雷エフェクトの描き方 - Photoshop編 (Pixiv Fanbox)

今回は、こちらの質問への回答として前回好評だった炎エフェクトに続いて雷エフェクトの描き方を教えていただきます。

■Godsh0tさんからのご質問

雷のエフェクトもPhotoshopを使えば同じような感じで描くことができますよ。ではさっそくやっていきましょうか。

まずはレイヤーに白色で適当に雷っぽいものを描いていきます。わかりやすいよう背景はグレーにしておくといいでしょう。

雷を描く時のブラシ先端はこういった感じでガサガサしたものがいいと思います。

次にレイヤー効果で光彩（外側）の通常モードを選択し、こんな感じのぼやーっとした黒い縁をつけます。

できたらそのレイヤーをグループに入れます。グループのモードはデフォルトで透過になっているのでこれを通常にして、グラデーションマップで色をつけてあげればこんな風にエフェクトっぽいものができます。

ここであらかじめ作っておいた稲妻のような形状のブラシをつかってあげると、雷みたいになります。

はい。でもこのままだとただの雷なので、エフェクトっぽく見せるために光の粒子のようなものを加えてあげたり

レイヤー透明度６０くらいにした別レイヤーでふわっとした先端のブラシを被せてあげたりすると良いかもしれません。

この辺の作業はグラデ－ションマップを適用しているグループの内側で行います。また、消しゴムの先端をエフェクトと同じ形状にするとその形で描いたり消したりとより複雑な形状を描くことが出来るようになりますのでそちらもお試しください。

この方法で描くとグラデーションマップを変えるだけで簡単に色も変えることが出来るので、雷だけでなくシスの暗黒面っぽいエフェクトとかも表現することができますね。

では、今作ったエフェクトをこちらの土方さんにのせてみましょうか。

適当に色味を修正してあげてこんな感じですかね。

そうですね。レイヤーグループのモードを通常にしておけば、レイヤーグループの内側だけにグラデーションマップがかかるので上に重ねてあげるだけで大丈夫です。

レイヤーグループのモードが透明以外であれば特に問題ないと思うのでいろいろやってみましょうか。

スクリーンだとこんな感じですね。まぁあまり通常とかわらないですかね。

次は覆い焼き。通常よりは少し透過している感じですかね。白い部分に色が乗らないのでよりエフェクトっぽくなるかもしれません。

オーバレイだと黒に色が乗らないので、ハードライトを試してみますか。

こんな風にレイヤーモードも変えるだけでもエフェクトの乗り方は変わってきますね。まぁ一番のオススメは色々なイラストに対応できる通常モードですけど、覆い焼きとかハードライトを採用しても良いかもしれません。

最後に、今回のやったことを簡単にまとめると、ブラシで描いたものの縁にぼやーっと輪郭をつける。そこにグラデーションマップをつけてエフェクトをつくるという感じです。

実は、この縁につけるぼやーっとした輪郭も調整することができて、デフォルトは縁から外側に向けて薄くなるみたいな設定ですが、薄くなったらまた濃くなってまた薄くなるみたいにグラフを調整することもできます。

このグラフをいい感じに選ぶとさらに応用ができるので、この設定もいじってみると面白いかもしれません。

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