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(ロイドさん……ごめんなさい……) それは、紛れもない本心。だが── 「よく、できましたぁ~っ」 男達の満面の笑みをと共に、待っていましたとばかりに指先が躍るのだから── 「んんんんん~~っ、あっ! あああああぁぁぁ~~~~~~っ!!」 ヨルの意識は一瞬にして快楽の白濁色に染まっていく。男のひとりはクリームをたっぷりと乗せた指の腹で、両乳首を後ろからこれでもかと捏ねくりまわしたのだ。同時にもう一人は、水着ショーツに指を滑らせ、アナルへ挿入し、激しく抽挿を繰り返しながら──陰核を爪先で弾いていた。 (ちっ、ちくびだけだと思ってたのにぃ……っ!! ) 身体中の神経が、鋭過ぎる刺激で焼き切れてしまいそうだった。ヨルは背筋を大きく仰け反らせる。しかし、男達は逃してはくれない。両方の乳頭を摘まむようにして引っ張り、クリトリスをぐりっと押し潰す。匿穴には指が深く差し込まれ、そのまま折り曲げて、腸壁を引っ掻き回された。 「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、やっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ! む、むりっ、そんなぁ……っ、あっ、あっ、あぁぁぁぁぁぁ──ッ!!!」 ヨルはそのまま絶頂へと達した。何度も、何度も。膣内からは愛液が溢れ出し、海中を漂っている。あまりの快感に、視界がチカチカとした。それでも媚薬を塗りたくられた胸の先の疼きは止まらず、再び男達に弄ばれることを望んでしまう。 「はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ……」 「ふふふ、もうお姉さんったら。すごい気持ち良かったみたいで、俺たちも嬉しいよ」 「もうこれで旦那さんのことも忘れられるよね? ね、いばら姫、さん」 なぜそのコードネームを──と思考を呼び覚まそうとしたところで、すぐに男達の指は、ヨルの尖りを襲う。折り曲げたふたつの指の間で挟まれ、握手するよう上下に揺さぶられる。コリッコリッという音が聞こえてきそうなほど、硬く勃起しきった敏感器官は、男の手のひらの中で淫らに形を変えていく。 「ひぅうぅっ、んぁぁっ!」 寸前までしていた思索が霧散する。そうされると、もはやヨルの頭の中には、快楽のことしか残っていない。 「あれ? もしかしてまたイキそうになってる? いいんだよ、我慢しないで。ほらほら、もっと可愛くイッちゃえ」 「い、いまっ、イッたばっかり……なんです……っ、また、すぐ……イっちゃう……からぁ……っ!」 挟み込んだ指の隙間から、親指の爪先が、ヨルの乳頭を掠っていく。上下と、正面──多彩な角度から与えられる責めに、ヨルは為す術なく屈服してしまう。 「あっ、あっ、あっ、あっ! ん、んん~~~~~っ!!」 ヨルは堪らず嬌声を漏らしてしまっていた。男の指先は、的確にヨルの弱点を捉えているのだ。 (い、今、こんな状態で……胸ばっかりで……イカされ続けたら……っ) そんな懸念をしても、男達は待ってくれるわけはない。いつのまにか浮き輪は誘導されていて、人けが無くなった地点で、これみよがしに乳首を虐め抜かれていた。 「ほらっ、いばら姫。ここならいっぱい乱れてもだいじょうかだからね? それとも、クリもやっぱり触ってほしいのかな??」 クリトリス──その器官のことを、ヨルは知識としてあまり持ち得ていなかった。しかし、その名称を聞いただけで、子宮がきゅんと収縮したのがわかる。 (く、くり……って……あの……) ヨルは想像してしまう。先程、爪が引っ掻いていった、あの一点。あんなささやかな刺激だったのに、まるで電流が走ったかのように、全身を貫いた、甘美なる衝撃。正直言えば、絶頂の要因は両乳首への捏ねくりもさることながら、その箇所──陰核への鋭い、確かな一撃が決め手になっていたとも思えてしまった。ヨルの呼吸が、少しだけ荒くなる。 水着の中で、その小さくて、卑猥な豆が、ぴくんっと震えてしまっている感覚があった。そこが、乳首にされるように──男達の指で、爪で、擦られ、摘まれ、弾かれ、押し潰されればどうなってしまうのか── 「んっ、ふぅ……っ」 期待に似た想いを、なんとか振り切るよう、意識を逸らすことに努める。しかし鼻から抜けるような甘い吐息が漏れてしまう。一度考えてしまうと、もうどうしようもなかった。ヨルの秘部は、すでに洪水状態で、次なる刺激を待ち望んでいてしまっている。 そんなヨルの心を読んだように、男達はにんまりと笑う。 「そっかぁ、やっぱりクリちゃん虐めてほしかったんだね」 男は嬉々として、クリームでぬるついた指先をこれみよがしにヨルに見せつける。ヨルの眼前で指同士をこすり合わせて、糸を引いている光景が淫靡に繰り広げられた。もはや、それが雌として一番の弱点である甘い豆に塗りたくられるのは、止められない未来なのだろう。 「じゃあ、まずは優しくクリ皮剥いてあげて……それからたっーぷり、可愛がってあげるからね」 「あっ、やだ……やぁぁっ」 もう逃げられないとわかっていても、拒絶の言葉は自然と溢れ出していた。男の手に縋るように掴むが、力なんて込めることが叶わない。むしろ、そんな抵抗すらも男達にとっては興奮材料にしかならないようだった。そのことを咎めるように両乳首を強く押し込まれ、そのままグリグリと上下左右に捻られてしまう。 「ひぁああぁぁぁッ!? そ、そんなぁ……急にぃ……っ!」 突然の激感に、ヨルは為す術なく翻弄される。こんな風に責められながら、クリトリスにまで指技が及べば、一体どれほどの快絶が襲ってくるのか──気づけば水着ショーツの紐は解かれていたようで、無力にも海面を漂ってしまっている。そのように無防備なヨルの下半身は──がばぁ。 水中の浮力を利用され、最も容易く大きな開脚をさせられてしまえば、隠すべき場所は全て露わになってしまう。 「ほら、いばら姫。見てごらん。君のエッチなおまんこの形……ここらへんの海はすごく澄んでるから、全部丸見えだよ。やっぱりここもすごく綺麗なピンク色なんだねぇ……」 邪魔になったのか、浮き輪は取り払われ、両脇からそれぞれ脚を抱えるよう抱えあげられてしまっている。それは──ヨルの恥部が、全て晒されてしまっていると同然の状態。 ヨルは顔を真っ赤にして、必死に閉じようとするのだが、そうはさせてくれないのがこの男たちだ。所謂M字開脚という格好で、完全に固定されてしまう。 「あっ、いゃっ、だめっ、見ちゃダメですっ、なんでっ、こんなぁ……っ」 「なんでって、これが一番いばら姫のクリトリスをいじりやすいからでしょ?ほら、いばら姫からもよく見えるよね??」 その言葉な思わず従い、ヨルは恐る恐ると視線を落としていく。すると、そこには──自分の秘所。 そして、その中央には、小さな突起物。すでに狙いを定めていた男の指先は、その肉芽──包皮に守られたままの陰核亀頭へすでに添えられていた。 「い、いやぁ……やだぁ……もう、クリームいやなのぉ……っ」 そんなヨルの懇願も虚しく響くだけ。男はその指先に優しく力を込め、慣れた手つきでその薄皮を捲っていく。 「んっ、ふぅうっ、っく、くぅ、ンっ、はぁァっ──」 「おや? まだクリちゃんには直接触ってもいないのに、もうビクビクしてるね。えっちな汁もいっぱい溢れてきて、まるで悦んでくれてるみたいだ……ホント、麗しのいばら姫をこんな風に虐めてトロットロにできるなんて、男冥利に尽きるよ」 「ふぅ、んぅっ、んぅぅ~っ」 ヨルは与えられであろう衝撃に備え、唇を強く噛んで声を押し殺す。その目尻には涙が溜まり、身体全体も小刻みに震えてしまっていた。 「あぁもう、そんなに強く噛んじゃったらせっかく綺麗でプルプルな唇が傷ついちゃうよ。ほーら、もっと力抜いて……」 長髪の方の男が嗜めるようにそう言うと── 「んっ、ぷぁ……っ?!」 ヨルの口元に押し当てられる柔らかな感触。それが何かわかった瞬間、ヨルの抵抗する力は失われてしまった。遂にはロイドと果たせなかった──接吻。それを、まさかこんな形で奪われてしまうとは思ってもいなかった。 (キス、され……てる……?) ファーストキスを奪われたショックが一瞬自分が置かれているを状況を忘れさせる。むきっ、と既に包皮から解放されてしまった陰核の鼻の先には、男の指があるのだが──それより、ヨルに舌を押し退けるように侵入してくる 男のそれの方が存在感を主張してくる。 「ちゅっ、れろ、ちゅぱっ、れる、んっ、ちゅうぅっ」 「ひぁっ、あっ、やっ、らめぇっ、……ぁっ」 ヨルの反応を楽しむように、男はわざとらしく水音を立てながらヨルの口腔内を犯し続ける。 「ぢゅるっ、ぢゅぷっ、んぷっ、ぢゅぽっ」 ヨルはその快感に抗えずに、されるがままに受け入れてしまっている。男の舌は、唾液をからめながら激しく動き回り、ヨルの小さな歯茎をなぞり、ヨルの上顎をくすぐり、ヨルの舌にまとわりつく。 「ふぁっ……!……ぁっ、んっ、ちゅっ、ぁっ、ぁっ、ぁぁッ!!」 ヨルは、今までの愛撫など比べものにならないほどの快美感に襲われている。こんな風に、強引に快感を植え付けられてしまっているのに、どうしてこんなにも気持ちよくなってしまうのか──それは、甘美な免罪符。無理やりされているのだから、抗えなくても、耐えられなくても──仕方がない。ヨルの心の中を蝕む言い訳、快感を受け入れてもいい理由を、男達は用意してくれていたのだ。ヨルは混乱してしまう。 そんな状態のまま、クリトリスへの責めが開始されれば──どうなるか。 「どうしたのいばら姫? そんなトロ顔でディープキスしちゃって……俺、嫉妬しちゃうなぁ」 短髪のほうのその言葉は、合図だった。 「じゃ、剥き剥きされちゃったいばら姫の可愛いクリちんぽ、いじめちゃうからね?」 「ぁ……っ!?」 男の人差し指と親指が、クリームをまとったままヨルの淫豆を摘みあげる。そのまま──上下左右へ、こりゅっ、こりっ、くにっ、くりっ、しゅりっ、こりゅんっ! (ひぃいィっ、ひっ、ひんぅゥっ、ンっんんんんーーーッ!!!?) ヨルの股座から脳天までを凄まじい電撃が駆け抜けていった。なおも続く濃厚なキスのせいで、声を上げることも叶わない。 「可愛い、可愛い、いばら姫。最強の殺し屋なのに、無様にクリトリス捻られて、アヘっちゃってるねぇ」 男はヨルの耳元で囁くように言葉を続ける。ちっちゃな、本当にちっちゃな男性器に仕立て上げられたヨルのクリトリスは、男の指先によって慰めのように扱かれていた。キスを続ける男の方は、手が空いていることをいいことに、当然のようにヨルの双丘の先端をピンピンッ、と小気味よく弾く指の往復を始めていた。 (んぁぁぁァッ!! やっ、ひゃめっ、やめへぇっ、くりとりすぅっ、くりとりすうぅぅ~~~~~~) 思考がかき混ぜられるような快楽が、ヨルの中で暴れまわる。陰核へのクリームを含んだ最初の一撃で、すでに軽いアクメを迎えてしまっていたのに、男達の指は、舌は止まることなく、その絶頂感が引き延ばされていく。 「ふふふ、またイキそうなのかなぁ? さっきからおまんこのお汁が止まらないのが水中なのにわかるくらいだよ」 淫豆を指先で転がしながら、もうひとつの手は、人差し指から小指までを使って秘裂の表面を執拗に行き来させてくる。と思えば何かが喚起させたように、アナルをほじり、肛門のシワを伸ばすようにして責め立てる。考えうる性感帯を同時に、しかも的確に、擦られ、摘まれ、弾かれ、引っ掻かれ、苛められ、ヨルはもう限界寸前だ。 (らめっ……きもちよすぎ……っ、もう、わけわかんないっ……むりぃ、こんなのすぐっ、すぐまたイッちゃ、イクぅうぅぅぅぅうううううう!!!) ヨルの昂まりを感じ取ったように、グリィィィッ、と男の指が強くクリトリスを握り込んだ。ヨルが待ち望んでいた瞬間が、今、訪れようとしていた。 「はいっ、いばら姫の可愛い勃起クリちんぽ指の間で挟んで、ぎゅーってね。イ、けっ」 「──────…………っ!!!」 同時に長髪の男の口が離されたが、ヨルにはもはや声にならない悲鳴を上げることしか出来なかった。本日で最も強烈な絶頂を迎え、全身が痙攣し、膣からは潮が絶え間なく噴き出すが、それは海の中に溶けて消えていく。 「あははははっ、すごい勢い。そんなによかったんだね。クリちんぽ、真っ赤に腫れ上がっちゃって、あそこもずーっとヒクヒクさせてて、可愛いなぁ。って……あれ、いばら姫? 聞こえてる?」 ヨルの敏感に仕立て上げられた陰核を弄びながら、男が笑いかけるが、ヨルの顔は涙や汗やらでぐしゃぐしゃに表情を崩して、まともに返事が出来ない状態だった。口を半開きにして、焦点の合わない瞳で虚空を見つめている。「うーん、反応薄いとつまらないから、じゃあこの際アクメで失神するまでいじめちゃおっか」 言うなり男二人は、それぞれの両手の動きをさらに早めた。とりわけクリトリスは念入りに、時に催淫クリームを足しては、丹念に揉み込んでいく。 「はひっ!? ひ……ひっ、ひんぅうゥっ!?」 「はははっ、いばら姫、俺がクリちんぽマッサージする度に可愛い声で泣いてくれるから、俺興奮しちゃうなぁ」 「お前ばっかりずるいぞ、俺にもいばら姫のクリちんぽいじらせろよ。俺の指の中でコリッコリにどんどん大きくさせてやる からさ!」 二人の男の手が、ヨルの弱点を容赦なくいじめ抜いてくる。代わる代わる──もしくは、競い合うよう交互に。あるいは二人一緒にヨルの陰核をつまんで、こりこりっ、と虐めてみたり。時にはまとめて二本の指で挟み込み、根元から先端に向かって搾るように扱かれる。クリームのせいか、海水と混ざり合って、ぐにゅっ、ぐちゅっ、と音鳴るほどに──激しく摘まれるのがたまらなく気持ちいい。 「ひぃぃぃンっ! ひっ、ひぃぃいィィっ! あっ、あああぁぁぁぁァッ! 」 男二人は、どちらの指遣いが次の絶頂の契機になるのか──ヨルの反応を見て、どのやり方が効果的かを狡猾に探っているようだった。結果、その動きは絶妙なコンビネーションを発揮していて、ヨルの身体を確実に追い詰めていた。 「んんっ、んんんんっ!! んんっ、んぅぅぅうううう~~~~~っ?!」 片方の指がクリトリスを扱く。そんなタイミングに合わせて、もう片方が手持ち無沙汰を解消するように、乳首を捏ねる。その連動した動きは、さらにヨルの性感を高めていく。 「そろそろイキそうかな? さっきからずっとおまんこのお汁垂れ流しっぱなしだねぇ。お尻の穴まで、俺の指をキュウキュウ締め付けてるのわかるよ」 絶頂の予感に震えている秘裂は、もはや洪水状態といってよいほどに愛液を流し続けてしまう。 男の言葉通りアナルにも指は差し込まれており、蜜液を塗り込むように抜き差しされるたびに、ヨルの腸内をこそげ取ってゆくような感覚がある。 「らっ、らめぇっ、もう、もうっ……イクっ、イクイクイクっ、イクっ、イッちゃうっ……!」 「あはっ、いばら姫、またイッちゃうんだね。それなら今度は俺たち二人でいーぱい扱いてイかせてあげるよ。ほらほらっ、クリちんぽシコシコ、シコッ!!」 「クリちんぽシゴきまくって、トドメ刺してやるぜ。あー、いばら姫ちゃんのクリちんぽ、早く射精したいってビクビク痙攣しまくってんじゃねえか。イケッ、イっちまえッ、イけェ!!」 「──────……ッ!!」 とどめとばかりに、二人の男の指が激しく動く。 陰核と肛門と乳首──それぞれを男達から同時に、あるいは交互に責め立てられ、ヨルの視界には火花が散りだした。もう何度目かもわからない絶頂が、再びやってくる。 「ひっ、ひぃぃィィっ、イクっ、イクっ、イクイクっ、イクぅうううううっ!! イクっ、イっくぅうううううううううううううううゥゥーーーーーー………………っ!!!」 ヨルは男達に支えられている足をピンと伸ばして全身を痙攣させながら、深いアクメを迎えた。ピュッピュッ、と撒き散らすように潮を吹き出しながら、ヨルは腰をガクンガクンと跳ねさせて快楽の波に飲まれる。それはあまりに強烈すぎて──意識までもさらっていきそうな感覚。油断すれば、そのままホワイトアウトしてしまい、簡単には戻せないかもしれない。そんな恐怖が脳裏を過ぎ、ヨルはなんとか現実世界にしがみつこうと、必死に体を強ばらせ、歯を噛み締める。そんな様子すら男達には可愛らしく見えているようで、二人は満足そうに笑い合う。 「おい、見ろよ。潮吹きアクメの余韻で、まだクリちんぽヒクつかせてやがる」 「ふふっ、いばら姫ってば、本当にクリちんぽ弱いんだね。ま、そんなところも可愛いんだけどさ。そんないばら姫には……はいっ、ご褒美」 そう言うと、男の一人は絶頂の残滓から立ち直れずにいるヨルのクリトリスを──おもむろに唇を寄せて、吸い上げたのだ。 「ひぃぃいィィっ!?」 敏感すぎる突起をいきなり口づけされ、唇で挟まれ、舌も駆使してむしゃぶられる。ヨルは悲鳴じみた声を上げてしまう。もはや、それは最後のスイッチになってしまったのだ。ヨルの身体は、たったそれだけの刺激で── 「あっ、あっあっあっあっ……ぁぁぁぁぁぁ……あああぁぁぁっーーーっ?!」 次の絶頂を迎え──意識を手離して、ぐったりと脱力してしまう。 「あれぇ? いばら姫? いばら姫ちゃん? 大丈夫?」 「ははっ……気絶しちゃった。まぁ、予定通りだけど……ちょっとやり過ぎたかなぁ?」 「でも、止まんないよね。実物もこんな可愛くて、いい体してて、感度も抜群ときたらさ。こんなの、いじめたくならないほうが無理だって」 「そうそう。それに実際いばら姫もラッキーでしょ? 依頼受けたのが俺たちじゃなく堅物のジジイ共だったら……速攻殺されて終わりなところ、俺達に可愛がってもらえるんだからさ」 「ホントっ、一目惚れみたいなもんだったからなぁ。ターゲット写真で見たときから、もうビビッて来ちゃってたんだよねぇ。あんな淡白っぽいスパイの旦那より俺たちの方がいばら姫ちゃんを満足させられるでしょ」 「なっ。ふふっ、いばら姫が起きたら、次はもっともーっといっぱい気持ちよくさせようぜ。アジトには道具もまだまだ揃ってる──」 二人の男が意識のないヨルを囲みながら、会話を続ける──が、それはヨルには届くことは、無かった。ただ、失っているはずの意識の中、火照り続ける体だけが、その未来を感じ取っており、疼き続ける下腹部は次なる愉悦を求め続けているのであった……

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