません。 アナルを無理やり拡張させながら、二人の拳どころか、手首まで埋まり…さらに腕が突き進んでいきます。 互いのアナルに肘まで突き刺しあったところで、炎の妖精が仕掛けました。 「んごぉおおぉおおっ!!?!おホォオオォおおおおぉおおおっ!!!?!!…これでも、、、くらいなひゃいいぃぃいいいいっ!!!!ケツマンコ引き裂いてあげますわよぉぉおおおっ!!!!」 「んぎびぃいいいいいぃぃいいいっっ!?!?!!」 相手の直腸に突き刺さった拳を大きく広げたり、グリグリ回したりして、氷の妖精のお尻の中を掻きむしって傷つけ始めたのです! 氷の妖精のエロチックなお尻穴から、大量の鮮血が噴き出します。 氷の妖精はいよいよ限界、、少女失格のどアヘ顔を浮かべてアナルから出血しながら失禁し…小便を炎の妖精の顔面にぶちまけます! 「よぐもぉぉおおおおぉおおっ!?!?!んごぼぉぉおおおおおぉぉおおっ!?!?!!!…そっちのケツマンコこそ引き裂けちゃえぇぇぇえええええぇええっ!!!!」 でも、氷の妖精も負けていません。 アナルに肘まで腕を突っ込み合っているのです。炎の妖精にできた攻撃が、氷の妖精にできないわけがないのです。 炎の妖精の腸に達している拳を開き、その壊れかけた右手の指を蠢かせ、お尻の中を掻きむしり、引き裂き、ずたずたにします! 今度は炎の妖精のアナルから、大量の鮮血が噴射されました。 「あぎゃぁぁぁぁあああああぁぁああああっっ!?!?!?!!」 体の内側から引き裂かれていく感触は、さっきまでの顔面を壊し合う戦い以上に二人の体を傷つけます。 華奢な女の子の薄いお腹に、突き刺さった相手の腕が浮き上がり、腹で暴れる姿がはっきりと見えてしまっています。 もはや、生命の危機すら感じるダメージです。 「「~~~~~~~~~~~~~っっ!!!?!?!!」」 二人の妖精は双方が声にならない悲鳴をあげ…羽をはためかせて暴れ始めます! 相手の腕をアナルで締め付けながら、二人でもつれ合って空に舞い上がったのです! 「ぎゃぁぁあああぁああっっ!?!!そんな振り回したらもげちゃうからっ!!私の腕もげちゃうからぁぁああっ!?!?!!あがぁぁぁああぁぁああっっ!?!?!!」 「んごぉぉおおぉおおおっっ!!腕もげるぅううぅううっっ!!わたくしの腕がもげますわぁぁぁあああっ!!あがぁぁあぁあぁぁああっっ!!」 お互いの腕をアナルで固定したまま空中で絡まりあって回転する妖精たちの身体。 あまりに激しい動きで二人の腕は肩で脱臼し、肘も脱臼し、骨の支えがなくなった関節が何度も捻くれ… ブジュゥウウウウウゥゥウウウウウゥウウッッ!!!!! 腕が引き裂ける寸前で、アナルから腕が引き抜かれました。 「「んごほぉおおおおおおぉおおぉっっ!?!?!!!」」 腕が抜かれたアナルはクパァァァ!!って大開きになって、ピンク色の中身がむき出しになります。 互いの腕をアナルから開放すると、二人の体はようやく離れ離れとなり、それぞれが空中を漂います。 二人は、ひどい有様です。 アナルは完全に壊れて閉まらなくなり、血と排泄物を垂れ流し… 美貌を誇った顔はどっちがどっちかもわからないくらいにボッコボコのボロ雑巾… アナルに突き刺していた右腕はよじれまくってもはや動かすこともできません… それでも、二人は相手への憎悪を燃やし続けます。 ここまでやりあって相打ち続き、優劣すらつかない状態に…二人はもはや生還を諦めつつありました。 負けるとは思っていません。 でもこれまでの戦いで、たとえ勝っても自分も生きていられないだろうと思い知らされたのです。 でも、それでもです。 「たとえ、死んだってッ…炎の妖精を殺すッ…!炎の妖精を殺してやったって…笑いながら死んでやるわッ!」 「こっちのセリフですわよッ…氷の妖精を殺す、私の命と引き換えにしてでもっ!でも…一秒でも、一瞬でも先に死ぬのはあなたです!あなたを殺して、笑いながら死んでやりますわ!!」 二人の妖精は、残された力を振り絞ります。 魔力が湧き上がり、炎の妖精の身体が火炎に包まれ、氷の妖精の身体が氷雪に包まれます。 音を立てて燃え上がる炎の妖精の身体は、それだけで氷の妖精の命の危機です。 同時に、全てを凍らせるような冷気を纏う氷の妖精の身体も、炎の妖精の命を奪うには十分な力を放っています。 それは命の煌きです。あるいは、蝋燭の最後の輝きかもしれません。 でも確かにそこには、燃え盛るような情熱があります。二人には、もう躊躇などありません。 自分の全てを賭け、相手を先に殺す。それだけしか考えていないのです。 「「死ねぇええぇえええええっ!!!」」 二人の妖精は、これが最後とばかりに大絶叫をあげてお互いめがけて空中を突進していきます。 残された左腕に、魔力のすべて、炎のすべて、氷のすべてを注ぎ込み…炎の妖精は赤く、氷の妖精は青く、光り輝きます。 空中を、お互いめがけて飛び込む炎と氷。 炎が氷を溶かし、氷が炎を蒸発させ……二人が突出した必殺の拳が交差します! 「んぎぃいいぃいいっっ!?!?!!」 「ひぎゃぁぁああぁぁあっっ!?!?!!」 そして…炎の妖精の拳が…氷の妖精の華奢な身体を貫きました。 「ご、ごふっ……っ」 氷の妖精が、そのボロボロの口から、血を吐きます。 そして同時に、氷の妖精の拳もまた…炎の妖精の華奢な体を貫通していました。 「ごほっ…ぶっ……」 炎の妖精も、口から血を吐きます。 お互いの背中から、相手の腕が生えているような、なんとも言えない光景。 「……あはははっ……はははっ……ざまあみろッ……これで、あなたの負けですわッ!!……ぐ、ぐぶふっ!?!?!」 「あはははっ……はははっ……そっちこそッ……これで、私の勝ちよッ……!!……おご、ごほぉっ!?!?!」 二人の妖精は、最後の瞬間まで憎み合い、罵りあい、殺し合おうとし……しかし、次の瞬間、お互いの血を噴き出して地面へと墜落していきました。 こうして、妖精同士の最初の争いは終わりを告げたのでした。 しかし、これはあくまでも氷の妖精と炎の妖精の戦争の最初の一幕にすぎません。 これからさき、2つの種族はお互いを徹底的に殺し合い、絶滅するまで戦い続けることになるのです。

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