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※手直し前の早読verです。 五等分の花嫁五つ子ちゃん痴漢シリーズの一環ですね。 電車座席での強制開脚痴漢という性癖を文字にしたくて餌食になってもらいました。(いや、すでに六花とかも餌食になってもらってますががが) 元ネタ的に使ってる展開は↓ https://twitter.com/jo_itazurad4c/status/1579933408272478208 と、極痴漢シリーズの展開のひとつです。 前回から続きを勢いで書けたので、とりあえず早読投稿です。 いつpixivの方にまわせるかは未定で。 指摘されていた丁寧語口調ですが、やっぱりこうなっちゃいました。基本上杉を想っている心情ということで、お願い致します。 ───以下本文── 「上杉さん!明日は一日、私につきあってもらいますからねっ!」 それは、私、中野四葉が高らかに宣言した一言だった。上杉さんの顔を指差しながら、びしっと言ってやった。正直気恥ずかしさで、少し頬が熱くなっていたけど、それはそれ、これはこれだ。 しばしの沈黙。いつものジト目で私を見据える上杉さん 「は? なんでだよ。勉強はどうした」 返ってきたのはそんな素っ気ない反応だ。 むぅっ。この人は……っ! 私は膨れ顔で抗議を示す。確かに上杉さんの言うこともごもっともです。 中間テストが迫ってきているし、最近の成績の伸びも芳しくはない。が、そんなことは些細なことなのです。 だって、とにかく今は、勉強より大切なことが……あるんですもん。  そんなことを思いながら、ちらと上杉さんの様子を窺ってみる。するとそこには相変わらずの無表情があって、何を考えているか全然読めません。 だけど、私は知っていますよ。 あなたが本当は優しくて、不器用で、でもとっても頼りになって、照れると耳を赤くするところとか、ちょっと子供ぽくて可愛らしいところもあって、そして何よりも──私を受け入れてくれた。 だから、あなたはため息で自分の心を隠しながら、 「あぁ、わかったよ。好きにしろ。付き合ってやる」 と、言ってくれるのだ。 私はにんまりと満面の笑みを浮かべていた。だって、心から嬉しかったんだもの。まずは第一ミッション成功なのです。 ──ガタゴトン、ガタゴトン。 電車の中でひとり揺られながら、私は今日のデートについて想いを馳せてました。 上杉さんとの──仲を進展させる。それが第二のミッションです。現状は、手を繋ぐまではなんとか……出来てるんだけど、その先はなかなか難しくて…… 確かに、上杉さんの手のひらの感触を思い出すだけで、胸がキュンとなりますが、それに満足してたらいつまで経っても先に進めないのです。正式にお付き合いに至ったとはいえ、私たちの関係はまだまだ発展途上なのです。 私はもっと、上杉さんに近づきたいのです。それは心の面でも、そして、もちろん身体の面においても…… あぁ……恥ずかしいけれど、今日はちょっとだけ、そういうのも期待してたりして…… いやいや、なに電車の中で変なことを想像しちゃっているんでしょうかっ。私は頭を振って妄想を振り払います。そして──それが起きたのは、そんな私のはしたない心境を、掴み上げるかの如くのタイミングでした。  ……さわっ。  私はお尻に違和感を感じた。最初は混み合う車内で誰かの手が当たっただけかと思ったけれど、明らかに違う。その手のひらは、しっかりとスカート越しのふくらみを掴みあげてきていた。もしかして、これは……痴漢?! その手が動く度に、ゾクっとした感覚が背筋を駆け上がってくる。指先を立てながらも、わずかに触れるか触れないかのような、むず痒いタッチで撫であげ、そして時折ぎゅううっと強く揉まれる。 「やっ……」 思わず声が出そうになるのを堪えた。考えてみると、それが正しい反応だったのかが、いまいちわからない。だって、本当に嫌なら大きな声で叫べばいいだけ──毅然とした態度で拒めばいいはず。なのに、どうして私はそれをしなかったんだろうか。それは、上杉さんとの待ち合わせという重要な用事があるため、余計な手間と時間を割きたくなかったのだ。  運が良いことに、視線の端で空席が出来たのが見えて、私は逃げるようにその席へ腰を下ろしました。ふぅ、と一息つく。あとは数十分ほど揺れに身を任せていれば、バイト終わりの上杉さんの元へたどり着けるはずだ。  だけど……それが、狡猾な罠だと気づくまでにそうは時間はかからなかったのです。座席は横並びの一番隅に位置していて、私はドア側に立っている乗客が妙に近いことをもっと警戒するべきだったのです。それとは別に最初に動きを見せのは、横……左隣に座っている乗客。私が座った後に、座り直すような仕草でどんどんこちらに近くなって来ていることにも気が付きました。少し不快感を覚えながらも、私は痴漢から逃れたのだからと安堵していたのです。ところが……。横の席のひとの手が私のふとももに伸びてきたのです。 なっ、なっ!? 何なんですかっ!ま、また痴漢一っ?! そんな風に思いながら、太ももの上に置かれた手をどけようとしました。私のこの日の格好はデニムのスカートで、丈は膝上より少し短いくらい……別に上杉さんとのデートを意識したうえの露出だとは言いません。これくらいの長さの方が動きやすいし、お洒落だし……って、そんなことは今関係ないんです!とにかく──そうやって露わになっている肌に向かって、無遠慮に手を乗せられて、内心穏やかでいられるはずもないのです。 「あ、あの……やめて、ください……っ」 精一杯の抗議の声のつもりが、それはとてもか細いでした。ここで自分が恐怖感を抱いているという事実を認めることになったのです。悪寒と、嫌悪感が同時に襲ってきて、全身が粟立つよう。そのせいか、私の身体は動いてくれなくて、その席から離れることすらできない。いや……そんな訳ない! 上杉さんの顔を思い浮かべれは勇気が出る。派手な抵抗は出来なくても、この場から逃げることは── 「……っえ?」 それは意を決して座席から立ち上がろうとした時でした。右足が動かない。いや、動かせない。横で立っている男性の足が、私のそれを押さえつけるように寄せてきたのだ。 なに、なに、なに、なに? 混乱している頭では、この状況を理解することができない。ならば、と左足を動かそうとした時…… ふとももを這っていた手が、内側からぐいーっと、引き込むように力を入れてきた。それは行動を押さえつける効果と共に── あ、脚……開いちゃってる…… 私の脚を無理やり開脚させるという、あまりに屈辱的な行いだった。それだけでなく、さらに追い打ちをかけるように今度は逆側の手で、胸元へ手を伸ばしてくる。ちょっ、ちょっと、それは……っ! 慌てて、両手を使ってその男の人の手を止めようする。しかし、右手は立っている男の人に掴まれてしまって、抵抗の術が削がれてしまう。 左手だけでは、胸への進行をうまく止めることできません。しかも、その男の手つきときたら── まるで、私の胸を我が物のように揉みほぐすのです。ノースリーブのトップス越しとは言え、異性に触られたことなど一度もない箇所を、好き勝手に蹂躙されるのは、あまりにも不快でした。そもそも、こんな人目につく場所で堂々と痴漢行為を働いてくるなんて正気とは思えない……そこまで頭で考えたとき、この公共の場での自分が置かれている状況を、今更ながら思い知ってしまう。ハッとして周囲を……とりわけ正面に目を向けると、はっきりとこちらを見ている乗客の姿があったのです。その視線は私の股間へ向けられてて……そこは、大胆と言えるほど開かされているので、私のパ、パ……パ、パンツはもちろん丸見えになってしまっていて── いやぁあああっ!!? 私は心の中で大きく叫び声をあげました。恥ずかしさで耳まで真っ赤に染まっていくのが自分でも分かります。 や、やぁ、み、見ないで! な、なんでスマホ向けて……そ、そんなぁ……撮られてる?! 私は今まさに、衆人環視の元、あつらえたオレンジのパンツ──可愛いくて、ちょっと背伸びしたものを、と選んだものがクロッチ部まで見せびらかすような開脚状態──を、さらには加えて胸を触られている様を、撮影までされてしまっているのです。 ……うぅう。 あまりの羞恥で涙が滲んできそうです。前向きが信条の私でも、これには耐えられそうにありません。 「顔真っ赤にして、そんなにパンツ見られてるの恥ずかしい?」 隣のひとの顔が不意に近づいてきて、囁くような声で聞いてきた。そ、そんなの聞かれるまでもなく当たり前じゃないですかっ! そう言われて余計羞恥心が増してしまい、唯一自由の効く左手でスカートを押さえようとしました。しかしタイト気味なデニムスカートに対してはあまり意味をなさず、それでもなんとかして隠そうと必死になる姿は滑稽なものだったかもしれません。 「ムキになっちゃって、か~わいい~っ。でも、無駄なんだなぁ」 そう言うと、私の左脚を抱え込み自分の方へ引き寄せてきたのです。 「えっ……きゃっ?!」 そのまま膝の上を経由して、脚の間でがっちりとホールドされてしまう。そうされて自分のふとももでさらにスカートはずり上がり、より際どい状態になってしまうのです。恥ずかしいっ! と感じるより先に、そのまま内股を撫で付けるようにされ、胸を揉み続ける手も依然止まってくれません。立っているひとも、私の右脚に手を這わせ、座席の下に潜り込ませて、むにん、むにんっ、と肌に指を立ててきます。 「……っ、や、やめてくださ……い……っ」 やっぱり喉を通る抗議はとても弱々しもので、周りには聞こえていないようでした。痴漢にあうことで、私は自分がこんなにもか弱い女の子だと、初めて思い知るのです。 もぞもぞと右脚に手が差し込まれていきます。それは最悪の未来を予感させられる動き……こっちの脚まで抱え上げられ、まるでエッチなグラビアで見るようないやらしい格好──M字開脚とか呼ばれてたような──にさせられてしまうんじゃないかって。自分からパンツを見せつけるような、そんなポーズを電車内で強要されるなて……。 私は思わず身震いしていました。正面の乗客の視線が未だ注がれている中、あり得ない羞恥プレイを強いられようとしている。やだ、やだ……っ! でも、出来ることはわずかに身を捩るくらいで、それも空しく、男の手によって、強引に右脚を持ち上げられるようにして動かされるのです。運動部での活躍のために柔軟性高めていたのが、不幸なことに、私の脚は簡単に折り曲げられ──あろうことか、座席の隅のポールの間を通されて── 「そ、そんなぁ……っ」  ついその声は喉を通ってしまいます。信じられない……! 完全なる開脚状態となってしまいました。いや、この人たちの悪意によって、そうさせられたのです。そしてその恥ずかしすぎる姿勢のまま、左右のそれぞれのふとももの内側に彼らの手は添えられるのです。 「ちょっ……」 待ってください、と言い終わる前に、その手はゆっくりと、それでいて強く押し付けるように揉み込んでくる。 んんぅ……っ?! 私は思わず声をあげてしまうところをなんとか飲み込みました。そんなツボ押しのような手つきで肌を触られても、痛痒いだけ……それより、早く脚を閉じさせて、パンツを隠させて……っ! だけど、その手つきが今度は、指先をわずかな浮かせたような、それでいてゆっくり、じんわりと撫で付けるようなものに変わった時── 「……んっ、ふぅ……」 鼻から抜けるような、変な声が出てしまったのです。ぞくりとするような感覚が背筋を昇って、思わず身をよじってしまいます。 な、なんなんでしょうか……この感じ…… 私はそんな初めての感覚に戸惑いを隠せません。はしたないと思えてしまうその呼吸が耳に残って、俯くのをやめられないのです。その反応はどうやら悪手だったみたいです。私の顔を覗き込むように見ていた隣のひとは、口元を歪ませながらますます調子に乗ってきてしまいます。 「おっぱい大きいねぇ。彼氏にいっぱい揉まれたのかな?」 そう耳元で囁きつつ、トップス越しに動く手のひらが、まるで重さを測るかのように、胸を持ち上げたり、離したりを繰り返してきます。 か、彼氏にって……上杉さんとは、まだこんなことはしてません。いや、そんなことより、胸をまるで子供が水風船ではしゃぐように弄ばれて、恥ずかしくて堪らない気持ちになっています。 「ほらほら? どうなのかなぁ。答えないと、もーっと恥ずかしいことしちゃうよぅ?」 も、もっと……? 脚を開かされてパンツを見せびらかせながら胸を好き勝手されている以上に、一体何をされると言うのですか……。でも、その人の口元はニタリと笑っているけど、それが冗談じゃないことが伝わってくる。 怖い……。 恐怖心が募っていくばかり。そのせいで反論も、事実を告げることも出来ず、私はただ黙って俯いているしかありませんでした。 「おやぁ……だんまりかぁ……じゃあ、お望み通りもっと恥ずかしいことしちゃおっかな~」 隣のそのひとは、耳元で宣言すると…… ──ぺろん。 私のトップスを、お臍側から大胆に捲りあげて来ました。 「きゃあああっ!」 公共の場でのあまりのことに、びっくりした私は思わず悲鳴をあげます。しかし、それもすぐに正面のひとの手が迫って、口を塞がれならも、指のひとつが唇を割って入ってきて、舌先をくすぐってきます。 「んむむむっ……んぁっ、んむっ……」 一方の隣のひとは、私のブラジャーに包まれたおっぱいをマジマジと眺めています。 「可愛いブラジャーだねぇ。パンツとお揃いのオレンジ色で、花模様レースがいっぱいなのが女の子らしさを醸してるねぇ。でもパンツは面積もちょっとアレだし、透けてるところもあってアンバランスなエロさがあって……もしかして今日、彼氏さんとそういうの期待したのかなぁ?」 「っ……」 私は思わず頬を赤らめて目を逸らしてしまいます。だって……この下着は実際今日のために新調したもので、勝負下着というか……とにかくそんな感じのものだったものを、こんな辱められ方するなんて……! しかも、それを見せつけるように、口元に添えられた手が、無理やり視線の角度を下向きへと変えさせられます。 「ほぉら、見てごらん。脚を広げさせられてパンツ晒して、胸も出しちゃって、たわわなおっぱいがプルンプルン揺れちゃってるよ?」 恥ずかしい。とにかく、恥ずかしい。 私はそんな自分を自覚させられるように言われて、顔から火が噴いてしまいそうになるほどに羞恥心が込み上げてくるのです。 「これから何されちゃうんだろうねぇ? この可愛らしいパンツをずらされて、パンツの中を見られちゃうのかなぁ……それともおっぱいを、こうして……」 言いながら、男はブラジャーのカップに指をかけて、そのまま下へ引っ張っるようなそぶりをしてくるのです。 「んーッ!」 私は声が発せないながらも、首を振って必死に抵抗します。当たり前です。電車内で、お、お、お……おっぱいを完全に露出させられてしまうだなんて、そんなの絶対に嫌です。まだ、上杉さんにも見せたことないのに……! そんな狼狽する私を他所に、男は意地悪いそぶりでカップにかけた指を離し、胸を鷲掴みにしてきました。 「彼氏以外の人に、おっぱい触られちゃってるねぇ。どう触ってあげたら気持ち良くなってくれるかなぁ? こんな風に優しく揉みしだいてあげるのが良いのかな? それとも、乳首ちゃん探すように指先でツンツンしてあげようか?」 そう言って、人差し指の先端がブラ越しの乳輪に触れるか触れないかの距離感を保ちながら、生地に沈み込んでいくようなタッチをしてきます。その際どい手つきで、焦らすように触れられると、ぞわりとした感覚が沸き起こってきます。この身体の奥に燻りを産むような刺激がなんなのか、私は知らない。知りたくもない。 男は続けて、人差し指を乳首を探すようにすりすりと動かしながら、他の指ではゆっくりと円を描くようにして、胸全体を揉み込むように触れてきます。 そして、まるで弱点を探るかのようにして、親指を乳首に近づけてきたり遠ざけたりを繰り返している。布地の中のその位置を完全に把握してなお、焦らすような動きを繰り返されて、その度に私の喉の奥から、切なげなものが迫り上がってくるのですが…… 「ん……むぅ……」 正面のひとが、一段と口内をまさぐる手の動きを執拗にしてくるせいで、吐息しか漏れ出すことがありません。 そんな様子すら、隣の男を増長させるには十分な材料となってしまい、まるで見せびらかすように私のおっぱいを捏ねくり回しながら、耳元に顔を近付けてきて、こう囁いて来るのです。 「みんな羨ましそうに見てるねぇ。ほら、スマホで撮られちゃってるよ? これはサービスとして生おっぱいに御登場いただかないとかなぁ。ねぇ、どう思う?」 答えられない状態とわかっていながら、意地が悪そうに聞いてきて、ブラが浮いてしまほうどに揉み込む手つきを激しくさせていきます。 や、やだぁ……っ! このままだと本当に乳房を剥き出しにされてしまう……! そ、そして、みんなのスマホにそれを…… そんな危機的状況が、向けられている複数の記録媒体に付けられたレンズ達によって、否応なしに現実味を意識させられてしまいます。 私は涙目になりながら、懸命に首を横に振ります。しかし、それも正面の男によって簡単に御されてしまいます。このひとは、もう片方の手ではいやらしい手つきで私のうちももを撫で上げ続けているのです。二人の男による、それぞれの手段を用いた卑猥行為に、私は為す術もなく翻弄され続けます。そして、ついに…… 隣の男の両手が同時にブラの縁にかけられて、そのまま一気に下へずり下ろされたのです。 ぷるんっ! という擬音が聞こえてきそうなくらいに勢いよく飛び出したおっぱいが、上下左右に揺れながら、公共の場で晒されてしまいました。 あぁ、そんな…… それはつまり、胸の先っぽまでをこのひと達……ひいては対面に位置する他の乗客達にまで披露してしまうというハレンチ極まりない格好になってしまったということです。 恥ずかしい……恥ずかしすぎる……っ!! あまりの恥ずかしさに、一瞬頭が真っ白になってしまいます。 「ふふっ、おっぱいまで出ちゃったねぇ。彼氏以外の人におっぱい見られちゃってどんな気分? 彼氏になんて言い訳するのかな?」 隣からそう蔑むように言われ、羞恥心と罪悪感がない混ぜになっていきます。 「向かいのやつらはAVのゲリラ撮影か何かだと思ってるのかなぁ。それとも痴漢されてる動画拡散されて、ホントにデビューみたいなことになっちゃうかもねぇ」 対面の座席の人達の視線は、私の痴態に釘付けになっている。構えられたスマホは、私を逃さないと言わんばかりに微動だにせず、静かにこちらに向いている。 お願いだから、もう止めて下さい……。こんなの、耐えられないです……。上杉さんごめんなさい。私、電車の中でこんな大勢の人達の前でおっぱいを露出させられちゃっています。上杉さん以外の人に触られてしまっているんです。こんな私を許してください。それは行き場の無い自責で、自分の精神を追い込んでいくだけの想いだったのでしょうが、思考がショートしかかっていた私には呪いのようにのしかかってきていたのです。 そうやって私が絶望感に打ちひしがれていてもなお、男達の辱めは止まるはずもありません。生の肌に、男の指が這い回り、これみよがしに乳首の周りをくすぐるような動きを見せてきます。乳輪のさらに脇を、爪を立てて軽く掻かれたと思えば、乳頭を飛び越えて、反対側の脇をかりっと引っ掛かれる。反復横跳びのように繰り返され、ついにはその指が尖りの先に触れられてしまうのではと危惧しますが、決して触れることは無いのです。 私の反応を見て楽しんでいるのでしょうか、それとも焦らされて、いる……? その考えに至った瞬間、私の身体の奥底から切なさにも似た疼きが沸々と湧いて出て来てしまったのでした。意識してしまうと、胸の先がむくむくと頭をもたげ始めるような感覚が襲ってきて、それがまた一層私の心を追い詰めていくのです。 「だいじょうぶ? なんか体温上がってきたみたいだし、肩も震えだしたけど、もしかして、この触られ方がお気に入りだったりするのかなぁ?」 耳元でそう囁かれて、我に返ります。 そんなわけありません。ただ恥ずかしくて、恥ずかしくて、どうにかなりそうなだけです。そう反論したいのに、口から漏れ出るのは吐息だけ。 「ふふっ、そんなことないって言いたげだけど、そんな瞳をうるませてたら説得力無いよねぇ。可愛いねぇ、リボンちゃん。ほーら、こんな風はどうかなぁ?」 男はそう言うと、私の片方の乳房を掴み取るように握り込んできました。搾り出すようなその扱い方に、眉が歪んでしまいます。 そのままぐにゅりと変形させられてしまいながらもその中央で色づく突起に、男のもう一方の手が迫ります。 あっ、やっ……! だ、だめ……っ! しかしその動きを目で追うくらいしかできません。その指先は、乳輪を正確になぞるように、くーるり、くーるり、と円を描くようにひたすら周回してきます。この後に及んで、まだ焦ったい触れ方を続けてくるのです。私は自分の腰が揺れたのを感じました。無意識にはしたない動きをしていたの。そんなことを自覚してしまうのです。自分でも制御できないほどのもどかしさに打ち震えながらも、男の指は執拗に、狡猾に、乳首を避けた周りだけを、撫で回し続けるのです。そうされて、むぎゅむぎゅと、おっぱいを揉み込む指圧にすらどこか感じいってしまうほど──実際、刺激されていたのがスペンス乳腺という、性感帯のひとつだと言うのは、後から知りましたが──胸を弄ばれて、身悶えしてしっていたのです。 そうやってしばらく、じわじわとした快感を与えられ続けられて、もう私は限界でした。堪らず…… 「くっ、くふぅん……っ」 鼻息混じりにそんな声が出てしまうくらいに。その瞬間でようやく、正面の男の手が口元から消えているのに気づいたほどに、私の思考は蕩けていました。子犬が甘えたような、媚びるような喘ぎが車内に響いたことで、全身が火照るような恥ずかしさが押し寄せてきます。 でも、それはほんの一瞬でした。車内アナウンスが流れてきたのです。 〈間もなく、××駅。××駅でございます。お出口は右側です〉 その駅名を聞いて、全身の血の気が引いていく感覚に陥ると同時に、果てしないほどの焦燥感に襲われました。上杉さんと約束していた駅はもうすぐそこです。私はなんとか全身に力を込めようとします。男達を振り解いて、扉まで駆け抜ければ逃げ切れる、はず。私を捕らえている腕の力は強いけど、今まで部活の助っ人で培った筋力をここで発揮しなければ何のためと自分に言い聞かせます。火事場のなんとやらで、脚のロックを外す。不意の私の抵抗に戸惑っているのか、男達の力が弱まったような気がしました。これなら、逃げられますっ! 立ち上がりながら、ブラとトップスの乱れを直せば、もう大丈夫。そんな希望が沸いた時でした。 ──すりんっ。 それは、今まで決定的な快楽を与えてくれなかった私の胸の先への、突然の一撃でした。正面の男の指が、私の右胸の乳首をひと撫でしたのです。 「っあ……んっ……」 たったそれだけのことなのに、私はその場に崩れ落ちそうになりました。腰に電流が流れるような、そんな感覚。思わず漏れてしまった甘い吐息には、確かに悦楽の色が含まれていました。私の口内を弄び続けたことで付着したヌルつきを尖りに与えるような指遣い。その指は続けて、左の乳首も同じように撫で回してきます。 だめっ……。だめぇっ。 右胸はリレーのように隣の男の指にバトンタッチされると、満を辞して乳頭を人差し指と親指で摘まれてしまいました。くりゅっ、と捻りあげられる感触に、また腰がくねるのを感じました。そして、唾液による潤滑が増した左乳首も同じように二本の指で挟み込まれます。 やっ……、だめっ! だめっ! だめっ! だめっ! だめっ! だめっ! 駄目だと言いたいのに、口から溢れるのは甘い声でした。 「ああっ、んんっ?! ふっ、ふあぁ……!」 それがたまらなく恥ずかしくて、でもあれだけ疼きを溜め込まされた胸の先をこんな風に好き勝手に捏ねくり回されて、下腹部の奥のほうがきゅーっと切なくなるのを抑えられなくて、もう、どうすればいいかなんて考えられませんでした。扉が儚くも閉まる音が、遠くに聞こえました。 「んふっ、リボンちゃん。乳首気持ち良いんだねぇ? ほぉーら、もうコリッコリだよ?」 隣の男が、耳元で囁いてくる。違うんです。身体が、熱いんです。触れられるたびに熱を帯びていって、どんどん敏感になっていってしまうのです。この胸を弄ぶ指先が、さっきよりずっと強く、甘く、切なくなってるように思えて、胸が、じんじんして……。 う、ううううううう、上杉さあああん……縋るように、心の中で彼の名前を呼びました。でも、何の意味も持たないもので、結局は乳首を転がされることで、喘ぎ声しか出せなくなってしまうのです。 わ、私は……どうなってしまうのでしょう。終点までは、まだまだ時間があるのでした。  恋人以外に触って欲しいはずもないその突起を好き勝手に弄ばれてしまう嫌悪感。そして、そんな感情を上書きするような、抗えない快感。 くりっ、くにぃ、くりっ、くにっ、くりっ、くりっ…… そんな擬音語がぴったりの動き方で、ふたつの指の腹に挟み込まれ、擦られ、押し潰される乳首。左右のそれを交互に、不規則に、緩急をつけて、捏ねくりまわされてしまうのです。 んっ、ふうぅっ、やっ、あっ、ああ…… そうされて、唇を強く噛み締めても、鼻から抜けるような声が漏れてしまっています。 やめて下さい……お願いします。そう言いたくても、狙ったように両方の先端を同時に擦られて、頭が真っ白になってしまいます。 「くっ、くぅん……っ」 そんな情けない、まるで発情期の動物じみた声を喉奥から溢れ出してしまうほどに。そうして、私の肉体も、精神も、くたくたになるほどに男達は私の乳首を執拗に苛め続けました。血流が嫌でも集まり、勃起といういやらしい形状にさせられてしまう乳首。そこを何度もしつこく弾かれて、摘まれ、引っ張られたりして── コリコリした卑猥な感触を愉しまれている屈辱と、それを上回る甘美な悦楽で、私はもうおかしくなりそうでした。さらに私を辱める男達の言葉が降ってきます。 「リボンちゃん、乳首すっごく硬くして……触ってもらえて嬉しいんだね~。よしよし、よしよ~し」 そんな風に言いながら、子供の頭を撫でるように乳頭を撫でられるのだから、恥ずかしくて堪りません。 だめですっ! やっ、やあっ! そんなことないっ、嬉しくなんかありませんっ! 私は心の中では必死に否定しますが、現実ではただ媚びるような声を上げるだけでした。 「あふっ、ああっ、んくっ、あっ、いっ、ひゃうんっ……!」 だって、女の子がこんな丹念に乳首をこねこねされてしまえば、身体が観念してしまうということを教え込まれているのだから…… 思考が少しづつ侵されて、理性が剥がされていくのを感じています。悔しさと快楽の波間で揺れながら、それでも私は下半身に伝う甘い痺れに何とか抗おうとはしていました。だけど腰から力は抜けていき、上半身は反り返るばかりで、まるで胸を突き出すような格好になってしまうのです。乳首を撫で回す指にもそれは好都合なようで、さらに責めを増長させてしまいます。乳輪ごと摘まれた後に、二本の指によって晒し者のように挟まれると、下腹部の奥がきゅんきゅんとうずくことから目を背けることができなくなります。 この指は……だめっ、だめぇ……。 あまつさえ、爪先までを使われ、乳頭の窪みを狙って、カリッカリッと素早く小刻みに掻かれてしまいました。 「ひィっ……! 」 息を呑むような声が、思わず口から漏れ出ます。 こんな……こんなぁ……。 もう身体に力が入らない。胸の先への刺激だけで、女の子はこんなに簡単にコントロールされてしまうんですね……。 信じられませんでした。でも、事実は変えられなくて、私は完全に弛緩してしまいました。 ……あっ。 それを気取られてしまったからでしょうか、男達は二人がかりで私の体勢を変えるように動いてきます。開脚のロックは解かれましたが、身体を反転させられ、男の一人の身体の上に座らされました。そのまま抱きしめるようにされると、まるで恋人同士の戯れのようになってしまいます。もちろん男達のその後の行動はそんな可愛いもので済むはずもなく、当然のように私のお尻をいじりだします。柔らかさを確かめるように手のひらを動かされ、揉みこまれます。スカートはめくられ、対面の席からは私の下着が丸見えなのでしょう。散々強制開脚でパンツを、あまつさえ胸さえも晒されたとは言え、恥ずかしいものは恥ずかしいのです。 「リボンちゃんはお尻も可愛いねぇ。ほら、みんな鼻の下伸ばして見てるよ? もっとみんなにサービスしてあげなきゃね?」 男がそう語りかけてきます。まるで私の心情を把握しているように、的確に辱めてきます。乳首への責めが止んでいる今、私はなんとか力を振り絞ってもがきますが、二人がかりで巧みに押さえられている状態ではどうにもなりません。 「じゃ、リボンちゃんのお尻を公開だーっ」 男はそう言って、私が抵抗する暇も無くパンツのヘリのゴム部に指をかけてきました。何? 何をするのですか……!? もう一人も逆側を同じように引っ張り上げ、その両側が合流するや否や、きゅっ、と絞り込まれます。こ、これって……! はっと気づいたときにはもう遅く、私のパンツはまるでTバックのように、お尻の割れ目に向かって強く食い込まされてしまったのです。 やあああっ! あまりに恥ずかしい下半身の姿が、公共の場に晒されてしまいました。男の宣言通り、お尻を丸出しにされてしまっています。こんなの……酷い。酷過ぎる……っ!! なんという破廉恥極まりない所業でしょう。私は慌てて、少しでもその露出状況を隠そうと手を伸ばしますが、男達は容易く払い除けてしまいます。 「やだ……っ。やだぁ……っ」 私は恥ずかしさに涙ぐみながら、弱々しい抗議の声をあげることくらいしかできません。 しかし、男たちは容赦などしてくれません。いやらしくパンツが食い込まされたお尻を、二人がかりでむにむに、むにむに、執拗に弄んでくるのです。指が埋まるほど尻たぶを強く掴まれます。 「いっ、いやぁ……っ」 そのまま、ぐいっと左右に割り開かれれるように力を込められれば、恥ずかしい箇所が割れ目を飛び出て暴かれてしまう──そんな絶望的な状況が頭を過ぎってしまいます。 ああ、やっ、やあっ……!必死に両手をジタバタさせ、なんとかして二人の手を払おうともがくものの、びくともしませんでした。 そんな私を嘲笑うかのように、男達の指は容赦なく動き回ります。むきっ、と開かれた桃肉の、お尻の穴のすぐ脇をくすぐるように触ってくるのです。油断すればすぐにそこをつつく……もしくは、撫で上げてやる、なんて意思を感じさせる触り方です。 そんな……そんなところまで……っ。 私は顔を真っ赤にして耐えるしかありません。 「Tバックも飽きたから、もう少しサービスしようか、リボンちゃん」 えっ……こ、これ以上何をするつもりなのですか……? 私は不安になります。すると…… ──ずるんっ。 パンツが下げられました。外気がお尻の上方に伝わり、それを認識させられました。 「リボンちゃんのぷりぷりお尻の半ケツサービス~っ」 男が、ふざけた言い方で耳をくすぐってきます。 い、嫌……っ!私のお尻が、さらに……。さらに、他の客の視線に晒されてしまったのです。嫌がって身じろぎをしても、お尻を突き出すような格好に誘導され、全く状況が好転しません。 「じゃあこの状態で、さらにくぱぁしてあげるねぇ。どこまで見えちゃうかなぁ?」 そう言いながら、私の尻肉を掴み上げ、指に力を込めてきます。く、くぱぁ……っ?! そんな恥ずかしいこと、ぜ、絶対イヤ……っ。 うまく抵抗できない私は、ただ首を振っていやいやすることしかできません。そんな私の様子を見て、男は下卑た笑いのまま、執拗に尻たぶを押し開こうとします。 こんな、こんなのって……。 屈辱感に私は打ち震えます。お尻の穴が外気に曝される感覚に、私の思考が混乱していきます。その恥ずかしい穴が思わずヒクついてしまって、それを見られているであろうことに一層顔が熱くなりました。 そんな風に私が悶絶している間にも、男達は私の臀部をとにかく暴こうとします。 いや……っ、やめて……。 お尻を強く左右に広げられると、その奥の媚肉までもが引き伸ばされてしまうのを感じました。 「リボンちゃん、お尻の穴はもう見られちゃってるだろうけど、その奥も危ないよ~? もっと頑張って抵抗しないと、他のお客さんみんな携帯カメラ構えてるからね。恥ずかしいところぜ~んぶ撮られちゃうよぉ?」 そ、そんなっ……酷い……っ。しかし、男の言葉を受けて脚に力を入れて閉じようとしようが、手のひらで覆って隠そうとしようが、まったく効果が無いのです。 「やっ、やだぁ……っ」 私が必死になって拒否すると、男達は逆に面白がったのか、さらに強く揉みしだいてきます。 ぐにゅうっ。ぐいっ、ぐいっ……くっ、くぱぁっ。 そしてついに、秘所の割れ目が左右に無理矢理押し拡げられてしまったのを感じ取りました。誰にも見せたことのない場所が、とうとう露わになってしまいます。半分ほど降ろされたパンツはかろうじてその面積を少しは隠しているのでしょうが、それは何の気休めにもなりません。それほど、私のあそこは無防備に晒されてしまったのです。 ひゃあっ!いやあっ! あまりの惨状に、私は声にならない悲鳴をあげます。さらに私を絶望の淵に追い込む事実は、散々胸の先ばかりいじくり回されたことで、そこは確かに濡れぼそってしまっていたことです。恥ずかしさと悔しさで涙が溢れ出します。 「ふふっ、善良な一般市民達に一生モンの最高のオカズが提供出来たねぇ、リボンちゃん。サービス満点だ」 男はそう言って、私を辱めるように、なおも、むにゅっと、尻肉を剥くように弄んできます。ああ……もう、ダメです。これ以上の醜態など無いと思えるほどの痴態を晒してしまっているのに、まだ私を弄ぼうというのでしょうか。そんな絶望感は、どうして現実となってしまうのでしょう。男達は、尻たぶを左右に割り開くようにして揉みながら、時折指先を恥ずかしい穴後ろ孔に這わせてくるのです。 「んっ、ふぅ……あっ、ああッ」 私は、この上なく淫らな声を上げてしまいます。言い訳のようになりますが、決してお尻の穴への刺激に反応してしまったわけではありません。それは、再び私の胸の先を狙われたせいでの、どうしようもない快感の声でした。敏感に仕立て上げられた突起が男の指でつままれ、そのまま、くいっ、と捻られるように愛撫されると、私の身体は否応なしに反応してしまうのです。そんな私の官能に悶える表情を見て、男が言います。 「リボンちゃん、お尻でも感じちゃうんだ? やっぱり変態さんの素質あるよ」 私の弱点を、完全に見抜いたうえでの、貶めるような言葉。その口元には意地悪そうな笑みさえ浮かんでいて、わかっていながら、乳首と、お尻の穴への同時責めを執拗に続けてくるのです。 いやっ、そんなこと言わないで……っ。違うのに、乳首を苛められるのが耐えられないだけなのに……お、お尻なんて気持ち良くなんか……っ。 私はそう反論したいものの、今度は反対の乳首を、ピンピンと、弾かれるように悪戯されるので、どうしても変な声が漏れてしまいます。 「んむっ、あっ、あんっ、だめぇ……」 やめて、やめてください……。お願いだから……。先っぽ弄りながら、お尻の穴くすぐらないでぇ……。そっ、そんなっ、穴を摘みあげるみたいに……っ。んっ、くぅ……っ。やだっ、やだぁっ……。こんなの恥ずかしすぎる……っ。 両胸の先を襲う悦楽に、何故かお尻の穴をキュッと締めてしまって、その感覚がまた恥ずかしくて、身を震わせるばかりです。 「ふふっ。変態なリボンちゃんには、変態に相応しい格好にしてあげるね……っ」 正面の男がなおも私の乳首を指先で転がしながら、そう囁いてきました。 私の思考は既にぐちゃぐちゃで、その意味なんて理解しようとしません。だからもう一人の男がスカートのホックを外し、ジッパーを下ろすような動作を始めても、抵抗すら出来ず、ただされるがままです。男の膝上から降ろされ、また二人に挟まれるような位置取りにされました。そこでようやく二人の意図を理解します。 も、もしかして……っ。 危惧が頭を過ぎった時には既に遅く、私は両膝を揃えた状態で抱えられると、スカートに男の手がかかり…… ──するっ。 と、ふくらはぎの方までスカートが引き摺られてしまっているのです。 脱がされてしまう……っ! そう思って身体を強張らせた瞬間に、両乳首を狙って男達の指がそれぞれ伸びてきました。そして、思い思いに捏ねあげ、押し込まれて、摘み上げられたまま振動を与えられ……要は、私に無理やり快楽を押し付け、抵抗の意思を奪おうとしているのです。実際そうされて、私の四肢は弛緩してしまい、そして、その隙に…… ──するっ、しゅるんっ。 あろう事か、スカートはおろか、トップスとブラジャーまでも上半身から剥ぎ取られてしまっていました。電車という公共の場で、パンツ一枚しか纏っていない姿にされてしまったのです。いやああっ!! 心の中では絶叫しながら、私は必死になって身体を隠そうとします。しかし、男達は執拗に私の胸の先端への甘い刺激を送り込み続けてくるので、私はそれどころではありません。左の男は、中指と親指で私の乳輪ごと摘んで引っ張り、さらに人差し指で先端を押し込んでくるのです。そして右の男は、指先だけを小刻みに動かし、乳首をしつこく弾いてきて、さらなる勃起を強要するような意地悪さを見せます。 ああっ、やだっ、やだやだやだ……っ。 私はもう、ほとんど泣き出しそうになりながら、ひたすらに拒絶の言葉を心で繰り返します。実際は顔は蕩け、だらしなく唇は綻び、左右同時に襲ってくる乳首への愛撫にほとんど裸のような姿で悶えているだけなのです。 「良い格好になったねぇ、変態痴女リボンちゃん。電車で乳首いーっぱいいじってもらえるの、嬉しくて、気持ち良くて仕方ないって顔してるよ」 男が耳元でそう囁いてきます。その声色は余裕が滲んでおり、私を辱めること一点において愉悦を覚えているようでした。そして悔しいですが、私はもう昂ることを強要された身体を制御することが出来ず、ただただ胸の先端を通して伝わる男達の指技に酔わされてしまっています。 そんな私の表情を見て、男がまた言いました。 「自分ばっかりサービスしてもらってズルいよ、リボンちゃん。次は俺たちの番なんだから」 言葉と共に、後頭部を押さえられ、無理やり横の男の股間に押し付けられてしまいます。 目の前にあったのは、ズボンから飛び出して硬く反り返った男のひとのソレでした。 うそっ……。こんなの……。 と思うより早く、口の中に捩じ込まれてしまいます。 むぐうっ!?……ううう……っ。く、苦しい……っ。の、に……まだ乳首いじってくる……あっ、やっ、やめて……っ。わかんないっ、わかんなくな、る……っ。 息苦しさと嫌悪感が、乳首への責めで快感に塗り替えられていく。男の指が先端を扱きあげてくる動きに、思考がぼやけて何も考えられなくなる。 でも、それだけじゃなくて……お尻にも何か入って……っ。ゆ、指が……っ。 敏感にされた尖りを繰り返し擦り付けられることによる甘さが全身に広がっていく。男のモノを含んだまま顔を動かしてしまっているのは、男の手の誘導によるものか、それとも私の意思なのか。だめ……このままだとおかしくなる……。これ以上されると……。 快感を拒否しようと思った瞬間、両方の乳首を押し込まれた後、乱暴に引っ張り上げられ、その後は優しく指の腹で転がされてしまうのです。胸から広がる官能が頭を侵し、口での奉仕を無意識に濃厚なものにしていってしまいます。呼応するように男の腰の動きが激しくなり、喉奥に突き立てられる。なのに、舌先まで使って必死に舐め回してしまう自分が恥ずかしくて、浅ましくて、涙が溢れてきます。 「んぷっ、むちゅぅあっ、ぢゅっぽんむっ、ずぽっ、じゅるっ、ぐぽぉっ」 私の口から出る音が卑猥すぎる。口腔内を滅茶苦茶に犯されている証拠のようなそれが耳を塞ぎたくなるほど恥ずかしくて堪らない。なのに、口での奉仕を止められません。だって、それを上手くこなせば、乳首をもっと可愛がってもらえるから── 硬くなった先端を弾かれ、頭の中で白い光がチカチカと瞬きます。乳頭の窪みに爪を立てられ、痛みと快感がないまぜになって襲ってくる。思わず胸元に手を伸ばすけど、容易く払い除けられ、その行動を嗜めるようにさらに責め立てられる。そんな事を繰り返されたせいで、もう何が何だか分かりませんでした。ただひたすらに彼の肉棒を口内で、舌で、慰め続ける事しか出来なくなってしまいました。そして、ついには…… どうして……? なんで……っ。私……っ。これ……きもち、いい……っ。 駄目……っ。駄目ぇっ。 もうっ。もう無理ぃ……っ。理性が剥がれ落ち、身体の奥底から湧き上がる衝動に身を任せてしまった時でした。 ──どくんっ。 と男根が脈を打つ。次の瞬間には、熱いものが勢いよく放たれ、私の口腔内をいっぱいに満たしていきました。 とてもじゃないけれど受け止めきれない程の量のそれ──白濁液は口の端から漏れ出して、頬を伝い、首筋を濡らし、胸の谷間に垂れていきます。 男のひとの精液を放たれたと認識出来たのは、ほんの数秒後のことでした。そんな理解が追いつくより前に、男達はその白濁を乳首に練り込むように塗りたくってきて、快感と屈辱を同時に植え付けてくるのです。あまつさえ、同時に…… ──つぷりっ。 ついにはお尻の穴に、男の指が侵入してきたではありませんか。 「くっ、あ……っ!」 短く、呻くような声をあげてしまいます。なおも両乳首は精液を潤滑油に、ふたつの指に挟まれたまま、しこしこ、しこしこ、丹念に扱かれ続けています。今まで感じたことの無い種類の刺激の連続に、頭がおかしくなってしまいそうです。いえ、もはや私はおかしくなっていたのでしょう。 だって、私は、次の瞬間…… これらの愛撫で、軽い絶頂を迎えてしまっていたのです。 知らないひとの精子を胸に溢しながら、乳首を弄られ、ほとんど裸の姿で電車という場で快感に震えてしまう変態女になっていたのです。 悔しくて、恥ずかしくて、だけど…… 気持ち良かった。 屈辱と、官能が入り交じった感覚が、頭の中を乱していきます。嗚咽を漏らしそうになる──なぜかそれすらはしたない行為に思えて──のを堪えるため手で口を覆います。ますます惨めさが募ります。目を瞑り、俯いてやり過ごそうとしますが、頭上ではねっとりとした口調のアナウンスが流れてきます。 <次は~○○駅、○○駅でございます。> そんな……っ!まだ終点までも何駅も残してるのに……っ。思わず目を見開いた私に、いやらしく口角を上げている男達が映ります。 「さぁ、変態リボンちゃん。終点までもう少し気持ち良いこと教えてあげるからね~っ。もう彼氏との普通のプレイじゃ満足出来ないくらいにたっぷりと、た~~っぷりとっ、ね」 囁かれる声音にぞくっと背筋が粟立ちます。う、上杉さんっ、上杉さぁん……っ。愛しい恋人に心の中で助けを求めても、返事があるはずもありません。それどころか、結局は両乳首を、お尻の穴を……どう触れば私が一番悦ぶのかを知り尽くしているかのような巧みな指使いで翻弄され、思考が蕩けていく。上杉さんの顔が浮かんでは消え、浮かんでは消える。やがて両脚を開脚状態で左右からロックされ、ついには濡れぼそり果てた布地から浮き上がる恥丘に指が伸びてきたところで、私の思考は上杉さんを想うことを放棄させられてしまったのでした…… 「ふふっ、もう負けちゃいましたぁ~って顔してるねぇ。じゃあ、電車内で手マンショーだっ。可愛く喘ぐとこみんなに見てもらいながらイキまくっちゃえ」 辱めのための言葉すら、遠く聞こえるようになっていく。そんな状況でもなお、正面の乗客の恐らくは録画モードで構えているスマホはずっと、ずっと向けられていて──

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